JP2001208269A - 冷媒配管接続継手 - Google Patents

冷媒配管接続継手

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JP2001208269A
JP2001208269A JP2000013688A JP2000013688A JP2001208269A JP 2001208269 A JP2001208269 A JP 2001208269A JP 2000013688 A JP2000013688 A JP 2000013688A JP 2000013688 A JP2000013688 A JP 2000013688A JP 2001208269 A JP2001208269 A JP 2001208269A
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JP
Japan
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refrigerant
refrigerant pipe
pipe
connection joint
fixed block
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JP2000013688A
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Ryoichi Izumi
亮一 泉
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Original Assignee
Denso Corp
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L39/00Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/08Joining pipes to walls or pipes, the joined pipe axis being perpendicular to the plane of the wall or to the axis of another pipe
    • F16L41/086Joining pipes to walls or pipes, the joined pipe axis being perpendicular to the plane of the wall or to the axis of another pipe fixed with screws
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00507Details, e.g. mounting arrangements, desaeration devices
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    • B60H1/00571Details of ducts or cables of liquid ducts, e.g. for coolant liquids or refrigerants

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍サイクルの配管径路を形成するための冷
媒配管接続継手10の組付コストを上昇させることな
く、作業者による組付作業の煩雑さを解消し、且つ作業
者が容易に正確に冷凍サイクルの配管経路に2本の第
1、第2金属パイプ8、9を取り付ける。 【解決手段】 弁ハウジング15に固定用ボルトを用い
て締め付け固定される固定ブロック7の第1、第2貫通
穴31、32の内周面に凸凹形状の第1、第2ローレッ
ト部を形成した。そして、冷凍サイクルの第1金属パイ
プ8の外周面を第1ローレット部に食い込ませて保持さ
せ、さらに、冷凍サイクルの第2金属パイプ9の外周面
を第2ローレット部に食い込ませて保持させることで、
溶着加工を行うことなく、また、固定ブロック7を回転
させることなく、2本の第1、第2金属パイプ8、9を
固定ブロック7に強固に固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルの配
管経路を形成する2本の第1、第2冷媒配管を固定した
固定ブロックを、冷凍サイクルの機能部品に付設された
