JP2003209829A - Catvシステム及びローカルセンターモデム - Google Patents

Catvシステム及びローカルセンターモデム

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JP2003209829A
JP2003209829A JP2002004749A JP2002004749A JP2003209829A JP 2003209829 A JP2003209829 A JP 2003209829A JP 2002004749 A JP2002004749 A JP 2002004749A JP 2002004749 A JP2002004749 A JP 2002004749A JP 2003209829 A JP2003209829 A JP 2003209829A
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Maspro Denkoh Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低い周波数帯域の上り信号を、端末側からC
ATVセンターへ伝送するCATVシステムにおいて、
加入者側で何ら付加的な機器を設けることなく、端末側
からの上り信号をCATVセンター側へ良好に伝送す
る。 【解決手段】 本実施形態のCATVシステムでは、端
末側から伝送されてくる上り信号のうち、流合雑音の混
入しやすい10MHz〜30MHzの周波数帯域の上り
信号(つまり端末側のケーブルモデム22から出力され
る上り信号)を、ローカルセンターモデム10内のセン
ターモデム36で一旦復調してノイズ成分を取り除いた
上りデータ信号を抽出し、この上りデータ信号をメディ
アコンバータ35にて電気信号から光信号に変換して、
光伝送路58上へ送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CATVセンター
からの下り信号を伝送路を介して端末側まで伝送すると
共に、下り信号よりも周波数が低い上り信号を、端末側
から伝送路を介してCATVセンターまで伝送するCA
TVシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば外部のCATVシステムか
らの引込線を建造物内に引き込み、CATVセンターか
ら出力され外部の伝送路を介して伝送されてきた映像信
号等の下り信号(例えば70MHz〜450MHz)
を、引込線及び建造物内の伝送線を介して建造物内の複
数の端末装置まで伝送し、セットトップボックス(以下
「STB」と称す)等の加入者側端末装置でこの下り信
号を受信することによりテレビ放送を視聴する、いわゆ
る片方向CATVシステムが知られている。
【0003】また、多チャンネル番組の放送に利用する
CATV網には、放送用で使っていない周波数帯域があ
り、この帯域を有効に利用して加入者側から番組予約等
の情報をCATV局(CATVセンター)に送信したり
インターネットに接続するなどの、いわゆる双方向CA
TVシステムも知られている。
【0004】この種の双方向CATVシステムでは、加
入者が入居している建造物内で発生する雑音が、加入者
側の端末端子(テレビ端子ともいう)等を介して建造物
内の伝送線に重畳され、これが流合雑音として外部のC
ATVシステム(CATVセンター側)へ流出してしま
うことがある。そこで、従来では、外部のCATVシス
テムへの流合雑音の流出を防ぐために、流合雑音の混入
しやすい、下り信号より低い周波数帯域(略10MHz
〜30MHzの短波帯)の信号が建造物内の伝送線から
外部の伝送路へ流出しないよう、例えば建造物内の伝送
線と引込線との間にハイパスフィルタを設けて、流合雑
音の混入しやすい低い周波数帯域の信号をカットするな
どの対策を施してきた。
【0005】そして、このような双方向CATVシステ
ムとして、例えば下り信号より高い周波数帯域(例えば
650MHz〜770MHz)を、加入者側からの番組
予約やオンラインショッピング等のための上り信号や、
インターネットサービス用の上り信号の周波数帯域とし
て利用することにより、双方向サービスを可能にしたも
のが知られている。
【0006】また、下り信号より低い周波数帯域(例え
ば10MHz〜55MHz)を上り信号として利用する
ために、端末装置側でその上り信号を一旦下り信号より
高い周波数(例えば821MHz〜866MHzのUH
F帯)に周波数変換して建造物内の伝送線を伝送し、引
込線を介して外部へ送出するところで再び元の上り信号
の周波数に戻す方法などを採用した双方向CATVシス
テムも知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、下り信
号より高い周波数帯域を上り信号として利用する方法で
は、流合雑音が引込線を介して外部の双方向CATVシ
ステムへ流出するのを防ぐことができるものの、下り信
号より低い周波数帯域の信号を外部の双方向CATVシ
ステム側へ出力する機器の場合(例えば、ディジタルC
ATVの下り信号に標準方式を採用したSTBの上り信
号として例えば39MHz〜55MHzを使用した場
合)、加入者側でそのまま使用することができない。
【0008】仮にそのような機器を使おうとする場合に
は、上記のように上り信号を一旦下り信号より高い周波
数に周波数変換して伝送線を伝送し、伝送線と引込線と
の間で再び元の周波数にもどす方法を採用すればよい
が、この方法では、上り信号を周波数変換するためのア
ップコンバータ等の周波数変換機器を、各加入者が個々
に用意しなければならず、加入者にとって経済的負担が
増大することになる。
【0009】特に、標準方式のSTBが出力する上り信
号は、下り信号より低い周波数帯域ではあるものの、上
記のようにその帯域は例えば39MHz〜55MHzで
あり、図11に示すように、例えば10MHz〜30M
Hz帯に比べると、比較的流合雑音が混入しにくい帯域
である。そのため、外部の双方向CATVシステムに与
える影響は小さく、そのまま上り信号として伝送しても
ほとんど問題ないのだが、それにもかかわらず、上記の
ような上り信号を一旦下り信号より高い周波数に変換し
て建造物内を伝送するシステムでは、STBのみで双方
向サービスを完全に受けることができない。
【0010】そのため、このようなシステムでは、10
MHz〜30MHzなどの低い周波数帯域を加入者側か
らの上り信号として使用するサービス(例えばインター
ネットサービス等)の享受を一切必要とせず、標準方式
のSTBだけを設置すれば十分であるような加入者にと
って、特にその経済的影響は大きい。
【0011】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、CATVセンターから出力される下り信号より低い
周波数帯域の上り信号を、端末側からCATVセンター
へ伝送するCATVシステムにおいて、加入者側で何ら
付加的な機器を設けることなく、端末側からの上り信号
