JP2005088837A - ステアリングメンバ - Google Patents

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正人 大野
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【課題】 通電構造自体を変更することにより、ドアハーネスとの接続作業が容易になるステアリングメンバを提供する。
【解決手段】 金属製で開断面形状を有するメンバ本体7と、基板部15を金属板14の内面14a側に設けた金属基板8とから、閉断面構造のステアリングメンバ3を形成したため、必要な剛性が確保される。また、金属基板8自体がハーネスの役目をするため、内部にハーネスを配策しなくても必要な通電機能が得られる。更に、ステアリングメンバ3の車幅方向両端部7aに、ドアハーネス23を接続するためのコネクタ16が、車体側壁2に形成した貫通孔11に臨ませた状態で設けられているため、インストルメントパネル1の取付け後であっても、ドアハーネス23の接続作業が容易である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ドアハーネスとの接続作業が容易なステアリングメンバに関するものである。
自動車のインストルメントパネルの内部には、両端部が車体側壁に結合された状態のステアリングメンバが、車幅方向に沿って配されている。このステアリングメンバは、ステアリングコラムや、空調ユニット、エアバッグ等を支持するために使用される。そのため、ステアリングメンバには剛性が求められ、一般的に金属製の閉断面構造となっている。
また、ステアリングメンバには、インストルメントパネルの内部に配策されたハーネスを支持する機能も求められる。ハーネスは、各種電装機器への多数の配線が束ねたもので、ステアリングメンバの内部空間を利用して車幅方向に配策され、必要な箇所に形成した切欠から分岐されたサブハーネスを取り出している。
ドアハーネスと接続するサブハーネスもステアリングメンバの切欠から取り出した状態にされる。そして、ステアリングメンバに被せる状態でインストルメントパネルを車体に組み付け、更にドアを取付けた後に、ドアから取り出したドアハーネスを車体側壁(ダッシュサイド)に形成された小さな貫通孔からインストルメントパネルの内部空間内に挿入し、インストルメントパネルの内部において、ステアリングメンバから取り出されたサブハーネスのコネクタと、ドアハーネスのコネクタとの接続作業を行う(例えば、特許文献1。)。
特開2001−18841号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、インストルメントパネルの取付け後に、ステアリングメンバの内部において、サブハーネスのコネクタと、ドアハーネスのコネクタとの接続作業を行うため、作業員にとってはインストルメントパネルの下側から内部をのぞき込んだ状態での無理な姿勢の作業となり、作業性が良くない。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、通電構造自体を変更することにより、ドアハーネスとの接続作業が容易になるステアリングメンバを提供するものである。
請求項1記載の発明は、インストルメントパネルの内部に、両端部を車体側壁に結合した状態で車幅方向に配されるステアリングメンバであって、金属製で開断面形状を有するメンバ本体の開口に、複数の異なった電流を通電可能な基板部を金属板の内面側に設けた金属基板を結合して閉断面構造にし、メンバ本体内の車幅方向両端部が開放状態で、該車幅方向両端部にドアハーネスを接続するためのコネクタが、車体側壁に形成した貫通孔に臨ませた状態で設けられていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、コネクタが基板部と連続した状態で金属基板に固定されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、基板部の車幅方向両端部付近にそれぞれハーネスが結線され、該ハーネスがメンバ本体に形成された切欠から外部に出た状態になっていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、メンバ本体の開口と金属基板の前後両縁部との結合を加締めにより行ったことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、金属製で開断面形状を有するメンバ本体と、基板部を金属板の内面側に設けた金属基板とから、閉断面構造のステアリングメンバを形成したため、必要な剛性が確保される。また、金属基板自体がハーネスの役目をするため、内部にハーネスを配策しなくても必要な通電機能が得られる。更に、ステアリングメンバの車幅方向両端部に、ドアハーネスを接続するためのコネクタが、車体側壁に形成した貫通孔に臨ませた状態で設けられているため、インストルメントパネルの取付け後であっても、ドアハーネスの接続作業が容易である。
