JP2002300554A - アップコンバータ、ケーブルモデム、及び、棟内catvシステム - Google Patents

アップコンバータ、ケーブルモデム、及び、棟内catvシステム

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JP2002300554A
JP2002300554A JP2001096522A JP2001096522A JP2002300554A JP 2002300554 A JP2002300554 A JP 2002300554A JP 2001096522 A JP2001096522 A JP 2001096522A JP 2001096522 A JP2001096522 A JP 2001096522A JP 2002300554 A JP2002300554 A JP 2002300554A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末側で上り信号を周波数変換することによ
り、端末からダウンコンバータまでの伝送線上に下り信
号よりも周波数が高い棟内上り信号を流す棟内CATV
システムにおいて、端末側から伝送線上に周波数変換用
の高周波信号が漏れ出し、ダウンコンバータで上り信号
を復元できなくなるのを防止する。 【解決手段】 CATV用のケーブルモデム20は、一
般的なケーブルモデムの機能(送受信データの変調復調
機能)に加えて、周波数変換用の高周波信号を生成する
逓倍部55と周波数変換部50とにより実現されるアッ
プコンバータとしての機能を有する。そして、周波数変
換部50から端子T3に至る棟内上り信号の出力経路上
には、変調部48が動作しているときにだけオン状態と
なるRFスイッチ51が設けられる。このため、ケーブ
ルモデム20が上り信号を出力していないときに、周波
数変換用の高周波信号が伝送線に漏れ出すのを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部の双方向CA
TVシステムからの引込線を建造物内に引き込み、建造
物内の伝送線を介して、建造物内の加入者側の複数の端
末端子と双方向CATVシステムの伝送線とを接続する
棟内CATVシステムにおいて、加入者側装置から出力
された上り信号若しくは送信用データを引込線まで伝送
するのに使用されるアップコンバータ及びケーブルモデ
ム、並びに、これらを用いた棟内CATVシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外部の双方向CATVシステ
ムからの引込線を建造物内に引き込み、建造物内の伝送
線を介して、建造物内の加入者側の複数の端末端子と双
方向CATVシステムの伝送線とを接続する棟内CAT
Vシステムにおいては、建造物内の各部で発生した雑音
が加入者側の端末端子等を介して伝送線に重畳され、こ
の雑音の内、上り信号と同じ周波数成分のものは、流合
雑音として、上り信号と一緒に外部の双方向CATVシ
ステムに出力されてしまうことがあった。
【0003】そこで、近年では、外部の双方向CATV
システムへ流出する流合雑音を低減するため、ケーブル
モデム等の加入者側端末装置にて生成された上り信号
(双方向CATVシステムで伝送可能な周波数帯(例え
ば10MHz〜55MHz)の信号)を、アップコンバ
ータにて、元の周波数よりも高く、しかも、下り信号の
伝送周波数(例えば70MHz〜770MHz)と重複
することのない、UHF帯(例えば821MHz〜86
6MHz)の上り信号(以下、棟内上り信号という)に
周波数変換して、引込線まで伝送し、棟内の伝送線から
引込線へ上り信号を出力する直前で、棟内上り信号を、
ダウンコンバータを用いて、元の周波数(換言すれば、
双方向CATVシステムでの上り信号の伝送周波数)に
変換することが考えられている(例えば、特開平11−
355738号公報、特開2000−253371号公
報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記棟
内CATVシステムを実際に構築した場合、アップコン
バータの数が多い大規模な棟内CATVシステムでは、
ダウンコンバータ側で元の上り信号を正確に復元できな
くなることがあった。
【0005】即ち、まず、10MHz〜55MHzの上
り信号を、アップコンバータにて、821MHz〜86
6MHzの棟内上り信号に周波数変換するようにした場
合、ダウンコンバータにて、棟内上り信号を元の周波数
帯(10MHz〜55MHz)の上り信号に周波数変換
するには、アップコンバータ及びダウンコンバータにて
各信号を周波数変換するのに用いる高周波信号の周波数
を、811MHz若しくは876MHzに設定すればよ
い。また、この場合、上り信号は下り信号よりも周波数
が低く、棟内上り信号は下り信号よりも周波数が高いこ
とから、周波数変換用の高周波信号の周波数としては、
下り信号に影響を与えることのないように、下り信号や
棟内上り信号よりも更に高い周波数(876MHz)に
設定するのが一般的である。
【0006】ところが、このように周波数が設定される
周波数変換用の高周波信号は、棟内上り信号の周波数に
近くなることから、周波数変換後の棟内上り信号を棟内
CATVシステムの伝送線上に送出する際に、フィルタ
等を用いて完全に除去することができず、アップコンバ
ータから棟内CATVシステムの伝送線上に漏れ出して
しまう。
【0007】そして、棟内CATVシステムにおいて
は、外部の双方向CATVシステムのセンタ装置との間
で双方向通信を行う加入者側端末毎にアップコンバータ
が設置されることから、加入者側端末の数が多くなるほ
ど(換言すれば、棟内CATVシステムの規模が大きく
なるほど)、アップコンバータから伝送線上に漏れ出す
高周波信号の数が多くなる。
【0008】一方、各加入者側端末は、外部の双方向C
ATVシステムのセンタ装置との間で時分割でデータ通
信を行うことから、棟内CATVシステムにおいて、複
数のアップコンバータが同時に棟内上り信号を出力する
ことはない。この結果、各アップコンバータから漏れ出
した高周波信号は、伝送線上で合成されてダウンコンバ
ータに入力され、その入力レベルは、棟内CATVシス
テムの規模が大きい程高くなり、場合によっては、棟内
上り信号の入力レベルよりも高くなってしまう。
