JPH031290Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH031290Y2 JPH031290Y2 JP17400185U JP17400185U JPH031290Y2 JP H031290 Y2 JPH031290 Y2 JP H031290Y2 JP 17400185 U JP17400185 U JP 17400185U JP 17400185 U JP17400185 U JP 17400185U JP H031290 Y2 JPH031290 Y2 JP H031290Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subframe
- vehicle body
- support bolt
- vibration
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 10
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 5
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 4
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、例えば自動車等のエンジンあるい
はデフアレンシヤルギヤ等の動力部材を車体に取
付け、支持するためのサブフレームの防振支持構
造に関するものである。
はデフアレンシヤルギヤ等の動力部材を車体に取
付け、支持するためのサブフレームの防振支持構
造に関するものである。
従来、自動車等のエンジンあるいはデフアレン
シヤルギヤ等の所謂動力部材を車体に取付け、支
持するためには、第3図に示すように、図示して
ないエンジンあるいはデフアレンシヤルギヤ等の
所謂動力部材をサブフレーム2に取付けるととも
に、このサブフレーム2には防振マウント部材3
が取付けられて、前記サブフレーム2に取付けら
れるこの防振マウント部材3を車体1にサブフレ
ーム支持用ボルト40により結合する、即ち図示
してない動力部材が取付けられたサブフレーム2
と車体1とを防振マウント部材3を介してサブフ
レーム支持用ボルト40により結合することによ
り、前記動力部材を車体1に取付け、支持するよ
う構成されている。
シヤルギヤ等の所謂動力部材を車体に取付け、支
持するためには、第3図に示すように、図示して
ないエンジンあるいはデフアレンシヤルギヤ等の
所謂動力部材をサブフレーム2に取付けるととも
に、このサブフレーム2には防振マウント部材3
が取付けられて、前記サブフレーム2に取付けら
れるこの防振マウント部材3を車体1にサブフレ
ーム支持用ボルト40により結合する、即ち図示
してない動力部材が取付けられたサブフレーム2
と車体1とを防振マウント部材3を介してサブフ
レーム支持用ボルト40により結合することによ
り、前記動力部材を車体1に取付け、支持するよ
う構成されている。
また、動力部材の振動等が前記サブフレーム2
からサブフレーム支持用ボルト40を経て車体1
に伝達されることにより発生する車内音を低減す
るためには、前記動力部材が取付けられたサブフ
レーム2に取付ける防振マウント部材3と車体1
とを結合する前記サブフレーム支持用ボルト40
の動きを抑えることにより対策できるものであつ
て、従来では例えば車体1を挟むようにこの車体
1の上下面に補強板80を装着して前記サブフレ
ーム支持用ボルト40で車体1とともに共締めす
ることによりこのサブフレーム支持用ボルト40
の車体1への支持、結合部分の剛性を高めてサブ
フレーム支持用ボルト40の動き量を低減する方
法、およびサブフレーム2下部(防振マウント部
材3下部)にマス(即ち重り等)81を取付けて
サブフレーム支持用ボルト40の動き量を低減す
る方法等により車内音の低減が図られている。
からサブフレーム支持用ボルト40を経て車体1
に伝達されることにより発生する車内音を低減す
るためには、前記動力部材が取付けられたサブフ
レーム2に取付ける防振マウント部材3と車体1
とを結合する前記サブフレーム支持用ボルト40
の動きを抑えることにより対策できるものであつ
て、従来では例えば車体1を挟むようにこの車体
1の上下面に補強板80を装着して前記サブフレ
ーム支持用ボルト40で車体1とともに共締めす
ることによりこのサブフレーム支持用ボルト40
の車体1への支持、結合部分の剛性を高めてサブ
フレーム支持用ボルト40の動き量を低減する方
