JP3572717B2 - 自動車のオーディオユニット取付構造 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は自動車のオーディオユニット取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のオーディオユニットは、例えば実開昭57−10945号公報に示されているように、インストルメントパネルを車体に組付けた後に、該インストルメントパネルのオーディオ配設用の開窓部にオーディオユニットを挿入して開窓部周縁部に締結固定し、該オーディオユニットに接続したハーネスをダッシュパネルにクリップ等により止着して配索するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述のようにオーディオユニットは、インストルメントパネルを車体に組付けた後に該インストルメントパネルに取付けるようにしているため、ハーネスをダッシュパネルに配索する際には作業者は姿勢をかがめてインストルメントパネルの下側に入り込んで配索しなければならずハーネスの配索作業性が悪くなってしまう。
【0004】
また、インストルメントパネルのオーディオユニット取付部からダッシュパネルの前後間距離が比較的大きいため必然的にハーネスが長くなってしまうことに加えて、ハーネスをインストルメントパネルの下側からダッシュパネルに沿って配索する作業性を確保するため該ハーネスの余長を長くとる必要があって、ハーネスが長くなりコスト的におよびレイアウト上不利となってしまうことは否めない。
【0005】
そこで、本発明はオーディオユニットの取付作業は勿論、該オーディオユニットのハーネスの配索作業を容易に行えると共に、ハーネスの短縮化を図ることができる自動車のオーディオユニット取付構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1にあっては、インストルメントパネルの内側に配置するステアリングメンバにブラケットを介してオーディオユニットを固定すると共に、該オーディオユニットに接続したハーネスをステアリングメンバに固定した後、該オーディオユニットにインストルメントパネルのオーディオ配設用の開窓部を通して該インストルメントパネルをオーディオユニットに仮止めすることにより位置決めすると共に、該オーディオ配設用の開窓部の側縁に形成したフランジを、オーディオユニットを固定したブラケットの後面に重合して固定して該インストルメントパネルを車体に組付けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】
請求項1によれば、インストルメントパネルを車体に組付ける以前にオーディオユニットをステアリングメンバにブラケットを介して固定すると共にハーネスをステアリングメンバに固定するため、作業方向に制約を受けたり作業者に無理な姿勢を強いたりすることなく車室側の自由空間でオーディオユニットの取付けとハーネスの配索とを行えて作業性を著しく向上することができる。
【0009】
また、オーディオユニットを車体側強度部材のステアリングメンバに固定するため、オーディオユニットの取付安定性を高めることができる。
【0010】
しかも、ハーネスはこのオーディオユニットを取付けたステアリングメンバに止着するため、ハーネス引出し部分から止着部分までの長さを短くすることができることと併せて、該ハーネスを車室側の自由空間でステアリングメンバに容易に配索できてハーネスに配索作業性確保のための余長を長くとる必要がないため、ハーネスの短縮化を実現することができる。
【0011】
更に、インストルメントパネルはステアリングメンバに固定したオーディオユニットにオーディオ配設用の開窓部を通して車体に組付けるため、長大なインストルメントパネルをこの車体側のステアリングメンバに固定したオーディオユニットを基準に位置決めして車体に適正に組付けることができて建付調整が不要となり、しかも、インストルメントパネルを該オーディオユニットに仮止めできるため、インストルメントパネルの取付作業性を向上することができる。
【0012】
そして、インストルメントパネルのオーディオ配設用の開窓部側縁のフランジをオーディオユニットを固定したブラケットに固定するため、該開窓部とオーディオユニットとの整合性が高められて品質感を向上することができる。
【0013】
しかも、フランジはブラケットの後面に重合して固定するため、固定作業をインストルメントパネル後方の車室側自由空間で容易に行うことができる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述する。
【0015】
図1〜4において、1はエンジンルームE・Rと車室Rとを隔成するダッシュパネル、2はインストルメントパネル、3はインストルメントパネル2の内側で車幅方向に配設されてステアリングコラムを装着支持するパイプ材からなるステアリングメンバで、該ステアリングメンバ3はその両側端部をダッシュサイドパネルに突合わせて締結固定してある(ステアリングコラム、ダッシュサイドパネルは何れも図示省略)。
【0016】
ステアリングメンバ3の略中央部にはオーディオユニット5の横幅寸法よりも若干広い間隔をおいて一対の側面略L字状のブラケット4,4を車室後方に向けて突設してある。
【0017】
