JP2001334889A - 車両用長尺配索部材の配索方法、配索構造 - Google Patents
車両用長尺配索部材の配索方法、配索構造Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 配索作業が容易であると共に、配索長さを極
力短くすることができる車両用長尺配索部材の配索方
法、配索構造を提供する。 【解決手段】 軽金属の押し出し材で中空断面に形成さ
れたフロントサイドメンバ21,23を組み付けた車体
構造において、車体組付前に予めフロントサイドメンバ
21,23の中空断面内を通して空調装置用チューブ4
7,49、エンジンルーム内ハーネス55等の長尺部材
を配索したことを特徴とする車両用長尺配索方法。
力短くすることができる車両用長尺配索部材の配索方
法、配索構造を提供する。 【解決手段】 軽金属の押し出し材で中空断面に形成さ
れたフロントサイドメンバ21,23を組み付けた車体
構造において、車体組付前に予めフロントサイドメンバ
21,23の中空断面内を通して空調装置用チューブ4
7,49、エンジンルーム内ハーネス55等の長尺部材
を配索したことを特徴とする車両用長尺配索方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンルーム内
ハーネス又は空調装置用チューブ等の車両用長尺配索部
材の配索方法、配索構造に関する。
ハーネス又は空調装置用チューブ等の車両用長尺配索部
材の配索方法、配索構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンルームハーネス、空調装
置用チューブ等の配索構造としては、例えば図4に示す
ようなものがあった。この図4において、エンジンルー
ム内ハーネス1は、フロントホイールハウス内に配策さ
れ、前端側3がフードリッジパネルの孔5からエンジン
ルーム内へ引き込まれ、後端側7がピラーアウタの孔
9、ダッシュサイドパネルの孔11から車室内に引き込
まれている。また、空調装置用チューブ13は、エンジ
ンルーム内で前後に配索され、後端側15がエンジンル
ーム内で空調ユニット17の接続口19に接続されてい
る。
置用チューブ等の配索構造としては、例えば図4に示す
ようなものがあった。この図4において、エンジンルー
ム内ハーネス1は、フロントホイールハウス内に配策さ
れ、前端側3がフードリッジパネルの孔5からエンジン
ルーム内へ引き込まれ、後端側7がピラーアウタの孔
9、ダッシュサイドパネルの孔11から車室内に引き込
まれている。また、空調装置用チューブ13は、エンジ
ンルーム内で前後に配索され、後端側15がエンジンル
ーム内で空調ユニット17の接続口19に接続されてい
る。
【0003】このようなエンジンルーム内ハーネス1、
空調装置用チューブ13の配索は、自動車工学全書第1
9巻自動車の製造法、昭和55年4月20日、山海堂発
行の178頁乃至179頁の項目7.4「車体組み立て
工程」に記載の内容から明らかなように、まず車体組み
立てを行うためにパネル材をプレス工程においてプレス
成形し、次いで車体組立工程において順次溶接接合して
ホワイトボディを構成し、これを塗装工程により塗装し
た後、エンジンルーム内ハーネス1、空調装置用チュー
ブ13を順次組み付けて行うものとなっていた。
空調装置用チューブ13の配索は、自動車工学全書第1
9巻自動車の製造法、昭和55年4月20日、山海堂発
行の178頁乃至179頁の項目7.4「車体組み立て
工程」に記載の内容から明らかなように、まず車体組み
立てを行うためにパネル材をプレス工程においてプレス
成形し、次いで車体組立工程において順次溶接接合して
ホワイトボディを構成し、これを塗装工程により塗装し
た後、エンジンルーム内ハーネス1、空調装置用チュー
ブ13を順次組み付けて行うものとなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造では、エンジンルーム内ハーネス1はフロン
トホイールハウス内の極めて狭い空間内での配索となっ
て配索が難作業となり、空調装置用チューブ13はエン
ジンルーム内のダッシュパネル前での接続作業となり、
適正な作業姿勢が取り難く、難作業となっていた。
