JP2002354473A - ダウンコンバータ、アップコンバータ及びcatvシステム - Google Patents

ダウンコンバータ、アップコンバータ及びcatvシステム

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JP2002354473A
JP2002354473A JP2001160649A JP2001160649A JP2002354473A JP 2002354473 A JP2002354473 A JP 2002354473A JP 2001160649 A JP2001160649 A JP 2001160649A JP 2001160649 A JP2001160649 A JP 2001160649A JP 2002354473 A JP2002354473 A JP 2002354473A
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digital
frequency
reception signal
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JP2001160649A
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Seiki Oyama
清貴 大山
Daisuke Tokunaga
大助 徳永
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Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 BS−IF信号をパススルー方式により端末
側へ伝送するCATVシステムにおいて、BSディジタ
ル放送のチャンネルが新たに増えた場合のシステム変更
を、既存の設備を有効に利用しつつ簡易的且つ低コスト
で実現する。 【解決手段】 増設端子付ダウンコンバータ10は、入
力端子T1に入力されるBS−IF信号のうち、BS−
5〜11chに対応する信号をコンバータ部20で所定
の周波数帯に変換して伝送線上へ送出するためのものだ
が、入力されたBS−IF信号の一部は分岐器23及び
分岐出力端子T3を介して外部に出力される。そのた
め、他のBS−1,3,13,15chは既存のダウン
コンバータで周波数変換でき、変換後の信号は、混合入
力端子T4を介して混合器24へ取り込むことによりコ
ンバータ部20からの信号と共に出力される。そのた
め、将来予想される現行アナログBS放送のディジタル
化に効率的に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送衛星(BS)
からのBSディジタル放送用送信電波を受信するBSア
ンテナからのBSディジタル受信信号を地上のテレビ放
送信号と共に端末側に伝送するCATVシステム、及
び、このCATVシステムにおいて使用され、BSディ
ジタル受信信号を端末側に伝送するのに好適なダウンコ
ンバータ並びにアップコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ヘッドエンド側に、地上のテ
レビ放送信号を受信するテレビ受信アンテナと、放送衛
星から送信されてくる十数GHz帯の送信電波を受信す
るBSアンテナとを設け、これら各受信アンテナからの
受信信号を、共通の伝送線(一般に同軸ケーブル)を介
して端末側に伝送するように構成されたCATVシステ
ムが知られている。
【0003】BSアンテナの受信部には、受信した電波
を同軸ケーブル等を使って伝送できるように、通常、受
信した電波を1GHz〜2GHz程度のBS受信信号
(以下「BS−IF信号」ともいう)に周波数変換(ダ
ウンコンバート)するコンバータが設けられている。
【0004】上記構成のCATVシステムでは、ヘッド
エンドから端末側へ伝送可能な周波数帯域が、一般に7
0〜770MHzとなっており、このうち、VHF帯
(90〜222MHz)は主に地上のテレビ放送信号伝
送用に割り当てられている。また、地上のテレビ放送信
号以外の、例えば有料放送や自主放送などの他の放送信
号も、VHF帯の未使用帯域或いはUHF帯(470〜
770MHz)の未使用帯域等を利用して伝送されてい
る。BSアンテナからのBS−IF信号のうち、従来か
ら放送されているアナログBS放送(BS−5,7,
9,11ch)の信号は、加入者がBSチューナなどの
機器を別途設けることなく地上のテレビ放送信号受信用
の端末装置(テレビ受像機など)でそのまま受信できる
ように、一旦ベースバンド信号に復調し、そのベースバ
ンド信号をUHF帯以下の未使用帯域に再変調して、端
末側へ伝送されている。
【0005】そして、従来のアナログBS放送に加え、
平成12年12月よりBSディジタル放送が本格的に開
始された。これに伴い、CATVサービスの加入者がB
Sディジタル放送も視聴できるようにする必要がある
が、BSアンテナからのBS−IF信号は、地上のテレ
ビ放送信号に比べて周波数が高いことから、伝送線上に
設置される増幅器等の信号伝送機器が地上のテレビ放送
信号を伝送するように設計された既存のCATVシステ
ムでは、そのまま伝送することができない。
【0006】そこで、既存のCATVシステムでBSデ
ィジタル放送の各チャンネル(BS−1,3,13,1
5ch)に対応したBS−IF信号(以下「BSディジ
タル受信信号」ともいう)を低損失で良好に端末側へ伝
送するために、ヘッドエンド側に、そのBS−IF信号
を一旦テレビ放送信号の周波数帯まで落とすダウンコン
バータを設けて、このダウンコンバータにて周波数変換
したBSディジタル受信信号を端末側に伝送し、端末側
で再び元のBSディジタル受信信号に周波数変換(アッ
プコンバート)する、いわゆるパススルー方式が考えら
れている。
【0007】以下、BSディジタル放送に対応したBS
−IF信号をパススルー方式にて端末側へ伝送するよう
に構成された従来のCATVシステムについて、図7に
基づいて説明する。図7は、従来のCATVシステムの
概略構成を示す説明図である。
【0008】図7に示す如く、従来のCATVシステム
70は、70〜770MHzの信号を伝送可能に構成さ
れ、CATVセンター71から各種放送信号を送出し、
伝送線(詳しくは、幹線,分岐線,分配線,引込線)1
a及び伝送線1a上に設けられている幹線増幅器3,幹
線分岐増幅器4,タップオフ5,保安器6を介して、当
該CATVシステム70の加入者宅72に放送信号を供
給するものである。
【0009】CATVセンター71では、アンテナ8a
にて受信したVHF帯域(90〜108MHz,170
〜222MHz)の地上アナログ放送信号と、アンテナ
8bにて受信したUHF帯域(470〜770MHz)
の地上アナログ放送信号とが、ヘッドエンド装置8を介
して伝送線1a上に送出される。尚、VHF帯の地上ア
ナログ放送信号はそのままの周波数で送出されるが、U
HF帯の地上アナログ放送信号は、ヘッドエンド装置8
内部でVHF帯のうち未使用帯域に周波数変換されて送
出される。
【0010】そして、CATVセンター71には、放送
衛星から送出されるBS放送電波を受信し、これをBS
−IF信号に周波数変換して出力するBSアンテナ9
と、BSアンテナ9からのBS−IF信号のうちBSデ
ィジタル放送(BS−1,3,13,15ch)に対応
したBS−IF信号(BSディジタル受信信号)を22
2〜470MHzのスーパーハイバンド帯(以下「SH
B帯」という)のBSディジタル中間周波信号に周波数
変換するダウンコンバータ76とが備えられている。
【0011】ヘッドエンド装置8は、各アンテナ8a、
8bからの信号を適宜周波数変換及びレベル設定等して
伝送線1a側へ出力する周知のものであり、このヘッド
エンド装置8からの信号と、ダウンコンバータ76から
のBSディジタル中間周波信号は混合器11で混合さ
れ、伝送線1a上に送出される。
【0012】伝送線1a上を伝送されてきたCATVセ
ンター71からの伝送信号は、加入者宅72内のアップ
コンバータ77に入力され、このうち地上アナログ放送
信号(VHF,UHF帯)はそのままホームターミナル
14を介してテレビ受像機15に入力されるが、BSデ
ィジタル放送に対応したBSディジタル中間周波信号
は、このアップコンバータ77内で再び元のBS−IF
信号に周波数変換されてBSディジタルチューナ78へ
出力され、ここで映像(Video)信号と音声(Audio)信
号とに復調して、テレビ受像機15へ出力される。
【0013】ここで、従来のCATVシステム70にお
ける、BSアンテナ9からのBS−IF信号、そのBS
−IF信号のうちBSディジタル受信信号がダウンコン
バータ76にてSHB帯に周波数変換されたBSディジ
タル中間周波信号、及びそのBSディジタル中間周波信
号がアップコンバータ77にて再び周波数変換されたB
S−IF信号のそれぞれの周波数配列を、図8に示す。
【0014】図8に示す如く、CATVシステム70で
は、BSアンテナ9からのBS−IF信号のうちBSデ