オーディオユニット5はその左右両側面に上下各一対の取付ブラケット6,6を突設してあり、該オーディオユニット5はインストルメントパネル2を車体に組付ける以前に前記取付ブラケット6,6をステアリングメンバ3のブラケット4,4の後面に重合してビス7,7により締結固定してある。
【0018】
また、オーディオユニット5に接続したハーネス8は該オーディオユニット5の前側面より引き出した直後の部分をクランプ9およびクリップ10を介してステアリングメンバ3に止着して支持してある。
【0019】
インストルメントパネル2は基本的にはその両側端部を図外のブラケットを介してダッシュサイドパネルに締結固定すると共に上側前縁をダッシュパネル1の上端部に構成したカウルボックス11の上側後縁部に締結固定されるが、該インストルメントパネル2はその略中央部に形成したオーディオ配設用の開窓部12をステアリングメンバ3のブラケット4,4に予め締結固定した前記オーディオユニット5に通して車体に組付けられる。
【0020】
オーディオ配設用の開窓部12の左右両側縁にはステアリングメンバ3のブラケット4,4の後面に重合するフランジ13,13を形成してある。
【0021】
フランジ13,13にはオーディオユニット5の取付ブラケット6,6に対応する部位に切欠部13a,13aを形成してこれら取付ブラケット6,6との重なりを避けるようにしてあって、取付ブラケット6,6と上下方向にオフセットした部分でブラケット4,4にビス7,7により締結固定してある。
【0022】
図1,2中、14は車体フロア15上に載置され、ブラケット16,17を介してカウルボックス11とステアリングメンバ3とに締結固定した空調機ユニットを示す。
【0023】
以上の実施例構造によれば、オーディオユニット5はインストルメントパネル2を車体に組付ける以前にステアリングメンバ3にブラケット4,4を介して固定すると共に、ハーネス8を該ステアリングメンバ3に固定するため、作業方向に制約を受けたり作業者に無理な姿勢を強いたりすることなく車室R側の自由空間でオーディオユニット5の取付けとハーネス8の配索とを行えて作業性を著しく向上することができる。
【0024】
しかも、ハーネス8はこのオーディオユニット5を取付けたステアリングメンバ3にクランプ9およびクリップ10を介して止着するため、ハーネス8の引き出し部分から止着部分までの長さを短くすることができることと併せて、該ハーネス8を車室R側の自由空間でステアリングメンバ3に容易に配索できてハーネス8に配索作業性確保のための余長を長くとる必要がないため、ハーネス8を短縮化することができる。
【0025】
また、前述のように比較的重量の大きなオーディオユニット5を車体側強度部材であるステアリングメンバ3に固定してあるため、オーディオユニット5の取付安定性を高めることができる。
【0026】
このことはインストルメントパネル2にオーディオユニット5の取付剛性を確保するための補強構造を採る必要がなく、インストルメントパネル2の構造を簡単にすることができてコスト的に有利に得られる利点がある。
【0027】
一方、このインストルメントパネル2はステアリングメンバ3に固定したオーディオユニット5にオーディオ配設用の開窓部12を通して車体に組付けるため、長大なインストルメントパネル2を車体側のステアリングメンバ3に固定したオーディオユニット5を基準に位置決めして車体に適正に組付けることができて建付調整が不要となり、しかも、インストルメントパネル2を該オーディオユニット5に仮止めできるため、インストルメントパネル2の取付作業性を向上することができる。
【0028】
更に、インストルメントパネル2のオーディオ配設用の開窓部12の両側縁のフランジ13,13をオーディオユニット5を固定したステアリングメンバ3側のブラケット4,4に固定してあるため、該開窓部12とオーディオユニット5との整合性を高められて品質感を向上することができる。
【0029】
しかも、これらフランジ13,13はブラケット4,4の後面に重合して締結固定するため、該締結固定作業をインストルメントパネル2の後方の車室側自由空間で容易に行うことができる。
【0030】
【発明の効果】
以上、本発明によれば次に述べる効果を奏せられる。
【0031】
請求項1によれば、インストルメントパネルを車体に組付ける以前にオーディオユニットをステアリングメンバにブラケットを介して固定すると共にハーネスをステアリングメンバに固定するため、作業方向に制約を受けたり作業者に無理な姿勢を強いたりすることなく車室側の自由空間でオーディオユニットの取付けとハーネスの配索とを行えて作業性を著しく向上することができる。
【0032】
ハーネスはオーディオユニットを取付けたステアリングメンバに止着するため、ハーネスの引出し部分から止着部分までの長さを短くすることができることと併せて、該ハーネスを車室側の自由空間でステアリングメンバに容易に配索できてハーネスに配索作業性確保のための余長を長くとる必要がないため、ハーネスの短縮化を行えてコストダウンを図ることができる。
【0033】
オーディオユニットを車体側強度部材であるステアリングメンバに固定するため、オーディオユニットの取付安定性を高めることができ、併せてインストルメントパネルにはオーディオユニットの取付剛性確保のために補強構造をとる必要がないため、該インストルメントパネルの構造を簡単にできてコストダウンを図ることができる。
【0034】