ような構造では、エンジンルーム内ハーネス1はフロン
トホイールハウス内の極めて狭い空間内での配索となっ
て配索が難作業となり、空調装置用チューブ13はエン
ジンルーム内のダッシュパネル前での接続作業となり、
適正な作業姿勢が取り難く、難作業となっていた。
【0005】また、エンジンルーム内ハーネス1や空調
装置用チューブ13は、車体パネルに沿って配策する構
造であるため作業エリアを含む配索スペースが取り難
く、配索経路が最短距離で取れず、エンジンルーム内ハ
ーネス1や空調装置用チューブ13がその分長くなっ
て、重量増、原価増を招くものとなっていた。
装置用チューブ13は、車体パネルに沿って配策する構
造であるため作業エリアを含む配索スペースが取り難
く、配索経路が最短距離で取れず、エンジンルーム内ハ
ーネス1や空調装置用チューブ13がその分長くなっ
て、重量増、原価増を招くものとなっていた。
【0006】本発明は、配索作業が容易であると共に、
配索長さを極力短くすることのできる車両用長尺配索部
材の配索方法、配索構造の提供を課題とする。
配索長さを極力短くすることのできる車両用長尺配索部
材の配索方法、配索構造の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車体
メンバの中空断面内に、車両用長尺配索部材を予め通し
て配置し、該車体メンバを組み付けて車体を構成すると
共に、前記車両用長尺配索部材の配索を行うことを特徴
とする。
メンバの中空断面内に、車両用長尺配索部材を予め通し
て配置し、該車体メンバを組み付けて車体を構成すると
共に、前記車両用長尺配索部材の配索を行うことを特徴
とする。
【0008】請求項2の発明は、中空断面に形成された
車体メンバを組み付けた車体構造において、前記車体メ
ンバの中空断面内を通して車両用長尺配索部材を配索し
たことを特徴とする。
車体メンバを組み付けた車体構造において、前記車体メ
ンバの中空断面内を通して車両用長尺配索部材を配索し
たことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項2記載の車体前
部構造であって、前記車体メンバは、フロントサイドメ
ンバであり、前記車両用長尺配索部材は、エンジンルー
ム内ハーネス又は空調装置用チューブの少なくとも一方
であることを特徴とする。
部構造であって、前記車体メンバは、フロントサイドメ
ンバであり、前記車両用長尺配索部材は、エンジンルー
ム内ハーネス又は空調装置用チューブの少なくとも一方
であることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項2又は3記載の
車両用長尺配索部材の配索構造であって、前記車体メン
バの中空断面内に、前記車両用長尺配索部材の配索ガイ
ドを設けたことを特徴とする。
車両用長尺配索部材の配索構造であって、前記車体メン
バの中空断面内に、前記車両用長尺配索部材の配索ガイ
ドを設けたことを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項2〜4の何れか
に記載の車両用長尺配索部材の配索構造であって、前記
車体メンバは、軽金属の押し出し材で形成されたことを
特徴とする。
に記載の車両用長尺配索部材の配索構造であって、前記
車体メンバは、軽金属の押し出し材で形成されたことを
特徴とする。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明では、車体メンバの中空
断面内に、車両用長尺配索部材を予め通して配置し、該
車体メンバを組み付けて車体を構成すると共に、前記車
両用長尺配索部材の配索を行うことができる。従って、
作業台上などの広い作業空間において車両用長尺配索部
材の組付けを行うことができ、作業性が著しく向上す
る。車両用長尺配索部材は、車体メンバに予め組み込ん
でおくので、車体への組み付けに際し車体メンバと一体
に取り扱うことができ、かかる点からも作業性が向上す
る。車両用長尺配索部材を車体メンバの中空断面内を通
して配索することにより、配索スペースを容易に確保す
ることができると共に、配索経路も短くすることがで
き、且つ車両用長尺配索部材もその分短くすることがで
き、重量軽減、原価軽減を図ることができる。
