JP2000244765A - 棟内上り信号周波数変換装置及び棟内catvシステム - Google Patents

棟内上り信号周波数変換装置及び棟内catvシステム

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JP2000244765A
JP2000244765A JP11203275A JP20327599A JP2000244765A JP 2000244765 A JP2000244765 A JP 2000244765A JP 11203275 A JP11203275 A JP 11203275A JP 20327599 A JP20327599 A JP 20327599A JP 2000244765 A JP2000244765 A JP 2000244765A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上り信号を端末装置側で一旦高い周波数に変
換し、外部への出力点で元の周波数に戻すことにより、
外部システムに出力する棟内の流合雑音を低減する棟内
CATVシステムにおいて、周波数変換用の基準信号と
して使用されるパイロット信号がない場合にでも、上り
信号を送信できるようにする。 【解決手段】 棟内上り信号を周波数変換して、外部の
双方向CATVシステム側に出力するダウンコンバータ
に、パイロット信号に基づき基準信号を生成する回路6
6,68,70と、内部発振回路を用いて基準信号を生
成する回路72,74とを設け、パイロット信号の入力
時には、パイロット信号から生成した基準信号をPLL
回路50に入力して周波数変換を行い、パイロット信号
の非入力時には、内部発振回路を用いて生成した基準信
号をPLL回路50に入力して周波数変換を行う。ま
た、パイロット信号の非入力時には、端末側のアップコ
ンバータも正常動作しないので、擬似パイロット信号を
生成して、端末側に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部の双方向CA
TVシステムからの引込線を建造物内に引き込み、建造
物内の伝送線を介して、建造物内の端末端子と双方向C
ATVシステムの伝送路とを接続する棟内CATVシス
テム、及び、棟内CATVシステムで端末端子から入力
される棟内上り信号を、双方向CATVシステムでの上
り信号の伝送周波数に変換する棟内上り信号周波数変換
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外部の双方向CATVシステ
ムからの引込線を建造物内に引き込み、建造物内の伝送
線を介して、引込線から入力された下り信号(詳しく
は、双方向CATVシステムのセンタ装置から伝送され
てきた下り信号)を、建造物内の端末端子まで伝送する
と共に、加入者側の端末装置から端末端子に入力された
上り信号を引込線まで伝送して、引込線から双方向CA
TVシステムのセンタ装置側に出力させる、棟内CAT
Vシステムが知られている。
【0003】また、こうした棟内CATVシステムで
は、建造物内の各部で発生した雑音が加入者側の端末端
子等を介して伝送線に重畳され、これが流合雑音となっ
て、上り信号と一緒に、外部の双方向CATVシステム
に出力されることがある。そこで、従来では、外部の双
方向CATVシステムへ流出する流合雑音を低減するた
め、ケーブルモデム等の加入者側端末装置にて生成され
た上り信号(双方向CATVシステムで伝送可能な周波
数帯(例えば10〜55MHz)の信号)を、一旦、端
末側周波数変換装置(所謂アップコンバータ)にて、元
の周波数よりも高く、しかも、下り信号の伝送周波数
(例えば70〜770MHz)と重複することのない、
UHF帯(例えば821MHz〜866MHz)の上り
信号(以下、棟内上り信号という)に周波数変換して、
引込線まで伝送し、棟内の伝送線から引込線へ上り信号
を出力する直前で、棟内上り信号を、棟内上り信号周波
数変換装置(所謂ダウンコンバータ)を用いて、元の周
波数(換言すれば、双方向CATVシステムでの上り信
号の伝送周波数)に変換することが考えられている。
【0004】一方、このように、棟内CATVシステム
の端末側で、上り信号を棟内上り信号に周波数変換し、
棟内CATVシステムと外部の双方向CATVシステム
との接続点で、棟内上り信号を元の上り信号に周波数変
換するようにした場合、棟内CATVシステムから外部
の双方向CATVシステムに出力される流合雑音を低減
することはできるものの、端末側で周波数変換に用いら
れるアップコンバータと、棟内CATVシステムと外部
の双方向CATVシステムとの接続点で周波数変換に用
いられるダウンコンバータとが、夫々、専用の発振回路
からの出力を用いて周波数変換を行うように構成する
と、各発振回路で得られる周波数変換用の基準信号の周
波数にずれが生じ、ダウンコンバータにおいて、棟内上
り信号を、端末装置が生成した元の上り信号に変換する
ことができなくなる虞がある。
【0005】そこで、従来では、ダウンコンバータに
て、棟内上り信号から元の上り信号を正確に復元できる
ようにするため、アップコンバータ及びダウンコンバー
タが周波数変換に用いる基準信号を、双方向CATVシ
ステムで下り信号のレベル調整等のために使用されるパ
