JP2001238191A - 棟内catvシステム及びcatvシステム用アップコンバータ - Google Patents

棟内catvシステム及びcatvシステム用アップコンバータ

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JP2001238191A
JP2001238191A JP2000044323A JP2000044323A JP2001238191A JP 2001238191 A JP2001238191 A JP 2001238191A JP 2000044323 A JP2000044323 A JP 2000044323A JP 2000044323 A JP2000044323 A JP 2000044323A JP 2001238191 A JP2001238191 A JP 2001238191A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末側のアップコンバータにて上り信号を棟
内上り信号に周波数変換し、外部システムにはダウンコ
ンバータを用いて棟内上り信号を周波数変換した上り信
号を出力する棟内CATVシステムにおいて、ダウンコ
ンバータが上り信号を正確に復元できるようにする。 【解決手段】 アップコンバータ19は、分岐器111
と、単方向増幅器112と、レベル調整用の利得制御器
(以下「GC」という。)113と、温度補償用のGC
114と、位相反転トランス115と、によって構成さ
れるローカル信号除去回路19cを備え、ミキサ10
5,BPF107,単方向増幅器108,減衰器109
という経路で伝送される漏洩ローカル信号と、分岐器1
11,単方向増幅器112,レベル調整用のGC11
3,温度補償用のGC114という経路で伝送されるロ
ーカル信号とが、位相反転トランス115において略同
レベルかつ位相が反転した状態で混合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部の双方向CA
TVシステムからの引込線を建造物内に引き込み、建造
物内の伝送線を介して双方向CATVシステムから入力
された下り信号を建造物内の複数の端末装置まで伝送す
ると共に、各端末端子から入力された上り信号を引込線
を介して外部の双方向CATVシステムに送出する棟内
CATVシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の棟内CATVシステムでは、建
造物内の各部で発生した雑音が加入者側の端末端子等を
介して伝送線に重畳される。そして、この雑音の内、上
り信号と同じ周波数成分のものは、流合雑音として、上
り信号と一緒に外部の双方向CATVシステムに出力さ
れてしまう。
【0003】そこで、従来では、外部の双方向CATV
システムへ流出する流合雑音を低減するため、ケーブル
モデム等の加入者側端末装置にて生成された上り信号
(双方向CATVシステムで伝送可能な周波数帯(例え
ば10MHz〜55MHz)の信号)を、アップコンバ
ータにて、元の周波数よりも高く、しかも、下り信号の
伝送周波数(例えば70MHz〜770MHz)と重複
することのない、UHF帯(例えば821MHz〜86
6MHz)の上り信号(以下、棟内上り信号という)に
周波数変換して、引込線まで伝送し、棟内の伝送線から
引込線へ上り信号を出力する直前で、棟内上り信号を、
ダウンコンバータを用いて、元の周波数(換言すれば、
双方向CATVシステムでの上り信号の伝送周波数)に
変換することが考えられている。
【0004】そして、この種の棟内CATVシステムで
は、ダウンコンバータにおいて、棟内上り信号から、ア
ップコンバータが周波数変換する前の(換言すれば端末
装置が出力した)元の上り信号を正確に復元できるよう
にするために、アップコンバータ及びダウンコンバータ
が、夫々、同一周波数の高周波信号を用いて、上り信号
又は棟内上り信号を周波数変換するように構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者が実験を行ったところ、上記棟内CATVシステムを
実際に構築すると、アップコンバータの数が多い大規模
な棟内CATVシステムでは、ダウンコンバータ側で元
の上り信号を正確に復元できない場合があることが判っ
た。そして、この問題を解明するため、本発明者が各種
実験を行ったところ、次のことが判った。
【0006】即ち、まず、10MHz〜55MHzの上
り信号を、アップコンバータにて、821MHz〜86
6MHzの棟内上り信号に周波数変換するようにした場
合、ダウンコンバータにて、棟内上り信号を元の周波数
帯(10MHz〜55MHz)の上り信号に周波数変換
するには、アップコンバータ及びダウンコンバータにて
各信号を周波数変換するのに用いる高周波信号の周波数
を、811MHz若しくは876MHzに設定すればよ
い。
【0007】ところが、周波数変換用高周波信号の周波
数をこのように設定すると、アップコンバータから棟内