をCATVセンター側へ良好に伝送することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するためになされた請求項1のCATVシステム
においては、CATVセンター側から端末側へ下り信号
を伝送すると共に、端末側で上りデータ信号(例えば、
パルス状のベースバンド信号)を変調することにより生
成された、下り信号よりも低い周波数帯域の上り信号を
CATVセンター側へ伝送するように構成されている。
【0013】そして、請求項1のCATVシステムで
は、端末側から電気信号として伝送されてきた上り信号
を復調手段が復調することにより、ノイズ成分が除去さ
れた上りデータ信号にする。そして、復調手段により復
調された上りデータ信号を、電気光変換手段が、光信号
に変換して第一上り用光伝送路を介しCATVセンター
側へ送出する。
【0014】このため、本発明のCATVシステムによ
れば、端末側から出力された上り信号に、CATVセン
ターへの伝送の過程で雑音が混入しても、CATVセン
ターへ入力される前に、その雑音成分がカットされるた
め、上り信号をCATVセンターへ良好に送出すること
ができ、流合雑音の影響をCATVセンター等に与える
のを防ぐことができる。しかも、流合雑音の影響を防止
するために、従来技術で述べたようなアップコンバータ
等の付加的な機器を加入者側(端末側)で何ら設けるこ
となく、加入者は下り信号より低い周波数帯域の上り信
号をそのまま端末側から送出することができる。
【0015】ここで、一般に、インターネット接続用の
ケーブルモデムやデジタルTV信号受信用のセットトッ
プボックス(STB)などの、CATVシステムにおけ
る双方向サービスで用いられる各種機器は、例えばアネ
ックスA方式、アネックスB方式、標準方式などの各種
仕様にて既に製品化されているものが多い。
【0016】このうち、ケーブルモデムはITU-T
J.112 のAnnexB(以降、アネックスB方式の
ケーブルモデムという)で標準仕様が規定されており、
例えば5MHz〜42MHzの周波数帯域の上り信号に
て双方向データ通信を行うよう仕様が決められている。
一方、例えば、ディジタルCATVの下り信号に標準方
式を採用したSTBでは、上り信号として例えば39M
Hz〜55MHzを使用することが検討されている。
【0017】このように、アネックスB方式のケーブル
モデムにおける上り信号は、比較的低い周波数帯域まで
使用される場合があり、その場合に雑音が混入しやす
く、そのままCATVセンター側へ送出すると、CAT
Vセンター内の各種システムに影響を及ぼすおそれがあ
る。一方、標準方式のSTBにおける上り信号には、流
合雑音の混入が少ないため、そのままCATVセンター
側へ送出しても、システムに影響を及ぼすおそれは少な
い。
【0018】そこで、端末側に、上り信号を電気信号と
して生成して出力するケーブルモデムを備えている場合
には、請求項2に記載の様に、CATVセンター側から
ケーブルモデムに向けて光信号として第一下り用光伝送
路を介し伝送されてきた下りデータ信号を電気信号に変
換する光電変換手段と、光電変換手段により電気信号に
変換された下りデータ信号を変調することにより、下り
信号のうち端末側でケーブルモデムに入力される下り信
号を生成する変調手段とを設け、復調手段については、
ケーブルモデムから出力される上り信号を上りデータ信
号に復調するよう構成するとよい。
【0019】CATVシステムをこのように構成すれ
ば、ケーブルモデムを用い、CATVセンターを介して
インターネットサービス等を享受する際に、そのケーブ
ルモデムからの上り信号の周波数が、流合雑音が乗りや
すい周波数帯域であっても、その上り信号を復調手段に
より上りデータ信号に復調し、更に光信号に変換した上
でCATVセンター側へ送出することから、流合雑音が
CATVセンター側へ流出するのを抑制できる。そし
て、CATVセンターからの下りデータ信号については
光信号から電気信号に変換され、更に下り信号に変調さ
れてケーブルモデムに入力される。そのため、ケーブル
モデムを用いて双方向データ通信(インターネットサー
ビスの享受)を行うことができる。
【0020】なお、請求項3に記載の様に、CATVセ
ンター側から第二下り用光伝送路を介して伝送されてき
た光信号を電気信号に変換することにより、下り信号の
うち端末側で前記ケーブルモデムに入力される下り信号
以外の下り信号(例えばTV映像信号、CATV電話)
を生成する光受信手段と、端末側から電気信号として伝
送されてきた上り信号のうち、ケーブルモデムから出力
される上り信号以外の上り信号を光信号に変換し、第二
上り用光伝送路を介して前記CATVセンター側に送出
する光送信手段とを設けてもよい。この様にすれば、端
末側でケーブルモデムに入力される下り信号及びケーブ
ルモデムから出力される上り信号以外の信号について
も、CATVセンター側と端末側との間で光信号として
伝送することができる。
【0021】ここで、第一上り用光伝送路と第二上り用
光伝送路とを別々の光伝送路として構成すると共に、第
一下り用光伝送路と第二下り用光伝送路とを別々の光伝
送路として構成することができるが、第一上り用光伝送
路と第二上り用光伝送路とを共通化すると共に、第一下
り用光伝送路と第二下り用光伝送路とを共通化すること
もできる。
【0022】即ち、請求項4に記載の様に、第一上り用
光伝送路を介して伝送される光信号と第二上り用光伝送
路を介して伝送される光信号とを多重化して共通の上り
用光伝送路を介して伝送すると共に、第一下り用光伝送
路を介して伝送される光信号と第二下り用光伝送路を介
して伝送される光信号とを多重化して共通の下り用光伝
送路を介して伝送するように構成すれば、光伝送路の敷
設が容易となると共に、光伝送路を効率的に利用するこ
とができる。
【0023】次に請求項5に記載のローカルセンターモ
デムは、CATVセンター側から端末側へ下り信号を伝
送すると共に、端末側で上りデータ信号を変調すること
により生成された、前記下り信号よりも低い周波数帯域
の上り信号を前記CATVセンターへ伝送するCATV
システムを構成するためのものである。
【0024】上り信号を電気信号として生成して出力す
るケーブルモデムが、CATVシステムにおいて当該ロ
ーカルセンターモデムよりも端末側に設けられており、
当該ローカルセンターモデムには、メディアコンバータ
と変復調部とが設けられている。
【0025】このメディアコンバータは、ケーブルモデ
ムから出力される上り信号を復調することにより得られ
た上りデータ信号を光信号に変換して、第一上り用光伝
送路を介しCATVセンター側へ送出すると共に、CA
TVセンター側からケーブルモデムに向けて光信号とし
て第一下り用光伝送路を介して伝送されてきた下りデー
タ信号を電気信号に変換するものである。そして、変復
調部は、ケーブルモデムから出力される上り信号を、上
りデータ信号に復調すると共に、メディアコンバータに
て電気信号に変換された下りデータ信号を変調すること
