JP2566582Y2 - 車体のモジュール組付構造 - Google Patents

車体のモジュール組付構造

Info

Publication number
JP2566582Y2
JP2566582Y2 JP1989094078U JP9407889U JP2566582Y2 JP 2566582 Y2 JP2566582 Y2 JP 2566582Y2 JP 1989094078 U JP1989094078 U JP 1989094078U JP 9407889 U JP9407889 U JP 9407889U JP 2566582 Y2 JP2566582 Y2 JP 2566582Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
wire harness
reference numeral
closed cross
front pillar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989094078U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0335878U (ja
Inventor
淳一 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP1989094078U priority Critical patent/JP2566582Y2/ja
Publication of JPH0335878U publication Critical patent/JPH0335878U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2566582Y2 publication Critical patent/JP2566582Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車の車体のモジユール組付構造に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、車体のフロア及びボデーサイドは、ルーフ、エ
ンジンコンパートメント等と共に、閉断面構造の各種強
度部材を骨格部材としており、この骨格部材に順次各種
パネル材を接合してホワイトボデーを構成し、これを塗
装工程、組付工程に順次移送して最終的に各種の機能部
品、内装部品を組み付けるようにしている。
しかしながらこのホワイトボデーの組立及び組付工程
では、それぞれのメインラインにおいて前記の要領で順
次に組立作業が行われるため、メインライが長大化して
それだけ設備が大型化、拡大化してコスト的に不利とな
る。また、フロア、ボデーサイドが予め構成されてしま
うと、組付工程でフロア内側、ボデーサイド内側に各種
部品を組み付ける場合に、作業者がキヤビン内に入り込
んで、あるいはボデーサイドの車体開口部より手作業で
行わなければならず、多大な労力と時間とを要してしま
う。
これを改善する車体構造として、第11図及び第12図に
示される如く、車体を複数個のモジユールA〜Gに分割
し、これらのモジユールを組み付けることにより車体を
構成する、所謂車体のモジユール組付構造が実開昭63−
142282号、実開昭63−14379号等に開示されている。こ
れは、ボデーを各モジユールに分割し、塗装工程を経た
後、各種機能部品、内装部品を自由な空間で組み付け、
最後に各モジユール同志を接合することにより、前記問
題点を解決するものである。
しかしながら、これらの車体のモジユール組付構造に
おいては、第13図(実開昭63−142282号)及び第14図
(実開昭63−143479号)に示される如く、ワイヤーハー
ネス50は外力による断線等を避けるために、ロツカ51と
フロアパネル52との間に特別に形成された凹部54内に配
置されている。又は第15図に示される如く、ワイヤーハ
ーネス55をロツカ56の上部に配置し、プロテクタ58で被
覆している。このため、部品コストが増加するという不
具合があった。また、アンダーフロアに配設されるフユ
ーエルチユーブ等のチユーブに付いても、飛石などによ
る傷付や泥水を浴びることによる錆などを防止するため
に、プロテクタを追加する必要があり、部品コストが増
加するという不具合があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記事実を考慮し、特別な構造及び部品を用
いることなくワイヤーハーネス及びチユーブの少なくと
も一方を車体に保持するとともに、ワイヤーハーネス及
びチユーブの少なくとも一方を保護することができる車
体のモジユール組付構造を得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために実用新案登録請求の範囲
