JPH0313052Y2 - - Google Patents

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JPH0313052Y2
JPH0313052Y2 JP18755685U JP18755685U JPH0313052Y2 JP H0313052 Y2 JPH0313052 Y2 JP H0313052Y2 JP 18755685 U JP18755685 U JP 18755685U JP 18755685 U JP18755685 U JP 18755685U JP H0313052 Y2 JPH0313052 Y2 JP H0313052Y2
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JP
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differential
mount
differential device
suspension member
vehicle body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車のデイフアレンシヤル装置(以
下デフ装置と称する)の車体へのマウント構造に
係り、特にデフ装置の振動騒音の車体への伝達を
低減することのできるマウント構造に関する。
〔従来の技術〕
自動車の車体に搭載されたデフ装置から車体へ
は、様々の方向から振動が伝わり車内の振動騒音
現象の要因となつている。このデフ装置から車体
へ伝わる振動伝達力を低減するための装置として
は、特開昭56−67631号公報や特開昭57−205229
号公報によつて開示された装置が公知である。こ
れらの装置はいずれも第7図に示すように、左右
の車体フレーム1にほぼ直角にフロントサポート
メンバ2とリヤサポートメンバ3とをそれぞれラ
バーマウント4を介して装着し、これらの前後1
対のサポートメンバ2,3にデフ装置5を取付け
たものである。しかしながら上述したような従来
のデフ装置のマウント構造によると、ラバーマウ
ント4の特性が主として上下方向の振動の吸収に
適するようになつていた。このためデフ装置5の
ノイズを軽減することはできるが、デフ装置5の
ギヤのワインドアツプ時に発生する上下振動であ
るこもり音や、プロペラシヤフト6やデフ装置5
のギヤの前後振動がラバーマウント4を介して車
体1に伝達する停止状態におけるアイドル振動を
低減することはできないという問題があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上述したような自動車のデフ装置を
車体に取付けるとき問題となつていたデフ装置の
ノイズ以外のこもり音やアイドル振動が軽減でき
ないという問題を解決し、デフ装置のすべての方
向の振動の車体への伝達力を軽減し、騒音の発生
を低減させることのできるデフ装置のマウント構
造を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はデフ装置の前端をデフサポートメンバ
に組付けた後、このデフサポートメンバの両端を
デフフロントマウントを介してサスペンシヨンメ
ンバに取付け、前記デフ装置の後端をデフリヤマ
ウントを介して前記サスペンシヨンメンバに取付
け、しかる後このサスペンシヨンメンバの四隅を
ボデイマウントを介して車体に組付けるデフ装置
のマウント構造において、前記ボデイマウントは
主として前後方向に弾性的に変位可能とし、前記
デフフロントマウントは主として上下方向に弾性
的に変位可能としたものである。
〔作用〕
我々考案者等の実験によると、第6図に示すよ
うにデフフロントマウントの上下方向のばね定数
を前後方向のばね定数の約3倍前後とすると、前
述のデフノイズ、こもり音及びアイドル振動が最
も効果的に低減できることが判明した。上記の構
成によると、デフフロントマウントは上下方向に
変位しやすく、ボデイマウントは前後方向に変位
しやすいので、これらのマウントの形状寸法を適
当に選択することにより、デフフロントマウント
の上下方向のばね定数を前後方向のばね定数の約
3倍にすることが容易であり、前述のデフ装置に
発生する各種の振動が車体に伝わることを最小限
におさえることができ、騒音の発生も低減するこ
とができる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案に係るデフ装置のマウント構造の
一実施例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第5図に本考案の一実施例を示す。
該図において第7図に示す従来例と同一または同
等部分には同一符号を付して示す。デフ装置5の
前部にはこのデフ装置5の軸方向とほぼ直角にデ
フサポートメンバ2が取付けられており、このデ
フサポートメンバ2の両端はデフフロントマウン
ト7を介してコの字型のサスペンシヨンメンバ8
の軸方向に平行な二辺に取付けられている。この
サスペンシヨンメンバ8のデフサポートメンバ2
と対向する一辺には、前記デフ装置5の後部がデ
フリヤマウント9を介して取付けられている。そ
してサスペンシヨンメンバ8の四隅はボデイマウ
ント4を介して図示せぬ車体に取付けられてい
る。すなわちデフ装置5はサスペンシヨンメンバ
8にデフマウント7,9を介して3点で防振支持
され、さらにこのサスペンシヨンメンバ8は図示
せぬ車体にボデイマウント4を介して4点で防振
支持されている。10はサスペンシヨンアーム、
11はドライブシヤフト、12はデフ装置5の主
軸とプロペラシヤフト6とを連結するユニバーサ
ルジヨイントである。
前記デフフロントマウント7は第3図及び第4
図に示すように形成されている。すなわちデフ装
置5の軸方向に平行な円筒部7aの外周に軸方向
にほぼ直角にデフサポートメンバ2の両端がそれ
ぞれ固定されている。この円筒部7aの内径内の
直径上には弾性部材からなる支持部7bが形成さ
