JP2607882Y2 - 自動車用空気調和装置の配管構造 - Google Patents
自動車用空気調和装置の配管構造Info
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Description
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、自動車用空気調和
装置に関し、特に、クーラーユニット部分の配管構造の
改良に関する。
装置に関し、特に、クーラーユニット部分の配管構造の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用空気調和装置は、車室
内に吹き出される空気を冷却するためのエバポレータが
収容されたクーラーユニットを有している。このクーラ
ーユニットにおいては、エバポレータ内に流入する冷媒
量を制御する膨張弁も設けられているが、この膨張弁
は、エバポレータで熱交換される空気の流れの部分に位
置させているものが多い。
内に吹き出される空気を冷却するためのエバポレータが
収容されたクーラーユニットを有している。このクーラ
ーユニットにおいては、エバポレータ内に流入する冷媒
量を制御する膨張弁も設けられているが、この膨張弁
は、エバポレータで熱交換される空気の流れの部分に位
置させているものが多い。
【0003】しかし、このような位置に膨張弁を設ける
と、クーラーユニット内を流れ、エバポレータと熱交換
される空気が膨張弁と当たり、空気の流通抵抗が上昇す
ることになる。
と、クーラーユニット内を流れ、エバポレータと熱交換
される空気が膨張弁と当たり、空気の流通抵抗が上昇す
ることになる。
【0004】そこで、最近の自動車用空気調和装置は、
膨張弁をクーラーユニットケースの外部に配設する構造
のものが提案されている(例えば、実開昭63−96,
918号公報参照)。図4に示すように、この自動車用
空気調和装置は、車室CR内に配設したクーラーユニット
ケース1内にエバポレータ2を設け、このエバポレータ
2に連結された冷媒入口側導管3a と冷媒出口側導管3
b からなる第1配管3をジョイント部材4を介して第2
配管7と連結し、この第2配管7をクーラーユニットケ
ース1の外に導き、この第2配管7の端部に一体型膨張
弁5を取り付け、この一体型膨張弁5の一部がダッシュ
パネル6の開口内に入り込むようにしたものである。な
お、前記一体型膨張弁5に関しては、後述する。
膨張弁をクーラーユニットケースの外部に配設する構造
のものが提案されている(例えば、実開昭63−96,
918号公報参照)。図4に示すように、この自動車用
空気調和装置は、車室CR内に配設したクーラーユニット
ケース1内にエバポレータ2を設け、このエバポレータ
2に連結された冷媒入口側導管3a と冷媒出口側導管3
b からなる第1配管3をジョイント部材4を介して第2
配管7と連結し、この第2配管7をクーラーユニットケ
ース1の外に導き、この第2配管7の端部に一体型膨張
弁5を取り付け、この一体型膨張弁5の一部がダッシュ
パネル6の開口内に入り込むようにしたものである。な
お、前記一体型膨張弁5に関しては、後述する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
配管構造では、膨張弁5とジョイント部材4との間に第
2配管7などが必要となり、部品点数が増大するのみで
なく、連結作業も複数箇所になることから組立作業性が
低下し、生産ラインのスピードを低下させる虞れがあ
る。
配管構造では、膨張弁5とジョイント部材4との間に第
2配管7などが必要となり、部品点数が増大するのみで
なく、連結作業も複数箇所になることから組立作業性が
低下し、生産ラインのスピードを低下させる虞れがあ
る。
【0006】本考案は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、配管の連結作業を簡単化することにより、組立作
業能率の向上を図ることを目的とする。また、膨脹弁よ
り発生する騒音が車室内に伝わらないようにすることを
目的とする。
ので、配管の連結作業を簡単化することにより、組立作
業能率の向上を図ることを目的とする。また、膨脹弁よ
り発生する騒音が車室内に伝わらないようにすることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の目的は、下記す
る手段により達成される。
る手段により達成される。
【0008】(1) 車室内とエンジンルームを区画す
るダッシュパネルの前記車室内側に取り付けられたクー
ラーユニットケース内のエバポレータと、前記エンジン
ルーム内における他の冷房サイクル構成機器とを連結す
るようにした自動車用空気調和装置の配管構造におい
て、前記車室内における前記エバポレータの空気通過部
分の外部で、前記エバポレータに対し連結用のジョイン
ト部材を介して連結された一体型膨張弁と、前記一体型
