JP3307178B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP3307178B2
JP3307178B2 JP20485195A JP20485195A JP3307178B2 JP 3307178 B2 JP3307178 B2 JP 3307178B2 JP 20485195 A JP20485195 A JP 20485195A JP 20485195 A JP20485195 A JP 20485195A JP 3307178 B2 JP3307178 B2 JP 3307178B2
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紳 草間
直治 渋谷
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2339/00Details of evaporators; Details of condensers
    • F25B2339/04Details of condensers
    • F25B2339/044Condensers with an integrated receiver
    • F25B2339/0441Condensers with an integrated receiver containing a drier or a filter
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F25B2339/044Condensers with an integrated receiver
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用空調装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置の中には、例えば特開平
4−43271号公報、特開平4−131667号公報
に示されているように、コンデンサに冷却後の液相冷媒
を貯留する受液部を形成してリキッドタンクの機能を付
与することにより、リキッドタンクを不要として冷媒チ
ューブの接続ケ所を可及的に少なくすると共に、該受液
部に乾燥剤を配設して冷凍サイクル内の水分を吸収する
ようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】リキッドタンクを廃止
することで、該リキッドタンク部分での高圧側チューブ
の接続ケ所をなくすことができるが、室内空調ユニット
への高圧側チューブおよび低圧側チューブは個々にフラ
ンジ結合するようにしているため、依然として車室内の
インストルメントパネル下側の狭隘な部分でのチューブ
接続作業が煩雑となってしまう。
【0004】また、乾燥剤をコンデンサに設けた受液部
に配置するためには、乾燥剤ホルダーや冷媒吸上げパイ
プおよびシール材等の多くの構成部品が必要になると共
に、構造が複雑化してコスト的に不利となってしまうこ
とは否めない。
【0005】そこで、本発明は高圧側チューブおよび低
圧側チューブを室内空調ユニットに集約的に接続できて
冷媒チューブの接続作業性を改善できると共に、乾燥剤
を部品点数が嵩むことなく簡単な構造により冷凍サイク
ル内に配設できる車両用空調装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、コ
ンデンサに冷却後の液相冷媒を貯留する受液部を形成す
る一方、室内空調ユニットのチューブ接続部に高圧側チ
ューブと低圧側チューブとをそれらの各端末近傍に形成
したフランジを介して押え固定するチューブ接続固定部
材に高圧側チューブとチューブ接続部の冷媒入口とに連
通する中空部を形成し、該中空部に冷凍サイクル内の水
分を吸収する乾燥剤を充填したことを特徴としている。
【0007】この請求項1の構成によれば、コンデンサ
に液相冷媒を貯留する受液部を形成してリキッドタンク
としての機能を付与してあることと併せて、高圧側チュ
ーブと低圧側チューブとを1つのチューブ接続固定部材
で室内空調ユニットのチューブ接続部に押え固定するた
め、冷媒チューブの接続ケ所を可及的に少なくしてチュ
ーブ接続作業上、および液洩れ防止対策上有利となる。
【0008】また、前述のように1つのチューブ接続固
定部材で高圧側チューブと低圧側チューブとを集約的に
室内空調ユニットのチューブ接続部に押え固定できるた
め、車室内の狭隘な場所でのチューブ接続固定作業を容
易に行うことができる。
【0009】更に、チューブ接続固定部材の中空部に乾
燥剤を充填して、該チューブ接続固定部材自体を乾燥剤
カートリッジとして有効利用しているため、乾燥剤配設
構造を簡単に、しかも、部品点数の増加を伴うことなく