CATVシステムの伝送線上には、周波数変換後の棟内
上り信号と一緒に、周波数変換用の高周波信号が漏れ出
してしまうことが判った。これは、下り信号よりも周波
数が低い上り信号を、下り信号よりも周波数が高い棟内
上り信号に周波数変換するシステムでは、周波数変換用
の高周波信号と棟内上り信号との周波数の差が、棟内上
り信号の伝送周波数に対して極めて小さくなり(上記の
例では10MHzとなる)、アップコンバータ内の棟内
上り信号の出力経路に、棟内上り信号を選択的に通過さ
せるフィルタ回路(バンドパスフィルタ等)を設けたと
しても、このフィルタ回路にて周波数変換用高周波信号
を良好に除去することができないためである。
【0008】一方、棟内CATVシステムにおいては、
上り信号を出力する端末装置毎に、アップコンバータが
設置されることから、こうした端末装置を所有する加入
者の数が多くなるほど(換言すれば、棟内CATVシス
テムの規模が大きくなるほど)、アップコンバータから
伝送線上に漏れ出す高周波信号の数が多くなる。
【0009】これに対して、各アップコンバータは、外
部の双方向CATVシステムのセンタ装置に設けられた
通信装置との間で時分割でデータ通信を行うものである
ため、棟内CATVシステムにおいて、複数のアップコ
ンバータが同時に棟内上り信号を出力することはない。
【0010】この結果、各アップコンバータから漏れ出
した高周波信号は、伝送線上で合成されてダウンコンバ
ータに入力され、その入力レベルは、棟内CATVシス
テムの規模が大きい程高くなり、場合によっては、棟内
上り信号の入力レベルよりも大きくなることが判った。
【0011】また、このように伝送線を介してダウンコ
ンバータに入力される高周波信号は、各アップコンバー
タから漏れ出した高周波信号が伝送線上で合成される際
の位相差や、各アップコンバータ毎の高周波信号の周波
数の微少なずれ等によって、正規の周波数(876MH
z)を中心として、上下の周波数方向に広がりを持つ雑
音成分(以下位相雑音という)が含まれることも判っ
た。
【0012】また次に、上記のように、各アップコンバ
ータから漏れ出した周波数変換用高周波信号の合成信号
が、棟内上り信号と共にダウンコンバータに入力される
と、ダウンコンバータ内では、その合成信号が棟内上り
信号と一緒に、周波数変換用の回路(一般にミキサ)に
入力されることになる。
【0013】そして、その合成信号の周波数(詳しくは
中心周波数)は、ダウンコンバータ側で生成される周波
数変換用の高周波信号と同じであり、しかも、その信号
レベルが高いことから、ダウンコンバータ内では、その
合成信号が周波数変換用高周波信号の信号経路に漏れ出
し、周波数変換用回路には、上述の位相雑音を含む高周
波信号が周波数変換用の信号として入力されてしまう。
【0014】この結果、ダウンコンバータにおいて、棟
内上り信号は、正規の高周波信号に位相雑音が重畳され
た純度の低い高周波信号を用いて周波数変換されてしま
い、周波数変換後の上り信号は、その上下の周波数方向
に広がりを持つ位相雑音を含み、特に、規模の大きいC
ATVシステムでは、上り信号が周囲の位相雑音に埋も
れてしまう場合があることが判った。
【0015】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、端末側ではアップコンバータを用いて上り信
号を周波数が高い棟内上り信号に周波数変換し、外部の
双方向CATVシステムに接続される引込線側では、ダ
ウンコンバータを用いて棟内上り信号を元の上り信号に
周波数変換するようにした棟内CATVシステムにおい
て、アップコンバータから漏れ出す周波数変換用の高周
波信号のレベルを低減することにより、ダウンコンバー
タが元の上り信号を正確に復元できるようにすることを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】この様
な目的を達成するため、第1の発明にかかるCATVシ
ステム用アップコンバータは、請求項1に記載されてい
る様に、外部の双方向CATVシステムからの引込線を
建造物内に引き込み、該建造物内の伝送線を介して、前
記引込線から入力された下り信号を、複数の端末端子ま
で伝送すると共に、加入者側の端末装置からアップコン
バータを介して各端末端子に入力された前記下り信号よ
りも周波数が高い棟内上り信号を、前記引込線側まで伝
送し、更に、その伝送された棟内上り信号を、前記伝送
線と前記引込線との間に設けられたダウンコンバータに
て、前記下り信号よりも周波数が低く、且つ、前記アッ
プコンバータが周波数変換する前の元の上り信号に周波
数変換した後、前記引込線から前記双方向CATVシス
テムの伝送線上に送出する棟内CATVシステムを構成
するCATVシステム用アップコンバータであって、前
記引込線から入力された下り信号を前記端末装置側に伝
送するための下り信号通過経路と、前記端末装置から出
力された上り信号を前記引込線側まで伝送するための上
り信号通過経路と、前記上り信号を所定周波数帯の棟内