(1)に記載の本考案は、車体の閉断面骨格部材(18、
24)が長手方向に沿って分割され、分割された一方の骨
格部材(26、52、64)を有するモジュールと他方の骨格
部材(28、66)を有するモジュールとを有し、 分割された一方の骨格部材(26、52、64)と他方の骨
格部材(28、66)とを結合することによって構成される
閉断面内にワイヤハーネス(34、74)及びチューブ(7
0、72)の少なくとも一方を保持収納することを特徴と
している。
また、実用新案登録請求の範囲(2)に記載の本考案
は、実用新案登録請求の範囲(1)に記載の車体のモジ
ユール組付構造において、前記一方の骨格部材(26、5
2、64)と前記他方の骨格部材(28、66)は各々閉断面
構造とされており、前記一方の閉断面構造とされた骨格
部材(26、66)と前記他方の閉断面構造とされた骨格部
材(28、66)とを結合することによって構成される閉断
面内にワイヤハーネス(34、74)及びチューブ(70、7
2)の少なくとも一方を保持収納することを特徴として
いる。
〔作用〕
実用新案登録請求の範囲(1)に記載の本考案では、
閉断面骨格部を長手方向に沿って分割して車体を各モジ
ュールに分割することで、モジュール化の各機能部品、
内装部品の組付け作業性を損なうことなく、各モジュー
ルに分割された骨格部材の分割面側に骨格部材の長手方
向に沿ってワイヤハーネス及びチューブの少なくとも一
方を配索することができるため、作業者がキャビンに入
り込んで作業することがなく、組付け作業性が向上す
る。
更に、本考案では、車体を構成する各モジュールの接
合によって、モジュール化された一方の骨格部材と他方
の骨格部材からなる閉断面骨格部材内にワイヤハーネス
及びチューブの少なくとも一方を保持収納させることが
できるため、特別の構造及び部品を用いる必要がない。
更に、本考案では、車体の閉断面骨格部材のデッドス
ペース内にワイヤハーネス及びチューブの少なくとも一
方を保持収納する構成であるため、車室内のスペースを
減少させることもない。
また、実用新案登録請求の範囲(2)に記載の本考案
では、一方の閉断面構造とされた骨格部材と他方の閉断
面構造とされた骨格部材とを結合することによって構成
される閉断面内にワイヤハーネス及びチューブの少なく
とも一方を保持収納することができるため、各々分割さ
れた骨格部材の剛性を向上させることができると共に、
両骨格部材によって構成される閉断面内、即ち、結合さ
れた骨格部材内の3つの閉断面のうち、ワイヤハーネス
及びチューブの少なくとも一方が、サンドイッチ状とさ
れた真ん中の閉断面内に保持収納され、その結果、結合
された骨格部材に外力に負荷され、骨格部材の外壁面が
変形したとしても、その変形がワイヤハーネス及びチュ
ーブの少なくとも一方に伝達され難くなり、断線等から
確実に保護することができる。
更に、両骨格部材によって構成される閉断面を構成す
る部材間にワイヤハーネス及びチューブの少なくとも一
方を保持収納する構成としているため、例えば、ワイヤ
ハーネス及びチューブの少なくとも一方を、前記閉断面
を構成する部材間の間隙を狭めることで確実に保持収納
することができ、或いは前記閉断面を構成する部材の一
方にワイヤハーネス及びチューブの少なくとも一方を保
持するためのグロメット等を前記部材に孔開けして取り
付けることが可能となり、ワイヤハーネス及びチューブ
の少なくとも一方の形態に応じた保持収納を任意に実施
することができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図〜第10図に従って説明す
る。
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印INは車両内
側方向を、矢印UPは車両上方方向を示す。
第10図に示される如く、車体10のキヤビン廻りはアツ
パモジユール(以下UPMと云う)12、サイドメンバモジ
ユール(以下SMMと云う)14及びアンダーモジユール
(以下UDMと云う)16に3分割されている。
なお、車体10の右側SMMについては、左側SMM14と対称
形となっているため説明及び図示を省略する。
第9図に示される如く、これらの各モジユールの分割
位置は、フロントピラー18、ルーフサイドレール20、ク
オータピラー22、ロツカ24等の車体の閉断面骨格部材と
されており、これらの閉断面骨格部材はそれぞれ長手方
向に沿って2分割され、第10図に示される如く、UPM1
2、SMM14、UDM16の各端部骨格部材とされている。
従って、UPM12は上方からアンダーモジユール16に取
付可能とされており、SMM14は車幅方向外側からUDM16に
取付可能とされている。
第1図に示される如く、フロントピラー18の上部にお
いては、フロントピラー18が長手方向に沿ってUPMフロ
