JP5367669B2 - 車両用の電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用の電気接続箱に関する。
自動車においては、ヒューズやリレー等、車の様々な電装部品の制御回路などを一つにまとめた電気接続箱が用いられている。例えば特許文献1は、エンジンルームに配置される縦置き型の電気接続箱を開示している。
特開2001−238328号公報
近年、自動車においては、高機能化のニーズからますます多くの電装部品が搭載される一方で、室内の居住性の向上が強く要望されており、狭いスペースに搭載できる電気接続箱が望まれている。また、燃費向上等の観点から部品の軽量化が強く求められており、電気接続箱も例外ではない。
このようなコンパクト化、軽量化を電気接続箱において実現する1つのアプローチとして、従来は自動車のエンジンルームと室内とに計2つ搭載されていた電気接続箱を、例えば室内の1つにまとめることが考えられる。
しかし、従来は複数配置していた電気接続箱を1つに統合するためには、電気接続箱の内部において各部品群の集積度を飛躍的に高めることが必要になる。また、互いの干渉を防止しながらスペース効率の高い部品配置を実現し、かつ、高温になり易い部品から発生する熱の対策も必要とされる。
更には、2つあった電気接続箱を1つにするということは、従来は2つの電気接続箱に振り分けて配置できたコネクタ等の部品を、1つの電気接続箱の表面に集約しなければならないことを意味する。従って、例えば直方体の電気接続箱においては6面しかない表面に対して、コネクタ等を干渉することなく容易に配置できる構成の電気接続箱が望まれていた。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、コンパクト性の高い部品配置を実現できるとともに、熱による悪影響を防止できる電気接続箱を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の車両用の電気接続箱が提供される。即ち、この車両用の電気接続箱は、第1基板と、第2基板と、第3基板と、を備える。前記第2基板は、前記第1基板と平行に配置される。前記第3基板は、前記第1基板及び前記第2基板の端部に垂直に接続するように配置される。前記第1基板、前記第2基板、及び前記第3基板は何れもメタルコア基板として構成されている。前記第1基板の回路と前記第2基板の回路とが直線状のバスバーによって接続される。前記第1基板の回路と前記第3基板の回路とが、折曲げ部を有するバスバーによって接続される。前記第2基板の回路と前記第3基板の回路とが、折曲げ部を有するバスバーによって接続される。
これにより、コンパクトにレイアウトされた3枚の基板に多数の電気部品を効率的に搭載でき、また、3枚の基板の電気的な接続も簡素な構造で容易に実現できるので、電気接続箱内の構造を小型化できる。更に、3枚の基板としてメタルコア基板を採用することで、その均熱効果により、局所的な温度上昇を効果的に防止することができる。また、第1基板の端部、第2基板の端部、及び第3基板にコネクタ類を配置することで、電気接続箱の表面に多数のコネクタ類を干渉することなく容易に配置することができる。この結果、電気接続箱の小型化及び軽量化を実現できる。
前記の車両用の電気接続箱においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1基板においては、その両面に電気部品が実装されている。前記第1基板における前記第2基板側を向く面に実装される電気部品は、その反対側の面に実装される電気部品よりも、駆動時の発熱量が小さいか、又は駆動される頻度が低い。
これにより、第1基板と第2基板の間の狭い空間に熱がこもることを抑制できる。この結果、熱が周囲の部品に悪影響を与えることを防止できる。
前記の車両用の電気接続箱においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1基板及び前記第2基板のうち少なくとも何れか一方には、車両の室内側の電気回路に接続される室内側コネクタが配置される。前記第3基板には、エンジンルーム内の電気回路に接続されるエンジンルーム側コネクタが配置される。当該第3基板にヒートシンクが配置される。
これにより、高温になり易いエンジンルーム側コネクタ周辺の熱を、ヒートシンクを介して良好に逃がすことができる。