上り信号に周波数変換するための高周波信号を発生する
高周波信号発生手段と、前記上り信号通過経路の前記端
末装置側から伝送されてくる上り信号と前記高周波信号
発生手段が発生した高周波信号とを混合することにより
前記上り信号を前記棟内上り信号に周波数変換して前記
上り信号通過経路の前記引込線側へ伝送させる周波数変
換手段と、前記上り信号通過経路の前記周波数変換手段
より前記引込線側にて、前記周波数変換手段が周波数変
換する際に前記棟内上り信号と共に前記上り信号通過経
路へ漏れ出して前記引込線側へ伝送される漏洩高周波信
号に、前記高周波信号発生手段により発生される高周波
信号に対して位相が反転している位相反転高周波信号を
混合し、前記漏洩高周波信号と前記位相反転高周波信号
とを相殺することにより前記上り信号通過経路から前記
漏洩高周波信号を除去する高周波信号除去手段と、を備
えることを特徴とする。
【0017】本発明にかかるCATVシステム用アップ
コンバータでは、従来と同様に、端末装置から出力され
て上り信号通過経路にて伝送される上り信号と、高周波
信号発生手段が発生した高周波信号と、を周波数変換手
段が混合することによって上り信号を棟内上り信号に周
波数変換する。
【0018】そして、周波数変換する際に上り信号通過
経路に漏れ出して伝送されてしまう漏洩高周波信号を除
去するために、高周波信号除去手段が、上り信号通過経
路に漏洩高周波信号に、高周波信号発生手段が発生する
高周波信号に対して位相が反転している位相反転高周波
信号を混合して、漏洩高周波信号と位相反転高周波信号
とを相殺する。
【0019】この様にして上り信号通過経路に漏れ出し
た高周波信号が除去されれば、ダウンコンバータへ高周
波信号が入力されることがないので、ダウンコンバータ
は、上り信号通過経路に漏れ出した周波数変換用の高周
波信号の影響を受けることなく、棟内上り信号を元の上
り信号に正確に周波数変換することができる。
【0020】従って、本発明のCATVシステム用アッ
プコンバータを用いれば、外部の双方向CATVシステ
ムに対して、加入者側の端末装置が出力した上り信号
を、その品質を低下させることなく送出することができ
る棟内CATVシステムを構築することができる。
【0021】ところで、本発明にかかるCATVシステ
ム用アップコンバータにおいて、高周波信号除去手段
は、周波数変換用の高周波信号を発生する高周波信号発
生手段(発振器)とは別個独立で位相反転高周波信号を
発生する様に構成されていても良いが、この様に構成さ
れている場合には、CATVシステム用アップコンバー
タに高周波信号発生手段の他にもう一つ発振器を備える
ことになり、部品点数の増加を招くので、好ましくな
い。
【0022】そこで、請求項2に記載されている様に、
前記高周波信号除去手段は、前記高周波信号発生手段が
発生して前記周波数変換手段まで伝送される高周波信号
を分岐させる高周波信号分岐手段と、該高周波信号分岐
手段が分岐させた高周波信号の位相を反転させてできる
位相反転高周波信号と前記上り信号通過経路にて伝送さ
れる高周波信号とを混合する位相反転高周波信号混合手
段と、を備えていると良い。
【0023】本発明にかかるCATVシステム用アップ
コンバータがこの様に構成されている場合には、高周波
信号分岐手段が、高周波信号発生手段によって発生され
た高周波信号を分岐させ、位相反転高周波信号混合手段
が、高周波信号分岐手段によって分岐された高周波信号
の位相を反転させてできる位相反転高周波信号と、上り
信号通過経路にて伝送される高周波信号と、を混合する
ことによって高周波信号を除去する。この様に、高周波
信号発生手段が発生した周波数変換用の高周波信号から
位相反転高周波信号を生成すれば、位相反転高周波信号
を発生する手段を別途設ける必要がない。従って、部品
点数の増加を招かない。
【0024】更に、請求項3に記載されている様に、前
記高周波信号除去手段は、前記位相反転高周波信号のレ
ベルと前記上り信号通過経路にて伝送される高周波信号
のレベルとが略同一になる様に前記位相反転高周波信号
のレベルを調整するためのレベル調整手段を備えている
と良い。
【0025】本発明にかかるCATVシステム用アップ
コンバータがこの様に構成されている場合には、上り信
号通過経路における伝送損失分や周波数変換手段の温度
特性等に基づいて、レベル調整手段が位相反転高周波信
号のレベルを調整して高周波信号と位相反転高周波信号
とを略同一レベルにすれば、上り信号通過経路にて伝送
される高周波信号をより確実に除去することができる。
【0026】又、第2の発明にかかる棟内CATVシス
テムは、請求項4に記載されている様に、外部の双方向
CATVシステムからの引込線を建造物内に引き込み、
該建造物内の伝送線を介して、前記引込線から入力され
た下り信号を、複数の端末端子まで伝送すると共に、加
入者側の端末装置からアップコンバータを介して各端末
端子に入力された前記下り信号よりも周波数が高い棟内
上り信号を、前記引込線側まで伝送し、更に、その伝送
された棟内上り信号を、前記伝送線と前記引込線との間
