JP2006320147A - 電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】少なくとも一対のカセットブロックを備えていても配置の自由度を向上できる電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱1は箱本体2とカセットブロックとしてのヒューズブロック3とカセットブロックとしてのマルチヒューズブロック4とバスバを備えている。箱本体2にはヒューズブロック3,4を収容する取り付け孔8とリブ11が設けられている。リブ11は両端が取り付け孔8の内壁面8aに連なっている。リブ11はヒューズブロック3,4間に位置する。ヒューズブロック3,4は長辺部3a,4aが同士が重ねられている。バスバはヒューズブロック3の一つのヒューズ13の一方の端子とマルチヒューズブロック4の一つのヒューズの一方の端子とを接続している。
【選択図】図1
【解決手段】電気接続箱1は箱本体2とカセットブロックとしてのヒューズブロック3とカセットブロックとしてのマルチヒューズブロック4とバスバを備えている。箱本体2にはヒューズブロック3,4を収容する取り付け孔8とリブ11が設けられている。リブ11は両端が取り付け孔8の内壁面8aに連なっている。リブ11はヒューズブロック3,4間に位置する。ヒューズブロック3,4は長辺部3a,4aが同士が重ねられている。バスバはヒューズブロック3の一つのヒューズ13の一方の端子とマルチヒューズブロック4の一つのヒューズの一方の端子とを接続している。
【選択図】図1
Description
本発明は、移動体としての自動車などに搭載される電気接続箱に関する。
移動体としての自動車には、一般に、ヘッドランプ及びテールランプなどのランプ類、スタータモータ及びエアコンディショナ用のモータ等のモータ類、などの多種多様な電子機器が搭載されている。
前述した多種多様な電子機器に電力を供給するめに、前記自動車は、電源分配箱としてのジャンクションブロックを適宜箇所に配置してきた。前記ジャンクションブロックは、多数のヒューズやリレー等の各種の電気回路ユニットを集約して構成されている。
なお、ジャンクションブロックは、ヒューズ、リレー、ブスバーなどを有することもあることから、ヒューズブロック、リレーボックス、又は総称して電気接続箱とも呼ばれる。本明細書では、前述したヒューズブロック、リレーボックス、ジャンクションブロックを、総称して以下電気接続箱と呼ぶ。
電気接続箱は、外殻を形成する箱本体と、一対のカセットブロックとしてのヒューズブロックと、配線盤とを備えている。箱本体は、一対のヒューズブロックを収容する。ヒューズブロックは、ブロック本体と、該ブロック本体に装着される複数の電気部品としてのヒューズとを備えている。
ブロック本体は、例えば、平面形状が矩形状等の一方向の幅が該一方向と直交する他方向の幅より長い形状に形成されている。ブロック本体の上面には、ヒューズを装着する装着部が複数設けられている。ブロック本体の下面には、ワイヤハーネスのコネクタが嵌合するコネクタが設けられている。複数のヒューズは、ブロック本体の長手方向に沿って並設された状態で、前述したブロック本体に装着される。ヒューズブロックは、箱本体に取り付けられる。
ワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタとを備えている。コネクタは、前述した自動車に搭載される各種の電子機器やバッテリなどの電源や前述したヒューズブロックのブロック本体に設けられたコネクタなどに嵌合する。
配線盤は、前述したヒューズブロックのブロック本体内に収容されて、ヒューズブロックに装着される複数のヒューズの一方の端子同士を接続するとともに、コネクタの端子とヒューズの端子とを予め定められたパターンにしたがって接続するバスバなどを備えている。
前述した電気接続箱は、ヒューズブロック同士のヒューズの前述した一方の端子を接続するために、長手方向が同一線上に位置するように一対のヒューズブロックを配置して、該一方の端子同士を接続していた。
前述した電気接続箱は、以下のように組み立てられる。まず、ブロック本体内に配線盤を収容し、該ブロック本体に所望のヒューズを装着する。さらに、ブロック本体則ちヒューズブロック同士を前述したように接続して、これらのヒューズブロックを箱本体に取り付ける。そして、ヒューズブロックのブロック本体にワイヤハーネスのコネクタを嵌合させる。こうして、前述した電気接続箱が組み立てられる。そして、電気接続箱は、電源などから供給される電力を、ヒューズやワイヤハーネスの電線などを介して、自動車に搭載される前述した各種の電子機器に供給する。
