JP4589515B2 - 双方向catvシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、センタ装置と端末との間で双方向に信号が伝送される双方向CATVシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、センタ装置から端末側に伝送される下り信号及び端末からセンタ装置側に伝送される上り信号が、共通の伝送線を介して伝送される双方向CATVシステムがある。
【0003】
一般的な双方向CATVシステムは、センタ装置から70MHz〜770MHzの周波数帯域の下り信号が送出され、端末側に設置されたケーブルモデムなどの情報端末から10MHz〜55MHzの周波数帯域の信号にデータ信号をのせた上り信号が、センタ装置側に送出されている。また、最近では、上り信号を従来の10MHz〜55MHzの周波数帯域に加えて、下り信号より高い周波数帯域を使用して伝送する双方向CATVシステムもある。
【0004】
そして、このような双方向CATVシステムでは、上り信号と下り信号とを伝送するための伝送線として、建造物内では、外部の幹線から分岐された引込線が保安器に接続され、屋内では、同軸ケーブルで構成される屋内伝送線が、保安器に接続された引込線から延長され、分岐器又は分配器(以下、分岐/分配器)によって、分岐又は分配(以下、分岐/分配)されて、建造物内の各階、各室内に配線されている。
【0005】
そして更に、通常は、センタ装置から建造物内の端末側までの伝送線上において、伝送ロスにより信号レベルが低下した下り信号及び上り信号を増幅するための信号増幅器(以下、アンプ)が、適宜配置されており、これによって、上り信号及び下り信号の信頼性を保持している。
【0006】
ところで、このような双方向CATVシステムでは、各階、各室内で、テレビ(TV)信号などの下り信号を受信するテレビ受像機(以下、単に「テレビ(TV)」と表現する。)等の受信端末や、センタ装置にデータ信号をのせた上り信号を送信するケーブルモデム等の情報端末がそれぞれ接続できるように、通常、屋内伝送線が受信端末側と情報端末側とに分岐/分配されている。
【0007】
そして、これにより、例えば、受信端末側の屋内伝送線にテレビを接続すれば、センタより提供されるTV番組が視聴できるし、情報端末側の屋内伝送線にケーブルモデムを接続すれば、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)を用いて、インターネットへのアクセス等ができるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、既述のように双方向CATVシステムにおいて、端末側に延長された伝送線を受信端末を接続するための伝送線と、情報通信端末を接続するための伝送線とに分岐/分配する場合には、以下のような問題点があった。
【0009】
つまり、伝送線を受信端末側と情報端末側に分岐/分配器を用いて分岐/分配すると、情報端末側から送信された信号レベルの高い上り信号が分岐/分配器を介して、受信端末側に漏れ信号として伝送されてしまうのである。
この漏れ信号が発生する現象は、通常の分岐/分配器で起こる現象であり、例えば、入力端子から入力された信号を二つの出力端子に分配する分配器では、入力端子からの信号は、二つの出力端子のそれぞれから入力信号の半分の信号レベルで(換言すると、分配損失3dBで)出力されるだけでなく、一方の出力端子から信号を入力すると、その信号は、20dB程度の端子間結合損失を受けて、他方の出力端子から出力されるのである。
【0010】
そのため、一方の出力端子に情報端末からの上り信号が入力されると、端子間結合損失を受けて信号レベルが抑えられつつも、他方の出力端子、つまり、受信端末側に漏れ信号としての上り信号が伝送され、この受信端末側に漏れ出た上り信号は、ノイズとして下り信号に影響を及ぼしてしまうのである。特に、通常の双方向CATVシステムでは、情報端末から送信される上り信号をセンタ装置へ確実に伝送させるために、ケーブルモデム等の情報端末付近において、上り信号が、その伝送線における下り信号より高い信号レベルで伝送されているから、漏れ信号としての上り信号の信号レベルの方が下り信号より高くなって、該上り信号が下り信号に大きい影響を及ぼし、例えば、TV信号の場合にあっては、TV画面にちらつきが発生したりする原因となっていた。
【0011】
尚、このような漏れ信号が受信端末側に伝送されないようにするため、下り信号の周波数に該当する信号だけを通過させるためのハイパスフィルタ(HPF)を受信端末側の伝送経路に設置した双方向CATVシステムが既に知られている。
【0012】
しかしながら、このような双方向CATVシステムであっても、情報端末が出力する上り信号の高調波成分や、受信端末側に漏れ出した上り信号がアンプ等を通過する際に発生する上り信号の高調波歪が、下り信号に妨害を与える可能性があり、上り信号による影響は十分に解決されているとは言い難かった。
【0013】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、情報端末から送信される上り信号が、分岐/分配器を介して受信端末側の伝送線に漏れだして下り信号の伝送を妨害するのを抑制することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の双方向CATVシステムは、センタ装置から端末側に伝送線を介して所定周波数帯域の下り信号が伝送されると共に、端末からセンタ装置側に該伝送線を介して該下り信号とは異なる所定周波数帯域の上り信号が伝送される双方向CATVシステムにおいて、伝送線の端末側に、該下り信号を受信する受信端末と、該上り信号をセンタ装置側へ送信する情報端末と、を接続するための中継手段を備えている。
【0015】
そして中継手段は、伝送線の端末側に、伝送線と受信端末及び情報端末に接続する2系統の伝送経路を形成する分岐又は分配回路からなる分岐分配手段を備えている。つまり、中継手段は、該分岐分配手段により、該伝送線を分岐又は分配し、受信端末側の伝送経路と、情報端末側の伝送経路とを形成して、これにより、受信端末側の伝送経路に受信端末を接続可能とし、情報端末側の伝送経路に受信端末を接続可能としている。
【0016】
さらに、中継手段は、該分岐分配手段から受信端末に至る伝送経路に、上り信号の通過を遮断して下り信号を選択的に通過させる下り信号通過手段を備え、該分岐分配手段と該下り信号通過手段との間の伝送経路には、該分岐分配手段を介して該受信端末側に伝送される該上り信号を吸収する上り信号吸収手段を備えている。
【0017】
