JPH0314596Y2 - - Google Patents

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JPH0314596Y2
JPH0314596Y2 JP1985016163U JP1616385U JPH0314596Y2 JP H0314596 Y2 JPH0314596 Y2 JP H0314596Y2 JP 1985016163 U JP1985016163 U JP 1985016163U JP 1616385 U JP1616385 U JP 1616385U JP H0314596 Y2 JPH0314596 Y2 JP H0314596Y2
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JP
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vibration
spacer
balancer
cylinder block
mounting
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JP1985016163U
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JPS61131547U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、内燃機関におけるバランサと防振
スペーサの取付け構造に関するものである。
従来の技術 従来、シリンダブロツク下部におけるスカート
部分の振動を防止することを目的として、該シリ
ンダブロツクのスカート部下面に防振スペーサを
配置し、この防振スペーサを、該防振スペーサ下
面に配置したオイルパンととともに、一体にシリ
ンダブロツクへ共締め固定することが行なわれて
いる(実公昭55−40360号公報参照)。他方、クラ
ンク軸下方に取付台を介してバランサを配置する
ものにおいては、該取付台をシリンダブロツクへ
固定している。
考案が解決しようとする問題点 上記従来構造においては、防振スペーサをシリ
ンダブロツクへ固定すると、バランサ取付台を固
定することができないという欠点があり、そのた
め、このような防振スペーサとバランサ取付台を
共に有する機関は製作されていない。この考案
は、このような問題を解決して、防振スペーサを
有する機関においてもバランサを取付けることが
できる機関、即ち防振スペーサとバランサ取付台
の双方をシリンダブロツクへ固定できるような構
造を実現し、併せて、これら防振スペーサとバラ
ンサ取付台の一方を選択してシリンダブロツクへ
取付けできるようにすることを目的としている。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この考案では、シ
リンダブロツク1の下部に防振スペーサ2を取付
け、この防振スペーサ2の下側に配置するバラン
サ取付台6よりシリンダブロツク1側に向けて取
付け脚8を突設し、かつ、防振スペーサ2にはこ
の取付け脚8が通る空間部7を形成して、該取付
け脚8を介してバランサ取付台6をシリンダブロ
ツク1へ固定し、かつ、これら防振スペーサ2と
バランサ取付台6はその一方を選択して取付け可
能としたことを特徴とする。
実施例 以下、この考案の構成を図示の実施例に基づい
て説明すると、第1図において1はシリンダブロ
ツクであり、このシリンダブロツク1の下面には
防振スペーサ2が配置され、更に、この防振スペ
ーサ2の下面には、オイルパン3上端のフランジ
4が当接されるとともに、該フランジ4と防振ス
ペーサ2へ挿通したボルト5をシリンダブロツク
1へ螺入させて、防振スペーサ2とオイルパン3
とを共締め固定する。
他方、バランサ取付台6は、上記オイルパン3
内においてスペーサ2の下方に配置されるが、こ
のバランサ取付台6には、該スペーサ2に形成し
た空間部即ち挿通穴7を通るよう、上方に突出す
る取付け脚8を一体に形成している。この取付け
脚8部分には、取付台6の本体部から該取付け脚
8を通つて上下に貫通するボルト穴9を形成して
おり、このボルト穴9へ下方より締付けボルト1
0を挿入するとともに、該締付けボルト10の先
端をシリンダブロツク1下面へ螺入させ、これに
よつて、該取付台6を固定させるものである。図
中11は、バランサ取付台6によつて支持される
バランサ軸を示しており、図示していないが、こ
れらのバランサ軸11はギヤ12等により、クラ
ンク軸側より駆動される。
第2図及び第3図は、上記防振スペーサ2の構
造を示している。この防振スペーサ2は、左右の
縦枠21,21と、これら縦枠21,21間を結
ぶ前後の横枠22,22部分とからなり、これら
の縦枠21,21及び横枠22,22の下端より
連続して、中央部分が開口された底部周縁部23
を一体に形成しており、更に、これら周縁部23
の端部を前後方向に結んで橋渡し部24,24…