オーディオユニットとそのハーネスをステアリングメンバにサブアッセンブリしてあるため、ハーネスの結線チェックおよびオーディオユニットの機能チェックをインストルメントパネル組付け前に目視して容易に行うことができる。
【0035】
インストルメントパネルはステアリングメンバに固定したオーディオユニットにオーディオ配設用の開窓部を通して車体に組付けるため、長大なインストルメントパネルをこの車体側のステアリングメンバに固定したオーディオユニットを基準に位置決めして車体に適正に組付けることができて建付調整が不要となり、しかも、インストルメントパネルを該オーディオユニットに仮止めできるため、インストルメントパネルの取付作業性を向上することができる。
【0036】
インストルメントパネルのオーディオ配設用の開窓部側縁のフランジをオーディオユニットを固定したブラケットに固定するため、該開窓部とオーディオユニットとの整合性を高められて品質感を向上することができる。
【0037】
しかも、これらフランジはブラケットの後面に重合して締結固定するため、この締結固定作業をインストルメントパネル後方の車室側自由空間で容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例の要部を示す拡大断面図。
【図3】同実施例の車室側から見た正面図。
【図4】インストルメントパネルの開窓部の部分を示す斜視図。
【符号の説明】
2 インストルメントパネル
3 ステアリングメンバ
4 ブラケット
5 オーディオユニット
8 ハーネス
12 開窓部
13 フランジ
【産業上の利用分野】
本発明は自動車のオーディオユニット取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のオーディオユニットは、例えば実開昭57−10945号公報に示されているように、インストルメントパネルを車体に組付けた後に、該インストルメントパネルのオーディオ配設用の開窓部にオーディオユニットを挿入して開窓部周縁部に締結固定し、該オーディオユニットに接続したハーネスをダッシュパネルにクリップ等により止着して配索するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述のようにオーディオユニットは、インストルメントパネルを車体に組付けた後に該インストルメントパネルに取付けるようにしているため、ハーネスをダッシュパネルに配索する際には作業者は姿勢をかがめてインストルメントパネルの下側に入り込んで配索しなければならずハーネスの配索作業性が悪くなってしまう。
【0004】
また、インストルメントパネルのオーディオユニット取付部からダッシュパネルの前後間距離が比較的大きいため必然的にハーネスが長くなってしまうことに加えて、ハーネスをインストルメントパネルの下側からダッシュパネルに沿って配索する作業性を確保するため該ハーネスの余長を長くとる必要があって、ハーネスが長くなりコスト的におよびレイアウト上不利となってしまうことは否めない。
【0005】
そこで、本発明はオーディオユニットの取付作業は勿論、該オーディオユニットのハーネスの配索作業を容易に行えると共に、ハーネスの短縮化を図ることができる自動車のオーディオユニット取付構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1にあっては、インストルメントパネルの内側に配置するステアリングメンバにブラケットを介してオーディオユニットを固定すると共に、該オーディオユニットに接続したハーネスをステアリングメンバに固定した後、該オーディオユニットにインストルメントパネルのオーディオ配設用の開窓部を通して該インストルメントパネルをオーディオユニットに仮止めすることにより位置決めすると共に、該オーディオ配設用の開窓部の側縁に形成したフランジを、オーディオユニットを固定したブラケットの後面に重合して固定して該インストルメントパネルを車体に組付けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】
請求項1によれば、インストルメントパネルを車体に組付ける以前にオーディオユニットをステアリングメンバにブラケットを介して固定すると共にハーネスをステアリングメンバに固定するため、作業方向に制約を受けたり作業者に無理な姿勢を強いたりすることなく車室側の自由空間でオーディオユニットの取付けとハーネスの配索とを行えて作業性を著しく向上することができる。
【0009】
また、オーディオユニットを車体側強度部材のステアリングメンバに固定するため、オーディオユニットの取付安定性を高めることができる。
【0010】
しかも、ハーネスはこのオーディオユニットを取付けたステアリングメンバに止着するため、ハーネス引出し部分から止着部分までの長さを短くすることができることと併せて、該ハーネスを車室側の自由空間でステアリングメンバに容易に配索できてハーネスに配索作業性確保のための余長を長くとる必要がないため、ハーネスの短縮化を実現することができる。
【0011】
更に、インストルメントパネルはステアリングメンバに固定したオーディオユニットにオーディオ配設用の開窓部を通して車体に組付けるため、長大なインストルメントパネルをこの車体側のステアリングメンバに固定したオーディオユニットを基準に位置決めして車体に適正に組付けることができて建付調整が不要となり、しかも、インストルメントパネルを該オーディオユニットに仮止めできるため、インストルメントパネルの取付作業性を向上することができる。
【0012】
