JPH10100654A - 膨張弁の連結構造 - Google Patents
膨張弁の連結構造Info
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- JPH10100654A JPH10100654A JP8259330A JP25933096A JPH10100654A JP H10100654 A JPH10100654 A JP H10100654A JP 8259330 A JP8259330 A JP 8259330A JP 25933096 A JP25933096 A JP 25933096A JP H10100654 A JPH10100654 A JP H10100654A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B41/00—Fluid-circulation arrangements
- F25B41/30—Expansion means; Dispositions thereof
- F25B41/31—Expansion valves
- F25B41/33—Expansion valves with the valve member being actuated by the fluid pressure, e.g. by the pressure of the refrigerant
- F25B41/335—Expansion valves with the valve member being actuated by the fluid pressure, e.g. by the pressure of the refrigerant via diaphragms
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2341/00—Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
- F25B2341/06—Details of flow restrictors or expansion valves
- F25B2341/068—Expansion valves combined with a sensor
- F25B2341/0683—Expansion valves combined with a sensor the sensor is disposed in the suction line and influenced by the temperature or the pressure of the suction gas
Abstract
(57)【要約】
【課題】 原価低減を図りながら、厚みを薄くした一体
型膨張弁の連結構造を提供する。 【解決手段】 車体パネル１６に取付けた自動車用空気
調和装置用の一体型膨張弁４の車室側に、エバポレータ
５に冷媒を供給し帰還させる一対の配管を連結し、一体
型膨張弁４の車外側に、リキッドタンク３からの冷媒供
給用の配管３５およびコンプレッサ１への冷媒帰還用の
配管３６を連結した膨張弁の連結構造において、車体パ
ネル１６にグロメット１７を介して支持させたカバー３
０を樹脂製にし、このカバー３０内に一体型膨張弁本体
８を収納したことを特徴とする。
型膨張弁の連結構造を提供する。 【解決手段】 車体パネル１６に取付けた自動車用空気
調和装置用の一体型膨張弁４の車室側に、エバポレータ
５に冷媒を供給し帰還させる一対の配管を連結し、一体
型膨張弁４の車外側に、リキッドタンク３からの冷媒供
給用の配管３５およびコンプレッサ１への冷媒帰還用の
配管３６を連結した膨張弁の連結構造において、車体パ
ネル１６にグロメット１７を介して支持させたカバー３
０を樹脂製にし、このカバー３０内に一体型膨張弁本体
８を収納したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空気調和
装置に装着される膨張弁の連結構造に関し、特に、厚み
を薄くした一体型膨張弁の連結構造に関する。
装置に装着される膨張弁の連結構造に関し、特に、厚み
を薄くした一体型膨張弁の連結構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車用空気調和装置は、図４に示す冷
房サイクルにより運転される。例えば、コンプレッサ１
から吐出された約７０℃程度の高温高圧の冷媒は、コン
デンサ２で約３０〜４０℃の外気により約５０℃に冷や
され、液化され、リキッドタンク３により水分や塵芥が
取り除かれた後、膨張弁４において、急激に膨張され
て、約−５℃の低温低圧の霧状冷媒となり、この冷媒が
エバポレータ５において室内空気から熱を吸収して蒸発
した後に、気体状の冷媒となってコンプレッサ１に戻さ