イロット信号を用いて生成することも考えられている。
つまり、アップコンバータ及びダウンコンバータが、周
波数変換に用いる基準信号を、双方向CATVシステム
側のパイロット信号を用いて生成するよう構成すること
で、各コンバータでの基準信号を一致させ、ダウンコン
バータ側で、棟内上り信号を、元の上り信号に正確に復
元できるようにするのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、アップコンバータ及びダウンコンバータを、パイロ
ット信号に基づき動作するように構成すると、双方向C
ATVシステム側で保守点検等のために一時的にパイロ
ット信号の送信を停止した場合や、棟内CATVシステ
ムがパイロット信号を伝送しない双方向CATVシステ
ムに接続された場合に、アップコンバータ及びダウンコ
ンバータが正常動作しなくなり、棟内CATVシステム
の端末装置側で生成された上り信号を、双方向CATV
システムのセンタ装置側に伝送できなくなってしまう。
【0007】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、外部の双方向CATVシステムからの引込線
を建造物内に引き込み、建造物内の伝送線を介して、建
造物内の端末端子と双方向CATVシステムの伝送路と
を接続する棟内CATVシステムにおいて、端末端子に
入力する上り信号を、端末装置側で一旦高い周波数に変
換し、引込線への出力点で元の周波数に変換することに
より、双方向CATVシステムに出力される流合雑音を
低減するに当たって、周波数変換用の基準信号として使
用される双方向CATVシステム側のパイロット信号が
引込線から入力されなくなっても、上り信号を双方向C
ATVシステム側に正常に出力できるようにすることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる目
的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、外
部の双方向CATVシステムからの引込線を建造物内に
引き込み、該建造物内の伝送線を介して、前記引込線か
ら入力された下り信号を建造物内の端末端子まで伝送す
ると共に、該端末端子より入力された上り信号を前記引
込線まで伝送する棟内CATVシステムにおいて、前記
引込線と前記建造物内の伝送線との間に設けられ、前記
伝送線を介して前記端末端子側より伝送されてくる、端
末側周波数変換装置にて前記双方向CATVシステムで
の伝送周波数よりも高い周波数に変換された棟内上り信
号を、前記双方向CATVシステムでの伝送周波数に変
換して、前記引込線側に出力すると共に、前記引込線を
介して入力された前記下り信号をそのまま前記伝送線側
に出力する棟内上り信号周波数変換装置であって、外部
から入力される基準信号を用いて前記棟内上り信号を周
波数変換する周波数変換手段と、前記引込線から入力さ
れた下り信号の中から、周波数が固定された特定伝送信
号を抽出し、該特定伝送信号に基づき、前記基準信号を
生成する第1基準信号生成手段と、発振回路を備え、該
発振回路からの出力に基づき、前記基準信号を生成する
第2基準信号生成手段と、前記引込線から入力された下
り信号に前記特定伝送信号が含まれているか否かを判定
する判定手段と、該判定手段にて前記下り信号に前記特
定伝送信号が含まれていると判断されると、前記第1基
準信号生成手段にて生成された基準信号を前記周波数変
換手段に入力し、前記判定手段にて前記下り信号に特定
伝送信号が含まれていないと判断されると、前記第2基
準信号生成手段にて生成された基準信号を前記周波数変
換手段に入力する基準信号切換手段と、前記判定手段に
て前記下り信号に特定伝送信号が含まれていないと判断
されると、前記第2基準信号生成手段にて生成された基
準信号に基づき、前記端末側周波数変換装置が端末装置
から出力された上り信号を前記棟内上り信号に周波数変
換するのに必要な擬似特定伝送信号を生成し、該擬似特
定伝送信号を前記伝送線側に出力する擬似特定伝送信号
生成手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】このように構成された本発明の棟内上り信
号周波数変換装置においては、第1基準信号発生手段
が、引込線から入力された下り信号の中から抽出した特
定伝送信号に基づき、基準信号を生成し、第2基準信号
生成手段が、発振回路からの出力に基づき、基準信号を
生成する。
【0010】そして、判定手段が、引込線から入力され
た下り信号に特定伝送信号が含まれているか否かを判定
し、判定手段にて、下り信号に特定伝送信号が含まれて
いると判断されると、基準信号切換手段が、第1基準信
号生成手段にて生成された基準信号を周波数変換手段に
入力することにより、周波数変換手段が棟内上り信号を
周波数変換するのに使用する基準信号を、第1基準信号
生成手段にて生成された基準信号に設定する。
【0011】一方、判定手段にて、下り信号に特定伝送
信号が含まれていないと判断された際には、基準信号切
換手段が、周波数変換手段に入力する基準信号を、第2
基準信号生成手段にて生成された基準信号に切り換え、
周波数変換手段を、第2基準信号生成手段にて生成され
た基準信号にて動作させると共に、擬似特定伝送信号生
成手段が、第2基準信号生成手段にて生成された基準信
