JP2001144992A - 棟内catvシステム、ダウンコンバータ、及びアップコンバータ - Google Patents

棟内catvシステム、ダウンコンバータ、及びアップコンバータ

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JP2001144992A
JP2001144992A JP32442099A JP32442099A JP2001144992A JP 2001144992 A JP2001144992 A JP 2001144992A JP 32442099 A JP32442099 A JP 32442099A JP 32442099 A JP32442099 A JP 32442099A JP 2001144992 A JP2001144992 A JP 2001144992A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末側では上り信号をアップコンバータを用
いて下り信号より周波数の高い棟内上り信号に変換し、
外部システムへの接続点では棟内上り信号をダウンコン
バータを用いて元の上り信号に変換する棟内CATVシ
ステムにおいて、外部システムからのパイロット信号を
用いることなく周波数変換を正確に行う。 【解決手段】 アップコンバータ20では、AM波の標
準電波をアンテナ80で受信して、バンドパスフィルタ
82,86、増幅回路84、及びリミッタアンプ88か
らなる回路により搬送波信号を抽出し、その搬送波信号
を基準信号として用いて、上り信号を棟内上り信号に周
波数変換する。そして、ダウンコンバータ10でも、上
記標準電波をアンテナ50で受信して、アップコンバー
タ20側と同じ回路52〜58により搬送波信号を抽出
し、その搬送波信号を基準信号として用いて、棟内上り
信号を元の上り信号に周波数変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部の双方向CA
TVシステムからの引込線を建造物内に引き込み、建造
物内の伝送線を介して、建造物内の端末端子と双方向C
ATVシステムの伝送路とを接続する棟内CATVシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外部の双方向CATVシステ
ムからの引込線を建造物内に引き込み、建造物内の伝送
線を介して、建造物内の複数の端末端子と双方向CAT
Vシステムとを接続し、双方向CATVシステムからの
下り信号及び端末端子に入力された端末装置からの上り
信号を双方向に伝送する棟内CATVシステムでは、建
造物内の各部で発生した雑音が加入者側の端末端子等を
介して伝送線に重畳され、これが流合雑音として、上り
信号と一緒に外部の双方向CATVシステムに出力され
てしまうことがある。
【0003】そこで、従来では、外部の双方向CATV
システムへ流出する流合雑音を低減するため、ケーブル
モデム等の加入者側端末装置にて生成された上り信号
(双方向CATVシステムで伝送可能な周波数帯(例え
ば10〜55MHz)の信号)を、アップコンバータに
て、元の周波数よりも高く、しかも、下り信号の伝送周
波数(例えば70〜770MHz)と重複することのな
い、UHF帯(例えば821MHz〜866MHz)の
上り信号(以下、棟内上り信号という)に周波数変換し
て、引込線まで伝送し、棟内の伝送線から引込線へ上り
信号を出力する直前で、棟内上り信号を、ダウンコンバ
ータを用いて、元の周波数(換言すれば、双方向CAT
Vシステムでの上り信号の伝送周波数)に変換すること
が考えられている。
【0004】ところで、このように、棟内CATVシス
テムの端末側で、上り信号を棟内上り信号に周波数変換
し、棟内CATVシステムと外部の双方向CATVシス
テムとの接続点で、棟内上り信号を元の上り信号に周波
数変換するようにした場合、棟内CATVシステムから
外部の双方向CATVシステムに出力される流合雑音を
低減することはできるものの、端末側で周波数変換に用
いられるアップコンバータと、棟内CATVシステムと
外部の双方向CATVシステムとの接続点で周波数変換
に用いられるダウンコンバータとが、夫々、専用の発振
回路からの出力を用いて周波数変換を行うように構成す
ると、各発振回路で得られる周波数変換用の基準信号の
周波数にずれが生じ、ダウンコンバータにおいて、棟内
上り信号を、端末装置が生成した元の上り信号に変換す
ることができなくなる虞がある。
【0005】そこで、従来では、ダウンコンバータに
て、棟内上り信号から元の上り信号を正確に復元できる
ようにするため、アップコンバータ及びダウンコンバー
タが周波数変換に用いる基準信号として、双方向CAT
Vシステムで下り信号のレベル調整等のために使用され
るパイロット信号を用いることも考えられている。つま
り、アップコンバータ及びダウンコンバータが、双方向
CATVシステム側のパイロット信号を基準信号として
各上り信号を周波数変換するように構成することで、各
コンバータでの基準信号の周波数を完全に一致させ、ダ
ウンコンバータ側で、棟内上り信号を元の上り信号に正