取付基体に組み付ける冷媒配管接続継手に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば車両用空調装置等に使
用される冷凍サイクルの冷媒配管接続継手は、2本の冷
媒配管(高圧配管と低圧配管)の一端部が差し込まれる
2つの貫通穴を有する雄形接続継手と、この雄形接続継
手の2つの円管部が嵌め合わされる嵌合穴を有する雌形
接続継手と、雄形接続継手を雌形接続継手に締め付け固
定するための固定用ボルトとから構成されている(第1
従来例)。そして、高圧配管の一端部および低圧配管の
一端部と雄形接続継手とは、ろう付けまたは溶接等の接
合手段を用いて溶着固定されている。
【0003】また、特開平7−293775号公報にお
いては、1本の固定用ボルトを用いて取付基体へ固定さ
れる固定ブロックに、2本の冷媒配管が貫通して組み付
けられる2つの貫通穴を設け、更に一方の冷媒配管の貫
通穴に切欠部を設けた冷媒配管接続継手が提案されてい
る(第2従来例)。この冷媒配管接続継手は、他方の冷
媒配管の一端部が貫通するように組み付けられた固定ブ
ロックを、他方の冷媒配管を中心にして取付基体の平面
上で回転させることで、切欠部より一方の冷媒配管を嵌
め合わせるようにして2本の冷媒配管を取付基体に固定
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1従来例
の冷媒配管接続継手においては、2本の冷媒配管と雄形
継手とをろう付けまたは溶接等の接合手段を用いて溶着
固定して組み付けているので、2本の冷媒配管と雄形継
手との組付作業時に溶着加工が必要となり、組付コスト
が上昇するという問題が生じている。
【0005】また、第2従来例の冷媒配管接続継手にお
いては、2本の冷媒配管を固定ブロックに組み付ける際
にろう付けまたは溶接等の溶着加工が不要で、接合コス
トを非常に低減することができるが、両方の冷媒配管を
所定の配管経路上に保持しておかないと、冷凍サイクル
の配管経路を正確な位置に導くことが非常に困難である
という問題が生じている。
【0006】また、現場作業にて固定ブロックへの一方
の冷媒配管の組み付けと、その後の取付基体への固定ブ
ロックの組み付けとを行う必要があるので、組付作業が
非常に煩雑となるという問題が生じている。したがっ
て、2本の冷媒配管を取付基体へ組み付ける際に、車両
のエンジンルーム内のように組付スペースの余裕のない
場所では組付作業性が非常に悪く、他のエンジン部品と
の干渉を防ぐために作業者が苦慮していた。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、組付コストを上昇させ
ることなく、作業者による組付作業の煩雑さを解消する
ことができ、且つ作業者が容易に正確な冷凍サイクルの
配管経路に2本の第1、第2冷媒配管を取り付けること
のできる冷媒配管接続継手を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、冷凍サイクルに使用される第1冷媒配管の外周
面を、第1凸凹部に食い込むように第1貫通穴内に嵌め
込み、冷凍サイクルに使用される第2冷媒配管の外周面
を、第2凸凹部に食い込むように第2貫通穴内に嵌め込
むことにより、ろう付けまたは溶接等の溶着加工を施す
ことなく、取付基体に固定される固定ブロックと2本の
第1、第2冷媒配管とを容易に組み付けることができ
る。
【0009】それによって、組付コストを上昇させるこ
となく、作業者による組付作業の煩雑さを解消すること
ができる。また、2本の第1、第2冷媒配管を固定ブロ
ックに組み付けた配管ユニットを現場で取付基体へ取り
付けることができるので、作業者が容易に正確な冷凍サ
イクルの配管経路に2本の第1、第2冷媒配管を取り付
けることができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、固定ブロ
ックの一端面よりも取付基体側に突出した第1、第2冷
媒配管の先端部を、取付基体に形成された第1、第2冷
媒通路内に嵌め込むようにすれば、固定ブロックに冷媒
漏洩防止機構を施すことなく、固定ブロックを取付基体
に組み付けることができる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、第1冷媒
配管の一端部に形成した第1リング溝に環状の第1シー
