JPH11321708A - エンジンルームの隔壁構造 - Google Patents

エンジンルームの隔壁構造

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JPH11321708A
JPH11321708A JP13871798A JP13871798A JPH11321708A JP H11321708 A JPH11321708 A JP H11321708A JP 13871798 A JP13871798 A JP 13871798A JP 13871798 A JP13871798 A JP 13871798A JP H11321708 A JPH11321708 A JP H11321708A
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JP
Japan
Prior art keywords
wall
side wall
partition
engine room
height
Prior art date
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Pending
Application number
JP13871798A
Other languages
English (en)
Inventor
Norimasa Nakamura
範正 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隔壁全体の高さをフードに応じて異ならせる
必要がなく、配管や配線を常に同じレイアウトで設置可
能なエンジンルームの隔壁構造を提供する。 【解決手段】 隔壁5が、車体に対して固定された下側
壁6と、該下側壁6の上部に対して取外し可能な状態で
取付けられた上側壁7とから成っており、フード高さに
応じた最適高さの上側壁7が選択的に取付けられるよう
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジンルームの
隔壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンルームの後方には車幅方向に沿
う隔壁が設けられている(類似技術として、特開平6−
87466号公報参照)。この隔壁はエンジンルームの
全体剛性を高める役目と、エンジンで発生した音や熱が
後方の車室内へ直接伝わるのを防ぐ役目をしている。車
体剛性を高めるために、隔壁はエンジンルームを構成す
る車体に対してしっかりと溶接されている。また、音や
熱を遮断するためには、隔壁の上端とフードの下面との
間に隙間があってはならないため、隔壁の高さもフード
の高さに応じて異なっている。
【0003】更に、エンジンルーム内にはこの隔壁を通
過する各種の配管や配線が設けられている。このような
配管や配線は、隔壁の上端に形成した切欠内を通過する
ようになっている。つまり、隔壁に孔を形成して、そこ
を貫通させることはできない。なぜならば、それらの配
管や配線は、隔壁の後方に位置してるカウルパネルも貫
通しなければならないため、二重に貫通させることは作
業上困難であるからである。そのために、前述のよう
に、隔壁の上端に形成した切欠内に配管や配線等を上か
ら入れるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、一種類のエンジンルームを
造形の異なる、特にフード高さの異なる複数の車種間で
共用化する際には、大きな部品である隔壁を、高さ違い
で複数種類用意する必要があるため、隔壁の製造作業が
困難で且つ部品管理も面倒である。また、隔壁の高さが
フードにより異なるため、その上端の切欠を通過する配
管や配線のレイアウトも隔壁ごとに異なり、これらの配
管や配線の設置作業も面倒である。
【0005】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、隔壁全体の高さをフードに応じ
て異ならせる必要がなく、配管や配線を常に同じレイア
ウトで設置可能なエンジンルームの隔壁構造を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
エンジンルーム内にフードに応じた高さの隔壁を設け、
該隔壁によりエンジンルーム内のスペースを区切ってい
るエンジンルームの隔壁構造において、隔壁が、車体に
対して固定された下側壁と、該下側壁の上部に対して取
外し可能な状態で取付けられた上側壁とから成ってお
り、フード高さに応じた最適高さの上側壁が選択的に取
付けられるようになっている。
【0007】請求項1記載の発明によれば、下側壁でエ
ンジンルームの剛性が確保され、上側壁でフードとの隙
間が遮断されて遮音性及び遮熱性が確保される。高さを
異ならせるのは上側壁だけなので、従来のように大きな
部品である隔壁全体の高さを異ならせる場合に比べて、
製造作業及び部品管理が容易になる。しかも、誤って高
さの異なる上側壁を取付けても、上側壁自体が取外し可
能なため、正しい上側壁への付け直し作業が容易であ
る。
