JP6811098B2 - 電子部品ユニット、電気接続箱、及び、ワイヤハーネス - Google Patents

電子部品ユニット、電気接続箱、及び、ワイヤハーネス Download PDF

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Description

本発明は、電子部品ユニット、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスに関する。
車両等に搭載される従来のワイヤハーネスの電気接続箱に設けられる電子部品ユニットとして、例えば、特許文献1には、ケース内に収容された回路基板と、該回路基板の導電路に導通する接続端子がケースに開口形成された部品装着部に配設されてなる電気接続箱が開示されている。そして、回路基板は、導電路と接続端子を一体的に備える複数のバスバと、該複数のバスバの導電路を埋設状態で覆う樹脂基板を有するバスバモールド基板を含んで構成され、バスバの接続端子が樹脂基板から突出して部品装着部に配設されている。
特開2016−096636号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の電気接続箱は、例えば、汎用性向上の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、汎用性を向上することができる電子部品ユニット、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子部品ユニットは、第1回路を構成し第1電子部品が電気的に接続されると共に第1方向の一方側の端部が第1端子を構成する第1回路体を有する基板と、前記基板に設けられ前記第1回路とは別系統の第2回路を構成し前記第1方向の一方側の端部が第2端子を構成し前記第1方向の他方側の端部が第3端子を構成する第2回路体と、前記第1方向の一方側に前記第1端子と前記第2端子とが位置した状態で前記基板を内部に収容する収容空間部、及び、前記収容空間部の前記第1方向の他方側に設けられ前記第1電子部品とは異なる第2電子部品を前記第3端子と電気的に接続した状態で前記収容空間部の外側に露出させて保持可能である保持部を有する筐体とを備えることを特徴とする。
また、上記電子部品ユニットでは、前記基板は、絶縁性の樹脂材の内部に前記第1回路体が内蔵され、前記第2回路体は、前記基板の外面に着脱可能に組み付けられるものとすることができる。
また、上記電子部品ユニットでは、前記第2回路体は、前記基板において前記第1電子部品が実装される実装面の裏面側に設けられるものとすることができる。
また、上記電子部品ユニットでは、前記基板は、前記収容空間部内に対向して一対で設けられ、それぞれ、相互に対向する面に前記第1電子部品が設けられると共に前記第1電子部品に隣接して前記第1方向に沿って延在する延在空間部が設けられ、前記一対の前記基板は、前記収容空間部内に収容された状態で一方の前記第1電子部品が他方の前記延在空間部に位置し、前記第2回路体は、前記一対の前記基板の対向方向に対して前記延在空間部と対向する位置に設けられるものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、電子部品が設けられる電子部品ユニットと、前記電子部品ユニットが組み付けられるフレームとを備え、前記電子部品ユニットは、第1回路を構成し第1電子部品が電気的に接続されると共に第1方向の一方側の端部が第1端子を構成する第1回路体を有する基板と、前記基板に設けられ前記第1回路とは別系統の第2回路を構成し前記第1方向の一方側の端部が第2端子を構成し前記第1方向の他方側の端部が第3端子を構成する第2回路体と、前記第1方向の一方側に前記第1端子と前記第2端子とが位置した状態で前記基板を内部に収容する収容空間部、及び、前記収容空間部の前記第1方向の他方側に設けられ前記第1電子部品とは異なる第2電子部品を前記第3端子と電気的に接続した状態で前記収容空間部の外側に露出させて保持可能である保持部を有する筐体とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、導電性の配索材と、前記配索材に電気的に接続される電気接続箱とを備え、前記電気接続箱は、前記配索材が電気的に接続される電子部品が設けられる電子部品ユニットと、前記電子部品ユニットが組み付けられるフレームとを備え、前記電子部品ユニットは、第1回路を構成し第1電子部品が電気的に接続されると共に第1方向の一方側の端部が第1端子を構成する第1回路体を有する基板と、前記基板に設けられ前記第1回路とは別系統の第2回路を構成し前記第1方向の一方側の端部が第2端子を構成し前記第1方向の他方側の端部が第3端子を構成する第2回路体と、前記第1方向の一方側に前記第1端子と前記第2端子とが位置した状態で前記基板を内部に収容する収容空間部、及び、前記収容空間部の前記第1方向の他方側に設けられ前記第1電子部品とは異なる第2電子部品を前記第3端子と電気的に接続した状態で前記収容空間部の外側に露出させて保持可能である保持部を有する筐体とを備えることを特徴とする。
