JP3521542B2 - 自動車用空調機器の取付構造 - Google Patents

自動車用空調機器の取付構造

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JP3521542B2
JP3521542B2 JP10206195A JP10206195A JP3521542B2 JP 3521542 B2 JP3521542 B2 JP 3521542B2 JP 10206195 A JP10206195 A JP 10206195A JP 10206195 A JP10206195 A JP 10206195A JP 3521542 B2 JP3521542 B2 JP 3521542B2
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公太郎 花田
尋章 佐々木
幸治 高尾
茂則 豊永
暢之 篠田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用空調機器の取付
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用空調機器の取付構造とし
ては、例えば実開昭57−10945号公報、実開昭5
7−39829号公報等に示されているように、空調機
ユニットをダッシュパネルの上下部に固定すると共に、
該空調機ユニットの温度調節およびモード調節等を行う
ヒータコントロールユニットをインストルメントパネル
に固定したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】空調機ユニットをダッ
シュパネルに固定し、次いでインストルメントパネルを
車体に組付けた後に、該インストルメントパネルにヒー
タコントロールユニットを組付けるため、このヒータコ
ントロールユニットの操作系索条類を空調機ユニットの
被作動部に接続する際には、作業者は姿勢をかがめてイ
ンストルメントパネルの下側に入り込んで接続作業しな
ければならず作業性が非常に悪くなってしまう。
【0004】また、この接続作業性を考慮して操作系索
条類は長めに余長をとっておく必要があるため、接続後
に操作系索条類の長さ調節作業が伴って作業工数が嵩ん
でしまう不具合がある。
【0005】そこで、本発明は空調機ユニットおよびヒ
ータコントロールユニットの取付作業は勿論、該ヒータ
コントロールユニットの操作系索条類の接続作業を容易
に行え、しかも、該操作系索条類の長さ調節作業を伴う
ことがなく作業性を著しく向上することができる自動車
用空調機器の取付構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、イ
ンストルメントパネルの内側に配置するステアリングメ
ンバにブラケットを介して空調機ユニットとヒータコン
トロールユニットとを固定すると共に、ヒータコントロ
ールユニットの側面に突設した取付ブラケットをステア
リングメンバに固設したブラケットに締結固定し、ヒー
タコントロールユニットの操作系索条類を空調機ユニッ
トの被作動部に接続した後、予め固定した前記ヒータコ
ントロールユニットにインストルメントパネルのユニッ
ト配設用の開窓部を通すと共に、インストルメントパネ
ルのユニット配設用の開窓部の側縁を前記取付ブラケッ
トに締結固定して該インストルメントパネルを車体に組
付けたことを特徴としている。
【0007】
【0008】請求項2にあっては、請求項1に記載のヒ
ータコントロールユニットの取付ブラケットとステアリ
ングメンバのブラケットとの取付面、およびヒータコン
トロールユニットの取付ブラケットとインストルメント
パネルのユニット配設用の開窓部側縁との取付面に、そ
れぞれ相互に係合するロケートピンとロケート孔とを設
けたことを特徴としている。
【0009】請求項3にあっては、請求項1,2に記載
の空調機ユニットとステアリングメンバに固設したブラ
ケットとの取付面に相互に係合するロケートピンとロケ
ート孔とを設けたことを特徴としている。
【0010】請求項4にあっては、請求項1〜3に記載
のステアリングメンバの少なくとも前側部分に平坦面部
を形成して、該平坦面部に空調機ユニットの後側面を重
合したことを特徴としている。
【0011】
【0012】
【作用】請求項1によれば、インストルメントパネルを
車体に組付ける以前に空調機ユニットとヒータコントロ
ールユニットとをステアリングメンバにブラケットを介
して固定すると共に、ヒータコントロールユニットの操
作系索条類を空調機ユニットの被作動部に接続するた
め、作業方向に制約を受けたり作業者に無理な姿勢を強
いたりすることなく自由空間で空調機ユニットおよびヒ
ータコントロールユニット取付けと操作系索条類の接続
とを行えて作業性を著しく向上することができる。
【0013】また、空調機ユニットおよびヒータコント