確に復元できるようにするのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、アップコンバータ及びダウンコンバータが、周波数
変換用の基準信号として、下り信号に含まれるパイロッ
ト信号を用いるように構成すると、棟内CATVシステ
ムが、パイロット信号を全く伝送しない双方向CATV
システムや、保守作業時にだけパイロット信号を伝送す
るような双方向CATVシステムに接続された場合に、
アップコンバータ及びダウンコンバータが正常動作しな
くなり、棟内CATVシステムの端末装置側で生成され
た上り信号を、双方向CATVシステムのセンタ装置側
に伝送できなくなってしまう。
【0007】本発明はこうした問題に鑑みなされたもの
であり、端末側ではアップコンバータを用いて上り信号
を周波数が高い棟内上り信号に周波数変換し、外部の双
方向CATVシステムに接続される引込線側では、ダウ
ンコンバータを用いて棟内上り信号を元の上り信号に周
波数変換するようにした棟内CATVシステムにおい
て、外部の双方向CATVシステムからの下り信号に重
畳されたパイロット信号を周波数変換用の基準信号とし
て使用することなく、ダウンコンバータにて元の上り信
号を正確に復元できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる目
的を達成するためになされた請求項1に記載の棟内CA
TVシステムにおいては、前述した従来の棟内CATV
システムと同様、外部の双方向CATVシステムから引
込線を介して入力された下り信号を、建造物内の伝送線
を介して該建造物内の端末端子まで伝送すると共に、ア
ップコンバータを介して端末端子に入力された棟内上り
信号を、建造物内の伝送線を介して、外部の双方向CA
TVシステムからの引込線まで伝送し、しかも、この引
込線から外部の双方向CATVシステムには、引込線と
建造物内の伝送線との間に設けられたダウンコンバータ
を用いて棟内上り信号を端末装置が出力した元の周波数
帯の上り信号に周波数変換した上り信号を送出するよう
にされている。
【0009】そして、請求項1の棟内CATVシステム
では、ダウンコンバータにて棟内上り信号を元の上り信
号に正確に周波数変換できるようにするために、アップ
コンバータ及びダウンコンバータが、互いに同じ特定の
電波を受信して、その電波から一定周波数の信号を抽出
し、その信号を周波数変換用の基準信号として用いて、
上り信号及び棟内上り信号を夫々周波数変換するように
構成されている。
【0010】このため、請求項1の棟内CATVシステ
ムによれば、外部の双方向CATVシステムから入力さ
れる下り信号にパイロット信号が重畳されているか否か
に全く拘わらず、ダウンコンバータ及びアップコンバー
タが共通の基準信号を用いて、棟内上り信号或いは上り
信号を周波数変換することができるようになり、ダウン
コンバータでは、端末装置からアップコンバータに入力
された元の上り信号を正確に復元することが可能とな
る。よって、どの様な双方向CATVシステムにも適用
することができるようになる。また、アップコンバータ
とダウンコンバータが、同じ特定の電波を受信して周波
数変換用の基準信号を得るようにしているため、アップ
コンバータとダウンコンバータとの間に、両コンバータ
へ共通の基準信号を供給するための別配線を設けたりす
る必要なく、上記効果を得ることができる。
【0011】ここで、アップコンバータ及びダウンコン
バータが受信する特定の電波としては、所定の電波局か
ら常時(24時間)送信され且つ一定周波数の信号が抽
出可能な(一定周波数の信号を含んだ)電波であれば、
何れを選択しても良いが、例えば請求項2に記載の如
く、上記特定の電波として、所定の電波局から常時送信
されると共に、振幅変調(AM)によって情報が含ませ
られる電波(AM波)を選択し、更に、アップコンバー
タ及びダウンコンバータが、そのAM波を受信して、該
AM波からその搬送波信号を一定周波数の信号として抽
出し、該搬送波信号を周波数変換用の基準信号として用
いて、上り信号及び棟内上り信号を夫々周波数変換する
ように構成すれば、AM波から搬送波信号を抽出するた
めの手段が、バンドパスフィルタや信号の振幅を抑圧す
るリミッタ回路といった簡単な回路で実現できるため、
非常に有利である。つまり、アンテナによりAM波を受
信して、その受信信号を搬送波信号の周波数帯のみ通過
させるバンドパスフィルタに入力させ、そのバンドパス
フィルタから出力される信号の振幅をリミッタ回路によ
り抑圧するだけで、一定周波数且つ正弦波の搬送波信号
を抽出することができる。
【0012】また特に、アップコンバータ及びダウンコ
ンバータが受信する特定の電波としてのAM波を、標準
周波数局から常時送信されている標準電波とすれば、よ
り効果的である。即ち、標準電波の周波数精度は、例え
ば±10-8〜±10-12 といった具合に非常に高精度で
あるため、ダウンコンバータとアップコンバータとが、
より同じ周波数の基準信号を用いて棟内上り信号或いは
上り信号を周波数変換することができるようになり、ダ