【0009】また、このように伝送線を介してダウンコ
ンバータに入力される高周波信号は、各アップコンバー
タから漏れ出した高周波信号が伝送線上で合成される際
の位相差や、各アップコンバータ毎の高周波信号の周波
数の微少なずれ等によって、正規の周波数(876MH
z)を中心として、上下の周波数方向に広がりを持つ雑
音信号(以下、位相雑音という)となる。
【0010】そして、上記のように、アップコンバータ
側で周波数変換に用いられる高周波信号が伝送線上に漏
れ出し、その合成信号が位相雑音となって、本来伝送す
べき棟内上り信号と一緒にダウンコンバータに入力され
ると、ダウンコンバータ内では、位相雑音と棟内上り信
号とが周波数変換用の回路(一般にミキサ)に入力さ
れ、ダウンコンバータ内で生成された高周波信号と合成
される。
【0011】従って、ダウンコンバータにおいて、棟内
上り信号は、ダウンコンバータ内で生成された高周波信
号にて元の上り信号に周波数変換されるものの、端末側
から一緒に伝送されてきた位相雑音とも合成されること
から、周波数変換後の上り信号には、その上下の周波数
方向に広がりを持つ位相雑音が付与され、特に、規模の
大きいCATVシステムでは、上り信号が周囲の位相雑
音に埋もれてしまうことがあるのである。
【0012】尚、こうした問題を解決するには、各アッ
プコンバータ側で発生する高周波信号の位相を調整した
り、或いは、各アップコンバータから高周波信号の合流
点までの伝送線の線路長を調整することにより、各アッ
プコンバータから漏れ出した高周波信号が伝送線上で互
いに打ち消し合うようにしてもよいが、実際にこのよう
な対策を施すことは困難である。
【0013】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、端末側で上り信号を周波数変換することによ
り、端末からダウンコンバータまでの伝送線上に下り信
号よりも周波数が高い棟内上り信号を流す棟内CATV
システムにおいて、端末側から伝送線上に周波数変換用
の高周波信号が漏れ出し、ダウンコンバータで上り信号
を復元できなくなるのを防止することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1記載のアップコンバータにおいて
は、前述した従来のアップコンバータと同様、伝送線を
介して端末端子まで伝送されてきた下り信号を、下り信
号経路を介して端末装置側に出力し、端末装置から入力
された上り信号については、周波数変換手段にて、高周
波信号発生手段が発生した高周波信号を用いて、棟内上
り信号に周波数変換する。
【0015】また、本発明のアップコンバータには、端
末装置から上り信号が入力されているか否かを判定する
判定手段が設けられ、この判定手段にて上り信号が入力
されていると判定されると、出力経路断続手段が、周波
数変換手段から端末端子への棟内上り信号の出力経路を
形成し、判定手段にて上り信号が入力されていないと判
定されると、出力経路断続手段が、周波数変換手段から
端末端子への棟内上り信号の出力経路を遮断する。
【0016】このため、本発明のアップコンバータによ
れば、端末装置から上り信号が入力されておらず、これ
を棟内上り信号に周波数変換する必要のないときに、高
周波信号発生手段が発生した周波数変換用の高周波信号
が、棟内上り信号の出力経路を介して端末端子(延いて
は建造物内の伝送線)へと送出されるのを防止できる。
【0017】従って、本発明のアップコンバータを用い
て棟内CATVシステムを構築すれば、棟内CATVシ
ステムの各端末端子に接続される多数のアップコンバー
タの内、端末装置から実際に上り信号が入力されて、こ
れを棟内上り信号に周波数変換する必要のある特定のア
ップコンバータだけで、棟内上り信号の出力経路が形成
され、他のアップコンバータでは、その出力経路が遮断
されることになり、各アップコンバータから漏出した高
周波信号の合成信号がダウンコンバータに入力されるの
を防止できる。
【0018】よって、本発明のアップコンバータによれ
ば、ダウンコンバータに対して、棟内上り信号から元の
上り信号を正確に復元させ、上り信号の品質を低下させ
ることなく、外部の双方向CATVシステムに送出させ
ることが可能となる。ところで、本発明のアップコンバ
ータにおいて、高周波信号発生手段が発生する周波数変
換用の高周波信号は、ダウンコンバータ側で周波数変換
に用いられる高周波信号と一致させることが望ましい。
【0019】そして、本発明が適用される従来の棟内C
ATVシステムにおいては、ダウンコンバータ側で周波
数変換用の高周波信号を生成するのに用いられた基準信
号(CATVシステムにおいて増幅装置のレベル調整等
のために伝送されるパイロット信号若しくはダウンコン
バータに内蔵した発振器にて生成した基準信号)を、下
り信号の一つとして端末側に伝送し、端末のアップコン
バータ側で、この基準信号を用いて周波数変換用の高周
波信号を生成することが考えられている(上記各公報参
照)。
【0020】そこで、本発明のアップコンバータを、こ
のような棟内CATVシステムにおいて利用できるよう
にするには、請求項2に記載のように、高周波信号発生
手段が、ダウンコンバータ側から伝送されてきた基準信
号を取り込み、この基準信号を分周又は逓倍することに
より、高周波信号を生成するように構成するとよい。
【0021】つまり、アップコンバータをこのように構
成すれば、上記棟内CATVシステムにおいて、ダウン
コンバータとアップコンバータとが周波数変換に用いる
高周波信号の周波数を一致させることができ、ダウンコ
ンバータ側で、アップコンバータが周波数変換する前の
元の上り信号を精度よく復元できることになる。
【0022】次に、請求項3に記載のケーブルモデムに
おいては、復調手段が、伝送線を介して端末端子まで伝
送されてきた下り信号を復調することにより受信データ
を生成し、この受信データを加入者側の情報処理装置に
出力すると共に、変調手段が、加入者側の情報処理装置
から入力された送信データにて搬送波を変調することに
より、上り信号を生成する。そして、変調手段にて生成
された上り信号は、周波数変換手段において、高周波信
号発生手段が発生した高周波信号を用いて棟内上り信号
に周波数変換される。
【0023】また、本発明のケーブルモデムには、出力
経路遮断手段が設けられており、この出力経路遮断手段
は、変調手段が動作していれば、周波数変換手段から端
