JPH0514770U - 配管・配線部品のクランプ装置 - Google Patents
配管・配線部品のクランプ装置Info
- Publication number
- JPH0514770U JPH0514770U JP6154091U JP6154091U JPH0514770U JP H0514770 U JPH0514770 U JP H0514770U JP 6154091 U JP6154091 U JP 6154091U JP 6154091 U JP6154091 U JP 6154091U JP H0514770 U JPH0514770 U JP H0514770U
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- JP
- Japan
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- wiring
- peripheral edge
- piping
- pipe
- cross member
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- Pending
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】梯子型フレームのサイドメンバに沿って設ける
配線類とクロスメンバ切欠との相互干渉を防止すること
を目的とする。 【構成】クロスメンバ2端部の切欠部3周縁に接する周
縁部に前記切欠部3周縁を挟持するツメ部と、配管4,
配線5外周をそれぞれ掴んで保持する保持部16と、サイ
ドメンバ側に面する周縁部に設けた切欠部14,15とを設
けてクランプ装置10を構成し、このクランプ装置10を、
クロスメンバ2端部の切欠部3に嵌合固定し、配管4,
配線5を固定する。これにより、確実に配線類とクロス
メンバ2の切欠部3との干渉を防止できる。
配線類とクロスメンバ切欠との相互干渉を防止すること
を目的とする。 【構成】クロスメンバ2端部の切欠部3周縁に接する周
縁部に前記切欠部3周縁を挟持するツメ部と、配管4,
配線5外周をそれぞれ掴んで保持する保持部16と、サイ
ドメンバ側に面する周縁部に設けた切欠部14,15とを設
けてクランプ装置10を構成し、このクランプ装置10を、
クロスメンバ2端部の切欠部3に嵌合固定し、配管4,
配線5を固定する。これにより、確実に配線類とクロス
メンバ2の切欠部3との干渉を防止できる。
Description
【0001】
本考案は、配管・配線部品のクランプ装置に関し、特に、梯子型フレームのサ イドメンバとクロスメンバとの接合部における配管・配線部品の固定に好適なク ランプ装置に関する。
【0002】
車両の梯子型フレームは、断面コ字状の一対のサイドメンバの開放側を互いに 対面させて車両前後方向に延ばし、この一対のサイドメンバ間に、車両前後方向 に間隔を設けて複数のクロスメンバを結合して構成されている。このような梯子 型フレームを採用する車両では、スペースの有効利用や配管・配線部品の保護等 のために、サイドメンバの内側に配管・配線部品を配置している。この場合、サ イドメンバに接合する各クロスメンバ端部に配管・配線部品貫通用の切欠部を形 成し、該切欠部を貫通させて配管・配線部品をサイドメンバに沿って配置するよ うしている。しかし、単に貫通させただけでは、クロスメンバ切欠部の周縁部と の干渉によって破損する虞れがある。このため、サイドメンバとクロスメンバと の接合部近傍では、図4に示すような固定構造を取っていた。
【0003】 即ち、断面コ字状に形成されサイドメンバ1と、同じく断面コ字状のクロスメ ンバ2の端部との接合部では、クロスメンバ2に形成した切欠部3を貫通させて エア配管やオイル配管等の配管4及び電気配線等の配線5を設ける。そして、サ イドメンバ1の前記接合部近傍に孔6をあけてクランプ7を取り付け、該クラン プ7で配管4及び配線5を固定保持することで、配管4及び配線5とクロスメン バ2の切欠部3周縁との間に隙間を確保して互いの干渉を防止するようしている 。
【0004】
しかしながら、従来のようなサイドメンバ1に固定するクランプ7を用いた固 定構造の場合、サイドメンバ内には、補強部材を始め種々の部品類等が設けられ るため、最適な位置に孔6をあけることができず接合部から離れた位置にクラン プ7を取り付けざるを得ない場合があり、配管4及び配線5と切欠部3周縁との 干渉を確実に防止するには不充分であった。また、接合部の両側にクランプ7を 取り付ける必要があり、サイドメンバ1への孔あけ作業もする必要があった。
【0005】 本考案は上記の事情に鑑みなされたもので、梯子型フレームのサイドメンバと クロスメンバとの接合部における配管・配線部品とクロスメンバ切欠部周縁との 干渉を確実に防止できるクランプ装置を提供することを目的とする。
【0006】
このため本考案は、断面コ字状で開放側を互いに対面させて車両前後方向に延 びる一対のサイドメンバ間に、車両前後方向に間隔を設けて複数のクロスメンバ を結合して構成される梯子型フレームの前記サイドメンバに沿って当該メンバ内 側に設けられる配管・配線部品を固定するための樹脂製のクランプ装置であって 、サイドメンバに接合するクロスメンバ端部に形成した配管・配線部品貫通用の 切欠部に嵌合可能に形成され、前記切欠部周縁に接する周縁部に切欠部周縁を挟 持するツメ部を間隔を設けて複数設けると共に、配管・配線部品外周をそれぞれ 掴んで保持する保持部と、サイドメンバ側に面する周縁部側から前記保持部に配 管・配線部品を案内する切欠部とを設けて形成した。
【0007】
かかる構成において、クランプ装置の切欠部に配管・配線部品を通し、この状 態でクランプ装置をクロスメンバ端部の切欠部にツメ部を介して固定した後、配 管・配線部品を保持部に固定するようにする。 このようなクランプ装置によれば、クロスメンバの切欠部部分で配管・配線部 品を固定保持するので、配管・配線部品とクロスメンバ切欠部周縁との干渉を確 実に防げる。また、クランプ装置は一か所でよく、サイドメンバへの孔あけ作業 も不要となる。
