JP6668308B2 - 回路体部品、電気接続箱、及び、ワイヤハーネス - Google Patents

回路体部品、電気接続箱、及び、ワイヤハーネス Download PDF

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Description

本発明は、回路体部品、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスに関する。
車両等に搭載されるワイヤハーネスに適用される従来の電気接続箱として、例えば、特許文献1には、複数のブロックを備えた電気接続箱が開示されている。複数のブロックは、リレー、ヒューズ等の電気部品が装着される装着部がそれぞれに設けられる。この複数のブロックは、1つにまとめられてフレーム内に収容される。そして、電気接続箱は、所定の装着部では装着部自身が二分割され、両分割された装着部が隣り合うブロックの接合面に分かれて配設されている。
特開2003−087937号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の電気接続箱は、例えば、車両の仕様等に応じて、リレー等が嵌合可能な搭載空間部に対して、当該リレー等にかえて短絡回路を構成するための代替品として、回路体部品が組み付けられる場合がある。この場合であっても、電気接続箱は、適正な組み付け性を確保していることが望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、適正な組み付け性を確保することができる回路体部品、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る回路体部品は、箱状に形成され、内部と外部とを連通する連通孔を有する部品筐体と、前記部品筐体の内部に収容され、前記連通孔を介して外部に露出する端子部を有するバスバとを備え、前記部品筐体は、直方体形状に形成されたリレーが嵌合可能な搭載空間部の形状にあわせた直方体形状に形成され前記搭載空間部に嵌合可能であり、前記バスバは、前記部品筐体が前記搭載空間部に嵌合された状態で前記端子部を介して回路を構成することを特徴とする。
また、上記回路体部品では、前記部品筐体は、前記連通孔が形成された底面部、前記搭載空間部に対する嵌合方向に沿って前記底面部と対向する頂面部、及び、前記嵌合方向に対して前記底面部と前記頂面部との間に位置する側壁部を含んで構成され、前記搭載空間部に嵌合された状態で、前記底面部、及び、前記側壁部が前記搭載空間部を形成する壁体部とそれぞれ対向し、前記頂面部が前記搭載空間部から露出するものとすることができる。
また、上記回路体部品では、前記部品筐体は、前記頂面部に前記連通孔の位置を模した記号部を有するものとすることができる。
また、上記回路体部品では、前記記号部は、前記嵌合方向に沿って前記連通孔と対向する位置に凹部状又は凸部状に形成された位置特定部を含んで構成されるものとすることができる。
また、上記回路体部品では、前記連通孔は、複数設けられ、前記バスバが構成する回路に応じて前記端子部が挿入されるものとすることができる。
また、上記回路体部品では、前記部品筐体は、前記搭載空間部に対する嵌合方向に沿って前記バスバを挟んで相互に対向する第1本体部、及び、第2本体部を有し、前記第1本体部と前記第2本体部との間に形成される収容空間部に前記バスバを収容し保持し、前記第1本体部は、前記部品筐体を前記搭載空間部から引き抜く際に前記バスバに作用する力を受ける第1反力受け部を有し、前記第2本体部は、前記部品筐体を前記搭載空間部に嵌合する際に前記バスバに作用する力を受ける第2反力受け部を有するものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、直方体形状に形成されたリレーが嵌合可能な搭載空間部を有する筐体と、前記リレーにかえて前記搭載空間部に嵌合可能である回路体部品とを備え、前記回路体部品は、箱状に形成され、内部と外部とを連通する連通孔を有する部品筐体と、前記部品筐体の内部に収容され、前記連通孔を介して外部に露出する端子部を有するバスバとを備え、前記部品筐体は、前記搭載空間部の形状にあわせた直方体形状に形成され前記搭載空間部に嵌合可能であり、前記バスバは、前記部品筐体が前記搭載空間部に嵌合された状態で前記端子部を介して回路を構成することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、導電性を有する配索材と、前記配索材に電気的に接続される電気接続箱とを備え、前記電気接続箱は、直方体形状に形成されたリレーが嵌合可能な搭載空間部を有する筐体と、前記リレーにかえて前記搭載空間部に嵌合可能である回路体部品とを備え、前記回路体部品は、箱状に形成され、内部と外部とを連通する連通孔を有する部品筐体と、前記部品筐体の内部に収容され、前記連通孔を介して外部に露出する端子部を有するバスバとを備え、前記部品筐体は、前記搭載空間部の形状にあわせた直方体形状に形成され前記搭載空間部に嵌合可能であり、前記バスバは、前記部品筐体が前記搭載空間部に嵌合された状態で前記端子部を介して前記配索材と電気的に接続され回路を構成することを特徴とする。
本発明に係る回路体部品、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスは、部品筐体にバスバが収容される。この状態で、バスバは、端子部が部品筐体に形成された連通孔を介して外部に露出する。そして、回路体部品は、部品筐体が搭載空間部に嵌合された状態で端子部を介して回路を構成する。この場合、回路体部品は、部品筐体が搭載空間部の形状にあわせてリレーと同様の直方体形状に形成されているので、部品筐体を搭載空間部に組み付ける際の組み付け作業をし易い構成とすることができる。この結果、回路体部品、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスは、適正な組み付け性を確保することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る電気接続箱の概略構成を表す部分分解斜視図である。 図2は、実施形態に係る電気接続箱の概略構成を表す部分斜視図である。 図3は、実施形態に係る電気接続箱の概略構成を表す部分断面図である。 図4は、実施形態に係る回路体部品の概略構成を表す斜視図である。 図5は、実施形態に係る回路体部品の概略構成を表す分解斜視図である。 図6は、実施形態に係る回路体部品の第1ハウジングの概略構成を表す斜視図である。 図7は、実施形態に係る回路体部品の第2ハウジングの概略構成を表す斜視図である。 図8は、実施形態に係る回路体部品の概略構成を表す斜視図である。 図9は、実施形態に係る回路体部品の概略構成を表す断面図である。 図10は、実施形態に係る回路体部品の概略構成を表す断面図である。 図11は、実施形態に係る回路体部品のバリエーションを表す斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
