JP2006180250A - 共聴システム及びそのための装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地上波放送と光通信CATV放送との両方を分配することができる共聴システム及びそのための装置を提供する。
【解決手段】通信信号を受信し、受信した通信信号を集合住宅施設10内の各世帯13に分配する共聴システムであって、所定の機器において受信された光通信信号と電気通信信号との2種類の信号のうち、一方の種類の信号を他方の種類の信号へ変換する光電変換部2と、光電変換部2によって1種類の信号に変換された光通信信号と電気通信信号とを、1つの統合信号に統合する切換部8と、切換部8によって統合された1つの統合信号を、各世帯13に分配する分配器群4とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所定施設内の各戸に放送信号を分配するための共聴システム及びそのための装置に関する。
放送形態の一例として、地上波放送が挙げられる。この地上波放送信号を受信するためには、アンテナ等の受信設備を世帯毎に設置する必要があった。しかしながら、複数の世帯が居住する集合住宅施設においては、居住する世帯毎に受信設備を設置したのでは設備コストが高くなる等の不都合が生じるため、このような不都合を解消するために共聴システムが導入されている。この共聴システムにおいては、各世帯にアンテナを設置する代わりに、1本の共用アンテナを設け、この共用アンテナを介して受信した電気信号を、複数の分配器を介して各世帯に分配していた。
また、最近では、放送形態の他の例として、光ケーブルを介して光信号を送信する光通信CATV放送がある。この光通信CATV放送においては、CATV送信局側で、電気信号を長距離伝送が可能な外部変調型の光送信器を用いて光信号に変換し、この光信号を光ケーブルを介して各世帯に送信していた(例えば、特許文献1)。
一方、受信者側では、集合住宅施設においては光信号を受信するため、地上波放送用の共聴システムにおける分配器群では光信号を分配等することができないことから、地上波放送用とは別個に光通信CATV放送用の共聴システムを設け、この共聴システムを介して光信号を配信していた。すなわち、CATV送信局から送信された光信号を、1本の共用光ケーブルを介して受信し、その後、光信号専用の分配器群を介して各世帯に分配していた。
特開平8-274712号公報
しかしながら、電気信号と光信号とのそれぞれに対して独立に共聴システムを構築していたため、共聴システムの設備コストや設置コストが高くなるという問題があった。例えば、64世帯が居住する集合住宅施設においては、地上波放送用の共聴システムとして、8分配用の分配器を9個設ける必要があり、さらに、光通信CATV放送用の共聴システムとして、8分配用の分配器を9個設ける必要があるため、合計18個の分配器を設置する必要があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、地上波放送と光通信CATV放送との両方を分配することができる共聴システム及びそのための装置を提供することにより、共聴システムの設備コストや設置コストを低減すること等を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の共聴システムは、通信信号を受信し、受信した当該通信信号を所定施設内の各戸に分配する共聴システムであって、所定の機器において受信された光通信信号と電気通信信号との2種類の信号のうち、一方の種類の信号を他方の種類の信号へ変換する変換手段と、前記変換手段によって1種類の信号に変換された前記光通信信号と前記電気通信信号とを、1つの統合信号に統合する統合手段と、前記統合手段によって統合された前記1つの統合信号を、前記各戸に分配する分配手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の共聴システムは、請求項1に記載の共聴システムにおいて、前記変換手段は、所定の機器において受信された第1光通信信号を、第2電気通信信号に変換する光電変換手段であり、前記統合手段は、前記光電変換手段によって変換された第2電気通信信号と、所定の機器において受信された第1電気通信信号とを前記1つの統合信号に統合することを特徴とする。
