JPH07293775A - 配管接続継手 - Google Patents

配管接続継手

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JPH07293775A
JPH07293775A JP6089822A JP8982294A JPH07293775A JP H07293775 A JPH07293775 A JP H07293775A JP 6089822 A JP6089822 A JP 6089822A JP 8982294 A JP8982294 A JP 8982294A JP H07293775 A JPH07293775 A JP H07293775A
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pipe
pipes
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洋 中島
Hironobu Takeda
博信 竹田
Kenya Hattori
建也 服部
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
NipponDenso Co Ltd
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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L39/00Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/08Joining pipes to walls or pipes, the joined pipe axis being perpendicular to the plane of the wall or to the axis of another pipe
    • F16L41/086Joining pipes to walls or pipes, the joined pipe axis being perpendicular to the plane of the wall or to the axis of another pipe fixed with screws

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2本の冷媒配管14、15の取付基体への作
業自由度を向上させ、2本の冷媒配管14、15を固定
ブロック18に組み付ける際にろう付け等の溶着加工が
不要で組付作業性に優れる冷媒配管接続継手を提供す
る。 【構成】 1本のボルトを用いて取付基体へ固定される
固定ブロック18に、冷媒配管14が貫通する貫通穴3
9および冷媒配管15が貫通する貫通穴40を設け、さ
らに2つの貫通穴39、40の中心を通る中心線に対し
て略直交する方向で、冷媒配管15の径方向に貫通穴4
0を開口させる切欠部41を設けた。そして、2本の冷
媒配管14、15の被差込み部を取付基体の連通穴内に
差し込んだ状態で、貫通穴39を冷媒配管14が貫通し
た固定ブロック18を、冷媒配管14を中心にして取付
基体の平面上で右回転させることにより、切欠部41よ
り貫通穴40内に冷媒配管15を嵌め合わせるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば内部を冷媒が
流れる冷媒配管を接続して冷凍サイクルにおける冷媒の
流路を形成する冷媒配管接続継手等に利用される配管接
続継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実公平2−37030
号公報においては、ボルト孔の両側で、且つボルト孔の
中心を通る中心線方向に、2本の冷媒配管(雄側配管)
をそれぞれ差し込む2つの接続口を設けた取付板(固定
板)を、冷媒圧縮機の取付基体(雌側配管)へ固定する
ようにした冷媒配管接続継手が提案されている。この冷
媒配管接続継手の組み付けは、取付板の一方の接続口内
に一方の冷媒配管を差し込んで、この一方の冷媒配管を
ろう付け等により取付板に溶着し、ボルト孔および2つ
の接続口の中心を通る中心線方向で開口した切欠部より
他方の接続口内に他方の冷媒配管を差し込んだ後に取付
基体へ1本のボルトにより締結することによりなされて