構成することができる。
【0010】また、チューブ接続固定部材が乾燥剤カー
トリッジとなるため、乾燥剤の交換が容易でサービス性
を向上することができる。
【0011】請求項2にあっては、請求項1に記載のチ
ューブ接続固定部材のチューブ押え側端面に室内空調ユ
ニットのチューブ接続部の冷媒入口に挿入接続して中空
部を該冷媒入口に連通する冷媒導入口を突設すると共
に、高圧側チューブ端を挿入接続して該高圧側チューブ
を中空部に連通する冷媒導入口を開設し、かつ、該チュ
ーブ接続固定部材の上側部に前記チューブ接続部の冷媒
出口に挿入接続される低圧側チューブの側面略L字状に
曲折した端部を収容するスリットを形成する一方、チュ
ーブ接続部の下側部に前記冷媒導入口に接続される高圧
側チューブの側面略U字状に曲折した端部を収容するス
リットを設けたことを特徴としている。
【0012】この請求項2の構成によれば、低圧側チュ
ーブの側面略L字状に曲折した端部はチューブ接続固定
部材の上側部のスリットに係合して振れ止めされる一
方、高圧側チューブの側面略U字状に曲折した端部は室
内空調ユニットのチューブ接続部の下側部のスリットに
係合して振れ止めされるため、低圧側チューブおよび高
圧側チューブの何れも緩みを生じることなく確実に接続
できて、液洩れ防止対策を徹底することができる。
【0013】また、高圧側チューブ端をチューブ接続固
定部材の冷媒導入口に挿入接続した状態で、該高圧側チ
ューブ端をチューブ接続部のスリットに挿入すると共
に、チューブ接続部の冷媒出口に挿入接続した低圧側チ
ューブ端をチューブ接続固定部材のスリットに収容し
て、該チューブ接続固定部材の冷媒導出口をチューブ接
続部の冷媒入口に挿入接続して該チューブ接続固定部材
をチューブ接続部に固定することによって、これら高圧
側チューブと低圧側チューブとをチューブ接続部とチュ
ーブ接続固定部材間に狭着固定でき、かつ、高圧側チュ
ーブ,乾燥剤を充填した中空部,および低圧側チューブ
と、チューブ接続部との接続固定を同時に行えて組付作
業性を向上することができる。
【0014】請求項3にあっては、請求項2に記載のチ
ューブ接続固定部材のスリットおよび室内空調ユニット
のチューブ接続部のスリットを、各対応する低圧側チュ
ーブの側面略L字状に曲折した端部の背面、および高圧
側チューブの側面略U字状に曲折した端部の背面がそれ
ぞれ当接する奥行きに形成したことを特徴としている。
【0015】この請求項3の構成によれば、低圧側チュ
ーブの端部背面がチューブ接続固定部材のスリット端に
当接する一方、高圧側チューブの端部背面がチューブ接
続部のスリット端に当接して押え固定されるため、これ
ら低圧側チューブ、高圧側チューブの各端部の振れ止め
をより一層確実に行うことができる。
【0016】請求項4にあっては、請求項2,3に記載
の室内空調ユニットのチューブ接続部端面の冷媒出口形
成部とスリット形成部に、低圧側チューブ、高圧側チュ
ーブの各端末近傍に形成したフランジを受容するフラン
ジ受け部を凹設したことを特徴としている。
【0017】この請求項4の構成によれば、高圧側チュ
ーブおよび低圧側チューブの各端部のフランジがチュー
ブ接続部端面の凹部に収容されてフランジの座りがよ
く、安定したチューブ接続を行えると共に、チューブ接
続部の端面とチューブ接続固定部材の端面との間に隙間
が生じることがなく、品質感および信頼性を高められる
と共に液洩れ防止をより一層徹底することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0019】図1は本発明の車両用空調装置の冷凍サイ
クルを示すもので、車室内前部の図外のインストルメン
トパネル下側に配設された室内空調ユニット1は膨脹弁
およびエバポレータ(何れも図示省略)を備え、該室内
空調ユニット1で室内導入空気の冷却を終えた低圧の気
相冷媒は低圧側チューブ2を経由してエンジンルーム内
のコンプレッサ3に導入される。
【0020】コンプレッサ3で圧縮された高圧の気相冷
媒は高圧側チューブ4を経由してエンジンルームの前側
部のコンデンサ5に導入される。
【0021】コンデンサ5に導入された気相冷媒は一対
のヘッダ6,7間に複数段に架設したフィン付きの冷却
パイプ8を巡回する過程で外気と熱交換して凝縮し液化
する。
【0022】このコンデンサ5で凝縮して液化した高圧
の液相冷媒は高圧側チューブ9を経由して室内空調ユニ
ット1に送給されて1サイクルを終了する。
【0023】コンデンサ5の一方のヘッダ7内には受液
部10を併設してリキッドタンクとしての機能を付与し
てあって、該受液部10に貯留される冷却後の液相冷媒
を最下段側の冷却パイプ8を経由し、他方のヘッダ6の
下側部に設けたチューブ接続部11から前述のように高