断面内に、車両用長尺配索部材を予め通して配置し、該
車体メンバを組み付けて車体を構成すると共に、前記車
両用長尺配索部材の配索を行うことができる。従って、
作業台上などの広い作業空間において車両用長尺配索部
材の組付けを行うことができ、作業性が著しく向上す
る。車両用長尺配索部材は、車体メンバに予め組み込ん
でおくので、車体への組み付けに際し車体メンバと一体
に取り扱うことができ、かかる点からも作業性が向上す
る。車両用長尺配索部材を車体メンバの中空断面内を通
して配索することにより、配索スペースを容易に確保す
ることができると共に、配索経路も短くすることがで
き、且つ車両用長尺配索部材もその分短くすることがで
き、重量軽減、原価軽減を図ることができる。
【0013】請求項2の発明では、中空断面に形成され
た車体メンバを組み付けた車体構造において、前記車体
メンバの中空断面内を通して車両用長尺配索部材を配索
することができる。従って、作業台上などの広い作業空
間において車両用長尺配索部材の組付けを行うことがで
き、作業性が著しく向上する。また、車両用長尺配索部
材を車体メンバの中空断面内を通して配索することによ
り、配索スペースを容易に確保することができると共
に、配索経路も短くすることができ、且つ車両用長尺配
索部材もその分短くすることができ、重量軽減、原価軽
減を図ることができる。
た車体メンバを組み付けた車体構造において、前記車体
メンバの中空断面内を通して車両用長尺配索部材を配索
することができる。従って、作業台上などの広い作業空
間において車両用長尺配索部材の組付けを行うことがで
き、作業性が著しく向上する。また、車両用長尺配索部
材を車体メンバの中空断面内を通して配索することによ
り、配索スペースを容易に確保することができると共
に、配索経路も短くすることができ、且つ車両用長尺配
索部材もその分短くすることができ、重量軽減、原価軽
減を図ることができる。
【0014】請求項3の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、フロントサイドメンバの中空断面内に、エン
ジンルーム内ハーネス又は空調装置用チューブの少なく
とも一方を配索することができる。
果に加え、フロントサイドメンバの中空断面内に、エン
ジンルーム内ハーネス又は空調装置用チューブの少なく
とも一方を配索することができる。
【0015】請求項4の発明では、請求項2又は3の発
明の効果に加え、中空断面内で車両用長尺配索部材を配
索ガイドにより位置決めることができる。従って、中空
断面内で車両用長尺配索部材の動きを規制し、摩耗によ
る損傷や、異音の発生を抑制することができる。また、
車両用長尺部材が複数配置されるときは相互の干渉を抑
制し、かかる点からも摩耗による損傷や、異音の発生を
抑制することができる。
明の効果に加え、中空断面内で車両用長尺配索部材を配
索ガイドにより位置決めることができる。従って、中空
断面内で車両用長尺配索部材の動きを規制し、摩耗によ
る損傷や、異音の発生を抑制することができる。また、
車両用長尺部材が複数配置されるときは相互の干渉を抑
制し、かかる点からも摩耗による損傷や、異音の発生を
抑制することができる。
【0016】請求項5の発明では、請求項2〜4の何れ
かの発明の効果に加え、軽金属の押し出し材である車体
メンバは、塗装を不要とし、この車体メンバに車両用長
尺部材を予め組み込んでから車体を組み上げることこと
ができ、作業台上などの広い作業空間において車両用長
尺配索部材の組付けを行うことができ、作業性が著しく
向上する。
かの発明の効果に加え、軽金属の押し出し材である車体
メンバは、塗装を不要とし、この車体メンバに車両用長
尺部材を予め組み込んでから車体を組み上げることこと
ができ、作業台上などの広い作業空間において車両用長
尺配索部材の組付けを行うことができ、作業性が著しく
向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の一実施形
態を示している。図1は本発明の一実施形態を適用した
車体前部の分解斜視図、図2は同組み立て後の斜視図、
図3は要部断面図である。
態を示している。図1は本発明の一実施形態を適用した
車体前部の分解斜視図、図2は同組み立て後の斜視図、
