JPH034577Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH034577Y2 JPH034577Y2 JP1983148429U JP14842983U JPH034577Y2 JP H034577 Y2 JPH034577 Y2 JP H034577Y2 JP 1983148429 U JP1983148429 U JP 1983148429U JP 14842983 U JP14842983 U JP 14842983U JP H034577 Y2 JPH034577 Y2 JP H034577Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power unit
- bracket
- pitching
- support structure
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車用パワーユニツトの支持構造の
改良に関するものである。
改良に関するものである。
従来、自動車用パワーユニツトの支持構造とし
て、実開昭56−102723号公報に記載されたものが
あつた。このパワーユニツトの支持構造は、エン
ジン本体とこれに結合されたミツシヨンなどから
なるパワーユニツトを、前、後部の一方は左、右
2点で、他方は1点で車体構成部材に支持したも
のにおいて、1点側の支持部材をパワーユニツト
の重心を通る前後方向中心線に対し左右方向に適
当距離だけ変位した位置に設けると共に、前記前
後方向中心線に対し支持部材と反対側にピツチン
グストツパを配設したものである。
て、実開昭56−102723号公報に記載されたものが
あつた。このパワーユニツトの支持構造は、エン
ジン本体とこれに結合されたミツシヨンなどから
なるパワーユニツトを、前、後部の一方は左、右
2点で、他方は1点で車体構成部材に支持したも
のにおいて、1点側の支持部材をパワーユニツト
の重心を通る前後方向中心線に対し左右方向に適
当距離だけ変位した位置に設けると共に、前記前
後方向中心線に対し支持部材と反対側にピツチン
グストツパを配設したものである。
しかし、このパワーユニツトの支持構造は、ピ
ツチングストツパが1本であつたため、振動、騒
音が比較的大きいという問題があつた。
ツチングストツパが1本であつたため、振動、騒
音が比較的大きいという問題があつた。
本考案は、前述した問題を解決しようとするも
のであつて、上、下2本のピツチングストツパを
適切な配置で設けることにより、振動、騒音を低
減させると共に、1点側の支持部材への負荷を軽
減させることができる自動車用パワーユニツトの
支持構造を提供することを目的としている。
のであつて、上、下2本のピツチングストツパを
適切な配置で設けることにより、振動、騒音を低
減させると共に、1点側の支持部材への負荷を軽
減させることができる自動車用パワーユニツトの
支持構造を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本考案は、前述の
ような自動車用パワーユニツトの支持構造におい
て、1点支持側で車体構成部材に固定した1個の
ブラケツトと、該ブラケツト及び前記パワーユニ
ツトに連結された上下2本のピツチングストツパ
とを備えており、上側ピツチングストツパ及び下
側ピツチングストツパが前記パワーユニツトから
前記ブラケツトに向けて接近するように傾斜させ
たものである。
ような自動車用パワーユニツトの支持構造におい
て、1点支持側で車体構成部材に固定した1個の
ブラケツトと、該ブラケツト及び前記パワーユニ
ツトに連結された上下2本のピツチングストツパ
とを備えており、上側ピツチングストツパ及び下
側ピツチングストツパが前記パワーユニツトから
前記ブラケツトに向けて接近するように傾斜させ
たものである。
以下、この考案の一実施例につき図面を参照し
て説明する。
て説明する。
第1図において、符号1はパワーユニツトであ
り、パワーユニツト1はエンジン本体1aとこれ
に結合されたミツシヨン1bなどから構成されて
いる。パワーユニツト1の後部は左、右2点で車
体構成部材である車体フレームのクロスメンバ2
にクツシヨン材3aをもつリヤマウント部材3に
よりマウントされ、パワーユニツト1の前部は1
点で車体構成部材であるクロスメンバ4にクツシ
ヨン材5aをもつフロントマウント部材5により
マウントされている。このフロントマウント部材
5はパワーユニツト1の重心Gを通る前後方向中
心線の左右方向に短い距離だけ離して配置されて
いる。また、上下2本のピツチングストツパ6,
7の前端部が前記クロスメンバ4に固定されたほ
ぼ扇形の1個のブラケツト8に連結され、ピツチ
ングストツパ6,7の後端部がパワーユニツト1
