JP2001145077A - 棟内ｃａｔｖシステム，アップコンバータ，ダウンコンバータ - Google Patents
棟内ｃａｔｖシステム，アップコンバータ，ダウンコンバータInfo
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- JP2001145077A JP2001145077A JP32545999A JP32545999A JP2001145077A JP 2001145077 A JP2001145077 A JP 2001145077A JP 32545999 A JP32545999 A JP 32545999A JP 32545999 A JP32545999 A JP 32545999A JP 2001145077 A JP2001145077 A JP 2001145077A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 端末側では上り信号をアップコンバータを用
いて下り信号より周波数が高い棟内上り信号に変換し、
外部システムへの接続点では棟内上り信号をダウンコン
バータを用いて元の上り信号に変換する棟内ＣＡＴＶシ
ステムにおいて、外部システムからのパイロット信号を
用いることなく周波数変換を正確に行えるようにする。 【解決手段】 アップコンバータ２０は、棟内上り信号
と共に上り信号をダウンコンバータ１０に供給し、両コ
ンバータ１０，２０では、ＰＬＬ回路４０，６０が、キ
ャリア再生回路３９，５９にて上り信号から再生された
搬送波を基準信号とし、局部発振回路３５，５５にて生
成されるローカル信号が基準信号に同期するように制御
する。このため、両コンバータ１０，２０が上り信号及
び棟内上り信号の周波数変換に用いる両ローカル信号の
周波数を一致させることができ、ダウンコンバータ１０
では、棟内上り信号から元の上り信号を正確に復元でき
る。
いて下り信号より周波数が高い棟内上り信号に変換し、
外部システムへの接続点では棟内上り信号をダウンコン
バータを用いて元の上り信号に変換する棟内ＣＡＴＶシ
ステムにおいて、外部システムからのパイロット信号を
用いることなく周波数変換を正確に行えるようにする。 【解決手段】 アップコンバータ２０は、棟内上り信号
と共に上り信号をダウンコンバータ１０に供給し、両コ
ンバータ１０，２０では、ＰＬＬ回路４０，６０が、キ
ャリア再生回路３９，５９にて上り信号から再生された
搬送波を基準信号とし、局部発振回路３５，５５にて生
成されるローカル信号が基準信号に同期するように制御
する。このため、両コンバータ１０，２０が上り信号及
び棟内上り信号の周波数変換に用いる両ローカル信号の
周波数を一致させることができ、ダウンコンバータ１０
では、棟内上り信号から元の上り信号を正確に復元でき
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部の双方向ＣＡ
ＴＶシステムからの引込線を建造物内に引き込み、建造
物内の伝送線を介して双方向ＣＡＴＶシステムから入力
された下り信号を建造物内の複数の端末装置まで伝送す
ると共に、各端末端子から入力された上り信号を引込線
を介して外部の双方向ＣＡＴＶシステムに送出する棟内
ＣＡＴＶシステムに関する。
ＴＶシステムからの引込線を建造物内に引き込み、建造
物内の伝送線を介して双方向ＣＡＴＶシステムから入力
された下り信号を建造物内の複数の端末装置まで伝送す
ると共に、各端末端子から入力された上り信号を引込線
を介して外部の双方向ＣＡＴＶシステムに送出する棟内
ＣＡＴＶシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の棟内ＣＡＴＶシステムでは、建
造物内の各部で発生した雑音が加入者側の端末端子等を
介して伝送線に重畳される。そして、この雑音の内、上
り信号と同じ周波数成分のものは、流合雑音として、上
り信号と一緒に外部の双方向ＣＡＴＶシステムに出力さ
れてしまう。
造物内の各部で発生した雑音が加入者側の端末端子等を
介して伝送線に重畳される。そして、この雑音の内、上
り信号と同じ周波数成分のものは、流合雑音として、上
り信号と一緒に外部の双方向ＣＡＴＶシステムに出力さ
れてしまう。
【０００３】そこで、従来では、外部の双方向ＣＡＴＶ
システムへ流出する流合雑音を低減するため、ケーブル
モデム等の加入者側端末装置にて生成された上り信号
（双方向ＣＡＴＶシステムで伝送可能な周波数帯（例え
ば１０〜５５ＭＨｚ）の信号）を、アップコンバータに
て、元の周波数よりも高く、しかも、下り信号の伝送周
波数（例えば７０〜７７０ＭＨｚ）と重複することのな
い、ＵＨＦ帯（例えば８２１ＭＨｚ〜８６６ＭＨｚ）の
上り信号（以下、棟内上り信号という）に周波数変換し
て、引込線まで伝送し、棟内の伝送線から引込線へ上り
信号を出力する直前で、棟内上り信号を、ダウンコンバ
ータを用いて、元の周波数（換言すれば、双方向ＣＡＴ
Ｖシステムでの上り信号の伝送周波数）に変換すること
が考えられている。
システムへ流出する流合雑音を低減するため、ケーブル
モデム等の加入者側端末装置にて生成された上り信号
（双方向ＣＡＴＶシステムで伝送可能な周波数帯（例え
ば１０〜５５ＭＨｚ）の信号）を、アップコンバータに
て、元の周波数よりも高く、しかも、下り信号の伝送周
波数（例えば７０〜７７０ＭＨｚ）と重複することのな
い、ＵＨＦ帯（例えば８２１ＭＨｚ〜８６６ＭＨｚ）の
上り信号（以下、棟内上り信号という）に周波数変換し
て、引込線まで伝送し、棟内の伝送線から引込線へ上り
信号を出力する直前で、棟内上り信号を、ダウンコンバ
ータを用いて、元の周波数（換言すれば、双方向ＣＡＴ
Ｖシステムでの上り信号の伝送周波数）に変換すること
が考えられている。
【０００４】ところで、このように、棟内ＣＡＴＶシス
テムの端末側で、上り信号を棟内上り信号に周波数変換
し、棟内ＣＡＴＶシステムと外部の双方向ＣＡＴＶシス
テムとの接続点で、棟内上り信号を元の上り信号に周波
数変換するようにした場合、棟内ＣＡＴＶシステムから
外部の双方向ＣＡＴＶシステムに出力される流合雑音を
低減することはできるものの、端末側で周波数変換に用
いられるアップコンバータと、棟内ＣＡＴＶシステムと
外部の双方向ＣＡＴＶシステムとの接続点で周波数変換
に用いられるダウンコンバータとが、夫々、専用の発振
回路からの出力を用いて周波数変換を行うように構成す
ると、各発振回路で得られる周波数変換用のローカル信
号の周波数にずれが生じ、ダウンコンバータにおいて、
棟内上り信号を、端末装置が生成した元の上り信号に変
換することができなくなる虞がある。
テムの端末側で、上り信号を棟内上り信号に周波数変換
し、棟内ＣＡＴＶシステムと外部の双方向ＣＡＴＶシス
テムとの接続点で、棟内上り信号を元の上り信号に周波
数変換するようにした場合、棟内ＣＡＴＶシステムから
外部の双方向ＣＡＴＶシステムに出力される流合雑音を
低減することはできるものの、端末側で周波数変換に用
いられるアップコンバータと、棟内ＣＡＴＶシステムと
外部の双方向ＣＡＴＶシステムとの接続点で周波数変換
に用いられるダウンコンバータとが、夫々、専用の発振
回路からの出力を用いて周波数変換を行うように構成す
ると、各発振回路で得られる周波数変換用のローカル信
号の周波数にずれが生じ、ダウンコンバータにおいて、
棟内上り信号を、端末装置が生成した元の上り信号に変
換することができなくなる虞がある。
【０００５】そこで、従来では、ダウンコンバータに
て、棟内上り信号から元の上り信号を正確に復元できる
ようにするため、アップコンバータ及びダウンコンバー
タが周波数変換に用いるローカル信号として、双方向Ｃ
ＡＴＶシステムで下り信号のレベル調整等のために使用
されるパイロット信号を用いることも考えられている。
つまり、アップコンバータ及びダウンコンバータが、双
方向ＣＡＴＶシステム側のパイロット信号をローカル信
号として各上り信号を周波数変換するように構成するこ
とで、各コンバータでのローカル信号の周波数を完全に
一致させ、ダウンコンバータ側で、棟内上り信号を元の
上り信号に正確に復元できるようにするのである。