ロールユニットを車体側強度部材のステアリングメンバ
に固定するため、これら空調機ユニット、ヒータコント
ロールユニットの取付安定性を高めることができる。
【0014】しかも、操作系索条類の接続作業をインス
トルメントパネルを組付ける以前に自由空間で容易に行
えて、操作系索条類に接続作業性確保のための余長をと
る必要がないため、操作系索条類を短縮化できると共に
長さ調節作業を行うことがない。
【0015】更に、インストルメントパネルはステアリ
ングメンバに固定したヒータコントロールユニットにユ
ニット配設用の開窓部を通して車体に組付けるため、長
大なインストルメントパネルをこの車体側のステアリン
グメンバに固定したヒータコントロールユニットを基準
に位置決めして車体に適正に組付けることができて建付
調整が不要となり、しかも、インストルメントパネルを
該ヒータコントロールユニットに仮止めできるため、イ
ンストルメントパネルの取付作業性を向上することがで
きる。
【0016】そして、インストルメントパネルのユニッ
ト配設用の開窓部の側縁をヒータコントロールユニット
の取付ブラケットに締結固定するため、該取付ブラケッ
トを締結固定するステアリングメンバのブラケットの取
付面を小さくして該ブラケットを小型化できると共に、
ブラケットと取付ブラケットとの締結構造および取付ブ
ラケットと開窓部側縁との締結構造の設計の自由度を拡
大することができる。
【0017】また、前記ヒータコントロールユニットと
開窓部との整合性が高められて品質感を向上することが
できる。
【0018】請求項2によれば、ロケートピンとロケー
ト孔との係合により、ステアリングメンバのブラケット
を基準にしてヒータコントロールユニットおよびインス
トルメントパネルを位置決めできて、ヒータコントロー
ルユニットおよびインストルメントパネルの取付作業性
をより一層向上することができる。
【0019】請求項3によれば、ロケートピンとロケー
ト孔との係合により、ステアリングメンバのブラケット
を基準にして空調機ユニットを位置決めできて、空調機
ユニットの取付作業性をより一層向上することができ
る。
【0020】請求項4によれば、空調機ユニットの後側
面をステアリングメンバ前側部分の平坦面部に重合当接
してあるため、空調機ユニットの取付安定性を高められ
ると共に、ブラケットの空調機ユニット締結部分に応力
が集中するのを回避できて空調機ユニットの取付剛性を
高めることができる。
【0021】
【0022】
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0024】図1〜4において、1はエンジンルームE
・Rと車室Rとを隔成するダッシュパネル、2はインス
トルメントパネル、3はインストルメントパネル2の内
側で車幅方向に配設されてステアリングコラムを装着支
持するパイプ材からなるステアリングメンバで、該ステ
アリングメンバ3はその両側端部をダッシュサイドパネ
ルに突合わせて締結固定される(ステアリングコラム、
ダッシュサイドパネルは何れも図示省略)。
【0025】ステアリングメンバ3の略中央部には上方
へ突出する一対の第1ブラケット4,4を適宜の間隔を
おいて溶接固定してあると共に、ヒータコントロールユ
ニット9の横幅寸法よりも若干広い間隔をおいて車室後
方に向けて突出する一対の第2ブラケット5,5を溶接
固定してある。
【0026】空調機ユニット6の樹脂材からなるケーシ
ング7の後側面上部には後方へ張り出す取付ブラケット
8を一体に突設してある。
【0027】また、空調機ユニット6の温度調節および
モード調節等を行うヒータコントロールユニット9の樹
脂材からなるケーシング10の左右両側面には側方へ張
り出す取付ブラケット11,11を一体に突設してあ
る。
【0028】これら空調機ユニツト6およびヒータコン
トロールユニット9は何れもインストルメントパネル2
を車体に組付ける以前にステアリングメンバ3に締結固
定してある。
【0029】具体的には空調機ユニット6はその取付ブ
ラケット8をステアリングメンバ3の第1ブラケット
4,4の上面に重合してビス13により締結固定し、ヒ
ータコントロールユニット9はその取付ブラケット1
1,11をステアリングメンバ3の第2ブラケット5,
5の後面に重合してビス13により締結固定してある。
【0030】また、ヒータコントロールユニット9のコ
ントロールロッド、コントロールワイヤ、もしくはワイ
ヤハーネス等の操作系索条類12は、空調機ユニット6
の各種モードドア、ウォータコック、膨脹弁、ファンモ
ータ等、図外の被作動部に予め接続してある。
【0031】インストルメントパネル2は基本的にはそ
の両側端部を図外のブラケットを介してダッシュサイド
パネルに締結固定すると共に上側前縁をダッシュパネル
1の上端部に構成したカウルボックス14の上側後縁部
に締結固定されるが、該インストルメントパネル2はそ
の略中央部に形成したユニット配設用の開窓部15をス