前述した電気接続箱は、長手方向が同一線上に位置するように(則ち直線状に)ヒューズブロック同士を接続する。このため、互いに接続された一対のヒューズブロックの長さが長くなって、該一対のヒューズブロックを配置できるスペースが限られてしまう傾向であった。則ち、電気接続箱を配置するために自動車の他の機器の配置に影響を与えてしまうか、電気接続箱の配置できる位置が限られてしまう傾向であった(則ち、電気接続箱の配置の自由度が低くなる傾向であった)。
したがって、本発明の目的は、少なくとも一対のカセットブロックを備えていても配置の自由度を向上できる電気接続箱を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電気接続箱は、一方向の幅が該一方向と直交する他方向の幅より長く平面形状が形成され、かつ電気部品が複数設けられるカセットブロックを一対備えているとともに、それぞれのカセットブロックが、複数の電気部品の一つの端子同士を電気的に接続した電気接続箱において、前記一対のカセットブロックの長辺部同士を重ねて、長手方向同士を互いに平行に前記一対のカセットブロックを配置し、かつ、前記一対のカセットブロックのうち一方のカセットブロックの一つの電気部品の一つの端子と、他方のカセットブロックの一つの電気部品の一つの端子と、を接続するバスバを備えているとともに、前記バスバを前記一対のカセットブロックの外側面に沿わせて配置したことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1に記載の電気接続箱において、前記一対のカセットブロックを収容する取り付け孔を設けた箱本体を備えているとともに、該箱本体が、両端が前記取り付け孔の互いに相対する内壁面に連なるとともに、前記箱本体に取り付けられた一対のカセットブロック間に配置されるリブを備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の電気接続箱は、請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱において、前記一対のカセットブロックに取り付けられるワイヤハーネス同士を互いに電気的に絶縁する絶縁リブを、前記一対のカセットブロックのうちの一方に設けたことを特徴としている。
請求項1に記載した本発明の電気接続箱によれば、カセットブロックの長辺部同士を重ねるので、互いに取り付けられたカセットブロックの長手方向の長さが必要以上に長くなることを防止できる。
請求項2に記載した本発明の電気接続箱によれば、取り付け孔の互いに相対する内壁面同士に掛け渡されたリブが設けられているので、箱本体の剛性が低下することを防止できる。
また、リブが一対のカセットブロック間に配置されるので、リブがカセットブロックの装着を妨げることがない。
請求項3に記載した本発明の電気接続箱によれば、絶縁リブを設けているので、ワイヤハーネス同士が電気的に短絡することを防止できる。
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、互いに取り付けられたカセットブロックの長手方向の長さが必要以上に長くなることを防止できるので、該一対のカセットブロックを配置できるスペースが限られてしまうことを防止できる。則ち、電気接続箱を配置するために自動車の他の機器の配置に影響を与えてしまうことを防止できるとともに、電気接続箱の配置できる位置が限られてしまうことを防止できる。したがって、電気接続箱の配置の自由度を向上できる。
さらに、バスバを、カセットブロックの外側面に沿わしたので、バスバのカセットブロック外に露出する面積が大きくなる。このため、バスバを介して、電気部品を流れる電力によって生じる熱を放熱することができる。したがって、電気接続箱の温度が過度に上昇することを防止できる。
請求項2に記載の本発明は、箱本体の剛性が低下することを防止できるので、該箱本体が歪むことを防止できる。また、リブが一対のカセットブロック間に配置されるので、リブがカセットブロックの装着を妨げることがない。したがって、電気接続箱の配置の自由度を向上できることにくわえ、箱本体に容易で確実にカセットブロックを取り付けることができる。
請求項3に記載の本発明は、ワイヤハーネス同士が電気的に短絡することを防止できるので、ワイヤハーネスと箱本体に取り付けられる各種の電気部品とを確実に所望のパターンに接続できる。
