JPH048015Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH048015Y2 JPH048015Y2 JP1983063958U JP6395883U JPH048015Y2 JP H048015 Y2 JPH048015 Y2 JP H048015Y2 JP 1983063958 U JP1983063958 U JP 1983063958U JP 6395883 U JP6395883 U JP 6395883U JP H048015 Y2 JPH048015 Y2 JP H048015Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cross member
- floor tunnel
- cushion
- power unit
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 12
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 7
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車用のパワユニツトの後部支持構
造に関するものである。
造に関するものである。
エンジン、クラツチ及びトランスミツシヨン等
によりなるパワユニツトの後部は、フロアトンネ
ル部内に位置し、フロアトンネル部をまたぐよう
に設けられたクロスメンバ上にゴム等の弾性材を
介して取付支持される。
によりなるパワユニツトの後部は、フロアトンネ
ル部内に位置し、フロアトンネル部をまたぐよう
に設けられたクロスメンバ上にゴム等の弾性材を
介して取付支持される。
上記のようにパワユニツト後部を取付支持する
クロスメンバは、通常その両端部をフロアトンネ
ル部両側のフロア平坦部にゴム等の弾性材を介し
て取付け、この弾性材により、パワユニツト振動
のフロアパネル側への伝達を吸収低減するように
なつているのが一般的である。(例えば特開昭56
−86823号公報、実開昭56−63622号公報等参照)。
クロスメンバは、通常その両端部をフロアトンネ
ル部両側のフロア平坦部にゴム等の弾性材を介し
て取付け、この弾性材により、パワユニツト振動
のフロアパネル側への伝達を吸収低減するように
なつているのが一般的である。(例えば特開昭56
−86823号公報、実開昭56−63622号公報等参照)。
ところが、フロアトンネル部は車体幅方向の荷
重に対する剛性が低く、機械的インピーダンスが
低い。従つてその剛性を高めてフロアトンネル部
自体を振動しにくくすることが車室内騒音の低減
対策として効果的であるが、フロアトンネル部の
剛性向上をはかろうとすると、上記クロスメンバ
の両端のフロアパネルへの取付部に介装される弾
性材を硬くしほとんど剛結合に近い結合とするこ
とが必要であり、そのようにするとパワユニツト
振動のフロアパネルへの伝達を吸収低減すること
ができず、又パワユニツト振動のフロアパネルへ
の伝達を充分吸収する為にはクロスメンバ両端の
フロアパネルへの結合部に介装される弾性材をで
きるだけ柔らかいものとし、クロスメンバをフロ
アパネルに対してフローテイング状態に保つこと
が必要であり、このようにするとクロスメンバが
フロアトンネル部の剛性アツプにはほとんど寄与
しないと言う問題を生じる。
重に対する剛性が低く、機械的インピーダンスが
低い。従つてその剛性を高めてフロアトンネル部
自体を振動しにくくすることが車室内騒音の低減
対策として効果的であるが、フロアトンネル部の
剛性向上をはかろうとすると、上記クロスメンバ
の両端のフロアパネルへの取付部に介装される弾
性材を硬くしほとんど剛結合に近い結合とするこ
とが必要であり、そのようにするとパワユニツト
振動のフロアパネルへの伝達を吸収低減すること
ができず、又パワユニツト振動のフロアパネルへ
の伝達を充分吸収する為にはクロスメンバ両端の
フロアパネルへの結合部に介装される弾性材をで
きるだけ柔らかいものとし、クロスメンバをフロ
アパネルに対してフローテイング状態に保つこと
が必要であり、このようにするとクロスメンバが
フロアトンネル部の剛性アツプにはほとんど寄与
しないと言う問題を生じる。
本考案は上記のような従来の問題に対処するこ
とを主目的とするもので、以下附図実施例につき
説明する。
とを主目的とするもので、以下附図実施例につき
説明する。
図において、1はフロアパネル、2はフロアパ
ネル1の車体幅方向のほぼ中央部に前後方向に向
けて形成されたフロアトンネル部であり、パワユ
ニツト3の後部即ちトランスミツシヨン後端部は
該フロアトンネル2内に位置する。
ネル1の車体幅方向のほぼ中央部に前後方向に向
けて形成されたフロアトンネル部であり、パワユ
ニツト3の後部即ちトランスミツシヨン後端部は
該フロアトンネル2内に位置する。
4は第1のクロスメンバ、5は第2のクロスメ
ンバで、第2のクロスメンバ5は、左右端の取付
部51,51及び上方への立ち上り部52,5
2、中央のクツシヨン部53を有するほぼ山型形
状をなし、立ち上り部52,52の途中には第1
のクロスメンバ4が余裕をもつて挿通し得る挿通
孔52a,52aが形成され、該第2のクロスメ
ンバ5は全体的にハツト型断面部材にて構成され
る。
ンバで、第2のクロスメンバ5は、左右端の取付
部51,51及び上方への立ち上り部52,5
2、中央のクツシヨン部53を有するほぼ山型形
状をなし、立ち上り部52,52の途中には第1
のクロスメンバ4が余裕をもつて挿通し得る挿通
孔52a,52aが形成され、該第2のクロスメ
ンバ5は全体的にハツト型断面部材にて構成され
る。
上記第2のクロスメンバ5の挿通孔52a,5
2aにほぼ直線状の第1のクロスメンバ4を挿通