て、棟内上り信号から元の上り信号を正確に復元できる
ようにするため、アップコンバータ及びダウンコンバー
タが周波数変換に用いるローカル信号として、双方向Ｃ
ＡＴＶシステムで下り信号のレベル調整等のために使用
されるパイロット信号を用いることも考えられている。
つまり、アップコンバータ及びダウンコンバータが、双
方向ＣＡＴＶシステム側のパイロット信号をローカル信
号として各上り信号を周波数変換するように構成するこ
とで、各コンバータでのローカル信号の周波数を完全に
一致させ、ダウンコンバータ側で、棟内上り信号を元の
上り信号に正確に復元できるようにするのである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、アップコンバータ及びダウンコンバータが、周波数
変換用の基準信号として、下り信号に含まれるパイロッ
ト信号を用いるように構成すると、双方向ＣＡＴＶシス
テム側で保守点検等のために一時的にパイロット信号の
送信を停止した場合や、棟内ＣＡＴＶシステムがパイロ
ット信号を伝送しない双方向ＣＡＴＶシステムに接続さ
れた場合に、アップコンバータ及びダウンコンバータが
正常動作しなくなり、棟内ＣＡＴＶシステムの端末装置
側で生成された上り信号を、双方向ＣＡＴＶシステムの
センタ装置側に伝送できなくなってしまう。
に、アップコンバータ及びダウンコンバータが、周波数
変換用の基準信号として、下り信号に含まれるパイロッ
ト信号を用いるように構成すると、双方向ＣＡＴＶシス
テム側で保守点検等のために一時的にパイロット信号の
送信を停止した場合や、棟内ＣＡＴＶシステムがパイロ
ット信号を伝送しない双方向ＣＡＴＶシステムに接続さ
れた場合に、アップコンバータ及びダウンコンバータが
正常動作しなくなり、棟内ＣＡＴＶシステムの端末装置
側で生成された上り信号を、双方向ＣＡＴＶシステムの
センタ装置側に伝送できなくなってしまう。
【０００７】本発明はこうした問題に鑑みなされたもの
であり、端末側ではアップコンバータを用いて上り信号
を、下り信号より周波数が高い棟内上り信号に周波数変
換し、外部の双方向ＣＡＴＶシステムに接続される引込
線側では、ダウンコンバータを用いて棟内上り信号を元
の上り信号に周波数変換するようにした棟内ＣＡＴＶシ
ステムにおいて、外部の双方向ＣＡＴＶシステムからの
下り信号に重畳されたパイロット信号を周波数変換用の
ローカル信号として使用することなく、ダウンコンバー
タにて元の上り信号を正確に復元できるようにすること
を目的とする。
であり、端末側ではアップコンバータを用いて上り信号
を、下り信号より周波数が高い棟内上り信号に周波数変
換し、外部の双方向ＣＡＴＶシステムに接続される引込
線側では、ダウンコンバータを用いて棟内上り信号を元
の上り信号に周波数変換するようにした棟内ＣＡＴＶシ
ステムにおいて、外部の双方向ＣＡＴＶシステムからの
下り信号に重畳されたパイロット信号を周波数変換用の
ローカル信号として使用することなく、ダウンコンバー
タにて元の上り信号を正確に復元できるようにすること
を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項１記載の棟内ＣＡＴＶシステムにおい
ては、前述した従来の棟内ＣＡＴＶシステムと同様、外
部の双方向ＣＡＴＶシステムから引込線を介して入力さ
れた下り信号を、建造物内の伝送線を介して端末端子ま
で伝送すると共に、アップコンバータを介して端末端子
に入力された棟内上り信号を、建造物内の伝送線を介し
て、外部の双方向ＣＡＴＶシステムからの引込線まで伝
送し、しかも、この引込線から外部の双方向ＣＡＴＶシ
ステムには、引込線と建造物内の伝送線との間に設けら
れたダウンコンバータを用いて棟内上り信号を、端末装
置が出力した元の周波数帯の上り信号に周波数変換して
送出するようにされている。
になされた請求項１記載の棟内ＣＡＴＶシステムにおい
ては、前述した従来の棟内ＣＡＴＶシステムと同様、外
部の双方向ＣＡＴＶシステムから引込線を介して入力さ
れた下り信号を、建造物内の伝送線を介して端末端子ま
で伝送すると共に、アップコンバータを介して端末端子
に入力された棟内上り信号を、建造物内の伝送線を介し
て、外部の双方向ＣＡＴＶシステムからの引込線まで伝
送し、しかも、この引込線から外部の双方向ＣＡＴＶシ
ステムには、引込線と建造物内の伝送線との間に設けら
れたダウンコンバータを用いて棟内上り信号を、端末装
置が出力した元の周波数帯の上り信号に周波数変換して
送出するようにされている。
【０００９】そして、本発明の棟内ＣＡＴＶシステムに
おいて、アップコンバータでは、端末装置が出力する上
り信号から再生した搬送波を第１基準信号とし、その第
１基準信号に同期させた第１ローカル信号を用いて上り
信号を周波数変換し、且つ上り信号の搬送波成分を少な
くとも含んだ特定信号を、棟内上り信号と共に端末端子
を介して伝送線上に送出する。また、ダウンコンバータ
では、伝送線を介して取り込んだ特定信号から第２基準
信号を生成し、その第２基準信号に同期させたローカル
信号を用いて棟内上り信号を周波数変換する。
おいて、アップコンバータでは、端末装置が出力する上
り信号から再生した搬送波を第１基準信号とし、その第
１基準信号に同期させた第１ローカル信号を用いて上り
信号を周波数変換し、且つ上り信号の搬送波成分を少な
くとも含んだ特定信号を、棟内上り信号と共に端末端子
を介して伝送線上に送出する。また、ダウンコンバータ
では、伝送線を介して取り込んだ特定信号から第２基準
信号を生成し、その第２基準信号に同期させたローカル
信号を用いて棟内上り信号を周波数変換する。
【００１０】つまり、本発明の棟内ＣＡＴＶシステムに
おいては、ダウンコンバータ及びアップコンバータに
て、上り信号及び棟内上り信号をそれぞれ周波数変換す
る際に用いる第１及び第２ローカル信号を、端末装置が
出力した同じ上り信号（特に搬送波）に基づいて生成さ
れる第１及び第２基準信号に同期させているため、両コ
ンバータの各ローカル信号の周波数を正確に一致させる
ことが可能となる。
おいては、ダウンコンバータ及びアップコンバータに
て、上り信号及び棟内上り信号をそれぞれ周波数変換す
る際に用いる第１及び第２ローカル信号を、端末装置が
出力した同じ上り信号（特に搬送波）に基づいて生成さ
れる第１及び第２基準信号に同期させているため、両コ
ンバータの各ローカル信号の周波数を正確に一致させる
ことが可能となる。
【００１１】このため、本発明の棟内ＣＡＴＶシステム
によれば、外部の双方向ＣＡＴＶシステムから入力され
る下り信号にパイロット信号が重畳されていない場合で
あっても、端末装置からアップコンバータに入力された
元の上り信号を、ダウンコンバータにて正確に復元でき
る。
によれば、外部の双方向ＣＡＴＶシステムから入力され
る下り信号にパイロット信号が重畳されていない場合で
あっても、端末装置からアップコンバータに入力された
元の上り信号を、ダウンコンバータにて正確に復元でき
る。
【００１２】なお、アップコンバータから伝送線を介し
てダウンコンバータに供給される特定信号としては、例
えば請求項２記載のように、端末装置が出力する上り信
号を用いてもよいし、請求項３記載のように、その上り
信号から再生された搬送波を用いてもよい。
てダウンコンバータに供給される特定信号としては、例
えば請求項２記載のように、端末装置が出力する上り信
号を用いてもよいし、請求項３記載のように、その上り
信号から再生された搬送波を用いてもよい。
【００１３】そして、アップコンバータでは、前者（請
求項２）の場合、特定信号（即ち上り信号）から再生し
た搬送波を第２基準信号とすればよく、また、後者（請
求項３）の場合、特定信号（即ち上り信号の搬送波）を
そのまま第２基準信号とすればよい。
求項２）の場合、特定信号（即ち上り信号）から再生し
た搬送波を第２基準信号とすればよく、また、後者（請
求項３）の場合、特定信号（即ち上り信号の搬送波）を
そのまま第２基準信号とすればよい。
【００１４】但し、特定信号として上り信号を用いた場
合（請求項２）、当該システムの伝送線上に、上り信号
が送出されることになるが、ダウンコンバータでは、こ
の上り信号の搬送波成分を利用しているだけであり、こ
