JP2010000861A - ハイブリット自動車のインバータ取付構造 - Google Patents

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Hirobumi Nishimura
博文 西村
Masaaki Kashimoto
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Abstract

【課題】車両前部のエンジンルームにインバータを取り付けるハイブリット自動車において、車体剛性を向上させるとともに、インバータ支持剛性を向上させる。
【解決手段】車両前部のエンジンルーム25にインバータ11を取り付けるハイブリット自動車のインバータ取付構造である。上記エンジンルーム25の車幅方向両側にそれぞれ配設された左右一対のサスペンションタワー27,28の間に車幅方向に延びるように架設されたサスペンションタワーバー29を備えている。上記インバータ11は、その前部がフロントクロスメンバ65に、その後部が上記サスペンションタワーバー29に取り付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両前部のエンジンルームにインバータを取り付けるハイブリット自動車のインバータ取付構造に関するものである。
従来より、エンジンとモータとを備えたハイブリッド自動車が知られている。このようなハイブリッド自動車では、モータをインバータを介してバッテリに接続しており、バッテリからの電力をモータに供給する際には、バッテリから出力された直流電力は、インバータにより所定の周波数の交流電力に変換されてモータへと供給される。
ところで、ハイブリッド自動車では、モータを車両前部に、エンジンを車両後部に配設することがあるが、そのように別々に配置すると、その取付の作業性が悪化する等の問題が生じる。
そこで、特許文献1に示すものでは、エンジン、モータ及びインバータを車両前部のエンジンルームに配設し、該インバータを前側車体側部材であるシュラウドアッパ及びフロントサイドフレームに取り付けたものが記載されている。
特開2005−262894号公報
しかしながら、特許文献1のものでは、インバータは重量物であるにも拘わらず、その前部のみを車体側に支持しているだけなので、インバータを安定支持することができないという問題がある。この問題は、バッテリの充電を行う際にジェネレータで発生した交流電力を直流電力に変換する役割等も兼ねるインバータや、水冷式の冷却器を採用したインバータを備えたハイブリッド車両において顕著になる。
また、ハイブリッド車両では、エンジンルーム内にエンジンに加えて重量の大きいモータやインバータ等を配設することから、十分な車体剛性が確保し難いという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両前部のエンジンルームにインバータを取り付けるハイブリット自動車のインバータ取付構造において、車体剛性を向上させつつインバータ支持剛性を向上させる技術を提供することにある。
第1の発明は、車両前部のエンジンルームにインバータを取り付けるハイブリット自動車のインバータ取付構造であって、上記エンジンルームの車幅方向両側にそれぞれ配設された左右一対のサスペンションタワーの間に車幅方向に延びるように架設されたサスペンションタワーバーを備えており、上記インバータは、その前部が前側車体側部材に、その後部が上記サスペンションタワーバーに取り付けられていることを特徴とするものである。
第1の発明よれば、左右一対のサスペンションタワーの間に車幅方向に延びるように架設されたサスペンションタワーバーを備えることから、車体の剛性を向上させることができる。また、インバータの前部が前側車体側部材に取り付けられているのみならず、インバータの後部がサスペンションタワーバーに取り付けられていることから、インバータを強固に支持することができる。したがって、車体剛性を向上させつつインバータ支持剛性を向上させることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記サスペンションタワーバーの中間部分は、該サスペンションタワーバーよりも車両後方の後側車体側部材に取り付けられていることを特徴とするものである。
ここで、「サスペンションタワーバーの中間部分」とは、サスペンションタワーバーのの車幅方向略中央の部分のみを意味するのではなく、サスペンションタワーバーにおける車幅方向の両端部(サスペンションタワーに取り付けられている部分)以外の部分を意味する。
第2の発明よれば、サスペンションタワーバーの中間部分が、該サスペンションタワーバーよりも車両後方の後側車体側部材に取り付けられていることから、サスペンションタワーバーを左右一対のサスペンションタワーだけに取り付けている構造に比べて、サスペンションタワーバーのインバータ支持剛性を一層向上させることができる。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記後側車体側部材は、車幅方向に延びるカウルボックスであり、上記カウルボックスには、その内部を車幅方向に仕切る節部材が形成されており、上記サスペンションタワーバーの中間部分は、上記節部材に連結されていることを特徴とするものである。