ウンコンバータにて、端末装置からアップコンバータに
入力された元の上り信号を、より正確に復元することが
可能となるからである。
【0013】尚、アップコンバータ及びダウンコンバー
タが受信するのに好適なAM波の標準電波としては、例
えば、おおたかどや山標準電波送信所(福島県田村郡都
路村)から、周波数及び時刻の標準として常時送信され
ている長波帯(40kHz)の標準電波(JJY)があ
る。
【0014】次に、請求項4に記載のダウンコンバータ
は、請求項1に記載の棟内CATVシステムにおいて、
引込線と建造物内の伝送線との間に設けられ、棟内上り
信号を元の上り信号に周波数変換するためのものであ
る。そして、このダウンコンバータにおいては、引込線
を介して外部の双方向CATVシステムから入力された
下り信号を、第1下り信号通過経路を介して、建造物内
の伝送線上に送出する。
【0015】また、このダウンコンバータにおいては、
第1信号出力手段が、端末側のアップコンバータが受信
するのと同じ電波を受信して、その電波から一定周波数
の信号を抽出して出力し、第1周波数変換手段が、伝送
線を介して入力されるアップコンバータからの棟内上り
信号を、第1信号出力手段から出力される信号を周波数
変換用の基準信号として用いて、元の上り信号に周波数
変換し、その周波数変換後の上り信号を引込線側に送出
する。
【0016】このため、請求項4に記載のダウンコンバ
ータによれば、引込線を介して外部の双方向CATVシ
ステムから入力された下り信号を端末側に伝送できると
共に、端末側よりアップコンバータを介して伝送されて
きた棟内上り信号を、元の周波数の上り信号に周波数変
換して、外部の双方向CATVシステムに送出すること
ができる。
【0017】一方、請求項5に記載のアップコンバータ
は、請求項1に記載の棟内CATVシステムにおいて、
端末端子と端末装置との間に設けられ、端末装置から出
力された上り信号を棟内上り信号に周波数変換し、その
周波数変換後の棟内上り信号を端末端子を介して伝送線
上に送出するためのものである。そして、このアップコ
ンバータにおいては、伝送線を介して端末端子まで伝送
されてきた下り信号を、第2下り信号通過経路を介し
て、端末装置側に送出する。
【0018】また、このアップコンバータにおいては、
第2信号出力手段が、ダウンコンバータが受信するのと
同じ電波を受信して、その電波から一定周波数の信号を
抽出して出力し、第2周波数変換手段が、端末装置から
出力された上り信号を、第2信号出力手段から出力され
る信号を周波数変換用の基準信号として用いて、棟内上
り信号に周波数変換し、その周波数変換後の棟内上り信
号を端末端子を介して棟内CATVシステムの伝送線上
に送出する。
【0019】このため、請求項5に記載のアップコンバ
ータによれば、伝送線を介して端末端子まで伝送されて
きた下り信号を端末装置に入力できると共に、端末装置
から出力された上り信号を、棟内上り信号に周波数変換
して、端末端子から伝送線上に送出することができる。
【0020】そして、この請求項5に記載のアップコン
バータによれば、請求項1の棟内CATVシステムを構
築するに当たり、前述した請求項4のダウンコンバータ
と組み合わせて使用することにより、そのダウンコンバ
ータ側にて、棟内上り信号を元の上り信号に正確に復元
させることが可能となる。
【0021】次に、請求項6に記載のダウンコンバータ
は、請求項2又は請求項3に記載の棟内CATVシステ
ムにおいて、引込線と建造物内の伝送線との間に設けら
れ、棟内上り信号を元の上り信号に周波数変換するため
のものである。そして、このダウンコンバータにおいて
は、引込線を介して外部の双方向CATVシステムから
入力された下り信号を、第1下り信号通過経路を介し
て、建造物内の伝送線上に送出する。
【0022】また、このダウンコンバータにおいては、
第1信号出力手段が、端末側のアップコンバータが受信
するのと同じ電波(AM波)を受信して、その電波から
該電波の搬送数信号を抽出して出力し、第1周波数変換
手段が、伝送線を介して入力されるアップコンバータか
らの棟内上り信号を、第1信号出力手段から出力される
搬送波信号を周波数変換用の基準信号として用いて、元
の上り信号に周波数変換し、その周波数変換後の上り信
号を引込線側に送出する。
【0023】このため、請求項6に記載のダウンコンバ
ータによれば、引込線を介して外部の双方向CATVシ
ステムから入力された下り信号を端末側に伝送できると
共に、端末側よりアップコンバータを介して伝送されて
きた棟内上り信号を、元の周波数の上り信号に周波数変
換して、外部の双方向CATVシステムに送出すること
ができる。しかも、第1周波数変換手段のうち、受信し
たAM波から搬送波信号を抽出するための回路部分が、
前述したように簡単なもので済むという利点がある。
【0024】一方、請求項7に記載のアップコンバータ
は、請求項2又は請求項3に記載の棟内CATVシステ
ムにおいて、端末端子と端末装置との間に設けられ、端
末装置から出力された上り信号を棟内上り信号に周波数
変換し、その周波数変換後の棟内上り信号を端末端子を