ィジタル放送に対応したBS−IF信号(BS−1,
3,13,15ch)が、ダウンコンバータ76にてS
HB帯における連続した4チャンネル(この例ではA〜
Dチャンネル)のBSディジタル中間周波信号に周波数
変換され、端末側へ送出される。そして、端末側のアッ
プコンバータ77で、このBSディジタル中間周波信号
が再び元のBS−IF信号に周波数変換される。
【0015】尚、図8において、チャンネルA〜Nは、
SHB帯〜UHF帯において実現可能なBSディジタル
中間周波信号の配列を示すものであり、各チャンネルの
間隔及び占有帯域幅はBS−IF信号と同じである。ま
た、図中の各チャンネル近傍に記載の数値は、そのチャ
ンネルの中心周波数(単位:MHz)を表しており、例
えばチャンネルAの中心周波数は253.34MHzで
ある。後述の図4においても同様である。
【0016】このように、従来のCATVシステム70
では、BS−IF信号を一旦SHB帯のBSディジタル
中間周波信号に周波数変換することにより、他のテレビ
放送信号と共に伝送線1aを介して端末側へ伝送するこ
とを可能にしている。そして、端末側で再び元のBS−
IF信号に周波数変換することにより、加入者は、BS
アンテナからのBS−IF信号を直接BSディジタルチ
ューナ78へ取り込む場合と全く同様に、アップコンバ
ート後のBS−IF信号をBSディジタルチューナ78
へ取り込んでBSディジタル放送を視聴することができ
る。
【0017】ところで、現行のアナログBS放送チャン
ネル(BS−5,7,9,11ch)についても、近い
将来(2007年以降の予定)ディジタル化されること
になっており、これが実現すれば、BS−1〜15の全
8チャンネルが全てディジタル化されることになる。こ
のように全チャンネルがディジタル化された場合は、B
S−1,3,13,15chのみをパススルー方式にて
伝送する従来のCATVシステム70を、新たにディジ
タル化される4つのチャンネルを含む全8チャンネルを
パススルー方式にて伝送できるCATVシステムに変更
する必要がある。
【0018】このような、全8チャンネルディジタル化
への対応策としては、例えば、既存のダウンコンバータ
76及びアップコンバータ77を、全8チャンネル分の
BS−IF信号を周波数変換可能なダウンコンバータ・
アップコンバータに置き換える方法(以下「方法A」と
もいう)が考えられる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法Aの
ように、既存のダウンコンバータ76及びアップコンバ
ータ77を別の新しいものに置き換える方法では、BS
ディジタル放送の全8チャンネルをパススルー方式にて
伝送することはもちろん可能になるものの、既存のダウ
ンコンバータ76及びアップコンバータ77は、新たな
CATVシステムにおける用途がなくなり、無駄になっ
てしまう。
【0020】そこで、既存のダウンコンバータ76及び
アップコンバータ77を有効に利用しつつ、新たにディ
ジタル化されるチャンネルについても同様にパススルー
方式にて伝送するための方法として、BSアンテナ9か
らのBS−IF信号を分配器等により2分配し、分配後
の各BS−IF信号の一方は既存のダウンコンバータ7
6で周波数変換すると共に、他方のBS−IF信号につ
いては、新たにディジタル化されたチャンネルのみを周
波数変換するよう構成されたダウンコンバータを新設
し、このダウンコンバータにて周波数変換を行うという
方法(以下「方法B」ともいう)がある。
【0021】この方法Bでは、既存及び新設の各ダウン
コンバータからの出力(BSディジタル中間周波信号)
を混合器等によって混合することにより、BSディジタ
ル放送の全8チャンネルに対応したBSディジタル中間
周波信号を伝送線上へ送出することができる。アップコ
ンバータ77についても、同様の要領で、CATVセン
ター71から伝送されてきた伝送信号を2分配し、各分
配出力のうち一方は既存のアップコンバータ77でBS
ディジタル中間周波信号を元のBS−IF信号に周波数
変換し、他方は、新たにディジタル化されたチャンネル
に対応したBSディジタル中間周波信号のみを周波数変
換するよう構成されたアップコンバータを新設して元の
BS−IF信号に周波数変換する。そして、周波数変換
後の各BS−IF信号は、混合器等によって混合して端
末側へ伝送すればいい。
【0022】上記方法Bによれば、BSディジタル放送
のチャンネルが新たに増えた場合、その増えたチャンネ
ルに対応したダウンコンバータ及びアップコンバータは
新設する必要があるものの、既存のダウンコンバータ7
6及びアップコンバータ77はそのまま新たなシステム
でも使用されることになるため、方法Aに比べて既存設
備の有効利用が可能となる。
【0023】しかしながら、上記方法Bでは、確かに既
存設備を有効に利用でき、CATVシステム変更時の既
存設備の無駄の発生を極力抑えることはできるものの、
そのためには、上記のように分配器や混合器などの、信
号を分配・混合するための機器及びこれらの設置スペー
スが別途必要になる。しかも、新たなダウンコンバータ
・アップコンバータを新設する際には、当然ながら分配
・混合のための各機器と新設する各コンバータとの結線
作業も必要になるため、システム変更のための作業量が
増加したり作業内容が煩雑化するなど、作業性・コスト
性の悪化を招いてしまう。
【0024】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、BSアンテナからのBSディジタル受信信号をパス
スルー方式により加入者側端末へ伝送するCATVシス
テムにおいて、BSディジタル放送のチャンネルが新た
に増えた場合に、そのチャンネル増に対し、既存の設備
を有効に利用しつつ、簡易的且つ低コストでシステムの
変更を実現することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するためになされた請求項1記載のダウンコンバ
ータは、放送衛星から送信されるBSディジタル放送電
波を受信すると共に、該受信電波を、元の周波数よりも
低く、且つ、地上のテレビ放送に割り当てられたVHF
帯及びUHF帯の放送周波数よりも高い所定周波数帯の
BSディジタル受信信号に周波数変換して出力するBS
アンテナをヘッドエンドに備え、BSアンテナからのB
Sディジタル受信信号と、地上のテレビ放送信号などの
他のテレビ放送信号とを、共通の伝送線を介して、複数
の加入者側端末まで伝送するCATVシステムにおい
て、ヘッドエンド側に設けられるものである。
【0026】そして、BSディジタル受信信号抽出手段
が、BSアンテナからのBSディジタル受信信号の中か
ら1又は複数チャンネル分のBSディジタル受信信号を
抽出し、その抽出されたBSディジタル受信信号を、第
1周波数変換手段が、地上のテレビ放送に割り当てられ
ているVHF帯からUHF帯までの周波数領域で、且
つ、伝送線上へ送出される他のテレビ放送信号と重複す
ることのない所定周波数帯の第1BSディジタル中間周
波信号に、各チャンネルの周波数帯が重ならないよう周
波数変換して伝送線上に送出するよう構成されている。
【0027】更に、請求項1記載のダウンコンバータで
は、第1分離手段が、BSアンテナからのBSディジタ
ル受信信号の一部を分離して外部へ出力し、第1混合手
段が、外部から入力される第2BSディジタル中間周波
信号を、第1BSディジタル中間周波信号と混合して伝
送線上へ送出する。
【0028】第2BSディジタル中間周波信号は、第1
分離手段から外部へ出力されたBSディジタル受信信号
(チャンネル数及びチャンネル配列はBSアンテナから
のBSディジタル受信信号と全く同じ)のうち、BSデ
ィジタル受信信号抽出手段にて抽出される1又は複数チ
ャンネル分のBSディジタル受信信号を除く他のチャン
ネルのBSディジタル受信信号が、外部において、地上
のテレビ放送に割り当てられているVHF帯からUHF
帯までの周波数領域で、且つ、伝送線上へ送出される他
のテレビ放送信号及び第1BSディジタル中間周波信号
のいずれにも重複することのない所定周波数帯に周波数
変換されたものである。
【0029】つまり、本発明のダウンコンバータでは、
BSアンテナからのBSディジタル受信信号の一部が、
第1分離手段によって外部に出力される。この外部に出
力されたBSディジタル受信信号のうち、BSディジタ
ル受信信号抽出手段にて抽出されないチャンネルに対応
するBSディジタル受信信号が、外部において、例えば
従来技術で説明したダウンコンバータ76のような何ら
かの周波数変換手段により第2BSディジタル中間周波
信号に周波数変換され、再び当該ダウンコンバータに入
力される。そして、その入力された第2BSディジタル
中間周波信号は、第1混合手段にて第1周波数変換手段
からの第1BSディジタル中間周波信号と混合され、伝
送線上へ送出される。
【0030】本発明のダウンコンバータの使用方法とし
ては、例えば、図7で説明した従来のCATVシステム
70においてBSディジタル放送のチャンネルが新たに
増えた場合に、その増えたチャンネルに対応するBSデ
