JPH0514894Y2 - - Google Patents

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JPH0514894Y2
JPH0514894Y2 JP1986090458U JP9045886U JPH0514894Y2 JP H0514894 Y2 JPH0514894 Y2 JP H0514894Y2 JP 1986090458 U JP1986090458 U JP 1986090458U JP 9045886 U JP9045886 U JP 9045886U JP H0514894 Y2 JPH0514894 Y2 JP H0514894Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、トランスミツシヨンならび駆動力
を前後輪の双方へ伝えるトランスフアーを支持す
る車両の伝達系支持構造に関する。
(従来の技術) エンジンをフロント側の床下部分に搭載して、
1つの箱で車体の全体を構成した車、いわゆる
1BOX車と呼ばれる自動車においては、近時、後
輪のみ(あるいは前輪)を駆動する方式
(2WHEEL DRIVE)の他に、前輪も後輪と共に
駆動するようにした4WD(4WHEEL DRIVE)
と呼ばれる方式が登場してきている。
具体的には、第4図に示されるように車体1の
フロント側の下部に前輪2につながるフロントデ
イフアレンシヤル3を設ける他、リア側に後輪4
につながるリアデイフアレンシヤル5を設け、こ
れら各デイフアレンシヤル3,5を車体1の中央
に設けたトランスフアー6を使い、エンジン7に
連結されたトランスミツシヨン8の出力部に接続
することが行なわれている。
ところで、4WD車においては第4図に示され
るようにエンジン8にトランスミツシヨン8、ト
ランスフアー6を順次直列に連結して、これらを
床下に前後方向沿いにマウントしたものがある。
こうしたマウントには、リア側(トランスミツシ
ヨン8、トランスフアー6)を、フロント側(エ
ンジン7)とは別に車体1側に支持する構造が用
いられている。また同じリア側でもトランスミツ
シヨン8とトランスフアー6とをそれぞれ支持す
ることが行なわれている。
具体的には、従来、トランスミツシヨン8で
は、第5図に示されるようにトランスミツシヨン
8の下部に車幅方向沿いに、両端が車体1のサイ
ドメンバ9,9に固定されるクロスメンバ10を
挿通し、このクロスメンバ10上にミツシヨンマ
ウント11(ゴム材からなるもの)を使つてトラ
ンスミツシヨン8を据付けることが行なわれてい
る。またトランスフアー6では、第6図および第
7図に示されるようにトランスフアー6のオフセ
ツト軸側(フロント側出力)の端部にトランスフ
アーマウント12(内面にゴム材を貼付した筒体
12a内に軸部材12bを遊嵌してなるもの)を
設け、このトランスフアマウント12を車体1の
サイドメンバ8にブラケツト13を介し支持させ
ることが行なわれている。
ところが、こうしたリア側はトランスミツシヨ
ン8を中央の1点で支持するために、オフセツト
する分、トランスフアー8が下がり気味に組立て
られやすい。
(考案が解決しようとする問題点) このため、ストツパとなるトランスフアーマウ
ント12の芯出しできにくい難点をもつている。
しかも、トランスフア6が車体1に1カ所で支持
されているために、アイドリング時等の小さな振
動を吸収しようとミツシヨンマウント11のばね
定数を低くくすると、大入力時(オフロード走
行、大トルク時)に大きな変位が生じてしまう難
点があつた(前後輪からの反力による)。
この考案はこのような問題点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、トランスフ
アーの芯出しを安定して行なうことができ、かつ
低ばね定数を利用して小さな振動を吸収すること
ができる車両の伝達系支持構造を提供することに
ある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段と作用) この考案は、車両の床下に配置されたトランス
ミツシヨンおよび該トランスミツシヨンに連結さ
れた前後輪につながるトランスフアーと、前記ト
ランスミツシヨンの幅方向側面部近傍にそれぞれ
少なくとも1カ所ずつ設けられると共に弾性を有
するミツシヨンマウントと、車体の床側に設けら
れ前記各ミツシヨンマウントを受けてトランスミ
ツシヨンを支持する支持部材と、前記トランスフ
アーに設けられた取付部と、取付部と対応するト
ランスフアーの上方側に車両左右方向に沿つて挿
通された前記取付部とつながる長さ寸法の長い支
持杆部材と、車体の床側に設けられ支持杆部材の
端部をそれぞれ受けてトランスフアーを支持する
と共に弾性を有するトランスフアーマウントとを
具備して車両の伝達系支持構造を構成した。これ
によつて、トランスミツシヨンに高い支持剛性を
もたらして、トランスフアーが下がり気味に組付
けられるのを解消する。と共にトランスフアー
が、長さ寸法の長い支持杆部材および2カ所のト
ランスフアーマウントを介して車体に取付けられ
ているから、トランスフアーが大きな動力を入力
した際のトランスフアーマウントに働くロール方
向の反力が少なく、それ故、弾性を有するトラン
スフアーマウントのばね定数を小さくして、トラ
ンスフアーから発生する小さな振動を吸収できる
ようになる。
(実施例) 以下、この考案を第1図ないし第3図に示す一
実施例にもとづいて説明する。但し、図面におい
て「従来の技術」の項で述べた構成部分(位置関
係を含む)と同じ部分については同一符号を附し
てその説明を省く。
第1図はこの考案を適用したトランスミツシヨ
ン8ならびトランスフアー6のマウント構造の正
面、第2図はその平面、第3図は側面をそれぞれ
示す。まず、トランスミツシヨン8の支持構造に
説明すれば、20はトランスミツシヨン8の上部
側に該トランスミツシヨン8の外形をならうよう
にして立設されたブラケツト板20である。この
トランスミツシヨン8の側方から張り出た端部す
なわち、トランスミツシヨン8の幅方向両側面部
近傍となる部位には、それぞれ筒形のミツシヨン
マウント21(たとえば軸部材21aが挿通され
た筒状のゴムブツシユ21bを筒状のホルダー2
1c内に設けてなるもの)が連結されている。一
方、22は略コ字状に構成された支持部材であ
る。この支持部材22は該両端部が前記ミツシヨ
ンマウント21,21と対向するよう車体の床下
部に設けたクロスメンバ23,23に接合されて
いる。なお、24は支持部材22の取付座部材、
25は支持部材22の接合部間に介装されたゴム
ブツシユである。そして、支持部材22の両端部
がミツシヨンマウント21,21の各軸部材21
aに連結され、トランスミツシヨン8を左右幅方
向の2点で支持している。
一方、トランスフアー6の支持構造には、リア
デイフアレンシヤル(図示しない)側の軸側部
分、その部分からオフセツトしたリアデイフアレ
ンシヤル(図示しない)側の軸側部分の左右両側
の2点を支持する構造を採用している。詳しく
は、トランスフアー6の左右両側部分(オフセツ
ト軸側、それと反対の側)にそれぞれブラケツト
部材26(取付部に相当)を設ける。またトラン
スフアー6と車体1との間に、たとえば全長が長
いパイプ材よりなる支持杆部材27を挿通する。
支持杆部材27は、取付杆部材27,27が並ぶ
方向に対応して車体左右方向に挿通されていて、
その両端部が最も左右端側に有るサイドメンバ2
8に届いている。この支持杆部材27の端部が、
各左右側のサイドメンバ28,28上に設けた先
のミツシヨンマウント21と同様な構成のトラン
スフアーマウント29(軸部材29aが挿通され
た筒状のゴムブツシユ29bを筒状のホルダー2
9c内に設けてなるもの)に支持される。そし
て、この支持杆部材27の中途部に上記ブラケツ
ト部26,26の先端がボルト締めにより微調整
可能(たとえば上下方向の長孔にボルトを通す
等)に接合され、トランスフアー6もトランスミ
ツシヨン8と同様、2点で支持している。
しかして、トランスミツシヨン8は車体1に対
して少なくとも左右2ケ所で支持されるから、高
い支持剛性が得られる。
これによつて、車体1に取付ける際にも、トラ
ンスフアー6が下がり気味に組立てられてトラン
スフアー6の芯出しが困難になることもなく、ト
ランスフアー6を車体1に対して容易に取付ける
ことができ、組立て効率が向上する。
またトランスフアー6は、ブラケツト部材2
6,26、支持杆部材27,2ケ所のトランスフ