膨張弁に固定され、前記エンジンルーム内に設けられた
他の冷房サイクル構成機器と接続するためのブロックコ
ネクタとを有し、前記ブロックコネクタが前記ダッシュ
パネルに開設された通孔内に設けられてブロックコネク
タと通孔との間がシールされるとともに、当該ブロック
コネクタの前記他の冷房サイクル構成機器との接続用の
端面が前記エンジンルーム側に位置されて露出され、か
つ当該ブロックコネクタ(8) の前記一体型膨張弁(5) と
の固定用の端面が前記車室(CR)内側に位置されているこ
とを特徴とする自動車用空気調和装置の配管構造。本考
案によれば、従来の配管構造と比較して連結作業が極め
て簡単になり、組立作業性が大幅に向上し、生産ライン
のスピード低下を防止することができる。
るダッシュパネルの前記車室内側に取り付けられたクー
ラーユニットケース内のエバポレータと、前記エンジン
ルーム内における他の冷房サイクル構成機器とを連結す
るようにした自動車用空気調和装置の配管構造におい
て、前記車室内における前記エバポレータの空気通過部
分の外部で、前記エバポレータに対し連結用のジョイン
ト部材を介して連結された一体型膨張弁と、前記一体型
膨張弁に固定され、前記エンジンルーム内に設けられた
他の冷房サイクル構成機器と接続するためのブロックコ
ネクタとを有し、前記ブロックコネクタが前記ダッシュ
パネルに開設された通孔内に設けられてブロックコネク
タと通孔との間がシールされるとともに、当該ブロック
コネクタの前記他の冷房サイクル構成機器との接続用の
端面が前記エンジンルーム側に位置されて露出され、か
つ当該ブロックコネクタ(8) の前記一体型膨張弁(5) と
の固定用の端面が前記車室(CR)内側に位置されているこ
とを特徴とする自動車用空気調和装置の配管構造。本考
案によれば、従来の配管構造と比較して連結作業が極め
て簡単になり、組立作業性が大幅に向上し、生産ライン
のスピード低下を防止することができる。
【0009】(2) 前記エバポレータに連結されてい
る冷媒入口側導管と冷媒出口側導管からなる配管を有
し、前記ジョイント部材は、前記エバポレータの空気通
過部分の外部まで伸延された前記配管の端部に設けら
れ、前記一体型膨張弁は、前記ジョイント部材に固定さ
れることを特徴とする上記(1)に記載の自動車用空気
調和装置の配管構造。
る冷媒入口側導管と冷媒出口側導管からなる配管を有
し、前記ジョイント部材は、前記エバポレータの空気通
過部分の外部まで伸延された前記配管の端部に設けら
れ、前記一体型膨張弁は、前記ジョイント部材に固定さ
れることを特徴とする上記(1)に記載の自動車用空気
調和装置の配管構造。
【0010】(3) 前記ジョイント部材および前記一
体型膨張弁は、前記クーラーユニットケース内に配置さ
れていることを特徴とする上記(1)または(2)に記
載の自動車用空気調和装置の配管構造。
体型膨張弁は、前記クーラーユニットケース内に配置さ
れていることを特徴とする上記(1)または(2)に記
載の自動車用空気調和装置の配管構造。
【0011】(4) 前記クーラーユニットケース に
は、前記ジョイント部材および前記一体型膨張弁を配置
するための膨脹弁収納部が設けられていることを特徴と
する上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の自動車
用空気調和装置の配管構造。
は、前記ジョイント部材および前記一体型膨張弁を配置
するための膨脹弁収納部が設けられていることを特徴と
する上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の自動車
用空気調和装置の配管構造。
【0012】(5) 前記膨脹弁収納部内には、断熱材
が貼られていることを特徴とする上記(4)に記載の自
動車用空気調和装置の配管構造。このように構成すれ
ば、膨脹弁から発生する騒音が車室内に伝わることがな
くなる。
が貼られていることを特徴とする上記(4)に記載の自
動車用空気調和装置の配管構造。このように構成すれ
ば、膨脹弁から発生する騒音が車室内に伝わることがな
くなる。
【0013】(6) 前記ブロックコネクタと前記一体
型膨張弁は、ねじ部材により前記ジョイント部材に連結
されることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか
1つに記載の自動車用空気調和装置の配管構造。
型膨張弁は、ねじ部材により前記ジョイント部材に連結
されることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか
1つに記載の自動車用空気調和装置の配管構造。
【0014】(7) 前記ブロックコネクタは、前記一
体型膨張弁と一体的に構成したことを特徴とする上記
(1)〜(6)のいずれか1つに記載の自動車用空気調
和装置の配管構造。
体型膨張弁と一体的に構成したことを特徴とする上記
(1)〜(6)のいずれか1つに記載の自動車用空気調
和装置の配管構造。
【0015】