により、下り信号のうちケーブルモデムに入力される下
り信号を生成する。
【0026】つまり、請求項5に記載のローカルセンタ
ーモデムによれば、上記の復調手段、電気光変換手段、
光電変換手段、変調手段としての機能を実現することが
でき、請求項1及び請求項2に記載のCATVシステム
を構成することができる。なお、必要に応じて、ケーブ
ルモデムマネージメント機能を設けても良い。
【0027】また、請求項6に記載のローカルセンター
モデムにおいては、光受信部が、下り信号のうち、端末
側でケーブルモデムに入力される下り信号以外の下り信
号を、CATVセンター側から第二下り用光伝送路を介
して伝送されてきた光信号を電気信号に変換することに
より生成し、光送信部が、端末側から電気信号として伝
送されてきた上り信号のうち、ケーブルモデムから出力
される上り信号以外の上り信号を光信号に変換し、第二
上り用光伝送路を介してCATVセンター側に送出す
る。
【0028】従って、請求項6記載のローカルセンター
モデムによれば、請求項3に記載のCATVシステムを
構成することができる。そして、請求項7に記載のロー
カルセンターモデムにおいては、光合波器が、メディア
コンバータから第一上り用光伝送路上に送出された光信
号と光送信部から前記第二上り用光伝送路上に送出され
た光信号を共通の上り用光伝送路上に合波し、光分波器
が、CATVセンター側から共通の下り用光伝送路を介
し多重化して伝送されてきた光信号を、第一下り用光伝
送路及び第二下り用光伝送路に分波する。
【0029】従って、請求項7に記載のローカルセンタ
ーモデムによれば、第一上り用光伝送路を介して伝送さ
れる光信号と第二上り用光伝送路を介して伝送される光
信号とを多重化して共通の上り用光伝送路を介して伝送
すると共に、第一下り用光伝送路を介して伝送される光
信号と第二下り用光伝送路を介して伝送される光信号と
を多重化して共通の下り用光伝送路を介して伝送するこ
とができ、請求項4に記載のCATVシステムを構成す
ることができる。
【0030】また、請求項8に記載のローカルセンター
モデムにおいては、変復調部を複数備えており、それら
複数の変復調部は、それぞれ互いに異なる周波数帯域の
上り信号を上りデータ信号に復調すると共に、それぞれ
互いに異なる周波数帯域の下り信号を生成する。
【0031】つまり、請求項8に記載のローカルセンタ
ーモデムによれば、各変復調部が互いに異なる周波数帯
で変調・復調を行うことから、例えばサービス毎に使用
チャネル(使用周波数帯)を割り当てることができ、他
のサービスからの影響を受けずに高速に双方向サービス
を提供することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1は、第一実施形態としてのCAT
Vシステム全体の概略構成を表す図である。この図1に
示す様に、本実施形態のCATVシステムは、棟内CA
TVシステム1と、CATVセンター2とから構成され
ている。
【0033】CATVセンター2には、ルータ50、サ
ーバ52が備えられている。サーバ52は、IPアドレ
スを管理するためのDNS(ドメインネームシステム)
サーバやメールサーバ、Webサーバ、ニュースサーバ
としての機能を有するものである。インターネットから
入力された各種データは、ハブ54を介してルータ50
やサーバ52等に接続されたメディアコンバータ56に
おいて、電気信号から光信号に変換され、下りデータ信
号として光伝送路58に送出され、ローカルセンターモ
デム10に入力される。光伝送路58を介してローカル
センターモデム10に入力された下りデータ信号はロー
カルセンターモデム10内にて光信号から電気信号に変
換され、更に下り信号(本実施形態では、600MHz
〜618MHz)に変調されて棟内CATVシステム1
に入力される。
【0034】なお、光伝送路58は、ローカルセンター
モデム10からCATVセンター2へ向かう方向(上り
方向)に光信号を伝達する上り用光伝送路と、CATV
センタ2からローカルセンターモデム10へ向かう方向
(下り方向)に光信号を伝送する下り用光伝送路とから
形成されている。
【0035】また、CATVセンター2には、図示しな
いアンテナにて受信した地上波テレビ放送、衛星放送、
通信衛星からのデータ放送などの各種放送用電波を増幅
するヘッドアンプ60や、ヘッドアンプ60にて増幅さ
れた受信信号を混合するコンバイナー62なども設けら
れている。コンバイナー62から出力される各種放送の
下り信号は、光送受信機(O/E・E/O)64にて電
気信号から光信号に変換され、光伝送路66に送出され
る。
【0036】光送受信機64から光伝送路66に送出さ
れた光信号は、光ノード68にて光信号から電気信号に
再び変換される。そして、光ノード68で光信号から変
換された電気信号は、幹線70、分岐増幅器72、分岐
線74、分岐器76、引込線78等を介してローカルセ
ンターモデム10に入力される。引き込み線78を介し
てローカルセンターモデム10に入力された下り信号
(本実施形態では、70MHz〜770MHz。但し、
600MHz〜618MHzを除く)は、そのまま棟内
CATVシステム1に入力される。
【0037】棟内CATVシステム1は、学校校舎、集
合住宅、個建住宅等に設けられたものであり、ローカル
センターモデム10から入力された下り信号は、同軸ケ
ーブルからなる棟内伝送線L、及び、この棟内伝送線L
上に設けられた双方向増幅器12,分岐器14等を介し
て、引込線78から入力されたCATVシステムの下り
信号(本実施形態では例えば70MHz〜770MH
z)を、建造物内の各加入者宅に設置された直列ユニッ
ト等からなる複数の端末端子18まで伝送すると共に、
加入者側の各種端末装置から端末端子18に入力された
上り信号をそのまま引込線78に送出するか、或いは上
りデータ信号に復調し更に光信号に変換して光伝送路5
8に送出する。
【0038】本実施形態の棟内CATVシステム1で
は、加入者側で、外部のCATVシステムのCATVセ
ンターを介してインターネットを楽しむ場合は、その加
入者側の端末端子18に、ケーブルモデム22を介して
双方向データ通信用の情報端末装置(パーソナルコンピ
ュータ等)24を接続する。また、加入者側で、外部の
CATVシステムのCATVセンターからのTV放送信
号を受信してTV放送を視聴する際には、その加入者側
の端末端子18に、セットトップボックス(STB)2
0を介して、映像・音声出力用のテレビ受像機(TV)
26を接続する。尚、加入者側から外部のCATVシス
テムに対して例えば有料番組の視聴予約やテレビショッ
ピング等のためのデータを送信する際には、STB20
を操作してデータ送信することができる。
【0039】尚、ケーブルモデム22は、CATV網を
介してインターネットサービスを享受するために必要不
可欠となる周知のモデムであり、本実施形態ではアネッ
クスB方式(Docsis仕様ともいう)のケーブルモ
デムを用いている。このケーブルモデム22と情報端末
装置24とはイーサネット(登録商標)を介して接続さ
れ、これにより加入者によるインターネットを通じた双
方向データ通信を可能としている。
【0040】図2は、ケーブルモデム22の概略構成を
示す図である。本図に示すように、本実施形態のケーブ
ルモデム22は、端末端子18と接続され、高周波信号
(上り・下り信号)を入出力するためのCATV接続端
子T3と、情報端末装置24と接続され、データ信号を
入出力するための端末側接続端子T4とが備えられてい
る。
【0041】そして、下り信号がCATV接続端子T3
に入力されると、ハイパスフィルタ(以下「HPF」と
称す)22aを介して受信部22bに入力される。受信
部22bでは、受信した下り信号のうち、ファイルのダ
ウンロードやWWW(WorldWide Web)情報表示等のた
めの下り信号を選択してIF(中間周波数)に変換し、
復調部22cへ出力する。
【0042】この受信部22bは、AGC(自動利得制
御機能)やAFC(自動周波数制御機能)を備えたもの
であり、両者はいずれもMAC22dにより制御され
る。復調部22cは、QAM変調(直交振幅変調)され
て伝送されてきた下り信号を、パルス状の下りデータ信
号(ベースバンド信号)に復調して、MAC22dへ出
力する。そして、MAC22dでは、復調部22cから
出力された下りデータ信号について、ローカルセンター
モデム10内部のセンターモデム36α〜36γ(図4
参照)との間で、物理層レベルで取り決められた各種制
御(例えば誤り訂正方式や送信タイミング、遅延制御、
上りデータ信号レベル調整など)を行う。なお、物理層
レベルとは、ISOで規定された通信プロトコルの「O
SI基本参照モデル」の中で最下位層に定義付けられて
いるものである。
【0043】MAC22dから出力された下りデータ信
号は、CPU22eを介してインターフェース22fに
入力され、ここで下りデータ信号がイーサネット規格に
則った信号形式に変換されて、端末側接続端子T4へ出
力される。また、情報端末装置24から出力された双方
向データ通信用の上りデータ信号は、端末側接続端子T
4を経てインターフェース22fに入力され、ここでイ
ーサネット規格の上りデータ信号が外部のCATVセン
ターへ伝送可能な上り信号の規格に則った信号形式に変
換され、CPU22eを介してMAC22dに入力され
る。
【0044】MAC22dにおいては、物理層レベルで
取り決められた各種制御が実行された後、変調部22g
へ出力される。そして変調部22gでは、上りデータ信
号を、例えば10MHz〜30MHzの帯域の上り信号
に変調する。この変調方式としては、例えばQPSK
(4相位相変調)や16QAM等が用いられる。変調部
22gにて変調された上り信号は、MAC22dに制御
される送信部22hにて所定のレベルに増幅され、ロー
パスフィルタ(以下「LPF」と称す)22jを経てC
ATV接続端子T3へ出力される。
【0045】なお、HPF22aはCATV接続端子T
3から入力される下り信号を通過させると共に送信部2
2hから出力される上り信号を阻止するためのもので、
カットオフ周波数が例えば90MHzに設定されてい
る。また、LPF22jは送信部22hから出力される
上り信号を通過させると共にCATV接続端子T3から
入力される下り信号を阻止するためのもので、カットオ
フ周波数が例えば42MHzに設定されている。
【0046】次に、標準方式のSTB20は、CATV
センター2からの下り信号の内のデジタルTV放送信号
を受信して、映像・音声信号をTV26へ出力し、TV
26にてTV番組を視聴できるようにするためのもので
ある。図3は、STB20の概略構成を示す図である。
図3に示すように、本実施形態のSTB20は、端末端
子18と接続され、高周波信号(上り・下り信号)を入
出力するためのCATV接続端子T5と、TV26と接
続され、映像信号を出力するための映像端子T6、音声
信号を出力するための音声端子T7及びデータ信号を出
力するためのデータ端子T8とが備えられている。
【0047】そして、映像や各種情報等をTV26に表
示・出力させるために外部のCATVセンターを介して
伝送されてくる下り信号(例えば70MHz〜770M
Hzの帯域)がCATV接続端子T5に入力されると、
HPF20aを介して受信部20bに入力される。受信
部20bは、ケーブルモデム22の受信部22bと同
様、CPU20cに制御されるAGCやAFCを備えた
ものであり、下り信号を受信・選択し、IF(中間周波
数)に変換して復調部20dへ出力する。復調部20d
は、64QAM方式で変調されて伝送されてきた下り信
号を、MPEG2(Moving Picture Experts Group pha
se 2)規格の伝送フレーム形式の信号に復調してデマル
チプレクサ20eへ出力する。MPEG2規格の伝送フ
レーム形式の信号は複数の番組等が多重化された信号で
あるため、その多重化された信号を、CPU20cに制
御されるデマルチプレクサ20eにて、一つの番組デー
タに分離してMPEGデコーダ20fへ出力する。そし
て、MPEGデコーダ20fでは、MPEG方式で圧縮
された映像・音声信号を映像端子T6、音声端子T7か
ら出力すると共に、映像・音声信号以外の各種データ信
号はそのままデータ信号としてデータ端子T8から出力
する。このMPEGデコーダ20fもCPU20cにて
制御されるものである。
【0048】また、例えば有料放送の契約内容、或いは
スクランブル解除のためのキーなどの各種個人情報は、
ICカード20gに記録されており、例えば番組の購入
履歴などの情報が蓄積される。そして、蓄積されたデー
タが所定のデータ量に達した場合や、CATVセンター
からデータ出力要求があった場合は、そのデータが上り
信号としてCATVセンター側に出力されることにな
る。
【0049】変調部20hでは、ICカード20gに蓄
積されたデータや、加入者がどの番組を視聴したか等の
課金のための情報などを、外部のCATVシステムにて
伝送可能な上り信号(本実施形態では例えば39MHz
〜42MHz)に変調する。そして、変調部20hにて
変調された上り信号は、送信部20jにて所定の出力レ
ベルに増幅され、LPF20kを介してCATV接続端
子T5へ出力される。送信部20jの増幅利得は、CP
U20cによって制御される。
【0050】尚、HPF20aはCATV接続端子T5
から入力される下り信号を通過させると共に送信部20
jから出力される上り信号を阻止するためのもので、カ
ットオフ周波数が例えば90MHzに設定されている。
また、LPF20kは送信部20jから出力される上り
信号を通過させると共にCATV接続端子T5から入力
される下り信号を阻止するためのもので、カットオフ周
波数が例えば55MHzに設定されている。
【0051】このように、本実施形態では、ケーブルモ
デム22からは10MHz〜30MHzの周波数帯域の
上り信号が出力され、STB20からは39MHz〜4
2MHzの周波数帯域の上り信号が出力される。このう
ち、STB20から出力される上り信号(39MHz〜
42MHz)は、下り信号より低い周波数帯域ではある
ものの、従来技術でも述べたように流合雑音の混入しに
くい帯域であるため、そのまま外部のCATVシステム
へ伝送することができる。一方、ケーブルモデム22か
ら出力される上り信号(10MHz〜30MHz)は、
流合雑音が混入しやすい帯域であるため、そのまま外部
のCATVシステムへ伝送すると、流合雑音の影響でデ
ータ信号を正確に伝送できないおそれがあるのに加え、
流合雑音の影響で外部のCATVシステムそのものがダ
ウンしてしまうおそれがある。
【0052】このため、棟内CATVシステム1はロー
カルセンターモデム10を介して、外部のCATVシス
テムと接続されている。このローカルセンターモデム1
0は、各端末端子18から棟内伝送線Lを介して伝送さ
れてきた上り信号のうち、ケーブルモデム22から出力
される、流合雑音が混入しやすい上り信号を一旦上りデ
ータ信号に復調してノイズ成分を抑制できるように構成
されたものである。
【0053】なお、本実施形態で用いるられる上り信号
及び下り信号の周波数配列の概略を、図7に示す。次
に、ローカルセンターモデム10の構成を、図4と共に
説明する。図4に示すように、ローカルセンターモデム
10には、外部のCATVシステムからの引込線78を
接続するための外部接続端子T1と、建造物10内の棟
内伝送線Lを接続するための内部接続端子T2とが備え
られている。
【0054】そして、外部接続端子T1に入力された下
り信号(例えば70MHz〜770MHz)のうち、6
00MHz〜618MHzを除く帯域の下り信号(つま
り、TV放送信号)は、ローカルセンターモデム10内
に取り込まれ、HPF31,バンドエリミネートフィル
タ(以下「BEF」と称す)32,分岐・混合器34、
及び内部接続端子T2を介して、端末側の棟内伝送線L
上に送出される。
【0055】HPF31は、下り信号及びSTB20か
らの上り信号(39MHz〜42MHz)を通過させる
一方、端末側のケーブルモデム22からの上り信号の通
過を阻止するためのものであり、本実施形態ではカット
オフ周波数が39MHzに設定されている。なお、HP
F31は、バンドパスフィルターで構成しても良い。
【0056】BEF32は、CATVセンターからの下
り信号のうち、端末側のケーブルモデム22が用いる双
方向データ通信用の下り信号と同じ周波数帯域の信号を
阻止するためのものであり、本実施形態では600MH
z〜618MHzの狭帯域信号をカットできるように構
成されている。
【0057】次に、内部接続端子T2に入力される端末
側からの上り信号のうち、STB20から出力される上
り信号(39MHz〜42MHz)は、分岐・混合器3
4、BEF32、HPF31及び外部接続端子T1を介
して、引込線78上に送出される。なお、HPF31と
BEF32は、配置が入れ替わっても良い。
【0058】また、内部接続端子T2に入力される端末
側からの上り信号のうち、ケーブルモデム22から出力
される上り信号(本実施形態では、10MHz〜30M
Hz)は、分岐・混合器34にて分岐され、LPF38
及び分配器41を介して各センターモデム36α〜36
γ(総称するときは「センターモデム36」と記す)へ
入力される。LPF38は、上り信号のうち、STB2
0から出力される上り信号(39MHz〜42MHz)
の通過を阻止するためのものであり、カットオフ周波数
が例えば30MHzに設定されている。
【0059】また、HPF37は、センターモデム36
の下り出力端子T10(図5参照)から出力される下り
信号(600MHz〜618MHz)を通過させると共
に、端末側から分岐・混合器34を介して入力された上
り信号がセンターモデム36の下り出力端子T10側へ
流れるのを阻止するためのものであり、カットオフ周波
数が例えば90MHzに設定されている。なお、HPF
37,LPF38は、バンドパスフィルターで構成して
も良い。
【0060】後述の様に、センターモデム36の入・出
力端子はそれぞれ、下り出力端子T10と上り入力端子
T11(図5参照)とに分離されているため、これらの
入・出力端子から入・出力される信号を混合するため
に、HPF37及びLPF38を設けたものである。
【0061】次に、ローカルセンターモデム10に内蔵
された複数のセンターモデム36は、端末側に設置する
ケーブルモデム22と同様、アネックスB方式(Doc
sis仕様)のモデムである。図5に、センターモデム
36の概略構成を示す。図5に示すように、センターモ
デム36は、ルータ39と接続されて上り・下りの各デ
ータ信号(ベースバンド信号)を入出力するためのデー
タ端子T9と、HPF37に接続され、下り信号を出力
するための下り出力端子T10と、LPF38に接続さ
れ、上り信号を入力するための上り入力端子T11とが
備えられている。このセンターモデム36の各構成要素
は、端末側のケーブルモデム22の各構成要素と基本的
に同様の動作をするため、センターモデム36の動作に
ついては簡略的に説明する。
【0062】まず、ルータ39から出力された下りデー
タ信号(イーサネット規格)がデータ端子T9から入力
されると、インターフェース36aにて、外部のCAT
Vセンターから出力されたときの下り信号と同様の信号
形式に変換され、CPU36bを経てMAC36cに入
力される。MAC36cで、端末側のケーブルモデム2
2との間で物理層レベルで取り決められた各種制御が実
行された後、下りデータ信号は変調部36dに出力され
る。そして、変調部36dでは、下りデータ信号が64
QAMにて下り信号(600MHz〜618MHz)に
変調され、送信部36eにて所定のレベルに増幅され
て、下り出力端子T10へ出力される。
【0063】なお、変調部36dで変調されて生成され
る下り信号の周波数帯域は、図7に示す様に、センター
モデム36α〜36γ毎に異なっている。各センターモ
デム36α〜36γは、それぞれ異なる双方向サービス
に対応するものであり、例えば、第一のセンターモデム
36αは地域在宅介護システム、第二のセンターモデム
36βはインターネット、第三のセンターモデム36γ
は学校インターネットに用いられるものである。
【0064】次に、端末側のケーブルモデム22から出
力されLPF38を介して上り入力端子T11に入力さ
れた上り信号は、受信部36fにてIFに変換され、復
調部36gにて上りデータ信号に復調された上でMAC
36cに入力される。MAC36cからCPU36bを
経てインターフェース36aに入力された上りデータ信
号は、イーサネット規格の信号形式に変換されて、デー
タ端子T9を介してルータ39へ出力される。
【0065】このように、端末側のケーブルモデム22
から出力される上り信号(10MHz〜30MHz)が
このセンターモデム36にて一旦上りデータ信号(ベー
スバンド信号)に復調されるため、端末側のケーブルモ
デム22からローカルセンターモデム10までの伝送経
路上で流合雑音が混入しても、センターモデム36から
は、ノイズ成分が抑制された上りデータ信号(イーサネ