れ、再びコンプレッサ１により圧縮されて吐出される。
このような動作の繰り返しにより冷房サイクルが運転さ
れている。
房サイクルにより運転される。例えば、コンプレッサ１
から吐出された約７０℃程度の高温高圧の冷媒は、コン
デンサ２で約３０〜４０℃の外気により約５０℃に冷や
され、液化され、リキッドタンク３により水分や塵芥が
取り除かれた後、膨張弁４において、急激に膨張され
て、約−５℃の低温低圧の霧状冷媒となり、この冷媒が
エバポレータ５において室内空気から熱を吸収して蒸発
した後に、気体状の冷媒となってコンプレッサ１に戻さ
れ、再びコンプレッサ１により圧縮されて吐出される。
このような動作の繰り返しにより冷房サイクルが運転さ
れている。
【０００３】上述した膨張弁４には、種々の形態のもの
があるが、最近では、感温部とこの感温部により動作す
る弁部分が１つのケース内に設けられた一体型膨張弁が
多用されている。
があるが、最近では、感温部とこの感温部により動作す
る弁部分が１つのケース内に設けられた一体型膨張弁が
多用されている。
【０００４】この一体型膨張弁は、前記リキッドタンク
３からの液化された高温の冷媒を霧状に膨張させてエバ
ポレータ５に流出する流路６の他に、エバポレータ５で
蒸発して気化された冷媒をコンプレッサ１に帰還させる
ための流路７が弁本体８に形成されているが、当該膨張
弁４は、液化された高温の冷媒を断熱膨張する機能の他
に、冷房負荷の変動に応じて、適正な冷媒量をエバポレ
ータ５に供給する冷媒流量調整機能をも有することか
ら、以下のように構成されている。
３からの液化された高温の冷媒を霧状に膨張させてエバ
ポレータ５に流出する流路６の他に、エバポレータ５で
蒸発して気化された冷媒をコンプレッサ１に帰還させる
ための流路７が弁本体８に形成されているが、当該膨張
弁４は、液化された高温の冷媒を断熱膨張する機能の他
に、冷房負荷の変動に応じて、適正な冷媒量をエバポレ
ータ５に供給する冷媒流量調整機能をも有することか
ら、以下のように構成されている。
【０００５】弁棒９の下端に取付けられた弁体（ボール
弁）１０は、下方のスプリング１１により常時上方に付
勢され、このスプリング１１の付勢力は、アジャストス
クリュ１２により調整される。一方、弁本体８の上部に
設けられたダイアフラム１３の上方の室には、エバポレ
ータ５で空気と熱交換した後にコンプレッサ１へ帰還す
る冷媒の温度を検出する感温筒１４ａ内の圧力が導入さ
れ、ダイアフラム１３の下方の室には、エバポレータ５
出口の圧力が導入され、これらの圧力がバランスされて
感温部１４を介して弁棒９がスプリング１１の付勢力に
抗して昇降される。その結果、感熱筒１４ａ内の圧力、
エバポレータ５内の圧力及びスプリング１１による圧力
という３つの圧力がバランスされて、弁体１０の開度が
自動調節され、冷房負荷の変動に応じて適正な冷媒量が
エバポレータ５に供給される。
弁）１０は、下方のスプリング１１により常時上方に付
勢され、このスプリング１１の付勢力は、アジャストス
クリュ１２により調整される。一方、弁本体８の上部に
設けられたダイアフラム１３の上方の室には、エバポレ
ータ５で空気と熱交換した後にコンプレッサ１へ帰還す
る冷媒の温度を検出する感温筒１４ａ内の圧力が導入さ
れ、ダイアフラム１３の下方の室には、エバポレータ５
出口の圧力が導入され、これらの圧力がバランスされて
感温部１４を介して弁棒９がスプリング１１の付勢力に
抗して昇降される。その結果、感熱筒１４ａ内の圧力、
エバポレータ５内の圧力及びスプリング１１による圧力
という３つの圧力がバランスされて、弁体１０の開度が
自動調節され、冷房負荷の変動に応じて適正な冷媒量が
エバポレータ５に供給される。
【０００６】このような一体型膨張弁は、図５乃至図７
に示すような連結構造により車体に取付けられる。エバ
ポレータ５を収容したクーリングユニットのケース１５
およびダッシュパネル１６の開口に、シールを行うゴム
等の弾性体製のグロメット１７が嵌合されており、この
グロメット１７に、アルミニウム製のブロックコネクタ
１８が嵌合されている。このブロックコネクタ１８の車
室側に、一体型膨張弁４の弁本体８が取付けられてお
り、ブロックコネクタ１８の車外側には、リキッドタン
ク３からの冷媒供給用の配管２１およびコンプレッサ１
への冷媒帰還用の配管２３を有するフランジ１９が取付
けられている。これらの配管２１，２３は、各々、ブロ
ックコネクタ１８に継手形状に形成された流路２２，２
４に連結されており、これら流路２２，２４の突出部２
２ａ，２４ａが膨張弁４の流路６，７に連結されてい
る。なお、膨張弁４の車室側には、エバポレータ５に連
結された冷媒供給および帰還用の一対の配管を有するフ
ランジ２０が設けられている。
に示すような連結構造により車体に取付けられる。エバ
