JP2537005Y2 - 内燃機関の補機支持装置 - Google Patents

内燃機関の補機支持装置

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JP2537005Y2
JP2537005Y2 JP1991002890U JP289091U JP2537005Y2 JP 2537005 Y2 JP2537005 Y2 JP 2537005Y2 JP 1991002890 U JP1991002890 U JP 1991002890U JP 289091 U JP289091 U JP 289091U JP 2537005 Y2 JP2537005 Y2 JP 2537005Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内燃機関において、
機支持部材を介してオルタネータ等の補機を支持する
支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の補機支持装置の従来例とし
て、図5〜図7に示すようなものがある(実開昭61−
30745号公報及び実開昭61−95941号公報参
照)。すなわち、機関本体1の側壁にはオルタネータブ
ラケット2がボルト3,19及びナット4により締結さ
れている。このオルタネータブラケット2には、図7に
示すように、機関取付用ボス部5が3ヶ所に形成され、
ボス部5には前記ボルト3が挿通される挿通孔6が形
成されている。
【0003】また、オルタネータブラケット2にはオル
タネータ支持部7が形成され、オルタネータ支持部7に
はボルト挿通孔8が機関本体1の前後方向に延設して貫
通形成されている。前記オルタネータ支持部7には補機
取付座9が前記ボルト挿通孔8の両端部に位置させると
共にボルト挿通孔8の軸心と略直交させて形成されてい
る。
【0004】そして、図7に示すように、オルタネータ
10の側部から突出形成された一対の取付部11にて前
記2つの補機取付座9を挟持するように、取付部11の
孔12と前記ボルト挿通孔8とを略同軸状に配設した
後、ボルト13を機関後面側(図7の右方)から前記孔
12及びボルト挿通孔8に挿通する。その後、ボルト1
3にナット14を螺合し、オルタネータ10をオルタネ
ータブラケット2に取付けるようにしている。
【0005】ここで、前記機関取付用ボス部5の各挿通
孔6は、図6に示すように、オルタネータ支持部7のボ
ルト挿通孔8に対し、上方及び下方に所定距離離れた位
置に形成されている。尚、15はオルタネータ用プー
リ、16はクランクシャフト用プーリ、17は動力伝達
用ベルト、18はオルタネータ10の取付位置を調整自
由に支持するブラケットである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の補機支持装置においては、機関取付用ボス部
5の各挿通孔6が、オルタネータ支持部7のボルト挿通
孔8から上方及び下方に離間した位置に形成されている
ので、以下の不具合がある。すなわち、機関運転中に
は、オルタネータ10は図7の矢印方向に対して最も大
きく振動し、これに伴ってオルタネータブラケット2も
その方向に振動するが、オルタネータブラケット2はそ
の振動方向に対して機関取付用ボス部5にてボルト3
び19により横から支持されるので、ボルト3及び19
に作用するモーメントが大きく、制振効果が低く耐久性
が悪化するという不具合がある。これを解消するため
に、オルタネータブラケットの剛性を高めたり、ボル
ト3及び19の径を大きくすることも考えられるが、こ
のときには補機支持装置の重量増を招くと共にコスト高
になるという不具合がある。
【0007】本考案は、このような実状に鑑みてなされ
たもので、補機支持装置の重量増を抑制しつつ補機支持
装置の制振性,耐久性を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、
機支持部材を介して補機を機関本体側壁に取付けて支持
するようにした内燃機関の補機支持装置において、前記
補機支持部材に、前記補機の一対の取付部により挟持さ
れる一対の取付座を有する補機支持部と、該補機支持部
に形成されて前記取付座と略直交し機関本体の前後方向