本発明に係る電子部品ユニット、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスは、基板が筐体の収容空間部内に収容された状態で当該基板において第1回路を構成する第1回路体に第1電子部品が電気的に接続される。また、電子部品ユニット、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスは、基板に第1回路とは別系統の第2回路を構成する第2回路体が設けられ、当該第2回路体が基板と共に筐体の収容空間部内に収容される。この状態で、電子部品ユニット、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスは、第1方向の一方側に第1回路体の第1端子と第2回路体の第2端子とが位置する一方、第1方向の他方側に第2回路体の第3端子が位置する。そして、電子部品ユニット、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスは、収容空間部の第1方向の他方側に、第1電子部品とは異なる第2電子部品を第3端子と電気的に接続した状態で収容空間部の外側に露出させて保持可能である保持部が設けられる。この構成により、電子部品ユニット、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスは、第1電子部品と第2電子部品とが相互に異なる独立した回路系統に設けられる構成であるので、第1電子部品とは無関係に第2電子部品の設置の有無を個別に選択しかつ容易に使い分けることができるので、汎用性を向上することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る電子部品ユニットが適用される電気接続箱の概略構成を表す部分斜視図である。 図2は、実施形態に係る電子部品ユニットが適用される電気接続箱の概略構成を表す部分分解斜視図である。 図3は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す斜視図である。 図4は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。 図5は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。 図6は、実施形態に係る電子部品ユニットの第1回路を構成する第1回路体を表す斜視図である。 図7は、実施形態に係る電子部品ユニットの第2回路を構成する第2回路体を含む分解斜視図である。 図8は、実施形態に係る電子部品ユニットの筐体の断面斜視図である。 図9は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す断面斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。なお、以下で説明する図1は、アッパカバーを二点鎖線で図示し、図2は、アッパカバー、ロアカバー、配索材の図示を省略している。また、図5、図9は、配索材、及び、配索材の端末に設けられるコネクタを二点鎖線で図示し、他図ではその図示を省略している。
[実施形態]
図1、図2に示す本実施形態に係る電子部品ユニット1は、自動車等の車両に搭載される電気接続箱100に対して着脱可能に組み付けられる電子部品モジュールを構成するものである。ここで、電気接続箱100は、車両に搭載され、ワイヤハーネスWHに組み込まれ、コネクタ、ヒューズ、リレー、コンデンサ、分岐部、電子制御ユニット等の電装品を集約して内部に収容するものである。ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の配索材Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で当該複数の配索材Wを各装置に接続するようにしたものである。ワイヤハーネスWHは、複数の導電性の配索材Wと、当該配索材Wに電気的に接続される電気接続箱100とを備える。配索材Wは、例えば、導電性の棒状部材の外側を絶縁性の被覆部によって覆った金属棒、複数の導電性の金属素線からなる導体部(芯線)の外側を絶縁性の被覆部によって覆った電線、当該電線を束ねた電線束等によって構成される。ワイヤハーネスWHは、複数の配索材Wを束ねて集約すると共に、束ねられた配索材Wの端末に設けられた接続部材としてのコネクタCO等を介して電気接続箱100が電気的に接続される。ワイヤハーネスWHは、この他、さらに、グロメット、プロテクタ、固定具等を含んで構成されてもよい。
電気接続箱100は、例えば、車両のエンジンコンパートメント(エンジンルーム)や車室内側に設置され、バッテリ等の電源と、車両内に搭載される各種電子機器との間に接続され、電源から供給された電力を車両内の各種電子機器に分配する。電気接続箱100は、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックスなどとも呼ばれる場合があるが、本実施形態ではこれらを総称して電気接続箱と呼ぶ。電気接続箱100は、筐体101と、筐体101の内部の収容空間部に設けられる種々の電子部品102とを備える。筐体101は、例えば、フレーム103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105等を含んで構成される。筐体101は、フレーム103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105が分割された3層分割構造となっている。フレーム103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105は、絶縁性の合成樹脂によって形成される。フレーム103は、電子部品102が組み付けられる収容空間部を形成する主たる部材である。フレーム103は、対向する2面に開口を有する筒枠状に形成される。アッパカバー104は、フレーム103の一方の開口(例えば、この電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で鉛直方向上側に位置する開口)を塞ぐ蓋状の部材である。ロアカバー105は、フレーム103の他方の開口(例えば、この電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で鉛直方向下側に位置する開口)を塞ぐ皿状(トレイ状)の部材である。筐体101は、フレーム103の一方の開口とアッパカバー104とが対向し、フレーム103の他方の開口とロアカバー105とが対向するようにして、フレーム103に対してアッパカバー104、及び、ロアカバー105が組み付けられ、種々の電子部品102を収容するための収容空間部を形成する。筐体101は、フレーム103に対して、種々の形式の係止機構を介して、アッパカバー104、ロアカバー105が係止される。そして、この筐体101の内部の収容空間部に組み付けられる種々の電子部品102としては、上述したように、コネクタ、ヒューズ、リレー、分岐部、電子制御ユニット等と共に、本実施形態の電子部品ユニット1が含まれる。電気接続箱100は、フレーム103に設けられるキャビティ106内に、上記種々の電子部品102が組み付けられる。電気接続箱100は、種々の電子部品102が組み付けられたキャビティ106に対して、配索材Wの端末に設けられたコネクタCOや端子等が電子部品102とは反対側から嵌合し電気的に接続される。以下、各図を参照して電子部品ユニット1の構成について詳細に説明する。