法、およびサブフレーム2下部(防振マウント部
材3下部)にマス(即ち重り等)81を取付けて
サブフレーム支持用ボルト40の動き量を低減す
る方法等により車内音の低減が図られている。
しかし、第3図に示すサブフレーム防振支持構
造の場合、補強板80およびマス(重り)81等
を装着することでは車内音を十分に低減すること
ができず、特に、動力部材の振動はサブフレーム
2から、このサブフレーム2に取付けられる防振
マウント部材3と車体1とを結合するサブフレー
ム支持用ボルト40を経て、車体1に伝達される
ことにより車内音が発生する、即ち動力部材の振
動がサブフレーム2からサブフレーム支持用ボル
ト40に伝わり、このサブフレーム支持用ボルト
40の振動が車体1に直接伝達されることにより
車内音が発生するという不具合がある。
造の場合、補強板80およびマス(重り)81等
を装着することでは車内音を十分に低減すること
ができず、特に、動力部材の振動はサブフレーム
2から、このサブフレーム2に取付けられる防振
マウント部材3と車体1とを結合するサブフレー
ム支持用ボルト40を経て、車体1に伝達される
ことにより車内音が発生する、即ち動力部材の振
動がサブフレーム2からサブフレーム支持用ボル
ト40に伝わり、このサブフレーム支持用ボルト
40の振動が車体1に直接伝達されることにより
車内音が発生するという不具合がある。
そこでこの考案の目的は、動力部材の振動がサ
ブフレームからサブフレーム支持用ボルトを経て
車体に伝達することを抑制して、振動による車内
音の発生を低減することである。
ブフレームからサブフレーム支持用ボルトを経て
車体に伝達することを抑制して、振動による車内
音の発生を低減することである。
そのためこの考案は上述の問題点を、サブフレ
ーム支持用ボルトと車体との間に十字継手を介在
し、サブフレーム支持用ボルトはこの十字継手を
介して車体に結合させて、サブフレーム支持用ボ
ルトがその軸方向に対し揺動するよう構成したこ
とにより解決しようとするものである。
ーム支持用ボルトと車体との間に十字継手を介在
し、サブフレーム支持用ボルトはこの十字継手を
介して車体に結合させて、サブフレーム支持用ボ
ルトがその軸方向に対し揺動するよう構成したこ
とにより解決しようとするものである。
さらに詳しくは第1図の符号を付して説明する
と、エンジンあるいはデフアレンシヤルギヤ等の
動力部材を車体1に取付け、支持するため、この
動力部材をサブフレーム2に取付けるとともに、
このサブフレーム2に取付けられる防振マウント
部材3を前記車体1にサブフレーム支持用ボルト
4により結合したサブフレーム防振支持構造にお
いて、前記サブフレーム2に取付けられる防振マ
ウント部材3と車体1とを結合するための前記サ
ブフレーム支持用ボルト4は十字継手5を介して
前記車体1に結合されて成り、このサブフレーム
支持用ボルト4の十字継手部位5でサブフレーム
支持用ボルト4がその軸方向に対し揺動するよう
にしたものである。
と、エンジンあるいはデフアレンシヤルギヤ等の
動力部材を車体1に取付け、支持するため、この
動力部材をサブフレーム2に取付けるとともに、
このサブフレーム2に取付けられる防振マウント
部材3を前記車体1にサブフレーム支持用ボルト
4により結合したサブフレーム防振支持構造にお
いて、前記サブフレーム2に取付けられる防振マ
ウント部材3と車体1とを結合するための前記サ
ブフレーム支持用ボルト4は十字継手5を介して
前記車体1に結合されて成り、このサブフレーム
支持用ボルト4の十字継手部位5でサブフレーム
支持用ボルト4がその軸方向に対し揺動するよう
にしたものである。
上述の手段によれば、動力部材が取付けられた
サブフレーム2に取付けられる防振マウント部材
3と車体1とを結合するサブフレーム支持用ボル
ト4は十字継手5を介して車体1に結合されるこ
とにより、前記サブフレーム支持用ボルト4の十
字継手部位5でこのサブフレーム支持用ボルト4
はその軸方向に対し揺動する、即ち曲げ方向に回
転可能となるため、動力部材からサブフレーム2
を経てサブフレーム支持用ボルト4に伝わる振動
によるこのサブフレーム支持用ボルト4の振動に
おける特にモーメント力を吸収することができ、
動力部材の振動がサブフレーム2からサブフレー
ム支持用ボルト4を経て車体1に伝達することを
抑制することができ、車内音の発生を低減するこ
とができる。
サブフレーム2に取付けられる防振マウント部材
3と車体1とを結合するサブフレーム支持用ボル
ト4は十字継手5を介して車体1に結合されるこ