前部の上部、下部にそれぞれユニツト側ブラケツ
ト9,10を介して連結されている。そしてこれ
らの上、下ピツチングストツパ6,7は、前記前
後方向中心線に対しフロントマウント部材5と左
右方向には反対側に配置され、上下からフロント
マウント部材5を挾むようにこれと近接し、かつ
クロスメンバ4側が互に近接するように傾斜して
配置されている。
り、パワーユニツト1はエンジン本体1aとこれ
に結合されたミツシヨン1bなどから構成されて
いる。パワーユニツト1の後部は左、右2点で車
体構成部材である車体フレームのクロスメンバ2
にクツシヨン材3aをもつリヤマウント部材3に
よりマウントされ、パワーユニツト1の前部は1
点で車体構成部材であるクロスメンバ4にクツシ
ヨン材5aをもつフロントマウント部材5により
マウントされている。このフロントマウント部材
5はパワーユニツト1の重心Gを通る前後方向中
心線の左右方向に短い距離だけ離して配置されて
いる。また、上下2本のピツチングストツパ6,
7の前端部が前記クロスメンバ4に固定されたほ
ぼ扇形の1個のブラケツト8に連結され、ピツチ
ングストツパ6,7の後端部がパワーユニツト1
前部の上部、下部にそれぞれユニツト側ブラケツ
ト9,10を介して連結されている。そしてこれ
らの上、下ピツチングストツパ6,7は、前記前
後方向中心線に対しフロントマウント部材5と左
右方向には反対側に配置され、上下からフロント
マウント部材5を挾むようにこれと近接し、かつ
クロスメンバ4側が互に近接するように傾斜して
配置されている。
このような支持構造を採用することにより、パ
ワーユニツト1がピツチングするとき、第2図に
示したような合成力が発生する。すなわち、重心
Gを中心としたパワーユニツト1のピツチングに
よつて、第2図に記号aで示す荷重がピツチング
ストツパ6を介してブラケツト8に伝わる。他
方、ピツチングストツパ7を介してブラケツト8
に伝わる荷重は、記号bとして示すように、ピツ
チングストツパ7の配置方向に沿つた若干上向き
の力としてブラケツト8に作用する。
ワーユニツト1がピツチングするとき、第2図に
示したような合成力が発生する。すなわち、重心
Gを中心としたパワーユニツト1のピツチングに
よつて、第2図に記号aで示す荷重がピツチング
ストツパ6を介してブラケツト8に伝わる。他
方、ピツチングストツパ7を介してブラケツト8
に伝わる荷重は、記号bとして示すように、ピツ
チングストツパ7の配置方向に沿つた若干上向き
の力としてブラケツト8に作用する。
これら荷重a及びbは、合成力cとしてブラケ
ツト8を介してクロスメンバ4に加えられる。こ
の合成力cは、第2図に示すように荷重aまたは
bの何れか一方とほぼ同じ大きさで、ほぼ垂直な
方向に作用する。そのため、パワーユニツト1の
荷重をクロスメンバ4で直接受ける場合に比較し
て、大幅に小さな値となる。
ツト8を介してクロスメンバ4に加えられる。こ
の合成力cは、第2図に示すように荷重aまたは
bの何れか一方とほぼ同じ大きさで、ほぼ垂直な
方向に作用する。そのため、パワーユニツト1の
荷重をクロスメンバ4で直接受ける場合に比較し
て、大幅に小さな値となる。
その結果、ブラケツト8とクロスメンバ4との
結合部における継手強度に関する要求が緩和さ
れ、その分だけ結合部の構成を簡略化できる。ま
たクロスメンバ4への入力が小さくなるので、振
動、騒音が低減される。さらに、フロントマウン
ト部材5へのピツチングによる負荷が軽減される
ため、このマウント部材5の取付強度が小さくて
すむと共に、振動、騒音上有利となる。
結合部における継手強度に関する要求が緩和さ
れ、その分だけ結合部の構成を簡略化できる。ま
たクロスメンバ4への入力が小さくなるので、振
動、騒音が低減される。さらに、フロントマウン
ト部材5へのピツチングによる負荷が軽減される
ため、このマウント部材5の取付強度が小さくて
すむと共に、振動、騒音上有利となる。
なお、本考案において、パワーユニツトの前部
を左、右2点で支持し、後部を1点で支持したも
のでは、上、下2本のピツチングストツパをパワ
ーユニツトの後部に設けることにより、前述した
実施例のものと同様な効果が得られる。
を左、右2点で支持し、後部を1点で支持したも
のでは、上、下2本のピツチングストツパをパワ
ーユニツトの後部に設けることにより、前述した
実施例のものと同様な効果が得られる。
以上説明したように、本考案によれば、パワー
ユニツトの1点で支持した位置に近接させて、
上、下2本のピツチングストツパを、これらの車
体構成部材側が互に近接するように配設したの
で、振動、騒音を前述した従来のものに比べて低
減させることができ、また1点側の支持部材への
ピツチングによる負荷が軽減され、その取付強度
が小さくてすむという効果が得られる。
ユニツトの1点で支持した位置に近接させて、
