JP2002296828A - 電子写真用カラートナー、カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置 - Google Patents

電子写真用カラートナー、カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置

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JP2002296828A JP2001101159A JP2001101159A JP2002296828A JP 2002296828 A JP2002296828 A JP 2002296828A JP 2001101159 A JP2001101159 A JP 2001101159A JP 2001101159 A JP2001101159 A JP 2001101159A JP 2002296828 A JP2002296828 A JP 2002296828A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光定着方式を使用できるとともに、光定着に
おけるカラートナー定着性と耐ボイド性をどちらもモノ
クロトナーレベルまで向上させることのできる電子写真
用カラートナーを提供すること。 【解決手段】 光定着方式を採用した電子写真法で使用
するカラートナーにおいて、120℃以上170℃未満の軟化
点を有する第1のポリエステル樹脂と80℃以上110℃未
満の軟化点を有する第2のポリエステル樹脂を80:20〜
20:80の重量比で混合したポリエステル樹脂を主成分と
して含むバインダ樹脂を使用するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真用トナーに
関し、さらに詳しく述べると、光定着方式を採用した電
子写真法において好適な電子写真用カラートナーに関す
る。本発明のカラートナーは、電子写真方式を利用した
各種のイメージング装置、例えば電子写真複写機、電子
写真ファクシミリ、電子写真プリンタ、静電印刷機など
において現像剤として有利に使用することができる。本
発明は、また、このような電子写真用カラートナーを使
用したカラー画像形成方法及びカラー画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、印刷機などで
広く普及している電子写真方式は、一般的には、例えば
感光体ドラムなどのような光導電性絶縁体の表面に正又
は負の均一な静電荷を与えることから出発する。このよ
うな一様帯電工程の後、様々な手段によって光導電性絶
縁体に光像を照射することによってその絶縁体上の静電
荷を部分的に消去して静電潜像を形成する。例えば、レ
ーザ光を照射して、特定部分の表面電荷を消去すること
により、画像情報に応じた静電潜像を光導電性絶縁体上
に形成することができる。次いで、光導電性絶縁体上の
静電荷の残った潜像部分にトナーと呼ばれる現像剤の微
粉体を付着させ、潜像を可視化する。最後に、このよう
にして得られたトナー像を、印刷物となすため、一般的
に、記録紙などの記録媒体に静電的に転写する。転写後
のトナー像の定着には、加圧、加熱あるいはこれらを併
用した方法によってトナーを溶融させた後に固化定着さ
せる方法、もしくは光エネルギを照射してトナーを溶融
させた後に固化定着させる方法などがあるが、加圧や加
熱による弊害のない光を利用した光定着法(フラッシュ
定着法とも呼ばれる)が注目を集めている。すなわち、
光定着法では、トナーの定着に際してトナーを加圧する
必要がないことから、定着ローラなどと接触(加圧)さ
せる必要がなく、定着工程での画像解像度(再現性)の
劣化が少ないといった利点がある。また、熱源などによ
り加熱する必要がないことから、電源を投入してから熱
源(定着ローラなど)が所望の温度にまでプリヒートさ
れるまで印字を行えないといったことはなく、電源投入
直後から印字を行える。さらに、高温熱源を必要としな
いことから、装置内の温度上昇を適切に回避できるとい
った利点があり、またシステムダウンにより定着器内に
おいて記録紙詰まりが生じた場合などであっても、熱源
からの熱によって記録紙が発火してしまうこともない。
【0003】しかし、光定着法は、それをカラートナー
の定着に使用した場合には、カラートナーの低い光吸収
効率のため、黒トナーの定着に比べて定着性が低くな
る。そこで、赤外線吸収剤をカラートナーに添加するこ
とで定着性向上を図ることが提案され、以下に列挙する
ように、関連の特許公報も多数、公開されている:特開
昭60-63545号公報(以下、番号のみ)、60-63546、60-5
7858、60-57857、58-102248、58-102247、60-131544、6
0-133460、61-132959、WO99/13382、2000-147824、7-19
1492、2000-155439、6-348056、10-39535、2000-3568
9、11-38666、11-125930、11-125928、11-125929、11-6
5167等。すなわち、これらの公開特許公報においては、
赤外領域の光を吸収する材料を赤外線吸収剤としてトナ
ーに添加することで、カラー化と光定着性を両立しよう
としている。しかし、提案されている赤外線吸収剤のい
ずれもが、十分な定着性をもたらすことができないとい
う問題を依然として有している。
【0004】また、光定着法では、フラッシュ光の照射
によってトナーが瞬間的に加熱されるため、トナーの周
りの空気が膨張し、トナーの突沸などにより印字の微小
欠陥であるボイド(白抜け現象)が発生するという問題
がある。この問題に対し、特開平5-107805号公報では、
トナーで主成分として使用するバインダ樹脂の軟化点、
ガラス転移点、酸価を制御することで、ボイドを防止す
ることを試みている。この方法は、しかし、カラートナ
ーを使用した時のボイドの防止に有効ではない。すなわ
ち、カラートナーの場合、トナー画像を平滑化するた
め、バインダ樹脂の粘度を黒トナーに比較して低く設計
するので、ボイドの発生が助長されるからである。
【0005】さらに、特開平4−338973号公報には、2
種類のポリエステル樹脂を混合してバインダ樹脂として
使用することが提案されている。しかし、この方法で
も、フラッシュ定着性と耐ボイド性を両立することはで
きていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の実情
に鑑みなされたもので、その目的は、画像定着方式とし
て光定着方式を使用できるとともに、光定着におけるカ
ラートナー定着性と耐ボイド性をどちらもモノクロトナ
ーレベルまで向上させることのできる電子写真用カラー
トナーを提供することにある。
【0007】本発明の目的は、また、画像定着方式とし
て光定着方式を使用できるとともに、光定着におけるカ
ラートナー定着性と耐ボイド性をどちらもモノクロトナ
ーレベルまで向上させることのできるカラー画像形成方
法を提供することにある。本発明の目的は、さらに、光
定着方式に基づく画像定着装置を使用できるとともに、
光定着におけるカラートナー定着性と耐ボイド性をどち