前記の車両用の電気接続箱においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1基板及び前記第2基板のうち少なくとも何れか一方には、前記第1基板と前記第2基板との間に配置されたコネクタのための音叉型端子が設置されている。前記音叉型端子の先端部は、前記第1基板及び前記第2基板に対して平行になるように向けられている。
これにより、2枚の基板の間にコネクタをはみ出すことなく配置できるので、スペースを有効に活用して構成のコンパクト化に貢献することができる。
本発明の第1実施形態に係る電気接続箱の斜視図。 電気接続箱の斜視図。 電気接続箱の斜視図。 電気接続箱の斜視図。 外箱の内部に配置された3枚の基板を示す斜視図。 図5の状態から第3基板及びヒューズハウジングを取り外した様子を示す斜視図。 第2基板の分解斜視図。 第1基板の一側の面を示す斜視図。 第1基板の他側の面を示す斜視図。 本発明の第2実施形態に係る電気接続箱の斜視図。 電気接続箱の斜視図。 外箱の内部に配置された3枚の基板を示す斜視図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1から図4は、本発明の第1実施形態に係る電気接続箱1xの全体的な構成を示す斜視図である。
図1に示す電気接続箱1xは、例えば自動車の室内側に設置されるジャンクションボックスとして構成されている。この電気接続箱1xは、第1ケース2aと第2ケース2bとからなる外箱2を備えている。
第1ケース2a及び第2ケース2bは、何れも合成樹脂を成形することで構成されている。2つのケース2a,2bは所謂スナップフィットにより互いに固定できるようになっており、これにより、収容空間を内部に有する外箱2が構成される。
電気接続箱1x(前記外箱2)は、直方体ブロック状の本体3aと、この本体3aの端部から張り出した突出部3bと、を有するような形状となっている。本体3aと突出部3bとは垂直に接続されている。
本体3aはほぼ一定の厚みを有しており、その厚み方向一側の面には、図1に示すように、マウント面4と、ECU用コネクタ5と、が備えられている。マウント面4は第1ケース2aにおいて平坦に形成されており、図示しないECU(エンジンコントロールユニット)を設置できるようになっている。ECU用コネクタ5は前記マウント面4から突出するように配置され、電気接続箱1xの内部の回路を前記ECUと電気的に接続することができる。
本体3aの厚み方向他側の面は大部分が平坦に構成されているが、その端部からは、図2〜図4に示すように、リレー装着用コネクタ31と、前記突出部3bと、が並んで突出している。リレー装着用コネクタ31には、図示しないリレーを1つ装着することができる。また、電気接続箱1xは上記のとおり本体3aの端部から突出部3bがほぼ垂直に突出した形状となっているので、図1〜図3の上側から見てL字状の輪郭を有している。
突出部3bにおいて、上記のL字の外側を向く面には、エンジンルーム側コネクタ6が配置されている。このエンジンルーム側コネクタ6は、エンジンルーム側の回路と、図示しないワイヤハーネスを介して電気的に接続される。また、突出部3bにおいてエンジンルーム側コネクタ6と反対側の面には、ヒートシンク7が配置されている。
本体3aにおいて、前記エンジンルーム側コネクタ6と反対側を向く面には、図3及び図4に示すように室内側コネクタ8a,8bが配置されている。この室内側コネクタ8a,8bは、自動車の室内側の回路と、図示しないワイヤハーネスを介して電気的に接続される。
図1等に示すように、本体3aにおいて、ECUのマウント面4に垂直で且つ室内側コネクタ8a,8bの設置面に垂直な面には、リレー装着用コネクタ32が配置されている。本実施形態において、リレー装着用コネクタ32には3つのリレーを搭載することができる。また、本体3aにおいてリレー装着用コネクタ32と反対側を向く面には、ヒューズハウジング10が配置されている。このヒューズハウジング10はヒューズコネクタとして機能するものであり、図4に示すように、当該ヒューズハウジング10には多数のヒューズ9が並べて装着されている。
次に、電気接続箱1xの内部構造について、図5〜図9を参照して説明する。図5は、外箱2の内部に配置された3枚の基板41〜43を示す斜視図である。図6は、図5の状態から第3基板43及びヒューズハウジング10を取り外した様子を示す斜視図である。図7は、第2基板42の分解斜視図である。図8は第1基板41の一側の面を示す斜視図、図9は第1基板41の他側の面を示す斜視図である。
電気接続箱1xの外箱2の内部には、図5に示すように、3枚の基板41〜43が配置されている。第1基板41及び第2基板42は互いに平行に配置されている。第3基板43は、第1基板41及び第2基板42の端部に垂直に接続するように配置されている。
