JP2005088836A - ステアリングメンバ - Google Patents

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Masato Ono
正人 大野
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Abstract

【課題】 構造が簡単で製造が容易なステアリングメンバを提供する。
【解決手段】 金属製で開断面形状を有するメンバ本体7と、基板部15を金属板14の一面14a側に設けた金属基板8とから、閉断面構造のステアリングメンバ3を形成したため、必要な剛性が確保される。また、金属基板8自体がハーネスの役目をするため、ステアリングメンバ3の内部には何も形成する必要がなく、構造が簡単で、製造が容易である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、通電機能を有するステアリングメンバに関するものである。
自動車のインストルメントパネルの内部には、両端部が車体側壁に結合された状態のステアリングメンバが、車幅方向に沿って配されている。このステアリングメンバは、ステアリングコラムや、空調ユニット、エアバッグ等を支持するために使用される。そのため、ステアリングメンバには剛性が求められ、一般的に金属製の閉断面構造となっている。
また、ステアリングメンバには、インストルメントパネルの内部に配索されたハーネスを支持する機能も求められる。ハーネスは、各種電装機器への多数の配線が束ねたもので、ステアリングメンバの内部空間を利用して車幅方向に配索され、必要な箇所に形成した切欠から分岐されたサブハーネスを取り出している。更に、ステアリングメンバの内部には、ハーネスを支持するため、ハーネスを挟持する切欠付きの隔壁が所定間隔ごとに形成され、ハーネスのステアリングメンバ内でのガタつきを防止している(例えば、特許文献1。)。
特開2001−18841号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ハーネスをステアリングメンバの内部空間を利用して車幅方向に配索しているものの、ステアリングメンバの内部にハーネスを支持するための切欠付き隔壁を所定間隔に形成する必要があるため、ステアリングメンバの構造が複雑になり、ステアリングメンバの製造作業が困難になる。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、構造が簡単で製造が容易なステアリングメンバを提供するものである。
請求項1記載の発明は、インストルメントパネルの内部に、両端部を車体側壁に結合した状態で車幅方向に配されるステアリングメンバであって、金属製で開断面形状を有するメンバ本体と、複数の異なった電流を同時に通電可能な基板部を金属板の一面側に設けた金属基板とから構成され、メンバ本体の開口に、基板部を内側に向けた状態で金属基板の前後両縁部を結合して、閉断面構造にしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、基板部の車幅方向両端部にそれぞれハーネスが結線され、該ハーネスがメンバ本体に形成された切欠から外部に出た状態になっていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、金属基板における金属板の他面側に基板部の一部の電流を分岐して給電可能なサブハーネス用のコネクタを設けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、メンバ本体の開口と金属基板の前後両縁部との結合を加締めにより行ったことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、金属製で開断面形状を有するメンバ本体と、基板部を金属板の一面側に設けた金属基板とから、閉断面構造のステアリングメンバを形成したため、必要な剛性が確保される。また、金属基板自体がハーネスの役目をするため、ステアリングメンバの内部には何も形成する必要がなく、構造が簡単で、製造が容易である。
請求項2記載の発明によれば、基板部の車幅方向両端部にそれぞれハーネスが結線され、それらがメンバ本体に形成された切欠から外部へ出た状態になっているため、ステアリングメンバ近くでコネクタによる結線作業を行う必要なく、ステアリングメンバ周辺がすっきりして、周辺機器のための設置スペースを圧迫しない。
請求項3記載の発明によれば、金属基板の一部にサブハーネス用のコネクタを設けたため、サブハーネスを取り出すために切欠を形成する必要がなく、ステアリングメンバの剛性が低下しない。
請求項4記載の発明によれば、メンバ本体の開口と金属基板の前後両縁部との結合を加締めにより行ったため、溶接等の場合のような熱衝撃がなく、金属基板の基板部への影響が少ない。
構造が簡単で製造が容易なステアリングメンバを提供するという目的を、金属製で開断面形状を有するメンバ本体と、複数の異なった電流を同時に通電可能な基板部を金属板の一面側に設けた金属基板とから構成され、メンバ本体の開口に、基板部を内側に向けた状態で金属基板の前後両縁部を結合して、閉断面構造にしたことで、実現した。
図1〜図5は、本発明の第1実施例を示す図面であり、車室内の前方には、インストルメントパネル1が取付けられる。インストルメントパネル1の内部には、車幅方向両側の車体側壁2間に、車幅方向に沿うステアリングメンバ3が架設されている。ステアリングメンバ3のドライバー側には、図示せぬステアリングコラムを支持するステアリングサポート4が溶接により固定されている。また、ステアリングメンバ3のセンターには一対のステー5が溶接により固定され、フロアトンネル6と結合されている。
