JP3066041U - 温度式膨張弁のパイプ接続装置 - Google Patents

温度式膨張弁のパイプ接続装置

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JP3066041U
JP3066041U JP1999005328U JP532899U JP3066041U JP 3066041 U JP3066041 U JP 3066041U JP 1999005328 U JP1999005328 U JP 1999005328U JP 532899 U JP532899 U JP 532899U JP 3066041 U JP3066041 U JP 3066041U
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pipe
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hole
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JP1999005328U
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English (en)
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宏昭 増原
功 仙道
智 川上
ベルニーニ マイケル
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TGK Co Ltd
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TGK Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用空調装置に用いられる温度式膨張弁
のパイプ接続装置に関する。 【解決手段】 ハウジング3の平坦面5に冷媒出口部6
と冷媒入口部7を設けると共に該ハウジング固定用の通
孔9、9を設けた膨張弁1に、前記冷媒出口部6と接続
する第1のパイプ11の端部に、該パイプの周縁部分に
接合面22を具えると共に一端に小孔24を有した止片
23を設けた第1のプレート21を形成し、該冷媒出口
部6に接近させて第1のねじ孔26を設ける。前記冷媒
入口部7と接続する第2のパイプ15の端部に、該パイ
プの周縁部分に接合面22aを具えると共に一端に小孔
24aを有した止片23aを設けた第2のプレート21
aを設け、該冷媒入口部7に接近させて第2のねじ孔2
6Aを形成する。第1のプレートの小孔に取付ねじを挿
通して第1のねじ孔に螺着し、第2のプレートの小孔に
挿通する取付ねじを第2のねじ孔に螺着させて各プレー
トを前記平坦面に夫々別個に取付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車用空調装置などに用いられる温度式膨張弁のパイプ接続装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の膨張弁は、例えば自動車冷房システムに使用するもので、冷媒ガスは 圧縮機(図示せず)に吸入・圧縮されて高温高圧のガス状態で凝縮器(図示せず )に送られ、該凝縮器のフアン等により強制冷却して液化し、液化冷媒は膨張弁 に送られて高圧の液状冷媒に急激に膨張し、低温低圧の霧状冷媒となって蒸発器 に流入する。該蒸発器内の冷媒は、蒸発器内のフィンを通して周囲の空気から熱 を奪って霧状冷媒からガス状冷媒になり、再び、圧縮機に吸入される。このよう にして冷媒は冷凍サイクルを繰り返して循環し、冷房作用を行うものである。
【0003】 図1において、例えば、膨張弁1を構成するハウジング3の正面部分に設けた 平坦面5の上部には、外部の圧縮機(図示せず)の冷媒吸入側に連なる第1のパイ プ11を接続する冷媒出口部6を設けてある。また、該平坦面5の下部には、外 部の凝縮器(図示せず)の冷媒出口側に連なる第2のパイプ15に接続する冷媒入 口部7を設けてある。
【0004】 このハウジングの平坦面5には、両パイプの端部を固着させたプレート板17 を取付けるため、該プレート板17の略中央に設けた取付孔18に挿通させるボ ルト19を螺着させる盲状のねじ穴8を形成してあり、該ボルト19によりプレ ート板17を取付けるものである。
【0005】 2本のパイプを取付けたプレート板17の中央に設けた取付孔18に挿通させ たボルト19で固定させるため、該プレート板の位置が該小孔を中心に左右に回 動してずれたりすると、冷媒出口部6および冷媒入口部7と、第1おうび第2の パイプ11、15とが正確に合致しなくなる恐れがある。そのため、両パイプの 折曲げた端部とプレート板17との接続は正確でなければならず、手数がかかる という欠点があった。
【0006】 他方、一枚のプレート板17の中心部分をボルト19によって膨張弁の平坦面 5に取り付けるため、2本のパイプを同時に接続できるという利点がある反面、 経年変化や路面から車体が受ける振動などにより該ボルトが緩んだりして両パイ プの内、一方のシール性が悪くなって冷媒漏れを生じる場合があった。