号に基づき、端末側周波数変換装置が端末装置から出力
された上り信号を棟内上り信号に周波数変換するのに必
要な擬似特定伝送信号を生成し、これを伝送線側に出力
する。
【0012】このため、本発明の棟内上り信号周波数変
換装置は、外部の双方向CATVシステムから引込線を
介して入力される下り信号の中に、周波数が固定された
特定伝送信号が含まれていれば、この信号に基づき生成
された基準信号を用いて、棟内上り信号を、外部の双方
向CATVシステムでの上り信号の伝送周波数に変換
し、逆に、下り信号の中に特定伝送信号が含まれていな
ければ、内部の発振回路からの出力に基づき生成された
基準信号を用いて、棟内上り信号を、外部の双方向CA
TVシステムでの上り信号の伝送周波数に変換すること
になり、外部の双方向CATVシステム側で、特定伝送
信号の伝送が中断された場合や、外部の双方向CATV
システムが特定伝送信号を伝送しないシステムである場
合であっても、棟内上り信号を周波数変換して、外部の
双方向CATVシステム側に、上り信号として出力する
ことができる。
【0013】また、本発明の棟内上り信号周波数変換装
置は、下り信号の中に、周波数変換に用いる特定伝送信
号が含まれていない場合に、単に、内蔵した発振回路か
らの出力を用いて、周波数変換に必要な基準信号を生成
するだけでなく、その基準信号に基づき、端末側周波数
変換装置が上り信号を棟内上り信号に周波数変換するの
に必要な擬似特定伝送信号を生成して、これを伝送線側
(換言すれば端末側)に出力する。このため、端末側周
波数変換装置は、下り信号に特定伝送信号が含まれてい
ない場合であっても、この擬似特定伝送信号を用いて、
上り信号を棟内上り信号に周波数変換することができる
ようになる。
【0014】よって、本発明の棟内上り信号周波数変換
装置によれば、端末側周波数変換装置を、下り信号に特
定伝送信号が含まれていないときにも動作できるように
するために、端末側周波数変換装置内に基準信号生成用
の発振回路を設ける必要がなくなり、端末側周波数変換
装置の構成を簡単にできるという効果もある。
【0015】また、棟内上り信号周波数変換装置が端末
側に出力する擬似特定伝送信号は、棟内上り信号周波数
変換装置が棟内上り信号を周波数変換するのに用いる基
準信号から生成されるので、外部の双方向CATVシス
テムから入力される下り信号に特定伝送信号が含まれて
いない場合であっても、端末側周波数変換装置が周波数
変換に用いる基準信号と、棟内上り信号周波数変換装置
側での基準信号とを一致させることができ、各周波数変
換装置が周波数変換に用いる基準信号の周波数のずれに
よって生じる上り信号の特性劣化(位相雑音等)を防止
することができる。
【0016】ここで、特定伝送信号としては、外部の双
方向CATVシステムで下り信号の一つとしてセンタ装
置側より送信される周波数が固定された信号であれば、
どのような信号でも使用できるが、具体的には、請求項
2記載のように、現在、CATVシステムにおいて一般
的に伝送されている、下り信号のレベル調整用のパイロ
ット信号を使用するとよい。
【0017】また、擬似特定伝送信号生成手段が生成す
る擬似特定伝送信号としては、端末側周波数変換装置
が、この信号を受けて、棟内上り信号生成用(換言すれ
ば周波数変換用)の基準信号を生成できればよいが、請
求項3に記載のように、擬似特定伝送信号生成手段を、
外部の双方向CATVシステムで下り信号の一つとして
伝送される特定伝送信号(パイロット信号等)と同一周
波数の信号を、擬似特定伝送信号として生成するように
すれば、端末側周波数変換装置を、単に特定伝送信号を
用いて基準信号を生成するようにすればよいので、好ま
しい。
【0018】つまり、擬似特定伝送信号生成手段が、外
部の双方向CATVシステム側での特定伝送信号と異な
る周波数の擬似特定伝送信号を生成するように構成した
場合、端末側周波数変換装置には、後述実施例のよう
に、特定伝送信号から基準信号を生成する回路と、擬似
特定伝送信号から基準信号を生成する回路との、2種類
の基準信号生成回路を設ける必要があるが、擬似特定伝
送信号生成手段が、外部の双方向CATVシステム側で
の特定伝送信号と同一周波数の擬似特定伝送信号を生成
するようにすれば、端末側周波数変換装置には、単に、
特定伝送信号から基準信号を生成する回路を設けておけ
ばよいので、棟内上り信号周波数変換装置と対で使用さ
れる端末側周波数変換装置の構成を簡単にすることがで
きるようになるのである。
【0019】一方、請求項4に記載の棟内上り信号周波
数変換装置は、上記請求項1〜請求項3いずれか記載の
棟内上り信号周波数変換装置に、建造物に設置された受
信アンテナからの受信信号を入力する受信信号入力端子
を設け、この受信信号入力端子に入力された受信信号
を、引込線を介して入力された下り信号と共に、伝送線
側(換言すれば端末側)に出力することを特徴とする。
【0020】そして、この請求項4記載の装置によれ
ば、外部の双方向CATVシステムからの下り信号だけ
でなく、建造物に設置された受信アンテナからの受信信
号についても、端末側に伝送することができるようにな
り、外部の双方向CATVシステムからの下り信号と共
に、受信アンテナからの受信信号を端末側に伝送する場
合の、棟内CATVシステムの構成を簡単にすることが
できる。
