JP3109142B2 - 車輌のエンジン支持装置 - Google Patents

車輌のエンジン支持装置

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JP3109142B2
JP3109142B2 JP03165122A JP16512291A JP3109142B2 JP 3109142 B2 JP3109142 B2 JP 3109142B2 JP 03165122 A JP03165122 A JP 03165122A JP 16512291 A JP16512291 A JP 16512291A JP 3109142 B2 JP3109142 B2 JP 3109142B2
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stiffener
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政彦 丸山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マウント部材を使用し
てエンジンを車体に支持する車輌に適用できる、車輌の
エンジン支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌において、エンジンを車
体のエンジンルーム内に支持するに当たっては、エンジ
ンの出力軸が発生する回転トルクに対する反力を効果的
に受け止めるため、出力軸を挟む前後位置と車軸の軸方
向両端位置の4箇所で支持するのが普通である。そして
この場合、エンジンとトランスミッションとを結合し一
体化してパワープラントとし、このパワープラントを車
体に取付けることが多い(特開平1-136818号公報、実開
昭61-62623号公報、実開昭63-169322 号公報等参照)。
【0003】これまで、エンジンとトランスミッション
とを連結補強する構造としては、マウント部材とは完全
に独立したスティフナ(補強部品)で止められている
か、あるいはオイルパンをアルミ製にしてまた形状的に
も剛性を持たせ、オイルパンとトランスミッションとを
連結することによって振動ならびに騒音の低減を図って
いた。なお、前後のマウント部材については、完全に独
立させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように前後のマウ
ント部材が完全に独立してシリンダブロックに取付けら
れている場合、単品自体としての剛性は大きくとも、シ
リンダブロックとの連結部が弱いとエンジン全体として
の剛性は確保できず、振動や騒音が大きくなる場合があ
った。そこで剛性を高めるための構造が必要となった。
またエンジンとトランスミッションとの連結部に設けら
れるスティフナについても同様のことがいえた。
【0005】本発明は、この点に鑑みて成されたもので
あり、比較的簡単な構造と組付け性で高い剛性を得るこ
とができる車輌のエンジン支持装置を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、エンジンを車体に支持する
数のマウント部材を前記エンジンの出力軸を挟んで両側
に分けて設け、該分けて設けたそれぞれのマウント部材
のブラケットをエンジン側ブラケットと車体側ブラケッ
トとで構成し、前記エンジン側ブラケットどうしを、そ
の間に位置させ少なくともその一部を前記エンジン側ブ
ラケットに重ねて共締めにしたスティフナで結合した構
成としたものである。
【0007】
【作用】このような構成とすれば、エンジンの出力軸を
挟むフロント側およびリア側のブラケットがスティフナ
で一体化されるから、マウント部材のエンジン側の総合
的な剛性はきわめて高くなる。これによりエンジンから
の微小な振動がフロント側とリア側の間に発生すること
がない。したがって車体側に対して良好な支持状態が得
られることになって、エンジン全体としての振動ならび
に騒音が低減することになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1について説明
する。1はエンジンであり図示しない車体に横置きに搭
載されるものである。このエンジン1は、エンジン本体
2にトランスミッション3を結合した、いわゆるパワー
プラント状態のものである。このエンジン1は、出力軸
(図示せず)を挟む車輌前後方向に位置するマウント部
材4,5と、出力軸の軸方向両端位置に設けられたマウ
ント部材6,7によって、図示しない車輌のエンジンル
ームに支持される。8,9,10,11はそれぞれマウント
部材4,5,6,7のエンジン側のブラケット、12,1
3,14,は車体側のブラケットである。符号15で示すも
のは、これらブラケット相互間あるいはブラケットをエ
ンジン1に、あるいは車体側に固定するためのボルトで
ある。
【0009】エンジン1を挟む両側のブラケット8,9
は、全体形状が略C字状であり、端縁を補強のために屈
折させたスティフナ16で結合される。このスティフナ16
の両端部には、結合用のボルト15を挿通するための孔が
設けられている。スティフナ16の大きさは、エンジン1
のシリンダブロック部両側近傍に位置するブラケット
8,9の間に位置しこれらを結合するのに丁度よいもの
となっている。
【0010】このように構成された車輌のエンジン支持
装置は、エンジンが回転することにより、その出力軸回
りに発生する振動を受けるマウント部材4,5がスティ
フナ16で一体化されるので、この部分の剛性を著しく
上させることができる。これにより、いわゆる横置きエ
ンジンにおいては、急加減速時にマウント部材4,5に
反転トルクがかかり、マウント部材4,5を支持するブ
ラケット8,9とエンジン1のシリンダブロックとの結
合部に剪断力が発生しても、締付け用のボルト15ならび
に座面部等に破壊が生ずることがない。
【0011】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、エンジ
ンを車体に支持する複数のマウント部材を前記エンジン
の出力軸を挟んで両側に分けて設け、該分けて設けたそ
れぞれのマウント部材のブラケットをエンジン側ブラケ
ットと車体側ブラケットとで構成し、前記エンジン側ブ
ラケットどうしを、その間に位置させ少なくともその一
部を前記エンジン側ブラケットに重ねて共締めにした
ティフナで結合した構成のエンジン支持装置である。こ
の構成により、フロント側のマウント部材とリア側のマ
ウント部材とが一つの系を成すことになって、マウント
部材のエンジン側の総合的な剛性はきわめて高くなるか
ら、エンジンからの微小な振動がフロント側とリア側の
間に発生することがない。したがって車体側に対して良
好な支持状態が得られることになって、エンジン全体と
しての剛性が高められ、エンジンの振動ならびに騒音が
低減することになる。そしてマウント部材のブラケット
とエンジンのシリンダブロックとの結合部が、少なくと
も一部をエンジン側ブラケットに重ねて共締めにした
ティフナで補強されることにより、締付け用のボルトが
破壊されるのを防止することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を分解状態で示した斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジン 2 エンジン本体 3 トランスミッション 4 マウント部材 5 マウント部材 8 ブラケット 9 ブラケット 15 ボルト 16 スティフナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 5/00 - 5/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを車体に支持する複数のマウン
    ト部材を前記エンジンの出力軸を挟んで両側に分けて設
    け、該分けて設けたそれぞれのマウント部材のブラケッ
    トをエンジン側ブラケットと車体側ブラケットとで構成
    し、前記エンジン側ブラケットどうしを、その間に位置
    させ少なくともその一部を前記エンジン側ブラケットに
    重ねて共締めにしたスティフナで結合したことを特徴と
    する車輌のエンジン支持装置。
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KR20040016485A (ko) * 2002-08-17 2004-02-25 현대자동차주식회사 변속기의 프론트 롤 마운팅 브라켓트 구조

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