JPH10157467A - 電気自動車 - Google Patents
電気自動車Info
- Publication number
- JPH10157467A JPH10157467A JP31725196A JP31725196A JPH10157467A JP H10157467 A JPH10157467 A JP H10157467A JP 31725196 A JP31725196 A JP 31725196A JP 31725196 A JP31725196 A JP 31725196A JP H10157467 A JPH10157467 A JP H10157467A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- controller
- strut bar
- bracket
- space
- electric vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気自動車において、コントローラを直接ス
トラットバーに支持しなくても、サスペンションの剛性
を上げたり、車輌前部（フード内）の空間を有効利用で
きる構造を提供する。 【解決手段】 コントローラ６を、コントローラブラケ
ット７とストラットバー１３とで形成される空間に設置
したことを特徴とする。
トラットバーに支持しなくても、サスペンションの剛性
を上げたり、車輌前部（フード内）の空間を有効利用で
きる構造を提供する。 【解決手段】 コントローラ６を、コントローラブラケ
ット７とストラットバー１３とで形成される空間に設置
したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータで駆動
される電気自動車に関する。
される電気自動車に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、電気自動車において、車輌駆動
用モータを制御するための制御装置（コントローラ）
は、車体前部に設けられることが多い。例えば、特開平
６−１９７４１７号公報、特開平７−１５６８２６号公
報には、このような電気自動車が開示されている。特に
特開平６−１９７４１７号公報には、制御装置が、スト
ラットバーとサイドフレームに直接取付られている。し
かし、この取付方法では、ストラットバー自体を制御装
置の支持ブラケットとして使用しているので、本来スト
ラットバーに必要な性能（形状や重さ）以上のものが必
要とされる。その結果、ストラットバーに補強材や取付
部を設けたりしなくてはならないため、形状が複雑にな
るので、コストがかさんだり、重量増になる。また、制
御装置ブラケットが複数あるうえに、それぞれが、スト
ラットバーとサイドフレームに別々に取り付けられてい
るので、組み付け工数が増加し、作業性も良くない。さ
らに、制御装置の重心が、左右のストラットタワーの中
心を結んだ線上よりも前にあるので、加減速時に発生す
る回転モーメントが増加し、運転性能にも悪影響を及ぼ
す。
用モータを制御するための制御装置（コントローラ）
は、車体前部に設けられることが多い。例えば、特開平
６−１９７４１７号公報、特開平７−１５６８２６号公
報には、このような電気自動車が開示されている。特に
特開平６−１９７４１７号公報には、制御装置が、スト
ラットバーとサイドフレームに直接取付られている。し
かし、この取付方法では、ストラットバー自体を制御装
置の支持ブラケットとして使用しているので、本来スト
ラットバーに必要な性能（形状や重さ）以上のものが必
要とされる。その結果、ストラットバーに補強材や取付
部を設けたりしなくてはならないため、形状が複雑にな
るので、コストがかさんだり、重量増になる。また、制
御装置ブラケットが複数あるうえに、それぞれが、スト
ラットバーとサイドフレームに別々に取り付けられてい
るので、組み付け工数が増加し、作業性も良くない。さ
らに、制御装置の重心が、左右のストラットタワーの中
心を結んだ線上よりも前にあるので、加減速時に発生す
る回転モーメントが増加し、運転性能にも悪影響を及ぼ
す。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、電気自動
車において、コントローラを直接ストラットバーに支持
しなくても、サスペンションの剛性を上げたり、車輌前
部（フード内）の空間を有効利用できる構造を提供す
る。
車において、コントローラを直接ストラットバーに支持
しなくても、サスペンションの剛性を上げたり、車輌前
部（フード内）の空間を有効利用できる構造を提供す
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、コントローラを、コントローラブラケッ
トとストラットバーとで形成される空間に設置したこと
を特徴とする。
に、本発明は、コントローラを、コントローラブラケッ
トとストラットバーとで形成される空間に設置したこと
を特徴とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図面に基づいて説明する。図１は、本発明を利用し
た電気自動車の全体図、図２は、図１のII−II線におけ
る断面図、図３は、図２の要部を取り出し分解した斜視
図である。
を、図面に基づいて説明する。図１は、本発明を利用し
た電気自動車の全体図、図２は、図１のII−II線におけ
る断面図、図３は、図２の要部を取り出し分解した斜視
図である。
【０００６】電気自動車１には、フード２内に、従来の
ガソリン車のガソリンエンジンの代わりに電気モータ３
が搭載されている。電気モータ３は、図示しないバッテ
リより電力を供給され、図示しない動力伝達装置、及び
ドライブシャフト４を介してフロントタイヤ５を駆動し
ている。コントローラ６は、該電気モータ３の制御など
電気自動車の制御を行うものである。該コントローラ６
の下面には、コントローラブラケット７が固定されてい
る。一方、該フード２内、左右両側に設けられたフレー