【0021】つまり、例えば、建造物に受信アンテナを
設置し、棟内CATVシステムにおいて、外部の双方向
CATVシステムからの下り信号だけでなく、受信アン
テナからの受信信号をも、端末側に伝送するようにする
場合、通常は、外部の双方向CATVシステムからの下
り信号と受信アンテナからの受信信号とを混合器等で混
合して、端末側の伝送線に出力することになるが、この
ような混合器を棟内CATVシステムに設けるのは、コ
ストアップとなる。しかし、請求項4記載の棟内上り信
号周波数変換装置によれば、外部の双方向CATVシス
テムからの下り信号だけでなく、受信信号入力端子に入
力された受信アンテナからの受信信号についても、端末
側に出力することができるので、受信アンテナからの受
信信号を端末側に伝送するために棟内CATVシステム
に設ける混合器を不要とし、棟内CATVシステムを構
築するに当たって必要な経費を低減することが可能にな
る。
【0022】次に、請求項5に記載の発明は、外部の双
方向CATVシステムからの引込線を建造物内に引き込
み、該建造物内の伝送線を介して、前記引込線から入力
された下り信号を建造物内の端末端子まで伝送すると共
に、該端末端子より入力された上り信号を前記引込線ま
で伝送する棟内CATVシステムにおいて、前記引込線
と前記建造物内の伝送線との間に、請求項1〜請求項4
いずれか記載の棟内上り信号周波数変換装置を設けたこ
とを特徴とする。
【0023】そして、この請求項5に記載の棟内CAT
Vシステムによれば、引込線と建造物内の伝送線との間
に、本発明(請求項1〜請求項4)の棟内上り信号周波
数変換装置が設けられることから、端末端子から、端末
側周波数変換装置を用いて周波数変換された棟内上り信
号が入力された際に、その棟内上り信号を、棟内上り信
号周波数変換装置にて、外部の双方向CATVシステム
側での上り信号の周波数に変換して、双方向CATVシ
ステム側に出力することができ、棟内CATVシステム
から外部の双方向CATVシステム側に出力される流合
雑音を低減することが可能になる。また、本発明(請求
項1〜請求項4)の棟内上り信号周波数変換装置は、上
述した各種効果を発揮できることから、請求項5記載の
棟内CATVシステムでも、同様の効果を得ることがで
き、端末装置側で生成された上り信号を、常に、しか
も、その特性を劣化させることなく、外部の双方向CA
TVシステム側に出力することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明が適用された実施例の棟内
CATVシステム全体の構成を表す構成図である。
【0025】図1に示す如く、本実施例の棟内CATV
システムは、外部の双方向CATVシステムの伝送線
(CATV伝送線)2から分岐装置4を介して分岐され
た引込線6を、保安器8を介して、マンション,アパー
ト等の建造物10内に引き込み、建造物10内の伝送線
12、及び、この伝送線12に設けられた分岐器14,
双方向増幅器16,分配器18等を介して、引込線6か
ら入力された双方向CATVシステムの下り信号(周波
数:70MHz〜770MHz)を、建造物10内の多
数の加入者側の端末端子20まで伝送すると共に、この
端末端子20より入力された上り信号(棟内上り信号)
を、引込線6まで伝送するものである。
【0026】また、本実施例の棟内CATVシステムで
は、端末端子20が設けられた加入者側で、外部の双方
向CATVシステムのセンタ装置に、有料番組の視聴予
約やテレビショッピング等のためのデータを送信するた
めに、そのデータをパーソナルコンピュータ等の情報端
末装置22で生成した際には、これを、ケーブルモデム
24で、外部の双方向CATVシステムで伝送可能な所
定周波数帯(本実施例では、10MHz〜55MHz)
の上り信号に変換し、更に、この上り信号を、端末側周
波数変換装置であるアップコンバータ26を使って、所
定周波数帯(本実施例では、821MHz〜866MH
z)の棟内上り信号に周波数変換して、端末端子20に
入力するようにされている。
【0027】このため、棟内CATVシステムの伝送線
12と、外部の双方向CATVシステムからの引込線6
との接続部分には、端末端子20から伝送線12を介し
て伝送されてきた棟内上り信号を、外部の双方向CAT
Vシステムで使用可能な上り信号に戻す(周波数変換す
る)ための、棟内上り信号周波数変換装置(以下、ダウ
ンコンバータという)28が設けられている。
【0028】そして、このダウンコンバータ28には、
建造物の屋上に設置された衛星放送受信用のBSアンテ
ナ30からの受信信号(周波数:1035MHz〜13
35MHz帯であり、以下、BS−IF信号という)も
入力される。尚、図1において、符号29は、アップコ
ンバータ26が接続されない端末端子20に接続され
て、伝送線12を介して伝送されてきた下り信号やBS
−IF信号を受信して、復調・再生するテレビ受信機を
表す。
【0029】次に、ダウンコンバータ28は、図2に示
す如く構成されている。図2に示すように、ダウンコン
バータ28には、外部の双方向CATVシステムからの
引込線を接続するための外部接続端子T1と、BSアン
テナ30からのBS−IF信号を入力するための受信信
号入力端子T2と、建造物10内の伝送線12を接続す
るための内部接続端子T3とが備えられる。そして、外
