JP2000355253A - 自動車のカウルサイドのトリム固定構造 - Google Patents

自動車のカウルサイドのトリム固定構造

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JP2000355253A
JP2000355253A JP11167523A JP16752399A JP2000355253A JP 2000355253 A JP2000355253 A JP 2000355253A JP 11167523 A JP11167523 A JP 11167523A JP 16752399 A JP16752399 A JP 16752399A JP 2000355253 A JP2000355253 A JP 2000355253A
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JP
Japan
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trim
protector
wire harness
cowl side
clamp
Prior art date
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Application number
JP11167523A
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English (en)
Inventor
Takahiro Ando
恭浩 安藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カウサイドトリムの下端部を固定できるよう
にする。 【解決手段】 自動車のカウルサイドSの車体内面に沿
って配索するワイヤハーネスをプロテクタ10に通し、
該プロテクタを車体1に固定すると共に、該プロテクタ
のフロアに近接した下端部に係止穴10cを設ける一
方、上記ワイヤハーネスをカバーするように配置するカ
ウルサイドトリム12の下端部にクランプ13を取り付
け、該クランプを上記プロテクタの係止穴に係止してカ
ウルサイドトリムの下端部を固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のカウルサ
イドのトリム固定構造に関し、詳しくは、自動車のフロ
ントピラーの下部のカウルサイドの位置する車体の内面
に沿ってワイヤハーネスを配索し、該ワイヤハーネスを
カバーするように室内側に取り付けるトリム(樹脂製の
カバー板)の固定構造を改良するものである。
【0002】
【従来の技術】図5および図6に示すように、自動車の
カウルサイドSには、ジャンクションボックス1やコン
トロールユニット等の各種の機器が配設されると共に、
これら機器に接続するコネクタを備えたワイヤハーネス
W/Hが配索され、これらをカバーするように室内側に
カウルサイドトリム2(以下、トリム2と略称する)を
配置し、該トリム2を車体1にクランプで固定して取り
付けられている。図5中、5はフロントピラー、6はイ
ンストルメントパネル、7はフロントガラス、8はフロ
アパネル、9はフロントドアである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにカウルサ
イドSに各種の機器を配置していると共にワイヤハーネ
スが配索されているため、トリム2を車体1に固定する
スペースをとるのが容易ではない。言い換えれば、トリ
ム2を車体1に固定するためのクランプ取付位置を迂回
してワイヤハーネスを配索しなければならず、ワイヤハ
ーネスの配索も容易でない問題がある。
【0004】また、トリム2はその端縁を車体1に固定
して、端縁が車体1から外れて変形するのを防止する必
要があるが、トリム2の下端縁2aを車体1に取り付け
ることが非常に困難であった。即ち、図6に示すよう
に、トリム2の下端縁2aの位置する部分にはフロアハ
ーネスW/Hが位置し、トリム2の下端縁2aを車体1
に係止するスペースを取りにくい。特に、フロアハーネ
スW/Hを車体1に固定するクランプ3がトリム下端側
に位置すると、トリム2を車体1に固定するクランプと
ラップすることになり、トリム2を車体1に固定するク
ランプの取付位置を確保することができなくなる。その
場合、図7(A)(B)に示すように、フロアハーネス
W/Hの上部位置で、トリム2をクランプ4で車体1に
固定すると、クランプ取付位置とトリム2の下端縁2a
との間に寸法Lが生じて、トリム下端縁が車体1に係止
されない問題が生じる。
【0005】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、カウルサイドトリムの固定構造を改良し、トリム
の下端縁がクランプで固定できるようにして、トリムに
変形が生じるのを防止することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、自動車のカウルサイドの車体内面に沿っ
て上下方向に配索するワイヤハーネスをプロテクタに通
し、該プロテクタを車体に固定すると共に、該プロテク
タのフロアに近接した下端部に係止穴を設ける一方、上
記ワイヤハーネスをカバーするように配置するカウルサ
イドトリムの下端部にクランプを取り付け、該クランプ
を上記プロテクタの係止穴に係止してカウルサイドトリ
ムの下端部を固定している自動車のカウルサイドトリム
の固定構造を提供している。
【0007】上記プロテクタにはブラケットを設けて、
該ブラケットと車体にボルト止め固定している。なお、
プロテクタからクランプを突設し、該クランプを車体に
設けた係止穴に挿入係止してプロテクタを車体に固定し
てもよい。
【0008】上記のようにトリムの下端部を車体に直接
固定せず、車体に固定したワイヤハーネス外装用のプロ
テクタに固定すると、トリムの下端部を固定できる。よ
って、トリムの下端を固定できない場合に生じるトリム
下端からの変形の発生を防止できる。また、トリムをプ
ロテクタに固定するため、プロテクタに通したワイヤハ
ーネスの配索もトリムの固定位置を迂回する必要がなく
なり、ワイヤハーネスの配索を容易に行うことができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。なお、前記図5、6の従来例と同一
部材は同一符号を付す。
【0010】図1乃至図3は第1実施形態を示し、カウ