ィジタル受信信号のみを抽出して第1BSディジタル中
間周波信号に周波数変換するダウンコンバータとして使
用(以下「使用例1」ともいう)してもいいし、また例
えば、図7で説明した従来のCATVシステム70にお
けるダウンコンバータ76として使用(つまり、将来予
測されるBSディジタル放送のチャンネル数増加を予め
見越して、既存のCATVシステムで本発明のダウンコ
ンバータを使用;以下「使用例2」ともいう)してもい
い。
【0031】そして、使用例1の場合は、既存のダウン
コンバータ76に代えて本発明のダウンコンバータを設
置し、第1分離手段からのBSディジタル受信信号を既
存のダウンコンバータ76へ入力すると共に既存のダウ
ンコンバータ76からの出力(第2BSディジタル中間
周波信号)を第1混合手段へ入力すればよい。また、使
用例2の場合は、予め本発明のダウンコンバータを使用
しているわけだから、BSディジタル放送のチャンネル
が新たに増えた場合は、そのチャンネルのみを第2BS
ディジタル中間周波信号に周波数変換するダウンコンバ
ータ等を新設して、上記同様に本発明のダウンコンバー
タと相互に接続すればよい。
【0032】従って、本発明(請求項1)のダウンコン
バータによれば、BSアンテナからのBSディジタル受
信信号の一部をそのまま外部へ出力すると共に、外部か
らの第2BSディジタル中間周波信号を第1BSディジ
タル中間周波信号と混合して伝送線上へ送出するため、
BSディジタル放送のチャンネルが新たに増えた場合
に、そのチャンネル増に対し、既存の設備を有効に利用
しつつ、簡易的且つ低コストでシステムを変更できる。
【0033】特に、上記使用例2のように、予め本発明
のダウンコンバータを用いれば、新たにチャンネルが増
加した場合、その本発明のダウンコンバータに、新たに
増加したチャンネルに対応したダウンコンバータを接続
するのみでよい(即ち、既設の本発明のダウンコンバー
タを一旦取り外す必要がない)ため、より簡易的にシス
テムを変更できる。
【0034】ここで、請求項1記載のダウンコンバータ
では、BSアンテナからのBSディジタル受信信号の一
部が第1分離手段にて分離されるが、第1分離手段とし
て例えば分岐器や分配器等を用いると、分離後の出力レ
ベルは、信号分離の際の損失により当然ながら分離前の
レベル(つまりBSアンテナから入力されたときの入力
レベル)より低くなる。この場合、例えば上記使用例1
のように既存のダウンコンバータを請求項1記載のダウ
ンコンバータに置き換え、第1分離手段からの出力を既
存のダウンコンバータに入力するようにすると、既存の
ダウンコンバータに入力されるBSディジタル受信信号
の入力レベルは置き換え前に比べて低下してしまうた
め、既存のダウンコンバータで適切な周波数変換が行わ
れなくなる可能性がある。
【0035】また、第1混合手段についても同様であ
り、第1混合手段の構成によっては混合の際に損失が生
じ、その損失の影響で、第1混合手段にて混合され伝送
線上に出力される際の第2BSディジタル中間周波信号
の出力レベルが、外部から入力されたときの入力レベル
より低下してしまうおそれがある。
【0036】一般に、CATVシステムにおいては、ヘ
ッドエンドから伝送線上へ送出する際の信号レベルは、
端末側で各種放送信号を良好に受信・視聴するのに必要
な規定レベルが定められている。そのため、上記損失等
によって伝送線上へ送出される際の信号レベルが規定の
レベルより小さくなってしまうと、端末側で適切に受信
できないおそれがある。
【0037】そこで、仮に第1分離手段からの信号の出
力レベルが低くても、その信号が外部の他の周波数変換
手段(ダウンコンバータ等)に入力されるときには分離
前のBSアンテナからの入力レベルと同等になるよう
に、例えば、本発明(請求項1)のダウンコンバータと
他の周波数変換手段との間に増幅器等を別途設けること
が考えられる。しかし、このようにすると、機器が更に
増加してしまってそれに伴う配線工事等も増加する。し
かも、増幅器を設ける場合、第1分離手段によるレベル
低下量を考慮し、それに応じた増幅器の設計が必要とな
るため、チャンネル増加の際にシステムの再設計まで必
要となってしまう。このことは、[発明が解決しようと
する課題]で述べた、分配器・混合器を別途単独で設け
る方法(方法B)においても同様に生じる問題であり、
この場合、増幅器等の設置により既述の問題点(作業性
・コスト性の悪化)が更に大きくなるのに加えて、上記
のような信号レベルに関する問題までが加わることにな
る。
【0038】そこで、請求項1記載のダウンコンバータ
は、例えば請求項2に記載したように、当該ダウンコン
バータから伝送線上へ送出される第1BSディジタル中
間周波信号及び第2BSディジタル中間周波信号の出力
レベルが、いずれも、伝送線を介して加入者側端末まで
伝送するのに必要な規定レベルを満たすようにするため
の第1信号レベル補正手段を備えたものであるとよい。
【0039】このようにすれば、第1分離手段或いは第
1混合手段によって損失が生じ、信号レベルが低下した
としても、第1信号レベル補正手段により、最終的には
規定のレベルを満足した信号が伝送線上へ送出されるこ
とになる。そのため、BSディジタル放送のチャンネル
が新たに増えた場合に、第1分離手段或いは第1混合手
段によるレベル変化の問題を考慮することなくシステム
の更新ができる。
【0040】第1信号レベル補正手段としては、結果と
して伝送線へ送出される際の各BSディジタル中間周波
信号の出力レベルが規定レベルを満たす限り、種々の方
法が考えられるが、例えば上記使用例1のように、BS
ディジタル放送チャンネルの増加時に既存のダウンコン
バータに代えて新たに本発明(請求項2)のダウンコン
バータを設置し、しかも既存のダウンコンバータは引き
続き使用する場合は、第1分離手段から既存のダウンコ
ンバータへの信号出力レベルを、BSアンテナからの入
力レベルと同等にする必要がある。
【0041】そしてこの場合、たとえ既存のダウンコン
バータからは伝送線上へ送出する際に必要な規定レベル
を満たすレベルの第2BSディジタル中間周波信号が出
力されたとしても、これをそのまま第1混合手段を介し
て送出するだけだと、既述の通り混合ロス等によって伝
送線への出力レベルが低下してしまうおそれがある。
【0042】そこで、第1信号レベル補正手段は、具体
的には、例えば請求項3に記載したように、第1分離手
段から外部へ出力されるBSディジタル受信信号の出力
レベルが、第1分離手段にて分離される前のBSディジ
タル受信信号の入力レベルと略同レベルとなるようにす
るための第1入力側レベル補正手段と、第1混合手段へ
入力された第2BSディジタル中間周波信号の入力レベ
ルと、該第2BSディジタル中間周波信号が第1混合手
段を介して伝送線上へ送出される際の出力レベルとが略
同レベルとなるようにするための第1出力側レベル補正
手段と、を備えたものとして構成するとよい。
【0043】このようにすれば、例えば上記使用例1の
ように既存のダウンコンバータを本発明(請求項3)の
ダウンコンバータに接続して引き続き使用する場合で
も、既存のダウンコンバータからみれば、BSディジタ
ル受信信号があたかもBSアンテナからそのまま入力さ
れているかのような状態となる。また、既存のダウンコ
ンバータから出力される第2BSディジタル中間周波信
号についても、出力時のレベルは伝送線の規定レベルを
満たしているものの第1混合手段を介すことによってレ
ベルダウンするおそれがあるが、第1出力側レベル補正
手段によって、伝送線上へ送出される際には、確実に規
定レベルを満たすようになる。
【0044】ここで、請求項1〜3いずれかに記載のダ
ウンコンバータは、例えば請求項4に記載したように、
第1混合手段を介して伝送線上へ送出される第1BSデ
ィジタル中間周波信号及び第2BSディジタル中間周波
信号と、他のテレビ放送信号とを混合して、伝送線上へ
送出するテレビ信号混合手段を備えたものであってもよ
い。つまり、各BSディジタル中間周波信号を伝送線上
に送出する前に、他のテレビ放送信号を取り込んで各B
Sディジタル中間周波信号と混合した上で、伝送線上へ
送出するのである。
【0045】このようにすれば、他のテレビ放送信号を
ダウンコンバータに取り込むだけで、そのテレビ放送信
号が各BSディジタル中間周波信号と共にダウンコンバ
ータから送出されるため、例えば他のテレビ放送信号と
ダウンコンバータからの各BSディジタル中間周波信号
とを混合するための機器(混合器等)を単独で設ける場
合に比べ、配線作業の低減等が可能となり、CATVシ
ステムをより経済的に構築することが可能となる。
【0046】そして、従来技術でも述べたように、現在
放送されているBSディジタル放送はBS−1,3,1
3,15chの4つのチャンネルであるが、2007年
には現行のアナログ方式のBS−5、7,9,11ch
も全てディジタル化される予定である。そこで、本発明
のダウンコンバータは、例えば請求項5に記載したよう
に、BSアンテナからのBSディジタル受信信号のう
ち、BSディジタル受信信号抽出手段にて抽出されるB