とにより、前記サブフレーム支持用ボルト4の十
字継手部位5でこのサブフレーム支持用ボルト4
はその軸方向に対し揺動する、即ち曲げ方向に回
転可能となるため、動力部材からサブフレーム2
を経てサブフレーム支持用ボルト4に伝わる振動
によるこのサブフレーム支持用ボルト4の振動に
おける特にモーメント力を吸収することができ、
動力部材の振動がサブフレーム2からサブフレー
ム支持用ボルト4を経て車体1に伝達することを
抑制することができ、車内音の発生を低減するこ
とができる。
以下、添付図面に基づいて、この考案の実施例
を説明する。
を説明する。
第1図の図面はこの考案の実施例を示してお
り、図示してないエンジンあるいはデフアレンシ
ヤルギヤ等の所謂動力部材をサブフレーム2に取
付けるとともに、このサブフレーム2には防振マ
ウント部材3が取付けられて、前記サブフレーム
2に取付けられるこの防振マウント部材3を車体
1にサブフレーム支持用ボルト4により結合す
る、即ち図示してない動力部材が取付けられたサ
ブフレーム2と車体1とを前記サブフレーム2に
取付けられる防振マウント部材3を介してサブフ
レーム支持用ボルト4により結合することによ
り、前記動力部材を車体1に取付け、支持するよ
う構成されている。
り、図示してないエンジンあるいはデフアレンシ
ヤルギヤ等の所謂動力部材をサブフレーム2に取
付けるとともに、このサブフレーム2には防振マ
ウント部材3が取付けられて、前記サブフレーム
2に取付けられるこの防振マウント部材3を車体
1にサブフレーム支持用ボルト4により結合す
る、即ち図示してない動力部材が取付けられたサ
ブフレーム2と車体1とを前記サブフレーム2に
取付けられる防振マウント部材3を介してサブフ
レーム支持用ボルト4により結合することによ
り、前記動力部材を車体1に取付け、支持するよ
う構成されている。
このように構成されたサブフレーム防振支持構
造であつて、この第1図に示すように、図示して
ない動力部材が取付けられたサブフレーム2に取
付けられる防振マウント部材3と車体1とを結合
するサブフレーム支持用ボルト4と車体1との間
に十字継手5を介在し、前記サブフレーム支持用
ボルト4はこの十字継手5を介して車体1に結合
するよう構成して、このサブフレーム支持用ボル
ト4の十字継手部位5でサブフレーム支持用ボル
ト4がその軸方向に対し揺動する、即ち曲げ方向
に回転可能に構成したものである。
造であつて、この第1図に示すように、図示して
ない動力部材が取付けられたサブフレーム2に取
付けられる防振マウント部材3と車体1とを結合
するサブフレーム支持用ボルト4と車体1との間
に十字継手5を介在し、前記サブフレーム支持用
ボルト4はこの十字継手5を介して車体1に結合
するよう構成して、このサブフレーム支持用ボル
ト4の十字継手部位5でサブフレーム支持用ボル
ト4がその軸方向に対し揺動する、即ち曲げ方向
に回転可能に構成したものである。
即ち、前記防振マウント部材3は、ブツシユ内
筒31とブツシユ外筒32との間にゴム33、バ
ネ定数調整用プレート34およびゴム35が介在
されて、これらの部材が一体的に固着されて構成
されており、この防振マウント部材3のブツシユ
外筒32がサブフレーム2に固着されることによ
りこのサブフレーム2に前記防振マウント部材3
が取付けられるとともに、防振マウント部材3
(ブツシユ内筒31)はナツト6により前記サブ
フレーム支持用ボルト4に一体的に取付けられる
ものである。そして、防振マウント部材3が一体
的に取付けられた前記サブフレーム支持用ボルト
4の頂部(即ち車体側の端部)近傍は、取付台7
に十字継手5を介して取付けられており、この十
字継手5により前記サブフレーム支持用ボルト4
はその軸方向に対し(即ち取付台7および車体1
に対し)揺動する、即ち曲げ方向に回転可能とな
るものである。また、十字継手5を介してサブフ
レーム支持用ボルト4が取付けられた前記取付台
7は、サブフレーム支持用ボルト4の車体1への
支持、結合剛性を高めるための補強板8ととも
に、車体1にボルト9により固着されている。
筒31とブツシユ外筒32との間にゴム33、バ
ネ定数調整用プレート34およびゴム35が介在
されて、これらの部材が一体的に固着されて構成
されており、この防振マウント部材3のブツシユ
外筒32がサブフレーム2に固着されることによ
りこのサブフレーム2に前記防振マウント部材3
が取付けられるとともに、防振マウント部材3
(ブツシユ内筒31)はナツト6により前記サブ