そして、インストルメントパネルのオーディオ配設用の開窓部側縁のフランジをオーディオユニットを固定したブラケットに固定するため、該開窓部とオーディオユニットとの整合性が高められて品質感を向上することができる。
【0013】
しかも、フランジはブラケットの後面に重合して固定するため、固定作業をインストルメントパネル後方の車室側自由空間で容易に行うことができる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述する。
【0015】
図1〜4において、1はエンジンルームE・Rと車室Rとを隔成するダッシュパネル、2はインストルメントパネル、3はインストルメントパネル2の内側で車幅方向に配設されてステアリングコラムを装着支持するパイプ材からなるステアリングメンバで、該ステアリングメンバ3はその両側端部をダッシュサイドパネルに突合わせて締結固定してある(ステアリングコラム、ダッシュサイドパネルは何れも図示省略)。
【0016】
ステアリングメンバ3の略中央部にはオーディオユニット5の横幅寸法よりも若干広い間隔をおいて一対の側面略L字状のブラケット4,4を車室後方に向けて突設してある。
【0017】
オーディオユニット5はその左右両側面に上下各一対の取付ブラケット6,6を突設してあり、該オーディオユニット5はインストルメントパネル2を車体に組付ける以前に前記取付ブラケット6,6をステアリングメンバ3のブラケット4,4の後面に重合してビス7,7により締結固定してある。
【0018】
また、オーディオユニット5に接続したハーネス8は該オーディオユニット5の前側面より引き出した直後の部分をクランプ9およびクリップ10を介してステアリングメンバ3に止着して支持してある。
【0019】
インストルメントパネル2は基本的にはその両側端部を図外のブラケットを介してダッシュサイドパネルに締結固定すると共に上側前縁をダッシュパネル1の上端部に構成したカウルボックス11の上側後縁部に締結固定されるが、該インストルメントパネル2はその略中央部に形成したオーディオ配設用の開窓部12をステアリングメンバ3のブラケット4,4に予め締結固定した前記オーディオユニット5に通して車体に組付けられる。
【0020】
オーディオ配設用の開窓部12の左右両側縁にはステアリングメンバ3のブラケット4,4の後面に重合するフランジ13,13を形成してある。
【0021】
フランジ13,13にはオーディオユニット5の取付ブラケット6,6に対応する部位に切欠部13a,13aを形成してこれら取付ブラケット6,6との重なりを避けるようにしてあって、取付ブラケット6,6と上下方向にオフセットした部分でブラケット4,4にビス7,7により締結固定してある。
【0022】
図1,2中、14は車体フロア15上に載置され、ブラケット16,17を介してカウルボックス11とステアリングメンバ3とに締結固定した空調機ユニットを示す。
【0023】
以上の実施例構造によれば、オーディオユニット5はインストルメントパネル2を車体に組付ける以前にステアリングメンバ3にブラケット4,4を介して固定すると共に、ハーネス8を該ステアリングメンバ3に固定するため、作業方向に制約を受けたり作業者に無理な姿勢を強いたりすることなく車室R側の自由空間でオーディオユニット5の取付けとハーネス8の配索とを行えて作業性を著しく向上することができる。
【0024】
しかも、ハーネス8はこのオーディオユニット5を取付けたステアリングメンバ3にクランプ9およびクリップ10を介して止着するため、ハーネス8の引き出し部分から止着部分までの長さを短くすることができることと併せて、該ハーネス8を車室R側の自由空間でステアリングメンバ3に容易に配索できてハーネス8に配索作業性確保のための余長を長くとる必要がないため、ハーネス8を短縮化することができる。
【0025】
また、前述のように比較的重量の大きなオーディオユニット5を車体側強度部材であるステアリングメンバ3に固定してあるため、オーディオユニット5の取付安定性を高めることができる。
【0026】
このことはインストルメントパネル2にオーディオユニット5の取付剛性を確保するための補強構造を採る必要がなく、インストルメントパネル2の構造を簡単にすることができてコスト的に有利に得られる利点がある。
【0027】
一方、このインストルメントパネル2はステアリングメンバ3に固定したオーディオユニット5にオーディオ配設用の開窓部12を通して車体に組付けるため、長大なインストルメントパネル2を車体側のステアリングメンバ3に固定したオーディオユニット5を基準に位置決めして車体に適正に組付けることができて建付調整が不要となり、しかも、インストルメントパネル2を該オーディオユニット5に仮止めできるため、インストルメントパネル2の取付作業性を向上することができる。
【0028】
更に、インストルメントパネル2のオーディオ配設用の開窓部12の両側縁のフランジ13,13をオーディオユニット5を固定したステアリングメンバ3側のブラケット4,4に固定してあるため、該開窓部12とオーディオユニット5との整合性を高められて品質感を向上することができる。
【0029】
しかも、これらフランジ13,13はブラケット4,4の後面に重合して締結固定するため、該締結固定作業をインストルメントパネル2の後方の車室側自由空間で容易に行うことができる。
【0030】
【発明の効果】
以上、本発明によれば次に述べる効果を奏せられる。