Sディジタル受信信号のチャンネルが、BS−1,3,
13,15の4つのチャンネル、又は該4つのチャンネ
ルを除くチャンネルの、いずれかであるように構成する
とよい。
【0047】このようにすれば、例えば、現在はBS−
1,3,13,15chに対応した従来のダウンコンバ
ータを使用して、新たにBS−5,7,9,11chが
ディジタル化されたときは、既存のダウンコンバータを
その新たなチャンネルに対応した本発明のダウンコンバ
ータに置き代えると共に、既存のダウンコンバータは、
そのまま本発明のダウンコンバータと相互に接続して使
用すればいい。また例えば、現在のBS−1,3,1
3,15chに対応したダウンコンバータとして、予め
本発明のダウンコンバータを使用しておき、新たにBS
−5,7,9,11chがディジタル化されたときは、
その新たなチャンネルに対応したダウンコンバータ(従
来の構成で可)を、既に使用中の本発明のダウンコンバ
ータに接続すればよい。
【0048】このように、本発明(請求項5)のダウン
コンバータによれば、近い将来に予想される現行アナロ
グBS放送のディジタル化に対し、より効率的に対応す
ることができる。次に、請求項6記載のアップコンバー
タは、放送衛星から送信されるBSディジタル放送電波
を受信すると共に、該受信電波を、元の周波数よりも低
く、且つ、地上のテレビ放送に割り当てられたVHF帯
及びUHF帯の放送周波数よりも高い所定周波数帯のB
Sディジタル受信信号に周波数変換して出力するBSア
ンテナをヘッドエンドに備え、該BSアンテナからのB
Sディジタル受信信号と、他のテレビ放送信号とを、共
通の伝送線を介して、複数の加入者側端末まで伝送する
と共に、請求項1〜5いずれかに記載のダウンコンバー
タがヘッドエンド側に設けられたCATVシステムにお
いて、加入者側の伝送線上に設けられるものである。
【0049】そして、BSディジタル中間周波信号抽出
手段が、ヘッドエンドからの伝送信号の中から第1BS
ディジタル中間周波信号又は第2BSディジタル中間周
波信号のいずれか一方を抽出し、その抽出されたいずれ
か一方のBSディジタル中間周波信号を、第2周波数変
換手段が、BSアンテナから出力された元の周波数帯の
BSディジタル受信信号に周波数変換して加入者側端末
へ送出するよう構成されている。
【0050】そして更に、第2分離手段が、ヘッドエン
ドからの伝送信号の一部を分離して外部へ出力し、第2
混合手段が、外部から入力される外部BSディジタル受
信信号を、第2周波数変換手段からのBSディジタル受
信信号と混合して加入者側端末へ送出する。外部BSデ
ィジタル受信信号は、第2分離手段から外部へ出力され
た第1及び第2BSディジタル中間周波信号のうち、B
Sディジタル中間周波信号抽出手段にて抽出される信号
とは異なるBSディジタル中間周波受信信号が、外部に
おいて、BSアンテナから出力された元の周波数帯のB
Sディジタル受信信号に周波数変換されたものである。
【0051】つまり、本発明(請求項6)のアップコン
バータでは、ヘッドエンドからの伝送信号の一部が、第
2分離手段によって外部に出力される。この分離後の伝
送信号に含まれる第1及び第2BSディジタル中間周波
信号のうち、BSディジタル中間周波信号抽出手段にて
抽出されないいずれか一方が、外部において、例えば従
来技術で説明したアップコンバータ77のような何らか
の周波数変換手段により外部BSディジタル受信信号に
周波数変換され、再び当該アップコンバータに入力され
る。そして、その入力された外部BSディジタル受信信
号は、第2混合手段にて第2周波数変換手段からのBS
ディジタル受信信号と混合され、加入者側端末へ送出さ
れる。
【0052】本発明のアップコンバータの使用方法とし
ては、例えば既述の使用例1と同様、BSディジタル放
送のチャンネルが増えた場合に、ヘッドエンドから伝送
されてくる第1又は第2BSディジタル中間周波信号の
うちその増えたチャンネルに対応するいずれか一方の信
号のみを抽出して元のBSディジタル受信信号に周波数
変換するアップコンバータとして使用してもいいし、ま
た例えば、既述の使用例2と同様に、将来予測されるB
Sディジタル放送のチャンネル数増加を予め見越して、
既存のCATVシステムにおいて本発明のアップコンバ
ータを使用してもいい。
【0053】従って、本発明(請求項6)のアップコン
バータによれば、ヘッドエンドからの伝送信号の一部を
そのまま外部へ出力すると共に、外部からの外部BSデ
ィジタル受信信号を第2周波数変換手段からのBSディ
ジタル受信信号と混合して端末側へ送出するため、BS
ディジタル放送のチャンネルが新たに増えた場合に、そ
のチャンネル増に対し、既存の設備を有効に利用しつ
つ、簡易的且つ低コストでシステムを変更できる。
【0054】特に、予め本発明のアップコンバータを用
いる使用法では、新たにチャンネルが増加した場合、そ
の本発明のアップコンバータに、新たに増加したチャン
ネルに対応したアップコンバータを接続するのみでよい
(即ち、既設の本発明のアップコンバータを一旦取り外
す必要がない)ため、より簡易的にシステムを変更でき
る。
【0055】ここで、第2分離手段として例えば分岐器
や分配器等を用いると、本発明のダウンコンバータにつ
いての説明で既に述べた通り、分離後の出力レベルは分
離前のレベルより低くなる。この場合、上記使用例1と
同じ要領で、例えばチャンネル増加時に既存のアップコ
ンバータを請求項6記載のアップコンバータに置き換
え、第2分離手段からの出力を既存のアップコンバータ
に入力するようにすると、既存のアップコンバータに入
力されるBSディジタル中間周波信号の入力レベルは置
き換え前に比べて低下してしまうため、既存のアップコ
ンバータで適切な周波数変換が行われなくなり、結果と
して端末側で受信できなくなるおそれがある。
【0056】また、第2混合手段についても同様であ
り、第2混合手段の構成によっては混合の際に損失が生
じ、その損失の影響で、第2混合手段にて混合され端末
側へ出力される際の外部BSディジタル受信信号の出力
レベルが、外部から入力されたときの入力レベルより低
下してしまうおそれがある。これを解決するための方法
としては例えば増幅器等を別途単独で設けてレベルダウ
ン分を補正することが考えられるが、この方法では、本
発明のダウンコンバータの説明で既に述べたのと同様、
作業性・コスト性の問題が生じる。
【0057】そこで、請求項6記載のアップコンバータ
は、例えば請求項7に記載したように、当該アップコン
バータから加入者側端末へ送出される、第2周波数変換
手段からのBSディジタル受信信号及び外部BSディジ
タル受信信号の出力レベルが、いずれも、加入者側端末
にて受信するのに必要な規定レベルを満たすようにする
ための第2信号レベル補正手段を備えたものであるとよ
い。
【0058】このようにすれば、第2分離手段或いは第
2混合手段によって損失が生じ、信号レベルが低下した
としても、第2信号レベル補正手段により、最終的には
規定のレベルを満足した信号が端末側へ送出されること
になる。そのため、BSディジタル放送のチャンネルが
新たに増えた場合に、第2分離手段或いは第2混合手段
によるレベル変化の問題を考慮することなくシステムの
更新ができる。
【0059】第2信号レベル補正手段としては、結果と
して端末側へ送出される際の各BSディジタル受信信号
の出力レベルが規定レベルを満たす限り、種々の方法が
考えられるが、例えば請求項8に記載したように、第2
分離手段から外部へ出力される信号の出力レベルが、第
2分離手段にて分離される前のヘッドエンドからの伝送
信号の入力レベルと略同レベルとなるようにするための
第2入力側レベル補正手段と、第2混合手段へ入力され
た外部BSディジタル受信信号の入力レベルと、該外部
BSディジタル受信信号が第2混合手段を介して加入者
側端末へ送出される際の出力レベルとが略同レベルとな
るようにするための第2出力側レベル補正手段とを備え
たものとして構成するとよい。
【0060】このようにすれば、例えばBSディジタル
放送のチャンネル増加時に既存のアップコンバータを本
発明(請求項8)のアップコンバータに接続して引き続
き使用する場合でも、既存のアップコンバータからみれ
ば、各BSディジタル中間周波信号があたかも伝送線か
らそのまま入力されているかのような状態となる。ま
た、既存のアップコンバータから出力される外部BSデ
ィジタル受信信号についても、出力時のレベルは端末側
で受信するための規定レベルを満たしているものの第2
混合手段を介すことによってレベルダウンするおそれが
あるが、第2出力側レベル補正手段によって、端末側へ
送出される際には、確実に規定レベルを満たすようにな
る。
【0061】そして、請求項6〜8いずれかに記載のア
ップコンバータは、例えば請求項9に記載したように、
加入者側の伝送線上において、ヘッドエンドからの伝送
信号を端末側に伝送する信号伝送機器(例えば延長増幅
器、タップオフ、保安器等)を内蔵して設置されたもの
であるとよい。このようにすれば、本発明のアップコン
バータを加入者側の伝送線上に単独で設置する場所を確