ントピラー26とSMMフロントピラー28とに2分割され、
これらは結合手段としてのボルト30とナツト32によって
結合されている。
UPMフロントピラー26は、フロントピラーアウタ26Aと
フロントピラーインナ26Bとによって閉断面構造とされ
ている。このフロントピラーインナ26BのSMMフロントピ
ラー28との結合面には、長手方向に沿って凹部26Cが形
成されており、この凹部26Cには、ワイヤーハーネス34
が挿入されている。またフロントピラーアウタ26Aの内
側面にはナツト32が溶着されている。
SMMフロントピラー28は、ドアオープニングアウタ28A
とドアオープニングインナ28Bとによって閉断面構造と
されており、ドアオープニングインナ28は、UPMフロン
トピラー26の凹部26Cの開口部を覆っている。またドア
オープニングインナ28Bの内側面にはナツト32が溶着さ
れている。
従って、特別な構造及び部品を用いることなくワイヤ
ーハーネス34を車体に保持することができ、かつワイヤ
ーハーネス34を保護することができるようになている。
第1図において、符号36はウインドシールドガラス、
符号38はウインドシードモール、符号40はフロントピラ
ーガーニツシユ、符号42はオープニングトリム、符号44
はフロントドアフレーム、符号46はフロントドアガラ
ス、符号48はフロントドアガラスウエザーストリツプ、
符号50はフロントドアウエザーストリツプをそれぞれ示
している。
第2図に示される如く、フロントピラー18の下部にお
いては、フロントピラー18が長手方向に沿ってSMMフロ
ントピラー28とUDMフロントピラー52とに分割され、こ
れらがボルト30とナツト32によって結合されている。
SMMフロントピラー28は、フロントピラーアウタ28Aと
フロントピラーインナ28Bとによって閉断面構造とされ
ている。SMMフロントピラー28のUDMフロントピラー52と
の結合面には、長手方向に沿って凹部28Cが形成されて
おり、この凹部28Cにワイヤーハーネス34が挿入されて
いる。また、フロントピラーインナ28Bの閉断面内側面
とフロントピラーアウタ28Aの前端外側面にはナツト32
が溶着されている。
UDMフロントピラー52は、フロントピラーアウタ52Aと
フロントピラーインナ52Bとによって閉断面構造とされ
ており、フロントピラーアウタ52Aには、長手方向に沿
って凹部52Cが形成されており、この凹部52CがSMMフロ
ントピラー28の凹部28Cを覆うようになっている。
従って、特別な構造及び部品を用いることなくワイヤ
ーハーネス34を車体に保持することができ、かつワイヤ
ーハーネス34を保護することができるようになってい
る。
第2図において、符号54はドアインナパネル、符号56
はドアアウタパネル、符号58はフエンダ、符号60はリイ
ンフオース、符号62はヒンジリインフオースをそれぞれ
示している。
第3図に示される如く、ロツカ24においては、ロツカ
24が長手方向に沿ってUDMロツカ64とSMMロツカ66とに2
分割され、これらがボルト30とナツト32によって結合さ
れている。
UDMロツカ64は、ロツカアウタ64Aとロツカインナ64B
とによって閉断面構造とされており、ロツカアウタ64A
の車幅方向内側面の上下両端部にはナツト32がそれぞれ
溶着されている。またロツカインナ64Bには、長手方向
に沿って凹部64Cが形成されている。この凹部64Cの車両
上下方向上部は浅くなっており、底部にグロメツト68が
固定されている。このグロメツト68には、ロツカ24の長
手方向に沿って形成された溝68Aが複数個上下方向に配
列されており、これらの溝68Aには、それぞれフユーエ
ルチユーブ70、ブレーキチユーブ72等のチユーブが保持
されている。
また凹部64Cの車両上下方向下部にはワイヤーハーネ
ス74が挿入されている。
SMMロツカ66は、ロツカアウタ66Aとロツカインナ66B
とによって閉断面構造とされており、ロツカインナ66B
には長手方向に沿って凹部66Cが形成されており、この
凹部66CがSMMロツカ64の凹部64Cを覆うようになってい
る。
従って、特別な構造及び部品を用いることなくワイヤ
ーハーネス74及びフユーエルチユーブ70、ブレーキチユ
ーブ72等のチユーブを車体10に保持することができ、か
つワイヤーハーネス74及びフユーエルチユーブ70、ブレ
ーキチユーブ72等のチユーブを保護することができるよ
うになっている。
第3図において、符号76はドアアウタパネル、符号78
はドアインナパネル、符号80はドアトリム、符号82はド
アウエザーストリツプ、符号84はスカツププレート、符
号86はロツカモール、符号68はフロアパネルをそれぞれ
示している。
第4図に示される如く、カウル90においては、カウル
90が長手方向に沿ってUPMカウル92とUDMカウル94とに2