図3は要部断面図である。
【0018】この図1,図2のように、車体メンバであ
る左右のフロントサイドメンバ21,23は、アルミニ
ウム合金、マグネシウム合金などの軽金属の押し出し材
で中空断面に形成され、車体骨格部材を構成している。
フロントサイドメンバ21、23の押し出し方向は車体
前後方向となっている。フロントサイドメンバ21内に
は、図3のように配索ガイド25、27が一体に設けら
れている。
る左右のフロントサイドメンバ21,23は、アルミニ
ウム合金、マグネシウム合金などの軽金属の押し出し材
で中空断面に形成され、車体骨格部材を構成している。
フロントサイドメンバ21、23の押し出し方向は車体
前後方向となっている。フロントサイドメンバ21内に
は、図3のように配索ガイド25、27が一体に設けら
れている。
【0019】前記サイドメンバ21、23の後端部は、
サイドメンバレインフォース29に結合されている。サ
イドメンバレインフォース29は、アルミニウム合金、
マグネシウム合金などの軽金属の鋳物材で形成されてお
り、左右のフロントサイドメンバ21、23を結合させ
るための結合部31、33が設けられている。結合部3
1、33は凹状断面に形成され、該結合部31、33の
凹状断面は、後部32,34まで連続している。前記結
合部31、33の下側にはサイドメンバブレース37が
結合されている。図1では、サイドメンバブレース37
を結合部33側にのみ示しているが、結合部31側にも
設けられているものである。
サイドメンバレインフォース29に結合されている。サ
イドメンバレインフォース29は、アルミニウム合金、
マグネシウム合金などの軽金属の鋳物材で形成されてお
り、左右のフロントサイドメンバ21、23を結合させ
るための結合部31、33が設けられている。結合部3
1、33は凹状断面に形成され、該結合部31、33の
凹状断面は、後部32,34まで連続している。前記結
合部31、33の下側にはサイドメンバブレース37が
結合されている。図1では、サイドメンバブレース37
を結合部33側にのみ示しているが、結合部31側にも
設けられているものである。
【0020】前記サイドメンバレインフォース29は、
ダッシュロアパネル35に結合されている。ダッシュロ
アパネル35は、アルミニウム合金、マグネシウム合金
などの軽金属の鋳物材で形成されている。ダッシュロア
パネル35には、前記結合部31、33の後部32,3
4に対向する位置に貫通孔39、41が設けられてい
る。
ダッシュロアパネル35に結合されている。ダッシュロ
アパネル35は、アルミニウム合金、マグネシウム合金
などの軽金属の鋳物材で形成されている。ダッシュロア
パネル35には、前記結合部31、33の後部32,3
4に対向する位置に貫通孔39、41が設けられてい
る。
【0021】前記ダッシュロアパネル35、サイドメン
バレインフォース29には、フードリッジパネル43が
結合されている。フードリッジパネル43はストラット
ハウジング45を備え、アルミニウム合金、マグネシウ
ム合金などの軽金属の鋳物材で形成されている。フード
リッジパネル43の結合により、前記結合部31、33
は、閉断面となり、前記フロントサイドメンバ21、2
3の後端部を重ね代を持って結合する構成となってい
る。
バレインフォース29には、フードリッジパネル43が
結合されている。フードリッジパネル43はストラット
ハウジング45を備え、アルミニウム合金、マグネシウ
ム合金などの軽金属の鋳物材で形成されている。フード
リッジパネル43の結合により、前記結合部31、33
は、閉断面となり、前記フロントサイドメンバ21、2
3の後端部を重ね代を持って結合する構成となってい
る。
【0022】前記フロントサイドメンバ21には、中空
断面内を通して車両用長尺配索部材としての空調用チュ
ーブ47、49が配索されている。一方の空調用チュー
ブ47は、上段の配索ガイド25に係合収容されて位置
決められている。他方の空調用チューブ49は、下段の
配索ガイド27に係合収容されて位置決められている。
前記空調用チューブ47、49の後端側51、53は、
前記結合部31の後部32から前記ダッシュロアパネル
35の一方の貫通孔39を介し、車室側に引き出されて
いる。