第3の発明よれば、カウルボックスの内部に節部材が形成されていることから、カウルボックスの剛性を向上させることができる。これにより、その中間部分が該節部材に連結されているサスペンションタワーバーのインバータ支持剛性をより一層向上させることができる。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記節部材は、上記サスペンションタワーバーのインバータ取付部と車幅方向に関し略同じ位置に形成されていることを特徴とするものである。
第4の発明よれば、節部材がサスペンションタワーバーのインバータ取付部と車幅方向に関し略同じ位置に形成されていることから、サスペンションタワーバーに発生する曲げモーメントをアーム長さを短くすることで低減することができる。これにより、サスペンションタワーバーに大きな曲げ応力が発生することが抑制されるので、サスペンションタワーバーの強度上の信頼性を向上させることができる。
第5の発明は、上記第1〜4のいずれか1つの発明において、上記エンジンルームには、上記サスペンションタワーバーの下方にモータが配設されているとともに、該モータの前方且つ下方にジェネレータがその一部が正面視で該モータと重なるように配設されており、上記インバータは、上記ジェネレータの上方且つ上記モータの前方の空間から上記モータの上方の空間にかけて該ジェネレータ及び該モータを覆うように取り付けられていることを特徴とするものである。
第5の発明よれば、サスペンションタワーバーの下方にモータが配設されているとともに、該モータの前方且つ下方にジェネレータがその一部が正面視で該モータと重なるように配設されていることから、モータとジェネレータとを単に上下に配置した場合に比べて、これらの全高を抑えてモータの上方に空間を確保することができるとともに、ジェネレータの上方且つモータの前方に空間を確保することができる。したがって、スペースの制約されたエンジンルーム内に、インバータを容易にレイアウトすることができる。
第6の発明は、上記第1〜5のいずれか1つの発明において、上記前側車体側部材は、車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームの間に車幅方向に延びるように架設されたクロスメンバであり、上記クロスメンバには、上記インバータに対し車幅方向に隣接するエンジン用のエアクリーナが取り付けられていることを特徴とするものである。
第6の発明よれば、クロスメンバが左右一対のフロントサイドフレームの間に車幅方向に延びるように架設されていることから、車体剛性を向上させることができる。また、該クロスメンバに、インバータに加えてエンジン用のエアクリーナを取り付けていることから、該エアクリーナの取付用の部材を別途設ける必要がないので、部品点数を削減することができる。
第7の発明は、上記第6の発明において、上記クロスメンバは、バンパーレインフォースメントと共に、締結具によって上記フロントサイドフレームの前端部に共締めされていることを特徴とするものである。
第7の発明よれば、クロスメンバがバンパーレインフォースメントと共に、締結具によってフロントサイドフレームの前端部に共締めされていることから、クロスメンバを取り付ける際の作業性が向上する。
第8の発明は、上記第6又は7の発明において、上記クロスメンバの中間部分と上記フロントサイドフレームとの間に架設された上記クロスメンバ補強用の補強メンバをさらに備えていることを特徴とするものである。
第8の発明よれば、クロスメンバの中間部分とフロントサイドフレームとの間に補強メンバを架設するだけの簡単な構造でクロスメンバの剛性を向上させることができる。
本発明によれば、左右一対のサスペンションタワーの間に車幅方向に延びるように架設されたサスペンションタワーバーによって車体剛性を向上させることができるとともに、インバータの後部を該サスペンションタワーバーに取り付けることにより、インバータ支持剛性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
−ハイブリット自動車の構成−
以下、本発明の実施形態に係るハイブリット自動車の構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデュアルフューエルエンジン(以下、エンジンという)を搭載したハイブリッド自動車1の概略構成図である。この自動車1は、エンジン3及びモータ5を動力源として備え、このエンジン3は発電にのみ使用して、自動車1が動くための動力は全てモータ5に頼る所謂シリーズハイブリッド自動車である。自動車1は、上記エンジン3及びモータ5の他に、バッテリ7と、上記エンジン3により駆動されるジェネレータ9(発電機)とを備えている。
上記エンジン3は、図示省略するが、トロコイド内周面を有する繭状のロータハウジングとサイドハウジングとにより囲まれてなるロータ収容室(図示略、以下、気筒という)に概略三角形状のロータが収容されて構成されており、そのロータの外周側に3つの作動室が区画されている。このエンジン3は、2つのロータハウジングを3つのサイドハウジングの間に挟み込むようにして一体化し、その間に形成される2つの気筒にそれぞれロータを収容した2ロータタイプのものである。