いる。
【0003】また、例えば実公平3−49354号公報
においては、溶着等により一方の冷媒配管(雄側配管)
と一体化されている取付板(固定板)の一方の冷媒配管
および係合溝の中心を通る中心線方向で開口した係合溝
内に他方の冷媒配管(雄側配管)を係合させた後に、取
付基体(雌側配管)の嵌合穴内に2本の冷媒配管の先端
部を入れて、1本のねじにより締め付けて取り付けるよ
うにした冷媒配管接続継手が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の従来
の技術においては、取付板に一方の冷媒配管をろう付け
等により溶着しているので、溶着加工が必要となり組付
作業性が悪いという不具合があった。また、後者の従来
の技術においては、取付板と一体化していない他方の冷
媒配管を取付板に組み付けるには、2本の冷媒配管の中
心を通る中心線方向の平面上にて予め組み付ける必要が
ある。よって、2本の冷媒配管を取付基体へ取り付ける
際に上記の組付制約条件により、車両の車室内やエンジ
ンルーム内のように2本の冷媒配管の長手方向に取付ス
ペースの余裕のない場所では組付作業性が悪い。しか
も、1種類の組付順序のみしか2本の冷媒配管の組み付
けが行えないので、作業自由度が低いという不具合があ
った。そして、これらの従来の技術において、2本の冷
媒配管を同時に取付基体に組み付けるには、どちらか一
方の冷媒配管が傾いて取り付いたり、Oリング等のシー
ル部材を噛み込んだりする可能性があり、冷媒配管と取
付基体との間のシール性が低下するという不具合もあっ
た。
【0005】この発明の第1の目的は、2本の雄側配管
の雌側配管への作業自由度を向上させることができる配
管接続継手の提供である。また、この発明の第2の目的
は、2本の雄側配管と固定板とを組み付ける際にろう付
け等の溶着加工が不要な配管接続継手の提供である。こ
の発明の第3の目的は、2本の雄側配管を雌側配管へ同
時に組み付けても、2本の雄側配管と雌側配管との間の
シール性が低下しない配管接続継手の提供である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、内部に流体
が流れる流体通路、および一端側の外周に長手方向に直
交する方向に突出した被係止部を有する2本の雄側配管
と、これらの雄側配管の一端部がそれぞれ差し込まれ、
前記2本の雄側配管の各々の前記流体通路にそれぞれ連
通する2つの連通穴を有する雌側配管と、前記2本の雄
側配管の各々の前記被係止部をそれぞれ係止する2つの
係止部、これらの係止部にそれぞれ囲まれ、前記2本の
雄側配管の各々の前記被係止部より他方側の部位がそれ
ぞれ挿通する2つの貫通穴を有し、前記雌側配管に固定
される固定板とを備えた配管接続継手であって、前記固
定板は、前記2つの貫通穴のうちの少なくとも一方の貫
通穴を、この一方の貫通穴を挿通する一方の雄側配管の
径方向で、且つ前記2つの貫通穴の中心を通る中心線方
向と異なる方向へ開口させる切欠部を有する技術手段を
採用した。
【0007】なお、前記固定板を、前記2本の雄側配管
のうちの他方の雄側配管を中心にして回転することによ
り、前記一方の雄側配管が前記一方の貫通穴内に差し込
まれるようにしても良い。また、前記固定板が、前記2
つの係止部で前記2本の雄側配管の各々の前記被係止部
を係止した状態で、1本のボルトにより前記雌側配管に
締結されるようにしても良い。そして、前記固定板は、
前記2つの貫通穴のうちの他方の貫通穴を、この他方の
貫通穴を挿通する他方の雄側配管の径方向で、且つ前記
2つの貫通穴の中心を通る中心線方向と異なる方向へ開
口させる切欠部を設けても良い。さらに、前記固定板
に、前記ボルトが挿通するボルト孔を設けても良い。ま
た、前記2本の雄側配管の被係止部より一端側外周と前
記雌側配管との間には、前記2本の雄側配管と前記雌側
配管との間から流体が漏洩することを防止するOリング
や弾性部材等のシール部材が装着されていても良い。
【0008】
【作用】この発明によれば、2本の雄側配管の各々の一
端部を雌側配管の2つの連通穴内に差し込んだ後に、少
なくとも一方の雄側配管の径方向で、且つ2つの貫通穴
の中心を通る中心線方向と異なる方向より、少なくとも
一方の雄側配管に固定板を組み付けることが可能とな
る。そして、固定板を雌側配管に固定することにより、