部接続端子T1に入力された下り信号は、上り信号阻止
用のハイパスフィルタ(以下、HPFと記載する)32
を介して、ダウンコンバータ28内に取り込まれ、棟内
上り信号阻止用のローパスフィルタ(以下、LPFと記
載する)34を介して、内部接続端子T3側に出力され
る。
【0030】また、LPF34と内部接続端子T3との
間には、混合回路36が設けられ、受信信号入力端子T
2に入力されたBS−IF信号と、LPF34を通過し
た下り信号とを混合して、内部接続端子T3から伝送線
12へと出力できるようにされている。尚、受信信号入
力端子T2から混合回路36に至るBS−IF信号の伝
送経路上には、BS−IF信号のみを通過させ、端末側
からの棟内上り信号の通過を遮断するためのHPF38
が設けられている。
【0031】次に、内部接続端子T3に入力される端末
側からの棟内上り信号は、混合回路36、及び、下り信
号阻止用のHPF40を介して、ダウンコンバータ28
内に取り込まれる。そして、その取り込まれた棟内上り
信号は、棟内上り信号減衰用のアッテネータ42,棟内
上り信号通過用のバンドパスフィルタ(以下、BPFと
記載する)44を通って、棟内上り信号増幅用の増幅回
路46に入力され、この増幅回路46にて、アッテネー
タ42の減衰量と増幅回路46の増幅率とで決定される
所定レベルまで増幅された後、周波数変換用のミキサ4
8に入力される。
【0032】ミキサ48は、後述のPLL回路50によ
り発振周波数が一定(本実施例では、876MHz)に
制御された局部発振回路52からの信号を受けて、棟内
上り信号を、双方向CATVシステム用の上り信号に周
波数変換するものであり、周波数変換後の上り信号は、
上り信号通過用のBPF54、上り信号増幅用の増幅回
路56,上り信号通過用のLPF58,上り信号減衰用
のアッテネータ60を介して、下り信号阻止用のLPF
62まで伝送され、LPF62から外部接続端子T1を
介して引込線6側に出力される。
【0033】尚、本実施例では、PLL回路50,局部
発振回路52及びミキサ48が、請求項1記載の周波数
変換手段として機能する。また、アッテネータ60は、
外部接続端子T1から引込線6側に出力される上り信号
のレベルを調整するためのものである。
【0034】次に、HPF32からLPF34に至る下
り信号の経路上には、HPF32を通過した下り信号の
一部を分岐させる分岐回路64が設けられ、この分岐回
路64にて分岐した下り信号は、双方向CATVシステ
ムで下り信号のレベル調整に使用されるパイロット信号
(451.25MHz)を通過させるBPF66に入力
される。そして、BPF66を通過した下り信号(換言
すれば、パイロット信号)は、パイロット信号の搬送波
(キャリア)を再生するキャリア再生回路68に入力さ
れ、キャリア再生回路68にて再生されたパイロット信
号のキャリアは、これを1/361の周期に分周するこ
とで、所定周波数(本実施例では、1.25MHz)の
基準信号を生成する分周回路70に入力される。尚、B
PF66,キャリア再生回路68,及び分周回路70
は、請求項1記載の第1基準信号生成手段として機能す
る。
【0035】また、ダウンコンバータ28には、請求項
1記載の第2基準信号生成手段として、発振周波数10
MHzの基準発振回路72と、この基準発振回路72か
らの出力信号を1/8の周期に分周することで、分周回
路70が生成する基準信号と同じ周波数(本実施例で
は、1.25MHz)の基準信号を生成する分周回路7
4と、が備えられている。そして、これら各分周回路7
0,74からの出力(基準信号)は、基準信号切換用の
スイッチSW1を介して、選択的に、PLL回路50に
入力される。
【0036】PLL回路50は、スイッチSW1を介し
て入力された基準信号と、局部発振回路52からの出力
とを、夫々、内部の分周回路を介して取り込み、分周後
の信号の位相差に基づき、局部発振回路52を制御する
ことにより、局部発振回路52の発振周波数を一定周波
数(876MHz)に制御するためのものである。そし
て、ダウンコンバータ28には、このPLL回路50が
制御する局部発振回路52の発振周波数(具体的には、
PLL回路50内の分周回路の分周比)を設定するため
に、マイクロコンピュータ(以下、単にCPUという)
76が設けられている。
【0037】また、キャリア再生回路68には、請求項
1記載の判定手段として、パイロット信号のキャリアを
検出するキャリア検出回路69が並設されており、この
キャリア検出回路69から出力されるキャリアの有無
(換言すればパイロット信号の有無)を表す検出信号
は、CPU76に入力される。そして、CPU76は、
この検出信号に基づきスイッチSW1を切り換える。従
って、スイッチSW1は、CPU76によるスイッチS
W1の切換動作と共に、請求項1記載の基準信号切換手
段として機能する。
【0038】また次に、ダウンコンバータ28には、局
部発振回路52からの出力を1/12の周期に分周する
ことにより、擬似特定伝送信号としての所定周波数(本
実施例では、73MHz)の擬似パイロット信号を生成
する分周回路78、分周回路78から出力される擬似パ
イロット信号を通過させるBPF80、BPF80を通
過した擬似パイロット信号を所定レベルまで増幅する増
幅回路82、及び、増幅回路82で増幅された擬似パイ