上記各ロータは、該ロータ外周の3つの頂部にそれぞれ配設されたシール部が各々ロータハウジングのトロコイド内周面に当接した状態で駆動軸3aの周りを自転しながら、該駆動軸3aの軸心の周りに公転するようになっている。そして、ロータが1回転する間に、該ロータの各頂部間にそれぞれ形成された作動室が周方向に移動しながら、吸気、圧縮、膨張(燃焼)及び排気の各行程を行い、これにより発生する回転力がロータを介して駆動軸3aから出力される。
上記エンジン3の各気筒には、それぞれ点火プラグ(図示略)を取り付ける2つの点火プラグ孔83,83(図2〜図4参照)が形成されており、これらの点火プラグは、詳細は後述するプレート107と対向配置されている。一方、各気筒には、水素燃料タンク13から供給された水素を筒内に直接噴射する2つの水素噴射用のインジェクタ(図示略)がそれぞれ設けられている。
また、上記各気筒には、吸気行程にある作動室に連通するように吸気通路(図示略)が連通していると共に、排気行程にある作動室に連通するように排気通路が連通している。吸気通路は、上流側では1つであるが、下流側では、2つに分岐してそれぞれ上記各気筒の作動室に連通している。この吸気通路の該分岐部よりも上流側には、吸入空気中の異物や埃を除去するためにフィルタを用いたエアクリーナ21が配設されている。
吸気通路の分岐部よりも下流側には、ガソリン燃料タンク15から供給されるガソリンを吸気通路内に噴射するためのガソリン噴射用のインジェクタ(図示略)が配設されている。
そして、上記各点火プラグ、ガソリン噴射用の各インジェクタは、パワートレインコントロールモジュール(図示略、以下、PCMという)によって作動制御されるようになっている。
すなわち、各点火プラグは、ロータの回転位置に応じて所定のタイミングで点火される。また、水素噴射用のインジェクタは、使用燃料が水素である場合に、ロータの回転位置に応じて所定のタイミングで水素を気筒内(作動室内)に噴射し、ガソリン噴射用のインジェクタは、使用燃料がガソリンである場合に、ロータの回転位置に応じて所定のタイミングでガソリンを吸気通路85内に噴射する。
一方、上記バッテリ7は、ジェネレータ9及びモータ5にそれぞれ、インバータ11を介して接続されていて、ジェネレータ9からの発電電力及びモータ5からの回生電力が供給されることで充電される。また、該バッテリ7は、ジェネレータ9及びモータ5を駆動させるためのものであって、電力をジェネレータ9及びモータ5へ供給する。
上記ジェネレータ9は、その回転軸(図示略)が上記エンジン3の駆動軸3aと同軸上に配置されていて、該エンジン3によって直結駆動されており、この結果、ジェネレータ9は、エンジン3の回転数と同じ回転数で回転するようになっている。
上記モータ5は、両前輪(両駆動輪)17,17にディファレンシャルギア19を介して連結されていて、自動車1の定速運転時等のように該モータ5に要求される出力トルク(以下、要求トルクという)が低い低トルク運転時や車両始動時にはバッテリ7から供給される電力により駆動され、中トルク運転時にはエンジン3により駆動されるジェネレータ9から供給される電力によって駆動され、急加速時等の要求トルクが高い高トルク運転時には該ジェネレータ9及びバッテリ7の双方から供給される電力により駆動される。このように、モータ5は、ジェネレータ9及びバッテリ7の両方からの電力により駆動されることがあるので、その外径はジェネレータ9の外径とほぼ同じであるものの、その最大出力はジェネレータ9の最大出力よりも大きくなっている(例えばジェネレータ9の最大出力が80kW、モータ5の最大出力が120kW)。
なお、バッテリ7の蓄電量が少ないときには、上記エンジン3を運転させてジェネレータ9を作動させることによって、モータ5を上記要求トルクで駆動するために必要な電力よりも大きな電力を該ジェネレータ9にて発生させるとともに、該ジェネレータ9で発生した電力と上記モータ5の必要電力との差分をバッテリ7に供給して充電を行う。
上記インバータ11は、AC−DCコンバータ11a及びDC−ACコンバータ11bを一体化(ユニット化)してなり、水冷式の冷却器(図示略)を採用しており、上記PCMにより制御されていて、バッテリ7、ジェネレータ9及びモータ5の相互間での電力の授受及び変換を制御するように構成されている。
具体的には、上記AC−DCコンバータ11aは、交流電力を直流電力に変換し、上記DC−ACコンバータ11bは、直流電力を周波数等を制御した交流電力に変換するように構成されている。そして、ジェネレータ9からの電力をモータ5に供給する際には、該ジェネレータ9で発生した交流電力は一旦、AC−DCコンバータ11aにより直流電力に変換された後、再度、上記DC−ACコンバータ11bにより直流電力から交流電力に変換されてモータ5へと供給される。また、バッテリ7からの電力をモータ5に供給する際には、該バッテリ7から出力された直流電力は、上記DC−ACコンバータ11bにより所定の周波数の交流電力に変換されてモータ5へと供給される。また更に、バッテリ7の充電を行う際には、ジェネレータ9で発生した交流電力はAC−DCコンバータ11aにより直流電力に変換されてバッテリ7へと供給される。
−ハイブリット自動車のパワーユニット配置構造及び前部車体構造−
以下、ハイブリット自動車1のパワーユニット搭載構造及び前部車体構造について説明する。