分割され、これらがボルト30とナツト32によって結合さ
れている。
UPMカウル92は、カウルアウタ92Aとカウルインナ92B
とによって閉断面構造とされており、カウルアウタ92A
がUDMカウル98との結合面とされている。
UDMカウル94は、カウルアウタ94Aとカウルインナ94B
とによって閉断面構造とされており、カウルインナ94B
がUPMカウル92との結合面とれている。またカウルイン
ナ94Bのカウルアウタ94Aとの溶着面の裏面には、ナツト
32が溶着されている。
第4図において、符号96はウインドシールドガラス、
符号98はウインドシールドロアモール、符号100はフー
ドアウタ、符号102はフードインナ、符号104はダツシユ
パネル、符号106はカウルリインフオース、符号108はパ
ツドをそれぞれ示している。
第5図に示される如く、アツパバツク110において
は、アツパバツク110が長手方向に沿ってUPMアツパバツ
ク112とUDMアツパバツク114とに2分割され、これらが
ボルト30とナツト32によって結合されている。
UPMアツパバツク112は、アツパバツクリインフオース
インナ112Aとアツパバツクリインフオースアウタ112Bと
によって閉断面構造とされており、アツパバツクリイン
フオースアウタ112BがUDMアツパバツク114との結合面と
されている。
UDMアツパバツク114はアツパバツクパネル114Aで構成
されており、アツパバツクパネル114AのUPMアツパバツ
ク112との結合面の裏面にはナツト32が溶着されてい
る。
第5図において、符号116はパツケージトレイ、符号1
18はバツクウインドガラス、符号120はラゲージドアを
それぞれ示している。
第6図に示される如く、クオータロツク122において
は、クオータロツク122が長手方向に沿ってクオータロ
ツクSMM124とUDMクオータロツク126とに2分割され、こ
れらがボルト30とナツト32によって結合されている。
SMMクオータロツク124は、クオータパネル118とホイ
ルハウスアウタ130とによって閉断面構造とされてお
り、ホイルハウスアウタ130がUDMクオータロツク126と
の結合面とされている。またホイルハウスアウタ130の
閉断面内側面にはナツト32が溶着されている。
UDMクオータロツク126はホイルハウスインナ132で構
成されている。
第6図において、符号134はドアアウタパネル、符号1
36はドアインナパネルをそれぞれ示している。
第7図に示される如く、クオータピラー22において
は、クオータピラー22が長手方向に沿ってUPMクオータ
ピラー138とSMMクオータピラー140とに2分割され、こ
れらがボルト30とナツト32によって結合されている。
UPMクオータピラー138は、クオータパネル142とルー
フサイドインナ144とによって閉断面構造とされてお
り、クオータパネル142がSMMクオータピラー140との結
合面とされている。またクオータパネル142の閉断面内
側面にはナツト32が溶着されている。
SMMクオータピラー140はリヤドアオープニングインナ
146とリヤドアオープニングアウタ148とによって閉断面
構造とされており、リヤドアオープニングインナ146がU
PMクオータピラー138との結合面とされている。またリ
ヤドアオープニングインナ146の閉断面内側面にはナツ
ト32が溶着されている。
第7図において、符号150はバツクウインドガラス、
符号152はリヤドアフレームをそれぞれ示している。
第8図に示される如く、ルーフサイドレール20におい
ては、ルーフサイドレール20が長手方向に沿ってUPMル
ーフサイド156とSMMルーフサイド158とに2分割され、
これらがボルト30とナツト32によって結合されている。
UPMルーフサイド156は、ルーフサイドレールアウタ16
0とルーフサイドレールインナ162とによって閉断面構造
とされている。ルーフサイドレールアウタ160はSMMルー
フサイド158との結合面とされており、ルーフサイドレ
ールアウタ160の閉断面内側面にはナツト32が溶着され
ている。
SMMルーフサイド158はルーフサイドレールアウタ164
とルーフサイドレールインナ166とによって閉断面構造
とされている。ルーフサイドレールアウタ164はUPMルー
フサイド156との結合面とされており、ルーフサイドレ
ールアウタ164の閉断面内側面にはナツト32が溶着され
ている。
第8図において、符号168はルーフサイドモールデイ
ング、符号170はドアフレーム、符号172はドアガラス、
符号176はルーフをそれぞれ示している。
次に、本実施例の作用に付いて説明する。
本実施例においては、UPM12にSMM14及びUDM16を組み
付ける場合に、第1図に示される如く、UPMフロントピ
ラー26の凹部26Cに、ワイヤーハーネス34を保持し、そ
の後SMMフロントピラー28をボルト30とナツト32によっ