固定板の2つの係止部の各々に2本の雄側配管の各々の
鍔状の被係止部がそれぞれ係止された状態で、2本の雄
側配管が雌側配管に固定される。
【0009】
【実施例】次に、この発明の配管接続継手を図に示す冷
凍サイクル用冷媒配管接続継手に適用した実施例に基づ
いて説明する。
【0010】〔第1実施例の構成〕図1ないし図5はこ
の発明の第1実施例を示したもので、図1は冷凍サイク
ル用冷媒配管接続継手を示した図で、図2は車両用空気
調和装置の冷凍サイクルを示した図である。
【0011】この車両用空気調和装置の冷凍サイクル1
は、冷媒圧縮機2、冷媒凝縮器3、受液器4、膨張弁
5、冷媒蒸発器6および冷媒配管接続継手7を備えてい
る。冷媒圧縮機2は、エンジンまたは電動モータ等の駆
動手段(図示せず)によって回転駆動され、冷媒蒸発器
6から冷媒配管接続継手7を介して吸入口より吸入した
冷媒を圧縮して高温、高圧のガス冷媒を吐出するコンプ
レッサ等の冷媒圧縮手段である。
【0012】冷媒凝縮器3は、冷媒圧縮機2の吐出口か
ら吐出されたガス冷媒をクーリングファン8の送風を受
けて凝縮させて液冷媒にするコンデンサ等の冷媒凝縮手
段である。受液器4は、冷媒凝縮器3の出口から流入し
た冷媒を一時的に蓄えておき、冷房負荷に基づいて液冷
媒のみを膨張弁5へ流出するレシーバ等の気液分離手段
である。なお、気液分離手段としてアキュームレータを
用いても良い。減圧手段としてキャピラリチューブやオ
リフィス等の固定絞りを用いても良い。
【0013】膨張弁5は、受液器4の出口から流入した
液冷媒を減圧膨張させて低温、低圧の気液二相状態(霧
状)の冷媒にするエキスパンションバルブ等の減圧手段
である。なお、減圧手段としてキャピラリチューブやオ
リフィス等の固定絞りを用いても良い。冷媒蒸発器6
は、ブロワ9の送風を受けて、膨張弁5の出口から流入
した気液二相状態の冷媒を蒸発させてガス冷媒にするエ
バポレータ等の冷媒蒸発手段または空気冷却手段であ
る。なお、冷媒との熱交換によって冷却された空気はブ
ロワ9によって車両の車室10内へ送られる。
【0014】次に、冷媒配管接続継手7を図1ないし図
5に基づいて詳細に説明する。この冷媒配管接続継手7
は、本発明の配管接続継手であって、車両の車室10と
エンジンルーム11とを区隔するダッシュボード12に
形成された方形状の穴部13に取り付けられ、冷凍サイ
クル1における冷媒の流路を形成する冷媒流路形成手段
である。この実施例の冷媒配管接続継手7は、2本の冷
媒配管14、15、1個の取付基体17、1個の固定ブ
ロック18および1本のボルト19等から構成されてい
る。
【0015】冷媒配管14は、本発明の雄側配管であっ
て、内部に冷媒通路20が形成されている金属または樹
脂製で円管状のパイプ(高圧配管)である。この冷媒通
路20は、本発明の流体通路であって、内部を受液器4
の出口から膨張弁5の入口へ向かう冷媒が流れる。ま
た、冷媒配管15は、本発明の雄側配管であって、内部
に冷媒通路21が形成されている金属または樹脂製で円
管状のパイプ(低圧配管)で、冷媒配管14より大径と
なるように形成されている。この冷媒通路21は、本発
明の流体通路であって、内部を冷媒蒸発器6の出口から
冷媒圧縮機2の吸入口へ向かう冷媒が流れる。
【0016】2本の冷媒配管14、15の車室10側、
つまり冷媒配管14、15の取付基体17側(一方側)
の外周には、冷媒配管14、15の径方向の外方(冷媒
配管14、15の長手方向に直交する方向)へ突出する
円環状の鍔状部22、23がそれぞれプレス成形等によ
り形成されている。なお、鍔状部22、23は、本発明
の被係止部であって、2本の冷媒配管14、15の全周
に渡って設けられている必要はなく、部分的に突起状の
ものが突出している形状でも良い。
【0017】そして、2本の冷媒配管14、15の鍔状
部22、23より一端側は、取付基体17へ差し込まれ
る被差込み部24、25となっている。また、2本の冷
媒配管14、15の被差込み部24、25の外周面に
は、シール部材としてのOリング26、27をそれぞれ
装着するための凹部28、29が周設されている。
【0018】取付基体17は、本発明の雌側配管であっ
て、金属または樹脂により直方体形状に一体成形されて
おり、ダッシュボード12の穴部13にゴムパッキン等
のシール部材(図示せず)を介して保持固定されてい