に設けられたダウンコンバータにて、前記下り信号より
も周波数が低く、且つ、前記アップコンバータが周波数
変換する前の元の上り信号に周波数変換した後、前記引
込線から前記双方向CATVシステムの伝送線上に送出
する棟内CATVシステムにおいて、前記アップコンバ
ータとして請求項1乃至3の何れかに記載のCATVシ
ステム用アップコンバータを採用していることを特徴と
する。
【0027】本発明にかかる棟内CATVシステムに
は、第1の発明にかかるCATVシステム用アップコン
バータが設けられているので、第1の発明にかかるCA
TVシステム用アップコンバータの効果が得られる。即
ち、外部の双方向CATVシステムに対して、加入者側
の端末装置が出力した上り信号を、その品質を低下させ
ることなく送出することができる棟内CATVシステム
を構築することができる、という効果が得られ、特に、
高周波信号発生手段が発生した周波数変換用の高周波信
号から位相反転高周波信号を生成する様に構成されてい
れば、位相反転高周波信号を発生する手段を別途設ける
必要がないので、部品点数の増加を招かない、という効
果が得られ、更に、上り信号通過経路における伝送損失
分や周波数変換手段の温度特性等に基づいて、レベル調
整手段が位相反転高周波信号のレベルを調整して高周波
信号と位相反転高周波信号とを略同一レベルにする様に
構成されていれば、上り信号通過経路にて伝送される高
周波信号をより確実に除去することができる、という効
果が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。まず、本実施例の棟内CATVシス
テムの全体構成について説明する。図1は、棟内CAT
Vシステムの全体構成を説明するためのブロック図であ
り、図2は、棟内CATVシステムで用いられるダウン
コンバータ及びアップコンバータの構成を説明するため
のブロック図である。
【0029】図1に示す様に、本実施例の棟内CATV
システムは、ヘッドエンド1,分岐増幅器2,延長増幅
器3,タップオフ4等によって構成される外部の双方向
CATVシステムのタップオフ4から分岐された引込線
5を、保安器6を介して集合住宅等の建造物10内に引
き込み、建造物10内の伝送線11、及び、この伝送線
11上に設けられた双方向増幅器12,2分配器13,
4分配器14等を介して、引込線5から入力された外部
の双方向CATVシステムの下り信号(周波数:70乃
至770MHz)を、建造物10内の多数の加入者側の
端末端子15まで伝送すると共に、この端末端子15か
ら入力された上り信号(棟内上り信号)を、引込線5ま
で伝送するものである。
【0030】そして、伝送線11を介して伝送されてく
る下り信号が端末端子15を介してテレビ受信機16に
受信されると、テレビ受信機16は、下り信号を復調
し、音声及び映像を出力する。又、本実施例の棟内CA
TVシステムにおいては、端末端子15にケーブルモデ
ム18を介してパーソナルコンピュータ17が接続され
ており、パーソナルコンピュータ17からヘッドエンド
1へ各種データを送信することにより、有料番組の視聴
予約やテレビショッピング等を行うことができる様に構
成されている。具体的には、パーソナルコンピュータ1
7において生成された各種データは、ケーブルモデム1
8において、外部の双方向CATVシステムで伝送可能
な周波数帯域(本実施例では10乃至55MHz)の上
り信号に変換され、端末端子15に入力される。
【0031】ところが、前述した様に10乃至55MH
zの信号は、建造物10内において発生する種々の雑音
の影響を受け易いので、端末端子15とケーブルモデム
18との間に、アップコンバータ19を設置し、パーソ
ナルコンピュータ17からケーブルモデム18を介して
送信される上り信号を、アップコンバータ19におい
て、下り信号より高い周波数帯域(本実施例では821
乃至866MHz)の棟内上り信号に変換してから、端
末端子15に入力する様に構成されている。
【0032】そして、アップコンバータ19に対応し
て、棟内CATVシステムの伝送線11と外部の双方C
ATVシステムの引込線5との接続部分には、端末端子
15から伝送線11を介して伝送されてくる棟内上り信
号を、外部の双方向CATVシステムで使用可能な周波
数の上り信号に戻すダウンコンバータ20が設置されて
いる。
【0033】アップコンバータ19は、図2に示す様
に、下り信号通過回路19aと、上り信号周波数変換回
路19bと、上流側端子T1と、下流側端子T2と、を
備える。下り信号通過回路19aは、棟内上り信号阻止
用のローパスフィルタ(以下「LPF」という。)10
1と、単方向増幅器102と、上り信号阻止用のハイパ
スフィルタ(以下「HPF」という。)103と、によ
って構成されており、上り信号周波数変換回路19b
は、下り信号阻止用のHPF104と、ミキサ105
と、ローカル信号発振器106と、BPF107と、単
方向増幅器108と、減衰器109と、下り信号阻止用
のHPF110と、によって構成されている。