らもモノクロトナーレベルまで向上させることのできる
カラー画像形成装置を提供することにある。
【0008】本発明の上記した目的や、その他の目的
は、以下の詳細な説明から容易に理解することができる
であろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、その1つの面
において、光定着方式を採用した電子写真法において用
いられるものであって、バインダ樹脂、着色剤及び赤外
線吸収剤を少なくとも含み、前記バインダ樹脂が、第1
のポリエステル樹脂と第2のポリエステル樹脂を80:20
〜20:80の重量比で混合したポリエステル樹脂を主成分
として含み、かつ、その際、前記第1のポリエステル樹
脂は、120℃以上170℃未満の軟化点Tspを有する非線状
ポリエステル樹脂であり、かつその成分として1〜25重
量部のクロロホルム不溶分を含有し、また、前記第2の
ポリエステル樹脂は、80℃以上110℃未満の軟化点Tsp
を有する非線状ポリエステル樹脂であることを特徴とす
る電子写真用カラートナーにある。
【0010】また、本発明は、そのもう1つの面におい
て、画像露光による静電潜像の形成、現像による静電潜
像の可視化、可視化された画像の記録媒体への転写及び
転写された画像の定着の各工程を含む、電子写真方式に
より前記記録媒体にカラー画像を形成する方法におい
て、前記静電潜像の現像工程において、本発明のカラー
トナーを含む現像剤を使用し、かつ前記現像剤の使用に
より可視化された画像を前記記録媒体に転写した後に定
着する工程において、1.0〜6.0J/cm2の発光エ
ネルギー密度で光定着方式を使用することを特徴とする
カラー画像形成方法にある。
【0011】さらに、本発明は、そのもう1つの面にお
いて、静電潜像の形成のための画像露光装置、静電潜像
を可視化するための現像装置、可視化された画像を記録
媒体に転写するための画像転写装置及び転写された画像
を記録媒体に定着させるための画像定着装置を含む、電
子写真方式により前記記録媒体にカラー画像を形成する
装置において、前記現像装置に、本発明のカラートナー
を含む現像剤が搭載されており、かつ前記画像定着装置
に、発光エネルギー密度が1.0〜6.0J/cm2であ
る光定着機が備えられていることを特徴とするカラー画
像形成装置にある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、基本的に、一般的な電
子写真プロセスであることができ、特定の電子写真プロ
セスにのみ限定されるものではない。同様に、本発明で
使用する電子写真プロセスにおいて採用される現像方法
も特に限定されるものではなく、その都度好適な現像方
法を選択し、採用することができる。すなわち、本発明
では、その都度、本発明のカラートナーに求められる必
須の条件を満足させつつ、それぞれの現像方法に最適な
現像剤を調製し、使用することができる。本発明におい
て採用可能な現像方法は、したがって、この技術分野に
おいて広く使用されている二成分現像方式及び一成分現
像方式の両方を包含する。
【0013】二成分現像方式は、トナー粒子と、マグネ
タイト、フェライト、鉄粉、ガラスビーズ等あるいはそ
れらの樹脂被覆物からなるキャリヤ粒子とを接触させ、
摩擦帯電を利用してキャリヤにトナーを付着させ、さら
にこのトナーを潜像部分に案内して現像を行う方法であ
る。すなわち、この方式の場合、トナーとキャリヤを組
み合わせて現像剤を構成する。なお、キャリヤ粒子の粒
径は、通常、30〜500μmであり、また、トナー粒
子のキャリヤ粒子に対する混合比は、通常、0.5〜1
0重量%である。この方式で使用する現像方法には、磁
気ブラシ現像法などがある。
【0014】二成分現像方式におけるキャリヤの使用を
省略した方法として、一成分現像方式も公知である。こ
の方式は、キャリヤを使用しないので、トナーの濃度の
制御、混合、攪拌、などの機構が不要となり、しかも装
置の小型化が可能となるなどの利点を有している。一成
分現像方式では、一般的に、トナー層を金属製の現像ロ
ーラ上に均一な薄膜として形成し、このトナー層を潜像
部分に案内して現像を行うことができる。現像ローラ上
のトナー粒子への電荷の付与は、摩擦帯電あるいは静電
誘導によって行うことができる。例えば、摩擦帯電に基
づく一成分現像方式の場合、接触を伴うBMT方式やF
EED方式では磁性トナーを使用し、しかし、同じく接
触を伴うタッチダウン方式では非磁性トナーを使用す
る。なお、電子写真プロセス及びそれにおいて採用され
る現像方法は、多くの電子写真関連の刊行物が存在して
いるので、詳細はそれらの刊行物を参照されたい。
【0015】本発明による電子写真用カラートナーは、
基本的に、電子写真法において従来より用いられている
カラートナーと同様な組成とすることができる。すなわ
ち、本発明のカラートナーは、一般的には少なくともバ
インダ樹脂、着色剤、そして赤外線吸収剤を含むように
して構成される。なお、上記したように電子写真プロセ
スでは各種の現像方法が採用されているが、本発明のカ
ラートナーは、それが使用されるべき電子写真プロセス
において採用されている現像方法に依存して、自体磁性
を有している磁性トナーであってもよく、あるいは非磁
性トナーであってもよい。
【0016】本発明の電子写真用カラートナーにおい
て、基材として用いるバインダ樹脂は、上記したよう
に、(1)第1のポリエステル樹脂と第2のポリエステ
ル樹脂を80:20〜20:80の重量比で混合したポリエステ
ル樹脂を主成分として含むこと、(2)第1のポリエス
テル樹脂は、120℃以上170℃未満の軟化点Tspを有する
非線状ポリエステル樹脂であり、かつその成分として1
〜25重量部のクロロホルム不溶分を含有すること、
(3)第2のポリエステル樹脂は、80℃以上110℃未満
の軟化点Tspを有する非線状ポリエステル樹脂であるこ
と、を必須の構成要件とし、これをもって、光定着にお
けるカラートナー定着性と耐ボイド性を、どちらも顕著
に向上させつつ、両立させることが可能である。
【0017】第1のポリエステル樹脂は、120℃以上170
℃未満の軟化点Tspを有する非線状ポリエステル樹脂で
ある。このポリエステル樹脂において、その軟化点Tsp
が170℃もしくはそれ以上であるときには、低エネル
ギー定着性が低下する。一方、軟化点Tspが120℃よ
り低いときには耐ボイド性が低下する。また、第2のポ
リエステル樹脂は、80℃以上110℃未満の軟化点Tspを
有する非線状ポリエステル樹脂である。このポリエステ
ル樹脂において、その軟化点Tspが110℃もしくはそ
れ以上であるときには、低エネルギー定着性が低下す
る。一方、軟化点Tspが80℃より低いときには、耐ボ
イド性や耐ブロッキング性が低下する。
【0018】また、第1のポリエステル樹脂は、その成
分として、クロロホルム不溶分を1重量部以上25重量
部以下の量で含有する。このクロロホルム不溶分の含有
量が25重量部を超えると、低エネルギー定着性が劣化
する。反対に、1重量部以下の場合には、ボイドが発生
しやすくなる。さらに、第1のポリエステル樹脂と第2
のポリエステル樹脂の配合重量比は、80:20〜20:80で
あり、特に65:35〜35:65であることが好まし