なお、以下で説明する図1は、配索材を二点鎖線で省略して図示している。同様に、図1は、電子部品のうちの一部のマイクロリレーを二点鎖線で省略して図示している。また、図1は、アッパカバーを二点鎖線で省略して図示し、他図ではアッパカバーの図示自体を省略している。また、図3は、ブロックに設けられたバスバ、配索材に設けられた端子を二点鎖線で省略して図示している。また、以下の説明では、互いに交差する3つの方向を便宜的にそれぞれ「第1方向X」、「第2方向Y」、及び、「第3方向Z」という。ここでは、第1方向Xと第2方向Yと第3方向Zとは、相互に直交する。第1方向Xは、典型的には、後述するフレーム、アッパカバー、及び、ロアカバーの積層方向や第1ハウジング、及び、第2ハウジングの積層方向に相当する。また、第1方向Xは、典型的には、搭載空間部に対するリレー、回路体部品の嵌合方向に相当する。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられ、電気接続箱が車両に搭載された状態での方向として説明する。
[実施形態]
図1、図2、図3に示す本実施形態に係る回路体部品1は、自動車等の車両に搭載される電気接続箱100に対して着脱可能に組み付けられるものである。電気接続箱100は、車両に搭載され、ワイヤハーネスWHに組み込まれるものである。ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各機器間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の配索材Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で複数の配索材Wを各機器に接続するようにしたものである。ワイヤハーネスWHは、導電性を有する配索材Wと、配索材Wに電気的に接続される電気接続箱100とを備える。配索材Wは、例えば、金属棒、電線、電線束等によって構成される。金属棒は、導電性を有する棒状部材の外側を、絶縁性を有する被覆部によって覆ったものである。電線は、複数の導電性を有する金属素線からなる導体部(芯線)の外側を、絶縁性を有する被覆部によって覆ったものである。電線束は、当該電線を束ねたものである。ワイヤハーネスWHは、複数の配索材Wを束ねて集約すると共に、束ねられた配索材Wの端末に設けられたコネクタ等を介して電気接続箱100が電気的に接続される。ワイヤハーネスWHは、この他、さらに、グロメット、プロテクタ、外装材、固定具等を含んで構成されてもよい。
電気接続箱100は、コネクタ、ヒューズ、リレー、コンデンサ、分岐部、電子制御ユニット等の電装品を集約して内部に収容するものである。電気接続箱100は、例えば、車両のエンジンルームや車両室内に設置される。電気接続箱100は、配索材W等を介して、バッテリ等の電源と、車両内に搭載される各種電子機器との間に接続されている。電気接続箱100は、電源から供給された電力を車両内の各種電子機器に分配する。電気接続箱100は、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックスなどとも呼ばれる場合があるが、本実施形態ではこれらを総称して電気接続箱と呼ぶ。
具体的には、電気接続箱100は、筐体101と、種々の電子部品102とを備える。筐体101は、内部に種々の電子部品102を収容するものである。電子部品102は、種々の機能を発揮する素子である。電気接続箱100は、電子部品102が筐体101内に収容され、当該電子部品102に配索材Wが電気的に接続される。
筐体101は、例えば、フレーム103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105等を含んで構成される。筐体101は、フレーム103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105が分割された3層分割構造となっている。フレーム103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105は、絶縁性を有する合成樹脂によって形成される。筐体101は、所定の積層方向(ここでは一例として第1方向X)に沿ってフレーム103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105が積層され相互に組み付けられる。この構成により、筐体101は、複数の部材として、フレーム103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105が組み合わさって全体として中空箱状に形成される。筐体101は、フレーム103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105によって区画される内部の空間部が収容空間部106を構成する。
具体的には、フレーム103は、電子部品102が組み付けられる収容空間部106を形成する主たる部材である。フレーム103は、第1方向Xに沿って対向する2面に開口を有する筒枠状に形成される。アッパカバー104は、フレーム103の第1方向Xの一方の開口を塞ぐ蓋状(カバー状)の部材である。ロアカバー105は、フレーム103の第1方向Xの他方の開口を塞ぐ皿状(トレイ状)の部材である。筐体101は、フレーム103の一方の開口とアッパカバー104とが対向し、フレーム103の他方の開口とロアカバー105とが対向するように位置する。筐体101は、この位置関係で、アッパカバー104がフレーム103の第1方向Xの一方側に組み付けられ、ロアカバー105がフレーム103の第1方向Xの他方側に組み付けられ、収容空間部106を形成する。