【0034】そして、LPF101の通過可能周波数帯
域は770MHz以下、HPF103の通過可能周波数
帯域は70MHz以上、LPF104の通過可能周波数
帯域は55MHz以上、ローカル信号発振器106の発
振周波数は876MHz、BPF107の通過可能周波
数帯域は821乃至866MHz、HPF110の通過
可能周波数帯域は821MHz以上となっている。
【0035】又、単方向増幅器102は、LPF10
1,HPF103等における下り信号の通過損失を補償
するためのものであり、単方向増幅器108は、LPF
104,BPF107,HPF110等における上り信
号及び棟内上り信号の通過損失を補償するためのもので
ある。
【0036】そして、上流側端子T1から入力される7
0乃至770MHzの下り信号は、LPF101,単方
向増幅器102,HPF103を介して下流側端子T2
から出力される。一方、下流側端子T2から入力される
10乃至55MHzの上り信号は、LPF104を介し
てミキサ105に入力され、ミキサ105は、ローカル
信号発振器106から入力される876MHzのローカ
ル信号を用いて、上り信号を821乃至866MHzの
棟内上り信号に周波数変換する。そして、棟内上り信号
は、BPF107,単方向増幅器108,減衰器10
9,HPF110を介して上流側端子T1から出力され
る。
【0037】ダウンコンバータ20は、図3に示す様
に、下り信号通過回路20aと、上り信号周波数変換回
路20bと、上流側端子T3と、下流側端子T4と、を
備える。下り信号通過回路20aは、上り信号阻止用の
HPF201と、単方向増幅器202と、棟内上り信号
阻止用のLPF203と、によって構成されており、上
り信号周波数変換回路20bは、下り信号阻止用のHP
F204と、ミキサ205と、ローカル信号発振器20
6と、BPF207と、単方向増幅器208と、下り信
号阻止用のLPF209と、によって構成されている。
【0038】そして、HPF201の通過可能周波数帯
域は70MHz以上、LPF203の通過可能周波数帯
域は770MHz以下、HPF204の通過可能周波数
帯域は821MHz以上、ローカル発振器206の発振
周波数は876MHz、BPF207の通過可能周波数
帯域は10乃至55MHz、LPF209の通過可能周
波数帯域は55MHz以下となっている。
【0039】又、単方向増幅器202は、HPF20
1,LPF203等における下り信号の通過損失を補償
するためのものであり、単方向増幅器208は、HPF
204,BPF207,LPF209等における上り信
号及び棟内上り信号の通過損失を補償するためのもので
ある。
【0040】そして、上流側端子T3から入力される7
0乃至770MHzの下り信号は、HPF201,単方
向増幅器202,LPF203を介して下流側端子T4
から出力される。一方、下流側端子T4から入力される
821乃至866MHzの棟内上り信号は、HPF20
4を介してミキサ205に入力され、ミキサ205は、
発振器206から入力される876MHzの信号を用い
て棟内上り信号を周波数変換し、10乃至55MHzの
上り信号に戻す。そして、上り信号は、BPF207,
単方向増幅器208,LPF209を介して上流側端子
T3から出力される。
【0041】ところが、アップコンバータ19を構成す
るBPF107の通過可能周波数帯域は821乃至86
6MHzであり、ローカル信号発振器106が発生する
ローカル信号の周波数は876MHzであり、周波数の
差は極僅かであるので、BPF107はローカル信号を
良好に除去することができず、実際には、棟内上り信号
と一緒に、ローカル信号が上流側端子T1からダウンコ
ンバータ20側へ漏れ出している。
【0042】そして、アップコンバータ19から漏れ出
した漏洩ローカル信号が、棟内上り信号と共にダウンコ
ンバータ20に入力されると、ダウンコンバータ20に
おいて、漏洩ローカル信号及び棟内上り信号がミキサ2
05に入力される。この漏洩ローカル信号の周波数は、
ダウンコンバータ20を構成するローカル信号発振器2
06が発生するローカル信号の周波数と同じであるが位
相は若干ずれているので、ミキサ205は、正規のロー
カル信号に漏洩ローカル信号が重畳された純度の低いロ
ーカル信号を用いて棟内上り信号を上り信号に戻すこと
になり、周波数変換後の上り信号は、その上下の周波数
方向に広がりを持つ位相雑音を含むことになる。
【0043】そこで、本実施例においては、アップコン
バータ19を構成する上り信号周波数変換回路19b
に、分岐器111と、単方向増幅器112と、レベル調
整用の利得制御器(以下「GC」という。)113と、
温度補償用のGC114と、位相反転トランス115
と、によって構成されるローカル信号除去回路19cを
備えている。
【0044】分岐器111は、ローカル信号発振器10
6が発生したローカル信号を分岐させるためのものであ
る。単方向増幅器112は、分岐器111等におけるロ
ーカル信号の通過損失を補償するためのものである。
【0045】レベル調整用のGC113は、ローカル信