る。この取付基体17の内部には、2本の冷媒配管1
4、15の冷媒通路20、21にそれぞれ連通する2本
の連通穴30、31が形成されている。
【0019】2つの連通穴30、31は、その中心を通
る中心線上に隣接して設けられ、取付基体17のエンジ
ンルーム11側面(他端面)と車室10側面(一端面)
とを貫通するように形成されている。そして、2つの連
通穴30、31は、2本の冷媒配管14、15の径に合
わせて、連通穴30より連通穴31の方が大径となるよ
うに形成されている。
【0020】2つの連通穴30、31のエンジンルーム
11側は、2本の冷媒配管14、15の被差込み部2
4、25が差し込まれる差込み部を構成し、車室10側
には冷媒配管32、33がろう付け等の溶着手段、また
は2本の冷媒配管14、15と同様にしてそれぞれ取り
付けられている。
【0021】冷媒配管32は、内部に冷媒通路34が形
成され、冷媒配管接続継手7を介して冷媒配管14の出
口に接続する金属または樹脂製で円管状のパイプ(高圧
配管)である。また、冷媒配管33は、内部に冷媒通路
35が形成され、冷媒配管接続継手7を介して冷媒配管
15の入口に接続する金属または樹脂製で円管状のパイ
プ(低圧配管)である。なお、冷媒配管33は、冷媒配
管32より大径となるように形成されている。
【0022】そして、取付基体17のエンジンルーム1
1側端部には、連通穴30の周囲に、冷媒配管14の鍔
状部22が嵌まり込む円環状の嵌込溝36が形成されて
いる。また、取付基体17のエンジンルーム11側端部
には、連通穴31の周囲に、冷媒配管15の鍔状部22
が嵌まり込む円環状の嵌込溝37が形成されている。さ
らに、取付基体17には、1本のボルト19が螺合する
1本のネジ孔38が取付基体17のエンジンルーム11
側面(他端面)と車室10側面(一端面)とを貫通する
ように形成されている。
【0023】固定ブロック18は、本発明の固定板であ
って、金属または樹脂により所定の形状に一体成形され
ており、1本のボルト19にて取付基体17に締結固定
されている。この固定ブロック18には、2本の冷媒配
管14、15の鍔状部22、23のエンジンルーム11
側(他方側)が貫通する2つの貫通穴39、40が固定
ブロック18のエンジンルーム11側面(他端面)と車
室10側面(一端面)とを貫通するように形成されてい
る。
【0024】2つの貫通穴39、40は、その中心を通
る中心線上に隣接して設けられ、2本の冷媒配管14、
15の外径よりやや大径となるように、また鍔状部2
2、23の外径より小径となるようにそれぞれ円形状に
形成されている。つまり、固定ブロック18は、取付基
体17へ固定する前は冷媒配管14を中心にして回動可
能であり、冷媒配管14の長手方向(軸方向)に移動可
能である。また、固定ブロック18は、同様にして、冷
媒配管15を中心にして回動可能であり、冷媒配管15
の長手方向(軸方向)に移動可能である。
【0025】なお、2つの貫通穴39、40のうちの一
方の貫通穴40には、切欠部41が形成されている。こ
の切欠部41は、2つの貫通穴39、40の中心を通る
中心線に対して略直交する方向で、且つ冷媒配管15の
径方向に貫通穴40を開口させている。また、固定ブロ
ック18には、1本のボルト19が貫通するボルト孔4
3が固定ブロック18のエンジンルーム11側面(他端
面)と車室10側面(一端面)とを貫通するように形成
されている。このボルト孔43は、2つの貫通穴39、
40の中心を通る中心線上より外れた場所に設けられて
いる。
【0026】そして、固定ブロック18の車室10側端
面(一端面)には、貫通穴39の周囲に冷媒配管14の
鍔状部22を係止してその鍔状部22を取付基体17の
嵌込溝36へ押圧する円環状の係止部44が形成されて
いる。また、固定ブロック18の車室10側端面(一端
面)には、貫通穴40の周囲に冷媒配管15の鍔状部2
3を係止してその鍔状部23を取付基体17の嵌込溝3
7へ押圧する略U字状、略鉤状の係止部45が形成され
ている。なお、固定ブロック18の切欠部41の形成側
の係止部44の周囲は、貫通穴40を中心とした円弧状
に形成されている。
【0027】〔第1実施例の接続方法〕次に、この実施
例の冷媒配管接続継手7の接続例を図1ないし図5に基
づいて簡単に説明する。
【0028】先ず、鍔状部22を形成していない冷媒配