収容空間部106は、内部に電子部品102を収容する空間である。収容空間部106は、フレーム103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105によって区画され、当該フレーム103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105によって囲われた空間である。電気接続箱100は、例えば、この収容空間部106内にブロック107が設けられる。ブロック107は、種々の形式の係止機構を介して、フレーム103に対して着脱可能に組み付けられる。ブロック107は、フレーム103等と同様に絶縁性を有する合成樹脂によって形成される。ブロック107は、多数のキャビティ107aが形成される。また、ブロック107は、導電性を有する金属材料によって構成されたブロック回路体107b(図3参照)が組み付けられている。ブロック回路体107bは、各キャビティ107aに組み付けられた各電子部品102を電気的に接続し電気回路の一部を構成するものであり、例えば、バスバ等である。ブロック107は、収容空間部106内に配索された配索材Wが接続される。配索材Wは、例えば、フレーム103とロアカバー105との合わせ面等に形成された挿通口108(図1参照)を介して収容空間部106内に配索される。ブロック107は、各キャビティ107aに対して、当該配索材Wの端末に設けられた端子T(図3参照)等が第1方向Xの一方側(典型的にはロアカバー105が位置する側)から差し込まれ嵌合される。そして、ブロック107は、各キャビティ107aに対して、第1方向Xの他方側(典型的にはアッパカバー104が位置する側)から電子部品102の端子部102aが差し込まれ嵌合される。この構成により、電子部品102と配索材Wとは、ブロック107に組み付けられ搭載された状態でブロック回路体107bや端子T等を介して相互に電気的に接続され、要求される電気回路を構成する。
本実施形態のブロック107に組み付けられる種々の電子部品102としては、コネクタ、ヒューズ、リレー、分岐部、電子制御ユニット等と共に回路体部品1が含まれる。回路体部品1は、例えば、車両の仕様等に応じて、リレーRが搭載される搭載空間部109に対して、当該リレーRにかえて短絡回路を構成するための代替品として組み付けられるものである。回路体部品1は、ショートピンなどと呼ばれる場合もある。
ここで、搭載空間部109は、筐体101が収容空間部106内に有する空間部である。搭載空間部109は、種々の電子部品102のうちリレーRが嵌合可能な空間部である。リレーRは、電子部品102を構成するものである。リレーRは、電気信号を受け取り、電気回路のオン/オフや切り替えを行う継電器である。ここでは、リレーRは、略直方体形状に形成された本体部Raから複数の端子部102aが露出して延在する、いわゆるマイクロリレーである。搭載空間部109は、フレーム103を構成する壁部103aや当該フレーム103に一体で形成された区画壁部103bによって囲われた空間部として形成される。また、搭載空間部109は、第1方向Xの一方側(典型的にはロアカバー105が位置する側)に上述のブロック107が位置する。搭載空間部109は、第1方向Xに沿って当該ブロック107のキャビティ107aと連通する。搭載空間部109は、第1方向Xの一方側が当該ブロック107の部品搭載壁部107cによって区画される。部品搭載壁部107cは、ブロック107において電子部品102を搭載する壁部であり、上述のキャビティ107aが形成された壁部である。部品搭載壁部107cは、第1方向Xに沿って搭載空間部109と対向する。ここでは、搭載空間部109は、壁部103a、区画壁部103b、及び、部品搭載壁部107cによって、リレーRの本体部Raの外形形状にあわせた略直方体形状の空間部として形成される。言い換えれば、壁部103a、区画壁部103b、及び、部品搭載壁部107cは、略直方体形状に形成された搭載空間部109を区画するための壁体部109aを構成する。搭載空間部109は、第1方向Xの他方側(典型的にはアッパカバー104が位置する側)が第1方向Xに沿って開口している。リレーRは、当該開口を介して搭載空間部109内に嵌合され組み付けられる。リレーRは、当該開口を介して、端子部102aをキャビティ107aに差し込むようにして本体部Raが搭載空間部109に嵌合されることで、当該搭載空間部109に組み付けられる。この構成により、リレーRは、ブロック回路体107bや端子T等を介して配索材Wと電気的に接続され、要求される電気回路を構成する。
そして、本実施形態の回路体部品1は、リレーRにかえて、上記のように構成される搭載空間部109に嵌合可能なものである。回路体部品1は、例えば、車両の仕様等に応じて、当該リレーRにかえて搭載空間部109に嵌合され組み付けられることで、ブロック回路体107bや端子T等を介して配索材Wと電気的に接続され、当該リレーRを含まない短絡回路を構成する。
本実施形態の回路体部品1は、部品筐体2と、バスバ3とを備え、部品筐体2が上述の搭載空間部109の形状にあわせた略直方体形状に形成されることで、適正な組み付け性を確保したものである。以下、図4乃至図10を参照して回路体部品1の構成について詳細に説明する。また、必要に応じて適宜図2、図3も参照する。
部品筐体2は、箱状に形成され、内部に形成される収容空間部23にバスバ3を収容するものである。部品筐体2は、内部と外部とを連通する連通孔20を有する。バスバ3は、部品筐体2の内部に収容され、当該連通孔20を介して外部に露出する端子部3bを有する。この端子部3bは、上述した電子部品102の端子部102aに相当する。そして、部品筐体2は、略直方体形状に形成されたリレーRが嵌合可能な搭載空間部109の形状にあわせた略直方体形状に形成され当該搭載空間部109に嵌合可能である。言い換えれば、部品筐体2は、リレーRの本体部Raとほぼ同形状の略直方体形状に形成される。ここで、略直方体形状とは、すべての面が矩形(正方形、長方形)で構成された六面体(面が6つある多面体)形状に加え、各角部が面取りされた形状や各角部が曲面とされた形状等も含む。そして、バスバ3は、部品筐体2が搭載空間部109に嵌合された状態で、端子部3bを介してブロック回路体107b、端子T、配索材W等と共に短絡回路を構成する。