に延設されボルトが挿入されるボルト挿入と、前記機
関本体側壁にボルト締めするための挿通孔が形成される
複数の機関取付用ボス部と、を形成し、かつ前記機関取
付用ボス部の少なくとも一つを、前記補機支持部の一対
の取付座の間であって、該機関取付用ボス部に形成され
た挿通孔の延長領域が前記ボルト挿入孔の延長領域と略
交わる位置に形成すると共に、前記一対の取付座を接続
するリブを前記機関取付用ボス部の外周部を通過させて
形成するようにした。
【0009】
【作用】このようにして、機関取付用ボス部の少なくと
も一つを、補機支持部の一対の取付座の間であって、機
関取付用ボス部に形成された挿通孔の延長領域が前記ボ
ルト挿入孔の延長領域と略交わる位置に形成することに
より、ボルト挿入孔の中心軸と挿通孔に挿通されたボル
トの中心軸との距離が短くなるので、補機が振動してモ
ーメントが発生しても、挿通孔に挿通されたボルトに作
用するモーメントが低減し、補機支持部材を強固に支持
して耐久性を向上させる。また、一対の取付座をリブに
より接続すると共にそのリブを前記機関取付用ボス部の
外周部を通過させることにより、補機支持部をリブによ
り補強し補機支持部材の重量を軽減しつつ制振性,耐久
性を向上させるようにした。
【0010】
【実施例】以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説
明する。尚、各実施例においては要部のみを説明し、他
の部位は従来例と同様であるので説明を省略する。図1
〜図3は本考案の第1実施例を示す。図において、機関
本体(図示せず)側壁に取付けらる補機支持部材として
のオルタネータブラケット21には補機支持部としての
オルタネータ支持部22が形成され、オルタネータ支持
部22には一対の突出部23,24が突出形成されてい
る。これら突出部23,24の外側面には補機取付座2
3A,24Aが形成されている。また、各突出部23,
24にはボルト挿通孔25,26が同軸状でかつ機関本
体の前後方向に延長して形成されている。
【0011】そして、補機としてのオルタネータの側部
から突出形成された一対の取付部28にて前記補機取付
座23A,24Aを挟持するように、取付部28の孔
(図示せず)とボルト挿通孔25,26とを略同軸状に
配設した後、ボルト29をボルト挿通孔25,26及び
取付部28の孔に図2に示すように機関本体後面側から
挿通する。さらに、ボルト29にナット(図示せず)を
螺合し、オルタネータ27をオルタネータブラケット2
1に取付ける。
【0012】また、オルタネータブラケット21には第
1機関取付用ボス部30が前記突出部23,24の間に
位置させて形成され、第1機関取付用ボス部30には挿
通孔31が貫通形成されている。ここで、第1機関取付
用ボス部30及び挿通孔31は、挿通孔31の延長領域
が前記ボルト挿通孔25,26の延長領域と略交わるよ
うに形成されている。また、第1機関取付用ボス部30
の座面は、図2に示すように、機関本体取付用のボルト
32の頭部が前記ボルト29の下方に位置するように形
成されている。
【0013】前記オルタネータブラケット21には第2
機関取付用ボス部33が前記オルタネータ支持部22の
機関本体後方側に位置させて形成され、第2機関取付用
ボス部33には機関本体取付用の挿通孔34が貫通形成
されている。また、オルタネータブラケット21には第
3機関取付用ボス部35が第1機関取付用ボス部30の
上方に位置させて形成され、第3機関取付用ボス部35
には機関本体取付用の挿通孔36が貫通形成されてい
る。
【0014】さらに、前記両突出部23,24を接続す
るリブ37,38が前記第1機関取付用ボス部30の外
周部とつながるようにその外周部の側部を夫々通過して
形成されている。かかる構成によれば、第1機関取付用
ボス部30が突出部23,24の間に位置されると共
に、第1機関取付用ボス部30に形成された挿通孔31
の延長領域がボルト挿通孔25,26の延長領域と略交
わる位置に形成されるので、挿通孔25,26の中心軸
と挿通孔31に挿通されるボルト32の中心軸との距離
が短くなり、図2に示すように、図示しないオルタネー
タが振動してモーメントが発生しても、ボルト32に作
用するモーメントが低減することで、オルタネータブラ