保しにくい場合などに特に有効であるのと同時に、伝送
線上に設置される機器全体のコスト低減(延いてはCA
TVシステム全体のコスト低減)が可能となる。
【0062】次に、請求項10記載のCATVシステム
は、放送衛星から送信されるBSディジタル放送電波を
受信すると共に、該受信電波を、元の周波数よりも低
く、且つ、地上のテレビ放送に割り当てられたVHF帯
及びUHF帯の放送周波数よりも高い所定周波数帯のB
Sディジタル受信信号に周波数変換して出力するBSア
ンテナをヘッドエンドに備え、該BSアンテナからのB
Sディジタル受信信号と、他のテレビ放送信号とを、共
通の伝送線を介して、複数の加入者側端末まで伝送する
CATVシステムであって、ヘッドエンド側に、請求項
1〜5いずれかに記載のダウンコンバータを備え、加入
者側の伝送線上に、請求項6〜9いずれかに記載のアッ
プコンバータを備えたものである。
【0063】このようなCATVシステムでは、予め本
発明のダウンコンバータ及びアップコンバータを使用す
ることになるため、その後BSディジタル放送のチャン
ネル数が増えても、既存のシステムを有効に利用(つま
り本発明のダウンコンバータ及びアップコンバータはそ
のまま利用)しつつ、チャンネル増に対して必要最低限
の機器(新たなダウンコンバータ・アップコンバータ)
のみを追設すればよく、チャンネル増加に対してより簡
易的・経済的な対応が可能となる。
【0064】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。図1は、本発明が適用され
た実施形態のCATVシステムの概略構成を示す説明図
である。本実施形態では、例えば以下のような事情が背
景にあって、CATVシステム1が構築されたものとす
る。即ち、従来までは、図7に示したような、BSディ
ジタル放送のBS−1,3,13,15chに対応した
BS−IF信号を端末側へ伝送するCATVシステム7
0が構築されていたが、あるとき、現行のアナログBS
放送のBS−5,7,9,11chもディジタル化され
た。これに伴い、その新たにディジタル化されたチャン
ネルのBS−IF信号についても、パススルー方式にて
端末側へ伝送する必要性が生じた。そこで、新たにディ
ジタル化されたチャンネルを含むBSディジタル放送全
8チャンネル分のBS−IF信号をパススルー方式で端
末側へ伝送できるよう、新たなCATVシステム(本実
施形態のCATVシステム1)を構築した、というもの
である。
【0065】具体的には、従来のCATVシステム70
に対し、現行アナログBS放送のディジタル化に伴っ
て、既存のダウンコンバータ76を取り外し、新たに増
設端子付ダウンコンバータ10を設置すると共に、既存
のダウンコンバータ76はこの増設端子付ダウンコンバ
ータ10と接続して引き続き使用するようにした。ま
た、加入者宅7側では、既存のアップコンバータ77を
取り外し、新たに増設端子付アップコンバータ12を設
置すると共に、既存のアップコンバータ77はこの増設
端子付アップコンバータ12と接続して引き続き使用す
るようにした。
【0066】即ち、本実施形態のCATVシステム1
は、CATVセンター2に増設端子付ダウンコンバータ
10が設けられ、それに既存のダウンコンバータ76が
接続されていること、加入者宅7に増設端子付アップコ
ンバータ12が設けられ、それに既存のアップコンバー
タ77が接続されていること、及び、BSディジタルチ
ューナ13がBSディジタル放送の全8チャンネルを受
信可能なものであること以外は、図7に示した従来のC
ATVシステム70と全く同様の構成である。そのた
め、図7と同じ構成要素には図7と同じ符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0067】尚、図示しないものの、ヘッドエンド装置
8には、伝送線1a上の幹線増幅器3等において伝送信
号のレベル調整等に用いられる451.25MHzのパ
イロット信号を生成するためのパイロット信号生成器も
備えられており、この生成されたパイロット信号は、テ
レビ放送信号に混合されて伝送線1a上に送出される。
【0068】本発明のヘッドエンドとしてのCATVセ
ンター2では、BSアンテナ9からのBSディジタル受
信信号(BS−IF信号:BSディジタル放送の全8チ
ャンネル分)が、増設端子付ダウンコンバータ10に入
力される。以下、図1を参照しつつ、増設端子付ダウン
コンバータ10について図2に基づいて説明する。図2
は、増設端子付ダウンコンバータ10の概略構成を示す
説明図である。
【0069】図2に示す如く、増設端子付ダウンコンバ
ータ10では、BSアンテナ9からのBS−IF信号が
入力端子T1に入力される。このBS−IF信号の大部
分は分岐器23を介してコンバータ部20へ入力される
が、一部は分岐器23により分岐され、増幅器25で増
幅されて分岐出力端子T3から外部へ出力される。
【0070】増幅器25は、分岐出力端子T3から出力
されるBS−IF信号の出力レベルが、入力端子T1へ
入力されたときの入力レベルと略同レベルとなるよう
に、分岐器23からの分岐出力を増幅するもので、本発
明の第1入力側レベル補正手段に相当するものである。
【0071】分岐器23を介してコンバータ部20に入
力されるBS−IF信号は、BSディジタル放送の全8
チャンネル分の信号であるが、BSディジタル受信信号
抽出手段としてのフィルタ21によって、BS−5,
7,9,11chに対応するBS−IF信号のみが抽出
される。そして、フィルタ21により抽出されたBS−
IF信号は、第1周波数変換手段としての周波数変換回
路22にて、UHF帯における所定の周波数帯のBSデ
ィジタル中間周波信号に周波数変換される。具体的に
は、図4に示すように、BS−5chのBS−IF信号
がチャンネルN(中心周波数752.02MHz)に、
BS−7chのBS−IF信号がチャンネルM(中心周
波数713.66MHz)に、BS−9chのBS−I
F信号がチャンネルL(中心周波数675.3MHz)
に、BS−11chのBS−IF信号がチャンネルK
(中心周波数636.94MHz)に、それぞれ周波数
変換される。尚、上記各チャンネルK〜NのBSディジ
タル中間周波信号は本発明の第1BSディジタル中間周
波信号に相当する。
【0072】尚、周波数変換回路22における周波数変
換の具体的方法は任意であり、例えば各チャンネル毎に
個々に周波数変換してそれらを混合した上で出力しても
いいし、連続する4つのチャンネルをまとめて周波数変
換してもいい。また例えば、BS−IF信号を一旦UH
F帯より低い周波数帯域に落とし、そこからチャンネル
K〜Nに周波数変換するようにしてもよく、結果として
UHF帯のチャンネルK〜Nに周波数変換(但し変調極
性が負極性になるように)できる限り種々の方法を採り
うる。周波数変換のための回路については従来よりよく
知られているため、ここではその具体的回路構成につい
ては省略する。
【0073】フィルタ21についても、例えばバンドパ
スフィルタにより所望のチャンネルのBS−IF信号の
みを通過させたり、或いはローパスフィルタやハイパス
フィルタを組み合わせて所望のチャンネルのBS−IF
信号のみを通過させるなど、その具体的構成は特に限定
されない。但し、隣接する複数のチャンネル(全8チャ
ンネル)の中から所望のチャンネルのみを確実に抽出す
るためには、帯域通過特性の良好なSAW(surface aco
ustic wave)フィルタを使用するのが望ましい。
【0074】コンバータ部20から出力されるチャンネ
ルK〜Nの信号(つまりBS−5、7,9,11chに
対応したBSディジタル中間周波信号)は、混合器24
を介して出力端子T2から出力される。一方、分岐出力
端子T3から出力されたBS−IF信号は、既存のダウ
ンコンバータ76に入力される。このダウンコンバータ
76からは、既に説明した通り、BS−IF信号のうち
BS−1,3,13,15chに対応するBS−IF信
号のみが、SHB帯のBSディジタル中間周波信号(チ
ャンネルA〜D:図4参照)に周波数変換され、出力さ
れる。そして、このBSディジタル中間周波信号(本発
明の第2BSディジタル中間周波信号に相当)は、増設
端子付ダウンコンバータ10の混合入力端子T4へ入力
され、増幅器26で増幅されたあと、混合器24を介し
て出力端子T2から出力される。
【0075】増幅器26は、混合入力端子T4に入力さ
れるBSディジタル中間周波信号の入力レベルと、その
BSディジタル中間周波信号が混合器24を介して出力
端子T2から出力され、更に混合器11を介して伝送線
1a上へ送出される際の出力レベルとが、略同レベルと
なるように、混合入力端子T4からのBSディジタル中
間周波信号を増幅するもので、本発明の第1出力側レベ
ル補正手段に相当するものである。
【0076】尚、本実施形態のコンバータ部20は、分
岐器23を介してBSアンテナ9からのBS−IF信号
の大部分を取り込むことにより、混合器24,出力端子
T2及び混合器11を介して伝送線1a上へ送出される
際のBSディジタル中間周波信号の出力レベルが、加入