テアリングメンバ3の第2ブラケット5,5に予め締結
固定したヒータコントロールユニット9に通して車体に
組付けると共に、該開窓部15の側縁フランジ15aを
ヒータコントロールユニット9の取付ブラケット11,
11の後面に重合して上下部分をビス13により締結固
定してある。
【0032】ここで、本実施例にあっては前述のパイプ
材からなるステアリングメンバ3は断面6角形に形成し
て前側部分の平坦面部3aが空調機ユニット6のケーシ
ング7の後側面と平行に対向するように配置して、該平
坦面部3aにケーシング7の後側面を重合当接してあ
る。
【0033】また、該ケーシング7の取付ブラケット8
の下面にはロケートピン8aを突設し、ステアリングメ
ンバ3の第1ブラケット4,4にはロケート孔4a,4
aを形成して、これらロケートピン8aとロケート孔4
aとを係合して空調機ユニット6を位置決めするように
してある。
【0034】一方、ヒータコントロールユニット9の取
付ブラケット11,11の前後面にはロケートピン11
a,11bを突設してあると共に、ステアリングメンバ
3の第2ブラケット5,5およびインストルメントパネ
ル2の開窓部15の側縁フランジ15aにそれぞれロケ
ート孔5a,15bを形成してあって、これらロケート
ピンとロケート孔11a,5aと、11b,15bとを
係合してヒータコントロールユニット9およびインスト
ルメントパネル2の位置決めを行えるようにしてある。
【0035】前述において、ステアリングメンバ3は予
めダッシュサイドパネルに締結固定して、インストルメ
ントパネル2を車体に組付ける前にこのステアリングメ
ンバ3の第1ブラケット4,4および第2ブラケット
5,5に空調機ユニット6とヒータコントロールユニッ
ト9とを締結固定し、これと併せて操作系索条類12の
接続作業を行うようにしてもよいが、組付作業上最も好
ましくはサブラインでステアリングメンバ3に前述のよ
うに第1ブラケット4,4、第2ブラケット5,5、取
付ブラケット8,8、および取付ブラケット11,11
を介して空調機ユニット6とヒータコントロールユニッ
ト9とを予め固定しておけば、メインラインでステアリ
ングメンバ3を車体に組付けることによってこれら空調
機ユニット6とヒータコントロールユニット9とを一挙
に車体へ搭載することができる。
【0036】以上の実施例構造によれば、空調機ユニッ
ト6とヒータコントロールユニット9はインストルメン
トパネル2を車体に組付ける以前にステアリングメンバ
3の第1ブラケット4,4と第2ブラケット5,5とに
固定すると共に、操作系索条類12を空調機ユニット6
の被作動部に接続するため、作業方向に制約を受けたり
作業者に無理な姿勢を強いたりすることなく自由空間で
これら空調機ユニット6,ヒータコントロールユニット
9の取付けと操作系索条類12の接続とを行えて作業性
を著しく向上することができる。
【0037】しかも、このように操作系索条類12の接
続作業をインストルメントパネル2を組付ける以前に自
由空間で容易に行えて、操作系索条類12に接続作業性
確保のための余長をとる必要がないため、該操作系索条
類12を短縮化できると共に長さ調節作業を行うことが
なくて作業工数を削減することができる。
【0038】また、空調機ユニット6およびヒータコン
トロールユニット9を車体側強度部材であるステアリン
グメンバ3に固定してあるため、これら空調機ユニット
ヒータコントロールユニット9の取付安定性を高め
ることができる利点がある。
【0039】一方、インストルメントパネル2はステア
リングメンバ3に固定したヒータコントロールユニット
9にユニット配設用の開窓部15を通して車体に組付け
るため、長大なインストルメントパネル2をこの車体側
のステアリングメンバ3に固定したヒータコントロール
ユニット9を基準に位置決めして車体に適正に組付ける
ことができて建付調整が不要となり、しかも、インスト
ルメントパネル2を該ヒータコントロールユニット9に
仮止めできるため、インストルメントパネル2の取付作
業性を向上することができる。
【0040】とりわけ、本実施例にあってはインストル
メントパネル2の前記開窓部15の側縁フランジ15a
をヒータコントロールユニット9の取付ブラケット1
1,11に締結固定してあるため、該開窓部15とヒー
タコントロールユニット9との整合性を高められて品質
感を向上することができる。
【0041】また、このように開窓部15の側縁フラン
ジ15aをヒータコントロールユニット9の取付ブラケ
ット11,11に固定するため、該取付ブラケット1
1,11を固定するステアリングメンバ3の第2ブラケ
ット5,5の取付面(後面)を小さくして該第2ブラケ
ット5,5を小型化できると共に、第2ブラケット5,
5と取付ブラケット11,11との締結構造および取付
ブラケット11,11と開窓部15の側縁フランジ15
aとの締結構造の設計の自由度を拡大することもでき