圧側チューブ9へ導出するようにしてある。
【0024】室内空調ユニット1の側部には図2,3に
も示すようにユニットケース12外に突出するチューブ
接続部13を設けてある。
【0025】チューブ接続部13は冷媒入口14と冷媒
出口15とを備え、該チューブ接続部13に低圧側チュ
ーブ2と高圧側チューブ9とをチューブ接続固定部材1
6により集約的に押え固定するようにしてある。
【0026】低圧側チューブ2の端部は側面略L字状に
曲折してあり、また、高圧側チューブ9の端部は側面略
U字状に折り返して曲折してある。
【0027】チューブ接続部13の下側部には、該チュ
ーブ接続部13の端面と下面とに開放するスリット17
を形成して、該スリット17にU字状に曲折した高圧側
チューブ9の端部を収容し得るようにしてある。
【0028】このスリット17は高圧側チューブ9のU
字状の端部背面が当接する奥行きに形成してある。
【0029】また、該チューブ接続部13の端面には、
冷媒出口15の形成部周りと、スリット17の形成部周
りに、低圧側チューブ2の端末近傍に形成したフランジ
2aおよび高圧側チューブ9の端末近傍に形成したフラ
ンジ9aを受容する凹部18,19を形成してある。
【0030】これら凹部18,19はフランジ2a,9
aの厚み相当の深さに形成して、チューブ接続部13の
端面とフランジ2a,9aとが面一に整合するようにし
てある。
【0031】チューブ接続固定部材16は中空方形のブ
ロック状に形成してあって、上下側部の一対角線上の隅
部にフランジ部20,20を備え、これらのフランジ部
20,20のボルト孔20a,20aにボルト21を通
してチューブ接続部13に設けたねじ孔21,21に螺
合固定するようにしてある。
【0032】このチューブ接続固定部材16の中空部2
3内には乾燥剤24を充填してあって、後述するように
高圧側チューブ9より送給される液相冷媒中の水分を吸
収し得るようにしてある。
【0033】また、このチューブ接続固定部材16のチ
ューブ押え側端面には、チューブ接続部の冷媒入口14
に挿入接続して中空部23を冷媒入口14に連通する冷
媒導出口25を突設してあると共に、高圧側チューブ9
端を挿入接続して該高圧側チューブ9を中空部23に連
通する冷媒導入口26を開設してある。
【0034】更に、チューブ接続固定部材16の上側中
央部には、上面と前後端面に開放したスリット27を形
成して該スリット27に低圧側チューブ2のL字状の端
部を収容するようにしてある。
【0035】前記低圧側チューブ2,高圧側チューブ9
および冷媒導出口25の各挿入端にはシールリング28
を嵌着して接続部分のシールを行っている。
【0036】以上の実施形態の構造によれば、室内空調
ユニット1から気相冷媒を導出する低圧側チューブ2,
および室内空調ユニット1に液相冷媒を導入する高圧側
チューブ9をこの室内空調ユニット1のチューブ接続部
13に接続固定する場合、低圧側チューブ2の端末をチ
ューブ接続部13の冷媒出口15に挿入接続してフラン
ジ2aを凹部18に収容定置させる一方、高圧側チュー
ブ9の端末をチューブ接続固定部材16の冷媒導入口2
6に挿入接続する。
【0037】そして、このチューブ接続固定部材16を
チューブ接続部13の端面にあてがって、高圧側チュー
ブ9のU字状の端部をチューブ接続部13のスリット1
7に収容させると共に、低圧側チューブ2のL字状の端
部をチューブ接続固定部材16のスリット27に収容
し、併せて冷媒導出口25を冷媒入口14に挿入接続し
て該チューブ接続固定部材16をボルト21によりチュ
ーブ接続部13に締結固定する。
【0038】これにより、低圧側チューブ2と高圧側チ
ューブ9の各フランジ2a,9aがチューブ接続固定部
材16の端面で押えられ、1つのチューブ接続固定部材
16によりこれら低圧側チューブ2と高圧側チューブ9
とをチューブ接続部13に集約的に押え固定することが
できる。
【0039】前述において、場合によって高圧側チュー
ブ9のU字状の端部をチューブ接続部13のスリット1
7に収容すると共にフランジ9aを凹部19に収容定置
させておいてから、チューブ接続固定部材16をチュー
ブ接続部13の端面にあてがって、高圧側チューブ9端
と冷媒導入口26との接続、冷媒導出口25と冷媒導入
口14との接続、および低圧側チューブ2のL字状端部
とスリット27との係合を同時に行うようにしてもよ
い。
【0040】このように本実施形態の構造によれば、コ
ンデンサ5の一方のヘッダ7に液相冷媒を貯留する受液
部10を形成してリキッドタンクとしての機能を付与
し、リキッドタンク部分での高圧側チューブ接続ケ所を
無くしてあることと併せて、高圧側チューブ9と低圧側
チューブ2とを1つのチューブ接続固定部材16でチュ
ー接続部13に押え固定するため、冷凍サイクルにおけ