介して伝送線上に送出するためのものである。そして、
このアップコンバータにおいては、伝送線を介して端末
端子まで伝送されてきた下り信号を、第2下り信号通過
経路を介して、端末装置側に送出する。
【0025】また、このアップコンバータにおいては、
第2信号出力手段が、ダウンコンバータが受信するのと
同じ電波(AM波)を受信して、その電波から該電波の
搬送波信号を抽出して出力し、第2周波数変換手段が、
端末装置から出力された上り信号を、第2信号出力手段
から出力される搬送波信号を周波数変換用の基準信号と
して用いて、棟内上り信号に周波数変換し、その周波数
変換後の棟内上り信号を端末端子を介して棟内CATV
システムの伝送線上に送出する。
【0026】このため、請求項7に記載のアップコンバ
ータによれば、伝送線を介して端末端子まで伝送されて
きた下り信号を端末装置に入力できると共に、端末装置
から出力された上り信号を、棟内上り信号に周波数変換
して、端末端子から伝送線上に送出することができる。
しかも、第2周波数変換手段のうち、受信したAM波か
ら搬送波信号を抽出するための回路部分が、前述したよ
うに簡単なもので済むという利点がある。
【0027】そして、この請求項7に記載のアップコン
バータによれば、請求項2又は請求項3の棟内CATV
システムを構築するに当たり、前述した請求項6のダウ
ンコンバータと組み合わせて使用することにより、その
ダウンコンバータ側にて、棟内上り信号を元の上り信号
に正確に復元させることが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明が適用された実施例の棟内
CATVシステム全体の構成を表す構成図である。
【0029】図1に示す如く、本実施例の棟内CATV
システムは、外部の双方向CATVシステムの伝送線
(CATV伝送線)2から分岐装置4を介して分岐され
た引込線6を、保安器8を介して、マンション,アパー
ト等の建造物内に引き込み、その建造物内に配線された
同軸ケーブルからなる伝送線L、及び、この伝送線Lに
設けられた双方向増幅器12,分岐器14,分配器16
等を介して、引込線6から入力された双方向CATVシ
ステムの下り信号(周波数:70MHz〜770MH
z)を、建造物内の各加入者宅に設置された直列ユニッ
ト等からなる複数の端末端子18まで伝送すると共に、
加入者側の各種端末装置から後述のアップコンバータ2
0を介して端末端子18に入力された棟内上り信号を、
引込線6まで伝送するものである。
【0030】そして、本実施例の棟内CATVシステム
では、加入者側で、外部の双方向CATVシステムのセ
ンタ装置を介してインターネットを楽しむ場合や、セン
タ装置に対して有料番組の視聴予約やテレビショッピン
グ等のためのデータを送信する際には、その加入者側の
端末端子18に、アップコンバータ20及びケーブルモ
デム22を介して、データ通信用の情報端末装置(パー
ソナルコンピュータ等)24を接続する。
【0031】この結果、情報端末装置24から出力され
たデータ通信用の送信データは、ケーブルモデム22に
て、外部の双方向CATVシステムで伝送可能な所定周
波数帯(本実施例では、10MHz〜55MHz)の上
り信号に変換され、更に、この上り信号は、アップコン
バータ20にて、所定周波数帯(本実施例では、821
MHz〜866MHz)の棟内上り信号に周波数変換さ
れて、端末端子18に入力される。
【0032】このため、棟内CATVシステムの伝送線
Lと、外部の双方向CATVシステムからの引込線6と
の接続部分には、各端末端子18から伝送線Lを介して
伝送されてきた棟内上り信号を、外部の双方向CATV
システムで伝送可能な元の上り信号に周波数変換するた
めのダウンコンバータ10が設けられている。
【0033】尚、図1において、符号26は、アップコ
ンバータ20が接続されない端末端子18(若しくはア
ップコンバータ20に設けられた下り信号の出力端子)
に接続され、伝送線Lを介して伝送されてきた外部の双
方向CATVシステムからの下り信号を受信して、所望
チャンネルのテレビ放送を復調・再生するテレビ受信機
を表す。
【0034】次に、本実施例の棟内CATVシステムで
用いられるダウンコンバータ10,及びアップコンバー
タ20の夫々の構成を、図2を用いて説明する。[ダウ
ンコンバータ]まず図2(A)に示すように、ダウンコ
ンバータ10には、外部の双方向CATVシステムから
の引込線6を接続するための外部接続端子T1と、建造
物内の伝送線Lを接続するための内部接続端子T2とが
備えられている。
【0035】そして、外部接続端子T1に入力された下
り信号は、ハイパスフィルタ(以下、HPFと記載す
る)32を介して、一旦、ダウンコンバータ10内に取
り込まれ、ローパスフィルタ(以下、LPFと記載す
る)34,及び内部接続端子T2を介して、端末側の伝
送線L上に送出される。
【0036】尚、HPF32は、下り信号を通過させ、
周波数変換後の上り信号の通過を阻止するためのもので
あり、カットオフ周波数が例えば70MHzに設定され
ている。また、LPF34は、下り信号を通過させ、周
波数変換前の棟内上り信号の通過を阻止するためのもの