てUPMフロントピラー26に結合する。従って、ワイヤー
ハーネス34がフロントピラー18の閉断面内部に配置され
るため、特別な構造及び部品を用いることなくワイヤー
ハーネス34を車体10に保持することができ、かつ、ワイ
ヤーハーネス34を外力による断線等から保護することが
できる。
また第2図に示される如く、UDMフロントピラー52の
凹部52Cに、ワイヤーハーネス34を保持し、その後SMMフ
ロントピラー28をボルト30とナツト32によってUDMフロ
ントピラー52に結合する。従って、ワイヤーハーネス34
がフロントピラー18の閉断面内部に配置されるため、特
別な構造及び部品を用いることなくワイヤーハーネス34
を車体10に保持することができ、かつ、ワイヤーハーネ
ス34を外力による断線等から保護できる。
また第3図に示される如く、UDMロツカ64の凹部64C
に、フユーエルチユーブ70、ブレーキチユーブ72及びワ
イヤーハーネス74を保持し、その後SMMロツカ66をボル
ト30とナツト32によってUDMロツカ64に結合する。従っ
て、フユーエルチユーブ70、ブレーキチユーブ72及びワ
イヤーハーネス74がロツカ24の閉断面内部に配置される
ため、特別な構造及び部品を用いることなくフユーエル
チユーブ70、ブレーキチユーブ72及びワイヤーハーネス
74を車体10に保持することができる。かつ、フユーエル
チユーブ70及びブレーキチユーブ72を飛石による傷付や
泥水を浴びることによる錆から保護でき、ワイヤーハー
ネス74を外力による断線等から保護できる。
〔考案の効果〕
本考案は上記構成としたため、特別な構造及び部品を
用いることなくワイヤーハーネス及びチユーブを車体に
保持するとともに、ワイヤーハーネス及びチユーブを保
護することができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第9図I−I線断面図、第2図は第9図II−II
線断面図、第3図は第9図III−III線断面図、第4図は
第9図IV−IV線断面図、第5図は第9図V−V線断面
図、第6図は第9図VI−VI線断面図、第7図は第9図VI
I−VII線断面図、第8図は第9図VIII−VIII線断面図、
第9図は本考案の車体のモジユール組付構造を示す斜視
図、第10図は本考案の車体のモジユール組付構造を示す
分解斜視図、第11図は従来の車体のモジユール組付構造
を示す分解斜視図、第12図は他の従来の車体のモジユー
ル組付構造を示す分解斜視図、第13図は従来の車体のモ
ジユール組付構造のロツカ部を示す断面図、第14図は他
の従来の車体のモジユール組付構造のロツカ部を示す断
面図、第15図は他の従来の車体のモジユール組付構造の
ロツカ部を示す断面図である。 10……車体、12……アツパモジユール、14……サイドメ
ンバモジユール、16……アンダモジユール、18……フロ
ントピラー、24……ロツカ、26……UPMフロントピラ
ー、28……SMMフロントピラー、30……ボルト、32……
ナツト、34、74……ワイヤーハーネス、52……UDMフロ
ントピラー、64……DUMロツカ、66……SMMロツカ、70…
…フユーエルチユーブ、72……ブレーキチユーブ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の閉断面骨格部材(18、24)が長手方
    向に沿って分割され、分割された一方の骨格部材(26、
    52、64)を有するモジュールと他方の骨格部材(28、6
    6)を有するモジュールとを有し、 分割された一方の骨格部材(26、52、64)と他方の骨格
    部材(28、66)とを結合することによって構成される閉
    断面内にワイヤハーネス(34、74)及びチューブ(70、
    72)の少なくとも一方を保持収納することを特徴とする
    車体のモジユール組付構造。
  2. 【請求項2】前記一方の骨格部材(26、52、64)と前記
    他方の骨格部材(28、66)は各々閉断面構造とされてお
    り、前記一方の閉断面構造とされた骨格部材(26、66)
    と前記他方の閉断面構造とされた骨格部材(28、66)と
    を結合することによって構成される閉断面内にワイヤハ
    ーネス(34、74)及びチューブ(70、72)の少なくとも
    一方を保持収納することを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲(1)に記載の車体のモジユール組付構造。