なお、以下の説明では、互いに交差する第1方向、第2方向、及び、第3方向のうち、第1方向を「挿入方向X」といい、第2方向を「第1幅方向Y」といい、第3方向を「第2幅方向Z」という。ここでは、挿入方向Xと第1幅方向Yと第2幅方向Zとは、相互に直交する。ここでは、挿入方向Xは、典型的には、フレーム103の開口方向に相当する。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向を表すものとする。
具体的には、本実施形態の電子部品ユニット1は、図2、図3、図4、図5に示すように、電子部品2と、基板3と、第2回路体4と、中継端子5と、筐体6と、接続部としてのコネクタブロック7とを備える。電子部品ユニット1は、例えば、車両に搭載されるバッテリ等の電源と、車両に搭載される各種の電子機器との間に接続され、当該各種の電子機器に対して電源分配や信号通信を行うモジュールを構成する。本実施形態の電子部品ユニット1は、後述するように基板3が複数設けられる。
電子部品2は、種々の機能を発揮する素子である。電子部品2は、例えば、コンデンサ、リレー、抵抗、トランジスタ、IPS(Intelligent Power Switch)、マイコンを含む電子制御ユニット等である。本実施形態の電子部品2は、基板3に実装される第1電子部品21と、当該第1電子部品21とは異なるものであり第2回路体4に接続される第2電子部品22とを含んで構成される。
基板3は、第1電子部品21が実装されこれらを電気的に接続する電子回路を構成するものであり、第1回路体31を有する。第1回路体31は、図6に示すように、第1回路8を構成する導電体であり、第1電子部品21が電気的に接続される。第1回路8は、基板3に実装される複数の第1電子部品21を相互に電気的に接続し、要求される回路系統を構成する。本実施形態の第1回路体31は、導電性の金属材のバスバによって構成される。ここでは、第1回路8は、1つの基板3において、8つの第1回路体31を含んで構成され、4つの第1電子部品21の各端子を相互に電気的に接続する。本実施形態の第1電子部品21は、1つの基板3において、2つのリレー21a、及び、リレー抵抗21bが設けられる。そして、各第1回路体31は、挿入方向Xの一方側の端部がそれぞれ第1端子31aを構成する。つまり、この基板3は、8つの第1端子31aが形成される。各第1端子31aは、コネクタCOが電気的に接続される端子である。
そして、本実施形態の基板3は、図2、図4、図5に示すように、絶縁性の樹脂材である絶縁基板本体32の内部に各第1回路体31が内蔵されたインサートバスバ基板である。基板3は、全体として略矩形板状に形成される。基板3は、板厚方向が第1幅方向Yに沿い、挿入方向X、及び、第2幅方向Zに沿って板状に延在する。基板3は、挿入方向Xの一方側において、各第1回路体31の端部が絶縁基板本体32から露出することで各第1端子31aが構成される。第1端子31aは、挿入方向Xに沿って一方側に直線棒状に突出するように形成される。第1端子31aは、第2幅方向Zに沿って間隔をあけて複数、ここでは上述のように、1つの基板3につき8つが並んで設けられる。基板3は、第1幅方向Yに沿って貫通して形成されるスルーホール等に第1電子部品21のリード線や端子が挿入されハンダ付け等によって各第1回路体31に電気的に接続されることで当該第1電子部品21が実装される。基板3は、第1幅方向Yの一方側の実装面33に、電子部品2として、上述のリレー21a、及び、リレー抵抗21b等が実装されている。つまり、本実施形態の電子部品ユニット1は、リレーユニットモジュールを構成するものである。また、基板3は、実装面33を囲うように略矩形枠状に形成された枠状部3aが設けられている。枠状部3aは、絶縁基板本体32の一部を構成し、実装面33の縁部から第1幅方向Yに沿って突出するようにして略矩形筒状に形成される。
また、本実施形態の基板3は、図2、図5、図7に示すように、組付溝部34を有する。組付溝部34は、後述する第2回路体4が組み付けられる溝部である。組付溝部34は、第2回路体4の数に応じて、複数、ここでは、1つの基板3につき4つが設けられる。各組付溝部34は、基板3の外面、さらに言えば、実装面33の裏面側に形成される。各組付溝部34は、それぞれ、基板3の枠状部3aの挿入方向Xの一方側の面から実装面33の裏面側を通って枠状部3aの挿入方向Xの他方側の面まで一続きで延在して形成される。言い換えれば、各組付溝部34は、枠状部3aの挿入方向Xの両側の面においてそれぞれ第1幅方向Yに沿って延在し、かつ、実装面33の裏面側の面において挿入方向Xに沿って延在して形成される。各組付溝部34は、組み付けられる第2回路体4の外形形状に応じて当該第2回路体4が嵌合可能な形状に形成される。
さらに、本実施形態の基板3は、図2、図4に示すように、延在空間部35が設けられる。延在空間部35は、基板3において第1電子部品21に隣接して設けられ挿入方向Xに沿って延在する空間部である。延在空間部35は、枠状部3aの内側でかつ第1幅方向Yの実装面33側において、第1電子部品21と第2幅方向Zに隣接して設けられる。ここでは、基板3は、第1電子部品21を構成する2つのリレー21aが挿入方向Xに沿って並んで設けられると共に2つのリレー21aの第2幅方向Z側の側方に延在空間部35が挿入方向Xに沿って延在するようにして形成される。上述の組付溝部34は、基板3の板厚方向である第1幅方向Yに対して当該延在空間部35と対向する位置に設けられる。つまり、組付溝部34は、実装面33の裏面側でかつ延在空間部35と第1幅方向Yに対して対向する位置に設けられる。