であり、カットオフ周波数が例えば770MHzに設定
されている。従って、本実施例のダウンコンバータ10
においては、HPF32とLPF34とにより、本発明
の第1下り信号通過経路が形成されることになる。
【0037】次に、内部接続端子T2に入力される端末
側からの棟内上り信号は、HPF36を介して、ダウン
コンバータ10内に取り込まれる。尚、HPF36は、
LPF34から出力される下り信号の回り込みを防止
し、棟内上り信号のみを選択的に取り込むためのもので
あり、カットオフ周波数が例えば821MHzに設定さ
れている。
【0038】そして、HPF36を介してダウンコンバ
ータ10内に取り込まれた棟内上り信号は、バンドパス
フィルタ(以下、BPFと記載する)38を介して周波
数変換用のミキサ40に入力される。尚、BPF38
は、棟内上り信号(821MHz〜866MHz)のみ
を選択的に通過させるものである。
【0039】ミキサ40は、PLL回路44により発振
周波数が一定(例えば876MHz)に制御された周波
数可変型の局部発振回路42からの信号を受けて、棟内
上り信号を、双方向CATVシステム用の上り信号に周
波数変換するものである。そして、このミキサ40にて
周波数変換された上り信号は、BPF46,LPF4
8,及び外部接続端子T1を介して、引込線6側に送出
される。尚、BPF46は、周波数変換後の上り信号
(10MHz〜55MHz)のみを選択的に通過させる
ものである。また、LPF48は、外部接続端子T1に
入力された下り信号の通過を阻止し、周波数変換後の上
り信号のみを通過させるためのものであり、そのカット
オフ周波数は、例えば55MHzに設定されている。
【0040】一方、PLL回路44は、局部発振回路4
2から出力される周波数変換用の信号と基準信号との位
相が一致するように局部発振回路42の発振周波数を制
御するためのものであるが、本実施例のダウンコンバー
タ10では、このPLL回路44が局部発振回路42の
発振周波数を制御するのに用いる基準信号(周波数変換
用の基準信号)を、所定の電波局から常時送信されてい
る特定の電波から生成するようにしている。
【0041】即ち、本実施例のダウンコンバータ10
は、前述した標準周波数局から常時送信されている長波
帯の標準電波(以下、長波帯JJYと記載する)を受信
するアンテナ50と、アンテナ50からの受信信号が入
力されて、長波帯JJYの搬送波の周波数帯(40kH
z)だけを通過させる狭帯域のBPF52と、BPF5
2を通過した信号を所定レベルまで増幅する増幅回路5
4とを備えている。そして、ダウンコンバータ10にお
いて、増幅回路54の出力は、更にBPF52と同特性
のBPF56を介して、リミッタ回路としてのリミッタ
アンプ58に入力され、このリミッタアンプ58にて振
幅が所定値に抑圧された後、PLL回路44へ周波数変
換用の基準信号として入力される。
【0042】このため、アンテナ50によって受信され
た長波帯JJYから、BPF52,56により、40k
Hzの搬送波信号が抽出され、更に、その搬送波信号
は、振幅がリミッタアンプ58により一定にされて正弦
波に成形され、こうして正弦波に成形された長波帯JJ
Yの搬送波信号(40kHz)が、周波数変換用の基準
信号としてPLL回路44に入力される。
【0043】そして、PLL回路44は、この基準信号
と局部発振回路42からの出力とを夫々分周し、これら
分周後の各信号の位相を一致させるための制御信号を生
成して、局部発振回路42に出力することにより、局部
発振回路42からの出力を、基準信号に対応した一定周
波数(876MHz)に制御する。
【0044】また、本実施例のダウンコンバータ10に
おいては、長波帯JJYを受信してそれの搬送波信号を
周波数変換用の基準信号として出力するために設けられ
たアンテナ50、BPF52,56、増幅回路54、及
びリミッタアンプ58が、本発明の第1信号出力手段と
して機能し、棟内上り信号を基準信号を用いて上り信号
に周波数変換するために設けられた局部発振回路42、
PLL回路44、及びミキサ40が、本発明の第1周波
数変換手段として機能する。[アップコンバータ]一
方、図2(B)に示すように、アップコンバータ20に
は、同軸ケーブル等を介して端末端子18に接続するた
めの第1接続端子T3と、上り信号を出力してくるケー
ブルモデム22等の通信用端末装置に接続するための第
2接続端子T4と、テレビ受像機26等の再生用端末装
置に接続するための第3接続端子T5とが備えられてい
る。
【0045】そして、端末端子18から第1接続端子T
3に入力された下り信号は、LPF62を介して、一
旦、アップコンバータ20内に取り込まれ、第3接続端
子T5を介して、テレビ受像機26等の再生用端末装置
に出力される。また、LPF62から第3接続端子T5
に至る下り信号の通過経路上には、下り信号の一部を分
岐させる方向性結合器からなる分岐回路64が設けられ
ており、この分岐回路64にて分岐された下り信号は、
方向性結合器からなる混合回路66を介して、第2接続
端子T4まで導かれ、第2接続端子T4からケーブルモ
