JP3328893B2 - 車両の前部構造 - Google Patents
車両の前部構造Info
- Publication number
- JP3328893B2 JP3328893B2 JP32245793A JP32245793A JP3328893B2 JP 3328893 B2 JP3328893 B2 JP 3328893B2 JP 32245793 A JP32245793 A JP 32245793A JP 32245793 A JP32245793 A JP 32245793A JP 3328893 B2 JP3328893 B2 JP 3328893B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- bracket
- attached
- fixing means
- beam member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の前部に前回り部
品を取り付けると共に、車両の前方に向って設けられた
左右１対のフロントサイドフレームの前端を連結して車
体剛性を増加させる車両の前部構造に関する。
品を取り付けると共に、車両の前方に向って設けられた
左右１対のフロントサイドフレームの前端を連結して車
体剛性を増加させる車両の前部構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車等の車両の前部には、エンジンの
冷却用のラジエータや該ラジエータを強制的に冷却する
ファン等の前回り部品やヘッドライトを取り付ける必要
があり、従来はこれら前回り部品やヘッドライトを個々
に車両の前部に取り付けていた。ところが、これら前回
り部品やヘッドライトを個々に取り付けていると、取り
付けに長時間を要し、車両の組立工数が増加するという
問題がある。このような場合には、例えば、特開平３−
２２７７８１号公報に記載されているように、前回り部
品等を予めブラケットに一体に取り付けておき、車両の
前部にはこれら前回り部品等が取り付けられた１個のブ
ラケットを取り付けるようにすれば組立工数を削減でき
る。
冷却用のラジエータや該ラジエータを強制的に冷却する
ファン等の前回り部品やヘッドライトを取り付ける必要
があり、従来はこれら前回り部品やヘッドライトを個々
に車両の前部に取り付けていた。ところが、これら前回
り部品やヘッドライトを個々に取り付けていると、取り
付けに長時間を要し、車両の組立工数が増加するという
問題がある。このような場合には、例えば、特開平３−
２２７７８１号公報に記載されているように、前回り部
品等を予めブラケットに一体に取り付けておき、車両の
前部にはこれら前回り部品等が取り付けられた１個のブ
ラケットを取り付けるようにすれば組立工数を削減でき
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは車
体剛性を上げるため、車両の前部左右に１対に設けられ
ているフロントサイドフレームの前端を予め連結してお
り、このようにフロントサイドフレームの前端を連結し
ておくとエンジンルーム内の組立作業時等に連結部材が
邪魔になる。
体剛性を上げるため、車両の前部左右に１対に設けられ
ているフロントサイドフレームの前端を予め連結してお
り、このようにフロントサイドフレームの前端を連結し
ておくとエンジンルーム内の組立作業時等に連結部材が
邪魔になる。
【０００４】尚、このような場合に、フロントサイドフ
レームの前端を連結しないでおき、エンジンルームその
他の組み立てがある程度完了した時点で上記ブラケット
をフロントサイドフレームの前端間に架設し、ブラケッ
トに補強部材としての機能を持たせることも考えられる
が、各種前回り部品を支持すると共に連結部材として機
能させるためには設計の自由度が制限され、またブラケ
ットが必要以上に重くなるという不具合がある。
レームの前端を連結しないでおき、エンジンルームその
他の組み立てがある程度完了した時点で上記ブラケット
をフロントサイドフレームの前端間に架設し、ブラケッ
トに補強部材としての機能を持たせることも考えられる
が、各種前回り部品を支持すると共に連結部材として機
能させるためには設計の自由度が制限され、またブラケ
ットが必要以上に重くなるという不具合がある。
【０００５】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、エ
ンジンルーム等の組立作業が容易で、かつ必要以上に重
量が重くなることなく前回り部品等を簡単に取り付ける
ことができる車両の前部構造を提供することを目的とす
る。
ンジンルーム等の組立作業が容易で、かつ必要以上に重
量が重くなることなく前回り部品等を簡単に取り付ける
ことができる車両の前部構造を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、車両の前部に前回り部品を取り付けると共
に、車両の前方に向って設けられた左右１対のフロント
サイドフレームの前端を連結して車体剛性を増加させる
車両の前部構造において、両フロントサイドフレームの
前端間に第１の固定手段で着脱自在に架設されるフロン
トビーム部材を設けると共に、該フロントビーム部材に
第２の固定手段で固定されるブラケットをフロントビー
ム部材とは別体に設け、該ブラケットが上記前回り部品
を支持し、該前回り部品を支持するブラケットとフロン
トビーム部材とが上記第２の固定手段によって固定さ
れ、該第２の固定手段によって固定されたブラケット及
びフロントビーム部材が、上記第１の固定手段のみによ
って車両の前部に固定されることを特徴とする。
に本発明は、車両の前部に前回り部品を取り付けると共
に、車両の前方に向って設けられた左右１対のフロント
