JP2598925Y2 - 車両のリヤホイールハウスカバー - Google Patents

車両のリヤホイールハウスカバー

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JP2598925Y2
JP2598925Y2 JP1993061837U JP6183793U JP2598925Y2 JP 2598925 Y2 JP2598925 Y2 JP 2598925Y2 JP 1993061837 U JP1993061837 U JP 1993061837U JP 6183793 U JP6183793 U JP 6183793U JP 2598925 Y2 JP2598925 Y2 JP 2598925Y2
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wire harness
rear wheel
wheel house
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clamp
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通男 小野
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Toyota Auto Body Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主にワンボックス車
やワゴン車等の車両の後部内側に設けられる樹脂製のリ
ヤホイールハウスカバーに関し、特にワイヤハーネスの
配索についての技術である。
【0002】
【従来の技術】図1に例示するように、ワンボックス車
のリヤホイールハウスカバーRCを乗り越えて、ワイヤ
ハーネスWHを配索することが行われている。従来で
は、ワイヤハーネスWHをクランプするために、図11
に示すように、リヤホイールハウスカバーRCの上方に
ワイヤハーネスクランプ具100を例えば3箇所に設定
し、ボディパネル101に形成された装着孔にそれらク
ランプ具100を差し込んでワイヤハーネスWHを固定
していた。
【0003】また、図12に示すように、ワイヤハーネ
スWHを前述のようなワイヤハーネスクランプ具100
でボディパネル101に固定するとともに、パネル開口
102の開口縁部103でワイヤハーネスWHが傷つく
ことを防ぐために、その開口縁部103からやや突出す
るように樹脂製のプロテクタ104をボディパネル10
1に固定していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ワイヤ
ハーネスWHをボディパネル101に固定するために複
数のワイヤハーネスクランプ具100が必要で部品点数
が多く、また、ボディパネル101にクランプ用の複数
の孔を開けなければならず、さらにワイヤハーネスWH
の固定のために組付工数が多い問題もある。
【0005】さらに、図12に示すものでは、そのよう
なワイヤハーネスクランプ具100の形成及び組付けに
加えて、ワイヤハーネスプロテクタ104が必要とな
り、またこれの組付けのためにボディパネル101に孔
を形成する必要があるなど、部品点数の増加および組付
用孔の増加、さらに組付作業の煩雑さ等は一層顕著なも
のとなる。
【0006】本考案は、このようなワイヤハーネスの配
索における部品点数を削減するとともに組付作業を簡単
にすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、請求項1の考案では、車両の後部内側に設け
られた樹脂製のリヤホイールハウスカバーに、ワイヤハ
ーネスを固定するためのクランプ部が、ワイヤハーネス
の配索経路に沿って突起形態で一体に形成される
【0008】さらに、そのようなワイヤハーネスを固定
するためのクランプ部に加えて、そのクランプ部を経て
ボディパネルの開口からその内部に配索されるワイヤハ
ーネスがその開口縁部と接触することを防ぐプロテクタ
部が、上述のリヤホイールハウスカバーに、その開口縁
部に近接して一体に形成される。つまり、このリヤホイ
ールハウスカバーは、その本体部とともにワイヤハーネ
ス用のクランプ部及びプロテクタ部が樹脂で一体に形成
されたものである。
【0009】
【作用】リヤホイールハウスカバーにワイヤハーネス固
定用のクランプ部を一体に形成したことにより、ワイヤ
ハーネスはこのリヤホイールハウスカバーを介してボデ
ィパネルに固定される。そして、ワイヤハーネスを個々
にクランプするための従来のクランプ具は必要なくなる
ため、部品点数の大幅な削減となり、組付作業も簡略化
される。
【0010】さらに、リヤホイールハウスカバーにワイ
ヤハーネス固定用のクランプ部に加え、損傷防止用のプ
ロテクタ部をも一体に形成したことにより、従来個別の
部品となっていたクランプ具およびプロテクタがリヤホ
イールハウスカバーに集約され、部品はリヤホイールハ
ウスカバーのみとなる。そのため部品点数の減少は顕著
で、かつ組付作業もリヤホイールハウスカバーの組付け
のみとなるため大幅に単純化される。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図2に示すリヤホイールハウスカバー1は、後輪
のホイールハウスに対応してほぼ円弧状に上方へ膨出し
た樹脂成形部品であり、その上部にはワイヤハーネスW
Hの固定用のクランプ部2A、2B、2Cが、ワイヤハ
ーネスWHの配索経路に沿って3箇所に形成されてい
る。
【0012】これらのクランプ部2A、2B、2Cはい
ずれも3個の突起が1セットで設けられたもので、ワイ
ヤハーネスWHの配索経路に関して、クランプ部2A及
び2Cは、車室側に2個の突起3aを、ボディパネル側
に1個の突起3bを備えているが、これとは逆にクラン
プ部2Bは、車室側に1個の突起3aを、ボディパネル
側に2個の突起3bを有している。
【0013】突起3aは、図3に示すように、リヤホイ