すなわち、請求項1に記載の双方向CATVシステムでは、受信端末側に伝送される上り信号の通過を下り信号通過手段で阻止し、中継手段の受信端末側の伝送経路に接続された受信端末には、下り信号通過手段を介して伝送された下り信号を選択的に伝送している。そして、中継手段の情報端末側の伝送経路に接続された情報端末、又は、該中継手段よりセンタ装置側にあって中継手段に繋がる伝送経路に接続された他の情報端末、から送信された上り信号の内、中継手段の分岐分配手段を介して受信端末側に伝送する上り信号を、中継手段と下り信号通過手段との間の伝送経路に設けられた上り信号吸収手段に伝送し、該上り信号吸収手段で吸収させて消滅させている。
【0018】
したがって、請求項1の双方向CATVシステムでは、下り信号通過手段によって、受信端末に上り信号が入力されるのを防止することができ、さらに、上り信号吸収手段が受信端末側への漏れ信号となる上り信号を吸収することにより、情報端末が送出する上り信号の高調波成分や、双方向CATVシステム内で適宜配置された信号増幅器等の非線形な入出力特性を有する素子により発生する高調波成分が、分岐分配手段と下り信号通過手段との間の伝送経路において、下り信号の伝送を妨害するのを抑制することができ、受信端末に上り信号の妨害による影響が及ぶのを抑制することができる。
【0019】
請求項2に記載の発明は、下り信号と、下り信号よりも低い周波数からなる上り信号と、が伝送される双方向CATVシステムにおいて、前記下り信号通過手段及び前記上り信号吸収手段を適切に構成した請求項1に記載の双方向CATVシステムである。
【0020】
つまり、前記中継手段の前記下り信号通過手段を、ハイパスフィルタで構成して、前記分岐分配手段から前記受信端末に至る伝送経路に配置することにより、上り信号より高い周波数で伝送される下り信号を選択的に通過させている。
そして、中継手段の前記上り信号吸収手段を、ローパスフィルタ及び終端抵抗で構成しており、ローパスフィルタの一端を、該分岐分配手段と該下り信号通過手段との間の伝送経路に接続し、該ローパスフィルタの他端に、該上り信号を吸収するための終端抵抗を接続している。
【0021】
したがって、請求項2に記載の双方向CATVシステムにおいて、該分岐分配手段と該下り信号通過手段との間の伝送経路を伝送する上り信号は、ローパスフィルタを通過して終端抵抗に到達すると、終端抵抗により吸収されて熱エネルギーとして外部に発散される。
【0022】
この結果、請求項2に記載の双方向CATVシステムによれば、上り信号及び下り信号が伝送される双方向CATVシステムにおいて、ハイパスフィルタにより下り信号を選択的に受信端末に伝送させることができ、さらに、終端抵抗で上り信号を吸収することができるから、受信端末側の伝送経路に漏れ出た上り信号が下り信号の伝送を妨害するのを抑制することができ、受信端末に上り信号による影響が及ぶのを抑制することができる。
【0023】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の双方向CATVシステムにおいて、アップコンバータと、ダウンコンバータを備え、中継手段をアップコンバータの端末側に内蔵した双方向CATVシステムである。
つまり、前記下り信号を端末側に送出すると共に、前記上り信号を前記下り信号より高い周波数の信号に変換してセンタ装置側に送出するアップコンバータの端末側の内部に中継手段を設けて、該アップコンバータを、センタ装置側のダウンコンバータから端末側に分岐又は分配された複数の前記伝送線上に、配置している。
【0024】
そして、下り信号を端末側に送出すると共に、該アップコンバータにより高い周波数の信号に変換された上り信号を変換前の上り信号に復元してセンタ装置側に送出するダウンコンバータを、該アップコンバータよりセンタ装置側の前記伝送線上に設けている。
【0025】
すなわち、請求項3に記載の双方向CATVシステムにおいて、情報端末から送信される上り信号は、まず、アップコンバータに内蔵された中継手段に入力される。そして、該上り信号の内、受信端末側に伝送された上り信号は、上り信号吸収手段であるローパスフィルタ及び終端抵抗により吸収され、センタ装置側に伝送された上り信号は、アップコンバータで高い周波数に周波数変換されて、アップコンバータよりセンタ装置側に位置するダウンコンバータに送出される。そして、該ダウンコンバータにおいて、アップコンバータで周波数変換された上り信号は、周波数変換前の上り信号に復元されセンタ装置に送出される。また、ダウンコンバータ及びアップコンバータでは、センタ装置側から端末側へ伝送される信号として、下り信号が選択的に端末側に送出され、中継手段では、アップコンバータより受信端末側に送出された下り信号が下り信号通過手段であるハイパスフィルタを介して受信端末に入力される。
【0026】
したがって、請求項3に記載の双方向CATVシステムによれば、アップコンバータに内蔵された中継手段により受信端末側に伝送される上り信号の下り信号への妨害の影響を抑制することができるのみならず、アップコンバータと、ダウンコンバータとの間の伝送経路において、外部から伝送線上に入力された低周波ノイズにより、上り信号の伝送が妨害され、上り信号によって搬送されるデータ信号などの情報の信頼性が低下するのを抑制することができる。
【0027】
つまり、上り信号が下り信号より低い周波数の信号であり、共通の伝送線より分岐若しくは分配された複数の伝送経路に情報端末が接続されている双方向CATVシステムにおいて、複数の情報端末から送出される低周波ノイズや、建造物内に設置された電化製品から発生する低周波ノイズが、流合雑音として、共通の伝送線上に集積されることにより、その低周波ノイズが大きく上り信号に影響を与えて、上り信号の伝送を妨害し、上り信号に含まれる情報が損なわれて、データ信号としての上り信号の信頼性が低下するという従来の問題を抑制することができるのである。
【0028】
また、さらに、中継手段は、アップコンバータに内蔵されているから、上り信号と下り信号の伝送経路に、アップコンバータとダウンコンバータとを設置するだけで、中継手段を備えることによる上り信号の下り信号への妨害の影響を抑制する効果と、周波数変換することによる上り信号の信頼性を保持する効果とを、併せ持つ双方向CATVシステムを簡単に構築することができるのである。
【0029】
請求項4に記載の発明は、前記下り信号よりも低い周波数の第1上り信号と、下り信号よりも高い周波数の第2上り信号と、からなる上り信号が伝送される請求項1に記載の双方向CATVシステムにおいて、前記下り信号通過手段及び前記上り信号吸収手段を適切に構成した双方向CATVシステムである。
【0030】
すなわち、中継手段の前記下り信号通過手段を、バンドパスフィルタとして、前記分岐分配手段から前記受信端末に至る伝送経路に配置することにより、第1上り信号と第2上り信号との間の周波数により伝送される下り信号を選択的に通過させている。