第1基板41及び第2基板42は、ほぼ矩形状に形成されている。また、第1基板41及び第2基板42は、互いに略等しい大きさを有している。第1基板41及び第2基板42は、適宜の間隔をあけて厚み方向に並べて配置されるとともに、電気接続箱1xにおける本体3aの部分に収容されている。
矩形状に形成された2枚の基板41,42の縁部において、第3基板43に対して接続される1辺を除いた残りの3辺の部分には、リレー装着用コネクタ32、室内側コネクタ8a,8b、ヒューズハウジング10等の各種コネクタ類が配置されている。
第3基板43は、第1基板41及び第2基板42よりも若干小さく形成されている。この第3基板43は、第1基板41及び第2基板42の端部に垂直に接続するとともに、当該接続箇所から一方に大きく張り出すように配置されている。そして、この張り出した部分は、電気接続箱1xにおける突出部3bの部分に収容されている。
これらの3枚の基板41〜43は、何れも、厚み方向の中央に金属芯の層(メタルコア)を配置したメタルコア基板として構成されている。これにより、例えば、基板に実装された部品や、基板に形成された配線パターン等が高温になったとしても、その熱をメタルコア経由で基板全体に伝わらせて均熱化することで、局所的な温度上昇を抑制することができる。この結果、部品を高集積化したり、幅が小さい高密度な配線パターンを採用した場合でも熱的に有利な構成とすることができ、電気接続箱1xの小型化を実現することができる。
図6に示すように、第3基板43の一側の面にはエンジンルーム側コネクタ6が取り付けられ、第3基板43の反対側の面にはヒートシンク7が取り付けられる。このヒートシンク7には多数のフィンが形成されており、このフィンが、第2ケース2bに形成された開口11(図3〜図5を参照)を通じて露出するように構成されている。
図6に示すように、ヒートシンク7と第3基板43の間には、平板状のゴムシート12が挟み込まれるようにして配置されている。このゴムシート12は、高い熱伝導性を有する一方で電気絶縁性を有するように構成されており、例えば、高熱伝導性コンパウンドを配合したアクリル系ゴムシートを使用することができる。
ここで、本実施形態の電気接続箱1xは上述のとおり自動車の室内側に配置されるが、エンジンルーム側コネクタ6の部分は、エンジンルーム内の電気回路への電気的な接続手段を実現する関係上、電気接続箱1xの中で特に高温になり易い部位の1つであると考えられる。この点、本実施形態では、エンジンルーム側コネクタ6の熱が(メタルコア基板である)第3基板43に伝達されるので、第3基板43全体での放熱効果が期待できる。また、エンジンルーム側コネクタ6と対応する位置にヒートシンク7が設置され、第3基板43とヒートシンク7との間には熱伝導性の高い上述のゴムシート12が設けられているので、エンジンルーム側コネクタ6の熱をヒートシンク7に効果的に伝達させ、良好に放熱させることができる。
図6等に示すように、第1基板41の端部には複数本のバスバー13が配置され、同様に、第2基板42の端部にも複数本のバスバー14が配置される。これらのバスバー13,14は図5に示すように第3基板43に接続されており、これにより、第1基板41−第3基板43間の電気的接続、及び、第2基板42−第3基板43間の電気的接続が実現される。
前述のとおり、第1基板41と第3基板43とは互いに垂直に配置され、第2基板42と第3基板43についても互いに垂直に配置される。バスバー13,14は、このように垂直に配置された基板同士の電気的接続を実現するため、L字状に折り曲げられたものが用いられている。
図7に示すように、第2基板42においては、スルーホール接続するフローハンダ用の電気部品15を、当該第2基板42の一側の面(第1基板41を向く面)に集約して配置している。この電気部品15としては、例えばリレーが考えられるが、それに限定されない。
また、第2基板42において、前記電気部品15を実装する側の面には、音叉型端子16が設置されている。この音叉型端子16の先端部分は、第2基板42に平行となるように向けられている。
そして、前述したリレー装着用コネクタ32が、第1基板41と第2基板42の間に挟まれるようにして配置されるとともに(図6を参照)、図7に示すように、前記音叉型端子16の先端が当該リレー装着用コネクタ32に差し込まれる。これにより、第1基板41と第2基板42の間の狭い空間を有効に活用して、リレーの電気的接続のためのコンパクトな構成を実現することができる。