れており、中心には軸13が嵌合されるカラー1
4が固定されている。そしてこの軸13はサスペ
ンシヨンメンバの上面に設けられた軸受部15に
回動可能に支持されている。
前記ボデイマウント4は第5図に示すように形
成されている。形状は前記デフフロントマウント
7とほぼ同様であるが、デフ装置5の軸方向に対
しほぼ直角に、サスペンシヨンメンバ8の四隅に
取付けられている。そして円筒部4aの直径上に
弾性部材からなる支持部4bが形成されており、
この支持部4bの中心に上下方向にボルト16が
貫通されるカラー17が固定されている。そして
ボルト16をカラー17内に貫通させ車体1にナ
ツト18を介して、サスペンシヨンメンバ8の四
隅を取付けるように構成されている。
次に本実施例の作用を説明する。デフ装置5の
軸方向に対しボデイマウント4は直角方向に、デ
フフロントマウント2は平行方向に設けられてい
るので、デフフロントマウント2は上下方向のば
ね定数を前後方向のばね定数の約3倍に設定する
ことは容易に可能である。このようになるように
デフフロントマウント2の寸法形状を構成するこ
とにより、前述した第6図に示す実験結果から明
らかなように、デフノイズ、こもり音、アイドル
振動を低減させることが可能となる。
本実施例によれば、従来のデフ装置のマウント
構造のようにデフフロントマウント7がデフ装置
5の軸方向に直角でなく平行であるため、上下方
向のばね定数を前後方向のばね定数の約3倍にす
ることができる。この結果デフ装置5のデフノイ
ズのみならず、こもり音、アイドル振動を低減さ
せることができる。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案によれば、自動車のデ
フ装置をデフマウントを介してサスペンシヨンメ
ンバに3点支持し、このサスペンシヨンメンバの
四隅をボデイマウントを介して車体に支持し、デ
フフロントマウントの上下方向のばね定数を前後
方向のばね定数の約3倍になるようにしたので、
デフ装置に発生する各種の振動が車体に伝わるこ
とを最小限におさえることができ、騒音の発生も
低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るデフ装置のマウント構造
の一実施例を示す斜視図、第2図は第1図の平面
図、第3図は第1図のデフフロントマウントを示
す拡大正面図、第4図は第3図の平面図、第5図
は第1図のボデイマウントを示す拡大断面図、第
6図は上下及び前後ばね定数の比と振動騒音評価
点との関係を示すグラフ、第7図は従来のデフ装
置のマウント構造を示す平面図である。 1……車体、2……デフサポートメンバ、4…
…ボデイマウント、5……デフ装置、7……デフ
フロントマウント、8……サスペンシヨンメン
バ、9……デフリヤマウント。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) デイフアレンシヤル装置の前端をデフサポー
    トメンバに組付けた後、このデフサポートメン
    バの両端をデフフロントマウントを介してサス
    ペンシヨンメンバに取付け、前記デイフアレン
    シヤル装置の後端をデフレヤマウントを介して
    前記サスペンシヨンメンバに取付け、しかる後
    このサスペンシヨンメンバの四隅をボデイマウ
    ントを介して車体に組付けるデイフアレンシヤ
    ル装置のマウント構造において、前記ボデイマ
    ウントは主として前後方向に弾性的に変位可能
    とし、前記デフフロントマウントは主として上
    下方向に弾性的に変位可能としたことを特徴と
    するデイフアレンシヤル装置のマウント構造。 (2) 前記デフフロントマウントの上下方向のばね
    定数は前後方向のばね定数の約3倍であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のデイフアレンシヤル装置のマウント構造。
JP18755685U 1985-12-05 1985-12-05 Expired JPH0313052Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18755685U JPH0313052Y2 (ja) 1985-12-05 1985-12-05

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JP18755685U JPH0313052Y2 (ja) 1985-12-05 1985-12-05

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Publication Number Publication Date
JPS6294924U JPS6294924U (ja) 1987-06-17
JPH0313052Y2 true JPH0313052Y2 (ja) 1991-03-26

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JP18755685U Expired JPH0313052Y2 (ja) 1985-12-05 1985-12-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2532778Y2 (ja) * 1990-05-25 1997-04-16 富士重工業株式会社 自動車の後輪駆動装置の取付構造
JP2007303647A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Toyota Motor Corp 振動体の取付方法

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JPS6294924U (ja) 1987-06-17

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