以下、本発明の一実施形態にかかる電気接続箱を、図1ないし図7に基づいて説明する。
本実施形態にかかる図1に示す電気接続箱1は、移動体としての自動車に搭載される。電気接続箱1は、図1ないし図4に示すように、箱本体2と、カセットブロックとしてのヒューズブロック3と、カセットブロックとしてのマルチヒューズブロック4と、図示しない配線盤と、バスバ5(図2及び図4に示す)と、を備えている。
箱本体2は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。箱本体2は、複数の外壁6により、筒状(箱状)に形成されている。
また、箱本体2の図1の上方に位置する上面2aには、リレー7などの電気部品が複数装着される。
また、箱本体2の図1の下方に位置する底面には、前述した自動車に配索される図示しないワイヤハーネスのコネクタが嵌合する。ワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線の端末などに取り付けられたコネクタと、図示しない電子機器接続用のコネクタを備えている。コネクタは、前述した箱本体2の底面に嵌合する。なお、本発明では、箱本体2の上面2a側を上方と呼び、箱本体2の底面側を下方と呼ぶ。電子機器接続用のコネクタは、前述した自動車に搭載される各種の電子機器のコネクタと嵌合する。
さらに、箱本体2には、取り付け孔8が設けられている。取り付け孔8は、箱本体2の長手方向の一端部に設けられている。取り付け孔8は、箱本体2を構成する複数の外壁6などによって囲まれた空間である。取り付け孔8の図1、図3及び図4中の上下に位置する両端は、開口している。このため、箱本体2は、筒状(枠状)に形成されている。また、箱本体2の取り付け孔8の内壁面8aには、ヒューズブロック3,4の後述する係止部10,18が係止する係止受け部9が複数設けられている。
また、取り付け孔8内には、リブ11が設けられている。リブ11は、直線状に延びた棒状に形成されており、両端が取り付け孔8の互いに相対する内壁面8aに連なっている。リブ11の長手方向は、箱本体2の長手方向と平行である。リブ11は、取り付け孔8の内壁面8aの上面2a寄りの縁部に設けられている。リブ11は、一対のヒューズブロック3,4が箱本体2に取り付けられると、これら一対のヒューズブロック3,4間に位置する。このことを、本明細書では、リブ11が、一対のヒューズブロック3,4間に対応する位置に配されているという。こうして、リブ11は、取り付け孔8の内壁面8a間に掛け渡されている。
ヒューズブロック3は、図1に示すように、箱状のブロック本体12と、複数の電気部品としてのヒューズ13とを備えている。ブロック本体12は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。ブロック本体12は、平面形状が五角形状に形成される。ブロック本体12の平面形状は、一方向の幅が該一方向と直交する他方向の幅より長く形成されている。
ブロック本体12は、リブ11によって仕切られる取り付け孔8の二つの空間のうち一方に収容される。ブロック本体12は、前述した空間に収容されると、その長手方向が箱本体2の長手方向と平行になる。ヒューズブロック3のブロック本体12の外壁には、係止受け部9に係止する係止部10が設けられている。ブロック本体12則ちヒューズブロック3は、取り付け孔8内に収容されて、係止部10が係止受け部9に係止して、箱本体2に取り付けられる。ブロック本体12の図1中の下面には、ワイヤハーネス14のコネクタ15が嵌合する。
ワイヤハーネス14は、複数の電線16と、該電線16の端末などに取り付けられたコネクタ15と、図示しない電子機器接続用のコネクタを備えている。コネクタ15は、前述したブロック本体12の下面に嵌合する。電子機器接続用のコネクタは、前述した自動車に搭載される各種の電子機器のコネクタと嵌合する。
さらに、ヒューズブロック3のブロック本体12の外壁には、図示しない複数のヒューズ13のうち一つのヒューズ13の一方(一つ)の端子と接続したナットが埋設されている。また、ヒューズブロック3のブロック本体12には、絶縁リブ17(図1、図3及び図4に示す)が一体に設けられている。