デム22等の通信用端末装置に出力される。
【0046】尚、LPF62は、周波数変換後の棟内上
り信号の通過を阻止し、端末端子18から第1接続端子
T3に入力された下り信号のみを通過させるためのもの
であり、カットオフ周波数が例えば770MHzに設定
されている。従って、本実施例のアップコンバータ20
には、LPF62,分岐回路64,及び混合回路66に
よって、本発明の第2下り信号通過経路が、2系統形成
されていることになる。
【0047】次に、ケーブルモデム22等の通信用端末
装置から第2接続端子T4に入力された上り信号は、混
合回路66及びBPF68を介して周波数変換用のミキ
サ70に入力される。尚、BPF68は、上り信号(1
0MHz〜55MHz)のみを選択的に通過させるもの
である。
【0048】ミキサ70は、PLL回路74により発振
周波数が一定(例えば876MHz)に制御された周波
数可変型の局部発振回路72からの信号を受けて、上り
信号を棟内上り信号に周波数変換するものである。そし
て、このミキサ70にて周波数変換された棟内上り信号
は、BPF76,HPF78,及び第1接続端子T3を
介して、端末端子18側に送出される。尚、BPF76
は、周波数変換後の棟内上り信号(821MHz〜86
6MHz)のみを選択的に通過させるものである。ま
た、HPF78は、第1接続端子T3に入力された下り
信号の通過を阻止し、周波数変換後の棟内上り信号のみ
を通過させるためのものであり、そのカットオフ周波数
は、例えば821MHzに設定されている。
【0049】一方、PLL回路74は、局部発振回路7
2から出力される周波数変換用の信号と基準信号との位
相が一致するように局部発振回路72の発振周波数を制
御するためのものであるが、本実施例のアップコンバー
タ20では、このPLL回路74が局部発振回路42の
発振周波数を制御するのに用いる基準信号(周波数変換
用の基準信号)を、ダウンコンバータ10が受信するの
と同じ特定の電波から生成するようにしている。
【0050】このため、アップコンバータ20には、ダ
ウンコンバータ10に備えられたアンテナ50、BPF
52,56、増幅回路54、及びリミッタアンプ58と
全く同じアンテナ80、BPF82,86、増幅回路8
4、及びリミッタアンプ88が設けられている。
【0051】即ち、アップコンバータ20は、長波帯J
JYを受信するアンテナ80と、アンテナ80からの受
信信号が入力されて、長波帯JJYの搬送波の周波数帯
(40kHz)だけを通過させる狭帯域のBPF82
と、BPF82を通過した信号を所定レベルまで増幅す
る増幅回路84とを備えている。そして、増幅回路84
の出力は、更にBPF82と同特性のBPF86を介し
て、リミッタ回路としてのリミッタアンプ88に入力さ
れ、このリミッタアンプ88にて振幅が所定値に抑圧さ
れた後、PLL回路74へ周波数変換用の基準信号とし
て入力される。
【0052】このため、アップコンバータ20において
も、ダウンコンバータ10と同様に、アンテナ80によ
って受信された長波帯JJYから、BPF82,86に
より、それの40kHzの搬送波信号が抽出され、更
に、その搬送波信号は、振幅がリミッタアンプ88によ
り一定にされて正弦波に成形され、こうして正弦波に成
形された長波帯JJYの搬送波信号(40kHz)が、
周波数変換用の基準信号としてPLL回路74に入力さ
れる。
【0053】また、PLL回路74は、ダウンコンバー
タ10内のPLL回路44と同様に、リミッタアンプ8
8から入力される基準信号と局部発振回路72からの出
力とを夫々分周し、これら分周後の各信号の位相を一致
させるための制御信号を生成して、局部発振回路72に
出力することにより、局部発振回路72からの出力を、
基準信号に対応した一定周波数(876MHz)に制御
する。
【0054】そして、本実施例のアップコンバータ20
においては、長波帯JJYを受信してそれの搬送波信号
を周波数変換用の基準信号として出力するために設けら
れたアンテナ80、BPF82,86、増幅回路84、
及びリミッタアンプ88が、本発明の第2信号出力手段
として機能し、上り信号を基準信号を用いて棟内上り信
号に周波数変換するために設けられた局部発振回路7
2、PLL回路74、及びミキサ70が、本発明の第2
周波数変換手段として機能する。
【0055】以上説明したように、本実施例の棟内CA
TVシステムにおいては、アップコンバータ20にて周
波数変換された棟内上り信号を、ダウンコンバータ10
にて元の上り信号に正確に周波数変換できるようにする
ために、アップコンバータ20とダウンコンバータ10
とが、互いに同じ電波(長波帯JJY)を受信して、そ
の電波から一定周波数の搬送波信号を抽出し、その搬送
波信号を周波数変換用の基準信号として用いて、上り信
号及び棟内上り信号を夫々周波数変換するように構成さ
れている。
【0056】このため、本実施例の棟内CATVシステ
ムによれば、外部の双方向CATVシステムから入力さ
れる下り信号に基準信号として使用できる特定伝送信号
(パイロット信号等)が含まれているか否かに拘わら
ず、各端末端子18に接続されるアップコンバータ20
