JPH114426A - 流合雑音低減装置 - Google Patents

流合雑音低減装置

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JPH114426A
JPH114426A JP9153976A JP15397697A JPH114426A JP H114426 A JPH114426 A JP H114426A JP 9153976 A JP9153976 A JP 9153976A JP 15397697 A JP15397697 A JP 15397697A JP H114426 A JPH114426 A JP H114426A
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JP
Japan
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signal
frequency band
transmission frequency
converter
trunk line
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Application number
JP9153976A
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English (en)
Inventor
Tomoharu Yokota
知治 横田
Susumu Oneda
進 大根田
Kenji Kamiya
賢治 上谷
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】双方向CATV網の上り信号に流合される外来
雑音を低減させ、双方向通信を可能にする。 【解決手段】センター装置MQ1から幹線L1を経由して
端末装置BQ1へ下り信号f2を下り信号伝送周波数帯域
で伝送し、端末装置からは下り信号の伝送周波数帯域と
は異なる伝送周波数帯域の上り信号f1を幹線を経由し
てセンター装置に伝送する双方向CATV網において幹
線と端末装置間に設けられる流合雑音低減装置であり、
端末装置からの上り信号の上り信号伝送周波数を下り信
号伝送周波数帯域を超える周波数帯域に変換して伝送す
るアップコンバータである一次変換部1と、一次変換部
からの信号f11を幹線に伝送すべき上り信号の上り信号
伝送周波数帯域に変換した後、幹線に送るダウンコンバ
ータである二次変換部2とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流合雑音低減装置に
関し、特に双方向CATV網の上り信号に流合される外
来雑音を低減させる流合雑音低減装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来から特開平5−304672公報に
おいて、図3に示す双方向CATV網の上り信号に流合
される外来雑音を防止する流合雑音防止回路が提案され
ている。図3に示す流合雑音防止回路51は、図2
(b)に示すような伝送周波数帯域(10〜50MHZ)
の上り信号f51を端末装置54からセンター装置50へ
伝送する際の流合雑音を防止する回路であり、双方向C
ATV網のセンター装置50に接続されているCATV
ラインL51と各加入者の宅内システム53との通信経路
の境界に設置され、いわゆる保安器55の内側に設けら
れている。
【0003】流合雑音防止回路51は、センター装置5
0から各端末装置54へ伝送される図2(b)に示すよ
うな伝送周波数帯域(70〜450MHZ)の下り信号f
52のみを通過させるハイパスフィルタ56と、各端末装
置54からの上り信号f51の伝送周波数帯域のみを通過
させるローパスフィルタ57と、CATVコンバータ5
2から出力される直流信号f53により動作するRFスイ
ッチ(切り替えスイッチ)58と、低周波信号を通過さ
せるローパスフィルタ機能を有するコイル59およびコ
ンデンサ60、61とが設けられている。尚、流合雑音
防止回路51には、雷による機器の破損を防止するため
の避雷素子62が設けられている。
【0004】ハイパスフィルタ56は上り側端子T51を
介してCATVラインL51に直列に接続されている。ま
た、ハイパスフィルタ56にはローパスフィルタ57お
よびRFスイッチ(切り替え)スイッチ58が並列に接
続されている。ハイパスフィルタ56およびローパスフ
ィルタ57に直列接続されている各コンデンサ61は、
下り側端子T52に接続されるとともに、コイル59およ
びコンデンサ60を介して基準電位点に接続されてい
る。