組合せると、図示のように第2クロスメンバ5の
両端取付部51,51は第1クロスメンバ4の両
端取付部41,41の下方に位置し、第2クロス
メンバ5のクツシヨン取付部53は第1クロスメ
ンバ4の上方に突出した状態となり。上記第2ク
ロスメンバ5の両端取付部51,51の上下面を
ゴム等の弾性材6,6′にて挟んだ状態で第1ク
ロスメンバ4の取付部41の下面に重ね、これら
を間筒7を介してボルト8によりフロアトンネル
部2の両側部に固着したブラケツト9に共締めに
て締付取付ける。
2aにほぼ直線状の第1のクロスメンバ4を挿通
組合せると、図示のように第2クロスメンバ5の
両端取付部51,51は第1クロスメンバ4の両
端取付部41,41の下方に位置し、第2クロス
メンバ5のクツシヨン取付部53は第1クロスメ
ンバ4の上方に突出した状態となり。上記第2ク
ロスメンバ5の両端取付部51,51の上下面を
ゴム等の弾性材6,6′にて挟んだ状態で第1ク
ロスメンバ4の取付部41の下面に重ね、これら
を間筒7を介してボルト8によりフロアトンネル
部2の両側部に固着したブラケツト9に共締めに
て締付取付ける。
すると、第1クロスメンバ4はその両側端部が
フロアトンネル部2の両側部に剛に結合され、該
フロアトンネル部2の剛性を著しく向上させると
共に、第2のクロスメンバ5の両側端部は弾性材
6,6′にてフロアトンネル部2の両側部にフロ
ーテイング支持され、その中央部のクツシヨン取
付部53上にクツシヨン10を介して取付支持さ
れたパワユニツト3の振動はクツシヨン10及び
第2クロスメンバ5両側端部の弾性材6,6′に
て的確に吸収され、該振動のフロアパネル1側へ
の伝達は大幅に低減され、上記第1クロスメンバ
4によるフロアトンネル部2の剛性アツプと相俟
つて車室内騒音の著しい低減をはかり得る。
フロアトンネル部2の両側部に剛に結合され、該
フロアトンネル部2の剛性を著しく向上させると
共に、第2のクロスメンバ5の両側端部は弾性材
6,6′にてフロアトンネル部2の両側部にフロ
ーテイング支持され、その中央部のクツシヨン取
付部53上にクツシヨン10を介して取付支持さ
れたパワユニツト3の振動はクツシヨン10及び
第2クロスメンバ5両側端部の弾性材6,6′に
て的確に吸収され、該振動のフロアパネル1側へ
の伝達は大幅に低減され、上記第1クロスメンバ
4によるフロアトンネル部2の剛性アツプと相俟
つて車室内騒音の著しい低減をはかり得る。
クツシヨン10はクロスメンバ5への取付部材
101とパワユニツト3への取付部材102とを
ゴム等の弾性材103にて連結し且つ両取付部材
101及び102の過度の変位を規制する弾性材
よりなるストツパ104及び105等を設けた構
造となつているが、該クツシヨン10の構造は図
示のもの以外従来より公知の任意の構造のものを
使用し得る。
101とパワユニツト3への取付部材102とを
ゴム等の弾性材103にて連結し且つ両取付部材
101及び102の過度の変位を規制する弾性材
よりなるストツパ104及び105等を設けた構
造となつているが、該クツシヨン10の構造は図
示のもの以外従来より公知の任意の構造のものを
使用し得る。
上記のように構成した本考案によれば、上述し
たように第1クロスメンバのフロアパネルへの剛
結合によりフロアパネルの剛性を大幅に向上させ
ると共に、第2クロスメンバ両側端結合部に介装
される弾性材によりパワユニツト側の振動のフロ
アパネル側への伝達を充分吸収低減し、車室内騒
音の著しい低減をはかり得るものであり、且つ一
方のクロスメンバを他方のクロスメンバの挿通孔
に挿通させて組合せているので、構造がシンプル
で軽量、コンパクトにまとめることができスペー
スもあまりとらずコスト的にも安価であるばかり
か、両クロスメンバをボルトによる共締めにて取
付ける構成を採つているので、組付、取外し等の
作業が極めて簡単、容易であり、更にほぼ直線状
の第1クロスメンバに対し第2クロスメンバの中
央のクツシヨン取付部の高さを充分高くすること
が可能であるので、クツシヨン10のパワユニツ
ト側への結合点と第2クロスメンバ側への結合点
とのオフセツト量を小とすることができ、両結
合部間に生じるモーメントを極小とすることがで
きる等、数多くの実用的効果を奏することができ
るものである。
たように第1クロスメンバのフロアパネルへの剛
結合によりフロアパネルの剛性を大幅に向上させ
ると共に、第2クロスメンバ両側端結合部に介装
される弾性材によりパワユニツト側の振動のフロ
アパネル側への伝達を充分吸収低減し、車室内騒
音の著しい低減をはかり得るものであり、且つ一
方のクロスメンバを他方のクロスメンバの挿通孔
に挿通させて組合せているので、構造がシンプル
で軽量、コンパクトにまとめることができスペー
スもあまりとらずコスト的にも安価であるばかり
か、両クロスメンバをボルトによる共締めにて取
付ける構成を採つているので、組付、取外し等の
作業が極めて簡単、容易であり、更にほぼ直線状
の第1クロスメンバに対し第2クロスメンバの中
央のクツシヨン取付部の高さを充分高くすること
が可能であるので、クツシヨン10のパワユニツ
ト側への結合点と第2クロスメンバ側への結合点
とのオフセツト量を小とすることができ、両結
合部間に生じるモーメントを極小とすることがで
きる等、数多くの実用的効果を奏することができ
るものである。
附図は本考案の実施例を示す正面図で要部を断
面にて示している。 1……フロアパネル、2……フロアトンネル
部、3……パワユニツト、4……第1クロスメン
バ、5……第2クロスメンバ、6,6′……弾性
材、10……クツシヨン。
面にて示している。 1……フロアパネル、2……フロアトンネル
部、3……パワユニツト、4……第1クロスメン
バ、5……第2クロスメンバ、6,6′……弾性
材、10……クツシヨン。
Claims (1)