い。第1のポリエステルの配合重量比が上記範囲より大
きいときには、低エネルギ定着性が低下する傾向があ
る。一方、第1のポリエステル樹脂の配合重量比が上記
範囲より小さいときには、耐ボイド性が低下する傾向が
ある。
【0019】さらに、第1のポリエステル樹脂の酸価が
20〜40であり、第2のポリエステル樹脂の酸価が5〜20
であり、ポリエステル樹脂全体としては酸価が15〜35で
あることが好ましい。以上に述べたような物性などに加
えて、バインダ樹脂として使用される第1及び第2のポ
リエステル樹脂は、それぞれ、そのガラス転移点Tg
が、45℃もしくはそれ以上であることが好ましい。これ
により、優れた耐ブロッキング性が得られるからであ
る。
【0020】さらに、第1及び第2のポリエステル樹脂
は、それぞれ、所望とする効果などに応じていろいろな
分子量を有することができる。通常、第1のポリエステ
ル樹脂は、約5×103〜5×105(ゲル成分を除く)
の比較的に高い分子量(重量平均分子量)を有してい
る。また、第2のポリエステル樹脂は、通常、約1×1
2〜1×104の比較的に低い分子量を有している。さ
らに、ポリエステル樹脂全体としての分子量は、通常、
約1×103〜5×104の範囲である。ポリエステル樹
脂の分子量が上述の範囲を大きく外れると、定着不足、
ボイドの発生などの不都合が発生する恐れがある。
【0021】本発明のカラートナーでは、第1及び第2
のポリエステル樹脂を所定の重量比で混合し、得られた
ポリエステル樹脂の混合物をバインダ樹脂の主成分とし
て使用する。これには、次のような理由がある。第1の
ポリエステル樹脂は、3価以上の単量体を含む非線状ポ
リエステル樹脂であるうえ比較的分子量の高いものであ
り、それ自身優れた耐ボイド性を示すことができるが、
その反面、低発光エネルギーにて定着することが困難で
ある。一方、第2のポリエステル樹脂は、線状ポリエス
テル樹脂であり、それ自身優れた低エネルギー定着性を
有することができる。しかし、この第2のポリエステル
樹脂は、その低粘度のため、耐ボイド性に劣っている。
本発明者らは、この事実に着目し、第1のポリエステル
樹脂及び第2のポリエステル樹脂をそれぞれ単独で用い
た場合には、それぞれの欠点が著しく大きく現れるとこ
ろ、本発明のカラートナー組成物の如く、第1のポリエ
ステル樹脂と第2のポリエステル樹脂とを共に含有する
ように構成した場合には、まったく予想されなかったこ
とであるが、第1のポリエステル樹脂と第2のポリエス
テル樹脂の長所が重なり合い、その結果、ボイドを発生
させることなく優れたフラッシュ定着性を具現すること
ができる。どちらのポリエステル樹脂も、単独の使用で
は、フラッシュ定着性と耐ボイド性を同時に満足させ得
るバインダ樹脂を合成はできないし、さらに加えて、本
発明のように、別々にバインダ樹脂を調製し、ブレンド
する方が簡便である。
【0022】第1のポリエステル樹脂及び第2のポリエ
ステル樹脂は、それぞれ、ポリエステル樹脂の製造に一
般的に用いられている出発物質から、慣用の技法を使用
して合成することができる。それぞれのポリエステル樹
脂は、以下に説明するものに限定されるわけではないけ
れども、好ましくは、次のようにして合成することがで
きる。
【0023】ポリエステル樹脂の合成において使用され
る酸成分としては、以下に列挙するものに限定されるわ
けではないけれども、テレフタル酸、イソフタル酸、オ
ルソフタル酸、又はこれらの無水物などを挙げることが
できる。特に、テレフタル酸やイソフタル酸が酸成分と
して好適である。これらの酸成分は、単独で使用しても
よく、あるいは2種以上を混合して用いてもよい。な
お、フラッシュ定着時の臭いが問題にならない範囲で、
他の酸成分を上記化合物とあわせて使用できる。併用に
好適な酸成分としては、例えば、マレイン酸、フマール
酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、シクロ
ヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチ
ン酸、アゼライン酸、マロン酸などを挙げることがで
き、さらにはn-ブチルコハク酸、n-ブテニルコハク
酸、イソブチルコハク酸、イソブテニルコハク酸、n-
オクチルコハク酸、n-オクテニルコハク酸、n-ドデシ
ルコハク酸、n-ドデセニルコハク酸、イソドデシルコ
ハク酸、イソドデセニルコハク酸等のアルキルまたはア
ルケニルコハク酸、またはこれらの酸の無水物、低級ア
ルキルエステル、その他の2価のカルボン酸を挙げるこ
とができる。また、第1ポリエステル樹脂に架橋を施す
ためには、3価以上のカルボン酸成分も同様に他の酸成
分として混合使用可能である。3価以上のカルボン酸成
分としては、例えば、1,2,4‐ベンゼントリカルボ
ン酸、1,3,5‐ベンゼントリカルボン酸、その他の
ポリカルボン酸、及びこれらの無水物を挙げることがで
きる。
【0024】また、バインダ樹脂として使用されるポリ
エステル樹脂は、次式(I)により表されるビスフェノ
ールAのアルキレンオキサオド付加物:
【0025】
【化1】
【0026】(式中、Rは置換もしくは非置換のアルキ
ル基、好ましくはエチレン基、プロピレン基などを表
し、そしてx及びyはそれぞれ1以上の整数を表す)に
由来するポリエステル樹脂を少なくとも含むことが好ま
しい。すなわち、本発明で使用されるポリエステル樹脂
において、それに含まれるアルコール成分中の80モル
%以上がビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物
からなることが望ましく、より好ましくは、90モル%
以上、さらに好ましくは、95モル%である。ビスフェ
ノールAアルキレンオキサイド付加物の量が80モル%
未満であると相対的に臭いの発生原因となるモノマー使
用量が多くなるため、好ましくない。
【0027】ポリエステル樹脂の合成に原料として使用
し得るビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物
としては、例えば、ポリオキシプロピレン(2.2)-
2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリ
オキシプロピレン(3.3)-2,2-ビス(4-ヒドロ
キシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2.
0)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ポリオキシエチレン(2.2)-2,2-ビス(4-
ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン
(2.0)-ポリオキシエチレン(2.0)-2,2-ビ
ス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプ
ロピレン(6)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニ
ル)プロパンなどを挙げることができる。このような化
合物のうちでも、特に、ポリオキシプロピレン(2.