【0005】一方、宅内システム53には双方向端末と
しての機能を有するCATVコンバータ52が端末装置
54に接続されており、このCATVコンバータ52は
TVコンバータ部70と、ハイパスフィルタ63、RF
アンプ64、RFスイッチ65、およびモジュレータ6
6、デジュレータ67を制御するCPU68と、入出力
装置(I/O)69とが設けられている。
【0006】次に、このように構成されている従来の流
合雑音防止回路の動作について説明する。通常、双方向
CATV網のセンター装置50から伝送周波数帯域(7
0〜450MHZ)の下り信号f52が送出される。この下
り信号f52はハイパスフィルタ56を通過して宅内シス
テム53へと伝送される。このとき、ローパスフィルタ
57のみ通過できる伝送周波数帯域(10〜50MHZ)
の上り信号f51はノイズを含めてハイパスフィルタ56
を通過出来ないことから、上り方向の信号伝送では上述
の上り信号伝送周波数帯域以外はノイズとして除去され
る。
【0007】また、下り信号f52がセンター装置50か
ら送出されるとともに、各端末装置54をポーリング方
式により呼び出すための呼出信号f54も下り信号f52と
同一の伝送周波数帯域で送出される。この呼出信号f54
は、流合雑音防止回路51のハイパスフィルタ56およ
びコンデンサ61と、CATVコンバータ52のハイパ
スフィルタ63およびデモジュレータ67を介してCP
U68に入力される。CPU68は、入力された呼出信
号f54のデータにより入出力装置(I/O)69を介して
直流信号f53を出力し、RFスイッチ58およびRFス
イッチ65を動作させ「通過」とした後、返送のための
上り信号f51をローパスフィルタ57を介してセンター
装置50に送出することにより、返送信号である上り信
号f51の伝送時に端末装置54の宅内システム53での
ノイズの流合を遮断できるとともに、他の宅内システム
53のノイズの流合を防止できることから双方向CAT
V網における上り信号f51の正常な伝達の制御が可能で
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
流合雑音防止回路では端末装置から送出される上り信号
が外来雑音が混合しやすい周波数帯域(10〜50MH
z)に設定されているため、外来雑音が流合しやすく宅
内システムからの上り信号に外来雑音が含まれることか
ら、雑音成分がセンター装置で合成されてS/Nが悪くな
り、上り信号を読み取れない難点があった。
【0009】本発明はこのような難点を解消するために
なされたもので、流合雑音低減装置において双方向CA
TV網の上り信号の伝送の際、加入者端子において特に
飛び込みやすい外来雑音を低減させるために、加入者端
末をブロック化し、上り信号をブロック内では下り信号
の伝送周波数帯域より高く、雑音の少ない高周波数帯域
にアップコンバートさせ伝送し、ブロック外へ出力する
際に、通常の上り信号の伝送周波数帯域にダウンコンバ
ートし、幹線を介してセンター装置に伝送させる流合雑
音低減装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の流合雑音低減装置は、センター装置から幹線
を経由して端末装置へ下り信号を下り信号伝送周波数帯
域で伝送し、端末装置から下り信号の伝送周波数帯域と
は異なる伝送周波数帯域の上り信号を幹線を経由してセ
ンター装置に伝送する双方向CATV網において幹線と
端末装置間に設けられる流合雑音低減装置であり、端末
装置からの上り信号の伝送周波数を下り信号の伝送周波
数帯域を越える周波数帯域に変換して伝送する一次変換
部と、この一次変換部からの信号を幹線に伝送すべき上
り信号の伝送周波数に変換した後、幹線に送る二次変換
部とを備えている。また、一次変換部はアップコンバー
タ、二次変換部はダウンコンバータからそれぞれ成るも
のである。
【0011】このような双方向CATV網を成す本発明
の流合雑音低減装置において、センター装置から端末装
置へ伝送される下り信号がテレビおよびパソコンモデム
等に入力された後、加入者が端末を用いて上り信号をセ
ンター装置へ返送する際、上り信号に流合する外来雑音
を低減させるために、一次変換部(アップコンバータ)
にて上り信号を雑音成分の少ない下り信号の伝送周波数
帯域を超える周波数帯域に変換して伝送し、変換された
信号を二次変換部(ダウンコンバータ)において通常の
上り信号の伝送周波数帯域に変換して幹線を介してセン
ター装置へ伝送する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の流合雑音低減装置
の一実施例について、図面を参照して説明する。図1に