上、下2本のピツチングストツパを、これらの車
体構成部材側が互に近接するように配設したの
で、振動、騒音を前述した従来のものに比べて低
減させることができ、また1点側の支持部材への
ピツチングによる負荷が軽減され、その取付強度
が小さくてすむという効果が得られる。
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2
図は同要部の作用説明図である。 1……パワーユニツト、1a……エンジン本
体、1b……ミツシヨン、2……クロスメンバ
(車体構成部材)、3……リヤマウント部材、3a
……クツシヨン材、4……クロスメンバ(車体構
成部材)、5……フロントマウント部材、5a…
…クツシヨン材、6,7……上、下ピツチングス
トツパ、8……ブラケツト、9,10……ユニツ
ト側ブラケツト。
図は同要部の作用説明図である。 1……パワーユニツト、1a……エンジン本
体、1b……ミツシヨン、2……クロスメンバ
(車体構成部材)、3……リヤマウント部材、3a
……クツシヨン材、4……クロスメンバ(車体構
成部材)、5……フロントマウント部材、5a…
…クツシヨン材、6,7……上、下ピツチングス
トツパ、8……ブラケツト、9,10……ユニツ
ト側ブラケツト。
Claims (1)
- エンジン本体とこれに結合されたミツシヨンな
どからなるパワーユニツトの前、後部の一方を
左、右2点で、他方は1点で車体構成部材に支持
した自動車用パワーユニツトの支持構造におい
て、1点支持側で車体構成部材に固定した1個の
ブラケツトと、該ブラケツト及び前記パワーユニ
ツトに連結された上下2本のピツチングストツパ
とを備えており、上側ピツチングストツパ及び下
側ピツチングストツパが前記パワーユニツトから
前記ブラケツトに向けて接近するように傾斜して
いることを特徴とする自動車用パワーユニツトの
支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14842983U JPS6055524U (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 自動車用パワ−ユニットの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14842983U JPS6055524U (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 自動車用パワ−ユニットの支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6055524U JPS6055524U (ja) | 1985-04-18 |
JPH034577Y2 true JPH034577Y2 (ja) | 1991-02-06 |
Family
ID=30329782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14842983U Granted JPS6055524U (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 自動車用パワ−ユニットの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6055524U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4810891B2 (ja) * | 2005-06-13 | 2011-11-09 | 日産自動車株式会社 | トルクロッドの取付け構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5554570U (ja) * | 1978-10-07 | 1980-04-12 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5851054Y2 (ja) * | 1979-12-06 | 1983-11-21 | 富士重工業株式会社 | 自動車用パワ−ユニツトの支持構造 |
-
1983
- 1983-09-26 JP JP14842983U patent/JPS6055524U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5554570U (ja) * | 1978-10-07 | 1980-04-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6055524U (ja) | 1985-04-18 |
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