【0031】
そして、中継手段の前記上り信号吸収手段を、ローパスパスフィルタ、ハイパスフィルタ、及び二つの終端抵抗により構成することにより、第1上り信号と第2上り信号を吸収している。つまり、ローパスフィルタの一端を、分岐分配手段と下り信号通過手段との間の伝送経路に接続し、該ローパスフィルタの他端に、第1上り信号を吸収するための第1終端抵抗を接続している。そして、ハイパスフィルタの一端を、該分岐分配手段と該下り信号通過手段との間の伝送経路に接続し、該ハイパスフィルタの他端に、第2上り信号を吸収するための第2終端抵抗を接続しているのである。
【0032】
したがって、請求項4に記載の双方向CATVシステムでは、分岐分配手段と下り信号通過手段との間の伝送経路を伝送する上り信号の内、第1上り信号は、ローパスフィルタを通過して第1終端抵抗に到達すると、該第1終端抵抗により吸収されて、熱エネルギーとして外部に発散され、第2上り信号は、ハイパスフィルタを通過して第2終端抵抗に到達すると、該第2終端抵抗により吸収されて、熱エネルギーとして外部に発散される。
【0033】
この結果、請求項4に記載の双方向CATVシステムによれば、第1上り信号、第2上り信号及び下り信号が伝送される双方向CATVシステムにおいて、バンドパスフィルタにより下り信号を選択的に受信端末に伝送させることができ、さらに、第1終端抵抗と第2終端抵抗とにより第1上り信号と、第2上り信号とを吸収することができるから、受信端末側の伝送経路に漏れ出た第1上り信号及び第2上り信号からなる上り信号が下り信号の伝送を妨害するのを抑制することができ、受信端末に上り信号による影響が及ぶのを抑制することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例について、図面とともに説明する。
図1は、本発明が適用された第1実施例の双方向CATVシステム1の全体の構成を表す説明図である。そして、図2は、第1実施例の双方向CATVシステム1に用いられ、本発明の中継手段に相当する中継装置3の外形を表す斜視図であり、図3は、中継装置3,4の内部の構成を表すブロック図である。
【0035】
図1に示すように、第1実施例の双方向CATVシステム1では、下り信号と上り信号を伝送する伝送線として、センタ装置となるヘッドエンド5(HE5)から延長された幹線L1と、幹線L1からタップオフ7を用いて分岐され建造物内の保安器9に接続された引込線L2と、保安器9からアンプ11を介して屋内に配線された屋内伝送線L3と、を備えている。尚、ここで、タップオフとは、分岐器に分配回路を内蔵したものであり、図1に図示しない複数の建造物内に、引込線を接続可能とするものである。
【0036】
つまり、同軸ケーブルからなる伝送線としての幹線L1、引込線L2、屋内伝送線L3〜L7は、ヘッドエンド5より屋内の端末側へ延設されている。
そして、屋内伝送線L3は、下り信号を端末側に分配する分配器12により各部屋に分配され、分配された屋内伝送線L4は各部屋に設けられたCATV端子13に接続されることにより、各部屋に繋がる伝送経路を形成している。
【0037】
そして、また、CATV端子13から室内に延びる屋内伝送線L5は、本発明の中継手段である中継装置3(後述)のCATV入出力端子T1に接続され、中継装置3に形成された情報端末用端子T2から延びる屋内伝送線L6の端末側の先には、情報端末としてのケーブルモデム15が接続され、ケーブルモデム15の先にはパソコン17が接続されている。また、中継装置3に形成された受信端末用端子T3から延びる屋内伝送線L7の端末側の先には、受信端末としてのTV19が接続されている。
【0038】
そして、第1実施例の双方向CATVシステム1では、上記伝送線を介して、ヘッドエンド5から受信端末(TV19)及び情報端末(ケーブルモデム15)へ、70MHz〜770MHzの周波数帯域の下り信号が送出され、情報端末(ケーブルモデム15)からヘッドエンド5へ、10MHz〜55MHzの周波数帯域の上り信号が送出される。
【0039】
ここで、中継装置3は、図2(a)に示すように、壁面に中継装置3を固定するためのケース26aを備えている。そして、ケース26aには、直方体状で中空状のケース本体21aの一面に、F型接栓S1と、F型接栓S2と、F型接栓S3と、が突設され、このF型接栓S1,S2,S3が形成された面に対向する面の縁端に、板状部材に螺子孔23aが形成された取付部25aが突設されている。つまり、取付部25aの螺子孔23aを用いて壁面にケース本体21aを固定することができるようになっているのである。
【0040】
尚、中継装置3の内部で、F型接栓S1は、CATV入出力端子T1に接続され、F型接栓S2は、情報端末用端子T2に接続され、F型接栓S3は、受信端末用端子T3に接続されている。すなわち、中継装置3の外部において、F型接栓S1は、HE側の屋内伝送線L5に接続され、F型接栓S2は、情報端末側の屋内伝送線L6に接続され、F型接栓S3は、受信端末側の屋内伝送線L7に接続されることとなる。
【0041】
また尚、中継装置3は、図2(a)のケース26aに代えて、図2(b)に示すケース26bを使用することもできる。
詳述すると、ケース26bは、図2(b)に示すように直方体状で中空状のケース本体21bと、壁面にケース本体21bを固定するための螺子孔23bが形成された取付部25bと、を備え、ケース本体21bの上側面には、HE側の伝送線に接続されるF型接栓S1が突設されている。
【0042】
そして、F型接栓S1が形成された面と対向する面には、情報端末側の伝送線に接続されるF型接栓S2と、受信端末側の伝送線に接続されるF型接栓S3と、が突設され、HE側の伝送線に接続されるF型接栓S1が配置される面に垂直に交わるケース本体21bの一面の左右縁端には、取付部25bが突設されている。
【0043】
つまり、双方向CATVシステム1では、中継装置3のケース本体21a,21bに突設された取付部25a,25bの螺子孔23a,23bから螺子を挿入して、壁に固定することにより、中継装置3を簡単に壁に固定して双方向CATVシステム1を構築できるようになっているのである。尚、図2(a)、図2(b)に示したケース26a,26bには、F型接栓に代えて、FT型接栓を取り付けてもよい。
【0044】
次に、この図1、図2(a)(b)に示した建造物内で使用される中継装置3の内部の構成について、図3を用いて説明する。尚、図3は、中継装置3,4の内部の構成を表す説明図であり、図3(a)は分岐分配手段として分配回路27を備えた分配型の中継装置3の内部の構成を表すブロック図、図3(b)は、分岐分配手段として分岐回路29を備えた分岐型の中継装置4についての内部の構成を表すブロック図、図3(c)は、受信端末側で混入される低周波ノイズを吸収するための終端抵抗を備えた中継装置4についての内部の構成を表すブロック図である。