ケット21がボルト32により強固に支持されるため、
制振効果が高められてオルタネータ支持部22の耐久
性,換言すればオルタネータブラケット21の耐久性を
向上できる。また、両突出部23,24をリブ37,3
8により接続すると共に、それらのリブ37,38を第
1機関取付用ボス部30の外周部を通過させるようにし
たので、リブ37,38によりオルタネータ支持部22
が補強できるため、重量を軽減しつつオルタネータブラ
ケット21の制振性,耐久性を向上できる。
【0015】図4は本考案の第2実施例を示す。本実施
例はオルタネータブラケット41のオルタネータ支持
部42両端の外側面には補機取付座43,44が形成さ
れ、各補機取付座43,44には所定深さのネジ部4
5,46が機関本体の前後方向に延長して形成されてい
る。2つのネジ部45,46は同軸状に形成されてい
る。また、オルタネータ支持部42の中間部には円筒状
の機関取付用ボス部47が形成され、機関取付用ボス部
47には機関本体取付用の挿通孔48が貫通形成されて
いる。前記挿通孔48の中心軸は前記ネジ部45,46
の中心軸の延長線と略交わるように挿通孔48は形成さ
れている。
【0016】また、両補機取付座43,44を接続する
一対のリブ49が前記機関取付用ボス部47の外周部と
つながるようにその外周部の側部を通過して形成されて
いる。かかる構成においても第1実施例と同様な効果を
奏する。尚、2つ以上の機関取付用ボス部を突出部の間
に位置させるようにしてもよい。
【0017】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように、機関取
付用ボス部の少なくとも一つを、補機支持部の一対の取
付座の間であって、機関取付用ボス部に形成された挿通
孔の延長領域が前記ボルト挿入孔の延長領域と略交わる
位置に形成すると共に、前記一対の取付座を接続するリ
ブを前記機関取付用ボス部の外周部を通過させて形成す
るようにしたので、補機支持装置の重量を軽減しつつ制
振性,耐久性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例を示す平面図。
【図2】 図1のX−X断面図。
【図3】 図1の右側面図。
【図4】 本考案の第2実施例を示す断面図。
【図5】 補機駆動装置の従来例を示す斜視図。
【図6】 図5の右側面図。
【図7】 同上の要部分解図。
【符号の説明】
21 オルタネータブラケット 22 オルタネータ支持部 23,24 突出部 23A,24A 補機取付座 25,26 ボルト挿通孔 27 オルタネータ 28 取付部 30 第1機関取付用ボス部 31 挿通孔 32 第2機関取付用ボス部 35 第3機関取付用ボス部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】補機支持部材を介して補機を機関本体側壁
    に取付けて支持するようにした内燃機関の補機支持装置
    において、 前記補機支持部材に、前記補機の一対の取付部により挟
    持される一対の取付座を有する補機支持部と、該補機支
    持部に形成されて前記取付座と略直交し機関本体の前後
    方向に延設されボルトが挿入されるボルト挿入と、前
    記機関本体側壁にボルト締めするための挿通孔が形成さ
    れる複数の機関取付用ボス部と、を形成し、 かつ前記機関取付用ボス部の少なくとも一つを、前記補
    機支持部の一対の取付座の間であって、該機関取付用ボ
    ス部に形成された挿通孔の延長領域が前記ボルト挿入孔
    の延長領域と略交わる位置に形成すると共に、前記一対
    の取付座を接続するリブを前記機関取付用ボス部の外周
    部を通過させて形成するようにしたことを特徴とする内
    燃機関の補機支持装置。
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JPS5933865Y2 (ja) * 1978-10-18 1984-09-20 三菱重工業株式会社 コンプレツサの取付構造
JPH0221018U (ja) * 1988-07-28 1990-02-13

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