ールハウスカバー1の上面縁部付近から上方に突出する
とともに、ワイヤハーネスWHに上側から被さる形態の
抜け止め部4を備え、また突起3aの背面には上下方向
に1本のリブ5が設けられている。一方、突起3bは上
記突起3aに対し、ワイヤハーネスWHのほぼ直径に対
応する間隔をおいてリヤホイールハウスカバー1の上端
縁部に一体に設けられ、図5のように突起3bの上端部
はボディパネル側へ屈曲している。さらに突起3bの外
側に近接して、外縁フランジ6がほぼ垂直に突出してい
る。ワイヤハーネスWHは、図3のように双方の突起3
a及び3bの間に、それらの弾性変形を伴って嵌め入れ
られることとなる。
【0014】なお、図2に示すように、中央のクランプ
部2Bの近傍には、長孔7が形成され、この長孔7に図
3のようにクォータートリム8が挿入されるようになっ
ている。突起3aのリブ5はこのクォータートリム8の
位置決めの役割を果たす。また、図2におけるクランプ
部2Aの左側の突起3aには、図6に示すように、それ
のリブ5にスリット9が形成され、ここにテレビケーブ
ルTKが嵌め入れられて固定される。このケーブルTK
は図2に示すように、ここからボディパネル側へ方向転
換させられる。
【0015】図2のクランプ部2Cの右側に近接して、
プロテクタ部10が設けられている。このプロテクタ部
10は、図7に示すようにボディパネル101に形成さ
れたパネル開口102の下側の開口縁部103よりやや
上方に突出するように形成され、その上端部は開口縁部
103に上方から被さるように曲げ込まれている。ここ
で、符号11はホイールハウスインナパネル、12はホ
イールハウスアウタパネルであり、これらが合体してリ
ヤホイールハウスが構成される。
【0016】以上のようなリヤホイールハウスカバー1
は、図4等に示すように、樹脂製のクリップ13がホイ
ールハウスインナパネル11に固定のボルト14に弾性
的に押し込まれることによって、下側部分が同パネル1
1に固定されるとともに、上側部分も同様な固定手段に
よりボディパネル101(図7)に固定される。このよ
うな固定部は上記ハウスカバー1の周囲の数箇所に設定
される。また、上述のようなクランプ部2A、2B、2
C及びプロテクタ部10は、リヤホイールハウスカバー
1の本体部分とともに、樹脂による一体射出成形で容易
に形成することができる。
【0017】図2に示すように、ワイヤハーネスWHは
クランプ部2A〜2Cで固定されつつ配索され、かつプ
ロテクタ部10に乗り上げた状態で、図7のパネル開口
102の内部へ導かれる。これによってワイヤハーネス
WHがパネル開口102の開口縁部103に直接接触す
ることが回避され、振動・擦れ等による損傷から保護さ
れる。
【0018】なお、以上の実施例に限らず、例えば図8
に示すように、1組の突起3c、3dを向かい合わせて
クランプ部2Dを形成することも可能である。ここで外
縁フランジ6と突起3dとはスリット15、16で分断
されている。また、これの変形として、図9のように突
起3dを省略し、突起3Cと外縁フランジ6との間にワ
イヤハーネスWHを固定するクランプ部2Eとしてもよ
い。更に図10に示すように、外縁フランジ6の内側に
おいて、突起3d及び突起3eを設け、これらの間にワ
イヤハーネスWHを固定する構成のクランプ部2Fとし
てもよい。
【0019】
【考案の効果】本考案に従い、樹脂製のリヤホイールハ
ウスカバーと一体にワイヤハーネス固定用のクランプ部
を形成したことにより、従来複数のクランプ具によりワ
イヤハーネスをボディパネルに固定した場合に比較し
て、それらクランプ具がリヤホイールハウスカバーに集
約されることで部品点数が削減し、また車体に対しては
リヤホイールハウスカバーを組付けるだけでよいため、
組付作業も容易となる。
【0020】さらに、上述のクランプ部に加え、リヤホ
イールハウスカバーにプロテクタ部を一体に形成し、こ
のプロテクタ部によりワイヤハーネスがボディパネル開
口の縁部に接触することを防止したことにより、ワイヤ
ハーネスのためのクランプ、プロテクタ及びリヤホイー
ルハウスカバーが1つの部品に集約される。このような
部品構成の簡略化によりコストダウンが図られるのは勿
論、従来個々に組付けていたものがリヤホイールハウス
カバーの組付けだけになるため、全体の組付作業性は一
層簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なワゴン車のリヤホイールハウスカバー
の近傍を示す斜視図。
【図2】本考案の実施例の全体を示す斜視図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】図2のB−B断面図。
【図5】図2のC−C断面図。
【図6】図2のD−D断面図。
【図7】図2のE−E断面図。
【図8】本考案の別の実施例の斜視図。
【図9】本考案の更に別の実施例の斜視図。
【図10】本考案の更に異なる実施例の斜視図。
【図11】従来例の説明図。
【図12】別の従来例の説明図。
【符号の説明】
1 リヤホイールハウスカバー 2A、2B、2C、2D、2E、2F クランプ部 3a、3b、3c、3d、3e 突起 101 ボディパネル 102 パネル開口 103 開口縁部 WH ワイヤハーネス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の後部内側に設けられた樹脂製のリ
    ヤホイールハウスカバーに、ワイヤハーネスを固定する
    ためのクランプ部が、ワイヤハーネスの配索経路に沿っ
    て突起形態で一体に形成されるとともに、そのクランプ
    部を経てボディパネルの開口からその内部に配索される
    ワイヤハーネスがその開口縁部と接触することを防ぐプ
    ロテクタ部が、前記リヤホイールハウスカバーに、その
    開口縁部に近接して一体に形成されていることを特徴と
    する車両のリヤホイールハウスカバー。
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