- 両側端の取付部、立ち上り部および中央のクツ
シヨン取付部を有するほぼ山型形状の第2のクロ
スメンバの上記立ち上り部に設けた挿通孔に第1
のクロスメンバを挿通組合せ、第2のクロスメン
バの取付部の上下面を弾性材にて挟んでこれを第
1のクロスメンバの両側取付部の下面に重ねて、
該第1のクロスメンバの両側取付部の上面をフロ
アパネル中央部に形成したフロアトンネル部の両
側方部の下面に直接接合させ、両クロスメンバの
両側取付部を間筒を介してボルトにより上記フロ
アトンネル部の両側方部に共締めすることによ
り、第1クロスメンバは剛に、第2クロスメンバ
は上記弾性材を介してフローテイング状態にてフ
ロアトンネル部の両側方部に接合し、上記第2ク
ロスメンバの中央のクツシヨン取付部上にクツシ
ヨンを介してパワユニツトの後部を結合したこと
を特徴とする自動車用のパワユニツトの後部支持
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6395883U JPS59169266U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 自動車用パワユニツトの後部支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6395883U JPS59169266U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 自動車用パワユニツトの後部支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59169266U JPS59169266U (ja) | 1984-11-13 |
JPH048015Y2 true JPH048015Y2 (ja) | 1992-03-02 |
Family
ID=30194139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6395883U Granted JPS59169266U (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 自動車用パワユニツトの後部支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59169266U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4690720B2 (ja) * | 2004-12-27 | 2011-06-01 | 富士重工業株式会社 | 車体構造 |
JP4720304B2 (ja) * | 2005-06-09 | 2011-07-13 | 日産自動車株式会社 | フロア下部品支持構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5686823A (en) * | 1979-12-12 | 1981-07-15 | Nissan Motor Co Ltd | Engine rear mounting construction |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6036994Y2 (ja) * | 1979-12-05 | 1985-11-02 | 株式会社フジクラ | ジヤンパ線補強装置 |
-
1983
- 1983-04-28 JP JP6395883U patent/JPS59169266U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5686823A (en) * | 1979-12-12 | 1981-07-15 | Nissan Motor Co Ltd | Engine rear mounting construction |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59169266U (ja) | 1984-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH048015Y2 (ja) | ||
JPH048017Y2 (ja) | ||
JPH048016Y2 (ja) | ||
JPS6318487Y2 (ja) | ||
JP3044544B1 (ja) | トランスミッションの支持構造 | |
JP3613928B2 (ja) | エンジンマウント装置 | |
JP2985712B2 (ja) | エンジンマウント構造 | |
JPS6242859Y2 (ja) | ||
JP3077259B2 (ja) | 車両用リヤマウント取付構造 | |
KR20020080077A (ko) | 자동차의 변속기 마운팅부 구조 | |
JPS6224563Y2 (ja) | ||
JP3109142B2 (ja) | 車輌のエンジン支持装置 | |
JPH0425378Y2 (ja) | ||
JPS5832882Y2 (ja) | チエンソ−のハンドルの防振装置 | |
JPS624014Y2 (ja) | ||
JP2596062Y2 (ja) | 自動車のパワユニット支持構造 | |
JP2522147Y2 (ja) | パワーユニットの支持装置 | |
JPS6143217B2 (ja) | ||
JPS6132816Y2 (ja) | ||
JPS607219Y2 (ja) | エンジンのリアマウント構造 | |
JPS6319364B2 (ja) | ||
JPS6355454B2 (ja) | ||
JPH031290Y2 (ja) | ||
JPH0715821Y2 (ja) | 車体前部構造 | |
JPS6347134Y2 (ja) |