図2は、自動車1のエンジンルーム25を左斜め前方から見た斜視図であり、図3は、インバータ11やエアクリーナ21やバンパーレインフォースメント23等を取り外した図2に相当する斜視図であり、図4は、自動車1のエンジンルーム25を正面やや上方から見た斜視図であり、図5は、図2のV−V線断面図である。なお、上記バッテリ7、水素燃料タンク13及びガソリン燃料タンク15は、自動車1の後部(後部座席近傍)に配置されており、これらの配置については以下説明を省略する。
上記ハイブリット自動車1の前部は、フロアパネル31の前端に立設されたダッシュロアパネル33と該ダッシュロアパネル33の上部に配設されたカウルボックス35により、車室とエンジンルーム25とに区画されている。
図3等中、符合Pはエンジン3の後側(図3ではエンジン3の左側)にジェネレータ9を、このジェネレータ9の上側にモータ5を配置してなるパワーユニット(パワープラント)である。パワーユニットPは、ジェネレータ9とモータ5とディファレンシャルギア19とを収納するユニットケーシング16を備えている(図11参照)。このユニットケーシング16は、エンジン3が結合されたエンジン側にあるエンジン側ユニットケーシング18と、エンジン3の反対側にある反エンジン側ユニットケーシング20とで形成されていて、両者が連結ボルト22で連結されている。このように、機械的結合のないジェネレータ9及びモータ5は単一物である反エンジン側ケーシング20に収容されており、この結果、ジェネレータ9及びモータ5は構造的に一体化し、エンジン3を含むパワーユニットP全体が構造的に一体のものとして車体側に支持される。
このパワーユニットPは、その長手方向(エンジン3の駆動軸3aやジェネレータ9の回転軸、モータ5の回転軸が延びる方向)が車幅方向(車体の左右方向)となるように横置きに搭載されて、その車両左側(ジェネレータ9及びモータ5側)、車両右側(エンジン3側)、及び下側が車体側に3点支持されている。つまり、このエンジンルーム25には、エンジン3及びモータ5が車幅方向に並列配置されている。具体的には、モータ5は、後述するサスペンションタワーバー29の下方に配設されているとともに、その下部が車両正面視でジェネレータ9の上部と重なるように、車両側方視でジェネレータ9の上側かつ車両後方(斜め上側後方)に配置されている。換言すると、エンジンルーム25では、モータ5の前方且つ下方にジェネレータ9がその一部が車両正面視で該モータ5と重なるように配設されている。このようにモータ5とジェネレータ9とを配設することにより、ジェネレータ9の上方且つモータ5の前方に空間が形成され、この空間にインバータ11が配置される。
上記カウルボックス35は、車幅方向に延びており、その下端(ダッシュアッパーパネル43の下端)の高さ位置は、上記モータ5の上端の高さ位置とほぼ同じになっている。このカウルボックス35は、フロントウインドパネル(図示略)の下縁部に沿って該下縁部を支持するカウルパネル37と、上記ダッシュロアパネル33の上端に接合されるダッシュアッパーパネル43と、該ダッシュアッパーパネル43の前端部から車両前方に行くに従って上方に延びているカウルフロントパネル45とを備えている。
上記カウルパネル37はカウルアッパパネル39とカウルロアパネル41とを接合したものであり、フロントウインドパネルの下端部を支持できる剛性を得るために閉断面パネル構造に形成されている。また、上記ダッシュアッパーパネル43は横断面略L字状に形成されており、その上端部43aがカウルパネル37の後端部37aと、その前端部43bがカウルフロントパネル45の後端部45aとそれぞれ接合されている。そして、上記カウルフロントパネル45の前端は、モータ5の車両前後方向の後端よりも更に車両前方且つインバータ11の上端よりも更に上方に延びている。
上記カウルボックス35は、外気導入のために車幅方向全体に亘ってカウルパネル37の前端部37bとカウルフロントパネル45の前端部45bとが上下方向に間隔をあけた開放断面に形成されている。また、カウルボックス35の車幅方向の中央部には、外気を自動車1の空調装置(図示略)に取り込むための開口47が形成されている。
上記カウルボックス35には、図6に示すように、その内部を車幅方向に仕切るリブ(節部材)49が形成されている。このリブ49は、車幅方向全体に亘って開放断面に形成されているカウルボックス35の剛性を確保するためのものであり、上記開口47と干渉しないように、エンジンルーム25における車幅方向右側(エンジン3側)に形成されている。上記リブ49は、その外形が上記カウルボックス35の内面に沿うように形成されており、その上端がカウルロアパネル41と、その後端及び下端がダッシュアッパーパネル43とそれぞれ接合されている。
図7に示すように、上記エンジンルーム25には、車両前後方向に延び且つ車幅方向に並ぶように設けられた左右一対のフロントサイドフレーム51,53が配設されている。各フロントサイドフレーム51,53はそれぞれ概略矩形筒状に形成されており、その高さ位置(中心の高さ位置)は、ジェネレータ9の上端部とモータ5の下端部とが車両正面視で重なった部分の高さ位置とほぼ同じになっている。
車幅方向右側(右側)のフロントサイドフレーム51の前端には、車両正面視で略矩形状のフランジ部51aが形成されている一方、車幅方向左側(左側)のフロントサイドフレーム53の前端には、車両正面視で略台形状のフランジ部53aが形成されている。これらのフランジ部51a,53aには、その上部と下部にそれぞれ2つずつボルト孔が形成されている。また、この左右一対のフロントサイドフレーム51,53は、車幅方向に延びて上記ダッシュロアパネル33と閉断面を形成するダッシュクロスメンバ55(図5参照)により連結されている。