JP1989094078U 1989-08-10 1989-08-10 車体のモジュール組付構造 Expired - Fee Related JP2566582Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989094078U JP2566582Y2 (ja) 1989-08-10 1989-08-10 車体のモジュール組付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989094078U JP2566582Y2 (ja) 1989-08-10 1989-08-10 車体のモジュール組付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0335878U JPH0335878U (ja) 1991-04-08
JP2566582Y2 true JP2566582Y2 (ja) 1998-03-30

Family

ID=31643419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989094078U Expired - Fee Related JP2566582Y2 (ja) 1989-08-10 1989-08-10 車体のモジュール組付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2566582Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5306091B2 (ja) * 2009-07-15 2013-10-02 本田技研工業株式会社 車体組立方法
JP5704052B2 (ja) * 2011-10-20 2015-04-22 トヨタ自動車株式会社 車両のピラー構造
CN207360031U (zh) * 2017-10-16 2018-05-15 蔚来汽车有限公司 车辆空调管固定装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6188811U (ja) * 1984-11-19 1986-06-10
JPS63148582U (ja) * 1987-03-20 1988-09-30
JPH01182175A (ja) * 1988-01-14 1989-07-20 Mazda Motor Corp 自動車の車体構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0335878U (ja) 1991-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4900083A (en) Modular vehicle body and method of building same
US4883310A (en) Roof structure for modular vehicle body
US4950025A (en) Automobile rear body structure
US6705667B1 (en) Supporting structure for a motor vehicle
US4914802A (en) Method of assembling automotive body structure having pre-assembled inner cover member on each body unit.
JP2563641B2 (ja) 自動車の車体前部構造
US10597090B2 (en) Vehicle body structure
US6322124B1 (en) Reinforcement structure for cowl side portion of automobiles
JP2004529817A (ja) ノッチバック形式車両
JP2566582Y2 (ja) 車体のモジュール組付構造
JPS63235174A (ja) 自動車の車体構造
JP2506734B2 (ja) 自動車の車体構造
JP2506659Y2 (ja) 車体のモジユ―ル組付構造
CN218505983U (zh) 车身尾部框架结构及车辆
JP2997332B2 (ja) 自動車の車体組立方法
JPH05162670A (ja) 自動車の車体構造及び車体組立方法
JPH0517349Y2 (ja)
JP2516728B2 (ja) 自動車の車体組立方法
JPH0347978Y2 (ja)
JPS63235175A (ja) 自動車の車体構造
JPH02303978A (ja) 自動車の車体前部構造
KR930002557Y1 (ko) 승용차의 대쉬패널(dash panel)과 센터플로어(center floor) 접합구조
JP2760537B2 (ja) 自動車の製造方法
KR0162153B1 (ko) 차량의 센터 필러 보강구조
JP3171694B2 (ja) 自動車の前部車体組立方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees