JP2501370B2 - テレビジョン受信機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、衛星放送チューナ装置を備えたテレビジ
ョン受信機に関する。

〔従来の技術〕

第２図は従来の衛星放送チューナ装置付テレビジョン
受信機の一例を示すブロック回路図である。図におい
て、（１）は地上波放送チューナ装置、（２）は入力端
子、（３）は、地上波放送アンテナである。（４）は衛
星放送コンバータで、ケーブル（５）によって入力端子
（６）に接続される。（７）は直流電圧重畳装置、
（８）は衛星放送チューナ装置で、入力端子（６）に入
力された中間周波数の衛星放送信号は直流電圧重畳装置
（７）を介して、衛星放送チューナ装置（８）に入力さ
れる。（９）は衛星放送コンバータ（４）の直流電源
で、スイッチ（10）を介して直流電圧重畳装置（７）に
接続され、スイッチ（10）がオンのとき衛星放送コンバ
ータ（４）に駆動電圧を供給する。

次に動作について説明する。地上波放送チューナ装置
（１）は地上波放送アンテナ（３）で受けた地上波放送
を選局受信する。

衛星放送コンバータ（４）はスイッチ（10）がオンさ
れているとき直流電源（９）から直流電圧重畳装置
（７）およびケーブル（５）を介して給電されて作動
し、受信した衛星放送をケーブル（５）および直流電圧
重畳装置（７）を介して衛星放送チューナ装置（８）に
入力し、衛星放送チューナ装置（８）は衛星放送を選局
受信する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の衛星放送チューナ装置付きテレビジョン受信機
は以上のように構成されているので、共聴システム等で
地上波放送波と衛生放送中間周波信号とが混合されて各
部屋に送出されている場合、テレビジョン受信機の外部
に分波器を接続することが必要であり、接続が非常に複
雑であるなどの問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、外部に分波器を接続する必要がなく、更に
地上波放送と衛生放送中間周波信号がそれぞれ個別のケ
ーブルにて各部屋に引き込まれている場合にも対応でき
るテレビジョン受信機を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るテレビジョン受信機は、地上波放送受
信信号と衛星放送受信中間周波信号との混合信号が入力
される第１の入力端子と、衛星放送コンバータからの衛
星放送受信中間周波信号が入力される第２の入力端子
と、上記第１の入力端子から入力された信号と上記第２
の入力端子から入力された信号とを混合する混合器と、
この混合器の出力信号が入力される地上波放送・衛星放
送複合チューナ装置とを備えたものである。

〔作用〕

混合器は、地上波放送の受信と、衛星放送中間周波信
号とを混合して地上波放送・衛星放送複合チューナ装置
に入力する。

このため、いずれの放送を受信する場合でも、テレビ
ジョン受信機の外に分波器を配置してケーブルで分配接
続を行う必要がない。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
１図において、（11）は入力端子で、地上波受信信号ま
たは共聴システムによる混合信号が入力される。（12）
は混合器で、入力端子（11）から入力された信号と、入
力端子（６）から直流電圧重畳装置（７）を介して入力
された衛星放送受信中間周波信号とを混合する。（13）
は地上波放送・衛星放送複合チューナ装置（以下、「複
合チューナ装置」という）で、混合器（12）から入力さ
れた信号を選局受信する。

つぎに動作を説明する。

地上波放送と、衛星放送とを直接受信する場合には、
入力端子（11）に地上波アンテナ（３）を接続し、入力
端子（６）には、衛星放送コンバータ（４）の出力信号
（５）を接続してスイッチ（10）をONにして給電し、複
合チューナ装置（13）で所望の局を選局受信する。

また、共聴システム等による混合信号を受信する場合
には、入力端子（11）に混合信号を接続し、スイッチ
（10）をOFFにして複合チューナ装置（13）で選局受信
する。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば地上波受信信号また
は地上波受信信号と衛星放送受信信号との混合信号の入
力端子と、この入力端子から入力された信号と他の入力
端子から入力された衛星放送コンバータからの衛星放送
受信中間周波信号とを混合する混合器と、この混合され
た衛星放送受信中間周波信号と、衛星放送コンバータの
出力信号とを選局して受信する複合チューナ装置とを備
えたものであるから、地上波信号、共聴システム等の混
合信号および衛星放送コンバータによる受信信号のいず
れにも対応できるテレビジョン受信機が得られる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例のブロック回路図、第２
図は従来の衛星放送チューナ装置を備えたテレビジョン
受信機のブロック回路図である。 （１）…地上波放送チューナ装置、（４）…衛星放送コ
ンバータ、（５）…衛星放送コンバータ出力信号の入力
端子、（７）…直流電圧重畳装置、（８）…衛星放送チ
ューナ装置、（９）…直流電源、（10）…スイッチ、
（11）…混合信号の入力端子、（12）…混合器、（13）
…地上波放送・衛星放送複合チューナ装置。 なお、各図中、同一符号はそれぞれ同一、または相当部
分を示す。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】地上波放送受信信号と衛星放送受信中間周
   波信号との混合信号が入力される第１の入力端子と、衛
   星放送コンバータからの衛星放送受信中間周波信号が入
   力される第２の入力端子と、上記第１の入力端子から入
   力された信号と上記第２の入力端子から入力された信号
   とを混合する混合器と、この混合器の出力信号が入力さ
   れる地上波放送・衛星放送複合チューナ装置とを備えた
   テレビジョン受信機。