また、請求項3に記載の共聴システムは、請求項1に記載の共聴システムにおいて、前記変換手段は、所定の機器において受信された第1電気通信信号を第2光通信信号に変換する電光変換手段であり、前記統合手段は、前記電光変換手段によって変換された前記第2光通信信号と、所定の機器において受信された第1光通信信号とを前記1つの統合信号に統合することを特徴とする。
また、請求項4に記載の共聴システムは、請求項2又は3に記載の共聴システムにおいて、前記電光変換手段は、直接変調方式の電光変換手段であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の信号切換装置は、通信信号を受信し、受信した当該通信信号を所定施設内の各戸に分配する信号切換装置であって、所定の機器において受信された第1電気通信信号と、所定の機器において受信された第2電気通信信号とを、1つの統合信号に統合する統合手段と、前記統合手段によって統合された前記1つの統合信号を、光通信信号に変換する光電変換手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の信号切換装置は、請求項5に記載の信号切換装置において、光通信信号を電気通信信号に変換する光電変換手段を有し、前記光電変換手段は、所定の機器において受信された第1光通信信号を前記第2電気通信信号に変換することを特徴とする。
また、請求項7に記載の信号切換装置は、請求項5又は6に記載の信号切換装置において、前記統合手段は、前記第1電気通信信号と前記第2電気通信信号とを、交互に出力することによって、前記第1電気通信信号と前記第2電気通信信号とを前記1つの統合信号に統合することを特徴とする。
本発明に係る共聴システムは、まず受信された光通信信号と電気通信信号との2種類の信号のうち、一方の種類の信号を他方の種類の信号へ変換し、次に、1種類の信号に変換された前記光通信信号と前記電気通信信号とを、1つの統合信号に統合するため、異なる2種類の信号を所定施設内において1種類の信号に変換し統合して各戸に分配でき、共聴システムの設備コストや設置コストを低減できる。
また、本発明に係る共聴システムは、まず、受信された第1光通信信号を第2電気通信信号に変換し、次いで、この第2電気通信信号と受信された第1電気通信信号とを1つの統合信号に統合するため、共聴システムの設備コストや設置コストを低減できる。
また、本発明に係る共聴システムは、まず、受信された第1電気通信信号を第2光通信信号に変換し、次いで、この第2光通信信号と受信された第1光通信信号とを前記1つの統合信号に統合するため、共聴システムの設備コストや設置コストを低減できる。
また、本発明に係る共聴システムにおいて、電光変換手段は、直接変調方式の電光変換手段であるため、高周波数の帯域を含む広い帯域の電気通信信号を光通信信号に変換できる。
また、本発明に係る信号切換装置は、まず、受信された第1電気通信信号と受信された第2電気通信信号とを、1つの統合信号に統合し、次いで、統合された前記1つの統合信号を光通信信号に変換するため、この信号切換装置を用いることによって、地上波放送と光通信CATV放送との両方を分配できる共聴システムを提供できる。
また、本発明に係る信号切換装置は、受信された第1光通信信号を前記第2電気通信信号に変換するため、地上波放送と光通信CATV放送との両方を分配できる共聴システムを実現するために既存の共聴システムに新たに追加しなければならない主な機能を、信号切換装置の中に集約できる。そのため、共聴システムの設備コストや設置コストを低減できる。
また、本発明に係る信号切換装置は、前記第1電気通信信号と前記第2電気通信信号とを、交互に出力することによって、前記第1電気通信信号と前記第2電気通信信号とを前記1つの統合信号に統合するため、地上波放送と光通信CATV放送との両方を分配できる共聴システムを実現する信号切換装置を提供できる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る共聴システム及びそのための装置の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕本発明の基本的概念を説明した後、〔II〕本発明の各実施の形態について説明し、〔III〕最後に、本発明の実施の形態に対する変形例について説明する。