ット規格)が取り出されることになる。また、センター
モデム36には、ケーブルモデム22を管理するための
CMマネージメント機能を有しており、例えば、下り・
上り周波数、上り信号レベル、帯域制限、CMへのアド
レス付与、各モデムの設定状態表示機能や、設定状態変
更処理機能を内蔵しても良い。
【0066】なお、各センターモデム36α〜36γ
は、それぞれ異なる双方向サービスに対応するものであ
るから、図7に示す様に、それぞれ互いに異なる周波数
帯域の上り信号を、上りデータ信号に復調するように構
成されている。上記の様にしてセンターモデム36にて
復調された上りデータ信号は、スイッチングハブ(HU
B)42およびルータ39を介して、メディアコンバー
タ35に入力される。メディアコンバータ35は、セン
ターモデム36で復調された上りデータ信号を光信号に
変換し、これをCATVセンター2に向けて光伝送路5
8上に送出する。
【0067】メディアコンバータ35は、また、CAT
Vセンター2から光伝送路58を介して伝送されてきた
光信号を電気信号に変換する。即ち、インターネットを
介して伝送され端末側のケーブルモデム22に入力され
るデータは、光信号としてローカルセンターモデム10
内に取り込まれ、メディアコンバータ35に入力され、
ここで光信号から、電気信号としての下りデータ信号
(イーサネット規格)に変換される。そして、この変換
された下りデータ信号は、ルータ39およびスイッチン
グハブ42を介してセンターモデム36に入力され、こ
のセンターモデム36にて、ケーブルモデム22に入力
されるべき下り信号(600MHz〜618MHz)に
変調され、HPF37、分岐・混合器34を介して棟内
伝送線L上へ送出される。なお、このメディアコンバー
タ35に入出力される信号光の波長は略1.5μmであ
る。
【0068】ルータ39は、IPアドレスに基づきデー
タのルーティング処理を行う機能(ルータとしての基本
的機能)に加え、IPアドレスの変換を行うNAT機能
をも有している。即ち、ローカルセンターモデム10内
のメディアコンバータ35にて下り信号を復調すること
により得られた下りデータ信号に含まれるIPアドレス
を、建造物内のみで通用するプライベートアドレスに変
換してセンターモデム36へ出力すると共に、センター
モデム36から入力された上りデータ信号に含まれるI
Pアドレスをグローバルアドレスに変換してメディアコ
ンバータ35へ出力する。図6に、ルータ39の概略構
成を示す。
【0069】図6に示すように、ルータ39は、メディ
アコンバータ35と接続され、上り・下りの各データ信
号(ベースバンド信号)を入出力するための第一入出力
端子T12と、センターモデム36と接続され、上り・
下りの各データ信号(ベースバンド信号)を入出力する
ための第二入出力端子T13とが備えられている。
【0070】第一入出力端子T12から入力された下り
データ信号は、インターフェース39a、MAC39b
及びCPU39eを経て、RAM39dに一時記憶され
る。第二入出力端子T13から入力された上りデータ信
号(イーサネット規格)も、インターフェース39g、
MAC39f及びCPU39eを経て、RAM39dに
一時記録される。
【0071】CPU39eでは、下りデータ信号に含ま
れるIPアドレスをチェックし、送信先アドレスが一致
したとき(即ち端末側に送出すべき下りデータ信号であ
った場合)のみ、その下りデータ信号をセンターモデム
36側へ送出するように制御する。また、上りデータ信
号についても、そのIPアドレスをチェックして、送信
先アドレスが一致したとき(即ち外部のCATVセンタ
ー側へ送出すべき上り信号であった場合)のみ、その上
りデータ信号をメディアコンバータ35側へ送出するよ
うに制御する。また、CPU39eでは、IPアドレス
をグローバルアドレスからプライベートアドレスに変換
(或いはその逆の変換)を行うIPアドレス変換(例え
ばNAT)も実行され、その処理プログラムはROM3
9cに格納されている。
【0072】以上の様に、本実施形態のCATVシステ
ムでは、端末側から伝送されてくる上り信号のうち、流
合雑音の混入しやすい10MHz〜30MHzの周波数
帯域の上り信号(つまり端末側のケーブルモデム22か
ら出力される上り信号)を、ローカルセンターモデム1
0内のセンターモデム36で一旦復調してノイズ成分を
取り除いた上りデータ信号を抽出し、この上りデータ信
号をメディアコンバータ35にて電気信号から光信号に
変換して、光伝送路58上へ送出するようにされてい
る。
【0073】このため、各端末装置からの上り信号が建
造物内の棟内伝送線Lを伝送する間に雑音が混入しても
カットされるため、上り信号を外部のCATVシステム
へ良好に送出することができ、流合雑音の影響を抑制す
ることができる。しかも、流合雑音の影響を抑制するた
めにアップコンバータ等の付加的な機器を加入者側で何
ら設けることなく、加入者はケーブルモデム22からの
上り信号をそのまま端末端子へ送出することができる。
【0074】また、ローカルセンターモデム10内のメ
ディアコンバータ35およびセンターモデム36を設
け、ケーブルモデム22からの上り信号を上りデータ信
号に復調し、更に光信号に変換した上でCATVセンタ
ー側へ送出することから、流合雑音がCATVセンター
側へ流出するのを抑制できる。そして、CATVセンタ
ーからの下りデータ信号については光信号から電気信号
に変換し、更に下り信号に変調してケーブルモデム22
に入力することから、ケーブルモデム22を用いて双方
向データ通信(インターネットサービスの享受)を行う
ことができる。
【0075】更に、ローカルセンターモデム10は、端
末側のケーブルモデム22を介して入出力される上り・
下り信号を変復調するのに加え、端末側のSTB20を
介して入出力される上り・下り信号がそのまま通過でき
るように構成されているため、このローカルセンターモ
デム10一つで、上り・下り全ての信号を通過、処理で
き、より効率的に棟内CATVシステム1を構築するこ
とが可能となる。
【0076】また、ローカルセンターモデム10におい
ては、センターモデム36を複数備えており、各センタ
ーモデム36α〜36γは、それぞれ互いに異なる周波
数帯域の上り信号を上りデータ信号に復調すると共に、
それぞれ互いに異なる周波数帯域の下り信号を生成す
る。つまり、各センターモデム36α〜36γが互いに
異なる周波数帯で変調・復調を行うことから、サービス
毎に使用チャネル(使用周波数帯)を割り当てることが
でき、他のサービスからの影響を受けずに高速に双方向
サービスを提供することができる。
【0077】なお、本実施形態において、ローカルセン
ターモデム10を構成するメディアコンバータ35は、
請求項の「メディアコンバータ」に相当するものであ
り、また請求項の「光電変換手段」および「電気光変換
手段」として機能する。また、センターモデム36は、
請求項の「変復調部」に対応し、また請求項の「復調手
段」および「変調手段」として機能するものである。ま
た、光伝送路58を構成する上り用光伝送路により、請
求項2及び5の「第一上り用光伝送路」が構成され、光
伝送路58を構成する下り用光伝送路により請求項2及
び5の「第一下り用光伝送路」が構成されている。
【0078】次に第二実施形態について説明する。図8
は、第二実施形態のCATVシステム全体の概略構成を
表す図である。図8に示す様に、本実施形態のCATV
システムは、第一実施形態と同様に、棟内CATVシス
テム1と、CATVセンター102とを備えている。
【0079】CATVセンター102の構成は、第一実
施形態のCATVセンター2と略同様であるが、メディ
アコンバータ56に接続された光伝送路および光送受信
機64に接続された光伝送路は、光合波・分波器104
に接続されている。光合波・分波器104は、メディア
コンバータ56から出力された光信号と光送受信機64
から出力された光信号を多重化して共通の下り用光伝送
路F1に送出すると共に、ローカルセンターモデム11
0からCATVセンター102側に向けて共通の上り用
光伝送路F2を介して伝送されてきた光信号を分波し
て、メディアコンバータ56及び光送受信機64に向け
て伝送するものである。
【0080】光送受信機64に入出力される信号光は、
TV映像を搬送するために用いられ、その波長は1.3
μmである。また、メディアコンバータ56に入出力さ
れる信号光は、インターネット等で用いるデータを搬送
するためのものであり、その波長は1.55μmであ
る。下り用光伝送路F1により伝送される信号光の波長
分布は、図9(a)の様になっており、上り用光伝送路
F2により伝送される信号光の波長分布は、図9(b)
の様になっている。
【0081】ローカルセンターモデム110は、図10
に示すとおり、光送受信機(O/E・E/O)130お
よび光合波・分波器132を有している。光合波・分波
器132は、共通の下り用光伝送路F1を介して多重化
されて伝送されてくる光信号(信号光)を、メディアコ
ンバータ35に向けて送るべき光信号(波長1.55μ
m)と光送受信機130に向けて送るべき光信号(波長
1.3μm)に分波する。そして、光合波・分波器13
2はその分波した各信号光を、メディアコンバータ35
に向かう第一下り用光伝送路133a及び光送受信機1
30に向かう第二下り用光伝送路134aにそれぞれ送
出する。
【0082】また、光合波・分波器132は、メディア
コンバータ35から第一上り用光伝送路133bを介し
て伝送されてくる光信号(波長1.55μm)と、光送
受信機130から第二上り用光伝送路134bを介して
伝送されてくる光信号(波長1.3μm)とを合波し、
共通の上り用光伝送路F2を介しCATVセンター10
2に向けて送出する。
【0083】光送受信機130は、端末側から電気信号
として伝送されてきた上り信号のうち、ケーブルモデム
22から出力される上り信号以外の上り信号を光信号に
変換し、第二上り用光伝送路134bを介してCATV
センター102側に送出すると共に、CATVセンター
102側から第二下り用光伝送路134aを介して伝送
されてきた光信号を電気信号に変換して、端末側でケー
ブルモデム22に入力される下り信号以外の下り信号
(TV映像信号等)を生成する。
【0084】なお、第二実施形態に関し、その他の構成
については第一実施形態と同様であるので説明を省略す
る。以上の様に本実施形態のCATVシステムでは、光
合波・分波器132を設けることにより、第一上り用光
伝送路133bを介して伝送される光信号と第二上り用
光伝送路134bを介して伝送される光信号とを多重化
して共通の上り用光伝送路F2を介して伝送すると共
に、第一下り用光伝送路133aを介して伝送される光
信号と第二下り用光伝送路134aを介して伝送される
光信号とを多重化して共通の下り用光伝送路F1を介し
て伝送するようにしている。そのため、光伝送路の敷設
が容易となると共に、光伝送路を効率的に利用すること
ができる。
【0085】本実施形態において、光送受信機130
は、請求項の「光送信部」および「光受信部」として機
能するものであり、光合波・分波器132は、請求項の
「光合波器」および「光分波器」として機能するもので
ある。尚、本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何
ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属す
る限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
【0086】例えば、上記実施形態では、周波数帯域を
図7の様に利用するものとして説明したが、これに限ら
れるものではなく、適宜設定すればよい。また、上記実
施形態ではローカルセンターモデム10内のメディアコ
ンバータ35とセンターモデム36との間をルータ39
を介して相互に接続するようにしたが、ルータ39を必
ずしも設ける必要はなく、ローカルセンターモデム10
やケーブルモデム22の設置数に応じてルータ39を設
置するか否かを決めればよい。設置数以外に、CATV
センター2のサーバ52が複数のグローバルIPアドレ
スを設定できる場合は、ルータ39を介さずにメディア
コンバータ35とスイッチングハブ42とを接続しても
良い。
【0087】また、上記実施形態では、ローカルセンタ
ーモデム10に、センターモデム36を第一から第三ま
での三台設けるものとして説明したが、これに限られる
ものではなく、必要に応じて設置数を変更することがで
きる。その場合、全センターモデム36で使用する周波
数帯域幅(上記実施例では、上り信号については、10
MHz〜30MHz、下り信号については600MHz
〜618MHz)が変わる場合もあるので、それに応じ
て、HPF31やBEF32のカットオフ周波数を設定
すると好ましい。
【0088】また、上記実施形態では、STB20及び
ケーブルモデム22がそれぞれ個々に端末端子18に接
続されるようにしたが、これに限らず、例えば分配器1
6と一つの端末端子18とを接続し、その一つの端末端
子18とSTB20及びケーブルモデム22との間を別
途分配器を介して分配接続するようにしてもよく、端末
端子18と各種端末装置との接続方法は特に限定されな
い。
【0089】ところで、図4のように分岐・混合器34
を用いた場合、一般に分岐回路の分岐出力は非常に小さ
いため、メディアコンバータ35やセンターモデム36
或いはルータ39の性能によっては、分岐された信号が
減衰して良好に伝送されなくなるおそれがある。そのた
め、分岐・混合器34の代わりに、分配器を用いて、入
力される信号を等分配することにより、伝送ロスを小さ
くするようにしてもよいし、所望の信号が通過できる各
種フィルタにて構成してもよい。また、必要に応じて、
各信号を増幅する増幅器を内蔵しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態のCATVシステムの構成を示
す図である。