2)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ポリオキシエチレン(2.2)-2,2-ビス(4-
ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン
(2.0)-2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プ
ロパンなどを有利に使用することができる。これらの化
合物は、単独で使用してもよく、あるいは2種以上を混
合して用いてもよい。
【0028】また、必要に応じて、上記の化合物(アル
コール成分)に組み合わせて、他のアルコール成分をあ
わせて使用してもよい。一例を示すと、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、1,2-プロピレングリコール、1,3-プロピレン
グリコール、1,4-ブタンジオール、ネオペンチルグ
リコール、1,4-ブテンジオール、1,5-ペンタンジ
オール、1,6-ヘキサンジオール等のジオール類、ビ
スフェノールA、水素添加ビスフェノールA等、その他
の2価のアルコールを挙げることができる。
【0029】さらに、第1ポリエステル樹脂の合成のた
めの3価以上のアルコール成分としては、ソルビトー
ル、1,2,3,6-ヘキサンテトロール、1,4-ソル
ビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ル、トリペンタエリスリトール、1,2,4-ブタント
リオール、1,2,5-ペンタントリオール、グリセロ
ール、2-メチルプロパントリオール、2-メチル-1,
2,4-ブタントリオール、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、その他の3価以上のアルコール
を挙げることができる。
【0030】さらに加えて、ポリエステル樹脂の合成時
の反応を促進させるため、樹脂合成の分野で通常使用さ
れているエステル化触媒、例えば酸化亜鉛、酸化第一
錫、ジブチル錫オキシド、ジブチル錫ジラウレート等を
使用することができる。第1ポリエステル樹脂のクロロ
ホルム不溶分は、好ましくは、3価以上の酸成分または
アルコール成分を添加することにより所望のレベルに制
御できる。
【0031】バインダ樹脂は、上記したポリエステル樹
脂の他に、電子写真の分野で常用のバインダ樹脂を追加
的に含有していてもよい。必要に応じて追加して使用で
きる適当なバインダ樹脂としては、例えば、スチレン-
アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエーテルポリオール
樹脂などを挙げることができる。本発明のカラートナー
において、バインダ樹脂中に分散せしめられるべき着色
剤は、多くの公知な染料及び顔料を包含し、任意に選択
して使用することができる。適当な着色剤としては、以
下に列挙するものに限定されるわけではないけれども、
例えば、カーボンブラック、ランプブラック、鉄黒、群
青、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコオイルブ
ルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチ
レンブルークロリド、フタロシアニンブルー、フタロシ
アニングリーン、ハンザイエロー、ローダミン6Cレー
キ、クロムイエロー、キナクリドン、ベンジジンイエロ
ー、マラカイトグリーン、マラカイトグリーンヘキサレ
ート、オイルブラック、アゾオイルブラック、ローズベ
ンガル、モノアゾ系染顔料、ジスアゾ系染顔料、トリス
アゾ系染顔料などを挙げることができる。これらの着色
剤は、単独で使用してもよく、さもなければ、所望とす
るトナー色を得るために混合して使用してもよい。
【0032】上記したような着色剤のトナー中の含有量
は、所望とする結果に応じて広く変更することができる
というものの、好ましくは、最も良好なトナー特性を得
るため、すなわち、印字の着色力、トナーの形状安定
性、トナーの飛散などを考慮した場合、通常、トナー1
00重量部に対して0.1〜20重量部の範囲であり、
好ましくは、0.5〜10重量部の範囲である。
【0033】本発明の電子写真用カラートナーは、上記
したように、バインダ樹脂及び着色剤に追加して赤外線
吸収剤を含むことが必須である。ここで使用する赤外線
吸収剤は、光定着に使用されるフラッシュ光の波長によ
っては変動があるが、少なくとも700〜1000nmの波長域
において光吸収ピークを示す化合物であることが一般的
に好ましい。上述のような光吸収ピークを示し得る赤外
線吸収剤は、好ましくは、シアニン、アントラキノン、
フタロシアニン、ナフタロシアニン、ポリメチン、ニッ
ケル錯体、アミニウム、ジイモニウム、酸化スズ、酸化
イッテルビウム、リン酸イッテルビウム、酸化セリウム
などである。これらの赤外線吸収剤は、単独で使用して
もよく、あるいは2種以上を混合して使用してもよい。
【0034】赤外線吸収剤のトナー中の含有量は、所望
とする結果に応じて広く変更することができるというも
のの、好ましくは、トナー100重量部に対して、合計
して0.01〜10重量部の範囲であるのが望ましく、
特に、0.1〜6重量部の範囲であるのがより望まし
い。0.01重量部より少ないと、良好な設計でもトナ
ーが定着し得ない。反対に10重量部より多いと、カラ
ートナーの色が褐色になって使えない。
【0035】本発明の電子写真用カラートナーは、さら
に、各種の常用の添加剤を任意に含有することができ
る。例えば、本発明のカラートナーは、流動性の向上な
どを目的として、白色の無機微粉末を混合して用いるこ
とができる。かかる無機微粉末のトナーに混合される割
合は、通常、トナー100重量部に対して0.01〜5重量
部の範囲であり、好ましくは0.01〜2.0重量部の範囲で
ある。このような無機微粉末としては、例えば、シリカ
微粉末、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チ
タン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ス
トロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ
灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガ
ラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコ
ニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、炭化硅素、窒化硅素などが挙げられるが、シリカ微
粉末が特に好ましい。シリカ、チタン、樹脂微粉、アル
ミナ等の公知の材料を併用できる。クリーニング活剤と
して、ステアリン酸亜鉛に代表される高級脂肪酸の金属
塩、フッ素系高分子量体の微粒子粉末を添加してもよ
い。
【0036】また、トナーの帯電特性を制御する目的
で、この技術分野において常用の電荷制御剤を混合して