の上り信号にノイズが重畳されたとしても、そのノイズ
が、外部の双方向ＣＡＴＶシステムに送出される上り信
号に重畳されてしまうことがない。
合（請求項２）、当該システムの伝送線上に、上り信号
が送出されることになるが、ダウンコンバータでは、こ
の上り信号の搬送波成分を利用しているだけであり、こ
の上り信号にノイズが重畳されたとしても、そのノイズ
が、外部の双方向ＣＡＴＶシステムに送出される上り信
号に重畳されてしまうことがない。
【００１５】次に、請求項４及び請求項５記載のアップ
コンバータは、請求項２記載の棟内ＣＡＴＶシステムに
おいて、端末装置から出力された上り信号を棟内上り信
号に周波数変換し、その周波数変換後の棟内上り信号を
端末端子を介して伝送線上に送出するためのものであ
る。
コンバータは、請求項２記載の棟内ＣＡＴＶシステムに
おいて、端末装置から出力された上り信号を棟内上り信
号に周波数変換し、その周波数変換後の棟内上り信号を
端末端子を介して伝送線上に送出するためのものであ
る。
【００１６】そして、請求項４記載のアップコンバータ
においては、伝送線を介して端末端子まで伝送されてき
た下り信号を、第１下り信号通過経路を介して、端末装
置側に送出すると共に、端末装置が出力する上り信号
を、第１上り信号通過経路を介して、端末端子から伝送
線上に送出する。
においては、伝送線を介して端末端子まで伝送されてき
た下り信号を、第１下り信号通過経路を介して、端末装
置側に送出すると共に、端末装置が出力する上り信号
を、第１上り信号通過経路を介して、端末端子から伝送
線上に送出する。
【００１７】また、このアップコンバータにおいては、
第１搬送波再生手段が、端末装置が出力する上り信号か
ら該上り信号の搬送波を再生し、第１ローカル信号生成
手段が、再生された搬送波を第１基準信号として、この
第１基準信号に同期した第１ローカル信号を生成し、更
に、第１周波数変換手段が、第１ローカル信号を用い
て、端末装置から出力された上り信号を棟内上り信号に
周波数変換し、その周波数変換後の棟内上り信号を、端
末端子を介して棟内ＣＡＴＶシステムの伝送線上に送出
する。
第１搬送波再生手段が、端末装置が出力する上り信号か
ら該上り信号の搬送波を再生し、第１ローカル信号生成
手段が、再生された搬送波を第１基準信号として、この
第１基準信号に同期した第１ローカル信号を生成し、更
に、第１周波数変換手段が、第１ローカル信号を用い
て、端末装置から出力された上り信号を棟内上り信号に
周波数変換し、その周波数変換後の棟内上り信号を、端
末端子を介して棟内ＣＡＴＶシステムの伝送線上に送出
する。
【００１８】一方、請求項５記載のアップコンバータに
おいては、請求項４記載のアップコンバータと同様に、
伝送線を介して端末端子まで伝送されてきた下り信号
を、第１下り信号通過経路を介して端末装置側に送出す
ると共に、第１搬送波再生手段が、端末装置が出力する
上り信号から該上り信号の搬送波を再生し、第１ローカ
ル信号生成手段が、再生された搬送波を第１基準信号と
して、この第１基準信号に同期した第１ローカル信号を
生成する。
おいては、請求項４記載のアップコンバータと同様に、
伝送線を介して端末端子まで伝送されてきた下り信号
を、第１下り信号通過経路を介して端末装置側に送出す
ると共に、第１搬送波再生手段が、端末装置が出力する
上り信号から該上り信号の搬送波を再生し、第１ローカ
ル信号生成手段が、再生された搬送波を第１基準信号と
して、この第１基準信号に同期した第１ローカル信号を
生成する。
【００１９】そして、このアップコンバータでは、第１
上り信号通過経路を備える代わりに、ミキサにて、端末
装置が出力した上り信号を、第１ローカル信号生成手段
が生成した第１ローカル信号と混合して周波数変換し、
選択抽出手段が、ミキサの出力から、周波数変換後の棟
内上り信号，及び上り信号の信号成分を抽出し、これら
抽出された信号成分（棟内上り信号，上り信号）を、端
末端子を介して伝送線上に送出する。即ち、ミキサにて
信号の混合を行った場合、その出力には、混合した信号
の和及び差の周波数成分の他、元の信号の周波数成分も
含まれているため、これを利用しているのである。
上り信号通過経路を備える代わりに、ミキサにて、端末
装置が出力した上り信号を、第１ローカル信号生成手段
が生成した第１ローカル信号と混合して周波数変換し、
選択抽出手段が、ミキサの出力から、周波数変換後の棟
内上り信号，及び上り信号の信号成分を抽出し、これら
抽出された信号成分（棟内上り信号，上り信号）を、端
末端子を介して伝送線上に送出する。即ち、ミキサにて
信号の混合を行った場合、その出力には、混合した信号
の和及び差の周波数成分の他、元の信号の周波数成分も
含まれているため、これを利用しているのである。
【００２０】従って、請求項４及び請求項５記載のアッ
プコンバータによれば、伝送線を介して端末端子まで伝
送されてきた下り信号を端末装置に入力できると共に、
端末装置から出力された上り信号、及びこの上り信号を
周波数変換してなる棟内上り信号を、端末端子から伝送
線上に送出することができる。
プコンバータによれば、伝送線を介して端末端子まで伝
送されてきた下り信号を端末装置に入力できると共に、
端末装置から出力された上り信号、及びこの上り信号を
周波数変換してなる棟内上り信号を、端末端子から伝送
線上に送出することができる。
【００２１】次に、請求項７記載のダウンコンバータ
は、請求項２に記載の棟内ＣＡＴＶシステムにおいて、
棟内上り信号を元の上り信号に周波数変換するためのも
のである。そして、このダウンコンバータにおいては、
引込線を介して外部の双方向ＣＡＴＶシステムから入力
された下り信号を、第２下り信号通過経路を介して、建
造物内の伝送線上に送出する。
は、請求項２に記載の棟内ＣＡＴＶシステムにおいて、
棟内上り信号を元の上り信号に周波数変換するためのも
のである。そして、このダウンコンバータにおいては、
引込線を介して外部の双方向ＣＡＴＶシステムから入力
された下り信号を、第２下り信号通過経路を介して、建
造物内の伝送線上に送出する。
【００２２】また、このダウンコンバータにおいては、
第２搬送波再生手段が、伝送線を介して入力される上り
方向の伝送信号の中から、アップコンバータにて周波数
変換されていない低周波数の上り信号を抽出し、その上
り信号から該上り信号の搬送波を再生し、第２ローカル
信号生成手段が、再生された搬送波を第２基準信号と
し、この第２基準信号に同期した第２ローカル信号を生
成し、更に、第２周波数変換手段が、伝送線を介して入
力される上り方向の伝送信号の中から棟内上り信号を抽
出し、その棟内上り信号を、第２ローカル信号を用い
て、元の上り信号に周波数変換し、この周波数変換後の
上り信号を引込線上に送出する。
第２搬送波再生手段が、伝送線を介して入力される上り
方向の伝送信号の中から、アップコンバータにて周波数
変換されていない低周波数の上り信号を抽出し、その上
り信号から該上り信号の搬送波を再生し、第２ローカル
信号生成手段が、再生された搬送波を第２基準信号と
し、この第２基準信号に同期した第２ローカル信号を生
成し、更に、第２周波数変換手段が、伝送線を介して入
力される上り方向の伝送信号の中から棟内上り信号を抽
出し、その棟内上り信号を、第２ローカル信号を用い
て、元の上り信号に周波数変換し、この周波数変換後の
上り信号を引込線上に送出する。
【００２３】従って、請求項７記載のダウンコンバータ
によれば、引込線を介して外部の双方向ＣＡＴＶシステ
ムから入力された下り信号を端末側に伝送できると共
に、端末側よりアップコンバータを介して伝送されてき
た棟内上り信号を、端末装置が出力した元の周波数帯の
上り信号に周波数変換して、外部の双方向ＣＡＴＶシス
テムに送出することができる。
によれば、引込線を介して外部の双方向ＣＡＴＶシステ
ムから入力された下り信号を端末側に伝送できると共
に、端末側よりアップコンバータを介して伝送されてき
た棟内上り信号を、端末装置が出力した元の周波数帯の
上り信号に周波数変換して、外部の双方向ＣＡＴＶシス
テムに送出することができる。
【００２４】つまり、請求項２記載の棟内ＣＡＴＶシス