断面内を通して車両用長尺配索部材としての空調用チュ
ーブ47、49が配索されている。一方の空調用チュー
ブ47は、上段の配索ガイド25に係合収容されて位置
決められている。他方の空調用チューブ49は、下段の
配索ガイド27に係合収容されて位置決められている。
前記空調用チューブ47、49の後端側51、53は、
前記結合部31の後部32から前記ダッシュロアパネル
35の一方の貫通孔39を介し、車室側に引き出されて
いる。
【0023】前記フロントサイドメンバ23には、中空
断面内を通して車両用長尺配索部材としてのエンジンル
ーム内ハーネス55が配索されている。前記エンジンル
ーム内ハーネス55の後端側57は、前記結合部33の
後部から前記ダッシュロアパネル35の他方の貫通孔4
1を介し、車室側に引き出されている。
断面内を通して車両用長尺配索部材としてのエンジンル
ーム内ハーネス55が配索されている。前記エンジンル
ーム内ハーネス55の後端側57は、前記結合部33の
後部から前記ダッシュロアパネル35の他方の貫通孔4
1を介し、車室側に引き出されている。
【0024】次に、配索方法について説明する。まずフ
ロントサイドメンバ21の中空断面内に、空調装置用チ
ューブ47、49を予め通して配置する。このとき、空
調装置用チューブ47を配索ガイド25に沿って通し、
空調用チューブ49を配索ガイド27に沿って通し、そ
れぞれ位置決める。従って、フロントサイドメンバ21
に対し、複数の空調装置用チューブ47、49を配索す
るに際し、配索作業が容易になると共に、車体組み立て
後は空調装置用チューブ47、49の位置決めにより、
空調装置用チューブ47、49の動きを規制し、摩耗に
よる損傷や、異音の発生を抑制することができる。ま
た、複数の空調装置用チューブ47、49相互の干渉を
抑制し、かかる点からも摩耗による損傷や、異音の発生
を抑制することができる。また、フロントサイドメンバ
23の中空断面内に、エンジンルーム内ハーネス55を
予め通して配置する。
ロントサイドメンバ21の中空断面内に、空調装置用チ
ューブ47、49を予め通して配置する。このとき、空
調装置用チューブ47を配索ガイド25に沿って通し、
空調用チューブ49を配索ガイド27に沿って通し、そ
れぞれ位置決める。従って、フロントサイドメンバ21
に対し、複数の空調装置用チューブ47、49を配索す
るに際し、配索作業が容易になると共に、車体組み立て
後は空調装置用チューブ47、49の位置決めにより、
空調装置用チューブ47、49の動きを規制し、摩耗に
よる損傷や、異音の発生を抑制することができる。ま
た、複数の空調装置用チューブ47、49相互の干渉を
抑制し、かかる点からも摩耗による損傷や、異音の発生
を抑制することができる。また、フロントサイドメンバ
23の中空断面内に、エンジンルーム内ハーネス55を
予め通して配置する。
【0025】こうして空調装置用チューブ47、49、
エンジンルーム内ハーネス55をサブアッセンブリした
フロントサイドメンバ21,23を組み付けてエンジン
コンパートメントを構成する。
エンジンルーム内ハーネス55をサブアッセンブリした
フロントサイドメンバ21,23を組み付けてエンジン
コンパートメントを構成する。
【0026】まず、サイドメンバレインフォース29に
ダッシュロアパネル35を結合し、サイドメンバブレー
ス37を結合部31,33の下方から組み付ける。次に
結合部31,33に、前記サブアッセンブリ状態の左右
のフロントサイドメンバ21、23の後端部を組み付け
る。このとき結合部31,33の後部32、34にダッ
シュロアパネル35の貫通孔39,41が対向している
ため、この貫通孔39,41から空調装置用チューブ4
7,49の後部側51,53、エンジンルーム内ハーネ
ス55の後部側57を車室側へ引き出す。引き出された
空調装置用チューブ47,49の後部側51,53、エ
ンジンルーム内ハーネス55の後部側57は、ダッシュ
モジュール搭載時に、同モジュールにサブアッセンブリ
したハーネス及び空調装置ユニットチューブのコネクタ
に接続する。なお図2ではエンジンルーム内ハーネス5
5の後端側57は、ダッシュサイドに留め具59で固定
している。
ダッシュロアパネル35を結合し、サイドメンバブレー
ス37を結合部31,33の下方から組み付ける。次に