上記左右一対のフロントサイドフレーム51,53の前端部には、車幅方向に延びるバンパーレインフォースメント23がボルト57及びナット59(締結具)によって取り付けられている。より詳しくは、各フロントサイドフレーム51,53の前端には、衝突時の衝撃を吸収する左右一対のクラッシュカン61,63が、各クラッシュカンのフランジ部61a,63aとフロントサイドフレームのフランジ部51a,53aとを重ねた状態でボルト57及びナット59で締結されているとともに、各クラッシュカン61,63の前端に車幅方向に延びるバンパーレインフォースメント23の両端が支持されている。なお、各クラッシュカンのフランジ部61a,63aには、各フロントサイドフレーム51,53のボルト孔に対応する位置にボルト孔が形成されている。
さらに、左右一対のフロントサイドフレーム51,53の前端部には、これらフロントサイドフレーム51,53の間に車幅方向に延びるように前側車体側部材としてのパイプ製フロントクロスメンバ(クロスメンバ)65が架設されている。フロントクロスメンバ65の車幅方向両端部の下縁にはブラケット部材67,67が溶接されており、各ブラケット部材67,67には車両前後方向に延びるボルト孔が2つずつ形成されている。そして、フロントクロスメンバ65は、各ブラケット部材67,67の2つのボルト孔と、各クラッシュカンのフランジ部61a,63aの上側の2つのボルト孔と、各フロントサイドフレームのフランジ部51a,53aの上側の2つのボルト孔とを位置合わせした状態で、上記ボルト57及びナット59で締結されることにより、上記バンパーレインフォースメント23と共に、フロントサイドフレーム51,53の前端部に共締めされている。これにより、フロントクロスメンバ65の車幅方向両端部の下端の高さ位置は、フロントサイドフレーム51,53の上面の高さ位置とほぼ同じになっている。
上記フロントクロスメンバ65は、上記ブラケット部材67,67にそれぞれ溶接された車幅方向の両端部を結ぶように直線状に車幅方向に延びているのではなく、図4及び図7に示すように、上下方向及び車両前後方向に折れ曲がりながら車幅方向に延びている。具体的には、フロントクロスメンバ65は、車幅方向の略中央部より右側では、エンジン3の点火プラグを交換する際の支障とならないように、該フロントクロスメンバ65の両端部を結ぶラインよりも上方且つやや前方で車幅方向に延びている(上側に向かって略コ字状に突出している)一方、車幅方向の略中央部より左側では、後述するようにインバータ11をその真下から支持できるように、該フロントクロスメンバ65の両端部を結ぶラインよりも後方且つやや上方で車幅方向に延びている(車両後側に向かって略コ字状に突出している)。
また、上述の通り、フロントクロスメンバ65はその車幅方向の略中央部より左側で重量の大きいインバータ11を支持することから、フロントクロスメンバ65の剛性を高めるために補強メンバ69が備えられている。この補強メンバ69は、フロントクロスメンバ65の中間部分(車幅方向の両端部以外の部分)と左側のフロントサイドフレーム53との間に架設されることにより、フロントクロスメンバ65を補強するようになっている。具体的には、補強メンバ69は、図8に示すように、左側のフロントサイドフレーム53の前端部における車幅方向内側の面に右側に突出するように取り付けられたブラケット部材71と、フロントクロスメンバ65におけるインバータ11の真下の部分(水平部65a)に溶接されたブラケット部材73とを連結するように、車幅方向内側に行くに従って上方に延びている。補強メンバ69は、車幅方向左側の端部が水平面を形成するように鋭角に切断されていて、該水平面が左側のフロントサイドフレーム53のブラケット部材71の上面に溶接されている一方、車幅方向右側の端部が偏平に形成されていて、フロントクロスメンバ65のブラケット部材73にボルト締結されている。
一方、エンジンルーム25の車両後側で且つ車幅方向左右両側(フロントサイドフレーム51,53の車幅方向外側)には、各前輪17,17を支持するサスペンションタワー27,28が配設されており、各サスペンションタワー27,28の上端部には上方に凸出する凸部27a,28aが形成されている。これら凸部27a,28aの上端の高さは、インバータ11上面の高さとほぼ同じである。
左右のサスペンションタワー27,28の間に車幅方向に延びるようにパイプ製のサスペンションタワーバー29が架設されている。このサスペンションタワーバー29は、平面視で直線状かつ車両正面視で略ハット状に形成されていて、上記モータ5の上方で車幅方向に延びている。また、サスペンションタワーバー29の車幅方向の両端部には、それぞれ円形開口75a,77aが形成された取付部75,77が締結されている。サスペンションタワーバー29は、これら開口75a,77aに各サスペンションタワー27,28の凸部27a,28aが嵌合されることで、左右のサスペンションタワー27,28の間に架設されている。
サスペンションタワーバー29の中間部分(車幅方向の両端部以外の部分)は、サスペンションタワーバー29よりも車両後方の後側車体側部材である上記カウルボックス35に取り付けられている。より詳しくは、以下の通りである。