…が一体に形成してある。そして、上記橋渡し部
24,24……の端部に対応する底部周縁部23
の前後位置には、該底部周縁部23を上下に貫通
する挿入穴25,25……が形成され、前記の取
付け脚8,8……が、この挿入穴25,25……
へ挿入されるようになつている。即ち、取付け脚
8,8……は、この挿入穴25の数だけ即ち実施
例においては6個形成されることになる。26,
26……は、底部周縁部23に形成した補強リブ
であり、上記の如く挿入穴25,25……を形成
したことによる強度の低下に対しては、このよう
な補強リブ26,26……を適切に配置すること
によつて補う。
上記において、バランサ取付台のみ必要とする
場合には、防振スペーサを取り外し、他方、防振
スペーサの方が必要な機関の時はバランサ取付台
を取り外して、これらを選択的に取付けることが
でき、それぞれの場合に応じて、特別の改造を行
なうことなく同一の防振スペーサ等を用いること
ができる。
考案の効果 以上の如くこの考案においては、バランサ取付
台に取付け脚を形成し、他方、防振スペーサに該
取付け脚の通る空間部を形成して該取付け脚をこ
の空間部へ通すことによつて、取付台をシリンダ
ブロツクへ固定するようにしているから、防振ス
ペーサを有する場合であつても、この防振スペー
サに関係なくバランサを取付けることができる効
果がある。例えば、舶用機関において前部動力取
り出し装置付けの場合、機関を防振支持できない
ため、機関を台上に直接取付けることがあるが、
この場合でも、バランサ取付台を備えた機関を防
振スペーサを用いて低振動化を図ることができ
る。更に、本考案では、これらバランサ取付台と
防振スペーサの一方を選択して取付けるようにし
ているため、両方を取付ける場合を含めた3種の
態様をそれぞれ同一の取付台もしくは防振スペー
サから選択でき、各取付態様に応じて異なる構造
のものや特別の改造を必要としないので、需要者
の要望に応じた取付態様を低コストに提供できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はスペーサ及びバランサ取付台の取付け
部分をクランク軸と直角な方向で切断して示す要
部横断面図、第2図は防振スペーサの平面図、第
3図は第2図のA−A線断面図である。 1……シリンダブロツク、2……防振スペー
サ、6……バランサ取付台、7……挿入穴(空間
部)、8……取付け脚、10……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダブロツク1の下部に防振スペーサ2を
    取付け、この防振スペーサ2の下側に配置するバ
    ランサ取付台6よりシリンダブロツク1側に向け
    て取付け脚8を突設し、かつ、防振スペーサ2に
    はこの取付け脚8が通る空間部7を形成して、該
    取付け脚8を介してバランサ取付台6をシリンダ
    ブロツク1へ固定し、かつ、これら防振スペーサ
    2とバランサ取付台6はその一方を選択して取付
    け可能としたことを特徴とする内燃機関における
    バランサ及び防振スペーサの取付け構造。
JP1985016163U 1985-02-06 1985-02-06 Expired JPH0314596Y2 (ja)

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JP1985016163U JPH0314596Y2 (ja) 1985-02-06 1985-02-06

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JP1985016163U JPH0314596Y2 (ja) 1985-02-06 1985-02-06

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JPS61131547U JPS61131547U (ja) 1986-08-16
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4811273B1 (ja) * 1967-08-14 1973-04-12
JPS5540360U (ja) * 1978-09-07 1980-03-15
JPS58160647A (ja) * 1982-03-17 1983-09-24 Yanmar Diesel Engine Co Ltd エンジンのバランサ−装置取付構造

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JPS5115909Y2 (ja) * 1971-06-18 1976-04-26

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JPS61131547U (ja) 1986-08-16

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