管14の一端側を、固定ブロック18の貫通穴39に差
し込んで貫通させた後に、冷媒配管14の一端側にプレ
ス成形等により鍔状部22を形成して、固定ブロック1
8が冷媒配管14の一端部より抜け落ちないようにす
る。
【0029】次に、冷媒配管15の一端側にプレス成形
等により鍔状部23を形成し、さらに冷媒配管14、1
5の鍔状部22、23より一端側に形成した凹部28、
29内にOリング26、27を装着する。そして、この
ように組み付けた固定ブロック18、冷媒配管14およ
びOリング26を1つのアッセンブリとして保存してお
き、さらに冷媒配管15およびOリング27を1つのア
ッセンブリとして保存しておく。
【0030】次に、取付基体17を車両のダッシュボー
ド12の穴部13にシール部材を介して固定し、さらに
冷媒圧縮機2、冷媒凝縮器3、受液器4、膨張弁5およ
び冷媒蒸発器6等を車両の所定場所に設置する。そし
て、取付基体17の連通穴30の出口と膨張弁5の入口
との間に冷媒配管32を接続し、冷媒蒸発器6の出口と
取付基体17の連通穴31の入口との間に冷媒配管33
を接続する。次に、受液器4の出口に固定ブロック18
に一体化された冷媒配管14の他端部を接続し、冷媒圧
縮機2の吸入口に冷媒配管15の他端部を接続する。
【0031】そして、固定ブロック18と一体化された
冷媒配管14の鍔状部22より一端側に設けた被差込み
部24を、図4に示したように、ダッシュボード12に
固定された取付基体17の連通穴30内に差し込む。さ
らに、固定ブロック18と別体とされている冷媒配管1
5の鍔状部23より一端側に設けた被差込み部25を、
取付基体17の連通穴31内に差し込む。
【0032】次に、冷媒配管14を一体化した固定ブロ
ック18を、冷媒配管14を中心にして取付基体17の
平面上で右回りに回転させて切欠部41より貫通穴40
内に冷媒配管15の鍔状部23より他方側を嵌め合わせ
る。そして、1本のボルト19にて固定ブロック18を
取付基体17のエンジンルーム11側面に締結固定す
る。
【0033】これにより、固定ブロック18の係止部4
4、45が冷媒配管14、15の鍔状部22、23を取
付基体17の嵌込溝36、37内へ押圧されて、冷媒配
管14、15と冷媒配管32、33とが冷媒配管接続継
手7を介してそれぞれ接続される。なお、固定ブロック
18の係止部44、45の内径より冷媒配管14、15
の鍔状部22、23の外径の方が大きいため、接続後に
冷媒配管14、15が冷媒配管接続継手7より抜け落ち
ることはない。
【0034】また、2本の冷媒配管14、15の凹部2
8、29にOリング26、27を嵌め合わせた状態で取
付基体17に組み付けられることにより、2本の冷媒配
管14、15と2本の冷媒配管32、33との間から冷
媒が洩れ出ることもない。
【0035】なお、図1および図4に示したように、予
め冷媒配管14を一体化した固定ブロック18を、冷媒
配管14を中心にして取付基体17の手前で右回りに回
転させて切欠部41より貫通穴40内に冷媒配管15の
鍔状部23より他方側を嵌め合わせておいてから、2本
の冷媒配管14、15の被差込み部24、25を同時に
取付基体17の連通穴30、31内に差し込んで、1本
のボルト19にて固定ブロック18を取付基体17のエ
ンジンルーム11側面に締結固定することにより、2本
の冷媒配管14、15の同時組み付けも可能である。
【0036】〔第1実施例の効果〕以上のように、この
実施例の冷凍サイクル1の冷媒配管接続継手7は、固定
ブロック18に冷媒配管14をろう付け等の接合手段を
用いることなく一体化しており、冷媒配管14と冷媒配
管15を取付基体17の連通穴30、31内に差し込
む。その後に、固定ブロック18の貫通穴40内に固定
ブロック18を冷媒配管14を中心にして回転させて冷
媒配管15を嵌め合わすようにすることができる。この
ため、溶着加工が不要になると共に、冷媒配管14、1
5の長手方向(軸方向)に組付スペースが狭いエンジン
ルーム11内の車室10側付近での組付作業であって
も、容易に2本の冷媒配管14、15を取付基体17へ
組み付けることができる。
【0037】また、2本の冷媒配管14、15を固定ブ
ロック18に組み付けた状態で、これらを1本のボルト
19により同時に取付基体17へ組み付けることができ
る。また、冷媒配管15を冷媒配管14より先に取付基