末端子への棟内上り信号の出力経路を形成し、変調手段
が動作していなければ、その出力経路を遮断する。
【0024】即ち、本発明のケーブルモデムは、復調手
段と変調手段とを備えた一般的なCATV用のケーブル
モデムに、請求項1に記載のアップコンバータとしての
機能(高周波信号発生手段、周波数変換手段、及び出力
経路断続手段)を付加したものである。
【0025】このため、本発明のケーブルモデムによれ
ば、加入者側の情報処理装置から送信データが入力され
ておらず、変調手段が送信データの変調動作を行ってい
ないとき(換言すれば、周波数変換手段にて上り信号を
棟内上り信号に周波数変換する必要がないとき)に、高
周波信号発生手段が発生した周波数変換用の高周波信号
が、棟内上り信号の出力経路を介して端末端子(延いて
は建造物内の伝送線)へと送出されるのを防止できる。
【0026】よって、本発明のケーブルモデムを用いて
棟内CATVシステムを構築すれば、棟内CATVシス
テムの各端末端子に接続される多数のケーブルモデムの
内、加入者側の情報処理装置から実際に送信データが入
力されて、これを棟内上り信号に変換して端末端子から
伝送線上に送出する必要のある特定のケーブルモデムだ
けで、棟内上り信号の出力経路が形成され、他のケーブ
ルモデムでは、その出力経路が遮断されることになり、
各ケーブルモデルから漏出した高周波信号の合成信号が
ダウンコンバータに入力されるのを防止できる。
【0027】従って、本発明のケーブルモデムによれ
ば、請求項1記載のアップコンバータと同様、ダウンコ
ンバータに対して、棟内上り信号から元の上り信号(こ
の場合変調手段が生成した上り信号)を正確に復元さ
せ、上り信号の品質を低下させることなく、外部の双方
向CATVシステムに送出させることが可能となる。
【0028】また、本発明のケーブルモデムを用いれ
ば、外部の双方向CATVシステムのセンタ装置と加入
者側の情報処理装置との間のデータ通信を可能とする棟
内CATVシステムを構築するに当たって、端末端子と
加入者側の情報処理装置との間に、従来より使用されて
いる一般的なケーブルモデムと、請求項1に記載のアッ
プコンバータとの2つの機器を加入者側に設置する必要
がないため、加入者側での機器の取り扱いが容易にな
り、しかも、加入者宅にケーブルモデムを設置する際に
2つの機器を調整する必要がないため、その調整作業を
簡単にすることができる。
【0029】次に、請求項4記載のケーブルモデムは、
請求項2に記載のアップコンバータと同様の機能を、請
求項3に記載のケーブルモデムに付加したものであり、
高周波信号発生手段が、ダウンコンバータ側から伝送さ
れてきた基準信号を取り込み、この基準信号を分周又は
逓倍することにより、高周波信号を生成する。
【0030】従って、上記のように基準信号を端末側に
伝送するようにした棟内CATVシステムにおいて、請
求項4に記載のケーブルモデムを使用するようにすれ
ば、ダウンコンバータとケーブルモデムとが周波数変換
に用いる高周波信号の周波数を一致させることができ、
ダウンコンバータ側で、ケーブルモデムが周波数変換す
る前の元の上り信号(換言すれば変調手段が生成した上
り信号)を精度よく復元できることになる。
【0031】一方、請求項5記載の棟内CATVシステ
ムは、外部の双方向CATVシステムのセンタ装置から
伝送されてきた下り信号を、建造物内の伝送線を介して
複数の端末端子まで伝送すると共に、各端末端子より入
力された前記下り信号よりも周波数が高い棟内上り信号
を、建造物内若しくは前記双方向CATVシステムの伝
送線上に配置されたダウンコンバータまで伝送し、該ダ
ウンコンバータにより、前記棟内上り信号を、前記下り
信号よりも周波数が低い上り信号に周波数変換させるよ
うに構成された棟内CATVシステムにおいて、各端末
端子と加入者側装置との間に、夫々、請求項1又は請求
項2に記載のアップコンバータ、若しくは、請求項3又
は請求項4に記載のケーブルモデルを備えたことを特徴
とする。
【0032】即ち、加入者側装置が、一般的なケーブル
モデムのように上り信号を出力する端末装置であれば、
その端末装置と端末端子との間に、請求項1又は請求項
2記載のアップコンバータを設けることで、ダウンコン
バータまで棟内上り信号を伝送することができ、加入者
側装置がパーソナルコンピュータのように送信データを
出力する情報処理装置であれば、その情報処理装置と端
末端子との間に、請求項3又は請求項4記載のケーブル
モデムを設けることで、ダウンコンバータまで棟内上り
信号を伝送することができる。
【0033】そこで、請求項5に記載の棟内CATVシ
ステムでは、利用者側端末と端末端子との間に、夫々、
請求項1又は請求項2に記載のアップコンバータ、若し
くは、請求項3又は請求項4に記載のケーブルモデルを
設けることで、各端末端子からダウンコンバータに至る
伝送線上に、周囲の雑音の影響を受けることのない棟内
上り信号を伝送できるようにし、しかも、本発明のアッ
プコンバータ若しくはケーブルモデムの機能によって、
これら各部から周波数変換用の高周波信号が伝送線上に
漏れ出すのを防止し、ダウンコンバータ側で、その漏れ
出した高周波信号の影響を受けることなく、棟内上り信
号から外部の双方向CATVシステムの伝送線上に送出
すべき上り信号を復元できるようにしているのである。
【0034】よって、本発明の棟内CATVシステムに
よれば、ダウンコンバータから、外部の双方向CATV
システムの伝送線上に、アップコンバータやケーブルモ
デムから漏れ出した周波数変換用高周波信号の合成信号
による雑音成分(位相雑音)が、上り信号と同じ周波数
帯の流合雑音として出力されるのを防止し、CATVシ
ステム全体の上り信号の伝送品質を向上することができ
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面と
共に説明する。図1は、本発明が適用された実施例の棟
内CATVシステム全体の構成を表す構成図である。
【0036】図1に示す如く、本実施例の棟内CATV
システムは、外部の双方向CATVシステムの伝送線
(CATV伝送線)2から分岐装置4を介して分岐され
た引込線6を、保安器8を介して、マンション,アパー
ト等の建造物内に引き込み、その建造物内に配線された
同軸ケーブルからなる伝送線L、及び、この伝送線Lに