【0045】
中継装置3は、図3(a)に示すように、分配回路27、ハイパスフィルタ(HPF)31、ローパスフィルタ(LPF)33、終端抵抗(R)33r、CATV入出力端子T1、情報端末用端子T2、及び、受信端末用端子T3を備えている。
【0046】
そして、CATV入出力端子T1は、外部で図2で示すF型接栓S1に接続されており、このF型接栓S1を介してHE5へ至る伝送線に接続される。また、情報端末用端子T2及び受信端末用端子T3は、夫々、F型接栓S2,S3に接続されており、F型接栓S2を介して情報端末を接続可能とし、F型接栓S3を介して受信端末を接続可能としている。
【0047】
また、分配回路27は、HE側で、CATV入出力端子T1に接続され、分配回路27とCATV入出力端子T1との間で上り信号と下り信号とを伝送する入出力伝送路L8を形成し、更に、端末側で、情報端末用端子T2に接続され、分配回路27と情報端末用端子T2との間を結ぶ送受信伝送路L9を形成すると共に、受信端末用端子T3に接続され、分配回路27と受信端末用端子T3との間を結ぶ受信伝送路L10を形成している。
【0048】
つまり、CATV入出力端子T1から入力された下り信号は、分配回路27で、情報端末用端子T2側と、受信端末用端子T3側と、に分配され、情報端末用端子T2から入力された上り信号は、送受信伝送路L9より分配回路27を介して入出力伝送路L8上を伝搬し、CATV入出力端子T1よりHE側に送出されるのである。
【0049】
ただし、既述の通り、上り信号のごく一部は、分配回路27の分配側の端子間結合により、送受信伝送路L9から受信伝送路L10へに漏れ出ることとなるため、中継装置3のHPF31、LPF33、終端抵抗33rは、漏れ信号による受信端末の影響を抑制するために、次のように配置されている。
【0050】
すなわち、HPF31は、カットオフ周波数を70MHzに設定されて、分配回路27と受信端末用端子T3との間の受信伝送路L10上に配置され、分配回路27を介して受信端末側に伝送された下り信号をHPF31で選択的に受信端末側に伝送するようにし、下り信号より低い周波数の信号を、HPF31で遮断して受信端末側に伝送しないようにしている。
【0051】
そして更に、HPF31より分配回路27側となる受信伝送路L10には、カットオフ周波数が55MHzに設定されたLPF33の入力端子が接続され、LPF33の出力端子には、終端抵抗33rが接続されている。
つまり、双方向CATVシステム1において、情報端末用端子T2から中継装置3の内部に入力された上り信号の内、分配回路27を介して、受信伝送路L10上に伝送された漏れ信号である上り信号は、HPF31により、受信端末用端子T3への通過を阻止される一方、LPF33を通過して、終端抵抗33rで吸収され、熱エネルギーとして外部に発散されるのである。尚もちろん、終端抵抗33rでは、受信伝送路L10を伝送する上り信号だけではなく、上り信号周波数帯域のノイズも吸収される。
【0052】
また、双方向CATVシステム1では、図3(a)に示す中継装置3の代わりに、中継装置3の分配回路27を、下り信号を情報端末側と受信端末側に分岐する分岐回路29、に変更した図3(b)の中継装置4を使用することもできる。
すなわち、図3(b)に示す中継装置4は、内部に、分岐回路29、HPF31、LPF33、終端抵抗(R)33r、CATV入出力端子T1、情報端末用端子T2、及び、受信端末用端子T3、を備えている。そして、F型接栓S1に接続されたCATV入出力端子T1は、中継装置4の内部で分岐回路29のHE側に接続され、分岐回路29の端末側には、情報端末用端子T2に繋がる送受信伝送路L9と、受信端末用端子T3に繋がる受信伝送路L10とが形成されている。
【0053】
そして、受信伝送路L10上には、HPF31が配置され、HPF31より分岐回路29側の受信伝送路L10には、LPF33の入力端子が接続され、LPF33の出力端子には終端抵抗33rが接続されている。尚、図3(b)に示す中継装置4では、分岐回路29により形成された二つの伝送経路のうち、下り信号の出力レベルが小さい支線側に、送受信伝送路L9を形成しているが、特に、このような態様に限定して構成することを示しているものではなく、支線側に、受信伝送路L10を形成して、他方の伝送経路に送受信伝送路L9を形成してもよい。
【0054】
また、双方向CATVシステム1では、図3(a)、図3(b)に示す中継装置3,4のHPF31と受信端末用端子T3との間に、外部から受信端末用端子T3に混入される低周波ノイズを吸収するための終端抵抗を設けることもできる。
【0055】
つまり、例えば、図3(c)に示すように、中継装置4のHPF31と受信端末用端子T3との間の伝送経路に、下り信号の周波数帯域より低い周波数にカットオフ周波数が設定されたLPF34の入力端子を接続して、出力端子に、終端抵抗(R)34rを接続してもよい。このようにすると、外部の電化製品等から受信端末用端子T3に混入される低周波ノイズをLPF34で終端抵抗34rに流し、終端抵抗34rで吸収して熱に変換することができて、受信端末に低周波ノイズが入力されるのを抑制することができる。
【0056】
次に、ヘッドエンド5より延長される幹線L1から、情報端末側と受信端末側とに延びる2系統の引込線を建造物内に延設可能とするために発明した、従来の分岐回路及び分配回路を内蔵したタップオフの機能を有する中継装置37、及び、中継装置37を使用した第1実施例の双方向CATVシステム39、について図4、図5を用いて説明する。尚、図4は、幹線L1に設置可能な中継装置37に関する説明図であり、図4(a)は、中継装置37より構成される双方向CATVシステム39の構成を表す説明図、図4(b)は、中継装置37の外形を示す斜視図である。また、図5は、図4(b)に示す中継装置37の内部の構成を表すブロック図である。
【0057】
図4(a)に示すように、双方向CATVシステム39では、ヘッドエンド5(HE5)から延長された幹線L1上に中継装置37を設けて、中継装置37の情報端末用端子T2及び受信端末用端子T3から引込線L11,L12を建造物内の保安器9に接続し、保安器9から屋内に情報端末用の屋内伝送線と、受信端末用の屋内伝送線とを敷設している。
【0058】
すなわち、中継装置37は、図4(b)に示すように、直方体状で中空のケース本体41の一面に、曲折された板状部材からなる固定具45を備えており、幹線L1に平行となるように架設されたメッセンジャーワイヤー43(以下、単に、「ワイヤー43」とする。)を、ケース本体41と固定具45との間に形成された間隙に貫入することによって、中継装置37をワイヤー43に固定できるようになっている。
【0059】