者宅7まで伝送するのに必要な規定レベルを満たすよう
に予め構成(増幅器等を含む)されている。
【0077】これにより、増設端子付ダウンコンバータ
10からは、コンバータ部20からのBSディジタル中
間周波信号と、外部のダウンコンバータ76からのBS
ディジタル中間周波信号とが混合されて出力されること
になる。そして、これら全8チャンネル分のBSディジ
タル中間周波信号は、さらに混合器11にて、ヘッドエ
ンド装置8からの地上アナログ放送信号(テレビ放送信
号)と混合され、伝送線1a上へ送出される。そして、
これらの伝送信号は、伝送線1a上で幹線増幅器3、幹
線分岐増幅器4、タップオフ5により適宜増幅・分配さ
れ、加入者側で保安器6を介して加入者宅7の増設端子
付アップコンバータ12へ入力される。
【0078】次に、加入者宅7に設けられた増設端子付
アップコンバータ12について、図1を参照しつつ、図
3に基づいて説明する。図3は、増設端子付アップコン
バータ12の概略構成を示す説明図である。図3に示す
如く、増設端子付アップコンバータ12では、CATV
センター2から伝送線1a上を伝送されてきた伝送信号
(BSディジタル中間周波信号及び地上アナログ放送信
号を含む)が入力端子T5に入力され、その大部分は分
岐器33を介して出力端子T7から出力される。この出
力は、ホームターミナル14に入力され、ここから地上
アナログ放送信号(VHF帯)がテレビ受像機15へ出
力される。これにより、加入者は地上のテレビ放送を視
聴することができる。
【0079】また、分岐器33により分岐された伝送信
号は、分岐器35に入力され、この大部分はコンバータ
部30に入力されるが、一部は分岐器35によりさらに
分岐され、増幅器37で増幅されて分岐出力端子T8か
ら外部へ出力される。増幅器37は、増設端子付ダウン
コンバータ10(図2参照)の増幅器25と同様、分岐
出力端子T8から出力される伝送信号の出力レベルが、
入力端子T5へ入力されたときの入力レベルと略同レベ
ルとなるように、分岐器35からの分岐出力を増幅する
もので、本発明の第2入力側レベル補正手段に相当する
ものである。
【0080】分岐器35を介してコンバータ部30に入
力される伝送信号は、BSディジタル放送の全8チャン
ネル分に対応したBSディジタル中間周波信号を含んで
いるが、BSディジタル中間周波信号抽出手段としての
フィルタ31によって、BS−5,7,9,11chに
対応するBSディジタル中間周波信号のみが抽出され
る。そして、フィルタ31により抽出されたBSディジ
タル中間周波信号は、第2周波数変換手段としての周波
数変換回路32にて、図4に示すように、BSアンテナ
9から出力されたときの元のBS−IF信号に周波数変
換される。コンバータ部30から出力されるBS−IF
信号(BS−5、7,9,11ch)は、混合器36を
介してBS出力端子T6から出力される。
【0081】尚、周波数変換回路32における周波数変
換の具体的方法やその具体的回路構成、及びフィルタ3
1の具体的構成については、増設端子付ダウンコンバー
タ10のフィルタ21及び周波数変換回路22について
説明したのと同様、所望の機能を有する限り種々の態様
を採りうる。但し、フィルタ31については、フィルタ
21と同じく、SAWフィルタを使用するのが望まし
い。
【0082】一方、分岐出力端子T8から出力された伝
送信号は、既存のアップコンバータ77に入力される。
このアップコンバータからは、既に説明した通り、伝送
信号に含まれる全8チャンネル分のBSディジタル中間
周波信号のうちBS−1,3,13,15chに対応す
るBSディジタル中間周波信号のみが、BSアンテナ9
から出力されたときの元のBS−IF信号に周波数変換
され、出力される。そしてこのBS−IF信号(本発明
の外部BSディジタル受信信号に相当)は、増設端子付
アップコンバータ12の混合入力端子T9へ入力され、
増幅器38で増幅されたあと、混合器36を介してBS
出力端子T6から出力される。
【0083】増幅器38は、混合入力端子T9に入力さ
れるBS−IF信号の入力レベルと、そのBS−IF信
号が混合器36を介してBS出力端子T6から出力され
る際の出力レベルとが、略同レベルとなるように、混合
入力端子T9からのBS−IF信号を増幅するもので、
本発明の第2出力側レベル補正手段に相当するものであ
る。
【0084】尚、本実施形態のコンバータ部30は、C
ATVセンター2からの伝送信号を分岐器33及び35
を介して取り込むことにより、混合器36及びBS出力
端子T6を介して端末側へ送出される際のBS−IF信
号のレベルが、端末側(BSディジタルチューナ13)
にて受信するのに必要な規定レベルを満たすように予め
構成(増幅器等を含む)されている。
【0085】また、増設端子付アップコンバータ12の
動作用電源は、外部のBSディジタルチューナ13から
BS出力端子T6を経て供給されるように構成されてい
る。即ち、BSディジタルチューナ13から供給される
直流電源(+15V)は、BS出力端子T6から入力さ
れた後、コイル41,42及びコンデンサ43からなる
電源分離フィルタを通過して内部に供給される。この電
源分離フィルタは、直流分のみを通過させて交流分をカ
ットするためのものである。そして、電源分離フィルタ
を通過した+15Vの直流電源は、各AVR44,45
にも供給され、AVR44では+5Vの電源を、AVR
45では+3.3Vの電源を、夫々生成して、内部の必
要な部位に供給している。
【0086】これにより、増設端子付アップコンバータ
12からは、コンバータ部30からのBS−IF信号
と、外部のアップコンバータ77からのBS−IF信号
とが混合されて出力されることになる。そして、これら
全8チャンネル分のBS−IF信号は、加入者側端末と
してのBSディジタルチューナ13に入力される。この
ため、加入者は、BSディジタル放送の全8チャンネル
をテレビ受像機15にて視聴することができる。
【0087】以上詳述したように、本実施形態のCAT
Vシステム1では、従来はCATVシステム70(図
7)が構築されていたものを、現行アナログBS放送の
4つのチャンネルがディジタル化されたのに伴い、既存
のダウンコンバータ76、アップコンバータ77をそれ
ぞれ増設端子付ダウンコンバータ10、増設端子付アッ
プコンバータ12に置き換えると共に、その新たな増設
端子付ダウンコンバータ10には既存のダウンコンバー
タ76を接続し、新たな増設端子付アップコンバータ1
2には既存のアップコンバータ77を接続した。
【0088】そして、新たな各コンバータ10,12に
より、新たにディジタル化されたBS−5,7,9,1
1chのパススルー方式による伝送を実現し、従来から
のBSディジタル放送であるBS−1,3,13,15
chについては引き続き既存の各コンバータ76,77
にてパススルー方式による伝送を実現している。
【0089】即ち、増設端子付ダウンコンバータ10
が、BSアンテナ9からのBS−IFの一部をそのまま
ダウンコンバータ76へ出力すると共に、ダウンコンバ
ータ76からのBSディジタル中間周波信号をコンバー
タ部20からのBSディジタル中間周波信号と混合して
伝送線1a側へ送出する。また、増設端子付アップコン
バータ12が、伝送信号の一部をそのままアップコンバ
ータ77へ出力すると共に、アップコンバータ77から
のBS−IF信号をコンバータ部30からのBS−IF
信号と混合して端末側へ送出する。
【0090】従って、本実施形態のCATVシステム1
によれば、BSディジタル放送のチャンネルが新たに増
えた場合に、そのチャンネル増に対し、既存の設備(ダ
ウンコンバータ76及びアップコンバータ77)を有効
に利用しつつ、新設の各コンバータ10,12と相互に
接続し直すだけという、より簡易的且つ低コストなシス
テム変更を実現している。
【0091】また、上記実施形態とは逆に、従来からの
BSディジタル放送(BS−1,3,13,15ch)
用のダウンコンバータ・アップコンバータとして、予め
増設端子付ダウンコンバータ及び増設端子付アップコン
バータを使用しておくといった方法も可能であり、その
場合、新たにチャンネルが増加したとき、既設の増設端
子付ダウンコンバータ・増設端子付アップコンバータに
対し、新たに増加したチャンネルに対応したダウンコン
バータ及びアップコンバータを接続するのみでよい(即
ち、既設の各コンバータを一旦取り外す必要がない)た
め、本実施形態より更に簡易的にシステムを変更でき
る。
【0092】また、増設端子付ダウンコンバータ10に
は増幅器25及び増幅器26が、増設端子付アップコン
バータ12には増幅器37及び増幅器38が、それぞれ
備えられており、これによって既存のダウンコンバータ
76では適切な周波数変換が行われると共にその周波数
変換後のBSディジタル中間周波信号は規定の信号レベ
ルを満足した状態で伝送線1a上へ送出され、既存のア
ップコンバータ77でも適切な周波数変換が行われると
共にその周波数変換後のBS−IF信号は規定の信号レ
ベルでBSディジタルチューナ13へ送出される。その
ため、BSディジタル放送のチャンネルが新たに増え