【0007】 膨張弁の平坦面5に設けたねじ穴8の上方には、左右に間隔を存して水平に位 置して貫通して設けた通孔9、9は、該ハウジング3をボンネット内のフレーム などに固定させるためのものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
狭い空間内において、冷媒出口部6に接続する第1のパイプ11と、冷媒入口部 7に位置する第2のパイプ15の両端を一枚のプレート板17に固着しているが 、車種が同じ場合には部品の配置が同じであるため、図1に示すようになプレー ト板17を端部に固定した両パイプを膨張弁1に接続するのは容易である。
【0009】 しかしながら、自動車の車種が相違すると狭いボンネット内に位置する各種部 品の取付け位置が相違するため、2本のパイプの端部を一枚のプレート板17に 固着させるために、前記邪魔になる部品を迂回するため湾曲させたりする必要が 生じ、極めて困難な場合がある。
【0010】 本考案は、斯かる実情に鑑み、2本のパイプを一枚のプレート板に無理に固着 せず、パイプの自由度を高めて各パイプの端部に夫々別体のプレートを取付け、 膨張弁に設けた冷媒入口部及び冷媒出口部に前記プレートを別々に接続させるこ とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は温度式膨張弁のパイプ接続装置にかかるもので、ハウジングの平坦面 に冷媒出口部と冷媒入口部を設けると共に、該ハウジング固定用の貫通孔を設け た膨張弁において、前記冷媒出口部と接続する第1のパイプの端部に、該パイプ の周縁部分に接合面を有して設けた第1のプレートの一端に小孔を有した止片を 設けると共に、該冷媒出口部に接近させて第1のねじ孔を形成し、前記冷媒入口 部と接続する第2のパイプの端部に、該パイプの周縁部分に接合面を有して設け た第2のプレートの一端に小孔を有した止片を形成すると共に、該冷媒入口部に 接近させて第2のねじ孔を形成してなり、第1のプレートの小孔に挿通させた取 付ねじを前記第1のねじ孔に螺着させ、第2のプレートの小孔に挿通させた取付 ねじを前記第2のねじ孔に螺着させて、各プレートを前記平坦面に夫々別個に固 着して接続させることを特徴とする。
【0012】 上記手段によれば、以下のような作用が得られる。即ち、各パイプの端部に夫 々小孔を有した止片を具えて周縁部分に接合面を有したプレートを設け、該プレ ートを膨張弁の冷媒出口部および冷媒入口部に夫々別個に独立して取り付けるた め、冷媒の漏れに対する信頼が高まり、又、パイプの折り曲げに対する自由度を 高めることが出来る。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図面に基づいて説明すると、外部の圧縮機(図示せず)の 冷媒吸入側に連なる第1のパイプ11の端部に、楕円形、方形など任意形状に形 成した第1のプレート21を固着してある。即ち、第1のパイプ11の周囲に略 同心状の接合面22を設け、前記ハウジング3の正面に設けた平坦面5に直接ま たはパッキン等を介して間接的に接続させる場合の気密性を高めるようにしてあ る。
【0014】 この接合面22は、少なくとも1ケ所外方に突出して形成した第1の止片23 の略中心に第1の小孔24を形成してある。この止片23は、1ケに限らず2又 は3ケ以上設けてもよいが、スペースの関係もあって1ケ設けるのが好ましい。
【0015】 第1の小孔24に挿通させる取付ねじ25は、ハウジング3の平坦面5の略中 間部に設けた盲状のねじ孔26に螺合させるものであり、このねじ孔26は膨張 弁の中心軸上に設ける必要はなく、平坦面5上ならどの位置でもよい。
【0016】 さらに、外部の圧縮機(図示せず)の冷媒出口側に連なる第2のパイプ15の端 部に、楕円形、方形など任意形状に形成した第2のプレート21aを固着してあ る。即ち、第2のパイプ15の周囲に略同心状をした第2の接合面22aを形成 し、前記ハウジング3の正面に設けた平坦面5に直接またはパッキン等を介して 間接的に接続させる場合の気密性を高めるようにしてある。
【0017】 この接合面22aには少なくとも1ケ所外方に突出させて形成した第2の止片 23aの略中心に第2の小孔24aを穿ってある。この止片23aは1ケに限ら ず2又は3ケ以上でもよいが、スペースの関係もあって1ケが好ましい。
【0018】 第2の小孔24aに挿通させる取付ねじ25は、ハウジングの平坦面5に設け た前記冷媒入口部7に接近した個所に設けた第2のねじ孔26aに螺合させる。 このねじ孔26aは平坦面5上ならどの位置でもよいが、冷媒入口部にできるだ け接近した個所が好ましい。
【0019】 尚、図中、図と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構 成は図1に示す従来のものと同様であるが、本実施の形態を示す図面の特徴とす るところは、図3に示すように、両パイプ11、15の端部に別個にプレート2 1,21aを取付けた点にある。