また、中継装置37は、固定具45が形成されたケース本体41の面とは反対側の面に、中継装置37の内部で情報端末用端子T2に接続されたF型接栓S2と、受信端末用端子T3に接続されたF型接栓S3と、を備え、更に、固定具45が形成されたケース本体41の面に対して直交する面に、第1CATV接続端子T4に接続されたF型接栓S4を、F型接栓S4を有する面と対向する面に、第2CATV接続端子T5に接続されたF型接栓S5を備えている。尚、F型接栓の代わりにFT型接栓を使用してもよい。
【0060】
そして、双方向CATVシステム39では、図4(b)に示すように、中継装置37のF型接栓S4に、HE側に位置する幹線L1を接続し、F型接栓S5にHEとは反対側の幹線L1’を接続し、F型接栓S2に引込線L11を接続して、その先に情報端末(ケーブルモデム15)を接続し、F型接栓S3に引込線L12を接続して、その先に、受信端末(TV19)を接続すると、ヘッドエンド5からの70MHz〜770MHzの周波数で構成される下り信号は、幹線L1より中継装置37を介して、情報端末側の引込線L11及び受信端末側の引込線L12に伝送されて、屋内のケーブルモデム15やTV19に入力され、情報端末からの10MHz〜55MHzの周波数で構成される上り信号は、情報端末側の引込線L11から中継装置37を介して幹線L1上を伝送しヘッドエンド5に送られることとなる。
【0061】
そして、中継装置37では、図3(a)(b)の中継装置3,4と同様に、受信端末側の引込線L12に情報端末から送信された上り信号が漏れだして、受信端末に影響を与えないようにするため、内部の受信端末側に、HPF、LPF、終端抵抗等を備えている。
【0062】
つまり、図5に示すように、中継装置37は、内部に、F型接栓S4を介してHE側の幹線L1に接続される第1CATV接続端子T4と、F型接栓S5を介してヘッドエンド5とは反対側の幹線L1’に接続される第2CATV接続端子T5と、F型接栓S2を介して情報端末に接続される情報端末用端子T2と、F型接栓S3を介して受信端末に接続される受信端末用端子T3と、下り信号を端末側に分岐する分岐回路47と、下り信号を情報端末側と受信端末側とに分配する分配回路27と、カットオフ周波数が70MHzに設定されたHPF31と、カットオフ周波数が55MHzに設定されたLPF33と、上り信号を吸収する終端抵抗(R)33rと、を備えている。
【0063】
そして、第1CATV接続端子T4は、第2CATV接続端子T5に接続され、第1CATV接続端子T4と第2CATV接続端子T5との間の伝送路上には、分岐回路47が配置されている。また、分岐回路47より分岐された支線側には、分配回路27が接続されており、分配回路27より端末側には、分配回路27から情報端末用端子T2に繋がる送受信伝送路L9と、分配回路27から受信端末用端子T3に繋がる受信伝送路L10とが形成されている。
【0064】
そして、受信伝送路L10上にはHPF31が配置され、HPF31より分配回路27側となる受信伝送路L10には、LPF33の入力端子が接続され、LPF33の出力端子には、終端抵抗33rが接続されている。
したがって、中継装置37において、情報端末用端子T2より内部に入力される上り信号の内、分配回路27を介して受信伝送路L10に漏れ出た上り信号は、図3に示した中継装置3,4と同様に、受信端末用端子T3への伝送をHPF31で阻止される一方、LPF33に接続された終端抵抗33rで吸収され、熱として発散する。そしてヘッドエンド5から第1CATV接続端子T4を介して中継装置37の内部に入力された下り信号は、分岐回路47及び分配回路27を介して、送受信伝送路L9と、受信伝送路L10とに伝送され、送受信伝送路L9ではそのまま情報端末用端子T2より外部に送出され、受信伝送路L10ではHPF31を介して受信端末用端子T3より外部に送出される。
【0065】
以上が双方向CATVシステム1,39についての説明であるが、流合雑音の影響を防止するために、双方向CATVシステム1において、HE側と端末側との伝送経路に、ダウンコンバータ67とアップコンバータ69を設け、このダウンコンバータ67とアップコンバータ69の間の伝送経路で、10MHz〜55MHzの上り信号を、下り信号よりも周波数の高い800MHz帯(例えば、821〜866MHz)の信号に周波数変換して伝送させる図6の双方向CATVシステム71において、中継装置3をアップコンバータ69に内蔵することもできる。
【0066】
以下、図6の双方向CATVシステム71と、中継装置3を内蔵したアップコンバータ69について説明する。尚、以下では、アップコンバータ69による周波数変換前の10MHz〜55MHzの信号を特に「上り信号L」と表現し、アップコンバータ69により高い周波数(800MHz帯)に変換された上り信号を特に「上り信号H」と表現する。
【0067】
尚また、図6は、建造物内にダウンコンバータ67とアップコンバータ69を備えた双方向CATVシステム71に関する説明図である。また、図7は、ダウンコンバータ67とアップコンバータ69に関する説明図であり、図7(a)は、ダウンコンバータ67の構成を表すブロック図、図7(b)は、中継装置3を内部に備えるアップコンバータ69の構成を表すブロック図である。
【0068】
図6で示すように、双方向CATVシステム71では、ヘッドエンド5(HE5)から送出される70MHz〜770MHzの下り信号と、情報端末から送出される10MHz〜55MHzの上り信号Lと、が伝送される伝送路として、ヘッドエンド5から延長された幹線L1と、幹線L1から、タップオフ7を用いて分岐され建造物内に延長された引込線L2と、が設置されている。そして、引込線L2からは、保安器9と、アンプ11とを介してダウンコンバータ67(後述)が接続されて、ダウンコンバータ67より端末側には屋内伝送線L3が配線され、更に、分配器12を介して、屋内伝送線L4が建造物内の各部屋に配線されている。
【0069】
そして、各部屋に配線された屋内伝送線L4は、各部屋に設けられたCATV端子13に接続され、室内には、中継装置3が内蔵されたアップコンバータ69(後述)が配置され、アップコンバータ69のCATV入出力端子T1は、屋内伝送線L5を介してCATV端子13に接続されている。
【0070】
すなわち、ユーザーは、アップコンバータ69の受信端末用端子T3に受信端末(TV19)を接続し、情報端末用端子T2に情報端末(ケーブルモデム15)を接続することにより双方向CATVシステム71を利用することができるのである。
【0071】
そして、この双方向CATVシステム71において、ヘッドエンド5より送信される70MHz〜770MHzの下り信号は、建造物内のダウンコンバータ67、アップコンバータ69等を介して、受信端末(TV19)に入力され、情報端末(ケーブルモデム15)より送信される10MHz〜55MHzの上り信号Lは、アップコンバータ69により上り信号Hに変換されて、ダウンコンバータ67に至る伝送経路上を伝送する。そして、ダウンコンバータ67に入力された上り信号Hは、変換される前の上り信号Lに復元され、HE側に送出される。