設けられた双方向増幅器12,分岐器14,分配器16
等を介して、引込線6から入力された双方向CATVシ
ステムの下り信号(周波数:70MHz〜770MH
z)を、建造物内の各加入者宅に設置された直列ユニッ
ト等からなる複数の端末端子18まで伝送すると共に、
各種加入者側端末から後述のケーブルモデム(アップコ
ンバータ内蔵型)20若しくはアップコンバータ24を
介して端末端子18に入力された棟内上り信号を、引込
線6まで伝送するものである。
【0037】そして、本実施例の棟内CATVシステム
では、加入者側で外部の双方向CATVシステムが提供
するインターネットサービスを利用する際には、パーソ
ナルコンピュータ等からなる情報処理装置26が、アッ
プコンバータ内蔵型のケーブルモデム20を介して、加
入者側の端末端子18に接続されるか、或いは、情報処
理装置26が、一般的なケーブルモデム22と、アップ
コンバータ24とを介して、加入者側の端末端子18に
接続される。また、加入者が、システム専用の端末装置
(STB:セットトップボックス)28を利用して、外
部の双方向CATVシステムのセンタ装置に対して有料
番組の視聴予約等を行う際には、その端末装置と加入者
側の端末端子18との間に、アップコンバータ24が設
置される。
【0038】この結果、情報処理装置26から出力され
たデータ通信用の送信データは、ケーブルモデム20に
おいて、一旦、外部の双方向CATVシステムで伝送可
能な所定周波数帯(本実施例では、12MHz〜55M
Hz)の上り信号に変換された後、ケーブルモデム20
のアップコンバータとしての機能によって、更に、所定
周波数帯(本実施例では、821MHz〜864MH
z)の棟内上り信号に周波数変換されて、端末端子18
に入力されるか、或いは、ケーブルモデム22において
所定周波数帯(12MHz〜55MHz)の上り信号に
変換され、更に、アップコンバータ24において、所定
周波数帯(821MHz〜864MHz)の棟内上り信
号に周波数変換されて、端末端子18に入力される。ま
た、システム専用のSTB28から出力された所定周波
数帯(12MHz〜55MHz)の上り信号は、アップ
コンバータ24にて、所定周波数帯(821MHz〜8
64MHz)の棟内上り信号に周波数変換されて、端末
端子18に入力される。尚、図1において、符号29
は、STB28に接続されたテレビ受信機を表す。
【0039】このように、本実施例の棟内CATVシス
テムにおいては、加入者側端末から端末端子18に入力
される上り方向の伝送信号は、全て、下り信号よりも周
波数が高い棟内上り信号であることから、棟内CATV
システムの伝送線Lと、外部の双方向CATVシステム
からの引込線6との接続部分には、各端末端子18から
伝送線Lを介して伝送されてきた棟内上り信号(周波
数:821MHz〜864MHz)を、外部の双方向C
ATVシステムで伝送可能な上り信号(周波数:12M
Hz〜55MHz)に周波数変換するためのダウンコン
バータ10が設けられている。
【0040】また、本実施例の棟内CATVシステムに
おいては、アップコンバータ内蔵型のケーブルモデム2
0やアップコンバータ24が周波数変換に用いる高周波
信号と、ダウンコンバータ10が周波数変換に用いる高
周波信号との周波数を一致させるために、これら各部1
0,20,24を、基準信号を用いて周波数変換用の高
周波信号を生成するように構成し、しかも、その基準信
号をダウンコンバータ10から端末側へと伝送すること
で、ケーブルモデム20やアップコンバータ24がダウ
ンコンバータ10と同じ基準信号を用いて、周波数変換
用の高周波信号を生成できるようにしている。
【0041】そして、本実施例では、その基準信号の伝
送線Lでの伝送損失を少なくするために、基準信号の周
波数を10MHz帯(詳しくは10MHz〜12MHz
内の任意の周波数)に設定し、これを、下り信号の一つ
として端末側に伝送するために、ダウンコンバータ10
よりも下流の伝送線L上に配置される伝送機器(双方向
増幅器12,分岐器14,分配器16等)での下り信号
の信号通過帯域を、10MHz〜770MHzに設定し
ている。
【0042】尚、ダウンコンバータ10よりも下流の伝
送線L上に配置される伝送機器(双方向増幅器12,分
岐器14,分配器16等)での上り信号の信号通過帯域
は、当然のことながら、棟内上り信号の周波数(821
MHz〜864MHz)に対応して設定されている。
【0043】次に、本実施例の棟内CATVシステムで
用いられるダウンコンバータ10、アップコンバータ内
蔵型のケーブルモデム20、及び、アップコンバータ2
4の構成を説明する。 [ダウンコンバータ]図2に示すように、ダウンコンバ
ータ10には、外部の双方向CATVシステムからの引
込線6を接続するための外部接続端子T1と、建造物内
の伝送線Lを接続するための内部接続端子T2とが備え
られている。そして、外部接続端子T1に入力された下
り信号は、ハイパスフィルタ(以下、HPFと記載す
る)31を介して、ダウンコンバータ10内に取り込ま
れ、ローパスフィルタ(以下、LPFと記載する)3
2、HPF33、及び、内部接続端子T2を介して、端
末側の伝送線L上に送出される。
【0044】また、内部接続端子T2に入力される端末
側からの棟内上り信号は、HPF33を介して、ダウン
コンバータ10内に取り込まれ、更に、HPF34を介
して、周波数変換部35に入力される。周波数変換部3
5は、棟内上り信号と、逓倍部37にて生成された周波
数変換用の高周波信号(本実施例では、周波数:876
MHz)とを混合することにより、棟内上り信号(周波
数:821MHz〜864MHz)を、上り信号(周波
数:12MHz〜55MHz)に周波数変換するための
ものである。そして、周波数変換部35で周波数変換さ
れた上り信号は、LPF36、及び、外部接続端子T1
を介して、引込線6(延いては外部の双方向CATVシ
ステムの伝送線2)へと送出される。
【0045】また、ダウンコンバータ10には、上述し
た基準信号(周波数10MHz帯)を発生する発振器3
0が内蔵されており、この発振器30からの基準信号
は、上記逓倍部37に入力されて、876MHzの高周
波信号に変換されると共に、バンドパスフィルタ(以
下、BPFと記載する)38、LPF39、及び、内部
接続端子T2を介して、端末側の伝送線L上に送出され
る。
【0046】尚、逓倍部37は、内部に周波数可変型の