〔I〕本発明の基本的概念
まず、本発明の基本的概念について説明する。本発明は、共聴システム及びそのための装置に関する。ここで、共聴システム及びそのための装置の設置対象となる施設、その施設内において放送信号(通信信号)の配信対象となる施設、及び、配信する放送の種類は任意であるが、以下の実施の形態では、集合住宅施設における各世帯に対してテレビ放送を配信する場合を例にとって説明する。テレビ放送に関して、より具体的には、地上波放送信号、衛星放送信号、及び、CATV放送信号の3種類の放送信号を受信するものとする。ここで、地上波放送及び衛星放送は、電波(電気通信信号)による無線放送であり、CATV放送は、光ケーブルを介して光通信信号を送信することで行われる有線放送である。
ここで、本発明に係る共聴システム及びそのための装置の特徴の一つは、電気通信信号と光通信信号との2種類の信号に対して、独立に設けられるものではなく、これら2種類の信号に共通の1つのシステムとして利用可能な点にある。概略的には、本発明に係る共聴システム及びそのための装置は、電気通信信号及び光通信信号の如き2種類の信号を1つの統合信号へと統合した後、1組の分配器群を介して各世帯にこの統合信号を分配する。これにより、1組の分配器群を用いて電気通信信号及び光通信信号を各世帯に分配できるため、使用する分配器の数を削減できる効果を得ることができる。
〔II〕本発明の実施の形態
次に、本発明に係る共聴システム及びそのための装置の各実施の形態について説明する。ただし、これら各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔実施の形態1〕
まず、実施の形態1について説明する。本実施の形態1に係る共聴システム及びそのための装置は、概略的に、(1)所定の機器において受信された光通信信号と電気通信信号との2種類の信号のうち、一方の種類の信号を他方の種類の信号へ変換する変換手段と、この1種類の信号に変換された光通信信号と電気通信信号とを1つの統合信号に統合する統合手段と、統合された1つの統合信号を、所定施設内の各戸に分配する分配手段とを備えたこと、(2)変換手段は、所定の機器において受信された第1光通信信号を、第2電気通信信号に変換する光電変換手段であり、統合手段は、この第2電気通信信号と、所定の機器において受信された第1電気通信信号とを前記1つの統合信号に統合すること、及び、(3)電光変換手段は直接変調方式であること等を主たる特徴とする。
(通信信号の概要)
ここで、本実施の形態1に係る共聴システム及びそのための装置が受信する通信信号について説明する。集合住宅施設に設けられた共聴システム及びそのための装置は、集合住宅施設の外部からCATV放送信号、地上波放送信号、及び、衛星放送信号を受信する。CATV放送信号は、帯域70〜770MHzの光通信信号である。以下、このCATV放送信号である光通信信号を、「第1光通信信号」と称する。地上波放送信号は、VHF帯域(470〜770MHz)及びUHF帯域(90〜108MHz、170〜222MHz)の電気通信信号である。衛星放送信号は、帯域1000〜2602MHzの電気通信信号である。以下、これら地上波放送の電気通信信号と衛星放送の電気通信信号とを混合した電気通信信号を、「第1電気通信信号」と称する。
さらに、共聴システム及びそのための装置は、集合住宅施設の内部に設けられた施設内放送局から、電気通信信号である館内放送信号を受信する。以下、この館内放送信号である電気通信信号を、「館内電気通信信号」と称する。この館内放送信号の帯域は任意であるが、CATV放送信号、地上波放送信号、及び、衛星放送信号のいずれの放送信号においても使用されていない帯域を用いるものとする。
(共聴システムの概要)
次に、本実施の形態1に係る共聴システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態1に係る共聴システム1の構成を機能概念的に例示する、機能ブロック図である。この共聴システム1は、概略的に、光電変換部2、信号切換装置3、分配器群4、及び、アンテナ5、6、7を備えて構成されている(ここで、光電変換部2、信号切換装置3、及び、分配器群4は、特許請求範囲における、光電変換手段、信号切換装置、及び、分配手段にそれぞれ対応する)。
このうち、光電変換部2は、共聴システム1が受信した光通信信号を電気通信信号に変換する光電変換手段であり、例えば、ピン・フォトダイオード(PIN)、アバランシェ・フォトダイオード(APD)の如き受光素子を用いて構成されたONU(Optical Network Unit)等である。
また、信号切換装置3は、複数の電気通信信号の切換え及び統合を行うものである。また、信号切換装置3は、切換部8及び電光変換部9を備えて構成されている(ここで、切換部8及び、電光変換部9は、特許請求範囲における、統合手段及び電光変換手段にそれぞれ対応する)。このうち、切換部8は、入力された複数の電気通信信号を交互に切換えながら出力することによって、複数の電気通信信号を一つの統合信号に統合する、統合手段であり、例えば、リレー、コンパレータ等を備えて構成されている。また、電光変換部9は、電気通信信号を光通信信号に変換する電光変換手段であり、例えば、レーザダイオードの如き電光変換素子を用いて構成された光送信機等である。
ここで、電光変換部9は、直接変調方式の電光変換手段である。このように直接変調方式の電光変換手段を用いるのは、以下の理由による。すなわち、電光変換部9が電光変換する統合信号は、70〜2060MHzと、非常に広い帯域を有する。そのため、外部変調方式の電光変換手段では、このような広帯域の信号、特に周波数の高い帯域の信号を電光変換することが容易でなく、現在そのような製品がない。そこで、電光変換部9として、広帯域の信号を電光変換できる直接変調方式の電光変換手段を用いている。信号切換装置3のその他の構成については後述する。
また、分配器群4は、1つの信号を複数の信号に分配する分配手段であり、例えば、複数の分配器及びアンプを用いて構成されている。また、アンテナ5、6、7は電気通信信号を受信する受信手段である。このうち、アンテナ5、6は、地上波放送信号(VHF帯及びUHF帯)を受信し、アンテナ7は衛星放送信号(BS及びCS)を受信する。以上が本実施の形態1に係る共聴システム1の構成である。
(通信信号分配処理)
次に、共聴システム1の通信信号分配処理の概要について説明する。図1に示す共聴システム1において、アンテナ5、6を介して受信された地上波放送信号と、アンテナ7を介して受信された衛星放送信号とが公知の混合器にて混合されて第1電気通信信号となり、この第1電気通信信号が信号切換装置3に入力される。また、CATV放送局設備(図においては単にCATVと称する)11から光ケーブルを介して送信された第1光通信信号が、光電変換部2によって、電気通信信号に変換され(ここでは、この変換された電気通信信号を「第2電気通信信号」と称する)、信号切換装置3に入力される。この信号切換装置3の後述する切換部8では、第1電気通信信号と第2電気通信信号とが1つの信号へと統合され(ここでは、複数の信号が統合された信号を「統合信号」と称する)、さらに、この統合信号に対し、施設内放送局から受信された館内電気通信信号が統合される。この統合信号は、信号切換装置3の後述する電光変換部9によって再び光通信信号に変換される。このように光通信信号に変換された統合信号は、分配器群4によって分配され、各世帯13に配信される。
各世帯13には、例えばONU等である光電変換部14、STB(Set Top Box)15、TV(テレビ端末)16が備えられている。各世帯13に配信された統合信号は、まず、光電変換部14によって電気通信信号に変換される。この電気通信信号に変換された統合信号は、STB15を介し、又は、STB15を介さず直接TV16へ供給される。以上が、共聴システム1による通信信号分配処理の概要である。
(信号切換装置の構成)
ここで、信号切換装置3の具体的構成例について説明する。図2は、本実施の形態1に係る信号切換装置3の構成を機能概念的に例示する、機能ブロック図である。この図2に示すように、信号切換装置3は、切換部8、SLOPE20、GC(Gain Control)21、アンプ22、及び、電光変換部9を図示のように接続して構成されている。また、電光変換部9は、LD(Laser Diode)17、APC(Auto Power Control)18、及び、ATC(Auto Thermo Control:自動温度コントロール)19を備えて構成されている。
図3は、本実施の形態1に係る切換部8の構成を機能概念的に例示する、機能ブロック図である。この図3に示すように、切換部8は、高周波リレー23、AGC(Auto Gain Control)24、アンプ25、コンパレータ26、27、及び、検波回路28、29を図示のように接続して構成されている。入力1、入力2、及び、入力3には、それぞれ第2電気通信信号、第1電気通信信号、及び、館内電気通信信号が入力される。以上が、信号切換装置3の具体的構成例である。なお、信号切換装置3の各部の機能については以下説明する。
(信号切換装置の通信信号切換処理)
次に、信号切換装置3による通信信号切換処理について説明する。図3に示す、切換部8が備えた高周波リレー23において、入力1に入力された第2電気通信信号と、入力2に入力された第1電気通信信号とが、コンパレータ26からの出力に応じて交互に切換えられながら、1つの統合信号として出力される。具体的には、コンパレータ26からの出力がHighの場合には第2電気通信信号が出力され、コンパレータ26からの出力がLoの場合には第1電気通信信号が出力される。このとき、コンパレータ26においては、検波回路28によって検波された第2電気通信信号が基準電圧V1より大きいか否かに基づいて、High又はLoが出力される。つまり、入力1に入力される第2電気通信信号が途切れた場合にのみ、コンパレータ26からLoが出力され、入力2に入力された第1電気通信信号が高周波リレー23から出力される。次いで、出力された統合信号は、AGC24及びアンプ25によってレベルを調整され増幅されたのち出力される。このとき、AGC24によるレベル調整は、検波回路29及びコンパレータ27による、AGC24及びアンプ25からの出力の監視結果をフィードバックして行われる。
次に、このように統合された統合信号に対し、図2に示すように、入力3から入力された館内電気通信信号がさらに統合される。この館内電気通信信号が統合された統合信号は、次いで、SLOPE20によってスロープ特性を調整され、GC21及びアンプ22によってレベルを調整され増幅されたのち、出力される。このように出力された統合信号は、電光変換部9によって、電気通信信号から光通信信号へと変換される。具体的には、この電気通信信号は、電光変換部9が備えたLD17によって光通信信号に変換される。このとき、APC18は、LD17の出力を調整することにより、LD17を保護し、さらにLD17の出力を安定させる。また、ATC19は、LD17の温度を一定にコントロールする。なお、GC21及びアンプ22によってレベルを調整され増幅された電気通信信号は、変調度モニタ端子に出力され、所定の機器によってモニタ可能である。これは、光に直接RF信号を入れて変調する直接変調であるため、チャンネル数に応じて決められる適性レベルに合わす必要がある。最適なトータル変調度は30〜40%となっている。過変調となるとビート障害など発生し、変調度が低いとノイズっぽい画面となる。このように、電光変換部9において光通信信号に変換された統合信号は、図1に示すように、分配器群4を介して各世帯13へ分配される。以上が、信号切換装置3による通信信号切換処理である。
(実施の形態1の効果)
このように本実施の形態1に係る共聴システム1によれば、第1電気通信信号と第1光通信信号とを電気通信信号の形態に統一したのち1つの統合信号に統合し、そしてこの統合信号を光通信信号に変換した状態で分配するため、異なる2種類の信号を集合住宅施設10内において1種類の信号に変換し統合して分配でき、共聴システムの設備コストや設置コストを低減できる。
〔実施の形態2〕
以下、本発明の実施の形態2に係る共聴システムについて説明する。本実施の形態2に係る共聴システムにおいて、変換手段は、所定の機器において受信された第1電気通信信号を第2光通信信号に変換する電光変換手段であり、統合手段は、この第2光通信信号と、所定の機器において受信された第1光通信信号とを1つの統合信号に統合する。一方、実施の形態1に係る共聴システムにおいては、変換手段は、所定の機器において受信された第1光通信信号を、第2電気通信信号に変換する光電変換手段であり、統合手段は、この第2電気通信信号と、所定の機器において受信された第1電気通信信号とを前記1つの統合信号に統合する。この点において実施の形態2に係る共聴システムは、実施の形態1に係る共聴システムと異なる。