フレーム支持用ボルト4に一体的に取付けられる
ものである。そして、防振マウント部材3が一体
的に取付けられた前記サブフレーム支持用ボルト
4の頂部(即ち車体側の端部)近傍は、取付台7
に十字継手5を介して取付けられており、この十
字継手5により前記サブフレーム支持用ボルト4
はその軸方向に対し(即ち取付台7および車体1
に対し)揺動する、即ち曲げ方向に回転可能とな
るものである。また、十字継手5を介してサブフ
レーム支持用ボルト4が取付けられた前記取付台
7は、サブフレーム支持用ボルト4の車体1への
支持、結合剛性を高めるための補強板8ととも
に、車体1にボルト9により固着されている。
したがつて、前記サブフレーム支持用ボルト4
の十字継手部位5でこのサブフレーム支持用ボル
ト4はその軸方向に対し揺動する、即ち曲げ方向
に回転することができるため、動力部材からサブ
フレーム2を経てサブフレーム支持用ボルト4に
伝わる振動により、このサブフレーム支持用ボル
ト4にモーメントが入力されても、この入力した
曲げモーメントは十字継手5によるサブフレーム
支持用ボルト4の揺動(曲げ方向への回転)によ
り吸収されて、車体1には伝達されず、これによ
りサブフレーム支持用ボルト4の振動が車体1に
伝達することを抑えることができ、車内音を大幅
に低減することができるものである。そしてこの
ように構成されたサブフレーム支持用ボルト4を
3箇所以上平面的に配置することによりサブフレ
ーム2(即ち防振マウント部材3)を確実、かつ
強固に取付け、支持することができるものであ
る。
の十字継手部位5でこのサブフレーム支持用ボル
ト4はその軸方向に対し揺動する、即ち曲げ方向
に回転することができるため、動力部材からサブ
フレーム2を経てサブフレーム支持用ボルト4に
伝わる振動により、このサブフレーム支持用ボル
ト4にモーメントが入力されても、この入力した
曲げモーメントは十字継手5によるサブフレーム
支持用ボルト4の揺動(曲げ方向への回転)によ
り吸収されて、車体1には伝達されず、これによ
りサブフレーム支持用ボルト4の振動が車体1に
伝達することを抑えることができ、車内音を大幅
に低減することができるものである。そしてこの
ように構成されたサブフレーム支持用ボルト4を
3箇所以上平面的に配置することによりサブフレ
ーム2(即ち防振マウント部材3)を確実、かつ
強固に取付け、支持することができるものであ
る。
尚、この実施例(第1図)では、サブフレーム
支持用ボルト4と車体1に固着される取付台7と
は十字継手5を介して結合されている例を示した
が、これに限定されることなく、例えば十字継手
5の代わりにバーフイールドジヨイント等の等速
ジヨイントを介在してもよいものである。
支持用ボルト4と車体1に固着される取付台7と
は十字継手5を介して結合されている例を示した
が、これに限定されることなく、例えば十字継手
5の代わりにバーフイールドジヨイント等の等速
ジヨイントを介在してもよいものである。
而して、図示してないエンジンあるいはデフア
レンシヤルギヤ等の所謂動力部材からサブフレー
ム2を経てサブフレーム支持用ボルト4に伝わる
振動により、このサブフレーム支持用ボルト4に
はモーメント力と単純力(軸方向の力)が加わる
ことになるが、前述したようにサブフレーム支持
用ボルト4は十字継手5を介して車体1に固着さ
れる取付台7に取付けられているため、サブフレ
ーム支持用ボルト4は十字継手部位5で前記サブ
フレーム支持用ボルト4の軸方向に対し揺動する
(即ち曲げ方向に回転する)ことにより、前記サ
ブフレーム支持用ボルト4に加わるモーメント力
を吸収することができ、このモーメント力が車体
1に伝達されることはなくなる。またサブフレー
ム支持用ボルト4に加わる単純力は、車体1から
サブフレーム支持用ボルト4の揺動中心(十字継
手5の回転中心)までのオフセツト距離によつて
このサブフレーム支持用ボルト4の揺動中心では
更にモーメント力と単純力の2つの力が加わるこ
とになるが、やはり前述したようにサブフレーム
支持用ボルト4は十字継手部位5で前記サブフレ
ーム支持用ボルト4の軸方向に対し揺動する(曲
げ方向に回転する)ためモーメント力は車体1に
伝達されることはない。したがつてサブフレーム
支持用ボルト4の揺動中心(回転中心)には単純
力しか加わらないことになり、この単純力は、取
付台7を車体1に固着する際、ボルト9で共締め
する補強板8によりある程度吸収することがで
き、車体1にはそれ程伝達されないことになる。
これにより、動力部材からサブフレーム2を経て