発振器(例えばVCO)を備え、この発振器からの出力
(若しくはこの出力を分周・逓倍した信号)と、基準信
号を分周・逓倍した信号との位相が一致するように、発
振器の発振周波数を制御することにより、周波数変換用
の高周波信号を生成するものであり、周知のPLL回路
から構成されている。
【0047】また、ダウンコンバータ10に設けられた
上記各フィルタの目的及びそのカットオフ周波数は、夫
々、下記の通りである。即ち、HPF31は、下り信号
を通過させ、上り信号の通過を阻止するためのものであ
り、カットオフ周波数は、例えば70MHzに設定され
ている。また、LPF32は、下り信号を通過させ、棟
内上り信号の通過を阻止するためのものであり、カット
オフ周波数は、例えば770MHzに設定されている。
また、HPF33は、下り信号及び棟内上り信号を通過
させ、基準信号の通過を阻止するためのものであり、カ
ットオフ周波数は、例えば70MHzに設定されてい
る。
【0048】一方、HPF34は、棟内上り信号を通過
させ、下り信号の通過を阻止するためのものであり、カ
ットオフ周波数は、例えば821MHzに設定されてい
る。また、LPF36は、上り信号を通過させ、下り信
号の通過を阻止するためのものであり、カットオフ周波
数は、例えば、55MHzに設定されている。
【0049】また、BPF38は、基準信号を選択的に
通過させるためのものであり、その信号通過帯域の中心
周波数は、基準信号の周波数に設定され、その帯域幅
は、極めて狭く設定されている(例えば中心周波数±3
0kHz)。また、LPF39は、基準信号を通過さ
せ、下り信号や棟内上り信号の通過を阻止するためのも
のであり、カットオフ周波数は、例えば12MHzに設
定されている。
【0050】以上のように、本実施例のダウンコンバー
タ10は、外部の双方向CATVシステムから入力され
た下り信号をそのまま通過させて、伝送線L上に送出す
ると共に、伝送線Lを介して端末側より伝送されてきた
棟内上り信号を、外部の双方向CATVシステムで伝送
可能な上り信号に周波数変換して、外部の双方向CAT
Vシステムの伝送線2上に送出し、更に、周波数変換用
の高周波信号を生成するのに用いた基準信号を、伝送線
L上に送出する。 [ケーブルモデム(アップコンバータ内蔵型)]図3に
示すように、ケーブルモデム20には、同軸ケーブル等
を介して端末端子18に接続するためのCATV接続端
子T3と、マイクロコンピュータ等の情報処理装置との
間でイーサネット(登録商標)(Ethernet(登
録商標))によりデータ通信を行うためのイーサネット
用接続端子T4とが備えられている。
【0051】そして、伝送線Lを介してダウンコンバー
タ10から端末端子18へと伝送されてきた下り信号
(周波数:10MHz〜770MHz)の内、10MH
z帯の基準信号を除く下り信号(周波数:70MHz〜
770MHz)は、CATV接続端子T3から、HPF
41及びLPF42を介して、受信部43に入力され、
10MHz帯の基準信号は、CATV接続端子T3か
ら、LPF53及びBPF54を介して、逓倍部55に
入力される。
【0052】受信部43は、入力された下り信号(周波
数:70MHz〜770MHz)の中から、ファイルの
ダウンロードやWWW(World Wide Web)情報表示等の
ために外部のCATVセンターを介して伝送されてきた
下り信号(周波数は、例えば650MHz〜770MH
z)を受信信号として選択し、これを中間周波信号(I
F)に変換して、復調手段としての復調部44へ出力す
る。また、この受信部43は、AGC(自動利得制御機
能)やAFC(自動周波数制御機能)を備えており、こ
れらの機能は、いずれもメディアアクセスコントロール
部(以下、MACという)45により制御される。
【0053】次に、復調部44は、受信部にて中間周波
信号(IF)に周波数変換された受信信号(一般に、Q
AM変調(直交振幅変調)されている)を、パルス状の
下りデータ信号(ベースバンド信号)に復調して、MA
C45へ出力する。MAC45は、上述した受信部43
の制御を行うだけでなく、復調部44から入力された下
りデータ信号から、外部の双方向CATVシステムのセ
ンタモデムから送信されてきた上り信号に関する周波数
や変調方式、データ伝送速度等の各種制御情報を取得
し、これらの制御情報に基づき後述の変調部48や送信
部49を制御する。そして、MAC45は、復調部44
から入力された下りデータ信号の内、端末側の情報処理
装置26に送信すべき下りデータ信号については、CP
U46に出力する。
【0054】次に、CPU46は、MAC45から入力
された下りデータ信号を、イーサネット用のインターフ
ェース47に出力することで、インターフェース47に
対して、下りデータ信号をイーサネット規格に則った信
号形式に変換させる。そして、その変換された下り信号
は、イーサネット用接続端子T4を介して、情報処理装
置26に出力される。
【0055】一方、情報処理装置26から出力された双
方向データ通信用の上りデータ信号は、イーサネット用
接続端子T4を介してインターフェース47に入力さ
れ、インターフェース47にて、イーサネット規格の上
りデータ信号から外部のセンタモデムへ伝送すべき規格
に則った信号形式に変換される。そして、この変換され
た上りデータ信号は、CPU46を介して、MAC45
に入力され、MAC45で各種処理が施された後、変調
手段としての変調部48へ出力される。
【0056】変調部48では、上りデータ信号にて搬送
波を変調(例えば、QPSK/16QAM変調)するこ
とにより、外部の双方向CATVシステムで伝送可能な
上り信号(周波数:12MHz〜55MHz)を生成
し、送信部49に出力する。すると、送信部49では、
上り信号が所定レベルまで増幅される。尚、上述したよ
うに、変調部48及び送信部49は、MAC45の制御
の下に動作する。
【0057】次に、送信部49にて増幅された上り信号
は、周波数変換手段としての周波数変換部50に入力さ
れる。周波数変換部50は、送信部49から入力された
上り信号と、高周波信号発生手段としての逓倍部55に
て生成された周波数変換用の高周波信号(周波数は、ダ
ウンコンバータ10で生成される高周波信号と同じ87
6MHz)と、を混合することにより、上り信号(周波
数:12MHz〜55MHz)を、棟内上り信号(周波