すなわち、図10に示すように、サスペンションタワーバー29の車幅方向の略中央部よりやや右側(エンジン3側)の部分には、断面コ字状の台座87が溶接されている。この台座87の上端には、断面L字状のブラケット部材81がボルト締結されており、更にこのブラケット部材81には、車両側方視で全体として略三角形状に形成されている取付部材79が溶接されている(図9参照)。この取付部材79は、図10に示すように後方に延びる第1延出部79aと、第1延出部79aの後端から後方に行くに従って内側に延びる第2延出部79bと、第2延出部79bの後端から更に後方に延びる締結部79cを有している。そして、図9に示すように、台座87とブラケット部材81とが、これらの間にカウルフロントパネル45を挟んだ状態でボルト締結されるとともに、取付部材79の締結部79cがリブ49にボルト締結されることにより、サスペンションタワーバー29がカウルボックス35に取り付けられている。
−ハイブリット自動車のインバータ配置構造−
以下、ハイブリット自動車1のインバータ11配置構造について説明する。
上述のように、上記モータ5の前方且つ下方に上記ジェネレータ9がその一部が車両正面視で該モータ5と重なるように配設されることにより、ジェネレータ9の上方且つモータ5の前方に空間が形成されている。このように形成された空間を有効に活用するために、インバータ11は、その上側部分(上記AC−DCコンバータ11a及びDC−ACコンバータ11bが格納された下側部分11c以外の部分)11dが下側部分11cよりも車両後方に大きく突出している一方、その下側部分11cの背面(車両後側の面)が上方に行くに従って車両後方になだらかに傾斜している。すなわち、インバータ11は、全体として背面が上方に行くに従って車両後方に延びるように形成されており、これにより、ジェネレータ9の上方且つモータ5の前方の空間からモータ5の上方の空間にかけて該ジェネレータ9及び該モータ5を覆うように取り付けられている。
上記インバータ11は、その前部が前側車体側部材であるフロントクロスメンバ65に、その後部が上記サスペンションタワーバー29に取り付けられている。
具体的には、インバータ11の前部は、フロントクロスメンバ65の左端及び中央にそれぞれ配設された左側台座89及び右側台座97の上に載置支持されている。上記左側台座89は、車両側方視で概略ハット状をなしていて、その前側鍔部がブラケット部材91を介してフロントクロスメンバ65に、その後側鍔部が車両正面視で概略ハット状をなす台座93を介して左側フロントサイドフレーム53の上面に取り付けられているとともに、その中央部には車両正面視で概略L字状をなす締結部材95を介してインバータ11が取付固定されている。また、上記右側台座97は、フロントクロスメンバ65の車幅方向略中央部の屈曲部において、該フロントクロスメンバ65のうちインバータ11下方で車幅方向に延びる水平部65a及びインバータ11右側で上下方向に延びる上下部65bに溶接されていて、その上面には車両正面視で概略L字状をなす締結部材99を介してインバータ11が取付固定されている。
一方、インバータ11の後部は、サスペンションタワーバー29の左端及び略中央に該サスペンションタワーバー29から車両前側に延びるようにそれぞれ取り付けられたブラケット部材101,101に取付(吊下)支持されている。図8〜図10に示すように、各ブラケット部材101,101は、車両側方視で概略L字状をなすブラケット本体101cと、該ブラケット本体101cの上面の車幅方向中央部で車両前後方向に延びる上側リブ101aと、該ブラケット本体101cの下面の車幅方向両端部で車両前後方向に延びる2条の下側リブ101b,101bとを有していて、ブラケット本体101cの背面がサスペンションタワーバー29に溶接されているとともに、ブラケット本体101cの前端部に締結部材103を介してインバータ11が取付固定されている。
以上のように、インバータ11は、その前部及び後部がそれぞれ2点支持されている。
−ハイブリット自動車のエアクリーナ配置構造−
以下、ハイブリット自動車1のエアクリーナ21配置構造について説明する。
図12に示すように、上記エンジン3用のエアクリーナ21は、フロントクロスメンバ65におけるインバータ11支持部(フロントクロスメンバ65の左側部分)の右側に、インバータ11と隣接するように支持されている。より詳しくは、以下の通りである。
すなわち、フロントクロスメンバ65の右側部分は、上述の通り、上側に向かって略コ字状に突出しており、この突出部65eは、該突出部65eの車幅方向両側に上下方向に延びるようにそれぞれ配設された左右の上下部65b,65dと、これら上下部65b,65dの間に車幅方向に延びるように架設された水平部65cとを備えている。
突出部65eには、エアクリーナ21支持用の支持部材111が配置されている。この支持部材111は、突出部65eの上下部65bと水平部65cとの間に車両前側から後側に向かって下向きに傾斜するように架設された概略L字状のパイプ製サブメンバ66を備えており、このサブメンバ66は、突出部65eの上下部65bから右側に延びる水平部66aと、この水平部66aの右端から突出部65eの水平部65cまで斜め上側前方に延びる上下部66bとを有している。