用いてもよい。適当な電荷制御剤としては、例えば、正
帯電としては、ニグロシン系染料、四級アンモニウム
塩、アミノ基含有のポリマー、含金属アゾ染料、サリチ
ル酸の錯化合物、フェノール化合物などが挙げられる
が、色調に影響を与えない四級アンモニウム塩、アミノ
基含有ポリマー、サリチル酸の錯化合物などが有用であ
る。負帯電では、アゾクロム系、アゾ亜鉛系、カリック
スアレン系などがある。
【0037】さらに、公知のポリエチレン、ポリプロピ
レン、エステルワックス、カルナバ、フィッシャートロ
プシュワックス、パラフィンワックス、ライスワックス
などのワックス類を併用することもできる。本発明によ
る電子写真用カラートナーは、上記したようなトナー成
分を出発物質として使用して、いろいろな手順に従って
調製することができる。例えば、本発明のカラートナー
は、着色剤などを分散させた樹脂塊を粉砕、分級して作
製する機械的粉砕法、着色剤を取り込みながらモノマー
を重合させ、微粒子を作製する重合法などの公知の手法
を使用して調製することができる。本発明のカラートナ
ーは、好ましくは、機械的粉砕法に従って、次のような
手順で有利に調製することができる。 (1)材料の混合 バインダ樹脂、着色剤、赤外線吸収剤、電荷制御剤など
を計量した後、粉体混合機で均一に混合する。粉体混合
機としては、例えば、ボールミルなどを使用することが
できる。着色剤、電荷制御剤などが樹脂バインダ中に均
一に分散せしめられる。 (2)溶融混練 得られた混合物を加熱溶融させ、さらに混練する。スク
リュー押出機(エクストルーダ)、ロールミル、ニーダ
などを有利に使用することができる。着色剤粒子の微細
化と均一分散などが達成される。 (3)冷却固化 混練の完了後、得られた混練物を冷却し、固化させる。 (4)粉砕 固化した混練物を先ず最初にハンマーミル、カッターミ
ルなどの粗粉砕機で粗粉砕し、さらに続けて、ジェット
ミルなどの微粉砕機で微粉砕する。 (5)分級 微粉砕の完了後、トナー流動性の低下、トナーの飛散を
引き起こす微小粒子及び画質の低下を引き起こす粗大粒
子を除去するため、得られた微粉砕粒子を分級する。分
級装置としては、例えば、遠心力を利用した風力分級機
を使用することができる。目的とする球状のトナー微粉
体が得られる。 (6)表面処理 最終工程として、トナーの流動性の向上、その他の目的
のため、得られたトナー微粉体の表面に疎水性シリカあ
るいは酸化チタン及び必要に応じてその他の外添剤を添
加し、付着させてもよい。表面処理装置としては、例え
ば、高速流動型混合機を使用することができる。
【0038】本発明によるカラー画像形成方法は、前記
したように、画像露光による静電潜像の形成、現像によ
る静電潜像の可視化、可視化された画像の記録媒体への
転写、及び転写された画像の定着の各工程を含むもので
あり、ただし、従来の方法とは異なり、静電潜像の現像
工程において、本発明のカラートナーを含む現像剤を使
用する。
【0039】また、本発明方法では、現像剤の使用によ
り可視化された画像を記録媒体に転写した後に定着する
工程において、トナー定着方式として、光定着方式を使
用しる。転写されたトナー画像の光定着には、フラッシ
ュ光を有利に使用することができる。フラッシュ光は、
可視光から近赤外光までに及ぶ広い波長域の光のなかか
ら、使用するフラッシュ定着装置の仕様に応じて適切な
ものを使用することができる。特に、フラッシュ光とし
てキセノンランプを用いて、効率よくトナーを定着する
ことができる。また、キセノンのランプ強度を示すフラ
ッシュ光1回の単位面積当りの発光エネルギーは、上記
したように、発光エネルギー密度で表して、1.0〜
6.0J/cm2の範囲であるのが好ましい。発光エネル
ギー密度は、1.0J/cm2より小さすぎると定着しな
いし、反対に6.0J/cm2より大きすぎるとトナーボ
イドは問題ないが、用紙が焦げてしまう。なお、発光エ
ネルギー密度: S(J/cm2)は、以下の式で表され
る。
【0040】S=((1/2)×C×V2)/(u×
l)/(n×f) ランプ本数 :n(本) 点灯周波数: f(Hz) 入力電圧: V(V) コンデンサ容量: C(μF) プロセス搬送速度: u(mm/s) 印字幅: l(mm) また、フラッシュ光の発光時間は、フラッシュ光の発光
エネルギー密度などに応じて広く変更することができる
というものの、通常、500〜3,000μ/sの範囲
であることが好ましい。フラッシュ光の発光時間が短か
すぎると、フラッシュ定着率を上昇させるのに十分な程
度にトナーを溶融させることができない。また、フラッ
シュ光の発光時間が長すぎると、記録媒体上に定着した
トナーの過熱を引き起こすおそれがある。
【0041】さらに具体的に説明すると、本発明による
カラー画像形成方法は、上記のような相違点を除いて、
基本的には従来の画像形成方法と同様にして実施するこ
とができる。好ましい一例を示すと、画像露光による静
電潜像の形成は、例えば感光体ドラムなどのような光導
電性絶縁体の表面に正又は負の均一な静電荷を与えた
後、様々な手段によって光導電性絶縁体に光像を照射す
ることによってその絶縁体上の静電荷を部分的に消去し
て静電潜像を形成することによって行うことができる。
例えば、レーザ光を照射して、特定部分の表面電荷を消
去することにより、画像情報に応じた静電潜像を光導電
性絶縁体上に形成することができる。
【0042】次いで、形成された静電潜像を現像により
可視化する。これは、光導電性絶縁体上の静電荷の残っ
た潜像部分に本発明のトナーを含む現像剤の微粉体を付
着させることによって行うことができる。現像工程の完
了後、可視化された画像を記録媒体へ転写する。これ
は、得られたトナー像を、一般的に、記録紙などの記録
媒体に静電的に転写することによって行うことができ
る。
【0043】最後に、本発明に従い、上記の転写工程で
転写されたトナー像をフラッシュ定着により溶融させ、
記録媒体に定着させる。このような一連の処理工程を経
て、目的とする複製品(印刷物など)を得ることができ
る。電子写真法に基づく画像形成方法は、この技術分野
において広く知られているので、ここでの詳細な説明は
省略する。
【0044】同様に、本発明のカラー画像形成装置、典
型的には電子写真装置もこの技術分野において広く知ら
れているので、ここでの詳細な説明を省略する。参考ま
でに、本発明において有利に使用することのできる電子
写真装置の一例を図1に示す。図1に示す電子写真装置
では、本発明のカラートナーにキャリヤを混合して調製
した現像剤11が攪拌スクリュー12で攪拌され、摩擦
帯電せしめられる。摩擦帯電した現像剤11は所定の循
環経路にそって案内され、現像ローラ13に達し、さら
に感光ドラム14に搬送される。感光ドラム14は、潜
像形成方式によっていろいろであるけれども、光導電材
料である感光体、例えば、ポリシラン、フタロシアニ
ン、フタロポリメチンなどの有機感光体、又はセレン、
アモルファスシリコン等の無機感光体や、絶縁体から形
成することができる。特に、アモルファスシリコン感光
体が長寿命の面から好ましい。
【0045】現像剤11が搬送されてきた感光ドラム1
4の表面では、そのドラムの回転方向に関して後方に位