第2基板42において、リレー等の電気部品15のうち大部分は片側の面(第1基板41を向く面)にのみフロー方式で実装されており、その反対側の面(第1基板41と反対側を向く面)には、後述の音叉型端子17を除き、電気部品が配置されていない。これにより、第3基板43のエンジンルーム側コネクタ6及びヒートシンク7に近い側を避けて電気部品を配置するレイアウトが実現されるので、過大な温度上昇を防止することができる。
第2基板42において第1基板41と反対側を向く面には、音叉型端子17が突出して配置されている。この音叉型端子17の先端部分の向きは、第2基板42に対して垂直となっている。この音叉型端子17は、第2ケース2bに形成された、もう1つのリレー装着用コネクタ31(図4等を参照)のために用いられる。ただし、例えばリレー装着用コネクタ31及び音叉型端子17の設置場所を他の場所に変更することで、第2基板42において第1基板41と反対側を向く面に電気部品が全く配置されない構成とすることもできる。
図7に示すように、第2基板42の中央部には、互いに平行に配置された複数本のバスバー18の端部が接続されている。このバスバー18は、第1基板41に向かって延びるとともに、当該第1基板41の中央部に接続している(図6を参照)。このバスバー18により、第1基板41−第2基板42間の電気的接続が実現される。第1基板41と第2基板42とは互いに平行に配置されているため、バスバー18としては単純な直線状のものが用いられている。
なお、バスバー18による第1基板41−第2基板42間の電気的接続構造は、電気部品15、室内側コネクタ8b、及び後述のヒューズ端子21等とともにバスバー18を第2基板42に対してフロー方式で実装した後、バスバー18の他端を第1基板41に接続することで実現される。
第1基板41においては、第2基板42と異なり、リフローハンダ用の電気部品を両面に実装する構成となっている。具体的には、第1基板41の一側の面(第2基板42と反対側を向く面)において、図8に示すように、リレー等の電気部品19が配置される。また、その反対側の面(第2基板42側を向く面)においても、図9に示すように、半導体等の電気部品20が配置される。
なお、第1基板41において第2基板42を向く面に実装される電気部品20としては、駆動時の発熱量が小さい部品(あるいは、駆動される頻度が低い部品)が選択される。一方で、それと反対の面に実装される電気部品19としては、駆動時の発熱量が大きい部品(あるいは、頻繁に駆動される部品)が選択される。このような配置の振分けによって、基板41,42の間の狭いスペースに熱がこもりにくい構成が実現されている。
第2基板42の端部には図7に示すように室内側コネクタ8bが設置されており、この室内側コネクタ8bは、図6等に示すように、第1基板41と第2基板42の間に挟まれるようにして配置されている。また、第1基板41の端部には室内側コネクタ8aが設置される。更に、第1基板41には、ECUとの電気的接続を実現するためのECU用コネクタ5が配置されている。
更に、第1基板41及び第2基板42には、前記ヒューズ9との電気的接続を実現するための多数のヒューズ端子21が接続されている。このヒューズ端子21の先端部は、図5に示すように、ヒューズハウジング10に差し込まれている。なお、基板41,42とヒューズ9の距離が近い場合は、前記ヒューズ端子21として、1箇所を垂直に折り曲げたL字状のものが用いられている。一方、基板41,42とヒューズ9の距離が遠い場合は、ヒューズ端子21として、3箇所を垂直に折り曲げたものが用いられている。
以上に説明したように、本実施形態の電気接続箱1xは、第1基板41と、第2基板42と、第3基板43と、を備える。第1基板41と第2基板42とは、互いに平行に配置される。第3基板43は、第1基板41及び第2基板42の端部に垂直に接続するように配置される。3枚の基板41〜43は、何れもメタルコア基板として構成されている。第1基板41の回路と第2基板42の回路とは、直線状のバスバー18によって接続される。第1基板41の回路と第3基板43の回路とは、折曲げ部を有するL字状のバスバー13によって接続される。第2基板42の回路と第3基板43の回路とは、折曲げ部を有するL字状のバスバー14によって接続される。
