JPH0452082Y2 - - Google Patents

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JPH0452082Y2
JPH0452082Y2 JP1985061252U JP6125285U JPH0452082Y2 JP H0452082 Y2 JPH0452082 Y2 JP H0452082Y2 JP 1985061252 U JP1985061252 U JP 1985061252U JP 6125285 U JP6125285 U JP 6125285U JP H0452082 Y2 JPH0452082 Y2 JP H0452082Y2
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JP
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strut
drive shaft
engagement
mounting bracket
fastening seat
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ストラツトを用いたサスペンシヨン
装置、特にストラツトの下端取付部構造に関す
る。
(従来の技術) 従来のサスペンシヨン装置としては、例えば、
実開昭58−52007号公報に記載されているような
装置が知られている。
この従来装置は、ストラツトタイプのインデイ
ペンデントサスペンシヨンであつて、ドライブシ
ヤフトが挿通されるナツクルに下端が取り付けら
れ、上端は車体に支持されるストラツトを備えた
ものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来装置にあつて
は、ドライブシヤフトとの干渉を避けるためにド
ライブシヤフトの上方位置にストラツトの下端が
配置されていたものであつたため、ストラツトの
シヨツクアブソーバのストロークを十分に確保さ
せると、ストラツトの上端支持部である車体のフ
ードが高くなつてしまうという問題点があつた。
これに対し、特開昭58−221706号公報の第2図
には、ストラツトの下端をナツクルの前方側にオ
フセツト配置した技術が示されている。しかし、
この従来技術にあつては、ストラツトの下端に固
定された円筒ブツシユがナツクルに形成されたピ
ンに対し、ボルト・ナツト結合により結合されて
いるに過ぎなく、この結合部に加わる横力(剪断
力)をナツクルのピンがそのまま受けることで、
オフセツトして取り付けたことによる横力の増大
に対し結合強度が劣るし、また、円筒ゴムが内挿
された円筒ブツシユを介しての結合構造であるこ
とで取付位置決め精度的にも劣る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決すること
を目的としてなされたもので、この目的達成のた
めに、本考案では、ドライブシヤフトが挿通され
るナツクルに下端が取り付けられ、上端は車体に
支持されるストラツトを備えたサスペンシヨン装
置において、前記ストラツトの下端をドライブシ
ヤフトの前方または後方位置に配置させると共
に、前記ストラツトの下端部に取付ブラケツトを
設け、前記ナツクルに締結座面を形成し、取付ブ
ラケツトと締結座面の間に両者を結合する結合手
段と両者に加わる横力を受ける係合手段を設け
た。
(作用) 従つて、本考案のサスペンシヨン装置にあつて
は、上述のように、ストラツトの下端をドライブ
シヤフトの前方または後方位置に配置させたこと
で、ドライブシヤフトとの干渉を避けながらスト
ラツトの下端をドライブシヤフトレベルやそれ以
下のレベルまで下げることができる。
また、取付ブラケツトと締結座面の間に両者を
結合する結合手段と両者に加わる横力を受ける係
合手段を設けたことで、前述のようにオフセツト
して設けたことによる横力の増大に対し、結合手
段に加わる横力の一部を係合手段により分担する
ことになり、横力に対する結合強度の向上を図る
ことができる。
さらに、取付ブラケツトと締結座面の間に設け
られた係合手段が位置決め機能をなすことで、ス
トラツトの取付位置決め精度を向上させることが
できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたつて、フロントエ
ンジン、フロントドライブ車(FF車)のフロン
トサスペンシヨン装置を例にとる。
まず、第1実施例の構成を説明する。
Aはフロントサスペンシヨン装置であつて、第
1図〜第3図に示すように、ドライブシヤフト
1、ナツクル2、ストラツト3を備えている。
前記ドライブシヤフト1は、エンジン、トラン
スミツシヨン及びデイフアレンシヤルを経過して
きた駆動力が等速ジヨイントを介して伝達される
軸で、このドライブシヤフト1の端部にはフロン
トハブ(図示していない)がセレーシヨン結合等
により設けられる。
尚、このドライブシヤフト1の端部は、ナツク
ル2の支持穴201に挿通され、該支持穴201
とフロントハブとの間にはベアリングが介装さ
れ、ドライブシヤフト1やフロントハブ等の回転
部材はナツクル2に支持される。
前記ナツクル2は、ストラツト3やトランスバ
ースリンク(図示していない)等のサスペンシヨ
ン部材の一端(アクスル側)が取り付けられると
共に、フロント側のナツクル2であるためステア
リングリンケージが取り付けられるもので、この
ナツクル2には、ストラツト3を取り付ける締結
座面202と、トランスバースリンクを取り付け
るリンク結合腕203と、ステアリングリンケー
ジが取り付けられるリンク結合腕204と、バツ
フルプレート(図示していない)を固定させるボ
ルト結合腕205と、が形成されている。尚、前
記締結座面202は、ナツクル2の車両前方側に
形成された面で、ストラツト3を車両後方にわず
かに傾斜させた状態で設けるために、わずかな後
方傾斜面としている。
前記ストラツト3は、車両上下方向の荷重を支
えるサスペンシヨン部材で、シヨツクアブソーバ
301とコイルスプリング(図示していない)と
取付ブラケツト302とを備え、前記ナツクル2
に下端が取り付けられ、上端は車体のフード部
(図示していない)にマウントインシユレータを
介して支持される。
尚、前記取付ブラケツト302は、シヨツクア
ブソーバ301の下端部に溶接等で固定されるも
ので、この取付ブラケツト302と前記締結座面
202とによつてストラツト取付部が構成され、
取付ブラケツト302及び締結座面202には、
締結ボルト4用のボルト穴303,206が形成
される。
また、ストラツト取付部を構成する取付ブラケ
ツト302及び締結座面202には、係合手段と
しての係合ピン5を挿着させるためのピン穴30
4,207が形成され、この係合ピン5を締結ボ
ルト4による締結時に挿着させておく。
尚、この係合ピン5は、あらかじめピン穴30