数:821MHz〜864MHz)に周波数変換するた
めのものである。
【0058】そして、周波数変換部50で周波数変換さ
れた棟内上り信号は、高周波スイッチ(RFスイッチ)
51、HPF52、HPF41、及び、CATV接続端
子T3を介して、端末端子18(延いては伝送線L上)
に送出される。ここで、逓倍部55は、ダウンコンバー
タ10の逓倍部37と同様にPLL回路にて構成されて
おり、LPF53及びBPF54を介して選択的に取り
込まれた基準信号(周波数:10MHz帯)に基づき、
ダウンコンバータ10側で周波数変換に用いられる高周
波信号と同じ周波数の高周波信号を生成する。つまり、
この逓倍部55は、請求項4に記載の高周波信号発生手
段として機能する。
【0059】また、RFスイッチ51は、変調部48が
MAC45の制御の下に上りデータ信号の変調動作を実
行しているとき(つまり、上り信号を生成していると
き)に変調部48から出力される切替信号によってオン
状態となり、変調部48が動作を停止しているとき(換
言すれば、変調部48から切替信号が出力されていない
とき)にはオフ状態となるように構成されている。
【0060】この結果、周波数変換部50から、HPF
52及びHPF41を介して、CATV接続端子T3に
至る、棟内上り信号の出力経路は、RFスイッチ51に
より断続され、この経路は、送信部49から上り信号が
出力されているときにだけ、形成されることになる。つ
まり、このRFスイッチ51は、本発明(請求項3に記
載)の出力経路断続手段として機能する。
【0061】尚、ケーブルモデム20に設けられた各フ
ィルタの目的及びそのカットオフ周波数は、夫々、下記
の通りである。即ち、HPF41は、外部の双方向CA
TVシステムから棟内CATVシステムに入力された周
波数70MHz以上の下り信号と棟内上り信号とを通過
させ、下り信号に含まれる基準信号の通過を阻止するた
めのものであり、カットオフ周波数は、例えば70MH
zに設定されている。また、LPF42は、HPF41
を通過した下り信号を通過させ、棟内上り信号の通過を
阻止するためのものであり、カットオフ周波数は、例え
ば770MHzに設定されている。また、HPF52
は、RFスイッチ51を通過した棟内上り信号を通過さ
せ、下り信号の通過を阻止するためのものであり、カッ
トオフ周波数は、例えば821MHzに設定されてい
る。
【0062】一方、LPF53は、基準信号を通過さ
せ、他の下り信号や棟内上り信号の通過を阻止するため
のものであり、カットオフ周波数は、例えば12MHz
に設定されている。また、BPF54は、基準信号のみ
を選択的に通過させるためのものであり、ダウンコンバ
ータ10内のBPF38と同様、基準信号の周波数に対
応した狭帯域フィルタにて構成されている。
【0063】以上のように、本実施例のケーブルモデム
20においては、受信部43、復調部44、MAC4
5、CPU46、インターフェース47、変調部48、
及び、送信部49等にて実現される一般的なケーブルモ
デム22としての機能(送受信データの変調復調機能)
に加えて、高周波信号発生手段としての逓倍部55及び
周波数変換手段としての周波数変換部50により実現さ
れるアップコンバータ24としての機能を有する。
【0064】そして、周波数変換部50からCATV接
続端子T3に至る棟内上り信号の出力経路上には、変調
部48が動作しているときにだけオン状態となるRFス
イッチ51が設けられていることから、送信部49から
周波数変換部50に上り信号が入力されていないときに
は、棟内上り信号の出力経路が遮断され、逓倍部55に
て生成された周波数変換用の高周波信号が、CATV接
続端子T3から端末端子18、延いては伝送線L上へと
漏れ出すのを防止できる。 [アップコンバータ]アップコンバータ24は、基本的
には、上述したケーブルモデム20からアップコンバー
タとしての機能を取り出したものであり、その構成要素
は、ケーブルモデム20と重複する部分が多いことか
ら、以下の説明では、ケーブルモデム20と同じ部分に
ついては同じ符号を付与し、その部分の詳細な説明は省
略する。
【0065】図4に示すように、アップコンバータ24
には、同軸ケーブル等を介して端末端子18に接続する
ためのCATV接続端子T3と、上り信号を出力してく
るケーブルモデム22やSTB28等の端末装置に接続
するための端末接続端子T5と、テレビ受信機29等に
下り信号をそのまま出力するための下り出力端子T6が
備えられている。そして、端末端子18からCATV接
続端子T3に入力された下り信号の内、外部の双方向C
ATVシステムから入力された下り信号(周波数:70
MHz〜770MHz)は、HPF41、LPF42を
介して、下り出力端子T6までそのまま伝送され、下り
出力端子T6から、これに接続されたテレビ受信機29
等の受信端末に送出される。
【0066】また、LPF42から下り出力端子T6に
至る下り信号の伝送経路(請求項1記載の下り信号経路
に相当する)には、分岐回路61が設けられており、こ
の経路を通過する下り信号の一部が、分岐回路61にて
分岐される。そして、その分岐された下り信号は、端末
接続端子T5から周波数変換部50に至る上り信号の伝
送経路に設けられた方向性結合器62を介して、上り信
号の伝送経路まで伝送され、この経路を通って、端末接
続端子T5から、ケーブルモデム22等の端末装置へと
送出される。
【0067】一方、ケーブルモデム22等の端末装置か
ら端末接続端子T5に入力された上り信号は、上記方向
性結合器62が設けられた伝送経路を通って、周波数変
換手段としての周波数変換部50に入力され、周波数変
換部50にて、高周波信号発生手段としての逓倍部55
で生成された高周波信号と混合されることにより、所定
周波数帯(821MHz〜864MHz)の棟内上り信
号へと周波数変換される。
【0068】そして、この周波数変換部50から出力さ
れた棟内上り信号は、RFスイッチ51、HPF52、
HPF41を通って、CATV接続端子T3まで伝送さ
れ、CATV接続端子T3から端末端子18(延いては
伝送線L上)へと送出される。
【0069】尚、逓倍部55には、端末端子18からC
ATV接続端子T3に入力された下り信号の内、10M
Hz帯の基準信号だけが、LPF53及びBPF54を
介して、入力され、逓倍部55では、この基準信号に基
づき、ダウンコンバータ10で周波数変換に用いられる