て、既存の各コンバータ76,77を新設の各コンバー
タ10,12に接続する際に信号レベル変化(レベル低
下)の問題を考慮する必要はなく、単に配線・接続作業
を行うだけでシステムの更新ができる。
【0093】ここで、本実施形態の構成要素と本発明の
構成要素の対応関係を明らかにする。本実施形態におい
て、分岐器23は本発明の第1分離手段に相当し、混合
器24は本発明の第1混合手段に相当し、分岐器35は
本発明の第2分離手段に相当し、混合器36は本発明の
第2混合手段に相当する。
【0094】尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、上記実施形態では、CATVセンター2内
において、増設端子付ダウンコンバータ10からの出力
とヘッドエンド装置8からの出力を混合するための混合
器11を単独で設置する構成としたが、この混合器11
を増設端子付ダウンコンバータ10内部に設けるように
してもよい。図5に、混合器11を内蔵した増設端子付
ダウンコンバータ51の概略構成を示す。
【0095】図5に示す増設端子付ダウンコンバータ5
1は、図2で説明した増設端子付ダウンコンバータ10
に対し、更に、ヘッドエンド装置8からの信号(地上ア
ナログ放送信号等)を取り込むための入力端子T50
と、この入力端子T50に入力された信号と混合器24
からの信号とを混合して出力端子T2側へ出力するため
の混合器11とが設けられたものであって、結果とし
て、図1のCATVセンター2において混合器11をそ
のまま増設端子付ダウンコンバータ10内に内蔵しただ
けの構成となる。尚、この場合の混合器11は、本発明
のテレビ信号混合手段に相当するものとなる。
【0096】このようにすれば、地上アナログ放送信号
等の他のテレビ放送信号を増設端子付ダウンコンバータ
51に取り込むだけで、そのテレビ放送信号が、全8チ
ャンネル分のBSディジタル中間周波信号と共に増設端
子付ダウンコンバータ51から送出されるため、上記実
施形態に比べて配線作業の低減等が可能となり、CAT
Vシステムをより経済的に構築することが可能となる。
【0097】また、上記実施形態では、伝送線1a上を
伝送されてきた伝送信号が屋外の保安器6を介して加入
者宅7内に入ってくるが、この保安器6を増設端子付ア
ップコンバータ12に内蔵してもいい。具体的には、図
6に示す増設端子付アップコンバータ61のように、上
記実施形態の増設端子付アップコンバータ12に対し、
入力端子T5と分岐器33との間に信号伝送機器として
の保安器6を接続するのである。このようにすれば、C
ATVシステムにおける機器数の低減及び配線接続作業
の低減が可能となり、延いてはCATVシステム全体の
効率的構築が可能となる。
【0098】更に、上記実施形態では、現行のBSアナ
ログ放送がディジタル化された場合に、その新たにディ
ジタル化されたチャンネルに対応した増設端子付ダウン
コンバータ10及び増設端子付アップコンバータ12を
新設したものとして説明したが、これとは逆に、既に行
われているBSディジタル放送(BS−1,3,13,
15)をパススルー方式で伝送するためのダウン・アッ
プ各コンバータとして、予め増設端子付ダウンコンバー
タ10及び増設端子付アップコンバータ12を使用(但
しこの場合、抽出及び周波数変換するチャンネルはBS
−1,3,13,15)しておく、といった使い方をし
てもいい。
【0099】つまり、先を見越して予め本発明のダウン
コンバータ及びアップコンバータを使用するのである。
そして、新たにBSディジタル放送のチャンネルが増え
たら、そのチャンネルに応じたダウンコンバータ・アッ
プコンバータを適宜設置して、既に設置している増設端
子付ダウンコンバータ10或いは増設端子付アップコン
バータ12と接続すればよい。
【0100】更にまた、上記実施形態の増設端子付ダウ
ンコンバータ10では、増幅器25を分岐器23と分岐
出力端子T3との間に設置し、増幅器26を混合入力端
子T4と混合器24との間に設置するようにしたが、こ
の例に何ら限ることなく、例えば入力端子T1と分岐器
23との間に増幅器を設置すると共に混合器24と出力
端子T2との間にも増幅器を設置するようにしてもい
い。また例えば、混合入力端子T4と混合器24との間
にのみ、増幅度のより大きい増幅器を設置するようにし
てもいい。但し前者の場合、増幅器にて増幅された信号
がコンバータ部20に入力されることになるため、その
レベルに対応できるようコンバータ部20を変更する
か、或いは分岐器23とコンバータ部20との間に減衰
器を設けてレベル調整するとよい。
【0101】つまり、既設のダウンコンバータ76が適
切に動作し、しかも、伝送線1a上へ送出される際のB
Sディジタル中間周波信号の出力レベルが規定レベルを
満たすようにできる限り、あらゆる方法を採りうる。増
設端子付アップコンバータ12についても同様であり、
例えば分岐器33と分岐器35との間に増幅器を設けて
もいいし、また例えば混合器36とBS出力端子T6と
の間に増幅器を設けるなど、種々の方法を採用できる。
【0102】また、増設端子付ダウンコンバータ10に
おいて、分岐器23及び混合器24(いずれも方向性結
合器としての構成)の代わりに、例えば2分配器を用い
てもいいし、増設端子付アップコンバータ12において
も、分岐器33,35,36の代わりに2分配器を用い
てもよく、入力信号の一部を所望のレベルで分離できる
ものであれば何でもよい。
【0103】更に、上記実施形態では、既存のダウンコ
ンバータ76ではBS−IF信号をチャンネルA〜Dの
BSディジタル中間周波信号に変換し、増設端子付ダウ
ンコンバータ10ではBS−IF信号をチャンネルK〜
NのBSディジタル中間周波信号に変換するようにした
が、これについても上記各チャンネルに何ら限ることな
く、SHB帯〜UHF帯の周波数領域において他の信号
と重複しない他のチャンネルであればどこでもいい。
【0104】更にまた、増設端子付アップコンバータ1
2を、混合器36からBS出力端子T6へ出力される信
号を複数に分配して外部へ出力する分配器を設けると共
に、出力端子T7側についてもその出力信号を複数に分
配して外部へ出力する分配器を設けた構成にしてもい
い。このようにすれば、BSディジタルチューナ13等
の端末装置を複数備える共同受信システム等において、
端末装置毎に増設端子付アップコンバータ12を設ける
必要がなくなり、経済的メリットが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のCATVシステムの概略構成を
示す説明図である。
【図2】 増設端子付ダウンコンバータの概略構成を示
す説明図である。
【図3】 増設端子付アップコンバータの概略構成を示
す説明図である。
【図4】 本実施形態のCATVシステムにおける、B
SアンテナからのBS−IF信号、各ダウンコンバータ
からのBSディジタル中間周波信号、及び各アップコン
バータからのBS−IF信号のそれぞれの周波数配列を
示す説明図である。
【図5】 混合器11を内蔵した増設端子付ダウンコン
バータの概略構成を示す説明図である。
【図6】 保安器を内蔵した増設端子付アップコンバー
タの概略構成を示す説明図である。
【図7】 従来のCATVシステムの概略構成を示す説
明図である。
【図8】 従来のCATVシステムにおける、BSアン
テナからのBS−IF信号、ダウンコンバータからのB
Sディジタル中間周波信号、及びアップコンバータから
のBS−IF信号のそれぞれの周波数配列を示す説明図
である。
【符号の説明】
1,70…CATVシステム、1a…伝送線、2,71
…CATVセンター、3…幹線増幅器、4…幹線分岐増
幅器、5…タップオフ、6…保安器、7,72…加入者
宅、8…ヘッドエンド装置、8a,8b…アンテナ、9
…BSアンテナ、10,51…増設端子付ダウンコンバ
ータ、11,24,36…混合器、12,61…増設端
子付アップコンバータ、13,78…BSディジタルチ
ューナ、14…ホームターミナル、15…テレビ受像
機、20,30…コンバータ部、21,31…フィル
タ、22,32…周波数変換回路、23,33,35…
分岐器、25,26,37,38…増幅器、76…ダウ
ンコンバータ、77…アップコンバータ、T1,T5,
T50…入力端子、T2,T7…出力端子、T3,T8
…分岐出力端子、T4,T9…混合入力端子、T6…B
S出力端子
フロントページの続き Fターム(参考) 5C056 FA02 FA05 FA08 FA11 HA01 HA13 5C064 AD07 BA02 DA02 DA09 5K062 AA06 AA09 AA10 AE01 AE04 AG01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送衛星から送信されるBSディジタル
    放送電波を受信すると共に、該受信電波を、元の周波数
    よりも低く、且つ、地上のテレビ放送に割り当てられた
    VHF帯及びUHF帯の放送周波数よりも高い所定周波
    数帯のBSディジタル受信信号に周波数変換して出力す
    るBSアンテナをヘッドエンドに備え、該BSアンテナ