サブメンバ66の水平部66aの右端、中央及び左端には、車両前側から後側に向かって下向きに傾斜するように取付板106a,106b,106cがそれぞれ溶接固定されており、これらの取付板106a〜106cの上には、概略L字状のプレート107が載置支持されている。このプレート107は、取付板106a〜106cにボルト締結されており、この結果、プレート107を脱着することが可能となり、エンジン3(特に点火プラグを取り付けまたは取り外す際)のサービス性が向上する。そして、プレート107の上には、エアクリーナ21が4つの防振マウント109,109,…を介して載置支持されている。
また、突出部65eの上下部65bと左側の取付板106cとの間、及びサブメンバ66の上下部66bと右側の取付板106aとの間には、プレート107の支持剛性を向上させるため、概略L字状のガセット105,105がそれぞれ架設されており、これらのガセット105,105は、その突出部65e側及びサブメンバ66側が溶接で、その取付板側がボルトで取り付けられている。
(効果)
本実施形態よれば、左右一対のサスペンションタワー27,28の間に車幅方向に延びるように架設されたサスペンションタワーバー29を備えることから、車体の剛性を向上させることができる。また、インバータ11の前部がフロントクロスメンバ65に取り付けられているのみならず、インバータ11の後部がサスペンションタワーバー29に取り付けられていることから、インバータ11を強固に支持することができる。したがって、車体剛性を向上させるとともに、インバータ11支持剛性を向上させることができる。
また、サスペンションタワーバー29の中間部分が、該サスペンションタワーバー29よりも車両後方のカウルボックス35に取り付けられていることから、サスペンションタワーバー29を左右一対のサスペンションタワー27,28だけに取り付けている構造に比べて、サスペンションタワーバー29のインバータ11支持剛性を一層向上させることができる。
さらに、カウルボックス35の内部にリブ49が形成されていることから、カウルボックス35の剛性を向上させることができる。これにより、その中間部分が該リブ49に連結されているサスペンションタワーバー29のインバータ11支持剛性をより一層向上させることができる。
また、サスペンションタワーバー29の下方にモータ5が配設されているとともに、該モータ5の前方且つ下方にジェネレータ9がその一部が車両正面視で該モータ5と重なるように配設されていることから、モータ5とジェネレータ9とを単に上下に配置した場合に比べて、これらの全高を抑えてモータ5の上方に空間を確保することができるとともに、ジェネレータ9の上方且つモータ5の前方に空間を確保することができる。したがって、スペースの制約されたエンジンルーム25内に、インバータ11を容易にレイアウトすることができる。
さらに、フロントクロスメンバ65が左右一対のフロントサイドフレーム51,53の間に車幅方向に延びるように架設されていることから、車体剛性を向上させることができる。また、該フロントクロスメンバ65に、インバータ11に加えてエンジン3用のエアクリーナ21を取り付けていることから、該エアクリーナ21の取付用の部材を別途設ける必要がないので、部品点数を削減することができる。
また、フロントクロスメンバ65がバンパーレインフォースメント23と共に、ボルト57及びナット59によってフロントサイドフレーム51,53の前端部に共締めされていることから、フロントクロスメンバ65を取り付ける際の作業性が向上する。
さらに、フロントクロスメンバ65の中間部分と左側のフロントサイドフレーム53との間に補強メンバ69を架設するだけの簡単な構造でフロントクロスメンバ65の剛性を向上させることができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、使用燃料としてガソリンと水素とを切換え可能になっているが、これに限らず、例えば水素の代わりに天然ガスを採用してもよいし、ガソリンの代わりに軽油を採用するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、シリーズハイブリッド自動車1としてデュアルフューエルエンジン3を搭載した自動車1を採用しているが、これに限らず、例えば、ガソリンエンジンを搭載した自動車としてもよい。
さらに、上記実施形態では、上記カウルボックス35のリブ49を、上記開口47と干渉しないように、エンジンルーム25における右側(エンジン3側)に形成したが、これに限らず、例えば、サスペンションタワーバー29のインバータ11取付部(ブラケット部材101)と車幅方向に関し略同じ位置に形成してもよい。このようにすれば、リブ49がサスペンションタワーバー29のインバータ11取付部と車幅方向に関し略同じ位置に形成されていることから、サスペンションタワーバー29に発生する曲げモーメントをアーム長さを短くすることで低減することができる。これにより、サスペンションタワーバー29に大きな曲げ応力が発生することが抑制されるので、サスペンションタワーバー29の強度上の信頼性を向上させることができる。さらに、この場合には、サスペンションタワーバー29をカウルボックス35に取り付ける上記取付部材79を、ブラケット部材101とリブ49とを車両前後方向で直線的に結ぶように形成するのが望ましい。