絶縁リブ17は、ヒューズブロック3のブロック本体12のマルチヒューズブロック4のブロック本体21寄りの縁に設けられている。絶縁リブ17は、平板状に形成されているとともに、ヒューズブロック3のブロック本体12のワイヤハーネス14のコネクタが嵌合15する下面からヒューズブロック3のブロック本体12の外方向則ち図1中の下方に向かって突出している。絶縁リブ17は、ヒューズブロック3に取り付けられるワイヤハーネス14と、マルチヒューズブロック4に取り付けられるワイヤハーネス14及びLA端子25付きの電線24との間に位置して、これらを電気的に絶縁する。
ヒューズ13は、ブロック本体12に取り付けられて、ヒューズブロック3に設けられる。
マルチヒューズブロック4は、箱状のブロック本体21と、複数の図示しない電気部品としてのヒューズとを備えている。ブロック本体21は、絶縁性の合成樹脂からなり、周知の射出成形により成形される。ブロック本体21は、平面形状が矩形状に形成される。ブロック本体21の平面形状は、一方向の幅が該一方向と直交する他方向の幅より長く形成されている。
ブロック本体21は、リブ11によって仕切られる取り付け孔8の二つの空間のうち他方に収容される。ブロック本体21は、前述した空間に収容されると、その長手方向が箱本体2の長手方向と平行になる。マルチヒューズブロック4のブロック本体21の外壁には、係止受け部9に係止する係止部18が設けられている。
ブロック本体21則ちマルチヒューズブロック4は、取り付け孔8内に収容されて、係止部18が係止受け部9に係止して、箱本体2に取り付けられる。ブロック本体21の図1中の下面には、ワイヤハーネス14のコネクタ15が嵌合する。なお、このワイヤハーネス14の構成は、前述したワイヤハーネス14の構成と略等しいので、同一符号を付して説明を省略する。
さらに、マルチヒューズブロック4のブロック本体21の長手方向の両端それぞれに位置する外壁には、図示しない複数のヒューズのうち一つのヒューズの一方(一つ)の端子と接続したナットが埋設されている。
ヒューズは、ブロック本体21に収容されて、マルチヒューズブロック4に設けられる。
また、ヒューズブロック3とマルチヒューズブロック4は、それぞれの長手方向が箱本体2の長手方向と平行な状態で該箱本体2に収容される、このため、ヒューズブロック3とマルチヒューズブロック4は、互いに、平行に配される。則ち、ヒューズブロック3とマルチヒューズブロック4は、長辺部3a,4aが互いに重ねられて配置される。これら互いに重なる長辺部3a,4aには、互いに係止する係止部19と係止受け部20とが設けられている。図示例では、ヒューズブロック3に係止受け部19が設けられ、マルチヒューズブロック4に係止部20が設けられている。
配線盤は、箱本体2と、ヒューズブロック3のブロック本体12と、マルチヒューズブロック4のブロック本体21とのそれぞれに収容されている。配線盤は、それぞれ、導電性のバスバと、絶縁板などを備えている。バスバは、導電性の板金に打ち抜き加工などのプレス加工が施されて得られる。バスバは、複数設けられている。複数のバスバは、互いに重ねられている。絶縁板は、互いに重ねられたバスバ間などに配され、バスバ同士が意図しない箇所に相互に電気的に接続すること即ち短絡することを防止するとともに、バスバを位置決めしている。
箱本体2内に収容される配線盤は、バスバがワイヤハーネスの電線と、上面2aに装着されたリレー7などの電気部品とを予め定められたパターンにしたがって、互いに電気的に接続する。
ヒューズブロック3のブロック本体12に収容される配線盤は、バスバがワイヤハーネス14の電線16とヒューズ13とを、予め定められたパターンにしたがって互いに電気的に接続する。さらに、ヒューズブロック3のブロック本体12に収容される配線盤は、バスバがヒューズブロック3のブロック本体12に装着される全てのヒューズ13の一方(一つ)の端子同士を電気的に接続している。また、ヒューズブロック3のブロック本体12に収容される配線盤の全てのヒューズ13の一方(一つ)の端子同士を電気的に接続するバスバの一部は、前述したブロック本体12に埋設されるナットに重ねられているとともに、ブロック本体12の外表面に露出している。さらに、露出したバスバの一部には、前述したナットのねじ孔と連通する孔が設けられている。
マルチヒューズブロック4のブロック本体21に収容される配線盤は、バスバがワイヤハーネス14の電線16とブロック本体21内に収容されたヒューズとを、予め定められたパターンにしたがって互いに電気的に接続する。さらに、マルチヒューズブロック4のブロック本体21に収容される配線盤は、バスバがマルチヒューズブロック4のブロック本体21内に収容される全てのヒューズの一方(一つ)の端子同士を電気的に接続している。