【0072】
尚、以下では、アップコンバータ69及びダウンコンバータ67について詳述する。
アップコンバータ69は、図7(b)に示すように、情報端末より送信される10MHz〜55MHzの上り信号Lを、800MHz帯の上り信号Hに変換する周波数変換部69aと、中継装置3に相当する中継部69bとから構成されている。
【0073】
そして、周波数変換部69aには、HE側の伝送線に接続されるCATV入出力端子T1が備えられ、CATV入出力端子T1と中継部69bの分配回路27との間には、下り信号をCATV入出力端子T1から中継部69bに伝送する下り信号伝送路L13と、上り信号を中継部69bからCATV入出力端子T1に伝送する上り信号伝送路L14と、が並列に形成されている。
【0074】
つまり、下り信号伝送路L13上のCATV入出力端子T1側には、カットオフ周波数が770MHzに設定されたLPF73が配置されており、下り信号がLPF73から中継部69b側へ伝送されるようになっている。そして、下り信号伝送路L13のLPF73より中継部69b側には、カットオフ周波数が70MHzに設定されたHPF75が配置されており、LPF73から入力された下り信号を中継部69b側へ通過させると共に、上り信号がHPF75より下り信号伝送路L13を通って、CATV入出力端子T1側へと伝送されるのを阻止している。
【0075】
また、上り信号伝送路L14上の中継部69b側には、カットオフ周波数が55MHzに設定されたLPF77が配置されており、情報端末から送信される10MHz〜55MHzの上り信号Lを選択的にCATV入出力端子T1側へと伝送している。そして、LPF77よりCATV入出力端子T1側には、周波数変換回路79が配置され、LPF77より入力された上り信号Lを上り信号Hに変換し、CATV入出力端子T1側へ出力している。そして、周波数変換回路79よりCATV入出力端子T1側には、カットオフ周波数が821MHzに設定されたHPF81が配置されており、周波数変換回路79より出力された上り信号Hを選択的にCATV入出力端子T1側へと送出している。
【0076】
したがって、アップコンバータ69の周波数変換部69aにおいて、中継部69bより入力された上り信号は、上り信号伝送路L14を伝送し、周波数変換回路79により上り信号Hに変換されて、CATV入出力端子T1から出力され、CATV入出力端子T1から入力された下り信号は、周波数変換等の処理を受けずに、下り信号伝送路L13のLPF73、HPF75を通過して、中継部69b側に出力されることとなる。
【0077】
次に、中継部69bは、図3(a)に示す中継装置3において、分配回路27よりHE側へ延びる伝送路を周波数変換部69aに接続した構成となっている。
つまり、中継部69bは、分配回路27と、HPF31、LPF33、終端抵抗33r、情報端末用端子T2、及び、受信端末用端子T3を備え、分配回路27のHE側には、周波数変換部69aが接続され、下り信号を端末側へ分配する分配回路27からは、情報端末用端子T2に繋がる送受信伝送路L9、及び、受信端末用端子T3に繋がる受信伝送路L10、が形成されている。
【0078】
そして、受信伝送路L10上には、カットオフ周波数が70MHzに設定されたHPF31が配置され、下り信号を選択的に受信端末用端子T3に伝送している。さらに、HPF31より分配回路27側の受信伝送路L10には、カットオフ周波数が55MHzに設定されたLPF33の入力端子が接続され、LPF33の出力端子には、終端抵抗33rが接続されている。
【0079】
したがって、図6、図7(b)に示すアップコンバータ69において、CATV入出力端子T1から入力された下り信号は、情報端末用端子T2側と受信端末用端子T3側とに分配される一方、上り信号Lは、受信端末用端子T3に漏れ出すことなく、周波数変換部69a側へ送出され、周波数変換部69aにて上り信号Hに周波数変換されて、CATV入出力端子T1より出力されるのである。
【0080】
次に、ダウンコンバータ67は、HE側に設けられた第1接続端子T6と、端末側に配置された第2接続端子T7とを備え、第1接続端子T6と第2接続端子T7との間に、第1接続端子T6より第2接続端子T7へ下り信号を伝送する下り信号伝送路L15、及び、第2接続端子T7より第1接続端子T6へ上り信号を伝送する上り信号伝送路L16、を並列に形成している。
【0081】
そして、下り信号伝送路L15には、第1接続端子T6側に、カットオフ周波数が70MHzに設定されたHPF83が設けられ、HPF83より第2接続端子T7側には、下り信号を増幅するアンプ85が配置され、アンプ85より第2接続端子T7側には、カットオフ周波数が770MHzに設定されたLPF87が配置されている。
【0082】
つまり、下り信号伝送路L15では、HPF83で、下り信号をアンプ85を介してLPF87に伝送させ、LPF87で、第2接続端子T7より入力された上り信号Hが下り信号伝送路L15上を伝送し、第1接続端子T6側へと送出されないようにしているのである。
【0083】
また、上り信号伝送路L16には、第2接続端子T7側に、カットオフ周波数が821MHzに設定されたHPF89が配置され、HPF89より第1接続端子T6側には、上り信号Hをアップコンバータ69による周波数変換前の信号、つまり10MHz〜55MHzの上り信号Lに復元する周波数変換回路91が配置され、周波数変換回路91より第1接続端子T6側には、LPF93が配置されている。
【0084】
つまり、上り信号伝送路L16では、HPF89で上り信号Hを選択的に周波数変換回路91に通過させるようになっており、通過した上り信号Hは、周波数変換回路91により10MHz〜55MHzの上り信号Lに復元されたのち、LPF93を介して第1接続端子T6に伝送されるようになっている。また、LPF93では、第1接続端子T6から入力された下り信号が上り信号伝送路L16上を経て第2接続端子T7より外部に出力されるのを阻止している。
【0085】
したがって、第1接続端子T6を介してダウンコンバータ67内に伝送される下り信号は、周波数変換の処理を受けずに下り信号伝送路L15を伝送して、アップコンバータ69側に出力され、アップコンバータ69よりダウンコンバータ67内に入力された上り信号Hは、周波数変換回路91における周波数変換により元の上り信号Lに復元された後、HE側に送出されるのである。
【0086】