ル材を嵌め合わし、第2冷媒配管の一端部に形成した第
2リング溝に環状の第2シール材が嵌め合わすことで、
固定ブロックまたは取付基体と2本の第1、第2冷媒配
管との間から冷媒が漏洩することはない。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、第1冷媒
配管の一端部に設けた第1鍔状部を、固定ブロックの一
端面において第1貫通穴の周りに設けられた第1環状溝
内に嵌め合わし、第2冷媒配管の一端部に設けた第2鍔
状部を、固定ブロックの一端面において第2貫通穴の周
りに設けられた第2環状溝内に嵌め合わすことで、2本
の第1、第2冷媒配管の一端部が固定ブロックの一端面
より突出する突出量の誤差を吸収することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。 〔第1実施形態の構成〕図1ないし図5は本発明の第1
実施形態を示したもので、図1は車両用空調装置の冷凍
サイクルを示した図で、図2および図3は冷媒配管接続
継手を示した図で、図4および図5は固定ブロックを示
した図である。
【0014】本実施形態の冷凍サイクルは、車両用空調
装置に使用されるもので、冷媒蒸発器(エバポレータ)
1、冷媒圧縮機(コンプレッサ)2、冷媒凝縮器(コン
デンサ)3、受液器(レシーバ)4、ボックス型膨張弁
5、このボックス型膨張弁5に固定用ボルト6により締
め付け固定される固定ブロック7、およびこれらを環状
に接続するための冷媒配管を備える。なお、本実施形態
では、ボックス型膨張弁5、固定用ボルト6、固定ブロ
ック7および第1、第2金属パイプ8、9等から冷凍サ
イクルの配管経路を形成するための冷媒配管接続継手1
0が構成される。
【0015】エバポレータ1は、車両の車室内の前方側
に配置される空調ダクト内に収容され、遠心式送風機
(図示せず)の送風を受けて流入した気液二相状態に冷
媒を蒸発気化させる。なお、エバポレータ1において、
冷媒との熱交換によって冷却された空気は遠心式送風機
により車室内へ送られる。また、エバポレータ1の入口
配管11と出口配管12とには、ボックス型膨張弁5が
接続されている。
【0016】コンプレッサ2は、車両のエンジンルーム
内に搭載されたエンジンに電磁クラッチ2aを介して回
転駆動され、吸入口より吸入した冷媒を圧縮して高温、
高圧の冷媒ガスを吐出する。コンデンサ3は、コンプレ
ッサ2の吐出口より吐出された冷媒ガスをクーリングフ
ァン(図示せず)の送風空気により冷却して凝縮液化さ
せる。レシーバ4は、コンデンサ3より流入した冷媒を
一時的に蓄えておき、冷房負荷に応じて液冷媒のみをエ
バポレータ1側に流出する。
【0017】ボックス型膨張弁5は、冷凍サイクルの機
能部品であって、第1冷媒通路13および第2冷媒通路
14が形成された弁ハウジング15と、第1冷媒通路1
3の途中に設けられた絞り孔16を開閉する絞り弁(図
示せず)とを備えている。絞り孔16は、第1冷媒通路
13内に流入した液冷媒を急激に断熱膨張させて、気液
二相状態の冷媒にする。
【0018】第1冷媒通路13は、第1金属パイプ8を
介してレシーバ4の出口とエバポレータ1の入口配管1
1とを連通する連通路である。また、第2冷媒通路14
は、第2金属パイプ9を介してエバポレータ1の出口配
管12とコンプレッサ2の吸入口とを連通する連通路で
ある。なお、第1冷媒通路13の入口側の大径部分に
は、高圧配管を形成する第1金属パイプ8が差し込まれ
ており、第2冷媒通路14の出口側の大径部分には、低
圧配管を形成する第2金属パイプ9が差し込まれてい
る。
【0019】弁ハウジング15は、本発明の取付基体に
相当するもので、車両の車室とエンジンルームとを区画
する区画壁(ダッシュパネル)の開口部を塞ぐように配
置されている。この弁ハウジング15には、第1、第2
冷媒通路13、14の形成方向に対して平行方向(板厚
方向)に、固定用ボルト6が螺合する雌ねじ部17が形
成されている。
【0020】固定ブロック7は、例えば樹脂、アルミニ
ウムまたは鉄系の金属材料により略直方体形状に形成さ
れ、固定用ボルト6を用いて弁ハウジング15の他端面
に締め付け固定されるものである。この固定ブロック7
には、自身を板厚方向に貫通する2つの第1、第2貫通
穴31、32、および固定用ボルト6が挿通する挿通穴
33が形成されている。
【0021】2つの第1、第2貫通穴31、32は、固
定用ボルト6の締め付け方向に形成されている。なお、