高周波信号と同じ周波数(876MHz)の高周波信号
を生成する。
【0070】また、端末接続端子T5から周波数変換部
50に至る上り信号の伝送経路上には、上り信号の一部
を分岐させる分岐回路63が設けられており、この分岐
回路63にて分岐された上り信号は、上り信号検出部6
5に入力される。上り信号検出部65は、本発明(請求
項1記載)の判定手段に相当するものであり、分岐回路
63を介して入力される上り信号を検波し、その電圧レ
ベル(換言すれば信号レベル)が所定レベル以上か否か
を判定することにより、ケーブルモデム22等の端末装
置から端末接続端子T5に上り信号が入力されているか
否かを判定する。
【0071】そして、上り信号検出部65は、端末装置
から端末接続端子T5に上り信号が入力されていると判
定すると、出力経路断続手段としてのRFスイッチ51
をオンさせる切替信号を出力し、端末装置から端末接続
端子T5に上り信号が入力されていないと判定すると、
その切替信号の出力を停止して、RFスイッチ51をオ
フさせる。
【0072】このように、本実施例のアップコンバータ
24においては、CATV接続端子T3に入力された下
り信号の内、外部の双方向CATVシステムから当該棟
内CATVシステムに伝送されてきた下り信号(周波
数:70MHz〜770MHz)を、下り出力端子T6
及び端末接続端子T5まで夫々伝送して(この伝送経路
は、本発明の下り信号経路に相当する)、各端子T6,
T5に接続された加入者側端末へと送出すると共に、ケ
ーブルモデム22等の端末装置から端末接続端子T5に
入力された上り信号を周波数変換部50にて棟内上り信
号に周波数変換して、CATV接続端子T3から端末端
子18(延いては伝送線L上)へと送出し、しかも、そ
の周波数変換に用いる高周波信号は、逓倍部55にて、
ダウンコンバータ10側から伝送されてきた基準信号を
用いて生成するようにされている。
【0073】そして、特に、周波数変換部50からCA
TV接続端子T3に至る棟内上り信号の出力経路上に
は、端末接続端子T5に上り信号が入力されているとき
にだけオン状態となるRFスイッチ51が設けられてい
ることから、端末接続端子T5に上り信号が入力されて
いないときには、棟内上り信号の出力経路が遮断され、
逓倍部55にて生成された周波数変換用の高周波信号
が、CATV接続端子T3から端末端子18、延いては
伝送線L上へと漏れ出すのを防止できる。
【0074】以上説明したように、本実施例の棟内CA
TVシステムにおいては、複数の端末端子18からダウ
ンコンバータ10に至る伝送線L上に棟内上り信号を送
出するために用いられるケーブルモデム20及びアップ
コンバータ24において、その内部の周波数変換部50
に上り信号が入力されないときには、RFスイッチ51
をオフすることにより、周波数変換部50からCATV
接続端子T3に至る棟内上り信号の出力経路を遮断する
ようにしている。
【0075】このため、本実施例の棟内CATVシステ
ムにおいては、伝送線Lに端末端子18を介して接続さ
れるケーブルモデム20やアップコンバータ24の数が
多くなっても、周波数変換用の高周波信号が伝送線L上
に漏れ出すのは、上り信号の周波数変換を行っている最
大1個のケーブルモデム20若しくはアップコンバータ
24だけとなる。
【0076】この結果、本実施例の棟内CATVシステ
ムによれば、ケーブルモデム20やアップコンバータ2
4から同時に高周波信号が漏れ出すのを防止し、その高
周波信号の合成信号がダウンコンバータ10に入力され
るのを防止でき、ダウンコンバータ10が、その合成信
号の影響を受けて、棟内上り信号から元の上り信号を復
元できなくのを防止し、延いては、その合成信号が、棟
内CATVシステムから外部の双方向CATVシステム
の伝送線2上に流合雑音として漏れ出すのを防止でき
る。よって、本実施例の棟内CATVシステムによれ
ば、外部の双方向CATVシステムを含めて、上り信号
の伝送品質を向上することが可能となる。
【0077】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、棟内上り信号生成用の機器として、アップコンバー
タ24とケーブルモデム20との2種類の機器が用いら
れた棟内CATVシステムについて説明したが、アップ
コンバータ24及びケーブルモデム20の何れか一方を
用いて、棟内CATVシステムを構築しても、上記実施
例と同様の効果を得ることができる また、例えば、上記実施例では、ダウンコンバータ10
は、引込線6よりも下流の伝送線L上に設けられるもの
として説明したが、このダウンコンバータ10は、例え
ば、外部の双方向CATVシステムの伝送線2上に設置
し、このダウンコンバータ10よりも下流の伝送線に、
下り信号よりも周波数が高い棟内上り信号を流すように
した棟内CATVシステムであっても、本発明を適用し
て、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0078】また、上記実施例では、ダウンコンバータ
10に基準信号生成用の発振器30を内蔵するものとし
て説明したが、この発振器30は、ダウンコンバータ1
0とは別体で構成し、基準信号を伝送線L上に送出する
ようにしてもよい。そして、このようにすれば、ダウン
コンバータ10には、内部接続端子T2を介して、基準
信号が入力されることになるが、その入力された基準信
号は、LPF39及びBPF38を介して、逓倍部37
に入力されることから、ダウンコンバータ10は、上記
実施例と同様に動作することができる。
【0079】また上記実施例では、棟内CATVシステ
ム内での下り信号の伝送帯域を10MHz〜770MH
zに設定し、基準信号の周波数を10MHz〜12MH
z内の任意の周波数に設定するものとして説明したが、
基準信号の周波数としては、棟内CATVシステム内で
の基準信号の伝送損失がシステムの動作(詳しくは端末
側での上り信号の周波数変換動作)に影響を与えなけれ
ば、下り伝送帯域外の周波数(例えば、10MHzより
も低い周波数)に設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の棟内CATVシステムの構成を表す
構成図である。
【図2】 ダウンコンバータの構成を表すブロック図で
ある。
【図3】 アップコンバータ内蔵型のケーブルモデムの