示す本発明の流合雑音低減装置は、双方向CATV網を
成す端末装置BQ1とセンター装置MQ1とが幹線L1で
接続されている。
【0013】端末装置BQ1は、加入者のテレビおよび
パソコンモデム等にて生成送出され、センター装置MQ
1へ伝送される上り信号f1の伝送周波数帯域を、センタ
ー装置MQ1から生成送出される下り信号f2の伝送周波
数帯域よりも高い周波数帯域の(上り)信号f11にアッ
プコンバートして送出させるために各加入者に設置され
ている一次変換部であるアップコンバータ1と、前述の
高周波数帯域にアップコンバートされた(上り)信号f
11を変換前の上り信号の伝送周波数帯域にダウンコンバ
ートさす二次変換部であるダウンコンバータ2と、セン
ター装置MQ1から送出される下り信号f2を加入者の引
込線に分配するタップオフ3とが設けられている。
【0014】上り信号f1の一次変換部であるアップコ
ンバータ1は、図2(a)に示すような5〜50MHZの
伝送周波数帯域の上り信号f1のみを通過させるローパ
スフィルタ4と、ローパスフィルタ4を介した上り信号
f1にMIX5において高周波信号をミキシングする発
振器6と、MIX5を介して750〜850MHZの高周
波数帯域に変換された(上り)信号f11のみを通過させ
るバンドパスフィルタ7と、60〜750MHZの伝送周
波数帯域の下り信号f2のみを通過させるバンドパスフ
ィルタ8とが設けられている。
【0015】ローパスフィルタ4の一方はTVおよびパ
ソコンモデムに接続されており、ローパスフィルタ4の
他方はMIX5の一方の入力側に接続されている。ま
た、MIX5の他方の入力側は発振器6に接続されてい
る。MIX5の出力側はバンドパスフィルタ7および加
入者端子T1を介してタップオフ3に接続されている。
バンドパスフィルタ8の一方はTVおよびパソコンモデ
ムに接続されており、バンドパスフィルタ8の他方は加
入者端子T1を介してタップオフ3に接続されている。
【0016】上り信号f1の二次変換部であるダウンコ
ンバータ2は、図2(a)に示すように、一次変換部で
あるアップコンバータ1にて750〜850MHZの高周
波数帯域に変換された(上り)信号f11のみを通過させ
るバンドパスフィルタ9と、バンドパスフィルタ9を介
した(上り)信号f11にMIX10において低周波信号
をミキシングさせる発振器11と、MIX10を介した
5〜50MHZの低周波数帯域にダウンコンバートされた
上り信号f1のみを通過させるローパスフィルタ12
と、センター装置MQ1より生成送出される60〜75
0MHZの伝送周波数帯域の下り信号f2のみを通過させ
るバンドパスフィルタ13とが設けられている。
【0017】バンドパスフィルタ9の一方はタップオフ
3に接続されており、バンドパスフィルタ9の他方はM
IX10の一方の入力側に接続されている。また、MI
X10の他方の入力側は発振器11に接続されている。
MIX10の出力側はローパスフィルタ12および幹線
L1を介してセンター装置MQ1に接続されている。バン
ドパスフィルタ13の一方は幹線L1を介してセンター
装置MQ1に接続されており、バンドパスフィルタ13
の他方はタップオフ3に接続されている。
【0018】また、上述の双方向CATV網を成す端末
装置BQ1とセンター装置MQ1間は閉ループで構成され
ている。このように構成されている本発明の流合雑音低
減装置について、以下その動作について説明する。双方
向CATV網を成すセンター装置MQ1〜端末装置BQ1
の加入者が有するアップコンバータ1間において、セン
ター装置MQ1より生成送出される60〜750MHZの
伝送周波数帯域の下り信号f2は、幹線L1を介しダウン
コンバータ2のバンドパスフィルタ13を通過した後、
タップオフ3に入力される。タップオフ3に入力された
下り信号f2は、加入者端子T1を介し、アップコンバー
タ1のバンドパスフィルタ8を通過してテレビ・パソコ
ンモデム等に入力される。
【0019】一方、加入者が加入者端末のTV・パソコ
ンモデム等から図2(a)に示すように5〜50MHZの
伝送周波数帯域の上り信号f1をセンター装置MQ1へ返
送信号として送出する際、上り信号f1はアップコンバ
ータ1のローパスフィルタ4を通過してMIX5に入力
される。しかしながらこの上り信号f1は5〜50MHZ
の低周波数帯域の信号であり、特に加入者端子T1にお
いて外来雑音が流合しやすい10〜50MHZの周波数帯
域内の信号であるため、下り信号f2に影響せずに雑音
信号成分の少ない周波数帯域にアップコンバートするた
めに、MIX5において発振器6から送出される高周波
信号がミキシングされた750〜850MHZの伝送周波