テムを構築するに当たって、前述の請求項４又は請求項
５記載のアップコンバータと組み合わせ、第１ローカル
信号と第２ローカル信号とが同じ周波数となるように設
定して使用することにより、アップコンバータ側で周波
数変換された棟内上り信号を、ダウンコンバータ側にて
元の周波数帯の上り信号に高精度に復元させることが可
能となる。
テムを構築するに当たって、前述の請求項４又は請求項
５記載のアップコンバータと組み合わせ、第１ローカル
信号と第２ローカル信号とが同じ周波数となるように設
定して使用することにより、アップコンバータ側で周波
数変換された棟内上り信号を、ダウンコンバータ側にて
元の周波数帯の上り信号に高精度に復元させることが可
能となる。
【００２５】また次に、請求項６記載のアップコンバー
タは、請求項３記載の棟内ＣＡＴＶシステムにおいて、
端末装置から出力された上り信号を棟内上り信号に周波
数変換し、その周波数変換後の棟内上り信号を端末端子
を介して伝送線上に送出するためのものである。
タは、請求項３記載の棟内ＣＡＴＶシステムにおいて、
端末装置から出力された上り信号を棟内上り信号に周波
数変換し、その周波数変換後の棟内上り信号を端末端子
を介して伝送線上に送出するためのものである。
【００２６】そして、このアップコンバータは、第１上
り信号通過経路の代わりに、第１搬送波再生手段が再生
する搬送波を、端末端子を介して伝送線上に送出するた
めの搬送波送出経路が設けられている以外は、請求項４
記載のアップコンバータと全く同様に構成されている。
り信号通過経路の代わりに、第１搬送波再生手段が再生
する搬送波を、端末端子を介して伝送線上に送出するた
めの搬送波送出経路が設けられている以外は、請求項４
記載のアップコンバータと全く同様に構成されている。
【００２７】従って、請求項６記載のアップコンバータ
によれば、伝送線を介して端末端子まで伝送されてきた
下り信号を端末装置に入力できると共に、端末装置が出
力する上り信号を周波数変換してなる棟内上り信号、及
び同じ上り信号から再生した搬送波を、端末端子から伝
送線上に送出することができる。
によれば、伝送線を介して端末端子まで伝送されてきた
下り信号を端末装置に入力できると共に、端末装置が出
力する上り信号を周波数変換してなる棟内上り信号、及
び同じ上り信号から再生した搬送波を、端末端子から伝
送線上に送出することができる。
【００２８】また、請求項８記載のダウンコンバータ
は、請求項３に記載の棟内ＣＡＴＶシステムにおいて、
棟内上り信号を元の上り信号に周波数変換するためのも
のである。そして、このダウンコンバータは、第２搬送
波生成手段の代わりに、伝送線を介して入力される上り
方向の伝送信号の中から、アップコンバータから送出さ
れた上り信号の搬送波を抽出する搬送波抽出手段が設け
られ、この搬送波抽出手段が抽出した搬送波を第２基準
信号とする以外は、請求項７記載のダウンコンバータと
全く同様に構成されている。
は、請求項３に記載の棟内ＣＡＴＶシステムにおいて、
棟内上り信号を元の上り信号に周波数変換するためのも
のである。そして、このダウンコンバータは、第２搬送
波生成手段の代わりに、伝送線を介して入力される上り
方向の伝送信号の中から、アップコンバータから送出さ
れた上り信号の搬送波を抽出する搬送波抽出手段が設け
られ、この搬送波抽出手段が抽出した搬送波を第２基準
信号とする以外は、請求項７記載のダウンコンバータと
全く同様に構成されている。
【００２９】従って、請求項８記載のダウンコンバータ
によれば、請求項７記載のダウンコンバータと同様に、
引込線を介して外部の双方向ＣＡＴＶシステムから入力
された下り信号を端末側に伝送できると共に、端末側よ
りアップコンバータを介して伝送されてきた棟内上り信
号を、端末装置が出力した元の周波数帯の上り信号に周
波数変換して、外部の双方向ＣＡＴＶシステムに送出す
ることができる。
によれば、請求項７記載のダウンコンバータと同様に、
引込線を介して外部の双方向ＣＡＴＶシステムから入力
された下り信号を端末側に伝送できると共に、端末側よ
りアップコンバータを介して伝送されてきた棟内上り信
号を、端末装置が出力した元の周波数帯の上り信号に周
波数変換して、外部の双方向ＣＡＴＶシステムに送出す
ることができる。
【００３０】つまり、請求項３記載の棟内ＣＡＴＶシス
テムを構築するに当たって、前述の請求項６記載のアッ
プコンバータと組み合わせ、第１ローカル信号と第２ロ
ーカル信号とが同じ周波数となるように設定して使用す
ることにより、アップコンバータ側で周波数変換された
棟内上り信号を、ダウンコンバータ側にて元の周波数帯
の上り信号に高精度に復元させることが可能となる。
テムを構築するに当たって、前述の請求項６記載のアッ
プコンバータと組み合わせ、第１ローカル信号と第２ロ
ーカル信号とが同じ周波数となるように設定して使用す
ることにより、アップコンバータ側で周波数変換された
棟内上り信号を、ダウンコンバータ側にて元の周波数帯
の上り信号に高精度に復元させることが可能となる。
【００３１】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図１は、本発明が適用された実施例の棟内
ＣＡＴＶシステム全体の構成を表す構成図である。
に説明する。図１は、本発明が適用された実施例の棟内
ＣＡＴＶシステム全体の構成を表す構成図である。
【００３２】図１に示す如く、本実施例の棟内ＣＡＴＶ
システムは、外部の双方向ＣＡＴＶシステムの伝送線
（ＣＡＴＶ伝送線）２から分岐装置４を介して分岐され
た引込線６を、保安器８を介して、マンション，アパー
ト等の建造物内に引き込み、その建造物内に配線された
同軸ケーブルからなる伝送線Ｌ、及び、この伝送線Ｌに
設けられた双方向増幅器１２，分岐器１４，分配器１６
等を介して、引込線６から入力された双方向ＣＡＴＶシ
ステムの下り信号（周波数：７０ＭＨｚ〜７７０ＭＨ
ｚ）を、建造物内の各加入者宅に設置された直列ユニッ
ト等からなる複数の端末端子１８まで伝送すると共に、
加入者側の各種端末装置から後述のアップコンバータ２
０を介して端末端子１８に入力された棟内上り信号を、
引込線６まで伝送するものである。
システムは、外部の双方向ＣＡＴＶシステムの伝送線
（ＣＡＴＶ伝送線）２から分岐装置４を介して分岐され
た引込線６を、保安器８を介して、マンション，アパー
ト等の建造物内に引き込み、その建造物内に配線された
同軸ケーブルからなる伝送線Ｌ、及び、この伝送線Ｌに
設けられた双方向増幅器１２，分岐器１４，分配器１６
等を介して、引込線６から入力された双方向ＣＡＴＶシ
ステムの下り信号（周波数：７０ＭＨｚ〜７７０ＭＨ
ｚ）を、建造物内の各加入者宅に設置された直列ユニッ
ト等からなる複数の端末端子１８まで伝送すると共に、
加入者側の各種端末装置から後述のアップコンバータ２
０を介して端末端子１８に入力された棟内上り信号を、
引込線６まで伝送するものである。
【００３３】そして、本実施例の棟内ＣＡＴＶシステム
では、加入者側で、外部の双方向ＣＡＴＶシステムのセ
ンタ装置を介してインターネットを楽しむ場合や、セン
タ装置に対して有料番組の視聴予約やテレビショッピン
グ等のためのデータを送信する際には、その加入者側の
端末端子１８に、アップコンバータ２０及びケーブルモ
デム２２を介して、データ通信用の情報端末装置（パー
ソナルコンピュータ等）２４を接続する。
では、加入者側で、外部の双方向ＣＡＴＶシステムのセ
ンタ装置を介してインターネットを楽しむ場合や、セン
タ装置に対して有料番組の視聴予約やテレビショッピン
グ等のためのデータを送信する際には、その加入者側の
端末端子１８に、アップコンバータ２０及びケーブルモ
デム２２を介して、データ通信用の情報端末装置（パー
ソナルコンピュータ等）２４を接続する。
【００３４】この結果、情報端末装置２４から出力され
たデータ通信用の送信データは、ケーブルモデム２２に
て、外部の双方向ＣＡＴＶシステムで伝送可能な所定周
波数帯（本実施例では、１０ＭＨｚ〜５５ＭＨｚ）のデ
ジタル変調（例えばＱＡＭ）された上り信号に変換さ
れ、更に、この上り信号は、アップコンバータ２０に
て、所定周波数帯（本実施例では、８２１ＭＨｚ〜８６