【0008】請求項2記載の発明は、下側壁の上端が段
形状をしており、上側壁の下端が該上端に載った状態に
なっている。
【0009】請求項2記載の発明によれば、上側壁の下
端を、下側壁の段形状の上端に載せた状態になっている
ため、上側壁と下側壁との取付け作業が容易である。
【0010】請求項3記載の発明は、下側壁の上端又は
上側壁の下端の少なくとも何れか一方に切欠を形成し、
該切欠に配管や配線を通過させたものである。
【0011】請求項3記載の発明によれば、下側壁と上
側壁の境界部分に配管や配線を通過させているため、配
管や配線のレイアウトが上側壁の高さの影響を受けず、
配管や配線を常に同じ状態で設置することができる。
【0012】請求項4記載の発明は、切欠きを少なくと
も下側壁の上端に形成したものである。
【0013】請求項4記載の発明によれば、下側壁の上
端に形成した切欠内に配管や配線を入れることにより、
これらの位置決めを行うことができる。
【0014】請求項5記載の発明は、上側壁の上端にフ
ードの下面に当接するウエザストリップを設けたもので
ある。
【0015】請求項5記載の発明によれば、上側壁の上
端にフードの下面に当接するウエザストリップが設けら
れているため、隔壁とフードとの隙間が完全に遮断さ
れ、隔壁の遮音性及び遮熱性が向上する。
【0016】請求項6記載の発明は、下側壁の上端と上
側壁の下端との間にシール部材を設けたものである。
【0017】請求項6記載の発明によれば、下側壁の上
端と上側壁の下端との間にシール部材が設けられている
ため、下側壁と上側壁との間に隙間が発生せず、隔壁の
遮音性及び遮熱性が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1〜図6に基づいて説明する。Eはエンジンルーム
で、その左右両側にはストラットハウジング1が形成さ
れている。ストラットハウジング1の上端はフードリッ
ジ2に接続され、下端はサイドメンバ3に接続されてい
る。エンジンルームEの後方には、カウルパネル4が設
けられている。このカウルパネル4は中央が後退した形
状をしている。
【0019】そして、ストラットハウジング1とカウル
パネル4の間には、中央が後方に湾曲した形状の隔壁5
が車幅方向に沿って設けられている。この隔壁5は、金
属製の下側壁6と、樹脂製の上側壁7とから形成されて
いる。下側壁6は中央下部には、図示せぬトランスミッ
ションを通過させるための凹部8(図6参照)が形成さ
れている。この下側壁6は、左右両側のフードリッジ2
及び下方のサイドメンバ3に対して溶接により固定され
ている。従って、この下側壁6によりエンジンルームE
の剛性が向上する。
【0020】エンジンルームEの上部はフード9により
覆われているが、下側壁6はフード9の高さが異なる車
種でも同じものが使用されている。下側壁6の上端10
は車幅方向に沿って水平で且つ断面がクランク状に曲折
された段形状をしている。上側壁7の下端11はストレ
ート形状で、前記段形状の上端10に載っている。そし
て、下側壁6の上端10と、上側壁7の下端11とは、
ゴム製のシール部材12を介した状態でボルト・ナット
手段13により取付けられている。この上側壁7はフー
ド9の高さに応じて最適の高さのものが選択されたもの
である。この上側壁7の上端14も段形状をしており、
そこにはフード9の下面に当接するウエザストリップ1
5が取付けられている。上側壁7の上端14がウエザス
トリップ15を介してフード9の下面に当接しているた
め、エンジンからの音や熱が隔壁5を越えて車室内側に
漏れるのを防止している。
【0021】そして、下側壁6と上側壁7の境界部分に
は、ヒータホース16、ブレーキチューブ17、ハーネ
ス18がそれぞれ通過している。これらが通過する部分
には、下側壁6の上端10及び上側壁7の下端11に、
それぞれ対応する上下一対の切欠19、20、21が形
成されており、該切欠19、20、21内に嵌合した樹
脂製のグロメット22、23、24を介して、前記ヒー
タホース16、ブレーキチューブ17、ハーネス18が
それぞれ隔壁5を通過した状態になっている。このグロ
メット22等は周囲に切欠19等の端末に係合する溝2
5(図4参照)を有しており、予めヒータホース16等
に取付けられている。そして、これらのグロメット22
等を先ず下側壁6の切欠19等の端末に係合させた後、
上側壁7の下端11の切欠19等の端末をグロメット2
2等の溝25に係合させ、上下で挟み込むようにしてい
る。下側壁6の切欠19等へ先に係合させるため、ヒー
タホース16等の位置決めが行われ、その後に行う上側
壁7の取付けが容易になる。
【0022】隔壁5側ではヒータホース16等を切欠1
9等を利用して通過させているため、隔壁5の後方のカ
ウルパネル4の前面部を貫通するヒータホース16やブ
レーキチューブ17でも容易に取付けられる。また、下
側壁6の高さはフード9の高さが変化しても不変なた
め、ヒータホース16等のレイアウト(位置・長さ)も
同一となり、これらの設置作業が容易である。
【0023】以上のように、この実施形態では、高さを