第2回路体4は、図2、図4、図5、図7に示すように、基板3に設けられ第2回路9を構成する導電体であり、第2電子部品22が電気的に接続される。第2回路9は、上述した第1回路8とは別系統の回路を構成するものであり、第2電子部品22が電気的に接続され、要求される回路系統を構成する。第1回路8と第2回路9とは、それぞれ相互に無関係な完結した異なる回路系統として構成される。本実施形態の第2回路体4は、第1回路体31と同様に、導電性の金属材のバスバによって構成される。ここでは、第2回路9は、1つの基板3において、4つの第2回路体4が設けられ、当該4つの第2回路体4に対して1つの第2電子部品22が電気的に接続される。本実施形態の第2電子部品22は、1つの基板3において1つのリレー22aが設けられる。リレー22aは、4つの端子22bを有しており、当該端子22bが後述の中継端子5を介して4つの第2回路体4に対してそれぞれ1つずつ電気的に接続される。そして、各第2回路体4は、それぞれ、挿入方向Xに沿って延在して形成され、挿入方向Xの一方側の端部が第2端子4aを構成し、挿入方向Xの他方側の端部が第3端子4bを構成する。各第2端子4aは、コネクタCOが電気的に接続される端子であり、第3端子4bは、中継端子5を介してリレー22aの端子22bが電気的に接続される端子である。
各第2回路体4は、基板3に設けられた各組付溝部34にそれぞれ1つずつ設けられる。各第2回路体4は、対応した形状の組付溝部34内に嵌合するようにして組み付けられ、係止爪部等を介して当該組付溝部34内に係止され基板3と一体化される。各第2回路体4は、組付溝部34に組み付けられることで、基板3の外面、さらに言えば、実装面33の裏面側に着脱可能に組み付けられることとなる。さらに言えば、本実施形態の各第2回路体4は、組付溝部34に組み付けられることで、実装面33の裏面側でかつ延在空間部35と第1幅方向Yに対して対向する位置に設けられることとなる。各第2回路体4は、組付溝部34に組み付けられた状態で、基板3の枠状部3aの挿入方向Xの一方側の面から実装面33の裏面側を通って枠状部3aの挿入方向Xの他方側の面まで一続きで延在して設けられる。言い換えれば、各第2回路体4は、組付溝部34に組み付けられた状態で、枠状部3aの挿入方向Xの両側の面においてそれぞれ第1幅方向Yに沿って延在し、かつ、実装面33の裏面側の面において挿入方向Xに沿って延在して形成される。各第2回路体4は、挿入方向Xの一方側において第2端子4aが組付溝部34から挿入方向Xに沿って突出し、かつ、挿入方向Xの他方側において第3端子4bが組付溝部34から挿入方向Xに沿って突出するような位置関係で組付溝部34に組み付けられる。第2端子4aは、第1端子31aとほぼ同様の形状に形成されており、挿入方向Xに沿って一方側に直線棒状に突出するように形成される。第2端子4aは、第2幅方向Zに沿って間隔をあけて複数、ここでは上述のように、1つの基板3につき4つが並んで設けられる。第3端子4bは、挿入方向Xに沿って他方側に矩形板状に突出するように形成される。第3端子4bは、第2電子部品22を構成するリレー22aの各端子22bの設置位置に応じた位置に4つ設けられる。
中継端子5は、図2、図4、図5、図7に示すように、第2回路体4の第3端子4bと第2電子部品22を構成するリレー22aの端子22bとを電気的に接続するものである。中継端子5は、例えば、いわゆるメスメス中継端子が用いられる。中継端子5は、各第3端子4bに対応してそれぞれ1つずつ、すなわち、1つの基板3において4つが設けられる。各中継端子5は、各第3端子4bにそれぞれ1つずつ装着される。
筐体6は、図2、図3、図4、図5、図8、図9に示すように、基板3を収容するものである。筐体6は、絶縁性の合成樹脂によって形成される。筐体6は、開口61を有する中空状に形成される。本実施形態の筐体6は、挿入方向Xの一方側に開口61を有する中空箱状に形成される。より詳細には、筐体6は、略矩形枠状に形成された壁体としての矩形枠状部62と、当該矩形枠状部62の挿入方向Xの他方側(開口61とは反対側)を閉塞させる天井部63とを含んで構成される。筐体6は、第1幅方向Yが短辺方向、第2幅方向Zが長辺方向となるように形成される。天井部63は、第1幅方向Yに沿った辺が短辺、第2幅方向Zに沿った辺が長辺となる長方形板状に形成される天井体である。矩形枠状部62は、天井部63の縁部を四方から囲い、かつ、挿入方向Xの両側に延在するようにして形成される。筐体6は、当該矩形枠状部62、及び、天井部63によって挿入方向Xの一方側に開口61を有し他方側が閉塞した略直方体箱状に形成される。筐体6は、当該開口61に後述のコネクタブロック7が設けられる。ここでは、矩形枠状部62は、挿入方向Xに沿って天井部63から開口61側への長さが相対的に長く、天井部63から開口61とは反対側への長さが相対的に短くなるように形成されている。そして、上記のように構成される筐体6は、収容空間部64、及び、保持部65を有する。
収容空間部64は、挿入方向Xの一方側、ここでは、開口61側において、矩形枠状部62と天井部63とによって囲われた内部空間部であり、内部に基板3を収容する。筐体6は、開口61に設けられるコネクタブロック7との間に当該収容空間部64が区画される。収容空間部64は、挿入方向Xの一方側、ここでは開口61側に第1回路体31の第1端子31aと第2回路体4の第2端子4aとが位置した状態で、基板3を内部に収容する。筐体6は、収容空間部64に対して開口61側から挿入方向Xに沿って基板3を挿入し収容可能である。