る。
【0042】また、特に本実施例にあってはロケートピ
ン8aとロケート孔4a、ロケートピン11aとロケー
ト孔5a、およびロケートピン11bとロケート孔15
bとのそれぞれの係合によって、ステアリングメンバ3
の第1ブラケット4,4、第2ブラケット5,5を基準
にして空調機ユニット6とヒータコントロールユニット
9とを適正に位置決めできると共に仮止めできるから、
これら空調機ユニット6とヒータコントロールユニット
9の取付作業性をより一層向上することができる。
【0043】更には、空調機ユニット6はその後側面を
ステアリングメンバ3の前側部分の平坦面部3aに重合
当接してあるから、空調機ユニット6の取付安定性を高
められると共に、第1ブラケット4,4と取付ブラケッ
ト8,8とのビス13締結部分に応力が集中するのを回
避できて空調機ユニット6の取付剛性を高めることがで
きる。
【0044】そして、空調機ユニット6,ヒータコント
ロールユニット9の取付けに際して、これら空調機ユニ
ット6およびヒータコントロールユニット9をサブライ
ンでステアリングメンバ3の第1ブラケット4,4およ
び第2ブラケット5,5に締結固定すると共に、操作系
索条類12を接続するようにすれば、サブラインでこれ
ら空調機ユニット6,ヒータコントロールユニット9の
ロボットによる自動組付けを容易に行わせることができ
る。
【0045】また、このサブラインで空調機ユニット6
とヒータコントロールユニット9とをサブアッセンブリ
したステアリングメンバ3をメインラインで車体に組付
けることによって、空調機ユニット6とヒータコントロ
ールユニット9とを一挙に車体に搭載できるため、この
搭載作業の自動化も容易に行え、更には、インストルメ
ントパネル2をこのステアリングメンバ3に固定したヒ
ータコントロールユニット9を取付基準として容易に組
付けられるため、該インストルメントパネル2の組付け
の自動化も行えて、生産性を向上することができる利点
がある。
【0046】なお、空調機ユニット6は前述のようにス
テアリングメンバ3の第1ブラケット4,4に締結固定
した上で、更に前側上部をダッシュパネル1の上端部に
構成したカウルボックス14にブラケット16を介して
締結固定してもよい。
【0047】また、インストルメントパネル2の開窓部
15の側縁フランジ15aはヒータコントロールユニッ
ト9の取付ブラケット11,11にビス13により締結
固定しているが、図5に示すように、該開窓部15の側
縁フランジ15aを取付ブラケット11,11と共にス
テアリングメンバ3の第2ブラケット5,5に共締め固
定するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上、本発明によれば次に述べる効果を
奏せられる。
【0049】請求項1によれば、インストルメントパネ
ルを車体に組付ける以前に空調機ユニットとヒータコン
トロールユニットとをステアリングメンバにブラケット
を介して固定すると共に、ヒータコントロールユニット
の操作系索条類を空調機ユニットの被作動部に接続する
ため、作業方向に制約を受けたり作業者に無理な姿勢を
強いたりすることなく自由空間で空調機ユニットおよび
ヒータコントロールユニットの取付けと操作系索条類の
接続とを行えて作業性を著しく向上することができる。
【0050】操作系索条類の接続作業をインストルメン
トパネルを組付ける以前に自由空間で容易に行えて、操
作系索条類に接続作業性確保のための余長をとる必要が
ないため、操作系索条類を短縮化できてコストダウンを
図れると共に、長さ調節作業を伴うことがないので作業
工数を削減することができる。
【0051】空調機ユニットとヒータコントロールユニ
ットの機能チェックおよび操作系索条類の接続チェック
等を、インストルメントパネル組付け前に目視して容易
に行うことができる。
【0052】空調機ユニットおよびヒータコントロール
ユニットを車体側強度部材のステアリングメンバに固定
するため、これら空調機ユニット、ヒータコントロール
ユニットの取付安定性を高めることができる。
【0053】インストルメントパネルはステアリングメ
ンバに固定したヒータコントロールユニットにユニット
配設用の開窓部を通して車体に組付けるため、長大なイ
ンストルメントパネルをこの車体側のステアリングメン
バに固定したヒータコントロールユニットを基準に位置
決めして車体に適正に組付けることができて建付調整が
不要となり、しかも、インストルメントパネルを該ヒー
タコントロールユニットに仮止めできるため、インスト
ルメントパネルの取付作業性を向上することができる。
【0054】インストルメントパネルのユニット配設用
の開窓部の側縁をヒータコントロールユニットの取付ブ
ラケットに締結固定するため、該取付ブラケットを締結
固定するステアリングメンバのブラケットの取付面を小
さくして該ブラケットを小型化できると共に、ブラケッ