アーマウント29,29を介して車体1に取付け
られ、かつ支持杆部材27は長さ寸法が長くなつ
ているから、トランスフアー6が大きな動力を入
力した際、トランスフアーマウント29,29に
働くロール方向の反力が少なく、したがつて弾性
を有するトランスフアーマウント29,29のば
ね定数を小さくすることができ、トランスフアー
6から発生する小さな振動を吸収することができ
る。
よつて、トランスフアー6の組付けの効率向上
と振動吸収の両立が効率的になし得る。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案によれば、トラン
スミツシヨンは車体に対する少なくとも左右2ケ
所の支持により、高い支持剛性を得ることがで
き、車体に取付ける際にも、トランスフアーが下
がり気味に組立てられてトランスフアーの芯出し
が困難になることもなく、トランスフアーを車体
に対して容易に取付けることができるようにな
り、組立て効率の向上を図ることができる。
しかも、トランスフアーは、取付部、支持杆部
材、2ケ所のトランスフアーマウントを介して車
体に取付けられる上、支持杆部材は長さ寸法が長
いから、トランスフアーが大きな動力を入力した
際のトランスフアーマウントに働くロール方向の
反力は少なく、したがつて弾性を有するトランス
フアーマウントのばね定数を小さくすることがで
き、トランスフアーから発生する小さな振動を吸
収することができる。
したがつて、トランスフアーの組付けの効率向
上と振動吸収の両立が効率的になすことができる
という効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示
し、第1図はトランスミツシヨン、トランスフア
ーの支持構造を示す正面図、第2図はその平面
図、第3図はその側面図、第4図は一般的な4輪
駆動車のパワートレイン系を示す斜視図、第5図
はそのトランスミツシヨンの支持構造を示す正面
図、第6図はトランスフアーの支持構造を示す正
面図、第7図はそのトランスフアーマウントを示
す断面図である。 6……トランスフアー、7……エンジン、8…
…トランスミツシヨン、21……ミツシヨンマウ
ント、22……支持部材、23……クロスメン
バ、26……ブラケツト部材(取付部)、27…
…支持杆部材、28……サイドメンバ、29……
トランスフアーマウント。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両の床下に配置されたトランスミツシヨンお
    よび該トランスミツシヨンに連結された前後輪に
    つながるトランスフアーと、 前記トランスミツシヨンの幅方向側面部近傍に
    それぞれ少なくとも1カ所ずつ設けられると共に
    弾性を有するミツシヨンマウントと、 車体の床側に設けられ前記各ミツシヨンマウン
    トを受けてトランスミツシヨンを支持する支持部
    材と、 前記トランスフアーに設けられた取付部と、 取付部と対応するトランスフアーの上方側に車
    両左右方向に沿つて挿通された前記取付部とつな
    がる長さ寸法の長い支持杆部材と、 車体の床側に設けられ支持杆部材の端部をそれ
    ぞれ受けてトランスフアーを支持すると共に弾性
    を有するトランスフアーマウントとを具備したこ
    とを特徴とする車両の伝達系支持構造。
JP1986090458U 1986-06-13 1986-06-13 Expired - Lifetime JPH0514894Y2 (ja)

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JPS62201128U JPS62201128U (ja) 1987-12-22
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JPS5931568B2 (ja) * 1979-09-14 1984-08-02 川崎製鉄株式会社 圧力容器用Cr−Mo鋼の製造方法
JPS6254822B2 (ja) * 1979-05-10 1987-11-17 Fujimi Kenmazai Kogyo Kk

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