本実施形態の部品筐体2は、第1本体部としての第1ハウジング21、及び、第2本体部としての第2ハウジング22を有する。部品筐体2は、第1ハウジング21、及び、第2ハウジング22が分割された2層分割構造となっている。部品筐体2は、第1ハウジング21がロアハウジングを構成し、第2ハウジング22がアッパハウジングを構成する。つまり、本実施形態の回路体部品1は、部品筐体2が2部品で構成されており、バスバ3とあわせて、全体として3部品構成となっている。第1ハウジング21、及び、第2ハウジング22は、絶縁性を有する合成樹脂によって形成される。第1ハウジング21、及び、第2ハウジング22は、搭載空間部109に対する嵌合方向、ここでは、第1方向Xに沿ってバスバ3を挟んで相互に対向して位置する。すなわち、部品筐体2は、所定の積層方向、ここでは第1方向Xに沿って第1ハウジング21、及び、第2ハウジング22が積層され相互に組み付けられる。この構成により、部品筐体2は、複数の部材として、フ第1ハウジング21、及び、第2ハウジング22が組み合わさって全体として略直方体形状に形成される。そして、部品筐体2は、第1ハウジング21と第2ハウジング22との間に収容空間部23が形成される。つまり、部品筐体2は、第1ハウジング21、及び、第2ハウジング22によって区画される内部の空間部が収容空間部23を構成する。部品筐体2は、第1ハウジング21と第2ハウジング22とによってバスバ3を挟み込むようにして収容空間部23にバスバ3を収容し保持する。
具体的には、第1ハウジング21は、内部が中空の略直方体形状に形成される。第1ハウジング21は、底面部21a、及び、側壁部21b、21c、21d、21eを有し、底面部21a、及び、側壁部21b、21c、21d、21eを含む全体が一体で形成される。底面部21aは、第1方向Xが板厚方向、第2方向Yが短辺方向、第3方向Zが長辺方向となる略矩形板状に形成される。側壁部21b、21c、21d、21eは、それぞれ底面部21aの各辺から第1方向Xの一方側(第2ハウジング22側)に向かって突出するように形成される。側壁部21b、及び、側壁部21dは、第2方向Yが板厚方向となり、第1方向X、及び、第3方向Zに沿って延在する板状に形成される。側壁部21b、及び、側壁部21dは、第2方向Yに沿って相互に対向して位置する。側壁部21c、及び、側壁部21eは、第3方向Zが板厚方向となり、第1方向X、及び、第2方向Yに沿って延在する略矩形板状に形成される。側壁部21c、及び、側壁部21eは、第3方向Zに沿って相互に対向して位置する。側壁部21b、21c、21d、21eは、隣り合う各端部が相互に接続され角部を構成する。第1ハウジング21は、底面部21a、及び、側壁部21b、21c、21d、21eによって第1方向Xの一方側(第2ハウジング22側)が開口した略直方体形状に形成される。言い換えれば、第1ハウジング21は、底面部21a、及び、側壁部21b、21c、21d、21eによって、第1方向Xの一方側が開口し他方側が閉塞した略矩形筒状に形成される。第1ハウジング21は、底面部21a、及び、側壁部21b、21c、21d、21eによって囲われた空間部が収容空間部23を構成する。
そして、第1ハウジング21は、底面部21aに連通孔20を有する。連通孔20は、部品筐体2の内部と外部とを連通するものである。連通孔20は、収容空間部23に収容されたバスバ3の端子部3bが挿入され、当該端子部3bを収容空間部23の外部に露出させる。連通孔20は、端子部3bの断面形状にあわせてスリット状に形成される。ここでは、連通孔20は、複数設けられ、バスバ3が構成する回路に応じて端子部3bが挿入される。底面部21aは、複数の連通孔20として、連通孔20a、連通孔20b、及び、連通孔20cの3つが形成される(図6参照)。連通孔20a、及び、連通孔20bは、第2方向Yに沿って略平行に延在して形成される。連通孔20a、及び、連通孔20bは、第3方向Zに沿って対向して位置する。連通孔20cは、第3方向Zに沿って延在して形成される。連通孔20aは、底面部21aの第3方向Zの一方の端部に位置する。連通孔20bは、底面部21aの第3方向Zの略中央部に位置する。連通孔20cは、底面部21aの第3方向Zの他方の端部に位置する。つまり、連通孔20bは、第3方向Zに対して連通孔20aと連通孔20cとの間に位置する。なお、以下の説明では、連通孔20aと連通孔20bと連通孔20cを特に区別する必要がない場合には、単に「連通孔20」という場合がある。
また、第1ハウジング21は、側壁部21b、及び、側壁部21dに係止凹部21f、21gを有する。係止凹部21f、21gは、第2ハウジング22を第1ハウジング21に係止するためのものである。係止凹部21fは、側壁部21bを第2方向Yに沿って貫通した略矩形状の貫通孔として形成される。係止凹部21fは、側壁部21bの第3方向Zの略中央でかつ第1方向Xの底面部21a側の端部に形成される。係止凹部21gは、側壁部21dを第2方向Yに沿って貫通した略矩形状の貫通孔として形成される。係止凹部21gは、側壁部21dの第3方向Zの略中央でかつ第1方向Xの底面部21a側の端部に形成される。係止凹部21fと係止凹部21gとは、第2方向Yに沿って対向して位置する。
さらに、第1ハウジング21は、第1反力受け部21h(図6参照)を有する。第1反力受け部21hは、部品筐体2を搭載空間部109から引き抜く際にバスバ3に作用する力を受ける部分である。第1反力受け部21hは、第1ハウジング21において収容空間部23に面して形成される。ここでは、第1反力受け部21hは、底面部21aに形成された各連通孔20を囲うようにリブ状に設けられる。第1反力受け部21hは、底面部21aの収容空間部23側の面から第1方向Xに沿って収容空間部23側に突出するように形成される。