がケーブルモデム22等の通信用端末装置から出力され
る上り信号を棟内上り信号に周波数変換するのに使用す
る基準信号と、ダウンコンバータ10が棟内上り信号を
元の上り信号に周波数変換するのに使用する基準信号と
を一致させることができ、ダウンコンバータ10側で棟
内上り信号から元の上り信号を正確に復元して、外部の
双方向CATVシステムの伝送線2に送出することがで
きる。よって、本実施例の棟内CATVシステムによれ
ば、どの様な双方向CATVシステムにも適用すること
ができるようになる。
【0057】また、アップコンバータ20とダウンコン
バータ10が、同じ電波を受信して周波数変換用の基準
信号を得るようにしているため、アップコンバータ20
とダウンコンバータ10との間に、両コンバータ10,
20へ共通の基準信号を供給するための別配線を設けた
りする必要なく、上記効果を得ることができる。
【0058】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、ダウンコンバータ10とアップコンバータ20が、
長波帯JJYを受信するようにしたが、周波数変換用の
基準信号を得るために受信する電波は、これに限らず、
例えば、ラジオ放送局から常時送信されている所定チャ
ンネルのAM放送波でも良い。そして、こうしたAM放
送波を受信するようにした場合にも、図2と同じ回路構
成を採ることができる。
【0059】また、ダウンコンバータ10とアップコン
バータ20が基準信号を得るために受信する電波は、A
M波に限らず、所定の電波局から常時送信され且つ一定
周波数の信号が抽出可能な電波であれば、他の変調方式
の電波を選択しても良い。一方また、ダウンコンバータ
10とアップコンバータ20は、長波帯JJY以外の他
の標準電波を受信して、基準信号を得るように構成して
も良い。尚、現在、長波帯JJY以外の標準電波として
は、名崎無線送信所(茨城県猿島郡三和町)から送信さ
れている短波帯(5,8,10MHz)の標準電波(以
下、短波帯JJYという)や、JG2ASと呼ばれる長
波帯(40kHz)の標準電波がある。
【0060】但し、短波帯JJYは、長波帯JJYと同
様にAM波であるが、毎時35分から39分の間だけ停
波される。このため、ダウンコンバータ10とアップコ
ンバータ20が、短波帯JJYのように微少時間だけ停
波されるAM波を受信して、その搬送波信号を周波数変
換用の基準信号として用いる場合には、電波を受信でき
ているか否かを判定する判定手段と、この判定手段にて
電波が受信できないと判定されている間、PLL回路4
4,74から局部発振回路42,72への制御信号を、
判定手段にて電波が受信できないと判定された時点の制
御信号に固定する固定手段と、を設ければ良い。また、
上記固定手段に代えて、判定手段にて電波が受信できな
いと判定されると、その時点でリミッタアンプ58,8
8から出力されていた信号と同じ信号をPLL回路4
4,74へ基準信号として出力し続ける手段を設けるよ
うにしても良い。つまり、何れにしても、電波が受信で
きなくなると、その直前の状態(周波数変換状態)を保
持するよう構成すれば良いのである。そして、このこと
は、AM波以外の電波を受信するようにした場合も同様
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の棟内CATVシステムの構成を表す
構成図である。
【図2】 図1のシステムで用いられるダウンコンバー
タ,アップコンバータの構成を夫々表すブロック図であ
る。
【符号の説明】
6…引込線、8…保安器、L…伝送線、10…ダウンコ
ンバータ、12…双方向増幅器、14…分岐器、16…
分配器、18…端末端子、20…アップコンバータ、2
2…ケーブルモデム、24…情報端末装置、26…テレ
ビ受像機、40,70…ミキサ、42,72…局部発振
回路、44,74…PLL回路、50,80…アンテ
ナ、54,84…増幅回路、58,88…リミッタアン
プ、32,36,78…HPF(ハイパスフィルタ)、
34,48,62…LPF(ローパスフィルタ)、3
8,46,52,56,68,76,82,86…BP
F(バンドパスフィルタ)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の双方向CATVシステムからの引
    込線を建造物内に引き込み、該建造物内の伝送線を介し
    て、前記引込線から入力された下り信号を建造物内の端
    末端子まで伝送すると共に、 端末装置から出力された前記下り信号よりも周波数が低
    い上り信号を前記下り信号よりも周波数が高い棟内上り
    信号に周波数変換するアップコンバータを介して前記端
    末端子に入力された棟内上り信号を、前記伝送線を介し
    て前記引込線まで伝送し、 更に、前記伝送線と前記引込線との間に設けられたダウ
    ンコンバータを介して、前記棟内上り信号を、前記端末
    装置が出力した元の周波数帯の上り信号に周波数変換し
    て、前記引込線上に送出する棟内CATVシステムにお
    いて、 前記端末側のアップコンバータ及び前記引込線側のダウ