    からのBSディジタル受信信号と、他のテレビ放送信号
    とを、共通の伝送線を介して、複数の加入者側端末まで
    伝送するCATVシステムにおいて、 前記ヘッドエンド側に設けられ、 前記BSアンテナからのBSディジタル受信信号の中か
    ら1又は複数チャンネル分のBSディジタル受信信号を
    抽出するBSディジタル受信信号抽出手段と、 該BSディジタル受信信号抽出手段にて抽出されたBS
    ディジタル受信信号を、地上のテレビ放送に割り当てら
    れているVHF帯からUHF帯までの周波数領域で、且
    つ、前記テレビ放送信号と重複することのない所定周波
    数帯の第1BSディジタル中間周波信号に、各チャンネ
    ルの周波数帯が重ならないよう周波数変換して前記伝送
    線上に送出する第1周波数変換手段と、 を備えたダウンコンバータであって、 前記BSアンテナからのBSディジタル受信信号の一部
    を分離して外部へ出力する第1分離手段と、 外部から入力される第2BSディジタル中間周波信号を
    前記第1BSディジタル中間周波信号と混合して前記伝
    送線上へ送出する第1混合手段と、 を備え、 前記第2BSディジタル中間周波信号は、前記第1分離
    手段から外部へ出力されたBSディジタル受信信号のう
    ち前記BSディジタル受信信号抽出手段にて抽出される
    前記1又は複数チャンネル分のBSディジタル受信信号
    を除く他のチャンネルのBSディジタル受信信号が、外
    部において、地上のテレビ放送に割り当てられているV
    HF帯からUHF帯までの周波数領域で、且つ、前記テ
    レビ放送信号及び前記第1BSディジタル中間周波信号
    のいずれにも重複することのない所定周波数帯に周波数
    変換されたものであることを特徴とするダウンコンバー
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のダウンコンバータであっ
    て、 当該ダウンコンバータから前記伝送線上へ送出される前
    記第1BSディジタル中間周波信号及び前記第2BSデ
    ィジタル中間周波信号の出力レベルが、いずれも、前記
    伝送線を介して前記加入者側端末まで伝送するのに必要
    な規定レベルを満たすようにするための第1信号レベル
    補正手段を備えていることを特徴とするダウンコンバー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記第1信号レベル補正手段は、 前記第1分離手段から外部へ出力されるBSディジタル
    受信信号の出力レベルが、前記第1分離手段にて分離さ
    れる前のBSディジタル受信信号の入力レベルと略同レ
    ベルとなるようにするための第1入力側レベル補正手段
    と、 前記第1混合手段へ入力された前記第2BSディジタル
    中間周波信号の入力レベルと、該第2BSディジタル中
    間周波信号が前記第1混合手段を介して前記伝送線上へ
    送出される際の出力レベルとが略同レベルとなるように
    するための第1出力側レベル補正手段と、 を備えたこと特徴とする請求項2記載のダウンコンバー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記第1混合手段を介して前記伝送線上
    へ送出される前記第1BSディジタル中間周波信号及び
    前記第2BSディジタル中間周波信号と、前記テレビ放
    送信号とを混合して、前記伝送線上へ送出するテレビ信
    号混合手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3いず
    れかに記載のダウンコンバータ。
  5. 【請求項5】 前記BSアンテナからのBSディジタル
    受信信号のうち、前記BSディジタル受信信号抽出手段
    にて抽出されるBSディジタル受信信号のチャンネル
    は、BS−1,3,13,15の4つのチャンネル、又
    は該4つのチャンネルを除くチャンネルのいずれかであ
    ることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のダウ
    ンコンバータ。
  6. 【請求項6】 放送衛星から送信されるBSディジタル
    放送電波を受信すると共に、該受信電波を、元の周波数
    よりも低く、且つ、地上のテレビ放送に割り当てられた
    VHF帯及びUHF帯の放送周波数よりも高い所定周波
    数帯のBSディジタル受信信号に周波数変換して出力す
    るBSアンテナをヘッドエンドに備え、該BSアンテナ
    からのBSディジタル受信信号と、他のテレビ放送信号
    とを、共通の伝送線を介して、複数の加入者側端末まで
    伝送すると共に、 前記ヘッドエンド側に、請求項1〜5いずれかに記載の
    ダウンコンバータが設けられたCATVシステムにおい
    て、 前記加入者側の伝送線上に設けられ、 前記ヘッドエンドからの伝送信号の中から、前記第1B
    Sディジタル中間周波信号又は前記第2BSディジタル
    中間周波信号のいずれか一方を抽出するBSディジタル
    中間周波信号抽出手段と、 該BSディジタル中間周波信号抽出手段にて抽出された
    前記第1又は第2BSディジタル中間周波信号を、前記
    BSアンテナから出力された元の周波数帯のBSディジ
    タル受信信号に周波数変換して前記加入者側端末へ送出
    する第2周波数変換手段と、 を備えたアップコンバータであって、 前記ヘッドエンドからの伝送信号の一部を分離して外部
    へ出力する第2分離手段と、 外部から入力される外部BSディジタル受信信号を前記
    第2周波数変換手段からのBSディジタル受信信号と混
    合して前記加入者側端末へ送出する第2混合手段と、 を備え、 前記外部BSディジタル受信信号は、前記第2分離手段
    から外部へ出力された前記第1及び第2BSディジタル
    中間周波信号のうち、前記BSディジタル中間周波信号
    抽出手段にて抽出される信号とは異なるBSディジタル
    中間周波受信信号が、外部において、前記BSアンテナ
    から出力された元の周波数帯のBSディジタル受信信号
    に周波数変換されたものであることを特徴とするアップ
    コンバータ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のアップコンバータであっ
    て、 当該アップコンバータから前記加入者側端末へ送出され
    る、前記第2周波数変換手段からのBSディジタル受信
    信号及び前記外部BSディジタル受信信号の出力レベル
    が、いずれも、前記加入者側端末にて受信するのに必要
    な規定レベルを満たすようにするための第2信号レベル
    補正手段を備えていることを特徴とするアップコンバー
    タ。
  8. 【請求項8】 前記第2信号レベル補正手段は、 前記第2分離手段から外部へ出力される前記伝送信号の
    出力レベルが、前記第2分離手段にて分離される前の前
    記伝送信号の入力レベルと略同レベルとなるようにする
    ための第2入力側レベル補正手段と、 前記第2混合手段へ入力された前記外部BSディジタル
    受信信号の入力レベルと、該外部BSディジタル受信信
    号が前記第2混合手段を介して前記加入者側端末へ送出
    される際の出力レベルとが略同レベルとなるようにする
    ための第2出力側レベル補正手段と、 を備えたことを特徴とする請求項7記載のアップコンバ
    ータ。
  9. 【請求項9】 前記アップコンバータは、前記加入者側
    の伝送線上において、前記伝送信号を端末側に伝送する
    信号伝送機器を内蔵して設置されていることを特徴とす
    る請求項6〜8いずれかに記載のアップコンバータ。
  10. 【請求項10】 放送衛星から送信されるBSディジタ
    ル放送電波を受信すると共に、該受信電波を、元の周波
    数よりも低く、且つ、地上のテレビ放送に割り当てられ
    たVHF帯及びUHF帯の放送周波数よりも高い所定周
    波数帯のBSディジタル受信信号に周波数変換して出力
    するBSアンテナをヘッドエンドに備え、該BSアンテ
    ナからのBSディジタル受信信号と、他のテレビ放送信
    号とを、共通の伝送線を介して、複数の加入者側端末ま
    で伝送するCATVシステムであって、 前記ヘッドエンド側に、請求項1〜5いずれかに記載の
    ダウンコンバータを備え、前記加入者側の伝送線上に、
    請求項6〜9いずれかに記載のアップコンバータを備え
    たことを特徴とするCATVシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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