６ＭＨｚ）の棟内上り信号に周波数変換されて、端末端
子１８に入力される。
たデータ通信用の送信データは、ケーブルモデム２２に
て、外部の双方向ＣＡＴＶシステムで伝送可能な所定周
波数帯（本実施例では、１０ＭＨｚ〜５５ＭＨｚ）のデ
ジタル変調（例えばＱＡＭ）された上り信号に変換さ
れ、更に、この上り信号は、アップコンバータ２０に
て、所定周波数帯（本実施例では、８２１ＭＨｚ〜８６
６ＭＨｚ）の棟内上り信号に周波数変換されて、端末端
子１８に入力される。
【００３５】このため、棟内ＣＡＴＶシステムの伝送線
Ｌと、外部の双方向ＣＡＴＶシステムからの引込線６と
の接続部分には、各端末端子１８から伝送線Ｌを介して
伝送されてきた棟内上り信号を、同じく伝送線Ｌを介し
て伝送されてきた上り信号を用いて、外部の双方向ＣＡ
ＴＶシステムで伝送可能な元の上り信号に周波数変換す
るためのダウンコンバータ１０が設けられている。即
ち、本実施例の棟内ＣＡＴＶシステムでは、両コンバー
タ１０，２０が周波数変換の際にそれぞれ用いるローカ
ル信号を互いに一致させるために、ケーブルモデム２２
が出力する上り信号を用いている。
Ｌと、外部の双方向ＣＡＴＶシステムからの引込線６と
の接続部分には、各端末端子１８から伝送線Ｌを介して
伝送されてきた棟内上り信号を、同じく伝送線Ｌを介し
て伝送されてきた上り信号を用いて、外部の双方向ＣＡ
ＴＶシステムで伝送可能な元の上り信号に周波数変換す
るためのダウンコンバータ１０が設けられている。即
ち、本実施例の棟内ＣＡＴＶシステムでは、両コンバー
タ１０，２０が周波数変換の際にそれぞれ用いるローカ
ル信号を互いに一致させるために、ケーブルモデム２２
が出力する上り信号を用いている。
【００３６】尚、図１において、符号２６は、アップコ
ンバータ２０が接続されない端末端子１８（若しくはア
ップコンバータ２０に設けられた下り信号の出力端子）
に接続され、伝送線Ｌを介して伝送されてきた外部の双
方向ＣＡＴＶシステムからの下り信号を受信して、所望
チャンネルのテレビ放送を復調・再生するテレビ受信機
を表す。
ンバータ２０が接続されない端末端子１８（若しくはア
ップコンバータ２０に設けられた下り信号の出力端子）
に接続され、伝送線Ｌを介して伝送されてきた外部の双
方向ＣＡＴＶシステムからの下り信号を受信して、所望
チャンネルのテレビ放送を復調・再生するテレビ受信機
を表す。
【００３７】次に、本実施例の棟内ＣＡＴＶシステムで
用いられるダウンコンバータ１０及びアップコンバータ
２０の夫々の構成を、図２を用いて説明する。［アップ
コンバータ］図２に示すように、アップコンバータ２０
には、同軸ケーブル等を介して端末端子１８に接続する
ための第１接続端子Ｔ５と、上り信号を出力してくるケ
ーブルモデム２２等の通信用端末装置に接続するための
第２接続端子Ｔ６と、テレビ受像機２６等の再生用端末
装置に接続するための第３接続端子Ｔ７とが備えられて
いる。
用いられるダウンコンバータ１０及びアップコンバータ
２０の夫々の構成を、図２を用いて説明する。［アップ
コンバータ］図２に示すように、アップコンバータ２０
には、同軸ケーブル等を介して端末端子１８に接続する
ための第１接続端子Ｔ５と、上り信号を出力してくるケ
ーブルモデム２２等の通信用端末装置に接続するための
第２接続端子Ｔ６と、テレビ受像機２６等の再生用端末
装置に接続するための第３接続端子Ｔ７とが備えられて
いる。
【００３８】そして、端末端子１８から第１接続端子Ｔ
５に入力された下り信号は、バンドパスフィルタ（以
下、ＢＰＦと記載する）５１を介して、アップコンバー
タ２０内に取り込まれ、第３接続端子Ｔ７を介して、テ
レビ受像機２６等の再生用端末装置に出力される。ま
た、ＢＰＦ５１から第３接続端子Ｔ７に至る下り信号の
通過経路上には、下り信号の一部を分岐させる方向性結
合器からなる分岐回路５２が設けられており、この分岐
回路５２にて分岐された下り信号は、方向性結合器から
なる混合回路５３を介して、第２接続端子Ｔ６まで導か
れ、第２接続端子Ｔ６からケーブルモデム２２等の通信
用端末装置に出力される。
５に入力された下り信号は、バンドパスフィルタ（以
下、ＢＰＦと記載する）５１を介して、アップコンバー
タ２０内に取り込まれ、第３接続端子Ｔ７を介して、テ
レビ受像機２６等の再生用端末装置に出力される。ま
た、ＢＰＦ５１から第３接続端子Ｔ７に至る下り信号の
通過経路上には、下り信号の一部を分岐させる方向性結
合器からなる分岐回路５２が設けられており、この分岐
回路５２にて分岐された下り信号は、方向性結合器から
なる混合回路５３を介して、第２接続端子Ｔ６まで導か
れ、第２接続端子Ｔ６からケーブルモデム２２等の通信
用端末装置に出力される。
【００３９】尚、ＢＰＦ５１は、下り信号を通過させ、
周波数変換後の棟内上り信号、及び周波数変換されてい
ない上り信号の通過を阻止するためのものであり、カッ
トオフ周波数が、例えば低域側で７０ＭＨｚ，高域側で
７７０ＭＨｚに設定されている。従って、本実施例のア
ップコンバータ２０には、ＢＰＦ５１，分岐回路５２，
及び混合回路５３によって、本発明の第１下り信号通過
経路が、２系統形成されていることになる。
周波数変換後の棟内上り信号、及び周波数変換されてい
ない上り信号の通過を阻止するためのものであり、カッ
トオフ周波数が、例えば低域側で７０ＭＨｚ，高域側で
７７０ＭＨｚに設定されている。従って、本実施例のア
ップコンバータ２０には、ＢＰＦ５１，分岐回路５２，
及び混合回路５３によって、本発明の第１下り信号通過
経路が、２系統形成されていることになる。
【００４０】次に、ケーブルモデム２２等の通信用端末
装置から第２接続端子Ｔ６に入力された上り信号は、混
合回路５３を通って、周波数変換用のミキサ５４に入力
される。ミキサ５４は、ＰＬＬ回路６０により発振周波
数が一定（例えば８７６ＭＨｚ）に制御された周波数可
変型の局部発振回路５５からの第１ローカル信号を受け
て、上り信号を棟内上り信号に周波数変換するものであ
り、本発明の第１周波数変換手段に相当する。
装置から第２接続端子Ｔ６に入力された上り信号は、混
合回路５３を通って、周波数変換用のミキサ５４に入力
される。ミキサ５４は、ＰＬＬ回路６０により発振周波
数が一定（例えば８７６ＭＨｚ）に制御された周波数可
変型の局部発振回路５５からの第１ローカル信号を受け
て、上り信号を棟内上り信号に周波数変換するものであ
り、本発明の第１周波数変換手段に相当する。
【００４１】そして、このミキサ５４にて周波数変換さ
れた棟内上り信号は、増幅回路５６にて所定レベルまで
増幅された後、ＨＰＦ５７及び第１接続端子Ｔ５を介し
て、端末端子１８側に送出される。また、第２接続端子
Ｔ６に入力された上り信号は、ＬＰＦ５８にも入力さ
れ、ＬＰＦ５８及び第１接続端子Ｔ５を介して、上述の
ミキサ５４にて周波数変換された棟内上り信号と共に端
末端子１８側に送出される。
れた棟内上り信号は、増幅回路５６にて所定レベルまで
増幅された後、ＨＰＦ５７及び第１接続端子Ｔ５を介し
て、端末端子１８側に送出される。また、第２接続端子
Ｔ６に入力された上り信号は、ＬＰＦ５８にも入力さ
れ、ＬＰＦ５８及び第１接続端子Ｔ５を介して、上述の
ミキサ５４にて周波数変換された棟内上り信号と共に端
末端子１８側に送出される。
【００４２】尚、ＨＰＦ５７は、周波数変換後の棟内上
り信号のみを通過させ、第１接続端子Ｔ５に入力された
下り信号及びＬＰＦ５８経由で第１接続端子Ｔ５から出
力される周波数変換されていない上り信号（以下、未変
換上り信号という）の通過を阻止するためのものであ
り、そのカットオフ周波数は、例えば８２１ＭＨｚに設
定されている。また、ＬＰＦ５８は、未変換上り信号の
みを通過させ、上述の下り信号、及び棟内上り信号の通
過を阻止するためのものであり、そのカットオフ周波数
は例えば５５ＭＨｚに設定されている。従って、本実施
例のアップコンバータ２０においては、ＬＰＦ５８によ
り、本発明の第１上り信号通過経路が形成されることに
なる。
り信号のみを通過させ、第１接続端子Ｔ５に入力された
下り信号及びＬＰＦ５８経由で第１接続端子Ｔ５から出
力される周波数変換されていない上り信号（以下、未変
換上り信号という）の通過を阻止するためのものであ