トと取付ブラケットとの締結構造および取付ブラケット
と開窓部側縁との締結構造の設計の自由度を拡大するこ
とができる。
【0055】インストルメントパネルの開窓部側縁をヒ
ータコントロールユニットの取付ブラケットに締結固定
するため、ヒータコントロールユニットと開窓部との整
合性が高められて品質感を向上することができる。
【0056】請求項2によれば、ロケートピンとロケー
ト孔との係合により、ステアリングメンバのブラケット
を基準にしてヒータコントロールユニットおよびインス
トルメントパネルを位置決めできて、ヒータコントロー
ルユニットおよびインストルメントパネルの取付作業性
をより一層向上することができる。
【0057】請求項3によれば、ロケートピンとロケー
ト孔との係合により、ステアリングメンバのブラケット
を基準にして空調機ユニットを位置決めできて、空調機
ユニットの取付作業性をより一層向上することができ
る。
【0058】請求項4によれば、空調機ユニットの後側
面をステアリングメンバ前側部分の平坦面部に重合当接
してあるため、空調機ユニットの取付安定性を高められ
ると共に、ブラケットの空調機ユニット締結部分に応力
が集中するのを回避できて空調機ユニットの取付剛性を
高めることができる。
【0059】
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例の要部を示す拡大断面図。
【図3】同実施例の車室側から見た正面図。
【図4】インストルメントパネルの開窓部の部分を示す
斜視図。
【図5】インストルメントパネルとヒータコントロール
ユニットとの取付けの異なる例を示す断面図。
【符号の説明】
2 インストルメントパネル 3 ステアリングメンバ 3a 平坦面部 4 第1ブラケット(ブラケット) 4a ロケート孔 5 第2ブラケット(ブラケット) 5a ロケート孔 6 空調機ユニット 8 取付ブラケット 8a ロケートピン 9 ヒータコントロールユニット 11 取付ブラケット 11a,11b ロケートピン 12 操作系索条類 15 開窓部 15b ロケート孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊永 茂則 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式 会社内 (72)発明者 篠田 暢之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式 会社内 (56)参考文献 特開 平7−52683(JP,A) 特開 平5−213098(JP,A) 特開 平5−278499(JP,A) 実開 昭57−10945(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 37/00 - 37/06 B62D 25/08 B60H 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルの内側に配置す
    るステアリングメンバにブラケットを介して空調機ユニ
    ットとヒータコントロールユニットとを固定すると共
    に、ヒータコントロールユニットの側面に突設した取付
    ブラケットをステアリングメンバに固設したブラケット
    に締結固定し、ヒータコントロールユニットの操作系索
    条類を空調機ユニットの被作動部に接続した後、予め固
    定した前記ヒータコントロールユニットにインストルメ
    ントパネルのユニット配設用の開窓部を通すと共に、イ
    ンストルメントパネルのユニット配設用の開窓部の側縁
    を前記取付ブラケットに締結固定して該インストルメン
    トパネルを車体に組付けたことを特徴とする自動車用空
    調機器の取付構造。
  2. 【請求項2】 ヒータコントロールユニットの取付ブラ
    ケットとステアリングメンバのブラケットとの取付面、
    およびヒータコントロールユニットの取付ブラケットと
    インストルメントパネルのユニット配設用の開窓部側縁
    との取付面に、それぞれ相互に係合するロケートピンと
    ロケート孔とを設けたことを特徴とする請求項1記載の
    自動車用空調機器の取付構造。
  3. 【請求項3】 空調機ユニットとステアリングメンバに
    固設したブラケットとの取付面に相互に係合するロケー
    トピンとロケート孔とを設けたことを特徴とする請求項
    1,2の何れかに記載の自動車用空調機器の取付構造。
  4. 【請求項4】 ステアリングメンバの少なくとも前側部
    分に平坦面部を形成して、該平坦面部に空調機ユニット
    の後側面を重合当接したことを特徴とする請求項1〜3
    の何れかに記載の自動車用空調機器の取付構造。
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