JPH0538980Y2 - - Google Patents

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JPH0538980Y2
JPH0538980Y2 JP1504686U JP1504686U JPH0538980Y2 JP H0538980 Y2 JPH0538980 Y2 JP H0538980Y2 JP 1504686 U JP1504686 U JP 1504686U JP 1504686 U JP1504686 U JP 1504686U JP H0538980 Y2 JPH0538980 Y2 JP H0538980Y2
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JP
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transmission
vehicle body
floor panel
mount bracket
joined
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の下部車体構造に関し、さらに
詳しくは自動車のトランスミツシヨンを支持する
ミツシヨンマウントブラケツトのまわりの車体構
造に関するものである。
(従来技術) 自動車の車体はこの車体に取り付けられる種々
の装置を支持するのみならず、走行時等に加わる
外力によつても容易に変形を生じない程度の充分
な剛性を有する必要がある。車体に大きな剛性を
付加することは車体重量の増加を無視すれば容易
であるが、製造コスト、燃費等の経済性の観点お
よび走行性の観点から車体重量の増加は最小にす
る必要があり、このため従来から車体構造に種々
の工夫が凝らされている。
車体に支持される装置の1つにトランスミツシ
ヨンがあり、このトランスミツシヨンの支持のた
めの構造についても種々の提案がなされている。
なお、自動車のトランスミツシヨンは、エンジン
と一体に結合されて車体に取り付けられることが
多く、この場合には、エンジンが車体に支持され
るので通常はトランスミツシヨンはその後部のみ
が車体に支持されればよいことが多い。このよう
な場合における支持構造として、例えば実開昭60
−62329号において、車体フロアパネルのトンネ
ル部内にミツシヨンマウントブラケツトを設け、
このブラケツトにより上記トンネル内に配設され
たトランスミツシヨンの後部を支持するようにし
たものを、本出願人が提案している。
このようにしてトランスミツシヨンの支持をす
る方法は既に実用化されているのであるが、実際
の実用化した場合においては、以下のような問題
が生じることがある。すなわち、1つの車種に対
しては同一の車体構造を用いるのであるが、同一
車種であつても種々のクラスを設けて異なるエン
ジン、トランスミツシヨンを搭載することが多
く、この場合には、エンジンもしくはトランスミ
ツシヨンが異なることによつてエンジンと一体に
結合されたトランスミツシヨンの車体前後方向の
搭載位置が異なり、ミツシヨンマウントブラケツ
トへのトランスミツシヨンの取り付け位置が異な
るという問題がある。ミツシヨンマウントブラケ
ツトは車体に溶接等により接合されるものである
ために、エンジン、トランスミツシヨンが異なつ
てトランスミツシヨンの取付け位置が異なる毎に
ミツシヨンマウントブラケツトの取付け位置を変
えるようにしたのでは、製造工程が複雑化し製造
コストのアツプにつながるという問題がある。
(考案の目的) 本考案は、このような問題に鑑み、同一車体
で、搭載エンジンもしくはトランスミツシヨンが
異なつてトランスミツシヨンの取付け位置が異な
つてもこのトランスミツシヨンを各取付け位置に
おいて支持することができ、且つ、その支持剛性
が高いミツシヨンマウントブラケツトを有する自
動車の下部車体構造を提供することを目的とする
ものである。
(考案の構成) 本考案の車体構造は、車体床面を形成するフロ
アパネルの少なくともトンネル部の左右両側に位
置するパネル部分に所定長車体左右方向に延びて
クロスメンバを接合して、このクロスメンバによ
つて車体左右方向に伸びた閉断面を形成し、一方
搭載するエンジンもしくはトランスミツシヨンが
異なる場合に対応して該トランスミツシヨン取付
け位置が多種類選択できるように車体前後方向に
所定間隔を置いて複数の取付け孔を形成したミツ
シヨンマウントブラケツトを上記フロアパネルに
固定的に接合し、且つこのミツシヨンマウントブ
ラケツト後部を後方に延長してこの後部を上記ク
ロスメンバに重合させて接合したことを特徴とす
るものである。
(実施例) 以下、図面により、本考案の好ましい実施例に
ついて説明する。
第1図は、エンジン1、トランスミツシヨン2
およびトランスミツシヨン2の後部が支持される
下部車体構造を概略的に示す平面図である。トラ
ンスミツシヨン2は前部ハウジング2aおよび後
部ハウジング2b内に変速機構を内蔵してなると
ともにエンジン1に結合され、エンジン1および
トランスミツシヨン2は車体前後に延びて配設さ
れている。トランスミツシヨン2の出力軸はカツ
プリング3を介してドライブシヤフト4と連結さ
れ、このドライブシヤフト4は後車輪側のアクス
ル(図示せず)に連結される。このため、エンジ
ン1の出力回転はトランスミツシヨン2によつて
変速され、ドライブシヤフト4を介して後車輪側
へ伝達される。
これらエンジン1、トランスミツシヨン2等を
支持する車体は、車幅方向上下に延びて配された
ダツシユパネル11によつて、エンジン1が配設
されるエンジンルーム部7と乗員用の車室部8と
に分割される。この車室部8の下面にはフロアパ
ネル12が設けられており、フロアパネル12の
車幅方向中央部には車体前後にのびて上方に盛り
上げられてトンネル部13が形成されており、上
記トランスミツシヨン2の後半部およびドライブ
シヤフト4はこのトンネル部13内に配される。
フロアパネル12は平板状であり、このままでは
剛性が不十分なのでこのフロアパネル12の上記
トンネル部13の左右両側に位置するパネル部分
の上にはトンネル部13を挟むように一対の断面
コ字状のクロスメンバ14,14が所定長車幅方
向に延びて接合されており、フロアパネル12と
クロスメンバ14によつて車幅方向に延びた閉断
面構造を形成し、フロアパネル12の剛性を高め
るようにしている。
この図に示すように一体に結合されたエンジン
1およびトランスミツシヨン2を車体により支持
するには、エンジン1を車体により支持するとと
もにトランスミツシヨン2の後部を車体により支
持するようにしている。このトランスミツシヨン
2の後部支持を行なうために、一対のミツシヨン
マウントブラケツト20,20がトランスミツシ
ヨン2の後部の両側においてフロアパネル下面に
固定的に接合されており、このミツシヨンマウン
トブラケツト20,20にミツシヨンマウントメ
ンバ30が取り付けられ、該ミツシヨンマウント
メンバ30によりトランスミツシヨン2の後部の
支持がなされる。
ミツシヨンマウントメンバ30によるトランス
ミツシヨン2の支持部を示すのが第2図で、この
図は第1図の矢印A−Aに沿つた断面図である。
この図から分るように、ミツシヨンマウントブラ
ケツト20はウエルドナツト22が接合されたブ
ラケツト板21からなり、トンネル部13の側壁
部分においてフロアパネル12の下面にブラケツ
ト板21のフランジ部21aが接合されている。
一方、ミツシヨンマウントメンバ30はその両端
がそれぞれ上記ウエルドナツト22の取付け孔に
螺合するするボルト23,23によりミツシヨン
マウントブラケツト20に固設支持される。この
ミツシヨンマウントメンバ30上には一対のマウ
ントラバー31,31が取り付けられており、こ
のマウントラバー31,31を介してトランスミ
ツシヨン2の後部が支持されることになる。
ここでミツシヨンマウントブラケツト20を第
3図により詳細に説明する。第3図は、第2図の
矢印B−Bに沿つた断面図であり、ミツシヨンマ
ウントブラケツト20をトンネル部13の側壁部
においてフロアパネル下面に接合した状態を示
す。ミツシヨンマウントブラケツト20は、トン
ネル部13内に配されたトランスミツシヨン2
(図示2点鎖線で示す)の後部側方においてフロ
アパネル12の下面に接合されるのであるが、こ
の接合はブラケツト板21のフランジ部21aを
フロアパネル12の下面に固定的に接合すること
によつてなされる。このとき、上記フランジ部2
1aの後部を、フロアパネル12の上面に施され
たクロスメンバ14のフランジ部14aと重合す
るようにしてフロアパネル12に接合させてお
り、これによつてミツシヨンマウントブラケツト
20の支持剛性を高めるようにしている。
また、ミツシヨンマウントブラケツト20は前
後に長くなつており、搭載するエンジンもしくは
トランスミツシヨンが異なる場合に対応して該ト
ランスミツシヨンの車体前後方向取付け位置が多