2つの第1、第2貫通穴31、32の内周面には、例え
ばローレット等の工作工具を用いて、長方形の凸凹形状
の第1、第2ローレット部(本発明の第1、第2凸凹部
に相当する)34、35が形成されている。なお、第
1、第2ローレット部34、35の形状は、三角形状、
円形状等自由である。また、固定ブロック7の一端面に
は、2つの第1、第2貫通穴31、32の周りに円環状
の第1、第2環状溝36、37が形成されている。
【0022】第1金属パイプ8は、本発明の第1冷媒配
管に相当するもので、第1貫通穴31内に嵌め込まれて
固定ブロック7に保持された円管形状の第1被保持部3
8を有している。そして、第1金属パイプ8の先端部
は、固定ブロック7の一端面よりも突出して弁ハウジン
グ15の第1冷媒通路13内に差し込まれている。この
第1金属パイプ8の他端部には、ボルト状の配管継手4
1が溶接等の溶着加工を用いて接続されている。
【0023】第2金属パイプ9は、本発明の第2冷媒配
管に相当するもので、第2貫通穴32内に嵌め込まれて
固定ブロック7に保持された円管形状の第2被保持部3
9を有している。そして、第2金属パイプ9の先端部
は、固定ブロック7の一端面よりも突出して弁ハウジン
グ15の第2冷媒通路14内に差し込まれている。この
第2金属パイプ9の他端部には、ボルト状の配管継手4
2が溶接等の溶着加工を用いて接続されている。
【0024】そして、第1、第2金属パイプ8、9は、
工作工具を用いて第1、第2被保持部38、39を拡管
加工することによって、第1、第2被保持部38、39
の外周面が第1、第2ローレット部34、35に食い込
んだ状態で固定ブロック7に固定されている。
【0025】また、第1、第2金属パイプ8、9の一端
部には、工作工具を用いてバルジ加工を施すことによっ
て、円環状の第1、第2Oリング43、44が嵌め合わ
される第1、第2Oリング溝(本発明の第1、第2リン
グ溝に相当する)45、46が形成されている。なお、
第1、第2Oリング43、44は、本発明の第1、第2
シール材に相当するもので、第1、第2金属パイプ8、
9の一端部の外周と弁ハウジング15の第1、第2冷媒
通路13、14の内周との間からの冷媒の漏洩を防止す
る。
【0026】〔第1実施形態の組付方法〕次に、本実施
形態の冷媒配管接続継手10の組付方法を図1ないし図
5に基づいて簡単に説明する。
【0027】先ず、2本の第1、第2金属パイプ8、9
の他端部に配管継手41、42を溶接等の溶着加工を用
いて接続しておく。次に、第1金属パイプ8の一端部
を、固定ブロック7の第1貫通穴31を通し、固定ブロ
ック7の一端面より所定の寸法だけ突出させる。同じよ
うに、第2金属パイプ9の一端部を、固定ブロック7の
第2貫通穴32を通し、固定ブロック7の一端面より所
定の寸法だけ突出させる。
【0028】次に、2本の第1、第2金属パイプ8、9
の一端部を工作工具を用いて拡管加工して、第1、第2
被保持部38、39よりも一端部(先端側)の方の外径
と内径を大きくする。
【0029】次に、第1、第2金属パイプ8、9の第
1、第2被保持部38、39を、工作工具を用いて拡管
加工することによって、第1、第2被保持部38、39
の外周面を第1、第2ローレット部34、35に食い込
ませる(かしめる)。これにより、第1、第2金属パイ
プ8、9が固定ブロック7に強固に固定される。
【0030】次に、2本の第1、第2金属パイプ8、9
の一端部に第1、第2Oリング溝45、46を形成する
ために、拡管加工した一端部を工作工具を用いて絞り加
工して、一端部の一部(先端側)の外径と内径を小さく
する。さらに、第1、第2金属パイプ8、9の一端部の
先端を工作工具を用いて拡管加工して、第1、第2Oリ
ング溝45、46よりも先端の方の外径と内径を大きく
する。これにより、第1、第2金属パイプ8、9の一端
部に第1、第2Oリング溝45、46が形成される。
【0031】次に、固定ブロック7の一端面よりも突出
した第1、第2金属パイプ8、9の一端部を、ボックス
型膨張弁5の弁ハウジング15に形成された第1冷媒通
路13の入口側の大径部分および第2冷媒通路14の出
口側の大径部分に差し込んだ後に、固定用ボルト6を用
いて締め付け固定することで、固定ブロック7および2
本の第1、第2金属パイプ8、9が弁ハウジング15に
組み付けられる。