また、マルチヒューズブロック4のブロック本体21に収容される配線盤の全てのヒューズの一方(一つ)の端子同士を電気的に接続するバスバの一部22a(図4に示す)は、前述したブロック本体21に埋設される一方のナットに重ねられているとともに、ブロック本体21の外表面に露出している。また、配線盤のバスバの他の一部21b(図4に示す)は、前述したブロック本体21に埋設される他方のナットに重ねられているとともに、ブロック本体21の外表面に露出している。さらに、露出したバスバの一部22aと他の一部22bには、前述したナットのねじ孔と連通する孔23a,23bが設けられている。
前述したバスバの一部22aと他の一部22bとのうち図4中手前側に位置する他の一部22bには、バッテリなど電源と接続した電線24の端末に取り付けられた端子金具としてのLA端子25が取り付けられる。電線24は、勿論、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶縁性の被覆部とを備えた所謂被覆電線である。
LA端子25は、厚手の板金で構成され、加締めるなどして前述した電線24の端末に取り付けられる電線接続部26と、平板状でかつボルト通し孔27aが設けられた電気接触部27とを一体に備えている。電気接触部27は、前述したバスバに重ねられて、ボルト28がボルト通し孔27aと孔23bとを通ってナットに螺合することで、マルチヒューズブロック4に取り付けられる。前述したLA端子25が取り付けられた電線24は、マルチヒューズブロック4の各ヒューズに前述した電源からの電力を供給する。前述したLA端子25と、該LA端子25が取り付けられた電線24は、本明細書に記したワイヤハーネスを構成している。
バスバ5は、厚手の導電性の板金で構成されている。バスバ5は、マルチヒューズブロック4の図4中奥側に位置するバスバの一部22aからヒューズブロック3の前述した外表面に露出したバスバの一部に至るヒューズブロック3,4の外形に沿って曲げられている。バスバ5の両端には、前述したバスバの一部22aの孔23aと連通する孔29が設けられている。バスバ5は、長手方向の両端が前述したバスバの一部22aに重ねられて、孔29を通ったボルト30がナットに螺合することで、ヒューズブロック3,4に取り付けられる。このように、バスバ5は、一対のヒューズブロック3,4のうち一方のヒューズブロック3の一つのヒューズ13の一つの端子と、他方のマルチヒューズブロック4の一つのヒューズの一つの端子とを接続する。
すると、バスバ5は、前述したマルチヒューズブロック4の図4中奥側に位置するバスバの一部22aからヒューズブロック3の前述した外表面に露出したバスバの一部に至るヒューズブロック3,4の外形に沿って曲げられているので、これらヒューズブロック3,4の外側面に沿った状態で配置される(沿わされて配置される)。
前述した電気接続箱1は、以下のように組み立てられる。まず、箱本体2内に配線盤を収容し、ヒューズブロック3のブロック本体12内に配線盤を収容する。そして、図5に示すように、ヒューズブロック3の係止受け部20とマルチヒューズブロック4の係止部19とを互いに係止して、長辺部3a,4aが互いに重なった状態でヒューズブロック3,4同士を固定する。そして、図6に示すように、バスバ5の両端を前述したバスバの一部22aに重ねて、ボルト29を孔23b,29内を通してナットにねじ込む。そして、バスバ5を、ヒューズブロック3,4に取り付けて、該ヒューズブロック3,4に外側面に沿わせて配置する。
そして、互いに取り付けられたヒューズブロック3,4を底面側から取り付け孔8内に挿入する。図7に示すように、箱本体2の係止受け部9にヒューズブロック3,4の係止部18,19を係止させて、箱本体2にヒューズブロック3,4を取り付ける。そして、ヒューズブロック3に所望のヒューズ13を取り付け、箱本体2にリレー7などを取り付ける。さらに、電線24の端末に取り付けられたLA端子25を前述したバスバの他の一部22bに取り付け、ワイヤハーネス14のコネクタ15をヒューズブロック3,4のブロック本体12,21と箱本体2の底面に取り付ける。
そして、電気接続箱1は、前述した電線24から供給される電線からの電力をヒューズ13などを介して、各電子機器に供給する。