【考案の実施の形態】以下、本考案の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0016】図1は本考案に係る自動車用空気調和装置
の配管構造の一実施形態を示す概略説明図、図2は図1
の要部を示す断面図、図3は本考案の他の実施形態を示
す概略説明図であり、図4に示す部材と同一部材には同
一符号を付している。
の配管構造の一実施形態を示す概略説明図、図2は図1
の要部を示す断面図、図3は本考案の他の実施形態を示
す概略説明図であり、図4に示す部材と同一部材には同
一符号を付している。
【0017】図1および図2において、車室CR内とエン
ジンルームERとは、ダッシュパネル6により区画されて
いるが、この車室CR内側には、クーラーユニットケース
1が設けられている。
ジンルームERとは、ダッシュパネル6により区画されて
いるが、この車室CR内側には、クーラーユニットケース
1が設けられている。
【0018】このクーラーユニットケース1は、内部に
エバポレータ2が収容されており、このエバポレータ2
には、冷媒入口側導管3a と冷媒出口側導管3b からな
る第1配管3が連結されている。この第1配管3は、本
実施形態では、エバポレータ2のタンク部2a からエバ
ポレータ2の空気通過部の外部まで伸延され、端部にジ
ョイント部材4が設けられている。
エバポレータ2が収容されており、このエバポレータ2
には、冷媒入口側導管3a と冷媒出口側導管3b からな
る第1配管3が連結されている。この第1配管3は、本
実施形態では、エバポレータ2のタンク部2a からエバ
ポレータ2の空気通過部の外部まで伸延され、端部にジ
ョイント部材4が設けられている。
【0019】クーラユニットケース1には、膨脹弁収納
部1aが設けられ、内部に断熱材d(図2参照)が貼ら
れ、一体型膨張弁5とジョイント部材4が支持されてい
る。この断熱材dは、一体型膨張弁5の騒音を外部に漏
らさないように遮音作用を有している。
部1aが設けられ、内部に断熱材d(図2参照)が貼ら
れ、一体型膨張弁5とジョイント部材4が支持されてい
る。この断熱材dは、一体型膨張弁5の騒音を外部に漏
らさないように遮音作用を有している。
【0020】一方、ダッシュパネル6には、一体型膨張
弁5とエンジンルームER内における他の冷房サイクル構
成機器と接続するためのブロックコネクタ8が取り付け
られている。このブロックコネクタ8は、図2に示すよ
うに、ダッシュパネル6に開設された通孔O内にゴム等
のパッキン材10を取付け、このパッキン材10により
シールしつつ保持することが好ましい。そして、このブ
ロックコネクタ8の車室内側端面8c と前記ジョイント
部材4との間に一体型膨張弁5を設け、これらブロック
コネクタ8とジョイント部材4と一体型膨張弁5の3者
をねじ部材11により一括して連結している。なお、こ
のブロックコネクタ8内には、入口側通路8a と出口側
通路8b が開設されている。
弁5とエンジンルームER内における他の冷房サイクル構
成機器と接続するためのブロックコネクタ8が取り付け
られている。このブロックコネクタ8は、図2に示すよ
うに、ダッシュパネル6に開設された通孔O内にゴム等
のパッキン材10を取付け、このパッキン材10により
シールしつつ保持することが好ましい。そして、このブ
ロックコネクタ8の車室内側端面8c と前記ジョイント
部材4との間に一体型膨張弁5を設け、これらブロック
コネクタ8とジョイント部材4と一体型膨張弁5の3者
をねじ部材11により一括して連結している。なお、こ
のブロックコネクタ8内には、入口側通路8a と出口側
通路8b が開設されている。
【0021】この一体型膨張弁5は、公知に属するの
で、その詳述は避けるが(例えば、実開昭63−96,
918号参照)、箱状ブロックからなるハウジング12
内部に、エバポレータ2内に導かれる冷媒が流通する入
口側流路13と、エバポレータ2から流出する冷媒が流
通する出口側流路14が設けられ、入口側流路13にそ
の流路を絞る弁15が配置され、出口側流路14に感熱
部16が設けられ、出口側流路14を流れる冷媒により
弁15の開度が調節されるように構成されている。そし
て、前記冷媒入口側導管3a および冷媒出口側導管3b
と、前記ブロックコネクタ8内の入口側通路8a および
出口側通路8b と、この一体型膨張弁4内の入口側流路
13および出口側流路14が連通するようになってい
る。
で、その詳述は避けるが(例えば、実開昭63−96,
918号参照)、箱状ブロックからなるハウジング12
内部に、エバポレータ2内に導かれる冷媒が流通する入
口側流路13と、エバポレータ2から流出する冷媒が流
通する出口側流路14が設けられ、入口側流路13にそ
の流路を絞る弁15が配置され、出口側流路14に感熱
部16が設けられ、出口側流路14を流れる冷媒により
弁15の開度が調節されるように構成されている。そし
て、前記冷媒入口側導管3a および冷媒出口側導管3b