【0032】〔第1実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態の冷媒配管接続継手10は、2本の第1、第2
金属パイプ8、9の第1、第2被保持部38、39の外
周面を固定ブロック7の第1、第2貫通穴31、32の
内周面に形成された第1、第2ローレット部34、35
に食い込ませて、2本の第1、第2金属パイプ8、9を
固定ブロック7に強固に固定している。これにより、ろ
う付けまたは溶接等の溶着加工を施すことなく、固定ブ
ロック7と2本の第1、第2金属パイプ8、9とを容易
に組み付けることができる。それによって、組付コスト
を上昇させることなく、作業者による組付作業の煩雑さ
を解消することができる。
【0033】したがって、2本の第1、第2金属パイプ
8、9を弁ハウジング15へ組み付ける際に、車両のエ
ンジンルーム内のように組付スペースの余裕のない場所
でも、組付作業性が良く、他のエンジン部品との干渉も
簡単に防止できるために作業者の苦慮を軽減することが
できる。
【0034】また、2本の第1、第2金属パイプ8、9
を固定ブロック7に組み付けた配管ユニットを現場でボ
ックス型膨張弁5の弁ハウジング15へ取り付けること
ができるので、狭いエンジンルーム内でも容易に組付作
業を行うことができ、且つ2本の第1、第2金属パイプ
8、9の少なくとも一方の金属パイプを仮固定しなくて
も、2本の第1、第2金属パイプ8、9が固定ブロック
7の第1、第2貫通穴31、32内で回らず(取付角度
が変わらず)、一方の金属パイプを片手で保持しながら
固定用ボルト6を締め付ける必要もなく、作業者が容易
に正確な冷凍サイクルの配管経路に2本の第1、第2金
属パイプ8、9を取り付けることができる。
【0035】〔第2実施形態〕図6ないし図8は本発明
の第2実施形態を示したもので、図6は冷媒配管接続継
手を示した図で、図7および図8は固定ブロックを示し
た図である。
【0036】本実施形態では、固定ブロック7の一端面
において2つの第1、第2貫通穴31、32の周りに形
成された円環状の第1、第2環状溝51、52の内径を
第1実施形態よりも大きくしている。そして、第1、第
2金属パイプ8、9の一端部には、工作工具を用いてバ
ルジ加工することによって、第1、第2鍔状部(バルジ
部、フランジ部)53、54が形成されている。
【0037】したがって、第1金属パイプ8の一端部に
設けた第1鍔状部53を、固定ブロック7の一端面に形
成された第1環状溝51内に嵌め合わし、第2金属パイ
プ9の一端部に設けた第2鍔状部54を、固定ブロック
7の一端面に形成された第2環状溝52内に嵌め合わす
ことで、2本の第1、第2金属パイプ8、9の一端部が
固定ブロック7の一端面よりも弁ハウジング15側に突
出する突出量の製品誤差を吸収することができるので、
第1、第2金属パイプ8、9と弁ハウジング15との組
付不良を防止することができる。
【0038】〔他の実施形態〕本実施形態では、1本の
固定用ボルト6を用いて固定ブロック7を弁ハウジング
(取付基体)15へ締結固定しているが、ネジやナット
等の他の締結具を用いて固定ブロックを取付基体へ締結
固定しても良い。
【0039】本実施形態では、本発明を、冷凍サイクル
のボックス型膨張弁5と2本の第1、第2金属パイプ
8、9とを接続する冷媒配管接続継手10に適用した例
を説明したが、本発明を、コンプレッサ(冷凍サイクル
の機能部品)2の吐出口および吸入口を形成した取付基
体に2本の第1、第2冷媒配管を接続する冷媒配管接続
継手に適用しても良い。
【0040】また、本発明の冷媒配管接続継手を、エバ
ポレータ(冷凍サイクルの機能部品)1の入口配管11
と出口配管12とを保持する配管ブロック(取付基体)
に2本の第1、第2冷媒配管を接続する冷媒配管接続継
手に適用しても良く、レシーバ(冷凍サイクルの機能部
品)4またはコンデンサ(冷凍サイクルの機能部品)3
の入口配管と出口配管とを保持する配管ブロック(取付
基体)に2本の第1、第2冷媒配管を接続する冷媒配管
接続継手に適用しても良い。なお、レシーバ4を廃止し
て、第1金属パイプ8とコンデンサ3とを直接接続して
も良い。
【0041】本実施形態では、ボックス型膨張弁5の弁
ハウジング15を車両の車室とエンジンルームとを区画
する区画壁(ダッシュパネル)の開口部に配置した例を
説明したが、ボックス型膨張弁5の弁ハウジング15を
区画壁(ダッシュパネル)よりもエンジンルーム側また
は車室側に配置しても良い。