(共聴システムの概要)
まず、本実施の形態2に係る共聴システムの概要を説明する。図4は、本実施の形態2に係る共聴システム31の構成を機能概念的に例示する、機能ブロック図である。この共聴システム31は、概略的に、電光変換部9、合波部32、分配器群4、及び、アンテナ7を備えて構成されている。なお、特に説明なき構造及び処理については、上述した実施の形態1と同様であり、同一の構造及び処理を同一の符号を付して説明する。
このうち、合波部32は、複数の光通信信号を合波する統合手段であり(ここで、合波部32は特許請求範囲における統合手段に対応する)、例えば、波長の異なる複数の光信号を1つの出力にする合波器を備えて構成されている。以上が、本実施の形態2に係る共聴システム31の概要である。
(通信信号の概要)
ここで、共聴システム31が受信する通信信号について説明する。集合住宅施設10に設けられた共聴システム31は、集合住宅施設10の外部からCATV放送信号、及び、衛星放送信号を受信する。以下、このCATV放送信号である光通信信号を、「第1光通信信号」と称し、この衛星放送信号である電気通信信号を、「第1電気通信信号」と称する。
(通信信号分配処理)
次に、共聴システム31の通信信号分配処理について説明する。図4に示すこの共聴システム31において、アンテナ7を介して受信された第1電気通信信号は、電光変換部9において光通信信号に変換される(ここでは、この変換された光通信信号を「第2光通信信号」と称する)。この第2光通信信号及びCATV11から光ケーブルを介して受信された第1光通信信号は、合波部32において、1つの信号へと統合される(ここでは、複数の信号が統合された信号を「統合信号」と称する)。そしてこの統合信号は、分配器群4によって複数の通信信号に分割された後、各世帯13に分配される。ここで、第2光通信信号の波長は、第1光通信信号の波長と異なるものである。以上が、共聴システム31による通信信号分配処理である。
(実施の形態2の効果)
このように本実施の形態2に係る共聴システム31によれば、第1電気通信信号と第1光通信信号とを光通信信号の形態に統一したのち1つの統合信号に統合して分配するため、異なる2種類の信号を集合住宅施設10内において1種類の信号に変換し統合して分配でき、共聴システムの設備コストや設置コストを低減できる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び方法は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(施設及び施設内の各戸について)
本発明における施設内の複数の各戸は、施設内の複数の端末であってもよい。また、1施設内に1戸のみ存在する場合、本発明は、この1戸が有する複数の端末に通信信号を分配する共聴システムであってもよい。さらに本発明は、施設内に複数戸存在する場合であっても、各戸が有する単数または複数の端末に通信信号を分配する共聴システムであってよい。
(統合される信号の種類について)
実施の形態1において、切換部8が統合する信号は電気通信信号であったが、これに限らず、光通信信号であってもよい。その場合、切換部8は、複数の光通信信号を切換えることを実現できるように構成される。さらにこの場合、統合信号はすでに光通信信号であるため、電光変換部9は省略できる。しかし、この統合信号を、光電変換部2によって電気通信信号に変換したのち分配器群4を用いて各世帯13に分配してもよい。その場合、光電変換部14は省略できる。
(分配される信号の種類について)
実施の形態1及び2において、分配器群4によって分配された統合信号は光通信信号であったが、これに限らず、電気通信信号であってもよい。その場合、実施の形態1において電光変換部9及び光電変換部14が省略でき、実施の形態2において統合信号は光電変換部2によって電気通信信号に変換され、光電変換部14が省略できる。
また、実施の形態1及び2において分配されたのは放送信号であったが、これに限らず、インターネット又は電話等の通信信号であってもよい。
(信号切換装置について)