ルサイドSの車体1に沿って上下方向に配索するワイヤ
ハーネス(フロントハーネス)W/Hを、水平断面がコ
字形状の樹脂成形品からなるプロテクタ10に通してい
る。該プロテクタ10の開口側が車体1(ピラーインナ
ーパネル)に面して取り付けられ、開口端縁より突設し
たブラケット10aを車体1にボルト11で固定してい
る。
【0011】上記プロテクタ10の下端はフロア8の近
傍まで延在し、その下端より係止部10bを突設し、該
係止部10bに係止穴10cを穿設している。
【0012】一方、上記ワイヤハーネスW/Hおよびカ
ウルサイドに配置するジャンクションボックス等の各種
の機器をカバーするように室内側に取り付けるトリム1
2には、その下端近傍で、上記係止穴10と対応する位
置にクランプ取付穴12aを設けている。該クランプ取
付穴12aは基板埋込用の大径部12a−1と軸部貫通
小の小径部12a−2からなり、クランプ13を取り付
けて状態で、トリム12の表面からクランプ13が突出
しないようにしている。
【0013】トリム12はカウサイドSに上記ワイヤハ
ーネスW/Hおよび各種の機器をカバーするように配置
し、図3(A)に示すように、トリム12のクランプ取
付穴12aにクランプ13を嵌合し、該クランプ13に
設けて係止部13aをプロテクタ10の係止穴10cに
挿入係止して固定している。
【0014】上記のように、ワイヤハーネスW/Hをプ
ロテクタ10に通し、該プロテクタ10を車体1に固定
すると共に、該プロテクタ10にトリム12をクランプ
13を介して固定すると、ワイヤハーネスW/Hとトリ
ム12の固定箇所がラップすることはなく、それぞれの
固定作業が容易にできると共に、ワイヤハーネスW/H
の配索時にトリム固定箇所を迂回させる必要がなくな
り、ワイヤハーネスW/Hの配索作業を容易に行うこと
ができる。また、トリム12の下端をプロテクタ10に
固定することができ、トリム12が下端から捲れたり変
形するのが防止できる。
【0015】図4の第2実施形態では、プロテクタ10
の下端からピラー下部側へと傾斜させて係止部10bを
突設し、該係止部10bに係止穴10cを設けている。
トリム12には上記係止穴10cと対向する位置にクラ
ンプ取付穴12aを設け、該クランプ取付穴12aにク
ランプ13を挿入係止し、その係止部13aを係止穴1
0cに挿入係止している。
【0016】上記第2実施形態とすると、トリム12の
ピラーの先端側の下端を固定することができる。
【0017】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、例えばトリム12にクランプを一体に成形しておい
てもよい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ワイヤハーネスをプロテクタに通し、該プロ
テクタを車体に固定すると共に、該プロテクタにトリム
係止穴を設け、トリムをクランプを介してプロテクタに
固定しているため、トリムが車体と接する下端を固定す
ることができ、トリムが下端よりまくれたり変形したり
することが防止できる。
【0019】また、トリムとワイヤハーネスとの取付位
置がラップすることはなく、よって、トリム取付位置を
迂回してワイヤハーネスを配索する必要はなく、ワイヤ
ハーネスの配索が容易となる。さらに、プロテクタにワ
イヤハーネスを通しているため、カウサイドに配置して
いる多数の機器とワイヤハーネスとが直接干渉せず、ワ
イヤハーネスの保護も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】 トリムの要部断面図である。
【図3】 トリムの固定方法を示す水平断面図である。
【図4】 第2実施形態の水平要部断面図である。
【図5】 カウサイドを示す概略図である。
【図6】 図6のI−I線断面図である。
【図7】 従来の問題点を示し、(A)は水平断面図、
(B)は正面図である。
【符号の説明】
1 車体 10 プロテクタ 10a ブラケット 10b 係止部 10c 係止穴 12 トリム 12a クランプ取付穴 13 クランプ W/H ワイヤハーネス S カウサイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のカウルサイドの車体内面に沿っ
    て配索するワイヤハーネスをプロテクタに通し、該プロ
    テクタを車体に固定すると共に、該プロテクタのフロア
    に近接した下端部に係止穴を設ける一方、上記ワイヤハ
    ーネスをカバーするように配置するカウルサイドトリム
    の下端部にクランプを取り付け、該クランプを上記プロ
    テクタの係止穴に係止してカウルサイドトリムの下端部
    を固定している自動車のカウルサイドトリムの固定構
    造。
JP11167523A 1999-06-14 1999-06-14 自動車のカウルサイドのトリム固定構造 Abandoned JP2000355253A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011508697A (ja) * 2007-12-20 2011-03-17 ルノー・エス・アー・エス 自動車の構造体に固定される1つ以上の要素のための支持体
WO2019135036A1 (fr) * 2018-01-05 2019-07-11 Psa Automobiles Sa Structure de support d'un element adapte pour etre fixe sur un pied avant d'un vehicule
JP2022040144A (ja) * 2018-02-06 2022-03-10 トヨタ自動車株式会社 配線及び配線を備えた車両

Cited By (4)

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FR3076510A1 (fr) * 2018-01-05 2019-07-12 Psa Automobiles Sa Structure de support d’un element adapte pour etre fixe sur un pied avant d’un vehicule.
JP2022040144A (ja) * 2018-02-06 2022-03-10 トヨタ自動車株式会社 配線及び配線を備えた車両

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