4,207の一方に固定させておいても、また、
取付ブラケツト302及び締結座面202の一方
に一体で突設させても、また、第1実施例のよう
に、挿着時に圧入固定させるようにしたものであ
つてもよい。
次に、第1実施例の作用を説明する。
ナツクル2の車両前方側に形成された締結座面
202に対してストラツト3の下端3aが取り付
けられることで、ストラツト3の下端3aは、第
3図に示すように、ドライブシヤフト1の前方位
置にオフセツト(オフセツト量S)されて配置さ
れる。
このために、ドライブシヤフト1との干渉を避
けながら、ストラツト3の下端3aを、第2図に
示すように、ドライブシヤフト1のレベル(軸線
SL)以下まで下げているもので、これによつて、
同じ全長のストラツト3を用いた場合には、スト
ラツト3の上端支持部である車体のフード位置を
低くでき、結果的に車高を下げることができる。
また、車体のフード位置を変えない場合には、ス
トラツト3の全長を長くすることができ、ストラ
ツト3に加わる曲げ力を減少させることができ
る。
また、前述のように、ストラツト3の下端3a
をオフセツトさせたことにより、タイヤから加わ
る力や直線に加わる力等によつてストラツト取付
部に曲げモーメントが作用し、締結ボルト4への
剪断力(横力)は増大するが、この剪断力の一部
を係合ピン5が分担することになり、横力に対す
る強度を向上させることができる。
さらに、係合ピン5の挿着により、この係合ピ
ン5が位置決めピンとしての機能をなし、ストラ
ツト3の取付位置決め精度を向上させることがで
きる。
次に、第4図に示す第2実施例について説明す
る。
この第2実施例は、係合手段として、取付ブラ
ケツト302側に係合縦溝305を形成させ、締
結座面202側に係合縦突条208を形成させ、
締結ボルト4による締結時に係合縦溝305と係
合縦突条208とを係合させた状態で取り付ける
ようにした例である。
尚、他の構成は、第1実施例と同様であるので
図面に同一符号を付して説明を省略する。
また、横力を受ける係合手段が異なるだけで、
作用についても第1実施例と同様であるので説明
を省略する。
次に、第5図に示す第3実施例について説明す
る。
この第3実施例は、係合手段として、取付ブラ
ケツト302の一側面を係合側面306とし、締
結座面202側に係合側面306に係合する係合
段差面209を形成させた例である。
尚、他の構成は、第1実施例と同様であるので
図面に同一符号を付して説明を省略する。
また、横力を受ける係合手段が異なるだけで、
作用についても第1実施例と同様であるので説明
を省略する。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。
例えば、実施例ではストラツトの下端をドライ
ブシヤフトの前方位置に配置させた例を示した
が、後方位置に配置させてもよい。
また、実施例では、係合手段として、係合ピン
や凹凸による係合構造を示したが、横力を受ける
ようにした係合手段であれば、具体的な構成は実
施例に限られない。
また、実施例では、FF車のフロントサスペン
シヨン装置を例にとつたが、FR車や四輪駆動車
等のサスペンシヨン装置に適用できることは言う
までもない。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案にあつては、
ストラツトの下端がナツクルに取り付けられるサ
スペンシヨン装置において、ストラツトの下端を
ドライブシヤフトの前方または後方位置に配置さ
せると共に、前記ストラツトの下端部に取付ブラ
ケツトを設け、前記ナツクルに締結座面を形成
し、取付ブラケツトと締結座面の間に両者を結合
する結合手段と両者に加わる横力を受ける係合手
段を設ける構成とした為、オフセツト配置により
車高を下げたり車高を変えずにストラツトの全長
を長くしたりすることを可能としながら、オフセ
ツト配置による横力増大に対する結合強度の向上
及びストラツトの取付精度の向上を図ることがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1実施例のサスペンシヨン装
置を示す要部斜視図、第2図は第1実施例装置の
背面図、第3図は第1実施例装置の平面図、第4
図は第2実施例装置を示す要部斜視図、第5図は
第3実施例装置を示す要部斜視図である。 A……フロントサスペンシヨン装置(サスペン
シヨン装置)、1……ドライブシヤフト、2……
ナツクル、3……ストラツト、5……係合ピン
(係合手段)、208……係合縦突条(係合手段)、
305……係合縦溝(係合手段)、209……係
合段差面(係合手段)、306……係合側面(係
合手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドライブシヤフトが挿通されるナツクルに下端
    が取り付けられ、上端は車体に支持されるストラ
    ツトを備えたサスペンシヨン装置において、 前記ストラツトの下端をドライブシヤフトの前
    方または後方位置に配置させると共に、前記スト
    ラツトの下端部に取付ブラケツトを設け、前記ナ
    ツクルに締結座面を形成し、取付ブラケツトと締
    結座面の間に両者を結合する結合手段と両者に加
    わる横力を受ける係合手段を設けたことを特徴と
    するサスペンシヨン装置。
JP1985061252U 1985-04-24 1985-04-24 Expired JPH0452082Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985061252U JPH0452082Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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JP1985061252U JPH0452082Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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JPS61176009U JPS61176009U (ja) 1986-11-01
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP6967989B2 (ja) * 2018-02-05 2021-11-17 株式会社キャロッセ ダンパ用ブラケット及びサスペンション

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58221706A (ja) * 1982-06-16 1983-12-23 Mazda Motor Corp 自動車のリヤサスペンシヨン

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