号発振器106が発生して、分岐器111,ミキサ10
5,BPF107,単方向増幅器108,減衰器109
という経路で位相反転トランス115に入力される漏洩
ローカル信号のレベルと、ローカル信号発振器106が
発生して、分岐器111,単方向増幅器112,レベル
調整用のGC113,温度補償用のGC114という経
路で位相反転トランス115に入力されるローカル信号
のレベルとを、ミキサ105が基準温度で動作している
状態において略一致させるためのものである。
【0046】温度補償用のGC114は、ミキサ105
の発熱に伴う温度上昇に応じて、分岐器111,ミキサ
105,BPF107,単方向増幅器108,減衰器1
09という経路で位相反転トランス115に入力される
漏洩ローカル信号のレベルが変動した場合に、その変動
分に応じて、分岐器111,単方向増幅器112,レベ
ル調整用のGC113,温度補償用のGC114という
経路で位相反転トランス115に入力されるローカル信
号のレベルを調整して、信号のレベルを略一致させるた
めのものである。
【0047】位相反転トランス115は、ローカル信号
発振器106が発生して、分岐器111,単方向増幅器
112,レベル調整用のGC113,温度補償用のGC
114という経路で伝送されるローカル信号の位相を反
転させて、ローカル信号発振器106が発生して、分岐
器111,ミキサ105,BPF107,単方向増幅器
108,減衰器109という経路で伝送される漏洩ロー
カル信号と混合するためのものである。
【0048】このため、ローカル信号発振器106が発
生して、分岐器111,ミキサ105,BPF107,
単方向増幅器108,減衰器109という経路で伝送さ
れる漏洩ローカル信号と、ローカル信号発振器106が
発生して、分岐器111,単方向増幅器112,レベル
調整用のGC113,温度補償用のGC114という経
路で伝送されるローカル信号とは、位相反転トランス1
15において略同レベルかつ位相が反転した状態で混合
される。
【0049】尚、本実施例において、下り信号通過回路
19a全体が前述の下り信号通過経路に相当し、上り信
号周波数変換回路19b全体が前述の上り信号通過経路
に相当し、ローカル信号発振器106が前述の高周波信
号発生手段に相当し、ミキサ105が前述の周波数変換
手段に相当し、ローカル信号除去回路19c全体が前述
の高周波信号除去手段に相当し、分岐器111が前述の
高周波信号分岐手段に相当し、位相反転トランス115
が前述の位相反転高周波信号混合手段に相当し、レベル
調整用のGC113及び温度補償用のGC114が前述
のレベル調整手段に相当する。
【0050】続いて、本実施例の棟内CATVシステム
の効果について説明する。本実施例の棟内CATVシス
テムにおいては、ローカル信号発振器106が発生し
て、分岐器111,ミキサ105,BPF107,単方
向増幅器108,減衰器109という経路で漏れ出して
しまう漏洩ローカル信号を除去するために、ローカル信
号発振器106が発生したローカル信号を分岐器111
により分岐させ、位相反転トランス115において略同
レベルかつ位相が反転した状態で混合されるので、2つ
のローカル信号は相殺され、漏洩ローカル信号は除去さ
れる。
【0051】この様にして漏洩ローカル信号が除去され
れば、ダウンコンバータ20へ漏洩ローカル信号が入力
されることがないので、ダウンコンバータ20は、漏洩
ローカル信号の影響を受けることなく、棟内上り信号を
元の上り信号に正確に周波数変換することができる。
【0052】従って、本実施例の棟内CATVシステム
10は、外部の双方向CATVシステムに対して、パー
ソナルコンピュータ17が出力した上り信号を、その品
質を低下させることなく送出する様に構築することがで
きる。また、ローカル信号除去回路19cは、ローカル
信号発振器106によって発生されたローカル信号を分
岐器111によって分岐し、位相反転トランス115が
この信号の位相を反転させて漏洩ローカル信号と混合す
ることによって漏洩ローカル信号を除去する様に構成さ
れている。このため、漏洩ローカル信号を除去するため
の信号を発生するための発振器を別途設ける必要がない
ので、部品点数の増加を招かない。
【0053】更に、ローカル信号除去回路19cは、レ
ベル調整用のGC113及び温度補償用のGC114を
備え、ローカル信号発振器106が発生して、分岐器1
11,ミキサ105,BPF107,単方向増幅器10
8,減衰器109という経路で位相反転トランス115
に入力される漏洩ローカル信号のレベルと、ローカル信
号発振器106が発生して、分岐器111,単方向増幅
器112,レベル調整用のGC113,温度補償用のG
C114という経路で位相反転トランス115に入力さ
れるローカル信号のレベルとを、略一致させる様に構成
されているので、漏洩ローカル信号をより確実に除去す
ることができる。
【0054】続いて、アップコンバータ19にローカル
信号除去回路19cを備えたことによる効果について、
より具体的に説明する。図4は、アップコンバータ19