請求項2記載の発明によれば、コネクタが基板部と連続した状態で金属基板に固定されているため、基板部とコネクタとの間を配線で接続する必要がなく、基板部とコネクタとの接続状態が確実である。
請求項3記載の発明によれば、基板部の車幅方向両端部にそれぞれハーネスが結線され、それらがメンバ本体に形成された切欠から外部へ出た状態になっているため、ステアリングメンバ近くでコネクタによる結線作業を行う必要なく、ステアリングメンバ周辺がすっきりして、周辺機器のための設置スペースを圧迫しない。
請求項4記載の発明によれば、メンバ本体の開口と金属基板の前後両縁部との結合を加締めにより行ったため、溶接等の場合のような熱衝撃がなく、金属基板の基板部への影響が少ない。
通電構造自体を変更することにより、ドアハーネスとの接続作業が容易になるという目的を、金属製で開断面形状を有するメンバ本体の開口に、複数の異なった電流を通電可能な基板部を金属板の内面側に設けた金属基板を結合して閉断面構造にし、メンバ本体内の車幅方向両端部が開放状態で、該車幅方向両端部にドアハーネスを接続するためのコネクタが、車体側壁に形成した貫通孔に臨ませた状態で設けられていることで、実現した。
本発明の一実施例を図1〜図5に基づいて説明する。車室内の前方にはインストルメントパネル1が取付けられる。インストルメントパネル1の内部には、車幅方向両側の「車体側壁」としてのダッシュサイド2間に、車幅方向に沿うステアリングメンバ3が架設されている。ステアリングメンバ3が先に車体に取付けられ、その後に、ステアリングメンバ3に被せるようにインストルメントパネル1が車体に対して取付けられる。
インストルメントパネル1の内部において、ステアリングメンバ3のドライバー側には、図示せぬステアリングコラムを支持するステアリングサポート4が溶接により固定されている。また、ステアリングメンバ3のセンターには一対のステー5が溶接により固定され、フロアトンネル6と結合されている。
ステアリングメンバ3は、メンバ本体7と金属基板8とから構成されている。メンバ本体7は、プレス成形品で、上部に開口9を有する上向き断面コ字形の開断面形状をしており、車幅方向両端部7aは開放状態になっている。金属基板8は、長方形の板形状をしている。メンバ本体7の車幅方向両端部7aの周囲には取付ブラケット10が溶接されている。
また、メンバ本体7における車幅方向両端部7a付近には、前面側にそれぞれ切欠12が一カ所づつ形成されている。更に、メンバ本体7の開口9の前後端部からはフランジ13が形成されている。
金属基板8は、長方形の金属板14と、その下面(内面)14aに設けられた基板部15とから形成されている。基板部15は金属板14の下面14aに絶縁コーティングを介して通電回路を形成したもので、複数の配線を束ねたハーネスと同様に、複数の異なった電流を通電可能である。金属基板8の金属板14は、メンバ本体7の金属材料と同種か、メンバ本体7の金属材料よりも電位差の低い金属を選定することが望ましい。
基板部15は金属板14よりも幅が狭く、金属基板8の前後両縁部は金属板14のみで形成され、金属面が露出している。そして、この金属基板8の幅は開口9よりは大きいがフランジ13よりは小さく設定されている。更に、メンバ本体7の車幅方向両端部7aには、基板部15の両端と連続形成されたコネクタ16が、金属板14に固定された状態で設けられている。コネクタ16が基板部15と連続した状態で金属基板14に固定されているため、基板部15とコネクタ16との間を配線で接続する必要がなく、基板部15とコネクタ16との接続状態が確実である。
金属基板8における基板部15の車幅方向両端部付近には、前記メンバ本体7の切欠12に対応する位置に、それぞれハーネス17が直接形成されている。また、金属板14の上面14bには、3カ所にコネクタ18が設定されている。このコネクタ18には、それぞれサブハーネス19用のコネクタ20を接続することができる。
金属基板8は、金属板14のみから形成される前後両縁部を、メンバ本体7のフランジ13上に載せ、フランジ13の余っている部分を、折り返して前後両縁部を包むように加締めることにより、金属基板8とメンバ本体7とは結合され、閉断面構造となる。ハーネス17は切欠12からステアリングメンバ3の外部に取り出される。ステアリングメンバ3が閉断面構造になることにより、ステアリングメンバ3に必要な剛性が確保される。金属基板8の基板部15は、ステアリングメンバ3の内部空間側に位置し、何ら干渉するものがないため保護される。この金属基板8の基板部15により、ステアリングメンバ3の内部に従来のようなハーネスを配策しなくても必要な通電機能が得られる