置する前帯電部15によりドラムの帯電が行われ、さら
に、露光装置(図示せず)からの光像により、静電潜像
が形成されている。ここで、前帯電部15は、コロトロ
ン、スコロトロンなどのコロナ放電機構やブラシ帯電器
などの接触帯電機構から構成することができる。また、
露光装置は、レーザー光学系、LED光学系、液晶シャ
ッタ光学系などの各種の光学系を光源に使用して構成す
ることができる。したがって、感光ドラム14に搬送さ
れてきた摩擦帯電した現像剤11がそのドラムの表面の
静電潜像に付着し、可視化されたトナー像が得られる。
【0046】感光ドラム14上のトナー像11はドラム
の回転により転写部16に搬送され、ここで記録媒体
(紙やフィルムなど)21へ転写される。転写部16
は、転写に利用する力、すなわち、静電気力、機械力、
粘着力などに依存して、いろいろな構成を採用すること
ができる。例えば、静電気力に基づいたものとしては、
コロナ転写装置、ロール転写装置、ベルト転写装置など
を挙げることができる。
【0047】記録媒体21は矢印方向に案内されてい
て、フラッシュ定着装置18の下方においてトナー像の
定着が行われる。記録媒体21上のトナー像はフラッシ
ュ定着装置18によって加熱、溶融せしめられ、さらに
記録媒体21の内部にまで浸透して固着される。定着の
完了により、定着画像22が得られる。感光ドラム14
上のトナー像11で上記した転写工程に関与しないまま
残留したトナーは、除電器(図示せず)を経た後、クリ
ーニング装置(図示の場合、ブレード)17で感光ドラ
ム14の表面から除去される。クリーニング装置は、上
記したブレードの他、磁気ブラシクリーナ、静電ブラシ
クリーナ、磁気ローラクリーナなどから構成することが
できる。
【0048】
【実施例】引き続いて、本発明をその実施例を参照して
説明する。なお、本発明は、これらの実施例によって限
定されるものでないことは、言うまでもない。調製例 (1)ポリエステルの調製 アルコール成分、酸成分及び架橋成分を下記の第1表に
示す処方で用意し、温度計、ステンレススチール製撹拌
器、ガラス製窒素導入管、流下式コンデンサを備えた、
容量2リットルの四つ口フラスコ内に入れた。それぞれ
のフラスコ内容物を、マントルヒーター中、窒素気流下
で、異なる反応条件(220℃又は240℃)にて所定
時間にわたって反応させ、さらに同温度で60mmHgの
減圧にて2時間にわたって反応を継続した。得られたポ
リエステル(ポリエステル1‐1〜1‐5及びポリエス
テル2‐1〜2‐5)の軟化点Tsp、クロロホルム不溶
分及び酸価を下記の手法に従って測定したところ、下記
の第1表に記載の結果が得られた。 <軟化点Tsp>高化式フローテスター「CFT -500 」
(島津製作所製)を用い、ダイスの細孔の径1mm、加圧
20kg/cm2 、昇温速度6℃/minの条件下で1cm2 の試
料を溶融流出させたときの、流出開始点から流出終了点
の高さの1/2に相当する温度を測定し、軟化点とし
た。 <クロロホルム不溶分>試料をクロロホルムに溶解した
ときの濾紙不透過分を指す。次のようにして求めた。
【0049】試料を微粉砕し、40メッシュの篩を通過さ
せた。得られた試料粉体5.00gを採取し、濾過助剤ラジ
オライト(#700)5.00gと共に容量150ml の容器に入
れ、この容器内にクロロホルム100 gを注入し、ボール
ミル架台に載せ5時間以上にわたって回転させた。試料
を充分にクロロホルムに溶解させた。一方、加圧濾過器
内に直径7cmの濾紙(No.2のもの、重量測定済み)を置
き、その上にラジオライト5.00gを均一にプレコートし
た。少量のクロロホルムを加えて濾紙を濾過器に密着さ
せた後、先の工程で用意した容器の内容物を濾過器内に
流し込んだ。さらに、容器をクロロホルム100ml により
充分に洗浄して濾過器に流し込み、容器の器壁に付着物
が残留しないようにした。その後、濾過器の上蓋を閉
じ、濾過を行った。濾過は4kg/cm2以下の加圧下で行
い、クロロホルムの流出が止まった後に新たにクロロホ
ルム100ml を加えて濾紙上の残留物を洗浄し、再び加圧
濾過を行った。 以上の操作が完了した後、濾紙および
その上の残渣ならびにラジオライトのすべてをアルミホ
イル上に載せて真空乾燥器内に入れ、温度80〜100 ℃、
圧力100mmHgの条件下で10時間乾燥させた。斯くして得
られた乾固物の総重量a(g)を測定し、次式によりク
ロロホルム不溶分x(重量%)を求めた。なお、このよ
うにして求められるクロロホルム不溶分は、ポリエステ
ルにおいては、高分子量の重合体成分もしくは架橋され
た重合体成分である。
【0050】x = [( a − 濾紙の重量) − ラジオラ
イトの重量]/試料の重量 × 100 式中、ラジオライトの重量は、合計量10.00gである。 <酸価>JIS K0070の規定に従って測定した。
【0051】
【表1】
【0052】(2)ポリエステル混合物の調製 上記の工程で調製したポリエステル1‐1〜1‐5(第
1のポリエステル)及びポリエステル2‐1〜2‐5
(第2のポリエステル)を下記の第2表に示す組成でミキ
サにて乾式混合した。ポリエステルA〜Pが得られた。
【0053】
【表2】
【0054】(3)キャリヤの調製 直径60μmのマグネタイト粒子をキャリヤ芯材とし、そ
の表面にアクリル樹脂(商品名:BR-85、三菱レイヨン
社製)を流動床を用いてコーティングし、乾燥した。キ
ャリヤ芯材に対するコーティング量は、2重量%であっ
た。アクリル樹脂によって被覆されたマグネタイトキャ
リヤが得られた。 (4)カラートナーの調製 下記の第4表及び第5表に記載のような異なる組成のカラ
ートナーを調製した。なお、赤外線吸収剤は、下記の第
3表にまとめてある。 トナーSCY-1の調製:下記の第4表に記載の材料を記載
の混合割合(重量部)で用意した。材料の全量をヘンシェ
ルミキサーに投入し、予備混合を行った後、エクストル
ーダーにより溶融混練した。次いで、得られた混合物を
冷却固化した後、ハンマーミルで粗粉砕し、さらにジェ
ットミルで微粉砕した。得られた微粉末を気流分級機に
て分級を行い、体積平均粒径が8.5μmの黄色着色微粒子
を得た。引き続いて、得られたトナー微粒子に、疎水性
シリカ微粒子(商品名:H3004、クラリアントジャパン
社製)の0.5重量部をヘンシェルミキサーで外添処理し
た。トナーSCY-2〜トナーSCY-24の調製:材料とその混
合割合を下記の第4表及び第5表に記載のものに変更した
相違点を除いて、トナーSCY-1の調製と同様な手法に従
ってトナーSCY-2〜トナーSCY-24を調製した。それぞれ
体積平均粒径が8.5μmである着色微粒子を得た後、外添
処理を行った。実施例1〜20及び比較例1〜9 上記のようにして調製したトナーSCY-1ならびにトナーS
CY-2〜トナーSCY-24を使用してフラッシュ定着方式で印
字試験を行った。
【0055】それぞれのトナーと上記のようにして調製
したキャリヤを5重量%:95重量%の比で混合して現像
剤を調製した。この現像剤をフラッシュ定着用に設計さ
れ、キセノン光源を定着光源に装備した高速プリンタ装
置(品番PS2160、富士通社製)に搭載した後、記録媒体