ロット信号を、HPF32からLPF34に至る下り信
号の経路上に重畳して、LPF34から端末側に出力さ
せる重畳回路84が備えられている。そして、増幅回路
82から重畳回路84に至る擬似パイロット信号の経路
上には、その経路を導通・遮断するスイッチSW2が設
けられている。
【0039】尚、スイッチSW2は、CPU76からの
駆動信号によって、キャリア検出回路69にてパイロッ
ト信号がないと判断されたときにオン状態に制御される
ものであり、分周回路78、BPF80、増幅回路8
2、重畳回路84及びスイッチSW2は、CPU76に
よるスイッチSW2の切換動作と共に、請求項1記載の
擬似特定伝送信号生成手段として機能する。
【0040】次に、図3は、CPU76が、キャリア検
出回路69からの検出信号に基づき、スイッチSW1及
びSW2を切り換える、信号切換処理を表すフローチャ
ートである。この処理は、CPU76において、所定時
間毎に繰り返し実行されるものであり、処理が開始され
ると、まずS110(Sはステップを表す)にて、キャ
リア検出回路69からの検出信号に基づき、キャリア検
出回路69にて、パイロット信号のキャリアが検出され
たか否かを判断する。
【0041】そして、パイロット信号のキャリアが検出
されていれば(換言すれば、外部の双方向CATVシス
テムから引込線6を介してパイロット信号が入力されて
いれば)、S120にて、スイッチSW1をキャリア再
生回路68側に切り換え、分周回路70にてパイロット
信号に基づき生成された基準信号を、PLL回路50に
入力させると共に、S130にて、スイッチSW2をオ
フして、擬似パイロット信号の端末側への出力を禁止さ
せ、当該処理を終了する。
【0042】一方、パイロット信号のキャリアが検出さ
れていなければ(換言すれば、外部の双方向CATVシ
ステムから引込線6を介してパイロット信号が入力され
ていなければ)、S140にて、スイッチSW1を基準
発振回路72側に切り換え、分周回路74にて基準発振
回路72からの出力に基づき生成された基準信号を、P
LL回路50に入力させると共に、S150にて、スイ
ッチSW2をオンして、擬似パイロット信号を端末側へ
の出力させ、当該処理を終了する。
【0043】このように、本実施例のダウンコンバータ
28においては、外部の双方向CATVシステムから引
込線6を介して入力される下り信号の中に、特定伝送信
号としてのパイロット信号が含まれていれば、このパイ
ロット信号から生成した基準信号を用いて、棟内上り信
号を外部の双方向CATVシステム用の上り信号に周波
数変換し、逆に、下り信号の中に特定伝送信号が含まれ
ていなければ、内蔵した基準発振回路72からの出力に
基づき生成した基準信号を用いて、棟内上り信号を外部
の双方向CATVシステム用の上り信号に周波数変換す
る。
【0044】このため、外部の双方向CATVシステム
側で、パイロット信号の伝送が中断された場合や、棟内
CATVシステムに接続される外部の双方向CATVシ
ステムがパイロット信号を伝送しないシステムである場
合であっても、端末側から伝送されてきた棟内上り信号
を周波数変換して、外部の双方向CATVシステム側
に、上り信号として出力することができる。
【0045】また、本実施例のダウンコンバータ28
は、下り信号の中にパイロット信号が含まれていない場
合には、これに代わる擬似パイロット信号を生成して、
端末側に送信するようにされている。このため、下り信
号の中にパイロット信号が含まれていない場合に、端末
側のアップコンバータ26をも、この擬似パイロット信
号にて動作させることが可能になり、外部の双方向CA
TVシステムに対して、端末側のケーブルモデム24に
て生成された上り信号を、確実に出力することができ
る。また、この場合、ダウンコンバータ28とアップコ
ンバータ26とは、ダウンコンバータ28に内蔵された
基準発振回路72からの出力信号に基づき生成された基
準信号を使って動作することになるので、ダウンコンバ
ータ28とアップコンバータ26とを、同じ基準信号で
動作させることが可能になり、基準信号の周波数のずれ
によって生じる上り信号の特性劣化(位相雑音等)を防
止することもできる。
【0046】また更に、本実施例のダウンコンバータ2
8には、BSアンテナ30からの受信信号(BS−IF
信号)を入力するための受信信号入力端子T2が設けら
れ、この端子T2にBS−IF信号が入力されると、こ
れを、外部の双方向CATVシステムから入力された下
り信号と共に、内部接続端子T3から端末側へ出力する
ようにされている。このため、BSアンテナ30からの
受信信号を端末側に伝送できるようにするために、伝送
線に混合器等の特別な機器を設ける必要がなく、棟内C
ATVシステムの構成を簡単にできる。
【0047】尚、本実施例のダウンコンバータ28を使
用した棟内CATVシステムにおいて、加入者側で用意
するアップコンバータ26としては、例えば、図4に示
す如く構成すればよい。以下、このアップコンバータ2
6について説明する。但し、図4において、ダウンコン
バータ28の構成要素と同一の機能を有する構成要素に
ついては、同一番号にダッシュを付与した符号をつけて
いる。
【0048】図4に示す如く、アップコンバータ26に
は、ケーブルモデム24からの上り信号を入力するため
の入力端子Tinと、周波数変換後の棟内上り信号を端末