る冷媒チューブの接続ケ所を可及的に少なくしてチュー
ブ接続作業工数を削減できると共に、チューブ接続ケ所
が少ない分、液洩れ防止対策を徹底することができる。
【0041】しかも、1つのチューブ接続固定部材16
で低圧側チューブ2と高圧側チューブ9とを集約的に押
え固定できるため、インストルメントパネル下側のよう
に車室内の狭隘な場所でのチューブ接続固定作業を容易
に行えて作業性を改善することができる。
【0042】一方、高圧側チューブ9より送給される液
相冷媒は、一旦チューブ接続固定部材16の中空部23
に導入され、該中空部23に充填した乾燥剤24で水分
が吸収されて該室内空調ユニット1の冷媒入口14に供
給され、このように室内空調ユニット1に供給される全
ての液相冷媒が乾燥剤24の充填部分を通過するように
なるため水分除去性能を高めることができる。
【0043】とりわけ、本実施形態では前述のようにチ
ューブ接続固定部材16自体を乾燥剤カートリッジとし
て有効利用しているため、乾燥剤配設構造を簡単に、し
かも、部品点数の増加を伴なうことなく構成することが
できる。
【0044】また、このようにチューブ接続固定部材1
6が乾燥剤カートリッジとなるため、該チューブ接続固
定部材16を脱着することで乾燥剤交換を行えてサービ
ス性を向上することができる。
【0045】更には、チューブ接続固定部材16で低圧
側チューブ2および高圧側チューブ9とをチューブ接続
部13に押え固定することによって、これら低圧側チュ
ーブ2,乾燥剤24を充填した中空部23および高圧側
チューブ9と、チューブ接続部13との接続固定を同時
に行えて組付作業性を向上することができる。
【0046】ここで、前記低圧側チューブ2および高圧
側チューブ9は、何れもその端部のフランジ2a,9a
がチューブ接続部13の端面の凹部18,19に収容定
置されるため、これらフランジ2a,9aの座りがよく
安定したチューブ接続が行えることと、チューブ接続部
13の端面とチューブ接続固定部材16の端面との間に
隙間がなく、しかも、低圧側チューブ2および高圧側チ
ューブ9の各端部がスリット27,17に収容されて振
れ止めされるため、これら低圧側チューブ2,高圧側チ
ューブ9の何れも緩みを生じることがなく、液洩れ防止
対策を徹底できて品質感および信頼性を向上することが
できる。
【0047】更に好ましくは、図4,5に示すようにチ
ューブ接続固定部材16のスリット27を、低圧側チュ
ーブ2のL字状の端部背面が当接する奥行きに形成する
ことにより、該低圧側チューブ2の端部および高圧側チ
ューブ9の端部背面がそれぞれ対応するスリット27,
17端に当接して押え固定されるため、これら低圧側チ
ューブ2,高圧側チューブ9の各端部の振れ止めをより
一層確実に行うことができる。
【0048】
【発明の効果】以上、本発明によれば次に述べる効果を
奏せられる。
【0049】請求項1によれば、コンデンサに液相冷媒
を貯留する受液部を形成してリキッドタンクとしての機
能を付与してあることと併せて、高圧側チューブと低圧
側チューブとを1つのチューブ接続固定部材で室内空調
ユニットのチューブ接続部に押え固定するため、冷媒チ
ューブの接続ケ所を可及的に少なくしてチューブ接続作
業工数を削減できると共に、チューブ接続ケ所が少ない
分、液洩れ防止対策を徹底できて、コストダウンと品質
の向上に大きく寄与することができる。
【0050】高圧側チューブと低圧側チューブとを1つ
のチューブ接続固定部材で集約的に室内空調ユニットの
チューブ接続部に押え固定できるため、車室内の狭隘な
場所でのチューブ接続固定作業を容易に行えて作業性を
向上することができる。
【0051】チューブ接続固定部材の中空部に乾燥剤を
充填して、該チューブ接続固定部材自体を乾燥剤カート
リッジとして有効利用しているため、乾燥剤配設構造を
簡単に、しかも、部品点数の増加を伴うことなく構成す
ることができる。
【0052】チューブ接続固定部材が乾燥剤カートリッ
ジとなるため、乾燥剤の交換が容易でサービス性を向上
することができる。
【0053】高圧側チューブから送給される全ての液相
冷媒が一旦チューブ接続固定部材の中空部に導入されて
乾燥剤により水分を除去してから室内空調トリムの冷媒
入口に供給されるため、冷凍サイクル内の水分除去性能
を高めることができる。
【0054】請求項2によれば、低圧側チューブの側面
略L字状に曲折した端部はチューブ接続固定部材の上側
部のスリットに係合して振れ止めされる一方、高圧側チ
ューブの側面略U字状に曲折した端部は室内空調ユニッ
トのチューブ接続部の下側部のスリットに係合して振れ
止めされるため、低圧側チューブおよび高圧側チューブ
の何れも緩みを生じることなく確実に接続できて、液洩
れ防止対策を徹底することができる。