にローカル信号除去回路19cを備えたことによる効果
を説明するための説明図である。図4(a)は、ローカ
ル信号除去回路19cを備えていない状態、即ち、図2
において、ローカル信号発振器106とミキサ105と
を直結し、かつ、減衰器109とHPF110とを直結
した状態において、下流側端子T2から15MHz,1
00dBμの正弦波信号を入力した場合に、上流側端子
T1に如何なる信号が出力されるかを表したものであ
り、図4(b)は、ローカル信号除去回路19cを備え
ている状態、即ち、図2に示す状態において、下流側端
子T2から15MHz,100dBμの正弦波信号を入
力した場合に、上流側端子T1から如何なる信号が出力
されるかを表したものである。
【0055】図4(a)と(b)とを比較して明らかな
様に、上流側端子T1から出力される876MHzの信
号(漏洩ローカル信号)のレベルは、アップコンバータ
19にローカル信号除去回路19cを備えたことによっ
て大幅に(23.8dB)低下している。一方、861
MHzの信号(棟内上り信号)のレベルは、僅かに
(4.3dB)低下しているに過ぎない。又、821乃
至866MHzにおいて最も大きいノイズは846MH
zのもの(36.7dBμ)であるが、棟内上り信号
(82.7dBμ)との差は十分に大きい(46d
B)。
【0056】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は前述した実施例に何等限定されるものでは
なく、更に種々の態様において実施しても良いことはも
ちろんである。例えば、実施例では、アップコンバータ
19に備えられるローカル信号発振器106及びダウン
コンバータ20に備えられるローカル信号発振器206
は、各々独立でローカル信号を発生する様に構成されて
いるが、ダウンコンバータ20に下り信号よりも周波数
が低い基準信号を発生するための基準発振器を設け、こ
の基準信号を用いてPLL制御を行うことによりローカ
ル信号発振器206が発生するローカル信号を一定周波
数に制御すると共に、この基準信号をダウンコンバータ
20からアップコンバータ20に伝送し、アップコンバ
ータ19においても、この基準信号を用いてPLL制御
を行うことによりローカル信号発振器106が発生する
ローカル信号を一定周波数に制御する様に構成されてい
ても良い。この様に構成されている場合には、アップコ
ンバータ19における上り信号から棟内上り信号への周
波数変換量とダウンコンバータ20における棟内上り信
号から上り信号への周波数変換量と厳密に対応させるこ
とができるので、アップコンバータ19において周波数
変換した棟内上り信号をダウンコンバータ20において
より正確に上り信号に戻すことができる。
【0057】又、実施例では、ローカル信号除去回路1
9cは、ローカル信号発振器106によって発生された
ローカル信号を分岐器111によって分岐して位相反転
トランス115によって漏洩ローカル信号と混合するこ
とによって漏洩ローカル信号を除去する様に構成されて
いるが、部品点数が増加しても問題がないのであれば、
漏洩ローカル信号を除去するための信号を発生するため
の発振器を別途設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の棟内CATVシステムの全体構成を
説明するためのブロック図である。
【図2】 アップコンバータの構成を説明するためのブ
ロック図である。
【図3】 ダウンコンバータの構成を説明するためのブ
ロック図である。
【図4】 アップコンバータにローカル信号除去回路を
備えたことによる効果を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…ヘッドエンド 2…分岐増幅器 3…延長増幅
器 4…タップオフ 5…引込線 6…保安器
11…伝送線 12…双方向増幅器 13…2分配器 14…4分配器 15…端末端子
16…テレビ受信機 17…パーソナルコンピュータ 18…ケーブルモデ
ム 19…アップコンバータ 19a…下り信号通
過回路 19b…上り信号周波数変換回路 19c…ローカル信号除去回路 101,104…L
PF(ローパスフィルタ) 102,108,112
…単方向増幅器 103,110…HPF(ハイパス
フィルタ) 105…ミキサ 106…ローカル信
号発振器 107…BPF(バンドパスフィルタ) 109…減
衰器 111…分岐器 113…レベル調整用のGC(利得制御器) 114
…温度補償用のGC(利得制御器) 115…位相反
転トランス 20…ダウンコンバータ 20a…下り信号通過回路 20b…上り信号周波数
変換回路 201,204…HPF(ハイパスフィル
タ) 202,208…単方向増幅器 203,2
09…LPF(ローパスフィルタ) 205…ミキサ
206…ローカル信号発振器 207…BPF
(バンドパスフィルタ) T1…上流側端子 T2
…下流側端子 T3…上流側端子 T4…下流側端