ポレータ５を収容したクーリングユニットのケース１５
およびダッシュパネル１６の開口に、シールを行うゴム
等の弾性体製のグロメット１７が嵌合されており、この
グロメット１７に、アルミニウム製のブロックコネクタ
１８が嵌合されている。このブロックコネクタ１８の車
室側に、一体型膨張弁４の弁本体８が取付けられてお
り、ブロックコネクタ１８の車外側には、リキッドタン
ク３からの冷媒供給用の配管２１およびコンプレッサ１
への冷媒帰還用の配管２３を有するフランジ１９が取付
けられている。これらの配管２１，２３は、各々、ブロ
ックコネクタ１８に継手形状に形成された流路２２，２
４に連結されており、これら流路２２，２４の突出部２
２ａ，２４ａが膨張弁４の流路６，７に連結されてい
る。なお、膨張弁４の車室側には、エバポレータ５に連
結された冷媒供給および帰還用の一対の配管を有するフ
ランジ２０が設けられている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】図５乃至図７に示す一
体型膨張弁の連結構造では、膨張弁４の上部のダイアフ
ラム１３の突出部を保護する空間が必要であるため、先
ず、グロメット１７が設けられ、次いで、このグロメッ
ト１７に嵌合するようにある程度の厚みを有しながらダ
イアフラム１３の突出部の保護のため上部を切り欠いた
ブロックコネクタ１８が設けられている。
体型膨張弁の連結構造では、膨張弁４の上部のダイアフ
ラム１３の突出部を保護する空間が必要であるため、先
ず、グロメット１７が設けられ、次いで、このグロメッ
ト１７に嵌合するようにある程度の厚みを有しながらダ
イアフラム１３の突出部の保護のため上部を切り欠いた
ブロックコネクタ１８が設けられている。
【０００８】しかしながら、このような連結構造では、
配管２１，２３を連結するブロックコネクタ１８の流路
２２，２４に継手形状が必要であると共に、突出部２２
ａ，２４ａを設ける必要があるため、ブロックコネクタ
１８の厚みを薄くできないといったことがある。
配管２１，２３を連結するブロックコネクタ１８の流路
２２，２４に継手形状が必要であると共に、突出部２２
ａ，２４ａを設ける必要があるため、ブロックコネクタ
１８の厚みを薄くできないといったことがある。
【０００９】さらに、ブロックコネクタ１８がアルミニ
ウム製であることから、さらに、上記のような継手形状
および突出部２２ａ，２４ａの加工が必要であるため、
ブロックコネクタのコストが高いといったことがある。
ウム製であることから、さらに、上記のような継手形状
および突出部２２ａ，２４ａの加工が必要であるため、
ブロックコネクタのコストが高いといったことがある。
【００１０】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
ためになされたものであり、厚みを薄くした一体型膨張
弁の連結構造を提供することを目的とする。
ためになされたものであり、厚みを薄くした一体型膨張
弁の連結構造を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項１に記載された発明は、車体パネルに取付け
られ、自動車用空気調和装置で使用される一体型膨張弁
の車室側に、エバポレータに冷媒を供給し帰還させる一
対の配管を連結し、前記一体型膨張弁の車外側に、リキ
ッドタンクからの冷媒供給用の配管およびコンプレッサ
への冷媒帰還用の配管を連結した膨張弁の連結構造にお
いて、車体パネルにグロメットを介して支持したカバー
を樹脂製とし、このカバー内に一体型膨張弁本体を収納
したことを特徴とする。
めの請求項１に記載された発明は、車体パネルに取付け
られ、自動車用空気調和装置で使用される一体型膨張弁
の車室側に、エバポレータに冷媒を供給し帰還させる一
対の配管を連結し、前記一体型膨張弁の車外側に、リキ
ッドタンクからの冷媒供給用の配管およびコンプレッサ
への冷媒帰還用の配管を連結した膨張弁の連結構造にお
いて、車体パネルにグロメットを介して支持したカバー
を樹脂製とし、このカバー内に一体型膨張弁本体を収納
したことを特徴とする。
【００１２】このように構成された膨張弁の連結構造で
は、アルミニウム製のブロックコネクタを廃止し、樹脂
製のカバー内に弁本体を収納しているため、原価低減を
図りながら、この連結構造の厚みを薄くすることがで
き、軽量化も図ることができる。
は、アルミニウム製のブロックコネクタを廃止し、樹脂
製のカバー内に弁本体を収納しているため、原価低減を
図りながら、この連結構造の厚みを薄くすることがで
き、軽量化も図ることができる。
【００１３】請求項２に記載された発明は、前記リキッ
ドタンクからの冷媒供給用の配管およびコンプレッサへ
の冷媒帰還用の配管を、カバーを貫通させて一体型膨張
