JP2626290B2 - 鉄道車両用軸箱装置 - Google Patents

鉄道車両用軸箱装置

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JP2626290B2
JP2626290B2 JP3066023A JP6602391A JP2626290B2 JP 2626290 B2 JP2626290 B2 JP 2626290B2 JP 3066023 A JP3066023 A JP 3066023A JP 6602391 A JP6602391 A JP 6602391A JP 2626290 B2 JP2626290 B2 JP 2626290B2
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博幸 野崎
英夫 高井
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道車両の軸箱装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の軸箱は実開昭60−139920
にある様に車軸に内輪を予め圧入しておき、軸箱として
組立てる時にまず後ブタを車輪寄に挿入しておき、コ
ロと外輪を組込み軸箱体を組み込んだ後に、前ブタ及び
後ブタを軸箱体に締結することにより軸箱に対し軸受を
ガタなく組込む構造となっていた。また本軸箱におけ
る軸箱支持装置の構造は特公昭61−17709に示す
ように輪軸つり用のつのを軸箱中央に構成させており
側ばりに開口部を設けているため強度上不利であるとと
もに製作性が悪いという問題があった。更に密封型軸受
を使用した例として実開昭61−104826に示すよ
うに密封軸受の上部に半円状のクラ形の軸箱体をかぶ
軸箱体の軸端側と車輪側に設けた片部で軸受の外輪
を案内する方式や軸受の挿入部をダ円状にした軸箱体
により前記と同様な案内方式を採用した方式も知られて
いる。しかしこのような方式の場合軸受と軸箱体の間の
スラスト方向のガタがさけられないため高速走行時に
このスラスト方向のガタの為にダ行動を生じやすいとい
う問題があった。
【0003】また他の実施例として図4に示すように前
ブタに吊り上げ用のツノを設けて側ばり側面のピンとの
間で吊り上げ装置を構成した方式もある。この方式にお
いては軸ばねにダンパを併設する場合吊り上げ装置の外
方にダンパ取付部を構成する必要がある為、重量増大、
スペース大となるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では軸受
を軸箱に対してスラスト方向にガタなく組立ようとした
場合後ブタを先に車輪寄に予め挿入した後、軸受、軸
箱、前ブタの順に車軸に組込む必要があり特に密封軸
受を使用した場合には作業上、後ブタを組込んだ後に軸
受を圧入する必要がある為作業性が悪いという問題が
あった。また輪軸を吊り上げる時のつのを前述の様に軸
箱中央に構成させる場合、側ばり下部に開口部を設ける
構造となり強度的に不利であるという問題があった。
更に図4に示す方式の場合台車としての車軸長手方向寸
法が大きくなりこの為重量も大きくなるという問題が
あった。
【0005】本発明の目的は特に密封軸受を使用する
箱装置において高速走行車軸用としてスラスト方向に
ガタなく組立可能でかつ組立作業の容易な軽量で小形の
軸箱装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は車軸端寄に軸
受の外輪をスラスト方向に固定する片部を設けた軸箱体
に後ブタを締結することにより軸受を軸箱体に対してス
ラスト方向に固定することで小形、軽量な軸箱装置が実
現できる。さらに後ブタを分割することにより後ブタを
予め車輪寄に挿入しておくことなく、最後に軸箱体に組
込むことが可能となり作業性が向上する。
【0007】また前記後ブタに輪軸吊り上げ用のツノ部
を構成し側ばりの車輪寄の側面部に設けたピンとの間で
吊り上げ装置を構成することにより側ばり下部に開口
部のない信頼性の高い台車枠を実現できるとともに
まで有効に使用されていなかった側ばり側面と車輪との
スペースで吊り上げ装置を構成することにより省スペー
ス化を図ることができる。
【0008】
【作用】車軸用軸受のスラスト方向の固定を軸箱体に設
けた片部と後ブタとで行い、後ブタは分割し軸受のスラ
スト方向負荷範囲である上側半周部分で行う様にした
為、軸箱組立時車軸に軸受圧入、軸箱組込後後ブタを
挿入可能とした。また後ブタに輪軸吊り用のつのを一体
に構成させ、台車枠に取付けた吊り上げピンとの間で輪
軸吊り上げ機能を設けた為、台車枠には吊り上げ用のブ
ラケットを設けるだけで側ばりに開口部を設けることな
く構成可能とした。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図3により説