また、上記実施形態では、フロントクロスメンバ65を左右一対のフロントサイドフレーム51,53の間に架設したが、インバータ11の前側を支持できるのであれば、車体前側のどこに設けてもよい。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、車両前部のエンジンルームにインバータを取り付けるハイブリット自動車のインバータ取付構造等について有用である。
本発明の実施形態に係るフロントエンジン・フロントドライブタイプのハイブリッド自動車の概略構成図である。 自動車のエンジンルームを左斜め前方から見た斜視図である。 エンジンルームからインバータやエアクリーナやバンパーレインフォースメント等を取り外した図2に相当する斜視図である。 自動車のエンジンルームを正面且つやや上方から見た斜視図である。 図2のV−V線断面図である。 図3のVI−VI線断面図である。 インバータやエアクリーナを取り外したエンジンルームの平面図である。 インバータ及びエアクリーナを後方から見た斜視図である。 サスペンションタワーバーのカウルボックスへの取付状態を示す斜視図である。 インバータ及びエアクリーナを左斜め上方から見た斜視図である。 パワーユニットを左斜め後方から見た斜視図である。 インバータ及びエアクリーナを右斜め前方から見た斜視図である。
符号の説明
1 ハイブリット車両
3 デュアルフューエルエンジン(エンジン)
5 モータ
9 ジェネレータ
11 インバータ
21 エアクリーナ
23 バンパーレインフォースメント
25 エンジンルーム
27 右側のサスペンションタワー
28 左側のサスペンションタワー
29 サスペンションタワーバー
35 カウルボックス(後側車体側部材)
49 リブ(節部材)
51 右側のフロントサイドフレーム
53 左側のフロントサイドフレーム
57 ボルト(締結具)
59 ナット(締結具)
65 フロントクロスメンバ(クロスメンバ)
69 補強メンバ

Claims (8)

  1. 車両前部のエンジンルームにインバータを取り付けるハイブリット自動車のインバータ取付構造であって、
    上記エンジンルームの車幅方向両側にそれぞれ配設された左右一対のサスペンションタワーの間に車幅方向に延びるように架設されたサスペンションタワーバーを備えており、
    上記インバータは、その前部が前側車体側部材に、その後部が上記サスペンションタワーバーに取り付けられていることを特徴とするハイブリット自動車のインバータ取付構造。
  2. 請求項1記載のハイブリット自動車のインバータ取付構造において、
    上記サスペンションタワーバーの中間部分は、該サスペンションタワーバーよりも車両後方の後側車体側部材に取り付けられていることを特徴とするハイブリット自動車のインバータ取付構造。
  3. 請求項2記載のハイブリット自動車のインバータ取付構造において、
    上記後側車体側部材は、車幅方向に延びるカウルボックスであり、
    上記カウルボックスには、その内部を車幅方向に仕切る節部材が形成されており、
    上記サスペンションタワーバーの中間部分は、上記節部材に連結されていることを特徴とするハイブリット自動車のインバータ取付構造。
  4. 請求項3記載のハイブリット自動車のインバータ取付構造において、
    上記節部材は、上記サスペンションタワーバーのインバータ取付部と車幅方向に関し略同じ位置に形成されていることを特徴とするハイブリット自動車のインバータ取付構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のハイブリット自動車のインバータ取付構造において、
    上記エンジンルームには、上記サスペンションタワーバーの下方にモータが配設されているとともに、該モータの前方且つ下方にジェネレータがその一部が正面視で該モータと重なるように配設されており、
    上記インバータは、上記ジェネレータの上方且つ上記モータの前方の空間から上記モータの上方の空間にかけて該ジェネレータ及び該モータを覆うように取り付けられていることを特徴とするハイブリット自動車のインバータ取付構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のハイブリット自動車のインバータ取付構造において、
    上記前側車体側部材は、車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームの間に車幅方向に延びるように架設されたクロスメンバであり、
    上記クロスメンバには、上記インバータに対し車幅方向に隣接するエンジン用のエアクリーナが取り付けられていることを特徴とするハイブリット自動車のインバータ取付構造。
  7. 請求項6記載のハイブリット自動車のインバータ取付構造において、
    上記クロスメンバは、バンパーレインフォースメントと共に、締結具によって上記フロントサイドフレームの前端部に共締めされていることを特徴とするハイブリット自動車のインバータ取付構造。
  8. 請求項6又は7記載のハイブリット自動車のインバータ取付構造において、
    上記クロスメンバの中間部分と上記フロントサイドフレームとの間に架設された上記クロスメンバ補強用の補強メンバをさらに備えていることを特徴とするハイブリット自動車のインバータ取付構造。
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