サブフレーム支持用ボルト4に伝わる振動、即ち
サブフレーム支持用ボルト4の振動を抑えること
ができ、動力部材の振動がサブフレーム2からサ
ブフレーム支持用ボルト4を経て車体1に伝達す
ることを抑制することができるため、車内音の発
生を大幅を低減することができるものである。ま
た、サブフレーム支持用ボルト4にモーメント力
と単純力が加わつた場合、特に高周波域(200ヘ
ルツ以上)ではモーメント力のほうがはるかに車
内音になりやすいことから、このモーメント力の
車体1への伝達を防止することにより、車内音の
発生を防止することができるものであつて、この
考案の実施例の場合には、第2図に示すように従
来技術に比べ車内音の発生を極めて低減すること
ができるとともに、特に高周波域での車内音を発
生を大幅に低減することができるものである。
レンシヤルギヤ等の所謂動力部材からサブフレー
ム2を経てサブフレーム支持用ボルト4に伝わる
振動により、このサブフレーム支持用ボルト4に
はモーメント力と単純力(軸方向の力)が加わる
ことになるが、前述したようにサブフレーム支持
用ボルト4は十字継手5を介して車体1に固着さ
れる取付台7に取付けられているため、サブフレ
ーム支持用ボルト4は十字継手部位5で前記サブ
フレーム支持用ボルト4の軸方向に対し揺動する
(即ち曲げ方向に回転する)ことにより、前記サ
ブフレーム支持用ボルト4に加わるモーメント力
を吸収することができ、このモーメント力が車体
1に伝達されることはなくなる。またサブフレー
ム支持用ボルト4に加わる単純力は、車体1から
サブフレーム支持用ボルト4の揺動中心(十字継
手5の回転中心)までのオフセツト距離によつて
このサブフレーム支持用ボルト4の揺動中心では
更にモーメント力と単純力の2つの力が加わるこ
とになるが、やはり前述したようにサブフレーム
支持用ボルト4は十字継手部位5で前記サブフレ
ーム支持用ボルト4の軸方向に対し揺動する(曲
げ方向に回転する)ためモーメント力は車体1に
伝達されることはない。したがつてサブフレーム
支持用ボルト4の揺動中心(回転中心)には単純
力しか加わらないことになり、この単純力は、取
付台7を車体1に固着する際、ボルト9で共締め
する補強板8によりある程度吸収することがで
き、車体1にはそれ程伝達されないことになる。
これにより、動力部材からサブフレーム2を経て
サブフレーム支持用ボルト4に伝わる振動、即ち
サブフレーム支持用ボルト4の振動を抑えること
ができ、動力部材の振動がサブフレーム2からサ
ブフレーム支持用ボルト4を経て車体1に伝達す
ることを抑制することができるため、車内音の発
生を大幅を低減することができるものである。ま
た、サブフレーム支持用ボルト4にモーメント力
と単純力が加わつた場合、特に高周波域(200ヘ
ルツ以上)ではモーメント力のほうがはるかに車
内音になりやすいことから、このモーメント力の
車体1への伝達を防止することにより、車内音の
発生を防止することができるものであつて、この
考案の実施例の場合には、第2図に示すように従
来技術に比べ車内音の発生を極めて低減すること
ができるとともに、特に高周波域での車内音を発
生を大幅に低減することができるものである。
さらに、この実施例(第1図の構成)では、サ
ブフレーム支持用ボルト4の揺動中心(十字継手
5の回転中心)が車体1から少しオフセツトされ
た位置にあるため、サブフレーム支持用ボルト4
がその軸方向に対して揺動(曲げ方向に回転)し
てもモーメント力を全て吸収することはできず、
車体1に伝達されるモーメント力(振動)が完全
に0とならないが、第2図に示す従来技術との比
較グラフから分るように車内音を大幅に低減する
ことができ、この実施例の構成で十分効果を得る
ことができるものである。尚、車体1に伝達され
るモーメント力を殆ど0にするためには、サブフ
レーム支持用ボルト4の揺動中心(回転中心)が
車体1と同一面上になるよう構成すればよいもの
である。
ブフレーム支持用ボルト4の揺動中心(十字継手
5の回転中心)が車体1から少しオフセツトされ
た位置にあるため、サブフレーム支持用ボルト4
がその軸方向に対して揺動(曲げ方向に回転)し
てもモーメント力を全て吸収することはできず、
車体1に伝達されるモーメント力(振動)が完全
に0とならないが、第2図に示す従来技術との比
較グラフから分るように車内音を大幅に低減する
ことができ、この実施例の構成で十分効果を得る
ことができるものである。尚、車体1に伝達され
るモーメント力を殆ど0にするためには、サブフ
レーム支持用ボルト4の揺動中心(回転中心)が