より詳細には、本実施形態の収容空間部64は、複数の基板3を収容可能に形成される。基板3は、収容空間部64内に第1幅方向Yに対して対向して一対で設けられ、それぞれ、相互に対向する面に第1電子部品21が設けられる(特に図9参照)。つまり、当該一対の基板3は、互いの実装面33が第1幅方向Yに沿って向き合うようにして収容空間部64内に収容される。一対の基板3は、収容空間部64に収容された状態で、第1幅方向Yに対して対向する各実装面33の間にそれぞれの第1電子部品21が位置する。ここでは、一対の基板3は、相互に同一構造で構成される。そして、一対の基板3は、互いの実装面33が第1幅方向Yに沿って向かい合わせとなり、かつ、一方の第1電子部品21が他方の延在空間部35に入り込んで位置するような位置関係で収容空間部64内に収容される。言い換えれば、一対の基板3は、互いの第1電子部品21が相互に入り込むような位置関係で収容空間部64内に収容される。そして、一対の基板3は、収容空間部64に収容された状態で、挿入方向Xの開口61側に第1回路体31の第1端子31aと第2回路体4の第2端子4aとが位置し、挿入方向Xの天井部63側に第2回路体4の第3端子4bが位置する。
保持部65は、挿入方向Xの他方側、ここでは、開口61とは反対側において、矩形枠状部62と天井部63とによって囲われた内部空間部であり、第2電子部品22を保持可能な空間部である。保持部65は、収容空間部64の挿入方向Xの他方側、すなわち、収容空間部64の開口61とは反対側に設けられる。保持部65は、挿入方向Xに対して天井部63を挟んで収容空間部64とは反対側に形成される。つまり、筐体6は、挿入方向Xに対して天井部63を境界として開口61側に収容空間部64が形成され、天井部63を境界として開口61とは反対側に保持部65が形成される。保持部65は、第2電子部品22を構成するリレー22aの外形形状に応じて当該リレー22aが嵌合可能な形状に形成される。本実施形態の保持部65は、1つの基板3に対応して1つのリレー22a、一対の基板3に対応して合計2つを保持可能である。保持部65は、2つのリレー22aを第2幅方向Zに沿って並んで保持可能である。保持部65は、挿入方向Xの他方側、すなわち、開口61とは反対側に対して開口している。
そして、保持部65は、第2電子部品22を第2回路体4の第3端子4bと電気的に接続した状態で収容空間部64の外側に露出させて保持可能である。ここでは、筐体6は、天井部63の収容空間部64側の面に複数のキャビティ63aが形成されると共に、当該天井部63を貫通して複数の挿通孔63bが形成されている(特に図8参照)。キャビティ63aは、中継端子5を収容する空間部であり、基板3に設けられる中継端子5の数に応じて複数設けられる。キャビティ63aは、1つの基板3に対して4つ、一対の基板3に対して合計8つ(図8ではそのうちの6つを図示)が設けられる。各キャビティ63aは、一対の基板3が収容空間部64に収容された状態で、各第2回路体4の第3端子4bに装着された中継端子5をそれぞれ収容する。つまり、各中継端子5は、各第3端子4bにそれぞれ1つずつ装着され一対の基板3が収容空間部64に収容された状態で、それぞれ1つずつキャビティ63a内に位置する。挿通孔63bは、挿入方向Xに沿って保持部65側の空間部とキャビティ63aとを連通する。挿通孔63bは、第2電子部品22を構成するリレー22aの端子22bが挿入される孔を構成する。挿通孔63bは、各キャビティ63aに対応して1つずつ、合計8つ(図8ではそのうちの6つを図示)が設けられる。この構成により、保持部65は、第2電子部品22を構成するリレー22aの各端子22bが挿通孔63bに挿入されるような位置関係で嵌合されることで、リレー22aの各端子22bを、中継端子5を介して第3端子4bと電気的に接続した状態で収容空間部64の外側に露出させて保持することができる。
コネクタブロック7は、図2、図3、図4、図5、図9に示すように、筐体6の開口61に設けられ収容空間部64内に設けられた各基板3における各第1回路体31の各第1端子31a、及び、各第2回路体4の各第2端子4aが挿入され配索材Wと電気的に接続するものである。コネクタブロック7は、絶縁性の合成樹脂によって形成される。コネクタブロック7は、本体部71と、端子挿入部72と、コネクタ嵌合部73とを含んで構成され、これらが一体で形成される。
本体部71は、開口61に嵌合可能な外形形状の略直方体箱状に形成される。コネクタブロック7は、本体部71が筐体6の開口61に装着され、種々の係止機構を介して当該開口61に係止される。コネクタブロック7は、当該コネクタブロック7側の本体部71に設けられた係止爪部71aと、筐体6側に設けられた係止凹部62aとが係合することで、筐体6の開口61に係止され、当該筐体6に着脱可能に組み付けられる。またここでは、コネクタブロック7は、一対の基板3が組み付けられた状態で、本体部71が筐体6の開口61に係止される。コネクタブロック7は、当該コネクタブロック7側の本体部71に設けられた係止凹部71bと、各基板3側に設けられた係止爪部3bとが係合することで、一対の基板3が本体部71に係止され着脱可能に組み付けられる。
端子挿入部72は、基板3の第1端子31aが挿入される部分であり、本体部71において挿入方向Xに対して筐体6と向かい合う側の端面に設けられる。端子挿入部72は、複数の第1端子31a、及び、複数の第2端子4aに対応して複数の端子挿入孔72aが設けられる。端子挿入孔72aは、第1端子31a、あるいは、第2端子4aが挿入される孔であり、本体部71の挿入方向Xの端面を挿入方向Xに沿って貫通する。端子挿入孔72aは、キャビティと呼ばれることもある。端子挿入孔72aは、各基板3における第1端子31a、及び、第2端子4aに応じた数、位置で形成される。本実施形態の複数の端子挿入孔72aは、一対の基板3のすべての第1端子31a、及び、第2端子4aを挿入可能な数、位置で形成される。ここでは、端子挿入孔72aは、第2幅方向Zに沿って間隔をあけて1つ分の基板3の第1端子31a、及び、第2端子4aの数と同数(ここでは12個)が並んで設けられ、かつ、これを1組として第1幅方向Yに沿って2列分(ここでは合計24個)が設けられる。