これにより、コンパクトにレイアウトされた3枚の基板41〜43に多数の電気部品15,19,20を効率的に搭載でき、また、3枚の基板41〜43の電気的な接続も簡素な構造で容易に実現できるので、電気接続箱1x内の構造を小型化できる。更に、3枚の基板41〜43としてメタルコア基板を採用することで、その均熱効果により、局所的な温度上昇を効果的に防止することができる。また、第1基板41の端部に室内側コネクタ8a、リレー装着用コネクタ32及びヒューズハウジング10を配置し、第2基板42の端部に室内側コネクタ8b及びヒューズハウジング10を配置し、第3基板43にエンジンルーム側コネクタ6を配置することで、電気接続箱1xの表面に多数のコネクタ類を干渉することなく容易に配置することができる。この結果、電気接続箱1xの小型化及び軽量化を実現できる。
また、本実施形態の電気接続箱1xにおいて、第1基板41には、その両面に電気部品19,20が実装されている。第1基板41における第2基板42側を向く面に実装される電気部品20は、その反対側の面に実装される電気部品19よりも、発熱量が小さいか、又は駆動される頻度が低い。
この電気部品19,20のレイアウトにより、第1基板41と第2基板42の間の狭い空間に熱がこもることを抑制できる。この結果、熱が周囲の部品に悪影響を与えることを防止できる。
また、本実施形態の電気接続箱1xにおいて、第1基板41及び第2基板42には、車両の室内側の電気回路に接続される室内側コネクタ8a,8bが配置される。一方、第3基板43には、エンジンルーム内の電気回路に接続されるエンジンルーム側コネクタ6が配置される。また、第3基板43にはヒートシンク7が配置される。
これにより、高温になり易いエンジンルーム側コネクタ6周辺の熱を、ヒートシンク7を介して良好に逃がすことができる。
また、本実施形態の電気接続箱1xにおいて、第2基板42には、第1基板41と第2基板42との間に配置されたリレー装着用コネクタ32のための音叉型端子16が設置されている。音叉型端子16の先端部は、第1基板41及び第2基板42に対して平行になるように向けられている。
これにより、2枚の基板41,42の間にリレー装着用コネクタ32をはみ出すことなく配置できるので、スペースを有効に活用して構成のコンパクト化に貢献することができる。
次に、第2実施形態を説明する。図10及び図11は、本発明の第2実施形態に係る電気接続箱1yの斜視図である。図12は、外箱2の内部に配置された3枚の基板41〜43を示す斜視図である。なお、本実施形態の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
本実施形態の電気接続箱1yは、図10に示すように、リレー装着用コネクタ32に対してリレーを2個だけ装着することができるようになっている。また、本実施形態の電気接続箱1yにおいては、前述のヒートシンク7及びゴムシート12等が省略されており、それに伴って、第1実施形態において第2ケース2bに形成されていた開口11も省略されている。
また、図11に示すように、電気接続箱1yに装着されるヒューズ9の数が第1実施形態(図4)と比較して少なくなっている。その代わりに、電気接続箱1yは、別に設置されるヒューズボックスに対して電気的に接続可能な図略のコネクタを備えている。
本実施形態においては、図12に示すように、第1基板41において第2基板42と反対側を向く面に実装される電気部品19の数が、第1実施形態と比較して少なくなっている。なお、図示しないが、第2基板42に設置される電気部品についても一部が省略されており、第1実施形態と比較して少なくなっている。
また、前述の第1実施形態では、第1基板41において第2基板42を向く面に電気部品20が実装されていたが、本実施形態では当該電気部品20は実装されない。この結果、本実施形態では、第2基板42のみならず第1基板41においてもフロー方式による片面実装を採用し、コストを低減している。
なお、本実施形態の電気接続箱1yで省略されたリレー、ヒューズ、電気部品等は、当該電気接続箱1yと電気的に接続される前記ヒューズボックス側に配置される。従って、前述の第1実施形態は、全ての機能が1つの電気接続箱1xで完結するようにまとめたものであるのに対し、本実施形態では、同等の機能を電気接続箱1yとヒューズボックスの組み合わせにより実現したものであるということができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
ECU用コネクタ5、エンジンルーム側コネクタ6、室内側コネクタ8a,8b、ヒューズ9(ヒューズハウジング10)、リレー装着用コネクタ31,32の配置は、上記で説明したものに限定されない。これらのコネクタ類の配置は、車両の仕様、エンジンルーム内のレイアウト等に応じて適宜変更することができる。