ステアリングメンバ3は、メンバ本体7と金属基板8とから構成されている。メンバ本体7は、プレス成形品で、上部に開口9を有する上向き断面コ字形の開断面形状をしている。金属基板8は、長方形の板形状をしている。メンバ本体7の車幅方向両端部は取付ブラケット10の貫通孔11内に差し込まれた状態で溶接され、該取付ブラケット10を介して車体側壁2に結合されている。
また、メンバ本体7における車幅方向両端部には、前面側にそれぞれ切欠12が一カ所づつ形成されている。更に、メンバ本体7の開口9の前後端部からはフランジ13が形成されている。
金属基板8は、長方形の金属板14と、その下面(一面)14aに設けられた基板部15とから形成されている。基板部15は金属板14の下面14aに絶縁コーティングを介して通電回路を形成したもので、複数の配線を束ねたハーネスと同様に、複数の異なった電流を同時に通電可能である。金属基板8の金属板14は、メンバ本体7の金属材料と同種か、メンバ本体7の金属材料よりも電位差の低い金属を選定することが望ましい。
基板部15は金属板14よりも幅が狭く、金属基板8の前後両縁部16は金属板14のみで形成され、金属面が露出している。そして、この金属基板8の幅は開口9よりは大きいがフランジ13よりは小さく設定されている。
金属基板8における基板部15の車幅方向両端部には、前記メンバ本体7の切欠12に対応する位置に、それぞれハーネス17が直接形成されている。また、金属板14の上面(他面)14bには、3カ所にコネクタ18が設定されている。このコネクタ18には、それぞれサブハーネス19用のコネクタ20を接続することができる。
金属基板8は、金属板14のみから形成される前後両縁部16を、メンバ本体7のフランジ13上に載せ、フランジ13の余っている部分を、折り返して前後両縁部16を包むように加締めることにより、金属基板8とメンバ本体7とは結合され、閉断面構造となる。ステアリングメンバ3が閉断面構造になることにより、ステアリングメンバ3に必要な剛性が確保される。
また、「加締め」という機械的結合手段を用いたため、溶接等の場合のような熱衝撃がなく、金属基板8の基板部15への影響が少ない。更に、金属基板8にはコネクタ18が設けられているだけで、剛性を著しく低下させるような切欠が形成されないため、この点も、ステアリングメンバ3の全体剛性確保面で寄与している。
金属基板8の基板部15は、ステアリングメンバ3の内部空間側に位置し、何ら干渉するものがないため保護される。そして、金属基板8の基板部15がハーネスの役目をするため、ステアリングメンバ3の内部には何も形成する必要がなく、構造が簡単である。従って、ステアリングメンバ3の製造が容易である。
メンバ本体7と金属基板8とを結合する際に、基板部15の車幅方向両端部に結線されているハーネス17は、それぞれメンバ本体7に形成された切欠12から外部へ取り出され、エンジンルームやドア側の各種電装機器に接続される。ステアリングメンバ3からはハーネス17だけを取り出す構造なので、メンバ本体7の切欠12は小さくて済み、ステアリングメンバ3の剛性を低下させない。
両側のハーネス17が直接基板部15に接続した構造になっているため、ステアリングメンバ3近くでコネクタによる結線作業を行う必要なく、ステアリングメンバ3の周辺がすっきりして、ステアリングメンバ3の周囲に設置される周辺機器(空調換気ユニット、ベンドダクト、オーディオ等)のためのスペースを圧迫しない。
ステアリングメンバ3の上部には3カ所にコネクタ18が形成されているため、これらのコネクタ18に接続したサブハーネス19により、ドライバー側、センター側、アシスト側の各コンポーネントへ給電することができる。ドライバー側としては、図示せぬコンビスイッチやメーター類、アシスト側としては、エアバッグや空調ユニット、センター側としては、オーディオやヒーターコントロール等がある。このような3種類の分岐をサブハーネス19とし、インストルメントパネル1及びモジュールを組み付ける際に、サブハーネス19のコネクタ20を、ステアリングメンバ3側のコネクタ18に差し込むだけで、ハーネスレイアウトが完了するため、作業性が容易である。また、ステアリングメンバ3側のコネクタ18は最上級のピン配列としておけば、バリエーションの違いについては、サブハーネス19のみを設定すれば良いため、管理コストも低減できる。
メンバ本体7として、上向き断面コ字状の開断面形状を例にしたが、横向きでも下向きでも良く、断面コ字形に代えて、U字状その他でも良い。また、開断面形状のメンバ本体7自体が厚さの中に中空部を有する構造で、全体として開断面形状でありながら、実質的には閉断面構造になっている断面形状でも良い。メンバ本体7として、プレス成形品を例にして、ステアリングサポート4やステー5を溶接で取付ける構造にしたが、それらをダイキャストにより一体成形する構造でも良い。
本発明の第1実施例に係るインストルメントパネル内部のステアリングメンバの取付状態を示す斜視図。 図1のステアリングメンバを示す斜視図。 図2中矢示SA−SA線に沿う断面図。 図2のステアリングメンバを示す分解斜視図。 図4の金属基板を示す裏面図。
符号の説明
1 インストルメントパネル
2 車体側壁
3 ステアリングメンバ
4 ステアリングサポート
5 ステー
6 フロアトンネル
7 メンバ本体
8 金属基板
9 開口
10 取付ブラケット
11 貫通孔
12 切欠
13 フランジ
14 金属板
14a 下面(一面)
14b 上面(他面)
15 基板部
16 前後両縁部
17 ハーネス
18 コネクタ
19 サブハーネス
20 サブハーネスのコネクタ