【0055】チューブ接続固定部材で低圧側チューブお
よび高圧側チューブとをチューブ接続部に押え固定する
ことによって、これら低圧側チューブ、チューブ接続固
定部材の乾燥剤を充填した中空部および高圧側チューブ
と、チューブ接続部との接続固定を同時に行えて組付作
業性を向上することができる。
【0056】請求項3によれば、低圧側チューブの端部
背面がチューブ接続固定部材のスリット端に当接する一
方、高圧側チューブの端部背面がチューブ接続部のスリ
ット端に当接して押え固定されて、これら低圧側チュー
ブ、高圧側チューブの各端部の振れ止めをより一層確実
に行うことができる。
【0057】請求項4によれば、高圧側チューブおよび
低圧側チューブの各端部のフランジがチューブ接続部端
面の凹部に収容されてフランジの座りがよく、安定した
チューブ接続を行えると共に、チューブ接続部の端面と
チューブ接続固定部材の端面との間に隙間が生じること
がなく、品質感および信頼性を高められると共に液洩れ
防止をより一層徹底することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す略示的斜視図。
【図2】図1のA範囲部の拡大断面図。
【図3】図2の分解斜視図。
【図4】本発明の第2実施形態を示す拡大断面図。
【図5】図4の分解斜視図。
【符号の説明】
1 室内空調ユニット 2 低圧側チューブ 2a フランジ 5 コンデンサ 9 高圧側チューブ 9a フランジ 10 受液部 13 チューブ接続部 14 冷媒入口 15 冷媒出口 16 チューブ接続固定部材 17 チューブ接続部のスリット 18,19 凹部 23 中空部 24 乾燥剤 25 冷媒導出口 26 冷媒導入口 27 チューブ接続固定部材のスリット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−116875(JP,A) 特開 昭63−233270(JP,A) 特開 平7−167532(JP,A) 特開 昭61−168762(JP,A) 実開 平2−13954(JP,U) 実開 平3−81482(JP,U) 実開 昭59−189069(JP,U) 実開 昭63−34969(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/32 F25B 39/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサに冷却後の液相冷媒を貯留す
    る受液部を形成する一方、室内空調ユニットのチューブ
    接続部に高圧側チューブと低圧側チューブとをそれらの
    各端末近傍に形成したフランジを介して押え固定するチ
    ューブ接続固定部材に高圧側チューブとチューブ接続部
    の冷媒入口とに連通する中空部を形成し、該中空部に冷
    凍サイクル内の水分を吸収する乾燥剤を充填したことを
    特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 チューブ接続固定部材のチューブ押え側
    端面に室内空調ユニットのチューブ接続部の冷媒入口に
    挿入接続して中空部を該冷媒入口に連通する冷媒導入口
    を突設すると共に、高圧側チューブ端を挿入接続して該
    高圧側チューブを中空部に連通する冷媒導入口を開設
    し、かつ、該チューブ接続固定部材の上側部に前記チュ
    ーブ接続部の冷媒出口に挿入接続される低圧側チューブ
    の側面略L字状に曲折した端部を収容するスリットを形
    成する一方、チューブ接続部の下側部に前記冷媒導入口
    に接続される高圧側チューブの側面略U字状に曲折した
    端部を収容するスリットを設けたことを特徴とする請求
    項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 チューブ接続固定部材のスリットおよび
    室内空調ユニットのチューブ接続部のスリットを、各対
    応する低圧側チューブの側面略L字状に曲折した端部の
    背面、および高圧側チューブの側面略U字状に曲折した
    端部の背面がそれぞれ当接する奥行きに形成したことを
    特徴とする請求項2記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 室内空調ユニットのチューブ接続部端面
    の冷媒出口形成部とスリット形成部に、低圧側チュー
    ブ、高圧側チューブの各端末近傍に形成したフランジを
    受容するフランジ受け部を凹設したことを特徴とする請
    求項2,3記載の車両用空調装置。
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