サイドフレームの前端を連結して車体剛性を増加させる
車両の前部構造において、両フロントサイドフレームの
前端間に第１の固定手段で着脱自在に架設されるフロン
トビーム部材を設けると共に、該フロントビーム部材に
第２の固定手段で固定されるブラケットをフロントビー
ム部材とは別体に設け、該ブラケットが上記前回り部品
を支持し、該前回り部品を支持するブラケットとフロン
トビーム部材とが上記第２の固定手段によって固定さ
れ、該第２の固定手段によって固定されたブラケット及
びフロントビーム部材が、上記第１の固定手段のみによ
って車両の前部に固定されることを特徴とする。
【０００７】
【作用】フロントサイドフレームを相互に連結する補強
部材としての役割を果たすフロントビーム部材をブラケ
ットとは別体に設け、車体の剛性を向上させるための部
材と前回り部品等を支持するための部材とを別個に設け
ることにより、それぞれの材料や形状を最適なものにす
ることができ、従って全体の重量が必要以上に重くなら
ない。
部材としての役割を果たすフロントビーム部材をブラケ
ットとは別体に設け、車体の剛性を向上させるための部
材と前回り部品等を支持するための部材とを別個に設け
ることにより、それぞれの材料や形状を最適なものにす
ることができ、従って全体の重量が必要以上に重くなら
ない。
【０００８】
【実施例】図１を参照して、１はブラケットであり、フ
ロントビーム２に取り付けられ、該フロントビーム２と
共に、車両Ｂの前方に向って延びるフロントサイドフレ
ームＦＳに一体に取り付けられるものである。該ブラケ
ット１は矩形枠状であり左右に１対のライトホルダ１０
が突設され、かつ矩形枠内に１対のシュラウド１１が設
けられている。本実施例の場合、ブラケット１は射出成
形やスタンプ成形による樹脂製であり、ライトホルダ１
０及びシュラウド１１は矩形枠に対して一体に成形され
ている。そして、ライトホルダ１０にヘッドライト１４
が取り付けられ、またシュラウド１１にファン１２が取
り付けられ、更にファン１２の前方に２個のラジエータ
１３が取り付けられると、該ブラケット１はフロントビ
ーム２に設けられたステイ２１にねじ止めされる。該フ
ロントビーム２は横方向に長手の角パイプ状の構造材か
らなり、ブラケット１が取り付けられる左右１対の上記
ステイ２１及び該ステイ２１の外側に位置する左右１対
のボス２４が後方に向って突設されている。また、フロ
ントビーム２の上面には台部２２が設けられ、該台部２
２にはバンパの上部を固定したり、ボンネットロック２
３を取り付けることができる。
ロントビーム２に取り付けられ、該フロントビーム２と
共に、車両Ｂの前方に向って延びるフロントサイドフレ
ームＦＳに一体に取り付けられるものである。該ブラケ
ット１は矩形枠状であり左右に１対のライトホルダ１０
が突設され、かつ矩形枠内に１対のシュラウド１１が設
けられている。本実施例の場合、ブラケット１は射出成
形やスタンプ成形による樹脂製であり、ライトホルダ１
０及びシュラウド１１は矩形枠に対して一体に成形され
ている。そして、ライトホルダ１０にヘッドライト１４
が取り付けられ、またシュラウド１１にファン１２が取
り付けられ、更にファン１２の前方に２個のラジエータ
１３が取り付けられると、該ブラケット１はフロントビ
ーム２に設けられたステイ２１にねじ止めされる。該フ
ロントビーム２は横方向に長手の角パイプ状の構造材か
らなり、ブラケット１が取り付けられる左右１対の上記
ステイ２１及び該ステイ２１の外側に位置する左右１対
のボス２４が後方に向って突設されている。また、フロ
ントビーム２の上面には台部２２が設けられ、該台部２
２にはバンパの上部を固定したり、ボンネットロック２
３を取り付けることができる。
【０００９】このように、ヘッドライト１４・ファン１
２・ラジエータ１３が取り付けられた状態のブラケット
１とボンネットロック２３とがフロントビーム２に取り
付けられると、フロントビーム２の左右１対のボス２４
をフロントサイドフレームＦＳの前端に開設された取付
穴ＨＬに挿入し、該ボス２４をフロントサイドフレーム
ＦＳにボルト等により固定するか、またはブラケット１
やフロントビーム２を、フロントサイドフレームＦＳを
含めた車両Ｂのボディーにボルト等により固定して組み
立てを完了する。
２・ラジエータ１３が取り付けられた状態のブラケット
１とボンネットロック２３とがフロントビーム２に取り
付けられると、フロントビーム２の左右１対のボス２４
をフロントサイドフレームＦＳの前端に開設された取付
穴ＨＬに挿入し、該ボス２４をフロントサイドフレーム
ＦＳにボルト等により固定するか、またはブラケット１
やフロントビーム２を、フロントサイドフレームＦＳを
含めた車両Ｂのボディーにボルト等により固定して組み
立てを完了する。
【００１０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、車体剛性を確保するためのフロントビーム部材と前
回り部品等を支持するブラケットとを別部材としたの
で、各々について最適な材料を用いて最適な形状にする
ことができ、従って必要以上に重量が重くならない。ま
た、ブラケットをフロントビーム部材に取り付けた状態
で一体に車両に組み付けるようにしたので、前回りの組
立時間を削減することができる。
は、車体剛性を確保するためのフロントビーム部材と前
回り部品等を支持するブラケットとを別部材としたの
で、各々について最適な材料を用いて最適な形状にする
ことができ、従って必要以上に重量が重くならない。ま
た、ブラケットをフロントビーム部材に取り付けた状態
で一体に車両に組み付けるようにしたので、前回りの組
立時間を削減することができる。
【図１】 本発明の一実施例の構成を示す図