上記の実施形態において、バスバー18は第1基板41及び第2基板42の中央部分に配置されている。しかしながら、当該バスバー18の位置は、搭載する電気部品15,19,20のレイアウト等を考慮して適宜変更することができる。第1基板41−第3基板43間、及び第2基板42−第3基板43間の電気的接続のためのバスバー13,14のレイアウトについても、同様に適宜変更することができる。
リレー装着用コネクタ32は、その全部が第1基板41及び第2基板42に挟まれている構成に限定されず、その一部のみが2枚の基板41,42に挟まれたレイアウトであっても良い。
第2実施形態の電気接続箱1yにおいてはヒートシンクが省略されているが、第1実施形態と同様に第2ケース2bに開口11を設けるようにしても良い。この場合、エンジンルーム側コネクタ6に対応する位置において外箱2に開放部が設けられることになるので、第3基板43からの放熱効果をより高めることができる。
第1実施形態では、第3基板43においてエンジンルーム側コネクタ6に対応する部位を覆うように平面的な構成のヒートシンク7が配置されている。しかしながら、この構成に限定されず、例えば、第2基板42と第3基板43の両者に跨るように覆うL字状のヒートシンクを備えるように変更することができる。この場合、エンジンルーム側コネクタ6だけではなく第2基板42側からの良好な放熱を期待することができる。従って、上記のL字状のヒートシンクを採用した場合は、駆動時の発熱量が大きい部品(あるいは頻繁に駆動される部品)を第2基板42に集中して配置するレイアウトも有利と考えられる。また、第2基板42及び第3基板43の何れもL字状のヒートシンクにネジ等の固定具で固定することとすれば、第3基板43と第2基板42(第1基板41)の角度が垂直となるように確実に保持することができる。また、第2基板42と第3基板43とを強固に固定できるので、両者を電気的に接続するバスバー14のハンダ付け部分に応力が加わらないように保護することができる。
1x,1y 電気接続箱
6 エンジンルーム側コネクタ
7 ヒートシンク
8a,8b 室内側コネクタ
13,14 バスバー
16 音叉型端子
18 バスバー
19,20 電気部品
32 リレー装着用コネクタ
41 第1基板
42 第2基板
43 第3基板

Claims (4)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板と平行に配置される第2基板と、
    前記第1基板及び前記第2基板の端部に垂直に接続するように配置される第3基板と、
    を備え、
    前記第1基板、前記第2基板、及び前記第3基板は何れもメタルコア基板として構成されており、
    前記第1基板の回路と前記第2基板の回路とが直線状のバスバーによって接続され、
    前記第1基板の回路と前記第3基板の回路とが、折曲げ部を有するバスバーによって接続され、
    前記第2基板の回路と前記第3基板の回路とが、折曲げ部を有するバスバーによって接続されることを特徴とする車両用の電気接続箱。
  2. 請求項1に記載の車両用の電気接続箱であって、
    前記第1基板においては、その両面に電気部品が実装されており、
    前記第1基板における前記第2基板側を向く面に実装される電気部品は、その反対側の面に実装される電気部品よりも、駆動時の発熱量が小さいか、又は駆動される頻度が低いことを特徴とする車両用の電気接続箱。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用の電気接続箱であって、
    前記第1基板及び前記第2基板のうち少なくとも何れか一方には、車両の室内側の電気回路に接続される室内側コネクタが配置され、
    前記第3基板には、エンジンルーム内の電気回路に接続されるエンジンルーム側コネクタが配置されるとともに、
    当該第3基板にヒートシンクが配置されることを特徴とする車両用の電気接続箱。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の車両用の電気接続箱であって、
    前記第1基板及び前記第2基板のうち少なくとも何れか一方には、前記第1基板と前記第2基板との間に配置されたコネクタのための音叉型端子が設置されており、
    前記音叉型端子の先端部は、前記第1基板及び前記第2基板に対して平行になるように向けられていることを特徴とする車両用の電気接続箱。
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