実施の形態1において、信号切換装置3の構成要素は切換部8及び電光変換部9であったが、これに限らず、信号切換装置3は、さらに光電変換部2を備えて構成されてもよい。これにより、地上波放送と光通信CATV放送との両方を分配できる共聴システムを実現するために既存の共聴システムに新たに追加しなければならない主な機能を、信号切換装置の中に集約できる。そのため、共聴システムの設備コストや設置コストを低減できる。
(切換部について)
切換部8は、地上波放送信号と衛星放送信号との統合信号に比して、CATV放送信号を優先して出力する構成であったが、これに限らず、CATV放送信号に比して、地上波放送信号と衛星放送信号の統合信号を優先して出力する構成であってもよい。
また、切換部8は入力1と入力2から入力される電気信号の周波数帯域が重複するため、高周波リレー23で切換えているが、入力2の第1電気通信信号が地上波放送を含まず衛星放送だけの場合には、CATV放送と重複しないため、高周波リレー23を混合器に変えるようにしてもよい。
本実施の形態1に係る共聴システムの構成を機能概念的に例示する、機能ブロック図である。 本実施の形態1に係る信号切換装置の構成を示す図である。 本実施の形態1に係る切換部の構成を示す図である。 本実施の形態2に係る共聴システムの構成を機能概念的に例示する、機能ブロック図である。
符号の説明
1,31 共聴システム
2,14 光電変換部
3 信号切換装置
4 分配器群
5,6,7 アンテナ
8 切換部
9 電光変換部
10 集合住宅施設
11 CATV
12 施設内放送局
13 世帯
15 STB
16 TV
17 LD
18 APC
19 ATC
20 SLOPE
21 GC
22,25 アンプ
23 高周波リレー
24 AGC
26,27 コンパレータ
28,29 検波回路
32 合波部
V1,V2 基準電圧

Claims (7)

  1. 通信信号を受信し、受信した当該通信信号を所定施設内の各戸に分配する共聴システムにおいて、
    所定の機器において受信された光通信信号と電気通信信号との2種類の信号のうち、一方の種類の信号を他方の種類の信号へ変換する変換手段と、
    前記変換手段によって1種類の信号に変換された前記光通信信号と前記電気通信信号とを、1つの統合信号に統合する統合手段と、
    前記統合手段によって統合された前記1つの統合信号を、前記各戸に分配する分配手段と、
    を備えたことを特徴とする共聴システム。
  2. 前記変換手段は、所定の機器において受信された第1光通信信号を、第2電気通信信号に変換する光電変換手段であり、
    前記統合手段は、前記光電変換手段によって変換された第2電気通信信号と、所定の機器において受信された第1電気通信信号とを前記1つの統合信号に統合すること、
    を特徴とする請求項1に記載の共聴システム。
  3. 前記変換手段は、所定の機器において受信された第1電気通信信号を第2光通信信号に変換する電光変換手段であり、
    前記統合手段は、前記電光変換手段によって変換された前記第2光通信信号と、所定の機器において受信された第1光通信信号とを前記1つの統合信号に統合すること、
    を特徴とする請求項1に記載の共聴システム。
  4. 前記電光変換手段は、直接変調方式の電光変換手段であること、
    を特徴とする請求項2又は3に記載の共聴システム。
  5. 通信信号を受信し、受信した当該通信信号を所定施設内の各戸に分配する信号切換装置において、
    所定の機器において受信された第1電気通信信号と、所定の機器において受信された第2電気通信信号とを、1つの統合信号に統合する統合手段と、
    前記統合手段によって統合された前記1つの統合信号を、光通信信号に変換する光電変換手段と、
    を備えたことを特徴とする信号切換装置。
  6. 光通信信号を電気通信信号に変換する光電変換手段を有し、
    前記光電変換手段は、所定の機器において受信された第1光通信信号を前記第2電気通信信号に変換すること、
    を特徴とする請求項5に記載の信号切換装置。
  7. 前記統合手段は、前記第1電気通信信号と前記第2電気通信信号とを、交互に出力することによって、前記第1電気通信信号と前記第2電気通信信号とを前記1つの統合信号に統合すること、
    を特徴とする請求項5又は6に記載の信号切換装置。
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