異ならせるのは上側壁7だけなので、従来のように大き
な部品である隔壁5全体の高さを異ならせる場合に比べ
て、製造作業及び部品管理が容易である。しかも、誤っ
て高さの異なる上側壁7を取付けても、上側壁7自体が
取外し可能なため、正しい上側壁7の付け直しが容易で
ある。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、下側壁で
エンジンルームの剛性が確保され、上側壁でフードとの
隙間が遮断されて遮音性及び遮熱性が確保される。高さ
を異ならせるのは上側壁だけなので、従来のように大き
な部品である隔壁全体の高さを異ならせる場合に比べ
て、製造作業及び部品管理が容易になる。しかも、誤っ
て高さの異なる上側壁を取付けても、上側壁自体が取外
し可能なため、正しい上側壁への付け直し作業が容易で
ある。
【0025】請求項2記載の発明によれば、上側壁の下
端を、下側壁の段形状の上端に載せた状態になっている
ため、上側壁と下側壁との取付け作業が容易である。
【0026】請求項3記載の発明によれば、下側壁と上
側壁の境界部分に配管や配線を通過させているため、配
管や配線のレイアウトが上側壁の高さの影響を受けず、
配管や配線を常に同じ状態で設置することができる。
【0027】請求項4記載の発明によれば、下側壁の上
端に形成した切欠内に配管や配線を入れることにより、
これらの位置決めを行うことができる。
【0028】請求項5記載の発明によれば、上側壁の上
端にフードの下面に当接するウエザストリップが設けら
れているため、隔壁とフードとの隙間が完全に遮断さ
れ、隔壁の遮音性及び遮熱性が向上する。
【0029】請求項6記載の発明によれば、下側壁の上
端と上側壁の下端との間にシール部材が設けられている
ため、下側壁と上側壁との間に隙間が発生せず、隔壁の
遮音性及び遮熱性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るエンジンルームの
隔壁構造を示す全体図。
【図2】隔壁を示す拡大図。
【図3】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図4】図1中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【図5】エンジンルームの平面図。
【図6】エンジンルームの正面図。
【符号の説明】
5 隔壁 6 下側壁 7 上側壁 9 フード E エンジンルーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルーム内にフードに応じた高さ
    の隔壁を設け、該隔壁によりエンジンルーム内のスペー
    スを区切っているエンジンルームの隔壁構造において、 隔壁が、車体に対して固定された下側壁と、該下側壁の
    上部に対して取外し可能な状態で取付けられた上側壁と
    から成っており、フード高さに応じた最適高さの上側壁
    が選択的に取付けられるようになっていることを特徴と
    するエンジンルームの隔壁構造。
  2. 【請求項2】 下側壁の上端が段形状をしており、上側
    壁の下端が該上端に載った状態になっている請求項1記
    載のエンジンルームの隔壁構造。
  3. 【請求項3】 下側壁の上端又は上側壁の下端の少なく
    とも何れか一方に切欠を形成し、該切欠に配管や配線を
    通過させた請求項1又は請求項2記載のエンジンルーム
    の隔壁構造。
  4. 【請求項4】 切欠きを少なくとも下側壁の上端に形成
    した請求項3記載のエンジンルームの隔壁構造。
  5. 【請求項5】 上側壁の上端にフードの下面に当接する
    ウエザストリップを設けた請求項1〜4のいずれか1項
    に記載のエンジンルームの隔壁構造。
  6. 【請求項6】 下側壁の上端と上側壁の下端との間にシ
    ール部材を設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    エンジンルームの隔壁構造。
JP13871798A 1998-05-20 1998-05-20 エンジンルームの隔壁構造 Pending JPH11321708A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009029324A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Nissan Motor Co Ltd エンジンルームの隔壁構造
JP2009090852A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Mazda Motor Corp 車両の前部車体構造
US9190044B2 (en) 2013-04-08 2015-11-17 Hyundai Motor Company Structure of soundproof cover for engine room

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