体17の連通穴31内に差し込んだり、冷媒配管15を
冷媒配管14より後から取付基体17の連通穴31内に
差し込んだりすることもできる。このため、組付順序に
とらわれることなく2本の冷媒配管14、15を取付基
体17へ組み付けることができるので作業自由度が高
い。
【0038】さらに、2本の冷媒配管14、15を同時
に取付基体17に組み付けても、2本の冷媒配管14、
15のうちのどちらか一方の冷媒配管が傾いて取り付い
たり、Oリング26、27等のシール部材を噛み込んだ
りすることなく、正常な状態で2本の冷媒配管14、1
5を取付基体17へ組み付けることができる。このた
め、2本の冷媒配管14、15のうちのどちらか一方の
冷媒配管と取付基体17との間のシール性の低下を防止
することができるので、2本の冷媒配管14、15と取
付基体17との間からの冷媒の漏れを防止することがで
きる。
【0039】〔第2実施例〕図6はこの発明の第2実施
例を示したもので、固定ブロックを示した図である。こ
の実施例の固定ブロック18は、第1実施例とは逆に、
冷媒配管14(貫通穴39)を中心にして、取付基体1
7の平面上で左回転させることにより、冷媒配管15を
切欠部41より貫通穴40内に嵌め合わせるようにして
いる。この実施例も第1実施例と同様の効果を備える。
【0040】〔第3実施例〕図7および図8はこの発明
の第3実施例を示したもので、図7は冷媒配管接続継手
を示した図で、図8は固定ブロックを示した図である。
この実施例の固定ブロック18は、車室10側面(一端
面)に2本の冷媒配管14、15の鍔状部22、23が
嵌まり込む円環状の係止溝(係止部)46、47を形成
している。
【0041】また、固定ブロック18は、冷媒配管14
(貫通穴39)を中心にして、取付基体17の平面上で
右回転させることにより、冷媒配管15を切欠部41よ
り貫通穴40内に嵌め合わせるようにしている。この実
施例も第1実施例と同様の効果を備える。
【0042】〔第4実施例〕図9はこの発明の第4実施
例を示したもので、固定ブロックを示した図である。こ
の実施例の固定ブロック18は、第3実施例とは逆に、
冷媒配管14(貫通穴39)を中心にして、取付基体1
7の平面上で左回転させることにより、冷媒配管15を
切欠部41より貫通穴40内に嵌め合わせるようにして
いる。この実施例も第1実施例と同様の効果を備える。
【0043】〔第5実施例〕図10はこの発明の第5実
施例を示したもので、冷媒配管接続継手を示した図であ
る。この実施例は、取付基体17および固定ブロック1
8の両方共に、2本の冷媒配管14、15の鍔状部2
2、23が嵌まり込む係止溝を持たない例である。この
実施例も第1実施例と同様の効果を備える。
【0044】〔変形例〕この実施例では、1本のボルト
19を用いて固定ブロック18を取付基体17へ締結固
定しているが、ネジやナット等の他の締結具を用いて固
定ブロック18を取付基体17へ固定しても良い。
【0045】この実施例では、冷媒配管14に組み付け
られた固定ブロック18に冷媒配管14を中心にして右
回転または左回転させて冷媒配管15を組み付けるよう
にしたが、2本の冷媒配管14、15の中心を通る中心
線方向と異なる方向(直交方向または斜め方向)より2
つの切欠部を有する固定板をスライドさせて貫通穴内に
2本の冷媒配管14、15を嵌め込むようにしても良
い。
【0046】この実施例では、2本の冷媒配管14、1
5を取付基体17へ固定する例を示したが、3本以上の
雄側配管を雌側配管へ固定するものに本発明を用いても
良い。また、雄側配管や雌側配管内を水等の液体や、空
気等の気体が流れる配管接続継手に本発明を用いても良
い。
【0047】この実施例では、連通穴30、31または
貫通穴39、40の形状を円形状にしたが、冷媒配管1
4、15の抜け止めが可能であれば連通穴30、31ま
たは貫通穴39、40の形状を楕円形状、長円形状、多
角形状にしても良い。また、冷媒配管14、15の形状
を円管形状としたが、冷媒配管14、15の形状を楕円
形状、長円形状、多角形状にしても良い。さらに、複数
の部品により雄側配管、雌側配管または固定板をそれぞ
れ構成しても良い。
【0048】本発明の配管接続継手を、冷凍サイクルの
箱型膨張弁と2本の冷媒配管とを接続する冷媒配管接続
継手、冷媒圧縮機の圧縮機本体と2本の冷媒配管とを接