Claims (4)

  1. インストルメントパネル(1)の内部に、両端部を車体側壁(2)に結合した状態で車幅方向に配されるステアリングメンバ(3)であって、
    金属製で開断面形状を有するメンバ本体(7)と、複数の異なった電流を同時に通電可能な基板部(15)を金属板(14)の一面(14a)側に設けた金属基板(8)とから構成され、
    メンバ本体(7)の開口(9)に、基板部(15)を内側に向けた状態で金属基板(8)の前後両縁部(16)を結合して、閉断面構造にしたことを特徴とするステアリングメンバ。
  2. 請求項1記載のステアリングメンバであって、
    基板部(15)の車幅方向両端部にそれぞれハーネス(17)が結線され、該ハーネス(17)がメンバ本体(7)に形成された切欠(12)から外部に出た状態になっていることを特徴とするステアリングメンバ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のステアリングメンバであって、
    金属基板(8)における金属板(14)の他面(14b)側に基板部(15)の一部の電流を分岐して給電可能なサブハーネス(19)用のコネクタ(18)を設けたことを特徴とするステアリングメンバ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のステアリングメンバであって、
    メンバ本体(7)の開口(9)と金属基板(8)の前後両縁部(16)との結合を加締めにより行ったことを特徴とするステアリングメンバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012096612A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Honda Motor Co Ltd 電動二輪車

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