結合部31,33に、前記サブアッセンブリ状態の左右
のフロントサイドメンバ21、23の後端部を組み付け
る。このとき結合部31,33の後部32、34にダッ
シュロアパネル35の貫通孔39,41が対向している
ため、この貫通孔39,41から空調装置用チューブ4
7,49の後部側51,53、エンジンルーム内ハーネ
ス55の後部側57を車室側へ引き出す。引き出された
空調装置用チューブ47,49の後部側51,53、エ
ンジンルーム内ハーネス55の後部側57は、ダッシュ
モジュール搭載時に、同モジュールにサブアッセンブリ
したハーネス及び空調装置ユニットチューブのコネクタ
に接続する。なお図2ではエンジンルーム内ハーネス5
5の後端側57は、ダッシュサイドに留め具59で固定
している。
【0027】このように軽金属で形成されたエンジンコ
ンパートメントは、塗装を不要とし、フロントサイドメ
ンバ21,23に空調装置用チューブ47、49、エン
ジンルーム内ハーネス55を予め組み込んでから、エン
ジンコンパートメントを組み上げることができる。従っ
て、作業台上などの広い作業空間において空調装置用チ
ューブ47、49、エンジンルーム内ハーネス55の組
付けを行うことができ、作業性が著しく向上する。空調
装置用チューブ47、49、エンジンルーム内ハーネス
55は、フロントサイドメンバ21,23にサブアッセ
ンブリするから、車体に組み付ける際にフロントサイド
メンバ21,23と一体に取り扱うことができ、かかる
点からも作業性が向上する。空調装置用チューブ47、
49、エンジンルーム内ハーネス55をフロントサイド
メンバ21,23の中空断面内を通して配索することに
より、配索スペースを容易に確保することができると共
に、配索経路も短くすることができ、空調装置用チュー
ブ47、49、エンジンルーム内ハーネス55もその分
短くすることができ、重量軽減、原価軽減を図ることが
できる。
ンパートメントは、塗装を不要とし、フロントサイドメ
ンバ21,23に空調装置用チューブ47、49、エン
ジンルーム内ハーネス55を予め組み込んでから、エン
ジンコンパートメントを組み上げることができる。従っ
て、作業台上などの広い作業空間において空調装置用チ
ューブ47、49、エンジンルーム内ハーネス55の組
付けを行うことができ、作業性が著しく向上する。空調
装置用チューブ47、49、エンジンルーム内ハーネス
55は、フロントサイドメンバ21,23にサブアッセ
ンブリするから、車体に組み付ける際にフロントサイド
メンバ21,23と一体に取り扱うことができ、かかる
点からも作業性が向上する。空調装置用チューブ47、
49、エンジンルーム内ハーネス55をフロントサイド
メンバ21,23の中空断面内を通して配索することに
より、配索スペースを容易に確保することができると共
に、配索経路も短くすることができ、空調装置用チュー
ブ47、49、エンジンルーム内ハーネス55もその分
短くすることができ、重量軽減、原価軽減を図ることが
できる。
【0028】なお、上記実施形態では、エンジンコンパ
ートメント全体が軽金属で構成されたものを示したが、
ダッシュパネル等をパネル塗装後に部品を組み付けてモ
ジュール化し、その後にフロントサイドメンバをボルト
ナットなどにより結合する構成にすれば、フロントサイ
ドメンバは軽金属或いは、鋼板の何れでも形成すること
ができる。車体メンバは、フロントサイドメンバの他、
リヤサイドメンバ、各種のクロスメンバとし、車両用長
尺配索部材は、空調装置用チューブ47、49、エンジ
ンルーム内ハーネス55の他、各種のチューブ、ハーネ
スとすることもできる。
ートメント全体が軽金属で構成されたものを示したが、
ダッシュパネル等をパネル塗装後に部品を組み付けてモ
ジュール化し、その後にフロントサイドメンバをボルト
ナットなどにより結合する構成にすれば、フロントサイ
ドメンバは軽金属或いは、鋼板の何れでも形成すること
ができる。車体メンバは、フロントサイドメンバの他、
リヤサイドメンバ、各種のクロスメンバとし、車両用長
尺配索部材は、空調装置用チューブ47、49、エンジ
ンルーム内ハーネス55の他、各種のチューブ、ハーネ
スとすることもできる。
【図1】本発明の一実施形態に係る分解斜視図である。