弁本体の流路に直接挿入したことを特徴とする。
ドタンクからの冷媒供給用の配管およびコンプレッサへ
の冷媒帰還用の配管を、カバーを貫通させて一体型膨張
弁本体の流路に直接挿入したことを特徴とする。
【００１４】このようにすれば、従来のように、ブロッ
クコネクタに継手形状を形成する必要がなく、その分だ
け厚みを薄くできると共に、継手形状を加工する必要が
なく、しかも接続箇所も減り、加工精度を要する場所が
減るので、原価低減を図ることができ、さらに冷媒漏れ
に対する信頼性も向上する。
クコネクタに継手形状を形成する必要がなく、その分だ
け厚みを薄くできると共に、継手形状を加工する必要が
なく、しかも接続箇所も減り、加工精度を要する場所が
減るので、原価低減を図ることができ、さらに冷媒漏れ
に対する信頼性も向上する。
【００１５】請求項３に記載された発明は、前記カバー
と車体パネル及び前記エバポレータのクーリングユニッ
トケースのシールを前記グロメットにより行なうように
したことを特徴とする。
と車体パネル及び前記エバポレータのクーリングユニッ
トケースのシールを前記グロメットにより行なうように
したことを特徴とする。
【００１６】このようにすれば、グロメットにより車体
パネルとクーリングユニットケースがシールされ、コン
プレッサやコンデンサが設けられているエンジンルーム
との遮音や振動の遮断ができ、車室内の静粛性が向上す
る。
パネルとクーリングユニットケースがシールされ、コン
プレッサやコンデンサが設けられているエンジンルーム
との遮音や振動の遮断ができ、車室内の静粛性が向上す
る。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００１８】図１および図２に本発明の第１の実施の形
態を示し、図１は、本発明の第１の実施の形態に係る一
体型膨張弁の連結構造を示す断面図であり、図２は、図
１に示す一体型膨張弁の連結構造の分解斜視図である。
なお、従来と同じ部材については、同じ符号を付し、そ
の説明を省略する。
態を示し、図１は、本発明の第１の実施の形態に係る一
体型膨張弁の連結構造を示す断面図であり、図２は、図
１に示す一体型膨張弁の連結構造の分解斜視図である。
なお、従来と同じ部材については、同じ符号を付し、そ
の説明を省略する。
【００１９】本実施の形態では、樹脂成形されたカバー
３０に取り付けられたゴム等の弾性体製のグロメット１
７が装着されており、このカバー３０内に一体型膨張弁
４の弁本体８が収納されている。このカバー３０には、
グロメット１７が嵌合される筒状部３１が形成されてお
り、ダイアフラム１３の突出部を保護するため、切欠き
３２が形成されている。さらに、カバー３０には、アル
ミスリーブ３３，３４が樹脂成形時にインサート成形ま
たは樹脂成形後に圧入されており、リキッドタンク３か
らの冷媒供給用の配管３５およびコンプレッサへの冷媒
帰還用の配管３６が、フランジからの延出部分が長くさ
れて、アルミスリーブ３３，３４を貫通され、直接弁本
体８の流路６，７に挿入されて固定されている。このカ
バー３０は、ネジ３７により弁本体８に固定さていると
共に、弁本体８は、従来と同様にネジ３８によりフラン
ジ２０に固定されている。
３０に取り付けられたゴム等の弾性体製のグロメット１
７が装着されており、このカバー３０内に一体型膨張弁
４の弁本体８が収納されている。このカバー３０には、
グロメット１７が嵌合される筒状部３１が形成されてお
り、ダイアフラム１３の突出部を保護するため、切欠き
３２が形成されている。さらに、カバー３０には、アル
ミスリーブ３３，３４が樹脂成形時にインサート成形ま
たは樹脂成形後に圧入されており、リキッドタンク３か
らの冷媒供給用の配管３５およびコンプレッサへの冷媒
帰還用の配管３６が、フランジからの延出部分が長くさ
れて、アルミスリーブ３３，３４を貫通され、直接弁本
体８の流路６，７に挿入されて固定されている。このカ
バー３０は、ネジ３７により弁本体８に固定さていると
共に、弁本体８は、従来と同様にネジ３８によりフラン
ジ２０に固定されている。
【００２０】このように、従来のアルミニウム製のブロ
ックコネクタ１８を廃止し、比較的薄い樹脂製のカバー
３０内に弁本体８が収納されているため、原価低減を図
りながら、この連結構造の厚みを薄くすることができ
る。また、リキッドタンク３からの冷媒供給用の配管３
５およびコンプレッサ１への冷媒帰還用の配管３６が、
カバー３０のアルミスリーブ３３，３５を貫通して弁本
体８の流路６，７に直接挿入されているため、従来のよ
うにブロックコネクタ１８に継手形状を形成する必要が
なく、その分だけ厚みを薄くできると共に、継手形状を
加工する必要がなく、加工を簡易にして原価低減を図る
ことができる。
ックコネクタ１８を廃止し、比較的薄い樹脂製のカバー