「加締め」という機械的結合手段を用いたため、溶接等の場合のような熱衝撃がなく、金属基板8の基板部15への影響が少ない。更に、金属基板8にはコネクタ18が設けられているだけで、剛性を著しく低下させるような切欠が形成されないため、この点も、ステアリングメンバ3の全体剛性確保面で寄与している。
このようにして閉断面構造にされたステアリングメンバ3は、車幅方向両端7aに溶接された取付ブラケット10が、中空構造をしたダッシュサイド2に形成された貫通孔11の周囲にボルト・ナット手段21(図5参照)で結合され、メンバ本体7の車幅方向両端部7aと該貫通孔11とが合致した状態になる。そして、メンバ本体7の車幅方向両端部7a内に位置しているコネクタ16が、ダッシュサイド2の貫通孔11に臨まされた状態となる。
そのため、車体にドア22を取付けた後に、ドア22から延びているドアハーネス23の先端のコネクタ24を、貫通孔11内のコネクタ16に容易に接続することができ、インストルメントパネル1の取付け後であっても、ドアハーネス23の接続作業を容易に行うことができる。ドアハーネス23には予めグロメット25が挿通されており、このグロメット25により接続後の貫通孔11を塞ぐことができる。
更に、このようにして取付けられたステアリングメンバ3では、前述のように、両側のハーネス17が直接基板部15に接続した構造になっているため、ステアリングメンバ3近くでコネクタによる結線作業を行う必要なく、ステアリングメンバ3の周辺がすっきりして、ステアリングメンバ3の周囲に設置される周辺機器(空調換気ユニット、ベンドダクト、オーディオ等)のためのスペースを圧迫しない。
メンバ本体7として、上向き断面コ字状の開断面形状を例にしたが、横向きでも下向きでも良く、断面コ字形に代えて、U字状その他でも良い。また、開断面形状のメンバ本体7自体が厚さの中に中空部を有する構造で、全体として開断面形状でありながら、実質的には閉断面構造になっている断面形状でも良い。メンバ本体7として、プレス成形品を例にして、ステアリングサポート4やステー5を溶接で取付ける構造にしたが、それらをダイキャストにより一体成形する構造でも良い。
本発明の一実施例に係るインストルメントパネル内部のステアリングメンバの取付状態を示す斜視図。 図1のステアリングメンバを示す斜視図。 図2中矢示SA−SA線に沿う断面図。 図2のステアリングメンバを示す分解斜視図。 図1中矢示SB−SB線に沿う断面図。
符号の説明
1 インストルメントパネル
2 ダッシュサイド(車体側壁)
3 ステアリングメンバ
4 ステアリングサポート
5 ステー
6 フロアトンネル
7 メンバ本体
7a 車幅方向両端部
8 金属基板
9 開口
10 取付ブラケット
11 貫通孔
12 切欠
13 フランジ
14 金属板
14a 下面(内面)
14b 上面
15 基板部
16 コネクタ
17 ハーネス
18 コネクタ
19 サブハーネス
20 コネクタ
21 ボルト・ナット手段
22 ドア
23 ドアハーネス
24 コネクタ
25 グロメット

Claims (4)

  1. インストルメントパネル(1)の内部に、両端部を車体側壁(2)に結合した状態で車幅方向に配されるステアリングメンバ(3)であって、
    金属製で開断面形状を有するメンバ本体(7)の開口(9)に、複数の異なった電流を通電可能な基板部(15)を金属板(14)の内面(14a)側に設けてなる金属基板(8)を結合して閉断面構造にし、
    メンバ本体(7)内の車幅方向両端部(7a)が開放状態で、該車幅方向両端部(7a)にドアハーネス(23)を接続するためのコネクタ(24)が、車体側壁(2)に形成した貫通孔(11)に臨ませた状態で設けられていることを特徴とするステアリングメンバ。
  2. 請求項1記載のステアリングメンバであって、
    コネクタ(24)が基板部(15)と連続した状態で金属基板(8)に固定されていることを特徴とするステアリングメンバ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のステアリングメンバであって、
    基板部(15)の車幅方向両端部付近にそれぞれハーネス(17)が結線され、該ハーネス(17)がメンバ本体(7)に形成された切欠(12)から外部に出た状態になっていることを特徴とするステアリングメンバ。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のステアリングメンバであって、
    メンバ本体(7)の開口(9)と金属基板(8)の前後両縁部との結合を加締めにより行ったことを特徴とするステアリングメンバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012096612A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Honda Motor Co Ltd 電動二輪車

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