続する冷媒配管接続継手、あるいは熱交換器と入口配管
および出口配管とを接続する冷媒配管接続継手に利用し
ても良い。
【0049】
【発明の効果】この発明は、2本の雄側配管の同時組付
や組付順序の変更を行うことができ、且つ狭い取付スペ
ースでも2本の雄側配管の雌側配管へ組み付けることが
できるので、組付作業性および作業自由度を高い配管接
続継手を提供することができる。また、2本の雄側配管
と固定板とを組み付ける際にろう付け等の溶着加工が不
要となるため、組付作業性を向上することができる。そ
して、2本の雄側配管を雌側配管へ同時に組み付けて
も、どちらか一方の雄側配管が傾いたりすることはない
ので、2本の雄側配管と雌側配管との間のシール性の低
下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に用いた冷媒配管接続継
手を示した組付断面図である。
【図2】この発明の第1実施例に用いた冷凍サイクルを
示した構成図である。
【図3】(A)はこの発明の第1実施例に用いた固定ブ
ロックを示した断面図、(B)はその固定ブロックを示
した平面図である。
【図4】この発明の第1実施例に用いた冷媒配管接続継
手を示した組付図である。
【図5】この発明の第1実施例に用いた冷媒配管接続継
手を示した組付図である。
【図6】(A)はこの発明の第2実施例に用いた固定ブ
ロックを示した平面図、(B)はその固定ブロックの断
面図である。
【図7】この発明の第3実施例に用いた冷媒配管接続継
手を示した組付断面図である。
【図8】(A)はこの発明の第3実施例に用いた固定ブ
ロックを示した断面図、(B)はその固定ブロックを示
した平面図である。
【図9】(A)はこの発明の第4実施例に用いた固定ブ
ロックを示した平面図、(B)はその固定ブロックの断
面図である。
【図10】この発明の第5実施例に用いた冷媒配管接続
継手を示した組付断面図である。
【符号の説明】
1 冷凍サイクル 7 冷媒配管接続継手 14 冷媒配管(雄側配管) 15 冷媒配管(雄側配管) 17 取付基体(雌側配管) 18 固定ブロック(固定板) 19 ボルト 30 貫通穴 31 貫通穴 39 連通穴 40 連通穴 41 切欠部 44 係止部 45 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 建也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)内部に流体が流れる流体通路、およ
    び一端側の外周に長手方向に直交する方向に突出した被
    係止部を有する2本の雄側配管と、 (b)これらの雄側配管の一端部がそれぞれ差し込ま
    れ、前記2本の雄側配管の各々の前記流体通路にそれぞ
    れ連通する2つの連通穴を有する雌側配管と、 (c)前記2本の雄側配管の各々の前記被係止部をそれ
    ぞれ係止する2つの係止部、これらの係止部にそれぞれ
    囲まれ、前記2本の雄側配管の各々の前記被係止部より
    他方側の部位がそれぞれ挿通する2つの貫通穴を有し、
    前記雌側配管に固定される固定板とを備えた配管接続継
    手であって、 前記固定板は、前記2つの貫通穴のうちの少なくとも一
    方の貫通穴を、この一方の貫通穴を挿通する一方の雄側
    配管の径方向で、且つ前記2つの貫通穴の中心を通る中
    心線方向と異なる方向へ開口させる切欠部を有すること
    を特徴とする配管接続継手。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の配管接続継手において、 前記固定板は、前記2本の雄側配管のうちの他方の雄側
    配管を中心にして回転することにより前記一方の雄側配
    管が前記一方の貫通穴内に差し込まれることを特徴とす
    る配管接続継手。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の配管接続継手において、 前記固定板は、前記2つの係止部で前記2本の雄側配管
    の各々の前記被係止部を係止した状態で、1本のボルト
    により前記雌側配管に締結されることを特徴とする配管
    接続継手。
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