り、そのカットオフ周波数は、例えば８２１ＭＨｚに設
定されている。また、ＬＰＦ５８は、未変換上り信号の
みを通過させ、上述の下り信号、及び棟内上り信号の通
過を阻止するためのものであり、そのカットオフ周波数
は例えば５５ＭＨｚに設定されている。従って、本実施
例のアップコンバータ２０においては、ＬＰＦ５８によ
り、本発明の第１上り信号通過経路が形成されることに
なる。
【００４３】更に、第２接続端子Ｔ６に入力された上り
信号は、この上り信号に含まれる搬送波成分から搬送波
（キャリア）を再生する第１搬送波再生手段としてのキ
ャリア再生回路５９にも入力され、このキャリア再生回
路５９にて再生された搬送波は、第１基準信号としてＰ
ＬＬ回路６０に入力される。
信号は、この上り信号に含まれる搬送波成分から搬送波
（キャリア）を再生する第１搬送波再生手段としてのキ
ャリア再生回路５９にも入力され、このキャリア再生回
路５９にて再生された搬送波は、第１基準信号としてＰ
ＬＬ回路６０に入力される。
【００４４】ここで、ＰＬＬ回路６０は、第１基準信号
及び局部発振回路５５からの出力をそれぞれ分周し、こ
れら分周後の各信号の位相を一致させるための制御信号
を生成して、局部発振回路５５に出力することで、局部
発振回路５５からの出力、即ち第１ローカル信号を、第
１基準信号に同期した一定周波数（８７６ＭＨｚ）に制
御する。つまり、これら局部発振回路５５及びＰＬＬ回
路６０が本発明の第１ローカル信号生成手段に相当す
る。［ダウンコンバータ］図２に示すように、ダウンコ
ンバータ１０には、外部の双方向ＣＡＴＶシステムから
の引込線６を接続するための外部接続端子Ｔ１と、建造
物１０内の伝送線Ｌを接続するための内部接続端子Ｔ２
とが備えられている。
及び局部発振回路５５からの出力をそれぞれ分周し、こ
れら分周後の各信号の位相を一致させるための制御信号
を生成して、局部発振回路５５に出力することで、局部
発振回路５５からの出力、即ち第１ローカル信号を、第
１基準信号に同期した一定周波数（８７６ＭＨｚ）に制
御する。つまり、これら局部発振回路５５及びＰＬＬ回
路６０が本発明の第１ローカル信号生成手段に相当す
る。［ダウンコンバータ］図２に示すように、ダウンコ
ンバータ１０には、外部の双方向ＣＡＴＶシステムから
の引込線６を接続するための外部接続端子Ｔ１と、建造
物１０内の伝送線Ｌを接続するための内部接続端子Ｔ２
とが備えられている。
【００４５】そして、外部接続端子Ｔ１に入力された下
り信号は、ＨＰＦ３１を介して、一旦、ダウンコンバー
タ１０内に取り込まれ、ＢＰＦ３２，及び内部接続端子
Ｔ２を介して端末側の伝送線Ｌ上に送出される。尚、Ｈ
ＰＦ３１は、下り信号を通過させ、周波数変換後の上り
信号の通過を阻止するためのものであり、カットオフ周
波数が例えば７０ＭＨｚに設定されている。また、ＢＰ
Ｆ３２は、下り信号を通過させ、内部接続端子Ｔ２に入
力された棟内上り信号、及び未変換上り信号の通過を阻
止するためのものであり、アップコンバータ２０のＢＰ
Ｆ５１と同様に、カットオフ周波数が例えば低域側では
７０ＭＨｚ，高域側では７７０ＭＨｚに設定されてい
る。従って、本実施例のダウンコンバータ１０において
は、ＨＰＦ３１と，ＢＰＦ３２とにより、本発明の第２
下り信号通過経路が形成されることになる。
り信号は、ＨＰＦ３１を介して、一旦、ダウンコンバー
タ１０内に取り込まれ、ＢＰＦ３２，及び内部接続端子
Ｔ２を介して端末側の伝送線Ｌ上に送出される。尚、Ｈ
ＰＦ３１は、下り信号を通過させ、周波数変換後の上り
信号の通過を阻止するためのものであり、カットオフ周
波数が例えば７０ＭＨｚに設定されている。また、ＢＰ
Ｆ３２は、下り信号を通過させ、内部接続端子Ｔ２に入
力された棟内上り信号、及び未変換上り信号の通過を阻
止するためのものであり、アップコンバータ２０のＢＰ
Ｆ５１と同様に、カットオフ周波数が例えば低域側では
７０ＭＨｚ，高域側では７７０ＭＨｚに設定されてい
る。従って、本実施例のダウンコンバータ１０において
は、ＨＰＦ３１と，ＢＰＦ３２とにより、本発明の第２
下り信号通過経路が形成されることになる。
【００４６】次に、内部接続端子Ｔ２に入力される端末
側からの棟内上り信号は、ＨＰＦ３３を介して、アップ
コンバータ２０内に取り込まれる。ＨＰＦ３３は、棟内
上り信号のみを選択的に取り込むためのものであり、ア
ップコンバータ２０のＨＰＦ５７と同様に、カットオフ
周波数が例えば８２１ＭＨｚに設定されている。そし
て、ＨＰＦ３３を介してダウンコンバータ１０内に取り
込まれた棟内上り信号は、周波数変換用のミキサ３４に
入力される。
側からの棟内上り信号は、ＨＰＦ３３を介して、アップ
コンバータ２０内に取り込まれる。ＨＰＦ３３は、棟内
上り信号のみを選択的に取り込むためのものであり、ア
ップコンバータ２０のＨＰＦ５７と同様に、カットオフ
周波数が例えば８２１ＭＨｚに設定されている。そし
て、ＨＰＦ３３を介してダウンコンバータ１０内に取り
込まれた棟内上り信号は、周波数変換用のミキサ３４に
入力される。
【００４７】ミキサ３４は、ＰＬＬ回路４０により発振
周波数が一定（例えば８７６ＭＨｚ）に制御された周波
数可変型の局部発振回路３５からの信号を受けて、棟内
上り信号を、双方向ＣＡＴＶシステム用の上り信号に周
波数変換するものであり、本発明の第２周波数変換手段
に相当する。
周波数が一定（例えば８７６ＭＨｚ）に制御された周波
数可変型の局部発振回路３５からの信号を受けて、棟内
上り信号を、双方向ＣＡＴＶシステム用の上り信号に周
波数変換するものであり、本発明の第２周波数変換手段
に相当する。
【００４８】そして、このミキサ３４にて周波数変換さ
れた上り信号は、増幅回路３６にて所定レベルまで増幅
された後、ＬＰＦ３７及び外部接続端子Ｔ１を介して、
引込線６側に送出される。尚、ＬＰＦ３７は、外部接続
端子Ｔ１に入力された下り信号の通過を阻止し、周波数
変換後の上り信号のみを通過させるためのものであり、
そのカットオフ周波数は、例えば５５ＭＨｚに設定され
ている。
れた上り信号は、増幅回路３６にて所定レベルまで増幅
された後、ＬＰＦ３７及び外部接続端子Ｔ１を介して、
引込線６側に送出される。尚、ＬＰＦ３７は、外部接続
端子Ｔ１に入力された下り信号の通過を阻止し、周波数
変換後の上り信号のみを通過させるためのものであり、
そのカットオフ周波数は、例えば５５ＭＨｚに設定され
ている。
【００４９】また、内部接続端子Ｔ２に入力される端末
側からの未変換上り信号は、ＬＰＦ３８を介して、アッ
プコンバータ１０内に取り込まれる。ＬＰＦ３８は、未
変換上り信号のみを選択的に取り込むためのものであ
り、アップコンバータ２０のＬＰＦ５８と同様に、カッ
トオフ周波数が例えば５５ＭＨｚに設定されている。そ
して、ＬＰＦ３８を介してダウンコンバータ１０内に取
り込まれた未変換上り信号は、この未変換上り信号に含
まれる搬送波成分から搬送波（キャリア）を再生する第
２搬送波再生手段としてのキャリア再生回路３９に入力
され、このキャリア再生回路３９にて再生された搬送波
が、第２基準信号としてＰＬＬ回路４０に入力される。
側からの未変換上り信号は、ＬＰＦ３８を介して、アッ
プコンバータ１０内に取り込まれる。ＬＰＦ３８は、未
変換上り信号のみを選択的に取り込むためのものであ
り、アップコンバータ２０のＬＰＦ５８と同様に、カッ
トオフ周波数が例えば５５ＭＨｚに設定されている。そ
して、ＬＰＦ３８を介してダウンコンバータ１０内に取
り込まれた未変換上り信号は、この未変換上り信号に含
まれる搬送波成分から搬送波（キャリア）を再生する第
２搬送波再生手段としてのキャリア再生回路３９に入力
され、このキャリア再生回路３９にて再生された搬送波
が、第２基準信号としてＰＬＬ回路４０に入力される。
【００５０】ここで、ＰＬＬ回路４０は、アップコンバ
ータ２０に設けられたＰＬＬ回路６０と同様に、キャリ
ア再生回路３９から入力される第２基準信号及び局部発
振回路３５からの出力をそれぞれ分周し、これら分周後
の各信号の位相を一致させるための制御信号を生成し
て、局部発振回路３５に出力することで、局部発振回路
３５からの出力，即ち第２ローカル信号を、第２基準信
号に同期した一定周波数（８７６ＭＨｚ）に制御する。