コネクタ嵌合部73は、配索材Wの端末に設けられたコネクタCOが嵌合する部分であり、当該コネクタCOと基板3の第1端子31a、第2端子4aとを電気的に接続する部分である。コネクタ嵌合部73は、本体部71において挿入方向Xに対して筐体6と向かい合う側とは反対側の端面であって端子挿入部72の裏面側に中空部分として形成される。コネクタ嵌合部73は、コネクタCOが嵌合する凹部であり、コネクタCOの外形形状に応じた形状に形成される。ここでは、コネクタ嵌合部73は、2箇所に形成されており、2つのコネクタ嵌合部73にそれぞれ1つずつ、合計2つのコネクタCOが嵌合する。基板3の各第1端子31a、各第2端子4aは、端子挿入部72の各端子挿入孔72aに挿入された状態で、先端部が当該各端子挿入孔72aを介してコネクタ嵌合部73内に露出する。この状態で、基板3の各第1端子31a、各第2端子4aは、各コネクタ嵌合部73に嵌合されるコネクタCOと電気的に接続される。
上記のように構成される電子部品ユニット1は、一対の基板3の各第1端子31a、第2端子4aが各端子挿入孔72aに挿入されるような位置関係で当該一対の基板3にコネクタブロック7が組み付けられた状態で、当該一対の基板3が筐体6の開口61側から挿入方向Xに沿って収容空間部64内に収容される。そして、電子部品ユニット1は、係止爪部71aと係止凹部62aとが係合されることで、コネクタブロック7の本体部71が筐体6の開口61に係止され組み付けられる。電子部品ユニット1は、一対の基板3が収容空間部64内に収容された状態で、筐体6とコネクタブロック7との間に各基板3が保持される。また、電子部品ユニット1は、一対の基板3が収容空間部64内に収容された状態で、第2回路体4が基板3における実装面33の裏面側の面と筐体6の内面との間に位置し、一対の基板3の対向方向、ここでは、第1幅方向Yに対して延在空間部35と対向する位置に設けられる。また、電子部品ユニット1は、一対の基板3が収容空間部64内に収容された状態で、第2回路体4の第3端子4bが天井部63側に位置し、第3端子4bに装着された各中継端子5が各キャビティ63a内に位置する。そして、電子部品ユニット1は、必要に応じて保持部65に第2電子部品22が組み付けられる。そして、電子部品ユニット1は、筐体6の外面(収容空間部64とは反対側の面)に形成された係止爪部62b等を介してフレーム103のキャビティ106に組み付けられる。この状態で、電子部品ユニット1は、各コネクタ嵌合部73にコネクタCOが嵌合されることで第1端子31a、第2端子4aを介して配索材Wと電気的に接続される。なお、電子部品ユニット1は、上記の構成に加えてさらに各基板3と筐体6とを係止する機構や各基板3を筐体6に対して位置決めする機構等を備えていてもよい。
以上で説明した電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、基板3が筐体6の収容空間部64内に収容された状態で当該基板3において第1回路8を構成する第1回路体31に第1電子部品21が電気的に接続される。また、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、基板3に第1回路8とは別系統の第2回路9を構成する第2回路体4が設けられ、当該第2回路体4が基板3と共に筐体6の収容空間部64内に収容される。この状態で、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、挿入方向Xの一方側に第1回路体31の第1端子31aと第2回路体4の第2端子4aとが位置する一方、挿入方向Xの他方側に第2回路体4の第3端子4bが位置する。そして、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、収容空間部64の挿入方向Xの他方側に、第1電子部品21とは異なる第2電子部品22を第3端子4bと電気的に接続した状態で収容空間部64の外側に露出させて保持可能である保持部65が設けられる。電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、保持部65に第2電子部品22が設けられた状態では、第1電子部品21と第2電子部品22とが当該電子部品ユニット1においては電気的に接続されていない状態となる。この構成により、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、第1電子部品21と第2電子部品22とが相互に異なる独立した回路系統に設けられる構成であるので、第1電子部品21とは無関係に第2電子部品22の設置の有無を個別に選択しかつ容易に使い分けることができる。ここでは、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、一対の基板3のそれぞれにおいて第2回路体4が第2回路9を構成する構成であり、保持部65において、各基板3に対してそれぞれ1つずつ、合計2つの第2電子部品22を設けることができる。この構成により、例えば、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、適用される車両の仕様等に応じて、第2電子部品22として、2つのリレー22aを用いる場合、1つのリレー22aを用いる場合、及び、リレー22aを用いない場合を適宜選択し容易に使い分けることができる。このように、本実施形態の電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、第2電子部品22の設置数を選択的に使い分けることができる。この結果、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、汎用性を向上することができ、容易に車両の仕様等に応じて複数のバリエーションに対応することができるので、例えば、製造コストを抑制することができる。