種類選択できるように車体前後方向に所定間隔を
置いて複数個(本例では6個)のウエルドナツト
22がブラケツト板21に固着されている。この
6個のウエルドナツト22はそれぞれ2個ずつ対
になつて使用されるもので、各対は22a,22
aの対と22b,22bの対と、22c,22c
の対とからなる。トランスミツシヨン2の後部を
支持するためのミツシヨンマウントメンバ30は
その両端が上記いずれかの対のウエルドナツトに
螺合するボルトによつてミツシヨンマウントブラ
ケツト20に固着されるものであり、このため、
ミツシヨンマウントメンバ30の取付位置は車体
前後方向で3種類選択することができる。
なお、本例においては、複数のウエルドナツト
を設けてこのウエルドナツトの孔にボルトを螺合
させてミツシヨンマウントメンバを固設し、トラ
ンスミツシヨンの取付位置を複数選択できるよう
にした例を示したが、ウエルドナツトを設ける代
わりにミツシヨンマウントブラケツトに複数の取
付孔を設けこの取付孔にボルトおよびナツトを用
いてミツシヨンマウントメンバを固設するように
してもよいのは無論のことである。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、ミツシ
ヨンマウントブラケツトに複数の取付孔を設け、
トランスミツシヨンの取付位置を多種類選択でき
るようにしているので、同一車体に対して異なる
エンジントランスミツシヨンを搭載する場合であ
つても、同一のミツシヨンマウントブラケツトを
フロアパネル上の同一位置に固定的に接合した1
つの車体構造のままで異なる取付位置を設定する
ことができ、さらにこのようにすることにより、
車体前後に長くなつたミツシヨンマウントブラケ
ツトをフロアパネルに接合させるときに、このミ
ツシヨンマウントブラケツトの後部を車幅方向に
延びたクロスメンバと重合させて接合させるよう
にしているので、ミツシヨンマウントブラケツト
の支持剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る下部車体構造を概略的
に示す平面図、第2図は、第1図の矢印A−Aに
沿つた下部車体構造の断面図、第3図は、第2図
の矢印B−Bに沿つた下部車体構造の断面図であ
る。 1……エンジン、2……トランスミツシヨン、
7……エンジンルーム部、8……車室部、11…
…ダツシユパネル、12……フロアパネル、13
……トンネル部、14……クロスメンバ、20…
…ミツシヨンマウントブラケツト、22……ウエ
ルドナツト、30……ミツシヨンマウントメン
バ、31……マウントラバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体床面を形成するフロアパネルと、 該フロアパネルの少なくともトンネル部の左右
    両側に位置するパネル部分に接合されて所定長車
    体左右方向に延びた閉断面を形成するクロスメン
    バと、 搭載するエンジンもしくはトランスミツシヨン
    が異なる場合に対応して該トランスミツシヨンの
    車体前後方向取付け位置が多種類選択できるよう
    に車体前後方向に所定間隔を置いて複数の取付け
    孔が形成されるとともに後部が後方に延長された
    ミツシヨンマウントブラケツトとを有してなり、 該ミツシヨンマウントブラケツトは上記フロア
    パネルに固定的に接合されるとともに、該ミツシ
    ヨンマウントブラケツトの上記後部は上記クロス
    メンバに重合されて接合されていることを特徴と
    する自動車の下部車体構造。
JP1504686U 1986-02-04 1986-02-04 Expired - Lifetime JPH0538980Y2 (ja)

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JPS62127032U JPS62127032U (ja) 1987-08-12
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JPH0621831Y2 (ja) * 1988-03-15 1994-06-08 マツダ株式会社 自動車の下部車体構造
JP6406331B2 (ja) * 2016-10-18 2018-10-17 マツダ株式会社 車両の下部構造及び車両の製造方法

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