本実施形態によれば、カセットブロックとしてのヒューズブロック3とマルチヒューズブロック4の長辺部3a,4a同士を重ねるので、互いに取り付けられたヒューズブロック3,4の長手方向の長さが必要以上に長くなることを防止できる。これにより、一対のヒューズブロック3,4を配置できるスペースが限られてしまうことを防止できる。則ち、電気接続箱1を配置するために自動車の他の機器の配置に影響を与えてしまうことを防止できるとともに、電気接続箱1の配置できる位置が限られてしまうことを防止できる。したがって、電気接続箱1の配置の自由度を向上できる。
さらに、バスバ5を、ヒューズブロック3,4の外側面に沿わしたので、バスバ5のヒューズブロック3,4外に露出する面積が大きくなる。このため、バスバ5を介して、ヒュズ13などを流れる電力によって生じる熱を放熱することができる。したがって、電気接続箱1の温度が過度に上昇することを防止できる。
取り付け孔8の互いに相対する内壁面8a同士に掛け渡されたリブ11が設けられているので、箱本体2の剛性が低下することを防止できる。したがって、該箱本体2が歪むことを防止できる。
また、リブ11が一対のヒューズブロック3,4間に配置されるので、リブ11がヒューズブロック3,4の装着を妨げることがない。したがって、電気接続箱1の配置の自由度を向上できることにくわえ、箱本体2に容易で確実にヒューズブロック3,4を取り付けることができる。
さらに、ヒューズブロック3に絶縁リブ17を設けているので、ワイヤハーネス14及びLA端子25付きの電線24同士が電気的に短絡することを防止できる。したがって、ワイヤハーネス14及びLA端子25付きの電線24とヒューズ13などの各種の電気部品とを確実に所望のパターンに接続できる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
則ち、前述した実施形態では、絶縁リブ17をヒューズブロック3のブロック本体12に設けている。しかしながら、本発明では、絶縁リブ17をマルチヒューズブロック4のブロック本体21に設けても良い。
また、前述した実施形態では、カセットブロックとして、ヒューズ13を設けるヒューズブロック3,4を用いている。しかしながら、本発明では、カセットブロックにヒューズ13の他にリレーやヒュージブルリンクなどの他の電気部品を設けても良い。
1 電気接続箱
2 箱本体
3 ヒューズブロック(カセットブロック)
3a 長辺部
4 マルチヒューズブロック(カセットブロック)
4a 長辺部
5 バスバ
8 取り付け孔
8a 内壁面
11 リブ
13 ヒューズ(電気部品)
14 ワイヤハーネス
17 絶縁リブ
24 電線(ワイヤハーネス)
25 LA端子(ワイヤハーネス)
2 箱本体
3 ヒューズブロック(カセットブロック)
3a 長辺部
4 マルチヒューズブロック(カセットブロック)
4a 長辺部
5 バスバ
8 取り付け孔
8a 内壁面
11 リブ
13 ヒューズ(電気部品)
14 ワイヤハーネス
17 絶縁リブ
24 電線(ワイヤハーネス)
25 LA端子(ワイヤハーネス)
Claims (3)
- 一方向の幅が該一方向と直交する他方向の幅より長く平面形状が形成され、かつ電気部品が複数設けられるカセットブロックを一対備えているとともに、それぞれのカセットブロックが、複数の電気部品の一つの端子同士を電気的に接続した電気接続箱において、
前記一対のカセットブロックの長辺部同士を重ねて、長手方向同士を互いに平行に前記一対のカセットブロックを配置し、かつ、
前記一対のカセットブロックのうち一方のカセットブロックの一つの電気部品の一つの端子と、他方のカセットブロックの一つの電気部品の一つの端子と、を接続するバスバを備えているとともに、
前記バスバを前記一対のカセットブロックの外側面に沿わせて配置したことを特徴とする電気接続箱。 - 前記一対のカセットブロックを収容する取り付け孔を設けた箱本体を備えているとともに、
該箱本体が、両端が前記取り付け孔の互いに相対する内壁面に連なるとともに、前記箱本体に取り付けられた一対のカセットブロック間に配置されるリブを備えたことを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。 - 前記一対のカセットブロックに取り付けられるワイヤハーネス同士を互いに電気的に絶縁する絶縁リブを、前記一対のカセットブロックのうちの一方に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電気接続箱。
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