第2ハウジング22は、内部が中空の略直方体形状に形成される。第2ハウジング22は、頂面部22a、及び、側壁部22b、22c、22d、22eを有し、頂面部22a、及び、側壁部22b、22c、22d、22eを含む全体が一体で形成される。頂面部22aは、第1方向Xが板厚方向、第2方向Yが短辺方向、第3方向Zが長辺方向となる略矩形板状に形成される。側壁部22b、22c、22d、22eは、それぞれ頂面部22aの各辺から第1方向Xの一方側(第1ハウジング21側)に向かって突出するように形成される。側壁部22b、及び、側壁部22dは、第2方向Yが板厚方向となり、第1方向X、及び、第3方向Zに沿って延在する略矩形板状に形成される。側壁部22b、及び、側壁部22dは、第2方向Yに沿って相互に対向して位置する。側壁部22c、及び、側壁部22eは、第3方向Zが板厚方向となり、第1方向X、及び、第2方向Yに沿って延在する略矩形板状に形成される。側壁部22c、及び、側壁部22eは、第3方向Zに沿って相互に対向して位置する。側壁部22b、22c、22d、22eは、隣り合う各端部が相互に接続され角部を構成する。第2ハウジング22は、頂面部22a、及び、側壁部22b、22c、22d、22eによって第1方向Xの一方側(第1ハウジング21側)が開口した略直方体形状に形成される。言い換えれば、第2ハウジング22は、頂面部22a、及び、側壁部22b、22c、22d、22eによって、第1方向Xの一方側が開口し他方側が閉塞した略矩形筒状に形成される。第2ハウジング22は、第1ハウジング21より一回り小さい略直方体形状に形成される。第1ハウジング21は、頂面部22a、及び、側壁部22b、22c、22d、22eによって囲われた空間部が第1ハウジング21と共に収容空間部23を構成する。
そして、第2ハウジング22は、側壁部22b、及び、側壁部22dに係止爪部22f、22gを有する。係止爪部22f、22gは、第2ハウジング22を第1ハウジング21に係止するためのものである。係止爪部22fは、側壁部22bから第2方向Yに沿って突出した爪状に形成される。係止爪部22fは、側壁部22bの第1方向X、及び、第3方向Zの略中央に形成される。係止爪部22fは、第1ハウジング21の係止凹部21fに係止される。係止爪部22gは、側壁部22dから第2方向Yに沿って突出した爪状に形成される。係止爪部22gは、側壁部22dの第1方向X、及び、第3方向Zの略中央に形成される。係止爪部22gは、第1ハウジング21の係止凹部21gに係止される。係止爪部22f係止爪部22gとは、第2方向Yに沿って対向して位置する。
また、第2ハウジング22は、側壁部22b、及び、側壁部22dにそれぞれ位置決めリブ部22hを有する(図7参照)。位置決めリブ部22hは、収容空間部23に収容されたバスバ3を位置決めするためのものである。位置決めリブ部22hは、側壁部22b、22dの収容空間部23側の面にそれぞれ1つずつ、合計2つ形成される。各位置決めリブ部22hは、それぞれ側壁部22b、22dの収容空間部23側の面から収容空間部23側に突出しかつ第1方向Xに沿って延在するリブ状に形成される。各位置決めリブ部22hは、それぞれ側壁部21b、22dの第3方向Zの略中央でかつ第1方向Xの頂面部22a側とは反対側の端部に形成される。2つの位置決めリブ部22hは、第2方向Yに沿って対向して位置する。
さらに、第2ハウジング22は、第2反力受け部22i(図7参照)を有する。第2反力受け部22iは、部品筐体2を搭載空間部109に嵌合する際にバスバ3に作用する力を受ける部分である。第2反力受け部22iは、第2ハウジング22において収容空間部23に面して形成される。ここでは、第2反力受け部22iは、頂面部22aの収容空間部23側の面から第1方向Xに沿って収容空間部23側に突出するように形成された複数のリブ状の部位によって構成される。
またさらに、第2ハウジング22は、頂面部22aに記号部24を有する。記号部24は、第1ハウジング21の底面部21aに形成された連通孔20の位置を模したものである。本実施形態の記号部24は、位置特定部25を含んで構成される。位置特定部25は、第1ハウジング21と第2ハウジング22とが組み付けられた状態で、第1方向X(嵌合方向)に沿って連通孔20と対向する位置に凹部状又は凸部状に形成される。本実施形態の位置特定部25は、頂面部22aに、収容空間部23側に窪んだ凹部状に形成される。位置特定部25は、連通孔20の形状を模したスリット凹部状に形成される。位置特定部25は、連通孔20の数に応じて複数設けられる。ここでは、頂面部22aは、複数の位置特定部25として、位置特定部25a、位置特定部25b、及び、位置特定部25cの3つが形成される(図4、図5参照)。位置特定部25a、及び、位置特定部25bは、第2方向Yに沿って略平行に延在して形成される。位置特定部25a、及び、位置特定部25bは、第3方向Zに沿って対向して位置する。位置特定部25cは、第3方向Zに沿って延在して形成される。位置特定部25aは、頂面部22aの第3方向Zの一方の端部に位置する。位置特定部25bは、頂面部22aの第3方向Zの略中央部に位置する。位置特定部25cは、頂面部22aの第3方向Zの他方の端部に位置する。つまり、位置特定部25bは、第3方向Zに対して位置特定部25aと位置特定部25cとの間に位置する。位置特定部25aは、第1ハウジング21と第2ハウジング22とが組み付けられた状態で、第1方向Xに沿って連通孔20aと対向する。位置特定部25bは、第1ハウジング21と第2ハウジング22とが組み付けられた状態で、第1方向Xに沿って連通孔20bと対向する。位置特定部25cは、第1ハウジング21と第2ハウジング22とが組み付けられた状態で、第1方向Xに沿って連通孔20cと対向する。なお、以下の説明では、位置特定部25aと位置特定部25bと位置特定部25cを特に区別する必要がない場合には、単に「連通孔20」という場合がある。