１ ブラケット ２ フロントビーム Ｂ 車両 ＦＳ フロントサイドフレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 貝吹 繁雄 埼玉県狭山市新狭山１丁目10番地１ ホ ンダエンジニアリング株式会社内 審査官 山内 康明 (56)参考文献 特開 平３−284481（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−208780（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−227781（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B62D 25/08
Claims (1)
- 【請求項１】 車両の前部に前回り部品を取り付けると
共に、車両の前方に向って設けられた左右１対のフロン
トサイドフレームの前端を連結して車体剛性を増加させ
る車両の前部構造において、両フロントサイドフレーム
の前端間に第１の固定手段で着脱自在に架設されるフロ
ントビーム部材を設けると共に、該フロントビーム部材
に第２の固定手段で固定されるブラケットをフロントビ
ーム部材とは別体に設け、該ブラケットが上記前回り部
品を支持し、該前回り部品を支持するブラケットとフロ
ントビーム部材とが上記第２の固定手段によって固定さ
れ、該第２の固定手段によって固定されたブラケット及
びフロントビーム部材が、上記第１の固定手段のみによ
って車両の前部に固定されることを特徴とする車両の前
部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32245793A JP3328893B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 車両の前部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32245793A JP3328893B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 車両の前部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07172345A JPH07172345A (ja) | 1995-07-11 |
| JP3328893B2 true JP3328893B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=18143875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32245793A Expired - Fee Related JP3328893B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 車両の前部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3328893B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6758515B2 (en) | 2002-02-26 | 2004-07-06 | Denso Corporation | Front end structure of vehicle with crushable zones for collision damage |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4762444B2 (ja) | 2001-06-15 | 2011-08-31 | 富士重工業株式会社 | 車両のフロントエンド構造 |
| KR100888325B1 (ko) * | 2002-12-28 | 2009-03-12 | 한라공조주식회사 | 자동차용 프론트 엔드 모듈 |
| KR100828842B1 (ko) * | 2006-12-13 | 2008-05-09 | 현대자동차주식회사 | 차량의 프론트 앤드 모듈 캐리어 하부지지구조 |
| CN113443010B (zh) * | 2021-07-06 | 2022-09-09 | 合肥长安汽车有限公司 | 汽车机舱后横梁总成 |
| CN113859366B (zh) * | 2021-10-29 | 2023-01-24 | 岚图汽车科技有限公司 | 一种通用化前端模块、机舱总成及汽车 |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP32245793A patent/JP3328893B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6758515B2 (en) | 2002-02-26 | 2004-07-06 | Denso Corporation | Front end structure of vehicle with crushable zones for collision damage |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07172345A (ja) | 1995-07-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719 Year of fee payment: 6 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719 Year of fee payment: 7 |
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