【図2】一実施形態に係る斜視図である。
【図3】一実施形態に係り、要部断面図である。
【図4】従来例にかかる斜視図である。
21,23 フロントサイドメンバ(車体メンバ) 47,49 空調装置用チューブ(車両用長尺配索部
材) 55 エンジンルーム内ハーネス
材) 55 エンジンルーム内ハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 25/08 B62D 25/08 E 25/20 25/20 D H02G 3/04 H02G 3/04 J 3/38 3/28 F
Claims (5)
- 【請求項1】 車体メンバの中空断面内に、車両用長尺
配索部材を予め通して配置し、 該車体メンバを組み付けて車体を構成すると共に、前記
車両用長尺配索部材の配索を行うことを特徴とする車両
用長尺配索部材の配索方法。 - 【請求項2】 中空断面に形成された車体メンバを組み
付けた車体構造において、 前記車体メンバの中空断面内を通して車両用長尺配索部
材を配索したことを特徴とする車両用長尺配索部材の配
索構造。 - 【請求項3】 請求項2記載の車両用長尺配索部材の配
索構造であって、 前記車体メンバは、フロントサイドメンバであり、 前記車両用長尺配索部材は、エンジンルーム内ハーネス
又は空調装置用チューブの少なくとも一方であることを
特徴とする車両用長尺配索部材の配索構造。 - 【請求項4】 請求項2又は3記載の車両用長尺配索部
材の配索構造であって、 前記車体メンバの中空断面内に、前記車両用長尺配索部
材の配索ガイドを設けたことを特徴とする車両用長尺配
索部材の配索構造。 - 【請求項5】 請求項2〜4の何れかに記載の車両用長
尺配索部材の配索構造であって、 前記車体メンバは、軽金属の押し出し材で形成されたこ
とを特徴とする車両用長尺配索部材の配索構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000159891A JP2001334889A (ja) | 2000-05-30 | 2000-05-30 | 車両用長尺配索部材の配索方法、配索構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000159891A JP2001334889A (ja) | 2000-05-30 | 2000-05-30 | 車両用長尺配索部材の配索方法、配索構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001334889A true JP2001334889A (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=18664162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000159891A Pending JP2001334889A (ja) | 2000-05-30 | 2000-05-30 | 車両用長尺配索部材の配索方法、配索構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001334889A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012148762A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-08-09 | Mazda Motor Corp | 車両のハーネス配設構造 |
JP2015048071A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | 現代自動車株式会社 | エンジンルームの構造 |
CN109895870A (zh) * | 2017-12-08 | 2019-06-18 | 蔚来汽车有限公司 | 车辆地板的横梁、车辆地板、铝合金挤出成型件和车辆 |
-
2000
- 2000-05-30 JP JP2000159891A patent/JP2001334889A/ja active Pending
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