【0008】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。尚、従来と同一要素には 同一符号を付して説明を省略する。 図1において、サイドメンバ1とクロスメンバ2との接合部のクロスメンバ2 端部の切欠部3に、本実施例のクランプ装置10が嵌合固定されている。
【0009】 前記クランプ装置10は、図2のような構造になっている。 即ち、クランプ装置10は、クロスメンバ2の切欠部3形状に合わせて略半円形 状に合成樹脂で形成されている。クロスメンバ2の切欠部3に接する曲面状周縁 部11には、略等間隔に例えば3つのツメ部12が設けられている。また、サイドメ ンバ1側に面する直線状周縁部13には、上下2つの切欠部14,15が形成され、各 切欠部14,15の中間には、それぞれ配管4や配線5を保持する保持部16が形成さ れている。各保持部16は、図3に示すように配管4や配線5の挿入時に弾性変形 し挿入後に配管4や配線5の外周を掴むようにして配管4,配線5を固定するそ れぞれ一対の把持部16aを有している。
【0010】 次に作用を説明する。 まず、クロスメンバ2の切欠部3を貫通してサイドメンバ1内側に配設された 配管4及び配線5を、クランプ装置10の切欠部14,15にそれぞれ通す。この状態 で、クランプ装置10を切欠部3に嵌め込み、ツメ部12と曲面状周縁部11とで、ク ロスメンバ2の切欠部3周縁を挟持させてクロスメンバ装置10をクロスメンバ2 に取り付ける。クロスメンバ装置10を取り付け後、切欠部14,15に通してある配 管4と配線5を、各切欠部14,15の中間に形成してある各保持部16に押し込んで クランプ装置10に配管4及び配線5を固定する。尚、配管4及び配線5を保持部 16に押し込む時には、一対の把持部16a,16aが弾性変形することで配管4,配 線5は保持部16内に挿入され、挿入後は、前記把持部16a,16aが掴むようにし て配管4,配線5を保持部16内に確実に固定する。
【0011】 かかるクランプ装置10によれば、クロスメンバ2の切欠部3から離れた場所で はなく切欠部3部分で配管4,配線5を固定することができるため、配管4及び 配線5と切欠部3周縁との間の隙間を確実に確保でき、両者が互いに当たること を防止できる。従って、配管・配線部品の損傷の心配がなくなる。また、クラン プ取り付けのためのサイドメンバ1の孔あけ作業が不要となる。更に、このクラ ンプ装置10では、従来のクランプのように予めクランプをサイドメンバ1側に装 着しておく必要はなく、配管・配線部品をサイドメンバ1内に配設した後に、ク ランプ装置10による固定作業が行える利点がある。
【0012】
以上説明したように本考案によれば、サイドメンバ内に配設する配管・配線部 品とクロスメンバ端部の切欠部周縁との干渉を確実に防止でき、配管・配線部品 の損傷を防止できる。また、サイドメンバ側にクランプ取り付け用の孔加工が不 要となると共に、配管・配線部品配設後に、クランプ装置を装着することができ 、配管・配線部品の固定作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るクランプ装置の一実施例の使用状
態図
態図
【図2】同上実施例のクランプ装置の斜視図
【図3】同上実施例のクランプ装置の配管・配線部品保
持状態図
持状態図
【図4】従来の配管・配線部品の固定構造例を示す図
1 サイドメンバ 2 クロスメンバ 3 切欠部(クロスメンバの) 4 配管 5 配線 10 クランプ装置 12 ツメ部 14,15 切欠部(クランプ装置の) 16 保持部
Claims (1)
- 【請求項1】断面コ字状で開放側を互いに対面させて車
両前後方向に延びる一対のサイドメンバ間に、車両前後
方向に間隔を設けて複数のクロスメンバを結合して構成
される梯子型フレームの前記サイドメンバに沿って当該
メンバ内側に設けられる配管・配線部品を固定するため
の樹脂製のクランプ装置であって、サイドメンバに接合
するクロスメンバ端部に形成した配管・配線部品貫通用
の切欠部に嵌合可能に形成され、前記切欠部周縁に接す
る周縁部に切欠部周縁を挟持するツメ部を間隔を設けて
複数設けると共に、配管・配線部品外周をそれぞれ掴ん
で保持する保持部と、サイドメンバ側に面する周縁部側
から前記保持部に配管・配線部品を案内する切欠部とを
設けて形成したことを特徴とする配管・配線部品のクラ
ンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6154091U JPH0514770U (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 配管・配線部品のクランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6154091U JPH0514770U (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 配管・配線部品のクランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514770U true JPH0514770U (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=13174050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6154091U Pending JPH0514770U (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 配管・配線部品のクランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514770U (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-08-05 JP JP6154091U patent/JPH0514770U/ja active Pending
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