車体1と同一面上になるよう構成すればよいもの
である。
この考案は上述のように、エンジンあるいはデ
フアレンシヤルギヤ等の動力部材が取付けられた
サブフレームに取付けられる防振マウント部材と
車体とを結合するためのサブフレーム支持用ボル
トと車体との間に十字継手を介在し、このサブフ
レーム支持用ボルトは前記十字継手を介して車体
に結合したものであつて、前記サブフレーム支持
用ボルトは十字継手部位で軸方向に対し揺動す
る、即ち曲げ方向に回転することにより、動力部
材からサブフレームを経てサブフレーム支持用ボ
ルトに伝わる振動によるこのサブフレーム支持用
ボルトの振動を吸収することができ、このサブフ
レーム支持用ボルトの振動の車体への伝達を抑え
ることができて、動力部材の振動がサブフレーム
からサブフレーム支持用ボルトを経て車体に伝達
することを抑制することができるため、振動によ
る車内音の発生を大幅に低減することができる。
フアレンシヤルギヤ等の動力部材が取付けられた
サブフレームに取付けられる防振マウント部材と
車体とを結合するためのサブフレーム支持用ボル
トと車体との間に十字継手を介在し、このサブフ
レーム支持用ボルトは前記十字継手を介して車体
に結合したものであつて、前記サブフレーム支持
用ボルトは十字継手部位で軸方向に対し揺動す
る、即ち曲げ方向に回転することにより、動力部
材からサブフレームを経てサブフレーム支持用ボ
ルトに伝わる振動によるこのサブフレーム支持用
ボルトの振動を吸収することができ、このサブフ
レーム支持用ボルトの振動の車体への伝達を抑え
ることができて、動力部材の振動がサブフレーム
からサブフレーム支持用ボルトを経て車体に伝達
することを抑制することができるため、振動によ
る車内音の発生を大幅に低減することができる。
第1図はこの考案の実施例を示す縦断面図、第
2図はこの考案と従来技術による発生する車内音
の比較グラフ、第3図は従来例を示す第1図相当
断面図である。 1……車体、2……サブフレーム、3……防振
マウント部材、4……サブフレーム支持用ボル
ト、5……十字継手。
2図はこの考案と従来技術による発生する車内音
の比較グラフ、第3図は従来例を示す第1図相当
断面図である。 1……車体、2……サブフレーム、3……防振
マウント部材、4……サブフレーム支持用ボル
ト、5……十字継手。
Claims (1)
- エンジンあるいはデフアレンシヤルギヤ等の動
力部材を車体に取付け、支持するため、この動力
部材をサブフレームに取付けるとともに、このサ
ブフレームに取付けられる防振マウント部材を前
記車体にサブフレーム支持用ボルトにより結合し
たサブフレーム防振支持構造において、前記サブ
フレームに取付けられる防振マウント部材と車体
とを結合するための前記サブフレーム支持用ボル
トは十字継手を介して前記車体に結合されて成
り、このサブフレーム支持用ボルトの十字継手部
位でサブフレーム支持用ボルトがその軸方向に対
し揺動することを特徴とするサブフレーム防振支
持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17400185U JPH031290Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17400185U JPH031290Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6280716U JPS6280716U (ja) | 1987-05-23 |
JPH031290Y2 true JPH031290Y2 (ja) | 1991-01-16 |
Family
ID=31111990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17400185U Expired JPH031290Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH031290Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-12 JP JP17400185U patent/JPH031290Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6280716U (ja) | 1987-05-23 |
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