ム９には、ともに、ストラットブラケット１０が固定さ
れている。前記固定された左右のストラットブラケット
１０の上面には、第二の連結部材１１を設置し、下面に
は、一般的な自動車と同様に、フロントサスペンション
１２が取り付けられている。また、第二の連結部材１１
と前記フロントサスペンション１２は、前記ストラット
ブラケット１０を挟んで、ボルト・ナット結合により共
締めされている。前記コントローラブラケット７の両端
は、ともに、第一の連結部材８に固定されている。第一
の連結部材８の上面には、ストラットバー１３が取り付
けられている。該ストラットバー１３は、上方に延びる
部分と横方向に延びる部分からなり、コントローラ６の
両側面及び上面を覆うような形状をしており、前記第二
の連結部材１１とは、前記第一の連結部材８を挟んで、
ボルト・ナット結合により共締めされている。以上のよ
うにして、前記ストラットブラケット１０には、ストラ
ットバー１３及びコントローラ６が、連結固定されてい
る。また、上記説明では、コントローラブラケット７と
第一の連結部材８を別部材として説明したが、一体にし
ても実施可能である。
ガソリン車のガソリンエンジンの代わりに電気モータ３
が搭載されている。電気モータ３は、図示しないバッテ
リより電力を供給され、図示しない動力伝達装置、及び
ドライブシャフト４を介してフロントタイヤ５を駆動し
ている。コントローラ６は、該電気モータ３の制御など
電気自動車の制御を行うものである。該コントローラ６
の下面には、コントローラブラケット７が固定されてい
る。一方、該フード２内、左右両側に設けられたフレー
ム９には、ともに、ストラットブラケット１０が固定さ
れている。前記固定された左右のストラットブラケット
１０の上面には、第二の連結部材１１を設置し、下面に
は、一般的な自動車と同様に、フロントサスペンション
１２が取り付けられている。また、第二の連結部材１１
と前記フロントサスペンション１２は、前記ストラット
ブラケット１０を挟んで、ボルト・ナット結合により共
締めされている。前記コントローラブラケット７の両端
は、ともに、第一の連結部材８に固定されている。第一
の連結部材８の上面には、ストラットバー１３が取り付
けられている。該ストラットバー１３は、上方に延びる
部分と横方向に延びる部分からなり、コントローラ６の
両側面及び上面を覆うような形状をしており、前記第二
の連結部材１１とは、前記第一の連結部材８を挟んで、
ボルト・ナット結合により共締めされている。以上のよ
うにして、前記ストラットブラケット１０には、ストラ
ットバー１３及びコントローラ６が、連結固定されてい
る。また、上記説明では、コントローラブラケット７と
第一の連結部材８を別部材として説明したが、一体にし
ても実施可能である。
【０００７】
【発明の効果】本来デットスペースであったストラット
バーと電気モータ間に、コントローラを設置することに
より、フード内の空間を有効に利用できる。また、車輌
の前後方向に通る二本のフレームの車輌左右方向の連結
部材として、ストラットバーだけでなく、コントローラ
の支持を兼ねてコントローラブラケット、第一の連結部
材自体も利用したため、車輌全体の剛性が上がり、乗り
心地及び運転性の向上にも貢献できる。また、ストラッ
トバーとコントローラ（コントローラブラケットも含め
た）は、予め、第一の連結部材へ固定した（部組みされ
た）状態で、ストラットブラケットへ取り付けることが
できるため、組み付け作業性がよい。コントローラブラ
ケット、第一の連結部材及びストラットバーから構成さ
れる枠体にコントローラだけでなく、それ以外の部品も
取り付けることができ、組み付け工程の作業効率を向上
させることができる。さらに、ストラットバーやコント
ローラ（コントローラブラケットも含めた）及び第一、
第二の連結部材のいずれもの重心が、左右のストラット
ブラケットの中心を結ぶ線上にあるため、加減速時に車
輌に発生する回転モーメントを減少させることができ
る。
バーと電気モータ間に、コントローラを設置することに
より、フード内の空間を有効に利用できる。また、車輌
の前後方向に通る二本のフレームの車輌左右方向の連結
部材として、ストラットバーだけでなく、コントローラ
の支持を兼ねてコントローラブラケット、第一の連結部
材自体も利用したため、車輌全体の剛性が上がり、乗り
心地及び運転性の向上にも貢献できる。また、ストラッ
トバーとコントローラ（コントローラブラケットも含め
た）は、予め、第一の連結部材へ固定した（部組みされ
た）状態で、ストラットブラケットへ取り付けることが
できるため、組み付け作業性がよい。コントローラブラ
ケット、第一の連結部材及びストラットバーから構成さ
れる枠体にコントローラだけでなく、それ以外の部品も
取り付けることができ、組み付け工程の作業効率を向上
させることができる。さらに、ストラットバーやコント
ローラ（コントローラブラケットも含めた）及び第一、
第二の連結部材のいずれもの重心が、左右のストラット
ブラケットの中心を結ぶ線上にあるため、加減速時に車
輌に発生する回転モーメントを減少させることができ
る。
【図１】本発明を利用した電気自動車の全体図である。
【図２】図１のII−II線における断面図である。
【図３】図２の要部を取り出し分解した斜視図である。
１ 電気自動車 ２ フード ３ 電気モータ ４ ドライブシャフト ５ フロントタイヤ ６ コントローラ ７ コントローラブラケット ８ 第一の連結部材 ９ フレーム １０ ストラットブラケット １１ 第二の連結部材 １２ フロントサスペンション １３ ストラットバー
Claims (2)
- 【請求項１】 電動モーターで駆動される電気自動車に
おいて、コントローラを、フード内の該コントローラの
上部空間を通り、両端が左右のストラットブラケットに
固定されるストラットバーと、該コントローラの下部と
連結したコントローラブラケットとの間に設けたことを
特徴とする電気自動車。 - 【請求項２】 前記コントローラブラケットの両端は、
それぞれ、少なくとも一つの連結部材を介して前記左右
