JPH0535023Y2 - - Google Patents

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JPH0535023Y2
JPH0535023Y2 JP1986133089U JP13308986U JPH0535023Y2 JP H0535023 Y2 JPH0535023 Y2 JP H0535023Y2 JP 1986133089 U JP1986133089 U JP 1986133089U JP 13308986 U JP13308986 U JP 13308986U JP H0535023 Y2 JPH0535023 Y2 JP H0535023Y2
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JP
Japan
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piping
bracket
wiring
vehicle body
clip
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JP1986133089U
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JPS6339067U (ja
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車における各種配線、配管類を
車体に取付ける場合の取付構造の改良に関する。
(従来の技術) 例えば自動車のエンジンルーム内には、ブレー
キパイプやワイヤハーネス等の配線、配管類が収
納されているが、これらの配線、配管類は、上記
エンジンルームを構成するダツシユパネル等の車
体側部材にクリツプ或いはブラケツトを介して取
付けられているのが通例である。ところで、この
ような配線、配管類を保持するためのクリツプと
しては、例えば実開昭55−28179号公報に示され
ているように、ブレーキパイプ等の管状部材を係
合保持する溝が複数個並列に形成されたクリツプ
(固定具)が知られている。そして、このクリツ
プを用いて上記複数のブレーキパイプ等を車体側
部材に並列に取付ければ、配線、配管類のレイア
ウトが簡素化されることが期待できる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記公報に示されたクリツプ
は、同一方向に並ぶ複数のパイプ等を車体側部材
に取付ける場合にのみ用いられるものであつて、
異なる2種類の配線、配管類(例えば、ブレーキ
パイプとワイヤハーネス)が交差ないし直交する
部位においてその両者間の干渉を回避しようとす
れば、ブレーキパイプ用のクリツプとワイヤハー
ネス用のクリツプとを所定間隔だけ離反させた上
でこの両クリツプを夫々別々に車体側部材に取付
けねばならないことになる。そのため、このよう
な交差部位における配線、配管類のレイアウトが
複雑になるばかりでなく、その取付部のコンパク
ト化を図ることが困難になる。
本考案は、自動車の配線、配管類取付構造に関
する上記のような問題に対処するもので2種類の
配線、配管類が交差する場合においても、その両
者の交差部位を単一の固定具を用いて同一箇所で
互いに干渉させることなく車体に保持させること
により、その保持部のコンパクト化を図ると共に
配線、配管類のレイアウトの簡素化を図り、併せ
てブレーキパイプ等の特に損傷を回避する必要性
の高い配管については、強固に且つ外側からカバ
ーされた状態で支持するようにして、その保護を
図ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る自動車の配線、配管類取付構造
は、上記目的達成のため次のように構成したこと
を特徴とする。
即ち、車体に取り付けられて該車体との間に閉
断面を形成するコ字状のブラケツトを備えると共
に、該ブラケツトの内側における上記閉断面内に
所定の配管が係合される第1係合部を備えた第1
クリツプを設け、且つ該ブラケツトの外側に、上
記所定の配管の配設方向と直交する方向に配設さ
れる他の配線、配管類が係合される第2係合部を
備えた第2クリツプを設けたことを特徴とする。
(作用) 上記の構成によれば、車体に取付けられている
ブラケツトの内側及び外側に所定の配管と、他の
配線、配管類とが互いに直交する方向に係合され
るので、これらの配線、配管類が交差するように
配設される場合に、その交差する部分が単一のブ
ラケツトによつて保持されることになる。そし
て、特にブラケツトの内側には閉断面が形成さ
れ、この閉断面内に位置する第1クリツプの係合
部に所定の配管が保持されるので、この配管とし
て例えば特に損傷を回避する必要性の高いブレー
キパイプ等を適用することにより、該配管が強固
に且つ外側に対してカバーされた状態で保持され
ることになり、その保護が図られることになる。
(実施例) 以下、本考案に係る自動車の配線、配管類取付
構造の実施例を図面に基づいて説明する。尚、こ
の実施例は自動車に備えられる各種配線、配管類
のうち、特にエンジンルーム内に配設されるブレ
ーキパイプとワイヤハーネスとに関するものであ
る。
第1図に示すように、車体1の前部に備えられ
たエンジンルーム2には、ダツシユパネル3の上
部を水平方向に延び且つその両側部で下方に折曲
されて左右のホイルエプロン4,4の周辺部に至
る3本のブレーキパイプ5…5が配設されている
と共に、これら各パイプ5…5のうち1本のブレ
ーキパイプ5は真空式制動倍力装置6に接続され
ている。そして、これらのブレーキパイプ5…5
は、その脱落及び変形等を防止し得るように、上
記ダツシユパネル3の上部に複数のクリツプ7…
7を介して3本が夫々並列に取付けられている。
また、同じく上記ダツシユパネル3の上部には、
各ブレーキパイプ5…5の稍下方を水平方向に延
びるワイヤハーネス8が配設されており、このハ
ーネス8もその脱落等を防止し得るように複数の
クリツプ9…9を介して該パネル3に取付けられ
ている。
然して、上記3本のブレーキパイプ5…5の右
側折曲部直下方位置においては、各パイプ5…5
と上記ワイヤハーネス8とが交差ないし直交して