【0031】
請求項1によれば、インストルメントパネルを車体に組付ける以前にオーディオユニットをステアリングメンバにブラケットを介して固定すると共にハーネスをステアリングメンバに固定するため、作業方向に制約を受けたり作業者に無理な姿勢を強いたりすることなく車室側の自由空間でオーディオユニットの取付けとハーネスの配索とを行えて作業性を著しく向上することができる。
【0032】
ハーネスはオーディオユニットを取付けたステアリングメンバに止着するため、ハーネスの引出し部分から止着部分までの長さを短くすることができることと併せて、該ハーネスを車室側の自由空間でステアリングメンバに容易に配索できてハーネスに配索作業性確保のための余長を長くとる必要がないため、ハーネスの短縮化を行えてコストダウンを図ることができる。
【0033】
オーディオユニットを車体側強度部材であるステアリングメンバに固定するため、オーディオユニットの取付安定性を高めることができ、併せてインストルメントパネルにはオーディオユニットの取付剛性確保のために補強構造をとる必要がないため、該インストルメントパネルの構造を簡単にできてコストダウンを図ることができる。
【0034】
オーディオユニットとそのハーネスをステアリングメンバにサブアッセンブリしてあるため、ハーネスの結線チェックおよびオーディオユニットの機能チェックをインストルメントパネル組付け前に目視して容易に行うことができる。
【0035】
インストルメントパネルはステアリングメンバに固定したオーディオユニットにオーディオ配設用の開窓部を通して車体に組付けるため、長大なインストルメントパネルをこの車体側のステアリングメンバに固定したオーディオユニットを基準に位置決めして車体に適正に組付けることができて建付調整が不要となり、しかも、インストルメントパネルを該オーディオユニットに仮止めできるため、インストルメントパネルの取付作業性を向上することができる。
【0036】
インストルメントパネルのオーディオ配設用の開窓部側縁のフランジをオーディオユニットを固定したブラケットに固定するため、該開窓部とオーディオユニットとの整合性を高められて品質感を向上することができる。
【0037】
しかも、これらフランジはブラケットの後面に重合して締結固定するため、この締結固定作業をインストルメントパネル後方の車室側自由空間で容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】同実施例の要部を示す拡大断面図。
【図3】同実施例の車室側から見た正面図。
【図4】インストルメントパネルの開窓部の部分を示す斜視図。
【符号の説明】
2 インストルメントパネル
3 ステアリングメンバ
4 ブラケット
5 オーディオユニット
8 ハーネス
12 開窓部
13 フランジ
Claims (1)
- インストルメントパネルの内側に配置するステアリングメンバにブラケットを介してオーディオユニットを固定すると共に、該オーディオユニットに接続したハーネスをステアリングメンバに固定した後、該オーディオユニットにインストルメントパネルのオーディオ配設用の開窓部を通して該インストルメントパネルをオーディオユニットに仮止めすることにより位置決めすると共に、該オーディオ配設用の開窓部の側縁に形成したフランジを、オーディオユニットを固定したブラケットの後面に重合して固定して該インストルメントパネルを車体に組付けたことを特徴とする自動車のオーディオユニット取付構造。
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KR1019960012922A KR0165174B1 (ko) | 1995-04-26 | 1996-04-25 | 자동차용 기기의 설치구조 및 설치방법 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP10206395A JP3572717B2 (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 自動車のオーディオユニット取付構造 |
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JPH08295158A JPH08295158A (ja) | 1996-11-12 |
JP3572717B2 true JP3572717B2 (ja) | 2004-10-06 |
Family
ID=14317317
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JP10206395A Expired - Fee Related JP3572717B2 (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | 自動車のオーディオユニット取付構造 |
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1995
- 1995-04-26 JP JP10206395A patent/JP3572717B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08295158A (ja) | 1996-11-12 |
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