端子20側に出力するための出力端子Tout とが備えら
れる。そして、伝送線12を介して出力端子Tout に入
力されたBS−IF信号は、BS−IF信号通過用のH
PF38′を介して、アップコンバータ26内に一旦取
り込まれ、その後、入力端子Tin側のHPF38″を介
して、入力端子Tinから端末側に出力される。
【0049】また、伝送線12を介して出力端子Tout
に入力された下り信号は、BS−IF信号阻止用のLP
F86を通過した後、棟内上り信号阻止用のLPF3
4′を介して、アップコンバータ26内に一旦取り込ま
れ、上り信号阻止用のHPF32′、及び、BS−IF
信号阻止用のLPF88を介して、入力端子Tinから端
末側に出力される。
【0050】一方、入力端子Tinに端末側より入力され
た上り信号は、LPF88、及び、下り信号阻止用のL
PF62′を介して、アップコンバータ26内に取り込
まれる。そして、その取り込まれた上り信号は、上り信
号減衰用のアッテネータ60′を介して、ミキサ90に
入力され、ミキサ90にて、局部発振回路52′からの
信号(876MHz)を用いて、棟内上り信号に周波数
変換される。尚、ミキサ90は、PLL回路50′によ
り発振周波数が一定(876MHz)に制御された局部
発振回路52′からの信号を受けて、上り信号を、棟内
上り信号に周波数変換するものである。そして、周波数
変換後の棟内上り信号は、棟内上り信号通過用のBPF
44′、棟内上り信号増幅用の増幅回路46′、棟内上
り信号通過用のLPF92、及び、棟内上り信号減衰用
のアッテネータ42′を介して、下り信号阻止用のHP
F40′に伝送され、HPF40′からLPF86、出
力端子Tout を介して、伝送線12側に出力される。
【0051】また、LPF34′からHPF32′に至
る下り信号の経路上には、LPF34′を通過した下り
信号の一部を分岐させる分岐回路64′が設けられ、こ
の分岐回路64′にて分岐した下り信号は、パイロット
信号通過用のBPF66′に入力される。そして、BP
F66′を通過した下り信号(パイロット信号)は、キ
ャリア再生回路68′に入力され、キャリア再生回路6
8′にて再生されたパイロット信号のキャリアは、これ
を1/1805の周期に分周することで、所定周波数
(0.25MHz)の基準信号を生成する分周回路7
0′に入力される。そして、分周回路70′にて生成さ
れた基準信号は、PLL回路50′に入力される。
【0052】一方、本実施例では、ダウンコンバータ2
8が、パイロット信号がないときに、パイロット信号と
は異なる周波数の擬似パイロット信号を生成して、端末
側に送信することから、アップコンバータ26には、こ
の擬似パイロット信号でも、PLL回路50′に入力す
る基準信号を生成できるようにするための回路が設けら
れている。
【0053】つまり、分岐回路64′にて分岐した下り
信号の内、擬似パイロット信号を通過させるBPF6
6″と、BPF66″を通過した擬似パイロット信号か
らキャリアを再生するキャリア再生回路68″と、その
再生された擬似パイロット信号のキャリアを1/292
の周期に分周することで、所定周波数(0.25MH
z)の基準信号を生成する分周回路70″がそれであ
る。そして、この分周回路70″にて生成された基準信
号も、PLL回路50′に入力される。尚、アップコン
バータ26にも、PLL回路50′が制御する局部発振
回路52′の発振周波数を設定するために、CPU7
6′が設けられている。
【0054】従って、アップコンバータ26において
は、外部の双方向CATVシステムから下り信号の一つ
として入力されるパイロット信号が存在しない場合であ
っても、ダウンコンバータ28にて生成された擬似パイ
ロット信号に基づき、上り信号を棟内上り信号に正確に
周波数変換することができるようになる。
【0055】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、ダウンコンバータ28は、擬似パイロット信号とし
て、双方向CATVシステムにおけるパイロット信号と
は異なる周波数の信号を生成するものとして説明した
が、パイロット信号と同じ周波数(451.25MH
z)の擬似パイロット信号を生成するようにしてもよ
い。そして、このようにすれば、アップコンバータ26
に、擬似パイロット信号から基準信号を生成する回路
(BPF66″、キャリア再生回路68″、及び分周回
路70″)を設ける必要がなくなり、アップコンバータ
26の構成をより簡単にすることができる。
【0056】また、上記実施例では、ダウンコンバータ
28にて、擬似パイロット信号を生成するに当たって、
基準信号に基づき制御された局部発振回路52からの出
力を分周するものとして説明したが、例えば図5に示す
如く、分周回路74にて生成された基準信号(1.25
MHz)を、分周回路96及び逓倍回路98を用いて、
分周(1/5)及び逓倍(×292)することにより、
擬似パイロット信号(73MHz)を生成するようにし
てもよい。尚、図5は、擬似パイロット信号の生成回路
が図2に記載のものと異なるだけであり、上記以外の構
成は、図2のものと全く同様であるため、図2と同一符
号し、他の構成要素の説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の棟内CATVシステムの構成を表す