これら局部発振回路３５及びＰＬＬ回路４０が、本発明
の第２ローカル信号生成手段として機能する。
ータ２０に設けられたＰＬＬ回路６０と同様に、キャリ
ア再生回路３９から入力される第２基準信号及び局部発
振回路３５からの出力をそれぞれ分周し、これら分周後
の各信号の位相を一致させるための制御信号を生成し
て、局部発振回路３５に出力することで、局部発振回路
３５からの出力，即ち第２ローカル信号を、第２基準信
号に同期した一定周波数（８７６ＭＨｚ）に制御する。
これら局部発振回路３５及びＰＬＬ回路４０が、本発明
の第２ローカル信号生成手段として機能する。
【００５１】以上説明したように、本実施例の棟内ＣＡ
ＴＶシステムにおいては、アップコンバータ２０が、上
り信号を周波数変換してなる棟内上り信号と共に、周波
数変換されていない上り信号（未変換上り信号）を、伝
送線Ｌを介してダウンコンバータ１０に供給するように
されている。そして、アップコンバータ２０では、上り
信号を周波数変換して棟内上り信号を生成するための第
１ローカル信号を、上り信号の搬送波からなる第１基準
信号に同期させ、また、ダウンコンバータ１０では、棟
内上り信号を周波数変換して上り信号に再変換するため
の第２ローカル信号を、未変換上り信号の搬送波からな
る第２基準信号に同期させている。
ＴＶシステムにおいては、アップコンバータ２０が、上
り信号を周波数変換してなる棟内上り信号と共に、周波
数変換されていない上り信号（未変換上り信号）を、伝
送線Ｌを介してダウンコンバータ１０に供給するように
されている。そして、アップコンバータ２０では、上り
信号を周波数変換して棟内上り信号を生成するための第
１ローカル信号を、上り信号の搬送波からなる第１基準
信号に同期させ、また、ダウンコンバータ１０では、棟
内上り信号を周波数変換して上り信号に再変換するため
の第２ローカル信号を、未変換上り信号の搬送波からな
る第２基準信号に同期させている。
【００５２】即ち、本実施例の棟内ＣＡＴＶシステムに
よれば、上り信号及び棟内上り信号の周波数変換に用い
る第１及び第２ローカル信号を、元々同じ信号である上
り信号及び未変換上り信号から生成された第１及び第２
基準信号にそれぞれ同期させているため、第１及び第２
ローカル信号の周波数を正確に一致させることができ
る。その結果、下り信号に特定伝送信号（パイロット信
号等）が含まれていない場合であっても、ダウンコンバ
ータ１０側で棟内上り信号から元の上り信号を正確に復
元して、外部の双方向ＣＡＴＶシステムの伝送線２に送
出することができる。
よれば、上り信号及び棟内上り信号の周波数変換に用い
る第１及び第２ローカル信号を、元々同じ信号である上
り信号及び未変換上り信号から生成された第１及び第２
基準信号にそれぞれ同期させているため、第１及び第２
ローカル信号の周波数を正確に一致させることができ
る。その結果、下り信号に特定伝送信号（パイロット信
号等）が含まれていない場合であっても、ダウンコンバ
ータ１０側で棟内上り信号から元の上り信号を正確に復
元して、外部の双方向ＣＡＴＶシステムの伝送線２に送
出することができる。
【００５３】なお、上記実施例では、伝送線Ｌに送出す
る上り信号として、混合回路５３の出力を用いている
が、ミキサ５４の出力には、周波数変換された棟内上り
信号の他に、元の上り信号及び第１ローカル信号の成分
も含まれているため、図３に示すように、増幅回路５６
の出力をＬＰＦ５８に入力するよう構成し、ミキサ５４
の出力に含まれる上り信号を抽出して、伝送線Ｌ上に送
出するようにしてもよい。
る上り信号として、混合回路５３の出力を用いている
が、ミキサ５４の出力には、周波数変換された棟内上り
信号の他に、元の上り信号及び第１ローカル信号の成分
も含まれているため、図３に示すように、増幅回路５６
の出力をＬＰＦ５８に入力するよう構成し、ミキサ５４
の出力に含まれる上り信号を抽出して、伝送線Ｌ上に送
出するようにしてもよい。
【００５４】この場合、アップコンバータ２０のＨＰＦ
５７，ＬＰＦ５８が本発明の選択抽出手段として機能す
ることになる。なお、ＨＰＦ５７，ＬＰＦ５８の代わり
に、これらと同等の機能を有する単一のバンドエリミネ
ーション（帯域消去）フィルタを用いてもよい。
５７，ＬＰＦ５８が本発明の選択抽出手段として機能す
ることになる。なお、ＨＰＦ５７，ＬＰＦ５８の代わり
に、これらと同等の機能を有する単一のバンドエリミネ
ーション（帯域消去）フィルタを用いてもよい。
【００５５】また、上記実施例では、アップコンバータ
２０は、ダウンコンバータ１０に伝送線Ｌを介して上り
信号を供給しているが、キャリア再生回路５９にて再生
した搬送波、即ち基準信号を、上り信号の代わりに供給
するようにしてもよい。この場合、図４に示すように、
アップコンバータ２０では、キャリア再生回路５９の出
力をＬＰＦ５８に入力するよう接続すればよい。そし
て、このアップコンバータ２０から基準信号の供給を受
けるダウンコンバータ１０では、伝送線ＬからＬＰＦ３
８を介して取り込んだ基準信号を、そのままＰＬＬ４０
に入力できるため、キャリア再生回路３９を省略でき、
装置構成を簡易化できる。
２０は、ダウンコンバータ１０に伝送線Ｌを介して上り
信号を供給しているが、キャリア再生回路５９にて再生
した搬送波、即ち基準信号を、上り信号の代わりに供給
するようにしてもよい。この場合、図４に示すように、
アップコンバータ２０では、キャリア再生回路５９の出
力をＬＰＦ５８に入力するよう接続すればよい。そし
て、このアップコンバータ２０から基準信号の供給を受
けるダウンコンバータ１０では、伝送線ＬからＬＰＦ３
８を介して取り込んだ基準信号を、そのままＰＬＬ４０
に入力できるため、キャリア再生回路３９を省略でき、
装置構成を簡易化できる。
【００５６】この場合、アップコンバータ２０のＬＰＦ
５８により、本発明の搬送波送出経路が形成され、ま
た、ダウンコンバータ１０のＬＰＦ３８が本発明の搬送
波抽出手段として機能することになる。
５８により、本発明の搬送波送出経路が形成され、ま
た、ダウンコンバータ１０のＬＰＦ３８が本発明の搬送
波抽出手段として機能することになる。
【図１】 実施例の棟内ＣＡＴＶシステムの構成を表す
構成図である。
構成図である。
【図２】 図１のシステムで用いられるダウンコンバー
タ，アップコンバータの構成を表すブロック図である。
タ，アップコンバータの構成を表すブロック図である。
【図３】 図１のシステムで用いられるアップコンバー
タの変形例の構成を表すブロック図である。
タの変形例の構成を表すブロック図である。
【図４】 図１のシステムで用いられるダウンコンバー
タ，アップコンバータの変形例の構成を表すブロック図
である。
タ，アップコンバータの変形例の構成を表すブロック図
である。
６…引込線、８…保安器、Ｌ…伝送線、１０…ダウンコ
ンバータ、１２…双方向増幅器、１４…分岐器、１８…
端末端子、２０…アップコンバータ、２２…ケーブルモ
デム、２４…情報端末装置、２６…テレビ受像機、３
１，３３，５７…ＨＰＦ（ハイパスフィルタ）、３２，
５１…ＢＰＦ（バンドパスフィルタ）、３７，３８，５
８…ＬＰＦ（ローパスフィルタ）、３４，５４…ミキ
サ、３５，５５…局部発振回路、３６，５６…増幅回
路、３９，５９…キャリア再生回路、４０，６０…ＰＬ
Ｌ回路、５２…分岐回路、５３…混合回路
ンバータ、１２…双方向増幅器、１４…分岐器、１８…
端末端子、２０…アップコンバータ、２２…ケーブルモ
デム、２４…情報端末装置、２６…テレビ受像機、３
１，３３，５７…ＨＰＦ（ハイパスフィルタ）、３２，
５１…ＢＰＦ（バンドパスフィルタ）、３７，３８，５
８…ＬＰＦ（ローパスフィルタ）、３４，５４…ミキ
サ、３５，５５…局部発振回路、３６，５６…増幅回
路、３９，５９…キャリア再生回路、４０，６０…ＰＬ
Ｌ回路、５２…分岐回路、５３…混合回路
Claims (8)
- 【請求項１】 外部の双方向ＣＡＴＶシステムからの引
込線を建造物内に引き込み、該建造物内の伝送線を介し
て、前記引込線から入力された下り信号を建造物内の端
末端子まで伝送すると共に、 端末装置から出力された前記下り信号よりも周波数が低
い上り信号を前記下り信号よりも周波数が高い棟内上り