おり、且つこの交差位置においては、単一のブラ
ケツト10に固着された第1、第2クリツプ1
1,12を介してブレーキパイプ5…5及びワイ
ヤハーネス8がダツシユパネル3の当該コーナー
部に取付けられている。
ここで、上記ブレーキパイプ5…5とワイヤハ
ーネス8との交差位置における両者の取付構造に
ついて詳細に説明する。第2,3図に示すよう
に、中央部にコ字状の折曲部10′を有するブラ
ケツト10がその両側部でボルト13,13及び
ナツト14,14を用いて上記ダツシユパネル3
に固設されて、該ダツシユパネル3との間に閉断
面(第3図の符号X)が形成されていると共に、
この閉断面X内には、樹脂等でなる第1クリツプ
11がビス15により止着されている。そして、
この第1クリツプ11には、鉛直方向に延びる3
つの溝状係合凹部11a…11aが形成されてお
り、且つこれらの凹部11a…11aに上記各ブ
レーキパイプ5…5の鉛直部5′…5′が係合保持
されている。また、上記ブラケツト10の左右両
端に形成された折曲部10″,10″には、両者の
外側(エンジンルーム2側)に配置されて先端部
にU字状の係合部12a…12aを有する2つの
第2クリツプ12,12が夫々ボルト止めされて
おり(スポツト溶接等により固着してもよい)、
この両第2クリツプ12,12のうち一方(図面
上右側)のクリツプ12は、その先端部が2又状
に分岐形成されることにより一対のU字状係合部
12a,12aを有する構成とされている。そし
て、この2つの第2クリツプ12,12における
各係合部12a…12aに、上述の水平方向に延
びるワイヤハーネス8が係合保持されている。
上記の構成によれば、ブレーキパイプ5…5の
鉛直部5′…5′と水平方向に延びるワイヤハーネ
ス8との交差位置において、その交差する両者
が、第1クリツプ11及び第2クリツプ12,1
2をブラケツト10の内側及び外側に固着してな
る単一の固定具によりダツシユパネル3ないし車
体1に取付けられているので、該交差位置におけ
る取付部がコンパクト化されることになる。更
に、上記ブラケツト10に固着された第1クリツ
プ11の各係合凹部11a…11aと第2クリツ
プ12の各係合部12a…12aとは夫々適切な
位置に配設されているので、この両クリツプ1
1,12に結合保持されている各パイプ5…5
(5′…5′)とワイヤハーネス8とが干渉し合う
ことはなく、またエンジンルーム2内におけるこ
の両者のレイアウトが簡素化されることになる。
そして、特に上記ブレーキパイプ5…5はブラ
ケツト10の内側、即ち閉断面X内に設けられた
第1クリツプ11の係合凹部11a…11aに保
持されているから、上記閉断面Xの剛性を高める
作用によつてその保持が強固となると共に、ブラ
ケツト10によつてカバーされた状態となり、従
つて外部から保護されることになるのである。
尚、上記実施例では、ワイヤハーネス8を保持
するための第2クリツプ12,12を夫々、ブラ
ケツト10とは異なる部材で構成するようにした
が、第4図に示すように第2クリツプ12,12
をブラケツト10と一体形成するようにしてもよ
い(同図における各部の符号は上述の実施例に準
ずる)。
また、以上の実施例は、エンジンルーム内にお
けるブレーキパイプとワイヤハーネスとの取付構
造を示したものであるが、車体に備えられるこれ
ら以外の配線、配管類についても同様の構成を用
いることが可能であり、その場合に、ブラケツト
の内側には外部からの保護が必要な配管を保持さ
せることになる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、異なる2種類の
配線、配管類が交差する場合に、その両配線、配
管類の交差部分を単一の固定具を用いて車体に保
持させるようにしたから、該交差部分の取付部が
コンパクトになると共に、その両者の干渉を回避
した上でレイアウトの簡素化を図ることが可能に
なる。
そして、特に損傷を回避する必要性の高いブレ
ーキパイプ等の所定の配管が、上記固定具と車体
との間に形成される閉断面内に保持されるので、
該配管が強固に且つカバーされた状態で保持され
て、外部から保護されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は本考案に係る自動車の配線、配管類取付
構造が適用された車体前部の斜視図、第2図は第
1図の要部拡大斜視図、第3図は第2図における
−線で切断した拡大断面図である。また、第
4図は他の実施例を示す要部拡大斜視図である。 1……車体、3……ダツシユパネル、5……所
定の配管(ブレーキパイプ)、8……他の配線、
配管類(ワイヤハーネス)、10……ブラケツト、
11……第1クリツプ、11a……第1係合部、
12……第2クリツプ、12a……第2係合部、
X……閉断面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に取り付けられて該車体との間に閉断面を
    形成するコ字状のブラケツトを有すると共に、該
    ブラケツトの内側における上記閉断面内に所定の
    配管が係合される第1係合部を備えた第1クリツ
    プを設け、且つ該ブラケツトの外側に、上記配管
    の配設方向と直交する方向に配設される他の配
    線、配管類が係合される第2係合部を備えた第2
    クリツプを設けたことを特徴とする自動車の配
    線、配管類取付構造。
JP1986133089U 1986-08-29 1986-08-29 Expired - Lifetime JPH0535023Y2 (ja)

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JP1986133089U JPH0535023Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

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JPS6339067U JPS6339067U (ja) 1988-03-14
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