【図2】 ケーブルモデムの構成を示す図である。
【図3】 STBの構成を示す図である。
【図4】 第一実施形態のローカルセンターモデムの構
成を示す図である。
【図5】 センターモデムの構成を示す図である。
【図6】 ルータの概略構成を示す図である。
【図7】 上り信号及び下り信号の周波数配列の概略を
示す図である。
【図8】 第二実施形態のCATVシステムの構成を示
す図である。
【図9】 共通の光伝送路で伝送される信号光の波長分
布を示す図である。
【図10】 第二実施形態のローカルセンターモデムの
構成を示す図である。
【図11】 周波数に対する流合雑音のレベルを示す図
である。
【符号の説明】
1…棟内CATVシステム 2,102…CATVセンター 10,110…ローカルセンターモデム 20…STB、 22…ケーブルモデム 24…情報端末装置、34…分岐・混合器 35…メディアコンバータ 36…センターモデム 39…ルータ、58…光伝送路 130…光送受信機 132…光合波・分波器 133a…第一下り用光伝送路 133b…第一上り用光伝送路 134a…第二下り用光伝送路 134b…第二上り用光伝送路 F1…共通の下り用光伝送路 F2…共通の上り用光伝送路 L…棟内伝送線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CATVセンター側から端末側へ下り信号
    を伝送すると共に、端末側で上りデータ信号を変調する
    ことにより生成された、前記下り信号よりも低い周波数
    帯域の上り信号を前記CATVセンター側へ伝送するC
    ATVシステムにおいて、 前記端末側から電気信号として伝送されてきた前記上り
    信号を、前記上りデータ信号に復調する復調手段と、 該復調手段により復調された上りデータ信号を光信号に
    変換して第一上り用光伝送路を介し前記CATVセンタ
    ー側へ送出する電気光変換手段と、 を備えたことを特徴とするCATVシステム。
  2. 【請求項2】端末側には、前記上り信号を電気信号とし
    て生成して出力するケーブルモデムを備え、 前記復調手段は、前記ケーブルモデムから出力される上
    り信号を上りデータ信号に復調するよう構成されると共
    に、 前記CATVセンター側から前記ケーブルモデムに向け
    て光信号として第一下り用光伝送路を介し伝送されてき
    た下りデータ信号を電気信号に変換する光電変換手段
    と、 該光電変換手段により電気信号に変換された下りデータ
    信号を変調することにより、前記下り信号のうち端末側
    で前記ケーブルモデムに入力される下り信号を生成する
    変調手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    CATVシステム。
  3. 【請求項3】前記CATVセンター側から第二下り用光
    伝送路を介して伝送されてきた光信号を電気信号に変換
    することにより、前記下り信号のうち端末側で前記ケー
    ブルモデムに入力される下り信号以外の下り信号を生成
    する光受信手段と、 前記端末側から電気信号として伝送されてきた上り信号
    のうち、前記ケーブルモデムから出力される上り信号以
    外の上り信号を光信号に変換し、第二上り用光伝送路を
    介して前記CATVセンター側に送出する光送信手段
    と、 を備えたことを特徴とする請求項2に記載のCATVシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記第一上り用光伝送路を介して伝送さ
    れる光信号と前記第二上り用光伝送路を介して伝送され
    る光信号とを多重化して共通の上り用光伝送路を介して
    伝送すると共に、 前記第一下り用光伝送路を介して伝送される光信号と前
    記第二下り用光伝送路を介して伝送される光信号とを多
    重化して共通の下り用光伝送路を介して伝送することを
    特徴とする請求項3に記載のCATVシステム。
  5. 【請求項5】CATVセンター側から端末側へ下り信号
    を伝送すると共に、端末側で上りデータ信号を変調する
    ことにより生成された、前記下り信号よりも低い周波数
    帯域の上り信号を前記CATVセンターへ伝送するCA
    TVシステム、を構成するためのローカルセンターモデ
    ムであって、 前記CATVシステムにおいて端末側には、前記上り信
    号を電気信号として生成して出力するケーブルモデムが
    設けられており、 前記ケーブルモデムから出力される上り信号を復調する
    ことにより得られた上りデータ信号を、光信号に変換し
    て第一上り用光伝送路を介し前記CATVセンター側へ
    送出すると共に、前記CATVセンター側から前記ケー
    ブルモデムに向けて光信号として第一下り用光伝送路を
    介して伝送されてきた下りデータ信号を電気信号に変換
    するメディアコンバータと、 前記ケーブルモデムから出力される上り信号を、上りデ
    ータ信号に復調すると共に、前記メディアコンバータに
    て電気信号に変換された下りデータ信号を変調すること
    により、前記下り信号のうち前記ケーブルモデムに入力
    される下り信号を生成する変復調部と、 を備えたことを特徴とするローカルセンターモデム。
  6. 【請求項6】前記下り信号のうち、端末側で前記ケーブ
    ルモデムに入力される下り信号以外の下り信号を、前記
    CATVセンター側から第二下り用光伝送路を介して伝
    送されてきた光信号を電気信号に変換することにより生
    成する光受信部と、 前記端末側から電気信号として伝送されてきた上り信号
    のうち、前記ケーブルモデムから出力される上り信号以
    外の上り信号を光信号に変換し、第二上り用光伝送路を
    介して前記CATVセンター側に送出する光送信部と、 を備えたことを特徴とする請求項5に記載のローカルセ
    ンターモデム。
  7. 【請求項7】前記メディアコンバータから前記第一上り
    用光伝送路上に送出された光信号と前記光送信部から前
    記第二上り用光伝送路上に送出された光信号を共通の上
    り用光伝送路上に合波する光合波器と、 前記CATVセンター側から共通の下り用光伝送路を介
    し多重化して伝送されてきた光信号を、前記第一下り用
    光伝送路及び前記第二下り用光伝送路に分波する光分波
    器と、 を備えたことを特徴とする請求項6に記載のローカルセ
    ンターモデム。
  8. 【請求項8】前記変復調部として、それぞれ互いに異な
    る周波数帯域の上り信号を上りデータ信号に復調すると
    共に、それぞれ互いに異なる周波数帯域の下り信号を生
    成する複数の変復調部を備えたことを特徴とする請求項
    7記載のローカルセンターモデム。
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