バスバ3は、部品筐体2の内部の収容空間部23に収容され、部品筐体2が搭載空間部109に嵌合された状態で、端子部3bを介して短絡回路を構成する短絡回路体である。バスバ3は、導電性を有する金属材料によって形成され、要求される回路の一部を構成する。バスバ3は、例えば、板状に形成された導電性を有する金属材料がプレス加工されることで要求される回路に対応した形状に形成される。ここでは、バスバ3は、本体部3a、及び、端子部3bを有し、本体部3a、及び、端子部3bを含む全体が一体で形成される。本体部3aは、第1方向Xが板厚方向となる略矩形板状に形成される。端子部3bは、本体部3aの端部が折り返されるようにして形成される。ここでは、端子部3bは、第1方向Xに沿って同じ側に折り返されるようにして2つ形成されている。2つの端子部3bのうちの一方は、本体部3aの第3方向Zの一方側の端部から第3方向Zが板厚方向となるように折り返され略矩形板状に形成される。2つの端子部3bのうちの他方は、本体部3aの第3方向Zの他方側の端部から第2方向Yが板厚方向となるように折り返され略矩形板状に形成される。
バスバ3は、本体部3aに位置決め切り欠き部3cを有する。位置決め切り欠き部3cは、第2ハウジング22の位置決めリブ部22hが嵌合されることで、部品筐体2に対してバスバ3を位置決めするものである。位置決め切り欠き部3cは、位置決めリブ部22hの数に応じて複数、ここでは、2つ設けられる。2つの位置決め切り欠き部3cは、本体部3aの第2方向Yの両端部にそれぞれ設けられる。各位置決め切り欠き部3cは、本体部3aを第1方向Xに沿って略矩形状に貫通して形成される。2つの位置決め切り欠き部3cは、第2方向Yに沿って対向して位置する。
上記のように構成される回路体部品1は、まず、第1ハウジング21に対してバスバ3が組み付けられる。この場合、バスバ3は、各端子部3bがそれぞれ複数の連通孔20のいずれかに挿入され収容空間部23の外部に露出され、本体部3aが収容空間部23内に位置する位置関係で第1ハウジング21に組み付けられる(図8、図9、図10参照)。ここでは、バスバ3は、2つの端子部3bのうちの一方が連通孔20aに挿入され、他方が連通孔20cに挿入される。連通孔20bは、端子部3bが挿通されないままの状態となっている。そして、回路体部品1は、第1方向Xに沿って第1ハウジング21との間にバスバ3の本体部3aを挟み込むような位置関係で、第1ハウジング21に対して第2ハウジング22が組み付けられる。回路体部品1は、係止爪部22fが係止凹部21fに係止され、係止爪部22gが係止凹部21gに係止される(図10参照)。この構成により、回路体部品1は、第1ハウジング21と第2ハウジング22とが相互に係止され組み付けられる。
回路体部品1は、第1ハウジング21と第2ハウジング22が組み付けられた状態で、第2ハウジング22の側壁部22b、22c、22d、22eが第1ハウジング21の側壁部21b、21c、21d、21eの内側に位置する(図9、図10参照)。回路体部品1は、第1ハウジング21と第2ハウジング22が組み付けられた状態で、第2ハウジング22の各位置決めリブ部22hがそれぞれバスバ3の各位置決め切り欠き部3cに嵌合される。この構成により、回路体部品1は、第2ハウジング22に対してバスバ3の相対位置を固定することができ、ひいては、部品筐体2に対してバスバ3の相対位置を固定することができる。
この状態で、回路体部品1は、第1方向Xに沿って、第1ハウジング21の底面部21aと第2ハウジング22の頂面部22aとが対向する。またこの状態で、回路体部品1は、側壁部21b、21c、21d、21e、22b、22c、22d、22eが第1方向Xに対して底面部21aと頂面部22aとの間に位置する。そして、回路体部品1は、第2方向Yに沿って、側壁部21bと側壁部22bとが対向し、側壁部21dと側壁部22dとが対向する。また、回路体部品1は、第3方向Zに沿って、側壁部21cと側壁部22cとが対向し、側壁部21eと側壁部22eとが対向する。この構成により、回路体部品1は、第1ハウジング21の底面部21a、側壁部21b、21c、21d、21e、第2ハウジング22の頂面部22a、側壁部22b、22c、22d、22eによって囲われた収容空間部23内にバスバ3の本体部3aを収容する。回路体部品1は、第1ハウジング21と第2ハウジング22が組み付けられ収容空間部23内にバスバ3を収容した状態で、第1方向Xに対して、第1反力受け部21hと第2反力受け部22iと間にバスバ3の本体部3aを挟み込んで保持する(図9、図10参照)。
回路体部品1は、第1ハウジング21と第2ハウジング22が組み付けられ収容空間部23内にバスバ3を収容した状態で、部品筐体2全体の外形形状が略直方体形状に形成される。そして、回路体部品1は、搭載空間部109の第1方向Xの開口を介して当該搭載空間部109内に嵌合され組み付けられる(図3参照)。回路体部品1は、当該開口を介して、端子部3bをキャビティ107aに差し込むようにして部品筐体2が搭載空間部109に嵌合されることで、当該搭載空間部109に組み付けられる。この構成により、回路体部品1は、バスバ3がブロック回路体107bや端子T等を介して配索材Wと電気的に接続され、要求される短絡回路を構成する。このとき、回路体部品1は、搭載空間部109に嵌合され組み付けられる際には第2反力受け部22iによってバスバ3に作用する力を受けることができる。一方、回路体部品1は、搭載空間部109から引き抜かれる際には第1反力受け部21hによってバスバ3に作用する力を受けることができる。
以上で説明した回路体部品1、電気接続箱100、及び、ワイヤハーネスWHは、部品筐体2にバスバ3が収容される。この状態で、バスバ3は、端子部3bが部品筐体2に形成された連通孔20を介して外部に露出する。そして、回路体部品1は、部品筐体2が搭載空間部109に嵌合された状態で端子部3bを介して回路を構成する。この場合、回路体部品1は、部品筐体2が搭載空間部109の形状にあわせてリレーRと同様の略直方体形状に形成されているので、部品筐体2を搭載空間部109に組み付ける際の組み付け作業をし易い構成とすることができる。すなわち、回路体部品1は、部品筐体2が略直方体形状に形成されることで頂面部22aを相対的に広い面として確保することができる。そして、回路体部品1は、当該頂面部22aを押圧しながら、搭載空間部109に嵌合させることができる。この構成により、回路体部品1は、部品筐体2を搭載空間部109に嵌合させ易い構成とすることができる。また、回路体部品1は、部品筐体2が略直方体形状に形成されることから、搭載空間部109に嵌合させる際に、斜め嵌合することを抑制することができる。この点でも、回路体部品1は、部品筐体2を搭載空間部109に嵌合させ易い構成とすることができる。この結果、回路体部品1、電気接続箱100、及び、ワイヤハーネスWHは、適正な組み付け性を確保することができる。