    ンコンバータは、互いに同じ特定の電波を受信して、そ
    の電波から一定周波数の信号を抽出し、該信号を周波数
    変換用の基準信号として用いて、前記上り信号及び前記
    棟内上り信号を夫々周波数変換すること、 を特徴とする棟内CATVシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の棟内CATVシステム
    において、 前記特定の電波は、所定の電波局から常時送信されると
    共に、振幅変調により情報が含ませられる電波であり、 前記アップコンバータ及びダウンコンバータは、前記電
    波を受信して、その電波から該電波の搬送波信号を前記
    一定周波数の信号として抽出し、該搬送波信号を周波数
    変換用の基準信号として用いて、前記上り信号及び前記
    棟内上り信号を夫々周波数変換すること、 を特徴とする棟内CATVシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の棟内CATVシステム
    において、 前記特定の電波は、標準周波数局から常時送信されてい
    る標準電波であること、 を特徴とする棟内CATVシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の棟内CATVシステム
    において、前記引込線と前記伝送線との間に設けられる
    ダウンコンバータであって、 前記引込線を介して外部の双方向CATVシステムから
    入力された下り信号を前記伝送線上に送出するための第
    1下り信号通過経路と、 前記アップコンバータが受信するのと同じ前記特定の電
    波を受信し、その電波から前記一定周波数の信号を抽出
    して出力する第1信号出力手段と、 前記伝送線を介して入力される前記棟内上り信号を、前
    記第1信号出力手段から出力される信号を周波数変換用
    の基準信号として用いて、前記端末装置が出力した元の
    上り信号に周波数変換し、該周波数変換後の上り信号を
    前記引込線上に送出する第1周波数変換手段と、を備え
    たことを特徴とするダウンコンバータ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の棟内CATVシステム
    において、前記端末端子と前記端末装置との間に設けら
    れるアップコンバータであって、 前記伝送線を介して前記端末端子まで伝送されてきた下
    り信号を前記端末装置側に送出するための第2下り信号
    通過経路と、 前記ダウンコンバータが受信するのと同じ前記特定の電
    波を受信し、その電波から前記一定周波数の信号を抽出
    して出力する第2信号出力手段と、 前記端末装置から出力された上り信号を、前記第2信号
    出力手段から出力される信号を周波数変換用の基準信号
    として用いて、前記棟内上り信号に周波数変換し、該周
    波数変換後の棟内上り信号を前記端末端子を介して前記
    伝送線上に送出する第2周波数変換手段と、 を備えたことを特徴とするアップコンバータ。
  6. 【請求項6】 請求項2又は請求項3に記載の棟内CA
    TVシステムにおいて、前記引込線と前記伝送線との間
    に設けられるダウンコンバータであって、 前記引込線を介して外部の双方向CATVシステムから
    入力された下り信号を前記伝送線上に送出するための第
    1下り信号通過経路と、 前記アップコンバータが受信するのと同じ前記特定の電
    波を受信し、その電波から該電波の搬送波信号を抽出し
    て出力する第1信号出力手段と、 前記伝送線を介して入力される前記棟内上り信号を、前
    記第1信号出力手段から出力される前記搬送波信号を周
    波数変換用の基準信号として用いて、前記端末装置が出
    力した元の上り信号に周波数変換し、該周波数変換後の
    上り信号を前記引込線上に送出する第1周波数変換手段
    と、 を備えたことを特徴とするダウンコンバータ。
  7. 【請求項7】 請求項2又は請求項3に記載の棟内CA
    TVシステムにおいて、前記端末端子と前記端末装置と
    の間に設けられるアップコンバータであって、前記伝送
    線を介して前記端末端子まで伝送されてきた下り信号を
    前記端末装置側に送出するための第2下り信号通過経路
    と、 前記ダウンコンバータが受信するのと同じ前記特定の電
    波を受信し、その電波から該電波の搬送波信号を抽出し
    て出力する第2信号出力手段と、 前記端末装置から出力された上り信号を、前記第2信号
    出力手段から出力される前記搬送波信号を周波数変換用
    の基準信号として用いて、前記棟内上り信号に周波数変
    換し、該周波数変換後の棟内上り信号を前記端末端子を
    介して前記伝送線上に送出する第2周波数変換手段と、 を備えたことを特徴とするアップコンバータ。
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