数帯域の(上り)信号f11にアップコンバートされる。
また、MIX5にてアップコンバートされた(上り)信
号f11はバンドパスフィルタ7を通過し、加入者接続端
子T1を介してタップオフ3に入力される。
【0020】タップオフ3を介した(上り)信号f11
は、ダウンコンバータ2のバンドパスフィルタ9を通過
し、MIX10に入力される。この(上り)信号f11は
アップコンバートされた高周波数帯域(750〜850
MHZ)の信号であるため、通常の上り信号の伝送周波数
帯域(5〜50MHZ)にダウンコンバートするために、
MIX10において発振器11から送出される低周波信
号がミキシングされ、5〜50MHZの伝送周波数帯域の
上り信号f1にダウンコンバートされる。ダウンコンバ
ートされた上り信号f1はローパスフィルタ12を通過
し、幹線L1を介してセンター装置MQ1に入力される。
【0021】よって双方向CATV網のセンター装置M
Q1〜端末装置BQ1の加入者が有するアップコンバータ
1間において、下り信号f2および外来雑音の流合を低
減した上り信号f1の双方向通信が可能である。また、
前述ではセンター装置MQ1より送出される下り信号f2
を、端末装置BQ1のタップオフ3にて分配して加入者
端子T1に入力しテレビ・パソコンモデム等に伝送させ
たが、同様に下り信号f2をタップオフ3を介して各加
入者端子T2〜T4に夫々入力し、各加入者が有するテレ
ビ・パソコンモデム等に伝送可能であり、各加入者から
生成送出される上り信号f3〜f5も前述と同様な方法で
伝送することにより、外来雑音の流合を低減させてセン
ター装置MQ1へ伝送できることから双方向通信が可能
である。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の流合雑音低減装置によれば、双方向CATV網の加入
者端末から送出される上り信号の伝送周波数帯域を、下
り信号に影響せずに雑音信号成分の少ない周波数帯域に
変換して伝送することにより、特に双方向CATV網の
加入者端子での外来雑音の流合を低減できS/Nを向上さ
せ、双方向通信が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流合雑音低減装置の一実施例の構成を
示すブロック図。
【図2】(a)本発明の流合雑音低減装置の上り信号お
よび下り信号の伝送周波数帯域説明図。(b)従来の流
合雑音停止装置の上り信号および下り信号の伝送周波数
帯域説明図。
【図3】従来の流合雑音停止回路の構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
MQ1・・・・・・センター装置 BQ1・・・・・・端末装置 1・・・・・・一次変換部(アップコンバータ) 2・・・・・・二次変換部(ダウンコンバータ) L1・・・・・・幹線 f1・・・・・・上り信号 f11・・・・・・アップコンバートされた(上り)信号 f2・・・・・・下り信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センター装置(MQ1)から幹線(L1)を
    経由して端末装置(BQ1)へ下り信号(f2)を下り信
    号伝送周波数帯域で伝送し、前記端末装置からは前記下
    り信号の伝送周波数帯域とは異なる伝送周波数帯域の上
    り信号(f1)を前記幹線を経由して前記センター装置
    に伝送する双方向CATV網において前記幹線と前記端
    末装置間に設けられる流合雑音低減装置であって、 前記端末装置からの前記上り信号の上り信号伝送周波数
    を前記下り信号伝送周波数帯域を越える周波数帯域に変
    換して伝送する一次変換部(1)と、この一次変換部か
    らの信号(f11)を前記幹線に伝送すべき前記上り信号
    の伝送周波数帯域に変換した後、前記幹線に送る二次変
    換部(2)とを備えたことを特徴とする流合雑音低減装
    置。
  2. 【請求項2】前記一次変換部はアップコンバータ、前記
    二次変換部はダウンコンバータからそれぞれ成ることを
    特徴とする請求項1記載の流合雑音低減装置。
JP9153976A 1997-06-11 1997-06-11 流合雑音低減装置 Pending JPH114426A (ja)

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Cited By (5)

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Effective date: 20020305