【0020】 次に、本実施の形態の作用について説明すると、限られた狭い空間であるボン ネット内に、自動車冷房システムを構築するため、フレームなどに固定させる膨 張弁をなすハウジング3の平坦面5に、第1のパイプ11及び第2のパイプ15 を接続させる場合、両パイプの端部には周縁部分に最低限の面接触できるように 接合面を有したプレート22,22aと、該プレートを固定する小孔を有した止 片23,23aを一体に設けてある。
【0021】 即ち、1ケのプレート21に少なくとも1ケの小孔24を有した止片を有して おり、該小孔に取付ねじ25を用いて個別に前記平坦面5に固定して接続しする ものであり、従来のように、1ケ所の取付けで2ケ所を同時にシールをすること がないのでシール性は一段と向上させることが出来る。
【0022】 また、車種の変更などによりボンネット内に設置する膨張弁とパイプとの間に 障害となる取付部品があっても、該障害物をさけるようにパイプを折り曲げ、又 は、湾曲させて、該パイプの端部に固着させたプレートを取付けボルトで固着し て接続させることができる。
【0023】 尚、本考案の温度式膨張弁のパイプ保持装置は、前記した実施の形態を示した 図面にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において 種々変更を加え得ることは勿論である。
【0024】
【考案の効果】
本考案は、冷媒出口部に接続する第1のパイプと、冷媒入口部に接続する第2 のパイプを夫々独立して接続させるため、一方のシールの劣化が他方に影響を及 ぼすことがなく、そのため、シール性を一段と向上させることができるので冷媒 漏れに対する信頼性を向上させることができる。
【0025】 膨張弁の冷媒出口部及び冷媒入口部にパイプを固定するため、各パイプの端部 に取り付けるフレームに設ける小孔と、該小孔に挿通する取付ねじを螺合させる ねじ孔を、該膨張弁の中心軸からずらせることにより冷媒入口部及び冷媒出口部 と前記小孔との距離を短くして該フレームの大きさを一層小型化することが出来 る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の膨張弁とパイプとの接続状態を示す分解
した斜視図である。
【図2】プレート板の前面図である。
【図3】本考案に係る膨張弁とパイプとの接続状態を示
す分解した斜視図である。
【図4】第1のフレームの前面図である。
【図5】第2のフレームの前面図である。
【符号の説明】
<BR> 1 膨張弁 3 ハウジング 5 平坦面 6 冷媒出口部 7 冷媒入口部 11 第1のパイプ 15 第2のパイプ 21 第1のプレート 21a 第2のプレート 22 接合面 22a 接合面 23 第1の止片 23a 第2の止片 25 取付ねじ 26 第1のねじ孔 26a 第2のねじ孔
フロントページの続き (72)考案者 仙道 功 東京都八王子市椚田町1211−4 株式会社 テージーケー内 (72)考案者 川上 智 東京都八王子市椚田町1211−4 株式会社 テージーケー内 (72)考案者 マイケル ベルニーニ エス.ケー.ジー.イタリアーナ エス. ピー.エー.内 ヴイア ボルサーリ 21 /エー,43040 スカルツアーラ(パルマ) イタリー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの平坦面に冷媒出口部と冷媒
    入口部を設けると共に、該ハウジング固定用の貫通孔を
    設けた膨張弁において、 前記冷媒出口部と接続する第1のパイプの端部に、該パ
    イプの周縁部分に接合面を有して設けた第1のプレート
    の一端に小孔を有した止片を設けると共に、該冷媒出口
    部に接近させて第1のねじ孔を形成し、 前記冷媒入口部と接続する第2のパイプの端部に、該パ
    イプの周縁部分に接合面を有して設けた第2のプレート
    の一端に小孔を有した止片を形成すると共に、該冷媒入
    口部に接近させて第2のねじ孔を形成してなり、 第1のプレートの小孔に挿通させた取付ねじを前記第1
    のねじ孔に螺着させ、第2のプレートの小孔に挿通させ
    た取付ねじを前記第2のねじ孔に螺着させて各プレート
    を前記平坦面に夫々別個に固着して接続させることを特
    徴とする温度式膨張弁のパイプ接続装置。
JP1999005328U 1999-07-16 1999-07-16 温度式膨張弁のパイプ接続装置 Expired - Lifetime JP3066041U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005115777A1 (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Tgk Co., Ltd. 膨張弁への配管取付構造

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