子。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の双方向CATVシステムからの引
    込線を建造物内に引き込み、該建造物内の伝送線を介し
    て、前記引込線から入力された下り信号を、複数の端末
    端子まで伝送すると共に、加入者側の端末装置からアッ
    プコンバータを介して各端末端子に入力された前記下り
    信号よりも周波数が高い棟内上り信号を、前記引込線側
    まで伝送し、更に、その伝送された棟内上り信号を、前
    記伝送線と前記引込線との間に設けられたダウンコンバ
    ータにて、前記下り信号よりも周波数が低く、且つ、前
    記アップコンバータが周波数変換する前の元の上り信号
    に周波数変換した後、前記引込線から前記双方向CAT
    Vシステムの伝送線上に送出する棟内CATVシステム
    を構成するCATVシステム用アップコンバータであっ
    て、 前記引込線から入力された下り信号を前記端末装置側に
    伝送するための下り信号通過経路と、 前記端末装置から出力された上り信号を前記引込線側ま
    で伝送するための上り信号通過経路と、 前記上り信号を所定周波数帯の棟内上り信号に周波数変
    換するための高周波信号を発生する高周波信号発生手段
    と、 前記上り信号通過経路の前記端末装置側から伝送されて
    くる上り信号と前記高周波信号発生手段が発生した高周
    波信号とを混合することにより前記上り信号を前記棟内
    上り信号に周波数変換して前記上り信号通過経路の前記
    引込線側へ伝送させる周波数変換手段と、 前記上り信号通過経路の前記周波数変換手段より前記引
    込線側にて、前記周波数変換手段が周波数変換する際に
    前記棟内上り信号と共に前記上り信号通過経路へ漏れ出
    して前記引込線側へ伝送される漏洩高周波信号に、前記
    高周波信号発生手段により発生される高周波信号に対し
    て位相が反転している位相反転高周波信号を混合し、前
    記漏洩高周波信号と前記位相反転高周波信号とを相殺す
    ることにより前記上り信号通過経路から前記漏洩高周波
    信号を除去する高周波信号除去手段と、 を備えることを特徴とするCATVシステム用アップコ
    ンバータ。
  2. 【請求項2】 前記高周波信号除去手段は、 前記高周波信号発生手段が発生して前記周波数変換手段
    まで伝送される高周波信号を分岐させる高周波信号分岐
    手段と、 該高周波信号分岐手段が分岐させた高周波信号の位相を
    反転させてできる位相反転高周波信号と前記上り信号通
    過経路にて伝送される高周波信号とを混合する位相反転
    高周波信号混合手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載のCATVシ
    ステム用アップコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記高周波信号除去手段は、 前記位相反転高周波信号のレベルと前記上り信号通過経
    路にて伝送される高周波信号のレベルとが略同一になる
    様に前記位相反転高周波信号のレベルを調整するための
    レベル調整手段を備えることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のCATVシステム用アップコンバータ。
  4. 【請求項4】 外部の双方向CATVシステムからの引
    込線を建造物内に引き込み、該建造物内の伝送線を介し
    て、前記引込線から入力された下り信号を、複数の端末
    端子まで伝送すると共に、加入者側の端末装置からアッ
    プコンバータを介して各端末端子に入力された前記下り
    信号よりも周波数が高い棟内上り信号を、前記引込線側
    まで伝送し、更に、その伝送された棟内上り信号を、前
    記伝送線と前記引込線との間に設けられたダウンコンバ
    ータにて、前記下り信号よりも周波数が低く、且つ、前
    記アップコンバータが周波数変換する前の元の上り信号
    に周波数変換した後、前記引込線から前記双方向CAT
    Vシステムの伝送線上に送出する棟内CATVシステム
    において、 前記アップコンバータとして請求項1乃至3の何れかに
    記載のCATVシステム用アップコンバータを採用して
    いることを特徴とする棟内CATVシステム。
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GB2389474A (en) * 2002-01-11 2003-12-10 Roke Manor Research Amplifier system for a transmitter wherein a leakage signal from a local oscillator is minimised

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