と、前記ブロックコネクタ8内の入口側通路8a および
出口側通路8b と、この一体型膨張弁4内の入口側流路
13および出口側流路14が連通するようになってい
る。
【0022】次に、前記実施形態の作用を説明する。
【0023】このクーラーユニットを車載する場合に
は、ユニットケース1から突出されている第1配管3の
ジョイント部材4と、一体型膨張弁5と、ブロックコネ
クタ8とをねじ部材11により一括して連結する。この
場合、第1配管3の冷媒入口側導管3a および冷媒出口
側導管3b と、一体型膨張弁4内の入口側流路13およ
び出口側流路14と、ブロックコネクタ8に開設されて
いる入口側通路8a および出口側通路8b とをそれぞれ
相互に対応するように連通する。
は、ユニットケース1から突出されている第1配管3の
ジョイント部材4と、一体型膨張弁5と、ブロックコネ
クタ8とをねじ部材11により一括して連結する。この
場合、第1配管3の冷媒入口側導管3a および冷媒出口
側導管3b と、一体型膨張弁4内の入口側流路13およ
び出口側流路14と、ブロックコネクタ8に開設されて
いる入口側通路8a および出口側通路8b とをそれぞれ
相互に対応するように連通する。
【0024】そして、ダッシュパネル6に開設された通
孔Oに設けられたパッキン材10内にブロックコネクタ
8を挿入し、エンジンルームER内における他の冷房サイ
クル構成機器と接続する。
孔Oに設けられたパッキン材10内にブロックコネクタ
8を挿入し、エンジンルームER内における他の冷房サイ
クル構成機器と接続する。
【0025】このように、ダッシュパネル6に設けられ
たブロックコネクタ8とエバポレータ2との連結を1本
のねじ部材11のねじ込みにより完了することができる
ようにした本実施形態では、従来の配管構造のような膨
張弁5とジョイント部材4との間に第2配管7などを必
要とせず、その分部品点数が減少し、組立て時の無理な
力が配管とエバポレータ2とのろう付け部にかからず、
連結作業も極めて簡単になり、組立作業性が大幅に向上
し、生産ラインのスピード低下を防止することができ
る。また、一体型膨張弁5は、断熱材dにより支持され
ているので、この膨脹弁5から発生する騒音が車室内に
伝わることもない。
たブロックコネクタ8とエバポレータ2との連結を1本
のねじ部材11のねじ込みにより完了することができる
ようにした本実施形態では、従来の配管構造のような膨
張弁5とジョイント部材4との間に第2配管7などを必
要とせず、その分部品点数が減少し、組立て時の無理な
力が配管とエバポレータ2とのろう付け部にかからず、
連結作業も極めて簡単になり、組立作業性が大幅に向上
し、生産ラインのスピード低下を防止することができ
る。また、一体型膨張弁5は、断熱材dにより支持され
ているので、この膨脹弁5から発生する騒音が車室内に
伝わることもない。
【0026】本考案は、上述した実施形態のみに限定さ
れるものではなく、実用新案登録請求の範囲の範囲内で
種々改変することができる。例えば、前記実施形態は、
一体型膨張弁5とブロックコネクタ8とは別部品により
構成されているが、図3に示すように、ブロックコネク
タ8と一体膨張弁5のハウジング12とを一体的に構成
しても良い。このようにすれば、第1配管3のジョイン
ト部材4と、一体型膨張弁5と一体化されたブロックコ
ネクタ8という2部品をねじ部材11により連結するこ
とになるので、連結作業はさらに簡素化され、組立作業
性がさらに向上することになる。
れるものではなく、実用新案登録請求の範囲の範囲内で
種々改変することができる。例えば、前記実施形態は、
一体型膨張弁5とブロックコネクタ8とは別部品により
構成されているが、図3に示すように、ブロックコネク
タ8と一体膨張弁5のハウジング12とを一体的に構成
しても良い。このようにすれば、第1配管3のジョイン
ト部材4と、一体型膨張弁5と一体化されたブロックコ
ネクタ8という2部品をねじ部材11により連結するこ
とになるので、連結作業はさらに簡素化され、組立作業
性がさらに向上することになる。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
従来の配管構造と比較して連結作業が極めて簡単にな
り、組立作業性が大幅に向上し、生産ラインのスピード
低下を防止することができる。また、膨脹弁収納部内に
断熱材を貼ることにより、膨脹弁から発生する騒音が車
室内に伝わらない。
従来の配管構造と比較して連結作業が極めて簡単にな
り、組立作業性が大幅に向上し、生産ラインのスピード
低下を防止することができる。また、膨脹弁収納部内に
断熱材を貼ることにより、膨脹弁から発生する騒音が車
室内に伝わらない。
【図1】 本考案の一実施形態を示す概略説明図であ
る。
る。
【図2】 同実施形態の要部を示す断面図である。
【図3】 本考案の他の実施形態を示す概略説明図であ
る。
る。
【図4】 従来の自動車用空気調和装置の配管構造を示
す概略説明図である。
す概略説明図である。