信号に周波数変換するアップコンバータを介して前記端
末端子に入力された棟内上り信号を、前記伝送線を介し
て前記引込線まで伝送し、 更に、前記伝送線と前記引込線との間に設けられたダウ
ンコンバータを介して、前記棟内上り信号を、前記端末
装置が出力した元の周波数帯の上り信号に周波数変換し
て、前記引込線上に送出する棟内ＣＡＴＶシステムにお
いて、 前記アップコンバータでは、前記端末装置が出力する上
り信号から再生した搬送波を第１基準信号とし、該第１
基準信号に同期させた第１ローカル信号を用いて前記上
り信号を周波数変換し、且つ前記上り信号の搬送波成分
を少なくとも含んだ特定信号を、前記棟内上り信号と共
に前記端末端子を介して前記伝送線上に送出し、 前記ダウンコンバータでは、前記伝送線を介して取り込
んだ前記特定信号から第２基準信号を生成し、該第２基
準信号に同期させたローカル信号を用いて前記棟内上り
信号を周波数変換することを特徴とする棟内ＣＡＴＶシ
ステム。 - 【請求項２】 前記特定信号は、前記端末装置が出力す
る上り信号であり、 前記アップコンバータでは、前記特定信号から再生した
搬送波を前記第２基準信号とすることを特徴とする請求
項１記載の棟内ＣＡＴＶシステム。 - 【請求項３】 前記特定信号は、前記端末装置が出力す
る上り信号から再生した搬送波であり、 前記アップコンバータでは、前記特定信号をそのまま前
記第２基準信号とすることを特徴とする請求項１記載の
棟内ＣＡＴＶシステム。 - 【請求項４】 請求項２記載の棟内ＣＡＴＶシステムに
おいて、前記端末端子と前記端末装置との間に設けられ
るアップコンバータであって、 前記伝送線を介して前記端末端子まで伝送されてきた下
り信号を前記端末装置側に送出するための第１下り信号
通過経路と、 前記端末装置が出力する前記上り信号を、前記端末端子
を介して前記伝送線上に送出するための第１上り信号通
過経路と、 前記端末装置が出力する上り信号から、該上り信号の搬
送波を再生する第１搬送波再生手段と、 該第１搬送波再生手段が再生する搬送波を第１基準信号
とし、該第１基準信号に同期した第１ローカル信号を生
成する第１ローカル信号生成手段と、 該第１ローカル信号生成手段が生成した第１ローカル信
号を用いて、前記端末装置が出力する上り信号を前記棟
内上り信号に周波数変換し、該周波数変換後の棟内上り
信号を前記端末端子を介して前記伝送線上に送出する第
１周波数変換手段と、 を備えたことを特徴とするアップコンバータ。 - 【請求項５】 請求項２記載の棟内ＣＡＴＶシステムに
おいて、前記端末端子と前記端末装置との間に設けられ
るアップコンバータであって、 前記伝送線を介して前記端末端子まで伝送されてきた下
り信号を前記端末装置側に送出するための第１下り信号
通過経路と、 前記端末装置が出力する上り信号から、該上り信号の搬
送波を再生する第１搬送波再生手段と、 該第１搬送波再生手段が再生する搬送波を第１基準信号
とし、該第１基準信号に同期した第１ローカル信号を生
成する第１ローカル信号生成手段と、 前記端末装置が出力した上り信号を、前記第１ローカル
信号生成手段が生成した第１ローカル信号と混合して周
波数変換するミキサと、 該ミキサの出力から、周波数変換後の棟内上り信号及び
前記上り信号をそれぞれ抽出し、前記端末端子を介して
前記伝送線上に送出する選択抽出手段と、 を備えたことを特徴とするアップコンバータ。 - 【請求項６】 請求項３記載の棟内ＣＡＴＶシステムに
おいて、前記端末端子と前記端末装置との間に設けられ
るアップコンバータであって、 前記伝送線を介して前記端末端子まで伝送されてきた下
り信号を前記端末装置側に送出するための第１下り信号
通過経路と、 前記端末装置が出力する上り信号から、該上り信号の搬
送波を再生する第１搬送波再生手段と、 該第１搬送波再生手段が再生する搬送波を第１基準信号
とし、該第１基準信号に同期した第１ローカル信号を生
成する第１ローカル信号生成手段と、 該第１ローカル信号生成手段が生成した第１ローカル信
号を用いて、前記端末装置が出力する上り信号を前記棟
内上り信号に周波数変換し、該周波数変換後の棟内上り
信号を前記端末端子を介して前記伝送線上に送出する第
１周波数変換手段と、 前記第１搬送波再生手段が再生する搬送波を、前記端末
端子を介して前記伝送線上に送出するための搬送波送出
経路と、 を備えたことを特徴とするアップコンバータ。 - 【請求項７】 請求項２記載の棟内ＣＡＴＶシステムに
おいて、前記引込線と前記伝送線との間に設けられるダ
ウンコンバータであって、 前記引込線を介して外部の双方向ＣＡＴＶシステムから
入力された下り信号を前記伝送線上に送出するための第
２下り信号通過経路と、 前記伝送線を介して入力される上り方向の伝送信号の中
から、前記アップコンバータから送出された上り信号を
抽出し、該上り信号から搬送波を再生する第２搬送波再
生手段と、 該第２搬送波再生手段が再生する搬送波を第２基準信号
とし、該第２基準信号に同期した第２ローカル信号を生
成する第２ローカル信号生成手段と、 前記伝送線を介して入力される上り方向の伝送信号の中
から前記棟内上り信号を抽出し、該棟内上り信号を、前
記第２ローカル信号生成手段が生成した第２ローカル信
号を用いて、元の上り信号に周波数変換し、該周波数変
換後の上り信号を前記引込線上に送出する第２周波数変
換手段と、 を備えたことを特徴とするダウンコンバータ。 - 【請求項８】 請求項３記載の棟内ＣＡＴＶシステムに
おいて、前記引込線と前記伝送線との間に設けられるダ
ウンコンバータであって、 前記引込線を介して外部の双方向ＣＡＴＶシステムから
入力された下り信号を前記伝送線上に送出するための第
２下り信号通過経路と、 前記伝送線を介して入力される上り方向の伝送信号の中
から、前記アップコンバータから送出された上り信号の
搬送波を抽出する搬送波抽出手段と、 該搬送波抽出手段が抽出した搬送波を第２基準信号と
し、該第２基準信号に同期した第２ローカル信号を生成
する第２ローカル信号生成手段と、 前記伝送線を介して入力される上り方向の伝送信号の中
から前記棟内上り信号を抽出し、該棟内上り信号を、前
記第２ローカル信号生成手段が生成した第２ローカル信
号を用いて、元の上り信号に周波数変換し、該周波数変
換後の上り信号を前記引込線上に送出する第２周波数変
換手段と、 を備えたことを特徴とするダウンコンバータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32545999A JP2001145077A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | 棟内ｃａｔｖシステム，アップコンバータ，ダウンコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32545999A JP2001145077A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | 棟内ｃａｔｖシステム，アップコンバータ，ダウンコンバータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001145077A true JP2001145077A (ja) | 2001-05-25 |
Family
ID=18177116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32545999A Pending JP2001145077A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | 棟内ｃａｔｖシステム，アップコンバータ，ダウンコンバータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001145077A (ja) |
-
1999
- 1999-11-16 JP JP32545999A patent/JP2001145077A/ja active Pending
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