ここでは、以上で説明した回路体部品1、電気接続箱100、及び、ワイヤハーネスWHは、部品筐体2が搭載空間部109に嵌合された状態で、頂面部22aが搭載空間部109から露出する。一方、回路体部品1は、部品筐体2が搭載空間部109に嵌合された状態で、底面部21a、及び、側壁部21b、21c、21d、21eが搭載空間部109を形成する壁体部109aとそれぞれ対向する(図3参照)。ここでは、回路体部品1は、底面部21aが壁体部109aを構成する部品搭載壁部107cと対向し、側壁部21b、21c、21d、21eが壁体部109aを構成する壁部103a、区画壁部103bと対向する。この構成により、回路体部品1は、例えば、部品筐体2を搭載空間部109に嵌合させる際に壁部103a、区画壁部103bを部品筐体2の案内部材として機能させることができる。この結果、回路体部品1は、より確実に部品筐体2を搭載空間部109に嵌合させ易い構成とすることができる。この点でも、回路体部品1、電気接続箱100、及び、ワイヤハーネスWHは、適正な組み付け性を確保することができる。
さらに、以上で説明した回路体部品1、電気接続箱100、及び、ワイヤハーネスWHは、部品筐体2が搭載空間部109に嵌合された状態で、搭載空間部109から露出した頂面部22aに、連通孔20の位置を模した記号部24が設けられる。この構成により、回路体部品1は、例えば、部品筐体2を搭載空間部109に嵌合させる際に、壁部103a、区画壁部103b等によって端子部3bの位置を視認し難い場合であっても、記号部24を確認することでおおよその端子部3bの位置を把握させることができる。この結果、回路体部品1、電気接続箱100、及び、ワイヤハーネスWHは、部品筐体2を搭載空間部109に嵌合させる際の作業性をさらに向上することができ、この点でも、適正な組み付け性を確保することができる。
ここでは、以上で説明した回路体部品1、電気接続箱100、及び、ワイヤハーネスWHは、記号部24が位置特定部25を含んで構成される。この結果、回路体部品1は、位置特定部25の位置を確認することで、連通孔20の位置、ひいては端子部3bの位置を簡単に把握させることができる。したがって、回路体部品1、電気接続箱100、及び、ワイヤハーネスWHは、上記のように部品筐体2を搭載空間部109に嵌合させる際の作業性をさらに向上することができる。
また、以上で説明した回路体部品1、電気接続箱100、及び、ワイヤハーネスWHは、連通孔20が複数設けられ、バスバ3が構成する回路に応じて、任意の連通孔20に選択的に端子部3bが挿入される。例えば、図11に示す本実施形態に係る回路体部品1Aは、バスバ3Aが構成する回路が回路体部品1のバスバ3とは異なる。この場合、バスバ3Aは、2つの端子部3bのうちの一方が連通孔20aに挿入され、他方が連通孔20bに挿入される。連通孔20cは、端子部3bが挿通されないままの状態となっている。上記のように、回路体部品1と回路体部品1Aとは、部品筐体2を共通の構成として上で複数の連通孔20を要求される回路構成に応じて選択的に用いることで、バスバ3とバスバ3Aとを代替可能とすることができる。この結果、回路体部品1、1Aは、適用される車両の仕様等に応じて、複数種類の短絡回路を適宜選択し容易に使い分けることができる。この結果、回路体部品1、1A、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、適用される車両の仕様等にかかわらず、可能な限り部品筐体2を標準化、共用化した上で、適用される車両の仕様等に応じた選択多様性を確保し、汎用性を向上することができる。つまり、回路体部品1、1A、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、部材の標準化、共用化による汎用性の向上と、部材の選択多様性による最適化とをバランスよく両立することができる。また、回路体部品1、1A、電気接続箱100、ワイヤハーネスWHは、例えば、部品筐体2等を標準化、共用化すると共に必要に応じて種々のバスバ3、3Aを組み合わせることで、適用可能な車両の仕様の範囲を拡大させつつ、部材の無駄を抑制した上で最適化し易くすることができ、例えば、製造コストを抑制することができる。
また、以上で説明した回路体部品1、電気接続箱100、及び、ワイヤハーネスWHは、部品筐体2が第1ハウジング21、及び、第2ハウジング22の2部品構成とされる。そして、回路体部品1は、第1ハウジング21に第1反力受け部21hが設けられ、第2ハウジング22に第2反力受け部22iが設けられる。この構成により、回路体部品1は、回路体部品1が搭載空間部109に嵌合され組み付けられる際には第2反力受け部22iによってバスバ3に作用する力を受けることができる。この結果、回路体部品1は、搭載空間部109に確実に嵌合させ易い構成とすることができる。一方、回路体部品1は、搭載空間部109から引き抜かれる際には第1反力受け部21hによってバスバ3に作用する力を受けることができる。この結果、回路体部品1は、例えば、搭載空間部109から引き抜かれる際にバスバ3だけが部品筐体2から脱落して搭載空間部109側に残るような事態が発生することを抑制することができる。この点でも、回路体部品1、電気接続箱100、及び、ワイヤハーネスWHは、適正な組み付け性を確保することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る回路体部品、電気接続箱、及び、ワイヤハーネスは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、筐体101は、フレーム103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105が分割された3層分割構造となっているものとして説明したがこれに限らない。筐体101は、例えば、フレーム103とロアカバー105とが一体で形成されてもよい。