1…クーラーユニットケース、
1a…膨脹弁収納部、
2…エバポレータ、
3…配管、
3a …冷媒入口側導管、
3b …冷媒出口側導管、
4…ジョイント部材、
5…一体型膨張弁、
6…ダッシュパネル、
8…ブロックコネクタ、
11…ねじ部材、
CR…車室、
d…断熱材、
ER…エンジンルーム、
O…通孔。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60H 1/32 613
F25B 41/06
Claims (7)
- 【請求項1】 車室(CR)内とエンジンルーム(ER)を区画
するダッシュパネル(6) の前記車室(CR)内側に取り付け
られたクーラーユニットケース(1) 内のエバポレータ
(2) と、前記エンジンルーム(ER)内における他の冷房サ
イクル構成機器とを連結するようにした自動車用空気調
和装置の配管構造において、 前記車室(CR)内における前記エバポレータ(2) の空気通
過部分の外部で、前記エバポレータ(2) に対し連結用の
ジョイント部材(4) を介して連結された一体型膨張弁
(5) と、 前記一体型膨張弁(5) に固定され、前記エンジンルーム
(ER)内に設けられた他の冷房サイクル構成機器と接続す
るためのブロックコネクタ(8) とを有し、 前記ブロックコネクタ(8) が前記ダッシュパネル(6) に
開設された通孔(O) 内に設けられてブロックコネクタ
(8) と通孔(O) との間がシールされるとともに、当該ブ
ロックコネクタ(8) の前記他の冷房サイクル構成機器と
の接続用の端面が前記エンジンルーム(ER)側に位置され
て露出され、かつ当該ブロックコネクタ(8) の前記一体
型膨張弁(5) との固定用の端面が前記車室(CR)内側に位
置されていることを特徴とする自動車用空気調和装置の
配管構造。 - 【請求項2】 前記エバポレータ(2) に連結されている
冷媒入口側導管(3a)と冷媒出口側導管(3b)からなる配管
(3) を有し、 前記ジョイント部材(4) は、前記エバポレータ(2) の空
気通過部分の外部まで伸延された前記配管(3) の端部に
設けられ、前記一体型膨張弁(5) は、前記ジョイント部
材(4) に固定されることを特徴とする請求項1に記載の
自動車用空気調和装置の配管構造。 - 【請求項3】 前記ジョイント部材(4) および前記一体
型膨張弁(5) は、前記クーラーユニットケース(1) 内に
配置されていることを特徴とする請求項1または2に記
載の自動車用空気調和装置の配管構造。 - 【請求項4】 前記クーラーユニットケース(1) には、
前記ジョイント部材(4) および前記一体型膨張弁(5) を
配置するための膨脹弁収納部(1a)が設けられていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動
車用空気調和装置の配管構造。 - 【請求項5】 前記膨脹弁収納部(1a) 内には、断熱材
(d) が貼られていることを特徴とする請求項4に記載の
自動車用空気調和装置の配管構造。 - 【請求項6】 前記ブロックコネクタ(8) と前記一体型
膨張弁(5) は、ねじ部材(11)により前記ジョイント部材
(4) に連結されることを特徴とする請求項1〜5のいず
れか1つに記載の自動車用空気調和装置の配管構造。 - 【請求項7】 前記ブロックコネクタ(8) は、前記一体
型膨張弁(5) と一体的に構成したことを特徴とする請求
項1〜6のいずれか1つに記載の自動車用空気調和装置
の配管構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001000287U JP2607882Y2 (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | 自動車用空気調和装置の配管構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001000027U JP2001000027U (ja) | 2001-07-27 |
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JP4912757B2 (ja) * | 2006-06-06 | 2012-04-11 | サンデン株式会社 | 車両用空調システム |
DE102010004294A1 (de) * | 2010-01-11 | 2011-07-14 | Valeo Klimasysteme GmbH, 96476 | Kopplungseinheit zur Verbindung von Kältemittelleitungen eines Kältemittelkreislaufs |
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2001
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