３０内に弁本体８が収納されているため、原価低減を図
りながら、この連結構造の厚みを薄くすることができ
る。また、リキッドタンク３からの冷媒供給用の配管３
５およびコンプレッサ１への冷媒帰還用の配管３６が、
カバー３０のアルミスリーブ３３，３５を貫通して弁本
体８の流路６，７に直接挿入されているため、従来のよ
うにブロックコネクタ１８に継手形状を形成する必要が
なく、その分だけ厚みを薄くできると共に、継手形状を
加工する必要がなく、加工を簡易にして原価低減を図る
ことができる。
【００２１】また、前記グロメット１７によりダッシュ
パネル（車体パネル）１６及びエバポレータ５が収容さ
れたクーリングユニットケース１５がシールされてい
て、コンプレッサやコンデンサが設けられているエンジ
ンルームとの遮音や振動の遮断がなされる。
パネル（車体パネル）１６及びエバポレータ５が収容さ
れたクーリングユニットケース１５がシールされてい
て、コンプレッサやコンデンサが設けられているエンジ
ンルームとの遮音や振動の遮断がなされる。
【００２２】図３は、本発明の第２実施形態に係る一体
型膨張弁の連結構造を示す分解断面図である。
型膨張弁の連結構造を示す分解断面図である。
【００２３】本実施の形態は、継手形状の変更に着目し
たものであり、従来、図７に示すように、コンプレッサ
１への冷媒帰還用の配管２３のフランジ１９からの突出
部の長さがＸであったのに対し、本実施の形態では、図
３に示すように、コンプレッサ１への冷媒帰還用の配管
３６のフランジ１９からの突出部３６ａの長さは、樹脂
製のカバー３０の長さαだけ長くされて、Ｘ＋αにされ
ているが、膨張弁の連結構造全体としての厚みは、ブロ
ックコネクタ１８がカバー３０に変えられた分だけ薄く
されている。また、配管３６のシールは、突出部３６ａ
のシール３９だけでよく、従来のブロックコネクタ１８
と弁本体８との間のシールを廃止できるため、シール個
所が減り冷媒漏れの信頼性を向上できる。なお、図３に
図示しないリキッドタンク３からの冷媒供給用の配管３
５についても同様である。
たものであり、従来、図７に示すように、コンプレッサ
１への冷媒帰還用の配管２３のフランジ１９からの突出
部の長さがＸであったのに対し、本実施の形態では、図
３に示すように、コンプレッサ１への冷媒帰還用の配管
３６のフランジ１９からの突出部３６ａの長さは、樹脂
製のカバー３０の長さαだけ長くされて、Ｘ＋αにされ
ているが、膨張弁の連結構造全体としての厚みは、ブロ
ックコネクタ１８がカバー３０に変えられた分だけ薄く
されている。また、配管３６のシールは、突出部３６ａ
のシール３９だけでよく、従来のブロックコネクタ１８
と弁本体８との間のシールを廃止できるため、シール個
所が減り冷媒漏れの信頼性を向上できる。なお、図３に
図示しないリキッドタンク３からの冷媒供給用の配管３
５についても同様である。
【００２４】また、図３に示すように、カバー３０に、
弁本体８の位置決め用のリブ４０が形成されていてもよ
い。さらに、フランジ１９は、ネジ４１によりカバー３
０を介して弁本体に固定されている。
弁本体８の位置決め用のリブ４０が形成されていてもよ
い。さらに、フランジ１９は、ネジ４１によりカバー３
０を介して弁本体に固定されている。
【００２５】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れることなく、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて
種々変形することができる。
れることなく、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて
種々変形することができる。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載さ
れた発明は、車体パネルにグロメットを介して支持させ
たカバーを樹脂製にし、このカバー内に一体型膨張弁本
体を収納しているため、原価低減を図りながら、この連
結構造の厚みを薄くすることができ、軽量化も図ること
ができる。
れた発明は、車体パネルにグロメットを介して支持させ
たカバーを樹脂製にし、このカバー内に一体型膨張弁本
体を収納しているため、原価低減を図りながら、この連
結構造の厚みを薄くすることができ、軽量化も図ること
ができる。
【００２７】また、請求項２に記載された発明は、リキ
ッドタンクからの冷媒供給用の配管およびコンプレッサ
への冷媒帰還用の配管を、カバーを貫通させて一体型膨
張弁本体の流路に直接挿入しているため、ブロックコネ
クタに継手形状を形成する必要がなくその分だけ厚みを
薄くできると共に、継手形状を加工する必要がなく原価
低減を図ることができる。
ッドタンクからの冷媒供給用の配管およびコンプレッサ