以上の説明では、部品筐体2は、第1ハウジング21、及び、第2ハウジング22が分割された2層分割構造となっているものとして説明したがこれに限らない。部品筐体2は、1部品によって構成されてもよい。
以上の説明では、連通孔20は、複数設けられ、バスバ3が構成する回路に応じて端子部3bが挿入されるものとして説明したがこれに限らない。
以上の説明では、位置特定部25は、頂面部22aに収容空間部23側に窪んだ凹部状に形成されるものとして説明したがこれに限らない。位置特定部25は、頂面部22aに収容空間部23側とは反対側に突出した凸部状に形成されてもよい。また、以上の説明では、記号部24は、位置特定部25を含んで構成されるものとして説明したがこれ限らず、連通孔20の位置を模したものであればなんでもよい。またそもそも、第2ハウジング22は、頂面部22aに記号部24を有していなくてもよい。
1、1A 回路体部品
2 部品筐体
3、3A バスバ
3b 端子部
20、20a、20b、20c 連通孔
21 第1ハウジング(第1本体部)
21a 底面部
21b、21c、21d、21e、22b、22c、22d、22e 側壁部
21h 第1反力受け部
22 第2ハウジング(第2本体部)
22a 頂面部
22i 第2反力受け部
23 収容空間部
24 記号部
25、25a、25b、25c 位置特定部
100 電気接続箱
101 筐体
109 搭載空間部
109a 壁体部
R リレー
W 配索材
WH ワイヤハーネス
X 第1方向(嵌合方向)
Y 第2方向
Z 第3方向

Claims (7)

  1. 箱状に形成され、内部と外部とを連通する連通孔を有する部品筐体と、
    前記部品筐体の内部に収容され、前記連通孔を介して外部に露出する端子部を有するバスバとを備え、
    前記部品筐体は、直方体形状に形成されたリレーが嵌合可能な搭載空間部の形状にあわせた直方体形状に形成され前記搭載空間部に嵌合可能であり、前記連通孔が形成された底面部、前記搭載空間部に対する嵌合方向に沿って前記底面部と対向する頂面部、及び、前記嵌合方向に対して前記底面部と前記頂面部との間に位置する側壁部を含んで構成され、前記搭載空間部に嵌合された状態で、前記底面部、及び、前記側壁部が前記搭載空間部を形成する壁体部とそれぞれ対向し、前記頂面部が前記搭載空間部から露出し、
    前記バスバは、前記部品筐体が前記搭載空間部に嵌合された状態で前記端子部を介して回路を構成することを特徴とする、
    回路体部品。
  2. 前記部品筐体は、前記頂面部に前記連通孔の位置を模した記号部を有する、
    請求項に記載の回路体部品。
  3. 前記記号部は、前記嵌合方向に沿って前記連通孔と対向する位置に凹部状又は凸部状に形成された位置特定部を含んで構成される、
    請求項に記載の回路体部品。
  4. 前記連通孔は、複数設けられ、前記バスバが構成する回路に応じて前記端子部が挿入される、
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の回路体部品。
  5. 前記部品筐体は、前記搭載空間部に対する嵌合方向に沿って前記バスバを挟んで相互に対向する第1本体部、及び、第2本体部を有し、前記第1本体部と前記第2本体部との間に形成される収容空間部に前記バスバを収容し保持し、
    前記第1本体部は、前記部品筐体を前記搭載空間部から引き抜く際に前記バスバに作用する力を受ける第1反力受け部を有し、
    前記第2本体部は、前記部品筐体を前記搭載空間部に嵌合する際に前記バスバに作用する力を受ける第2反力受け部を有する、
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の回路体部品。
  6. 直方体形状に形成されたリレーが嵌合可能な搭載空間部を有する筐体と、
    前記リレーにかえて前記搭載空間部に嵌合可能である回路体部品とを備え、
    前記回路体部品は、
    箱状に形成され、内部と外部とを連通する連通孔を有する部品筐体と、
    前記部品筐体の内部に収容され、前記連通孔を介して外部に露出する端子部を有するバスバとを備え、
    前記部品筐体は、前記搭載空間部の形状にあわせた直方体形状に形成され前記搭載空間部に嵌合可能であり、前記連通孔が形成された底面部、前記搭載空間部に対する嵌合方向に沿って前記底面部と対向する頂面部、及び、前記嵌合方向に対して前記底面部と前記頂面部との間に位置する側壁部を含んで構成され、前記搭載空間部に嵌合された状態で、前記底面部、及び、前記側壁部が前記搭載空間部を形成する壁体部とそれぞれ対向し、前記頂面部が前記搭載空間部から露出し、
    前記バスバは、前記部品筐体が前記搭載空間部に嵌合された状態で前記端子部を介して回路を構成することを特徴とする、
    電気接続箱。
  7. 導電性を有する配索材と、
    前記配索材に電気的に接続される電気接続箱とを備え、
    前記電気接続箱は、
    直方体形状に形成されたリレーが嵌合可能な搭載空間部を有する筐体と、
    前記リレーにかえて前記搭載空間部に嵌合可能である回路体部品とを備え、
    前記回路体部品は、
    箱状に形成され、内部と外部とを連通する連通孔を有する部品筐体と、
    前記部品筐体の内部に収容され、前記連通孔を介して外部に露出する端子部を有するバスバとを備え、
    前記部品筐体は、前記搭載空間部の形状にあわせた直方体形状に形成され前記搭載空間部に嵌合可能であり、前記連通孔が形成された底面部、前記搭載空間部に対する嵌合方向に沿って前記底面部と対向する頂面部、及び、前記嵌合方向に対して前記底面部と前記頂面部との間に位置する側壁部を含んで構成され、前記搭載空間部に嵌合された状態で、前記底面部、及び、前記側壁部が前記搭載空間部を形成する壁体部とそれぞれ対向し、前記頂面部が前記搭載空間部から露出し、
    前記バスバは、前記部品筐体が前記搭載空間部に嵌合された状態で前記端子部を介して前記配索材と電気的に接続され回路を構成することを特徴とする、
    ワイヤハーネス。
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