この結果、アップコンバータ69とダウンコンバータ67との間、つまり図6の双方向CATVシステム71では建造物内において、上り信号Lは、下り信号より高い周波数の上り信号Hとなり、従来より問題となっていた電化製品等から発生する低周波ノイズによる上り信号の歪みを抑制することができ、さらに、中継部69bにおいて、受信端末に上り信号が入力され、TV等の映像に乱れが生じるなどの影響を防止することができるのである。
【0087】
以上、ヘッドエンドから70MHz〜770MHzの下り信号が伝送され、情報端末から10MHz〜55MHzの上り信号が伝送される第1実施例の双方向CATVシステム1,39,71について説明したが、上り信号と下り信号の周波数帯域が上記第1実施例と異なる場合には、上り信号と下り信号の周波数帯域に合わせて中継装置の内部を構成することができる。
【0088】
つまり、例えば、双方向CATVシステムにおいて、有料放送用のデコーダがヘッドエンドへ有料放送の受信要求をする際に、下り信号より高い周波数の上り信号を送信する場合があるが、その場合には、図8に示すように中継装置を構成すればよいのである。
【0089】
以下では、70MHz〜602MHzの周波数帯域の下り信号が伝送線を介してヘッドエンド5から情報端末または受信端末へ伝送され、10MHz〜55MHz及び650MHz〜770MHzの周波数帯域の上り信号が伝送線を介して情報端末からヘッドエンド5へ伝送される第2実施例の双方向CATVシステムについて図8を用いて説明する。尚、ここでは、特に、10MHz〜55MHzの上り信号を「第1上り信号」と、650MHz〜770MHzの上り信号を「第2上り信号」と表現する。
【0090】
尚また、図8は、第2実施例の中継装置3’,4’,37’に関する説明図であり、図8(a)は中継装置3’の内部の構成を表すブロック図、図8(b)は中継装置4’の内部の構成を表すブロック図、図8(c)は中継装置37’の内部の構成を表すブロック図である。
【0091】
第2実施例の双方向CATVシステムでは、既述の第1実施例の双方向CATVシステム1,39において、使用された中継装置3,4,37を、上り信号及び下り信号の周波数帯域に合わせて、図8に示す構成の中継装置3’,4’,37’に変更している。
【0092】
すなわち、図8(a)に示す中継装置3’は、第1実施例の中継装置3(図3(a)参照)に代えて、第2実施例の双方向CATVシステムで使用されるものであり、CATV入出力端子T1、情報端末用端子T2、受信端末用端子T3、分配回路27、BPF93、LPF95、HPF97、及び、終端抵抗(R)95r,97rを備えている。
【0093】
そして、CATV入出力端子T1は、分配回路27に接続され、分配回路27からは、情報端末用端子T2に接続される送受信伝送路L9、及び、受信端末用端子T3に接続される受信伝送路L10が形成されている。
また、分配回路27と受信端末用端子T3との間の受信伝送路L10上には、カットオフ周波数が70MHz及び602MHzに設定されたBPF93が配置され、BPF93より分配回路27側の受信伝送路L10には、カットオフ周波数が55MHzに設定されたLPFの入力端子、及び、カットオフ周波数が650MHzに設定されたHPF97の入力端子、が夫々並列に接続されている。そして、LPF95の出力端子には、終端抵抗95rが接続され、HPF97の出力端子には終端抵抗97rが接続されている。
【0094】
つまり、中継装置3’において、CATV入出力端子T1より入力された下り信号は、分配回路27を介して情報端末用端子T2側と受信端末用端子T3側に分配されて、伝送される。
そして、情報端末用端子T2から中継装置3’の内部へ出力された上り信号の内、分配回路27を介して、受信伝送路L10上に伝送された漏れ信号である上り信号は、BPF93により、受信端末用端子T3への通過を阻止され、第1上り信号はLPF95に、第2上り信号は、HPF97に入力される。そして、その信号は、LPF95又はHPF97を通過して、夫々の終端抵抗95r,97rで吸収され、熱エネルギーとして外部に発散されるのである。
【0095】
また、図8(b)に示す中継装置4’は、図8(a)の中継装置3’の分配回路27を分岐回路29に置き換えたものである。
すなわち、中継装置4’において、CATV入出力端子T1より入力された下り信号は、分岐回路29を介して受信端末用端子T3と、支線側の情報端末用端子T2と、に伝送され、上り信号は、情報端末用端子T2から、分岐回路29の支線側の送受信伝送路L9を伝搬して、分岐回路29よりHE側のCATV入出力端子T1に伝送される一方、分岐回路29を介して受信端末用端子T3に繋がる受信伝送路L10に漏れ出た上り信号は、受信伝送路L10上のBPF93により受信端末用端子T3への伝送を遮断されると共に、受信伝送路L10上に接続されたLPF95及びHPF97の出力端子に繋がる終端抵抗95r,97rにより、吸収される。
【0096】
また、図8(c)に示す中継装置37’は、第1実施例の中継装置37(図5参照)に代えて、第2実施例の双方向CATVシステムで使用されるものであり、図8(a)の中継装置3’の分配回路27よりHE側に、分岐回路47を設けて、分岐回路47の支線側を分配回路27に接続し、更に、CATV入出力端子T1に代えて、分岐回路47のHE側に第1CATV接続端子T4を設け、第1CATV接続端子T4とは反対側に、第2CATV接続端子T5を設けたものである。 そして、図8(c)の中継装置37’は、第1CATV接続端子T4にHE側の幹線L1を接続し、第2CATV接続端子T5にHE側とは反対側の幹線L1’を接続して、情報端末に繋がる引込線L11を情報端末用端子T2に接続し、受信端末に繋がる引込線L12を受信端末用端子T3に接続して、使用される。
【0097】
つまり、中継装置37’において、第1CATV接続端子T4より入力される下り信号は、第2CATV接続端子T5より出力されて外部に伝送されると共に、分岐回路47により分配回路27側に伝送される。また、分配回路27より分岐回路47側に伝送される上り信号は、HE側の第1CATV接続端子T4に伝送され、幹線L1に入力されてヘッドエンド5に伝送される。
【0098】
したがって、中継装置3’,4’,37’が用いられた第2実施例の双方向CATVシステムでは、第1実施例の双方向CATVシステム1と同様に、上り信号が下り信号の伝送を妨害し、また受信端末に影響を及ぼすのを防止することができるのである。尚、もちろん、中継装置3’,4’にはケース26a,26bを用いることができるし、中継装置37’には、ケース本体41に固定具45を取り付けて、ワイヤー43に固定することができる。
【0099】