として普通紙(PPC用紙)を使用して、発光エネルギ
ー(光定着エネルギー)を下記の第4表及び第5表に記載
のように変えながらプロセス速度8000ライン/mで
線画の印字を行った。使用したキセノン光源の発光スペ
クトルは図2に示す通りであり、また、発光時間は10
00μ/sであった。得られた印刷物のそれぞれを、下
記の項目: (1)トナーの定着率 (2)定着性の判定 (3)ボイドの発生 (4)用紙焦げ に関して、次のような指針に従って評価を行った。 (1)トナーの定着率の測定 得られた印刷物の線画部の光学濃度(ステータスA濃
度)を最初に測定した。次いで、同じ印刷物の線画部に
粘着テープ(スコッチTMメンディングテープ、住友スリ
ーエム社製)を軽く貼り付けた後、直径100mm及び厚
さ20mmの鉄製円柱ブロックをテープ上を密着状態で転
がし、引き続いてテープを剥離した。テープ剥離後の印
刷物の線画部の光学濃度を再び測定した。テープ剥離の
前の光学濃度を100として、テープ剥離後における光
学濃度をパーセンテージで算出し、これを「トナーの定
着率」(%)とした。 (2)定着性の判定 それぞれのトナーの定着率(%)の大きさから、下記の
基準に従って定着性の良否を判定した。
【0056】 70%未満: × 70〜80%未満: △ 80〜90%未満: ○ 90%以上: ◎ なお、トナーの定着率が80%以上であるとき、トナー
の定着性は実用レベルにある。 (3)ボイド(白抜け)発生の有無の判定 得られた印刷物のそれぞれの線画部を光学顕微鏡で拡大
して観察し、白抜けが発生しているか否かを目視により
判定した。白抜けが発生していないものを○、わずかに
発生しているが、実用上許容できるものを△、そして許
容し得ない程度に白抜けが発生しているものを×と判定
した。 (4)用紙焦げの判定 100万枚の連続印刷を行った後、最後に得られた印刷物
において用紙焦げが発生しているか否かを目視により判
定した。用紙焦げが発生していないものを○、わずかに
発生しているが、実用上許容できるものを△、そして許
容し得ない程度に用紙焦げが発生しているものを×と判
定した。
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】
【表6】
【0061】
【表7】
【0062】
【表8】
【0063】最後に、本発明のさらなる理解のため、本
発明の好ましい態様を以下に付記する。 (付記1) 光定着方式を採用した電子写真法において
用いられるものであって、バインダ樹脂、着色剤及び赤
外線吸収剤を少なくとも含む電子写真用カラートナーに
おいて、前記バインダ樹脂が、第1のポリエステル樹脂
と第2のポリエステル樹脂を80:20〜20:80の重量比で
混合したポリエステル樹脂を主成分として含み、かつ、
その際、前記第1のポリエステル樹脂は、120℃以上170
℃未満の軟化点Tspを有する非線状ポリエステル樹脂で
あり、かつその成分として1〜25重量部のクロロホルム
不溶分を含有し、また、前記第2のポリエステル樹脂
は、80℃以上110℃未満の軟化点Tspを有する非線状ポ
リエステル樹脂であることを特徴とする電子写真用カラ
ートナー。
【0064】(付記2) 前記第1のポリエステル樹脂
の酸価が20〜40であり、前記第2のポリエステル樹脂の
酸価が5〜20であり、ポリエステル樹脂全体としては酸
価が15〜35であることを特徴とする付記1に記載の電子
写真用カラートナー。 (付記3) 前記赤外線吸収剤が、少なくとも700〜100
0nmの波長域において光吸収ピークを示す化合物である
ことを特徴とする付記1又は2に記載の電子写真用カラ
ートナー。
【0065】(付記4) 前記赤外線吸収剤が、シアニ
ン、アントラキノン、フタロシアニン、ナフタロシアニ
ン、ポリメチン、ニッケル錯体、アミニウム、ジイモニ
ウム、酸化スズ、酸化イッテルビウム、リン酸イッテル
ビウム及び酸化セリウムからなる群から選ばれた少なく
とも1種類の化合物であることを特徴とする付記3に記
載の電子写真用カラートナー。
【0066】(付記5) 前記バインダ樹脂が、次式に
より表されるビスフェノールAのアルキレンオキサオド
付加物:
【0067】
【化2】
【0068】(式中、Rは置換もしくは非置換のアルキ
ル基を表し、そしてx及びyはそれぞれ1以上の整数を
表す)に由来するポリエステル樹脂を少なくとも含むこ
とを特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載の電子
写真用カラートナー。 (付記6) 画像露光による静電潜像の形成、現像によ
る静電潜像の可視化、可視化された画像の記録媒体への
転写及び転写された画像の定着の各工程を含む電子写真
方式により前記記録媒体にカラー画像を形成する方法に
おいて、前記静電潜像の現像工程において、バインダ樹
脂、着色剤及び赤外線吸収剤を少なくとも含み、その
際、前記バインダ樹脂が、第1のポリエステル樹脂と第
2のポリエステル樹脂を80:20〜20:80の重量比で混合
したポリエステル樹脂を主成分として含み、前記第1の
ポリエステル樹脂が、120℃以上170℃未満の軟化点Tsp
を有する非線状ポリエステル樹脂であり、かつその成分
として1〜25重量部のクロロホルム不溶分を含有し、そ
して前記第2のポリエステル樹脂が、80℃以上110℃未
満の軟化点Tspを有する非線状ポリエステル樹脂である
カラートナーを含む現像剤を使用し、かつ前記現像剤の
使用により可視化された画像を前記記録媒体に転写した
後に定着する工程において、1.0〜6.0J/cm2
発光エネルギー密度で光定着方式を使用することを特徴
とするカラー画像形成方法。
【0069】(付記7) 前記第1のポリエステル樹脂
の酸価が20〜40であり、前記第2のポリエステル樹脂の
酸価が5〜20であり、ポリエステル樹脂全体としては酸
価が15〜35であることを特徴とする付記6に記載のカラ
ー画像形成方法。 (付記8) 前記赤外線吸収剤が、少なくとも700〜100
0nmの波長域において光吸収ピークを示す化合物である
ことを特徴とする付記6又は7に記載のカラー画像形成
方法。
【0070】(付記9) 前記赤外線吸収剤が、シアニ
ン、アントラキノン、フタロシアニン、ナフタロシアニ
ン、ポリメチン、ニッケル錯体、アミニウム、ジイモニ
ウム、酸化スズ、酸化イッテルビウム、リン酸イッテル
ビウム及び酸化セリウムからなる群から選ばれた少なく
とも1種類の化合物であることを特徴とする付記8に記
載のカラー画像形成方法。
【0071】(付記10) 静電潜像の形成のための画
像露光装置、静電潜像を可視化するための現像装置、可
視化された画像を記録媒体に転写するための画像転写装
置及び転写された画像を記録媒体に定着させるための画
像定着装置を含む、電子写真方式により前記記録媒体に
カラー画像を形成する装置において、前記現像装置に、
バインダ樹脂、着色剤及び赤外線吸収剤を少なくとも含
み、その際、前記バインダ樹脂が、第1のポリエステル
樹脂と第2のポリエステル樹脂を80:20〜20:80の重量
比で混合したポリエステル樹脂を主成分として含み、前
記第1のポリエステル樹脂が、120℃以上170℃未満の軟