のストラットブラケットに固定されていることを特徴と
する請求項１記載の電気自動車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31725196A JPH10157467A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 電気自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31725196A JPH10157467A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 電気自動車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10157467A true JPH10157467A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18086174
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31725196A Pending JPH10157467A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 電気自動車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10157467A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006281807A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Mazda Motor Corp | 車両用エンジン補機の配設構造 |
| JP2010000861A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Mazda Motor Corp | ハイブリット自動車のインバータ取付構造 |
| JP2010137827A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Toyota Motor Corp | 車載機器の搭載構造 |
| JP2011020627A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Nissan Motor Co Ltd | 電気自動車のモータルーム構造 |
| DE102011113198A1 (de) * | 2011-09-10 | 2013-03-14 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Querträger zur Befestigung einer elektrischen Maschine in einem Motorraum eines Fahrzeugs und Fahrzeug |
| US11498515B2 (en) * | 2018-01-26 | 2022-11-15 | Sabic Global Technologies B.V. | Front end panel assembly for an electric vehicle |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP31725196A patent/JPH10157467A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006281807A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Mazda Motor Corp | 車両用エンジン補機の配設構造 |
| JP4701792B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2011-06-15 | マツダ株式会社 | 車両用エンジン補機の配設構造 |
| JP2010000861A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Mazda Motor Corp | ハイブリット自動車のインバータ取付構造 |
| JP2010137827A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Toyota Motor Corp | 車載機器の搭載構造 |
| JP2011020627A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Nissan Motor Co Ltd | 電気自動車のモータルーム構造 |
| DE102011113198A1 (de) * | 2011-09-10 | 2013-03-14 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Querträger zur Befestigung einer elektrischen Maschine in einem Motorraum eines Fahrzeugs und Fahrzeug |
| US11498515B2 (en) * | 2018-01-26 | 2022-11-15 | Sabic Global Technologies B.V. | Front end panel assembly for an electric vehicle |
| US11958433B2 (en) | 2018-01-26 | 2024-04-16 | Sabic Global Technologies B.V. | Front end panel assembly for an electric vehicle |
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