【0042】本実施形態では、固定ブロック7の第1、
第2貫通穴31、32の内周面にロレット等の工作工具
を用いて第1、第2ロレット部34、35を形成してい
るが、ダイカスト、冷鍛、プレス、樹脂成形等で第1、
第2ロレット部34、35を一体で構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の冷凍サイクルを示した概略図
である(第1実施形態)。
【図2】冷媒配管接続継手を示した断面図である(第1
実施形態)。
【図3】冷媒配管接続継手を示した分解図である(第1
実施形態)。
【図4】固定ブロックを示した平面図である(第1実施
形態)。
【図5】固定ブロックを示した断面図である(第1実施
形態)。
【図6】冷媒配管接続継手を示した分解図である(第2
実施形態)。
【図7】固定ブロックを示した平面図である(第2実施
形態)。
【図8】固定ブロックを示した断面図である(第2実施
形態)。
【符号の説明】
5 ボックス型膨張弁 6 固定用ボルト 7 固定ブロック 8 第1金属パイプ(第1冷媒配管) 9 第2金属パイプ(第2冷媒配管) 10 冷媒配管接続継手 13 第1冷媒通路 14 第2冷媒通路 15 弁ハウジング(取付基体) 34 第1ローレット部(第1凸凹部) 35 第2ローレット部(第2凸凹部) 36 第1環状溝 37 第2環状溝 38 第1被保持部 39 第2被保持部 43 第1Oリング(第1シール材) 44 第2Oリング(第2シール材) 45 第1Oリング溝(第1リング溝) 46 第2Oリング溝(第2リング溝) 51 第1環状溝 52 第2環状溝 53 第1鍔状部 54 第2鍔状部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)取付基体に固定される固定ブロック
    と、 (b)この固定ブロックを貫通する2つの第1、第2貫
    通穴と、 (c)これらの第1、第2貫通穴の内周面に形成された
    2つの第1、第2凸凹部と、 (d)外周面が前記2つの第1、第2凸凹部に食い込む
    ように前記2つの第1、第2貫通穴内に嵌め込まれる2
    本の第1、第2冷媒配管とを備えた冷媒配管接続継手。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の冷媒配管接続継手におい
    て、 前記2本の第1、第2冷媒配管の先端部は、前記固定ブ
    ロックの一端面よりも前記取付基体側に突出しており、
    前記取付基体に形成された第1、第2冷媒通路内に嵌め
    込まれることを特徴とする冷媒配管接続継手。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の冷媒配管
    接続継手において、 前記第1冷媒配管の一端部には、環状の第1シール材が
    嵌め合わされる第1リング溝が形成され、 前記第2冷媒配管の一端部には、環状の第2シール材が
    嵌め合わされる第2リング溝が形成されていることを特
    徴とする冷媒配管接続継手。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のうちいずれかに
    記載の冷媒配管接続継手において、 前記第1冷媒配管の一端部には、前記固定ブロックの一
    端面において前記第1貫通穴の周りに設けられた第1環
    状溝内に嵌め合わされる第1鍔状部が形成され、 前記第2冷媒配管の一端部には、前記固定ブロックの一
    端面において前記第2貫通穴の周りに設けられた第2環
    状溝内に嵌め合わされる第2鍔状部が形成されているこ
    とを特徴とする冷媒配管接続継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004101082A (ja) * 2002-09-10 2004-04-02 Denso Corp 冷凍装置
JP2009204135A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Calsonic Kansei Corp 二重管接続構造および二重管接続方法
EP2489917A3 (en) * 2011-02-17 2014-04-02 Autotube AB Fluid tube assembly

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