構成図である。
【図2】 ダウンコンバータの構成を表すブロック図で
ある。
【図3】 ダウンコンバータのCPUで実行される信号
切換処理を表すフローチャートである。
【図4】 アップコンバータの構成を表すブロック図で
ある。
【図5】 ダウンコンバータの他の構成例を表すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
6…引込線、12…伝送線、14…分岐器、16…双方
向増幅器、20…端末端子、22…情報端末装置、24
…ケーブルモデム、26…アップコンバータ、28…ダ
ウンコンバータ、30…BSアンテナ、T1…外部接続
端子、T2…受信信号入力端子、T3…内部接続端子、
48…ミキサ、50…PLL回路、52…局部発振回
路、64…分岐回路、66,80…BPF(バンドパス
フィルタ)、68…キャリア再生回路、69…キャリア
検出回路、70,74,78,96…分周回路、72…
基準発振回路、76…CPU、82…増幅回路、84…
重畳回路、98…逓倍回路、SW1,SW2…スイッ
チ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の双方向CATVシステムからの引
    込線を建造物内に引き込み、該建造物内の伝送線を介し
    て、前記引込線から入力された下り信号を建造物内の端
    末端子まで伝送すると共に、該端末端子より入力された
    上り信号を前記引込線まで伝送する棟内CATVシステ
    ムにおいて、 前記引込線と前記建造物内の伝送線との間に設けられ、 前記伝送線を介して前記端末端子側より伝送されてく
    る、端末側周波数変換装置にて前記双方向CATVシス
    テムでの伝送周波数よりも高い周波数に変換された棟内
    上り信号を、前記双方向CATVシステムでの伝送周波
    数に変換して、前記引込線側に出力すると共に、前記引
    込線を介して入力された前記下り信号をそのまま前記伝
    送線側に出力する棟内上り信号周波数変換装置であっ
    て、 外部から入力される基準信号を用いて前記棟内上り信号
    を周波数変換する周波数変換手段と、 前記引込線から入力された下り信号の中から、周波数が
    固定された特定伝送信号を抽出し、該特定伝送信号に基
    づき、前記基準信号を生成する第1基準信号生成手段
    と、 発振回路を備え、該発振回路からの出力に基づき、前記
    基準信号を生成する第2基準信号生成手段と、 前記引込線から入力された下り信号に前記特定伝送信号
    が含まれているか否かを判定する判定手段と、 該判定手段にて前記下り信号に前記特定伝送信号が含ま
    れていると判断されると、前記第1基準信号生成手段に
    て生成された基準信号を前記周波数変換手段に入力し、
    前記判定手段にて前記下り信号に特定伝送信号が含まれ
    ていないと判断されると、前記第2基準信号生成手段に
    て生成された基準信号を前記周波数変換手段に入力する
    基準信号切換手段と、 前記判定手段にて前記下り信号に特定伝送信号が含まれ
    ていないと判断されると、前記第2基準信号生成手段に
    て生成された基準信号に基づき、前記端末側周波数変換
    装置が端末装置から出力された上り信号を前記棟内上り
    信号に周波数変換するのに必要な擬似特定伝送信号を生
    成し、該擬似特定伝送信号を前記伝送線側に出力する擬
    似特定伝送信号生成手段と、 を備えたことを特徴とする棟内上り信号周波数変換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記特定伝送信号は、前記双方向CAT
    Vシステムにおいて下り信号のレベル調整に用いられる
    パイロット信号であることを特徴とする請求項1記載の
    棟内上り信号周波数変換装置。
  3. 【請求項3】 前記擬似特定伝送信号生成手段は、前記
    特定伝送信号と同一周波数の信号を、前記擬似特定伝送
    信号として生成することを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の棟内上り信号周波数変換装置。
  4. 【請求項4】 前記建造物に設置された受信アンテナか
    らの受信信号を入力する受信信号入力端子を備え、該受
    信信号入力端子に入力された受信信号を、前記引込線を
    介して入力された下り信号と共に、前記伝送線側に出力
    することを特徴とする請求項1〜請求項3いずれか記載
    の棟内上り信号周波数変換装置。
  5. 【請求項5】 外部の双方向CATVシステムからの引
    込線を建造物内に引き込み、該建造物内の伝送線を介し
    て、前記引込線から入力された下り信号を建造物内の端
    末端子まで伝送すると共に、該端末端子より入力された
    上り信号を前記引込線まで伝送する棟内CATVシステ
    ムにおいて、 前記引込線と前記建造物内の伝送線との間に、請求項1
    〜請求項4いずれか記載の棟内上り信号周波数変換装置
    を設けたことを特徴とする棟内CATVシステム。
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