明する。
【0010】車軸8に軸受4を介して軸箱体3を取付け
更に軸箱体3と側ばり1との間に軸ばね5、減衰ダンパ
6を設け車輪7から台車枠(側ばり1)に伝わる振動を
抑制している。これらの受は各々軸箱体3本体に設けて
いる車軸用軸受8のラジアル方向の固定は車軸8への圧
入及び軸箱体3により、スラスト方向の固定は軸箱体3
の車軸端寄に軸受8外輪をスラスト方向に押える片部を
設け、これと、分割方式で半円形状とし輪軸を吊る為の
つのを一体に構成した後ブタ2を軸箱体3の反軸端側に
締結することによった。後ブタ2の本構造を採用するこ
とにより軸受4、軸箱体3を組込み後後ブタ2挿入が可
能となった。このことにより軸箱組立作業の容易化に伴
う効率向上が図られた。図2のように、後ブタ2は、そ
の下方を逆U状にしており、軸箱を組込後、軸方向から
締結できる。後ブタの上端は輪軸を吊るつのになってお
り、図1のように側バリ1の側面にピンで結合してい
る。
【0011】輪軸吊り用のつの構造において従来構造例
(昭61−17709)の如く側ばり1貫通型でない軸
箱支持装置の一例を図4に示すが、本構造で減衰ダンパ
6を設けた場合、図4示す如く輪軸吊り用のつの部を前
ブタ9に構成している為、ダンパ6取付位置が側ばり1
から離れた位置となりダンパ力が作用した場合、側ば
り1にねじりトルクが発生し、側ばり部の強度を低下さ
せる要因となる。本発明では輪軸吊り用のつの部を後ブ
タ2に構成している為、減衰ダンパ6を側ばり1寄に寄
せることが可能となり、ダンパ力によるねじりトルクを
減少させことができた。
【0012】また、図4では前ブタ9に輪軸吊り用のつ
の部及び減衰ダンパ6受を並列に構成している為、前ブ
タ9の形状が複雑かつ大型化してしまっていた。本発明
では輪軸吊り用のつの部を後ブタに、減衰ダンパ6用の
受を軸箱体3に構成している為、前ブタ9は簡単な構造
でしかも小型の物で良い。密封型軸受8の採用により前
ブタ9は本実施例では設けていない。
【0013】以上のように、軸箱体の片部と後ブタの締
結により軸受のスラスト方向の固定を行う構造としてい
る為、前ブタの廃止が可能となる。このことにより部品
点数削減による重量軽減とともに省スペース化を図るこ
とができる。
【0014】また後ブタを半割にし、これの組立時期
を最後にしたことにより組立作業が容易となり作業性
向上を図ることができる。
【0015】更に後ブタに輪軸吊り用のつのを構成さ
せることにより従来活用されていなかったスペースに輪
軸吊り上げ装置を構成することができ、更に前ブタもし
くは軸箱につのを構成させない為、前ブタの簡略化もし
くは廃止、また側ばり開口部の廃止が可能となる。この
ことにより省スペース化を図ると同時に重量軽減、側ば
り強度の信頼性向上を図ることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、部品点数が少なく、組
立て作業が容易になり、省スペース化を図ると同時に重
量軽減、側ばり強度の信頼性向上を図ることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸箱装置の縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例の後ブタの正面図である。
【図3】本発明の軸箱装置を備えた台車の正面図であ
る。
【図4】軸箱支持方式を側ばり貫通型でない方式の軸箱
装置の一例である。
【符号の説明】
1…側ばり、2…後ブタ輪軸吊り金具、3…軸箱体、4
…軸受、5…軸ばね、6…減衰ダンパ、7…車輪、8…
車軸、9…前ブタ、10…後ブタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車軸の各端を支える軸箱体を台車枠の側ば
    りに軸ばねを介して支持する鉄道車両用軸箱装置におい
    て、 前記軸箱体の前記車軸の端寄に軸受の外輪をスラスト方
    向に固定する片部を設け、下方を逆U状にした後ブタを
    前記軸箱体の反軸端寄に軸方向から締結しており、前記
    後ブタの上端は車輪に面する前記側ばりの側面にピンで
    結合しており、 前記軸箱と前記側ばりとの間であって前記軸端側に、減
    衰ダンパを設置していること、を特徴とする鉄道車両用
    軸箱装置。
JP3066023A 1991-03-29 1991-03-29 鉄道車両用軸箱装置 Expired - Fee Related JP2626290B2 (ja)

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JPH04300772A JPH04300772A (ja) 1992-10-23
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