化点Tspを有する非線状ポリエステル樹脂であり、かつ
その成分として1〜25重量部のクロロホルム不溶分を含
有し、そして前記第2のポリエステル樹脂が、80℃以上
110℃未満の軟化点Tspを有する非線状ポリエステル樹
脂であるカラートナーを含む現像剤が搭載されており、
かつ前記画像定着装置に、発光エネルギー密度が1.0
〜6.0J/cm2である光定着機が備えられていること
を特徴とするカラー画像形成装置。
【0072】(付記11) 前記第1のポリエステル樹
脂の酸価が20〜40であり、前記第2のポリエステル樹脂
の酸価が5〜20であり、ポリエステル樹脂全体としては
酸価が15〜35であることを特徴とする付記10に記載の
カラー画像形成装置。 (付記12) 前記赤外線吸収剤が、少なくとも700〜1
000nmの波長域において光吸収ピークを示す化合物であ
ることを特徴とする付記10又は11に記載のカラー画
像形成装置。
【0073】(付記13) 前記赤外線吸収剤が、シア
ニン、アントラキノン、フタロシアニン、ナフタロシア
ニン、ポリメチン、ニッケル錯体、アミニウム、ジイモ
ニウム、酸化スズ、酸化イッテルビウム、リン酸イッテ
ルビウム及び酸化セリウムからなる群から選ばれた少な
くとも1種類の化合物であることを特徴とする付記12
に記載のカラー画像形成装置。
【0074】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、画像定着方式として光定着方式を使用することがで
きるとともに、光定着におけるカラートナー定着性と耐
ボイド性をどちらもモノクロトナーレベルまで向上させ
ることのできる電子写真用カラートナーを提供すること
ができる。
【0075】また、本発明によれば、本発明のカラート
ナーを有効に利用し、その作用効果を十二分に発揮させ
ることのできるカラー画像形成方法及びカラー画像形成
装置も提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナー定着方式としてフラッシュ定着方式を採
用した画像形成方法を実施するための好ましい電子写真
装置の一例を示した略示断面図である。
【図2】キセノンフラッシュ光の発光スペクトル図であ
る。
【符号の説明】
11…現像剤 12…攪拌スクリュー 13…現像ローラ 14…感光ドラム 18…フラッシュ定着装置 21…記録媒体 22…定着画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 知明 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 片桐 善道 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA01 AA06 AA21 CA08 EA03 EA07 EA10 FB03 2H033 AA02 BA58 BC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光定着方式を採用した電子写真法におい
    て用いられるものであって、バインダ樹脂、着色剤及び
    赤外線吸収剤を少なくとも含み、 前記バインダ樹脂が、第1のポリエステル樹脂と第2の
    ポリエステル樹脂を80:20〜20:80の重量比で混合した
    ポリエステル樹脂を主成分として含み、かつ、その際、 前記第1のポリエステル樹脂は、120℃以上170℃未満の
    軟化点Tspを有する非線状ポリエステル樹脂であり、か
    つその成分として1〜25重量部のクロロホルム不溶分を
    含有し、また、 前記第2のポリエステル樹脂は、80℃以上110℃未満の
    軟化点Tspを有する非線状ポリエステル樹脂であること
    を特徴とする電子写真用カラートナー。
  2. 【請求項2】 前記第1のポリエステル樹脂の酸価が20
    〜40であり、前記第2のポリエステル樹脂の酸価が5〜2
    0であり、ポリエステル樹脂全体としては酸価が15〜35
    であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真用カ
    ラートナー。
  3. 【請求項3】 前記赤外線吸収剤が、少なくとも700〜1
    000nmの波長域において光吸収ピークを示す化合物であ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子写真用
    カラートナー。
  4. 【請求項4】 画像露光による静電潜像の形成、現像に
    よる静電潜像の可視化、可視化された画像の記録媒体へ
    の転写及び転写された画像の定着の各工程を含む電子写
    真方式により前記記録媒体にカラー画像を形成する方法
    において、 前記静電潜像の現像工程において、バインダ樹脂、着色
    剤及び赤外線吸収剤を少なくとも含み、その際、 前記バインダ樹脂が、第1のポリエステル樹脂と第2の
    ポリエステル樹脂を80:20〜20:80の重量比で混合した
    ポリエステル樹脂を主成分として含み、 前記第1のポリエステル樹脂が、120℃以上170℃未満の
    軟化点Tspを有する非線状ポリエステル樹脂であり、か
    つその成分として1〜25重量部のクロロホルム不溶分を
    含有し、そして 前記第2のポリエステル樹脂が、80℃以上110℃未満の
    軟化点Tspを有する非線状ポリエステル樹脂であるカラ
    ートナーを含む現像剤を使用し、かつ 前記現像剤の使用により可視化された画像を前記記録媒
    体に転写した後に定着する工程において、1.0〜6.
    0J/cm2の発光エネルギー密度で光定着方式を使用す
    ることを特徴とするカラー画像形成方法。
  5. 【請求項5】 静電潜像の形成のための画像露光装置、
    静電潜像を可視化するための現像装置、可視化された画
    像を記録媒体に転写するための画像転写装置及び転写さ
    れた画像を記録媒体に定着させるための画像定着装置を
    含む、電子写真方式により前記記録媒体にカラー画像を
    形成する装置において、 前記現像装置に、バインダ樹脂、着色剤及び赤外線吸収
    剤を少なくとも含み、その際、 前記バインダ樹脂が、第1のポリエステル樹脂と第2の
    ポリエステル樹脂を80:20〜20:80の重量比で混合した
    ポリエステル樹脂を主成分として含み、 前記第1のポリエステル樹脂が、120℃以上170℃未満の
    軟化点Tspを有する非線状ポリエステル樹脂であり、か
    つその成分として1〜25重量部のクロロホルム不溶分を
    含有し、そして 前記第2のポリエステル樹脂が、80℃以上110℃未満の
    軟化点Tspを有する非線状ポリエステルであるカラート
    ナーを含む現像剤が搭載されており、かつ前記画像定着
    装置に、発光エネルギー密度が1.0〜6.0J/cm2
    である光定着機が備えられていることを特徴とするカラ
    ー画像形成装置。
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