また、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、第2電子部品22が挿入方向Xに対して第1端子31a、第2端子4aと対向する位置、言い換えれば、コネクタブロック7と対向する位置に設けられる。この構成により、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、挿入方向Xに対するコネクタブロック7の投影領域内に第2電子部品22を組み付けることができ、電子部品2を高密度化して設けることができるので、第2電子部品22を設けた場合であっても大型化を抑制することができ、また、電子部品ユニット1の設置スペースに与える影響も抑えることができる。
さらに、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、挿入方向Xが鉛直方向に沿うような位置関係で設けられることで、例えば、第1端子31a、第2端子4a、第3端子4bを、適用される車両の上下振動の振動方向に沿って設定することができる。この構成により、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、車両の上下振動に対する耐振動性能を向上することができる。また、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、各中継端子5を収容する各キャビティ63aを筐体6に一体で設けることができるので、例えば、構成部品点数を抑制することができ、この点でも製造コストを抑制することができる。
さらに、以上で説明した電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、第1回路体31が基板3においてインサート成形等により絶縁基板本体32の内部に内蔵されて設けられる一方、第2回路体4が当該基板3の外面に着脱可能に組み付けられる。この構成により、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、第2電子部品22の設置の有無に応じて適宜に第2回路体4を基板3に設けることができるので、この点でも汎用性を向上することができ、製造コストを抑制することができる。またこの構成により、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、第2回路体4が構成する第2回路9を第1回路8等とは無関係に様々なパターンに対応しやすい構成とすることができ、例えば、設計/製造の効率化を図ることができる。
さらに、以上で説明した電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、第2回路体4が基板3において実装面33の裏面側に設けられるので、例えば、第1回路体31による第1回路8のパターン等に対して与える影響を抑制した上で、第2回路体4による第2回路9のパターンの設計自由度を確保することができる。
さらに、以上で説明した電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、一対の基板3の一方の第1電子部品21が他方の延在空間部35に位置するような位置関係で当該一対の基板3が収容空間部64内に収容される。この構成により、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、一対の基板3をよりコンパクトな状態で筐体6に組み付けることができるので大型化を抑制することができる。そして、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、第2回路体4が一対の基板3の対向方向、ここでは、第1幅方向Yに対して延在空間部35と対向する位置に設けられる。この構成により、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、各基板3において第1電子部品21が設けられていない余剰スペースに挿入方向Xに沿って当該第2回路体4を設けることができる。この結果、電子部品ユニット1、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、第2回路体4による第2回路9のパターンの設計自由度をより好適に確保することができる。
なお、電子部品ユニット1は、適用される車両の仕様等に応じて、一対の基板3のうち一方を使用し、他方を使用しない使用態様で用いることもでき、この構成により、汎用性をさらに向上することができる。この場合、電子部品ユニット1は、基板3が1つである場合の使用態様、基板3が2つである場合の使用態様いずれの場合でも共通のコネクタブロック7が適用されればよい。この場合、電子部品ユニット1に接続されるコネクタCOは、使用される基板3の数、さらに言えば第1端子31a、第2端子4aの数に応じてその極数が適宜変更されてもよい。
またさらに、本実施形態の電子部品ユニット1は、適用される車両の仕様等に応じて基板3に対して実装する第1電子部品21の数を適宜変更することで、基板3についてさらに複数の使用態様で用いることができ、これにより、車両の仕様等に応じてさらに多数のバリエーションにも対応することができる。例えば、本実施形態の電子部品ユニット1は、一対の基板3に設けられる第1電子部品21として、適用される車両の仕様等に応じてリレー21aの数が1つのものから4つのものまで対応することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る電子部品ユニット、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上で説明した電子部品ユニット1は、電気接続箱100に対して着脱可能に組み付けられる電子部品モジュールを構成するものとして説明したがこれに限らない。本実施形態の電子部品ユニット1は、電気接続箱100やワイヤハーネスWH以外のものに適用されてもよい。