以上、本発明の実施例について説明したが、上記実施例において、中継装置3,4,37,3’,4’,37’と、中継部69bと、に設けられた分岐回路29,47及び分配回路27は、本発明の分岐分配手段に相当し、受信伝送路L10上に設けられたHPF31、BPF93は、本発明の下り信号通過手段に相当し、受信伝送路L10に入力端子が接続されたLPF33,95、HPF97、及び、それらの出力端子に接続された終端抵抗33r,95r,97rは本発明の上り信号吸収手段に相当するものである。
【0100】
尚、本発明の双方向CATVシステムは、主に、受信端末に上り信号が入力されることによる影響を抑えるために、中継手段を備えたものであるから、その要旨に反しない限り、種々の態様を採ることができる。
例えば、第1実施例と第2実施例に挙げた周波数帯域の下り信号と周波数帯域の上り信号の組み合わせに限らず、他の周波数帯域の下り信号と、上り信号が双方向CATVシステム内を伝送する場合には、その周波数帯域に合わせて、HPF、LPF、BPF等を組み合わせ、カットオフ周波数を設定すればよい。また、アップコンバータ69で変換される上り信号Hは実施例に示した800MHz帯だけでなく、さらに高い周波数を使用してもよい。また、保安器、アンプ等は、その配置を実施例に限定するものではなく、適宜配置すれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の双方向CATVシステム1の構成を表す説明図である
【図2】 中継装置3の外形を表す説明図であり、概略斜視図である。
【図3】 中継装置3,4の内部の構成を表す説明図であり、ブロック図である。
【図4】 幹線L1に設置される中継装置37に関する説明図である。
【図5】 中継装置37の内部の構成を表す説明図であり、ブロック図である。
【図6】 アップコンバータ69を備えた双方向CATVシステム71の構成を表す説明図である。
【図7】 アップコンバータ69及びダウンコンバータ67の構成を表す説明図であり、ブロック図である。
【図8】 第2実施例の中継装置3’,4’,37’の内部の構成を表す説明図であり、ブロック図である。
【符号の説明】
1,39,71…双方向CATVシステム
3,4,37,3’,4’,37’…中継装置
5…ヘッドエンド 7…タップオフ 9…保安器 11,85…アンプ
13…CATV端子 15…ケーブルモデム
19…TV 21a,21b,41…ケース本体 23a,23b…螺子孔
25a,25b…取付部 26a,26b…ケース 12…分配器
27…分配回路 29,47…分岐回路
93…BPF 33,34,73,77,87,93,95…LPF
31,75,81,83,89,97…HPF
33r,34r,95r,97r…終端抵抗 43…ワイヤー
45…固定具 67…ダウンコンバータ 69…アップコンバータ
69a…周波数変換部 69b…中継部 79,91…周波数変換回路
L1…幹線 L2,L11,L12…引込線
L3,L4,L5,L6,L7…屋内伝送線
L8…入出力伝送路 L9…送受信伝送路 L10…受信伝送路
L13,L15…下り信号伝送路 L14,L16…上り信号伝送路
T1…CATV入出力端子 T2…情報端末用端子 T3…受信端末用端子
T4…第1CATV接続端子 T5…第2CATV接続端子
T6…第1接続端子 T7…第2接続端子
S1,S2,S3,S4,S5…F型接栓

Claims (4)

  1. センタ装置から端末側に伝送線を介して所定周波数帯域の下り信号が伝送されると共に、
    端末からセンタ装置側に該伝送線を介して該下り信号とは異なる所定周波数帯域の上り信号が伝送される双方向CATVシステムであって、
    前記伝送線の端末側に設けられ、前記下り信号を受信する受信端末と、前記上り信号をセンタ装置側へ送信する情報端末と、を接続するための中継手段を備え、
    前記中継手段は、
    前記伝送線と前記受信端末及び前記情報端末とを夫々接続する2系統の伝送経路を形成する分岐又は分配回路からなる分岐分配手段と、
    該分岐分配手段から前記受信端末に至る伝送経路に配置され、前記上り信号の通過を遮断し、前記下り信号を選択的に通過させる下り信号通過手段と、
    該分岐分配手段と該下り信号通過手段との間の伝送経路に設けられ、前記上り信号を吸収する上り信号吸収手段と、
    からなることを特徴とする双方向CATVシステム。
  2. 請求項1に記載の双方向CATVシステムにおいて、
    前記上り信号は、前記下り信号よりも低い周波数からなり、
    前記中継手段の前記下り信号通過手段は、
    前記下り信号を選択的に通過させるために、前記分岐分配手段と前記受信端末との間の伝送経路に配置されたハイパスフィルタからなり、
    前記中継手段の前記上り信号吸収手段は、
    該上り信号を通過させるために、該分岐分配手段と該下り信号通過手段との間の伝送経路に一端が接続されたローパスフィルタと、
    該上り信号を吸収するために、該ローパスフィルタの他端に接続された終端抵抗と、
    からなることを特徴とする双方向CATVシステム。
  3. 請求項2に記載の双方向CATVシステムにおいて、
    分岐又は分配された端末側の複数の前記伝送線上の夫々に設けられ、前記下り信号を端末側に送出すると共に、前記上り信号を前記下り信号より高い周波数の信号に変換してセンタ装置側に送出するアップコンバータと、
    該複数のアップコンバータよりセンタ装置側の前記伝送線上に設けられ、前記下り信号を端末側に送出すると共に、該アップコンバータにより高い周波数の信号に変換された前記上り信号を、変換前の前記上り信号に復元して、センタ装置側に送出するダウンコンバータと、
    を備え、
    前記中継手段は、前記アップコンバータの端末側に内蔵されていることを特徴とする双方向CATVシステム。
  4. 請求項1に記載の双方向CATVシステムにおいて、
    前記上り信号は、前記下り信号よりも低い周波数の第1上り信号と、前記下り信号よりも高い周波数の第2上り信号と、により構成され、
    前記中継手段の前記下り信号通過手段は、
    前記下り信号を選択的に通過させるために、前記分岐分配手段と前記受信端末との間の伝送経路に配置されたバンドパスフィルタからなり、
    前記中継手段の前記上り信号吸収手段は、
    該第1上り信号を通過させるために、該分岐分配手段と該下り信号通過手段との間の伝送経路に一端が接続されたローパスフィルタと、
    該第1上り信号を吸収するために、該ローパスフィルタの他端に接続された第1終端抵抗と、
    該第2上り信号を通過させるために、該分岐分配手段と該下り信号通過手段との間の伝送経路に一端が接続されたハイパスフィルタと、
    該第2上り信号を吸収するために、該ハイパスフィルタの他端に接続された第2終端抵抗と、
    からなることを特徴とする双方向CATVシステム。
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