への冷媒帰還用の配管を、カバーを貫通させて一体型膨
張弁本体の流路に直接挿入しているため、ブロックコネ
クタに継手形状を形成する必要がなくその分だけ厚みを
薄くできると共に、継手形状を加工する必要がなく原価
低減を図ることができる。
【００２８】請求項３に記載された発明は、グロメット
により車体パネルとクーリングユニットケースがシール
され、コンプレッサやコンデンサが設けられているエン
ジンルームとの遮音や振動の遮断ができ、車室内の静粛
性が向上する。
により車体パネルとクーリングユニットケースがシール
され、コンプレッサやコンデンサが設けられているエン
ジンルームとの遮音や振動の遮断ができ、車室内の静粛
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の第１の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図２】 図１に示す一体型膨張弁の連結構造の分解斜
視図である。
視図である。
【図３】 本発明の第２の実施の形態を示す分解断面図
である。
である。
【図４】 一般的な一体型膨張弁の断面説明図である。
【図５】 従来の一体型膨張弁の連結構造を示す断面図
である。
である。
【図６】 図５に示す一体型膨張弁の連結構造の分解斜
視図である。
視図である。
【図７】 従来の一体型膨張弁の連結構造を示す分解断
面図である。
面図である。
１…コンプレッサ、 ３…リキッドタンク、 ４…一体型膨張弁 ５…エバポレータ、 ６…流路、 ７…流路、 ８…一体型膨張弁本体、 １６…ダッシュパネル（車体パネル） １７…グロメット、 ３０…樹脂製のカバー、 ３５…配管、 ３６…配管。
Claims (3)
- 【請求項１】 車体パネル(16)に取付けられ、自動車用
空気調和装置で使用される一体型膨張弁(4）の車室側
に、エバポレータ(5）に冷媒を供給し帰還させる一対の
配管を連結し、前記一体型膨張弁(4）の車外側に、リキ
ッドタンク(3）からの冷媒供給用の配管(35)およびコン
プレッサ(1）への冷媒帰還用の配管(36)を連結した膨張
弁の連結構造において、 車体パネル(16)にグロメット(17)を介して支持したカバ
ー(30)を樹脂製とし、このカバー(30)内に一体型膨張弁
本体(8）を収納したことを特徴とする膨張弁の連結構
造。 - 【請求項２】 前記リキッドタンク(3）からの冷媒供給
用の配管(35)およびコンプレッサ(1）への冷媒帰還用の
配管(36)を、前記カバー(30)を貫通させて一体型膨張弁
本体(8）の流路(6,7）に直接挿入したことを特徴とする
請求項１に記載の膨張弁の連結構造。 - 【請求項３】 前記カバー(30)と車体パネル(16)及び前
記エバポレータ(5）のクーリングユニットケース(15)の
シールを前記グロメット(17)により行なうようにしたこ
とを特徴とする請求項１又は２に記載の膨張弁の連結構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8259330A JPH10100654A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 膨張弁の連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8259330A JPH10100654A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 膨張弁の連結構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10100654A true JPH10100654A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17332604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8259330A Withdrawn JPH10100654A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 膨張弁の連結構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10100654A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-09-30 JP JP8259330A patent/JPH10100654A/ja not_active Withdrawn
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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