以上で説明した電子部品ユニット1は、筐体6に一対の基板3が設けられるものとして説明したがこれに限らず、筐体6に設けられる基板3が1つであってもよいし3つ以上であってもよい。また、以上で説明した一対の基板3は、相互に同一構造で構成されるものとして説明したがこれに限らず、相互に異なる構造であってもよい。例えば、上述した各基板3は、実装される第1電子部品21の種類、数が異なっていてもよく、これにより、電子部品ユニット1は、さらなる多数のバリエーションにも対応することもできる。
以上で説明した第2回路体4は、基板3の外面、さらに言えば、実装面33の裏面側に設けられるものとして説明したがこれに限らない。第2回路体4は、第1回路体31が構成する第1回路8とは異なる第2回路9を構成し、かつ、挿入方向Xに対して第2端子4aとは反対側の端部に第3端子4bが設けられた構成であればよい。例えば、第2回路体4は、第1回路体31と同様にインサート成形によって絶縁基板本体32の内部に内蔵されていてもよい。
以上で説明した基板3は、インサートバスバ基板に限らず、いわゆるプリント回路基板(Printed Circuit Board)であってもよい。この場合、基板3は、エポキシ樹脂、ガラスエポキシ樹脂、紙エポキシ樹脂やセラミック等の絶縁性の材料からなる絶縁層に銅等の導電性の材料によって第1回路8を構成する第1回路体31が印刷されることで構成される。
1 電子部品ユニット
2、102 電子部品
3 基板
4 第2回路体
4a 第2端子
4b 第3端子
6 筐体
8 第1回路
9 第2回路
21 第1電子部品
22 第2電子部品
31 第1回路体
31a 第1端子
32 絶縁基板本体(樹脂材)
33 実装面
35 延在空間部
64 収容空間部
65 保持部
100 電気接続箱
103 フレーム
W 配索材
WH ワイヤハーネス
X 挿入方向(第1方向)
Y 第1幅方向(対向方向)

Claims (6)

  1. 第1回路を構成し第1電子部品が電気的に接続されると共に第1方向の一方側の端部が第1端子を構成する第1回路体を有する基板と、
    前記基板に設けられ前記第1回路とは別系統の第2回路を構成し前記第1方向の一方側の端部が第2端子を構成し前記第1方向の他方側の端部が第3端子を構成する第2回路体と、
    前記第1方向の一方側に前記第1端子と前記第2端子とが位置した状態で前記基板を内部に収容する収容空間部、及び、前記収容空間部の前記第1方向の他方側に設けられ前記第1電子部品とは異なる第2電子部品を前記第3端子と電気的に接続した状態で前記収容空間部の外側に露出させて保持可能である保持部を有する筐体とを備えることを特徴とする、
    電子部品ユニット。
  2. 前記基板は、絶縁性の樹脂材の内部に前記第1回路体が内蔵され、
    前記第2回路体は、前記基板の外面に着脱可能に組み付けられる、
    請求項1に記載の電子部品ユニット。
  3. 前記第2回路体は、前記基板において前記第1電子部品が実装される実装面の裏面側に設けられる、
    請求項1又は請求項2に記載の電子部品ユニット。
  4. 前記基板は、前記収容空間部内に対向して一対で設けられ、それぞれ、相互に対向する面に前記第1電子部品が設けられると共に前記第1電子部品に隣接して前記第1方向に沿って延在する延在空間部が設けられ、
    前記一対の前記基板は、前記収容空間部内に収容された状態で一方の前記第1電子部品が他方の前記延在空間部に位置し、
    前記第2回路体は、前記一対の前記基板の対向方向に対して前記延在空間部と対向する位置に設けられる、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電子部品ユニット。
  5. 電子部品が設けられる電子部品ユニットと、
    前記電子部品ユニットが組み付けられるフレームとを備え、
    前記電子部品ユニットは、
    第1回路を構成し第1電子部品が電気的に接続されると共に第1方向の一方側の端部が第1端子を構成する第1回路体を有する基板と、
    前記基板に設けられ前記第1回路とは別系統の第2回路を構成し前記第1方向の一方側の端部が第2端子を構成し前記第1方向の他方側の端部が第3端子を構成する第2回路体と、
    前記第1方向の一方側に前記第1端子と前記第2端子とが位置した状態で前記基板を内部に収容する収容空間部、及び、前記収容空間部の前記第1方向の他方側に設けられ前記第1電子部品とは異なる第2電子部品を前記第3端子と電気的に接続した状態で前記収容空間部の外側に露出させて保持可能である保持部を有する筐体とを備えることを特徴とする、
    電気接続箱。
  6. 導電性の配索材と、
    前記配索材に電気的に接続される電気接続箱とを備え、
    前記電気接続箱は、
    前記配索材が電気的に接続される電子部品が設けられる電子部品ユニットと、
    前記電子部品ユニットが組み付けられるフレームとを備え、
    前記電子部品ユニットは、
    第1回路を構成し第1電子部品が電気的に接続されると共に第1方向の一方側の端部が第1端子を構成する第1回路体を有する基板と、
    前記基板に設けられ前記第1回路とは別系統の第2回路を構成し前記第1方向の一方側の端部が第2端子を構成し前記第1方向の他方側の端部が第3端子を構成する第2回路体と、
    前記第1方向の一方側に前記第1端子と前記第2端子とが位置した状態で前記基板を内部に収容する収容空間部、及び、前記収容空間部の前記第1方向の他方側に設けられ前記第1電子部品とは異なる第2電子部品を前記第3端子と電気的に接続した状態で前記収容空間部の外側に露出させて保持可能である保持部を有する筐体とを備えることを特徴とする、
    ワイヤハーネス。
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