構成を表すブロック図である。
【図4】 アップコンバータの構成を表すブロック図で
ある。
【符号の説明】
2…伝送線(双方向CATVシステム)、4…分岐装
置、6…引込線、8…保安器、10…ダウンコンバー
タ、12…双方向増幅器、14…分岐器、16…分配
器、18…端末端子、20…ケーブルモデム(アップコ
ンバータ内蔵型)、22…ケーブルモデム(一般)、2
4…アップコンバータ、26…情報処理装置、28…S
TB(セットトップボックス)、29…テレビ受信機、
30…発振器、35,50…周波数変換部、37,55
…逓倍部、43…受信部、44…復調部、45…MAC
(メディアアクセスコントロール部)、46…CPU、
47…インターフェース、48…変調部、49…送信
部、51…RFスイッチ、61,63…分岐回路、62
…方向性結合器、65…上り信号検出部、L…伝送線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C056 FA03 FA08 GA11 HA01 HA13 HA14 5C064 BA01 BB05 BC11 BC14 DA05 DA07 5K020 AA03 BB09 CC03 DD03 EE04 EE05 FF05 GG01 GG11 HH11 HH12 HH13 KK07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の双方向CATVシステムのセンタ
    装置から伝送されてきた下り信号を、建造物内の伝送線
    を介して複数の端末端子まで伝送すると共に、各端末端
    子より入力された前記下り信号よりも周波数が高い棟内
    上り信号を、建造物内若しくは前記双方向CATVシス
    テムの伝送線に配置されたダウンコンバータまで伝送
    し、該ダウンコンバータにより、前記棟内上り信号を、
    前記下り信号よりも周波数が低い上り信号に周波数変換
    させるように構成された棟内CATVシステムにおい
    て、前記端末端子と加入者側の端末装置との間に設けら
    れるアップコンバータであって、 前記伝送線を介して前記端末端子まで伝送されてきた前
    記下り信号を前記端末装置側に出力する下り信号経路
    と、 前記端末装置から入力された上り信号を前記棟内上り信
    号に周波数変換するための高周波信号を発生する高周波
    信号発生手段と、 前記端末装置から入力された上り信号を、前記高周波信
    号発生手段が発生した高周波信号を用いて、前記棟内上
    り信号に周波数変換する周波数変換手段と、 前記端末装置から前記上り信号が入力されているか否か
    を判定する判定手段と、 該判定手段にて前記上り信号が入力されていると判定さ
    れると、前記周波数変換手段から前記端末端子への前記
    棟内上り信号の出力経路を形成し、前記判定手段にて前
    記上り信号が入力されていないと判定されると、該出力
    経路を遮断する出力経路断続手段と、 を備えたことを特徴とするアップコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記高周波信号発生手段は、前記ダウン
    コンバータ側から伝送されてきた一定周波数の基準信号
    を分周又は逓倍することにより、前記高周波信号を生成
    することを特徴とする請求項1記載のアップコンバー
    タ。
  3. 【請求項3】 外部の双方向CATVシステムのセンタ
    装置から伝送されてきた下り信号を、建造物内の伝送線
    を介して複数の端末端子まで伝送すると共に、各端末端
    子より入力された前記下り信号よりも周波数が高い棟内
    上り信号を、建造物内若しくは前記双方向CATVシス
    テムの伝送線上に配置されたダウンコンバータまで伝送
    し、該ダウンコンバータにより、前記棟内上り信号を、
    前記下り信号よりも周波数が低い上り信号に周波数変換
    させるように構成された棟内CATVシステムにおい
    て、前記端末端子と加入者側の情報処理装置との間に設
    けられるケーブルモデムであって、 前記伝送線を介して前記端末端子まで伝送されてきた前
    記下り信号を復調して受信データを生成し、該受信デー
    タを前記情報処理装置側に出力する復調手段と、 前記情報処理装置から入力された送信データにて搬送波
    を変調することにより前記上り信号を生成する変調手段
    と、 該変調手段にて生成された上り信号を前記棟内上り信号
    に周波数変換するための高周波信号を発生する高周波信
    号発生手段と、 前記変調手段にて生成された上り信号を、前記高周波信
    号発生手段が発生した高周波信号を用いて、前記棟内上
    り信号に周波数変換する周波数変換手段と、 前記変調手段が動作しているときに、前記周波数変換手
    段から前記端末端子への前記棟内上り信号の出力経路を
    形成し、前記変調手段が動作していなければ、該出力経
    路を遮断する出力経路断続手段と、 を備えたことを特徴とするケーブルモデム。
  4. 【請求項4】 前記高周波信号発生手段は、前記ダウン
    コンバータ側から伝送されてきた一定周波数の基準信号
    を分周又は逓倍することにより、前記高周波信号を生成
    することを特徴とする請求項3記載のケーブルモデム。
  5. 【請求項5】 外部の双方向CATVシステムのセンタ
    装置から伝送されてきた下り信号を、建造物内の伝送線
    を介して複数の端末端子まで伝送すると共に、各端末端
    子より入力された前記下り信号よりも周波数が高い棟内
    上り信号を、建造物内若しくは前記双方向CATVシス
    テムの伝送線上に配置されたダウンコンバータまで伝送
    し、該ダウンコンバータにより、前記棟内上り信号を、
    前記下り信号よりも周波数が低い上り信号に周波数変換
    させるように構成された棟内CATVシステムにおい
    て、 前記各端末端子と加入者側装置との間に、夫々、請求項
    1又は請求項2に記載のアップコンバータ、若しくは、
    請求項3又は請求項4に記載のケーブルモデルを備えた
    ことを特徴とする棟内CATVシステム。
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