JP3531620B2 - 電子写真用カラートナー、カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置 - Google Patents

電子写真用カラートナー、カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真用トナーに
関し、さらに詳しく述べると、光定着方式を採用した電
子写真法において好適な電子写真用カラートナーに関す
る。本発明のカラートナーは、電子写真方式を利用した
各種のイメージング装置、例えば電子写真複写機、電子
写真ファクシミリ、電子写真プリンタ、静電印刷機など
において現像剤として有利に使用することができる。本
発明は、また、このような電子写真用カラートナーを使
用したカラー画像形成方法及びカラー画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、印刷機などで
広く普及している電子写真方式は、一般的には、例えば
感光体ドラムなどのような光導電性絶縁体の表面に正又
は負の均一な静電荷を与えることから出発する。このよ
うな一様帯電工程の後、様々な手段によって光導電性絶
縁体に光像を照射することによってその絶縁体上の静電
荷を部分的に消去して静電潜像を形成する。例えば、レ
ーザ光を照射して、特定部分の表面電荷を消去すること
により、画像情報に応じた静電潜像を光導電性絶縁体上
に形成することができる。次いで、光導電性絶縁体上の
静電荷の残った潜像部分にトナーと呼ばれる現像剤の微
粉体を付着させ、潜像を可視化する。最後に、このよう
にして得られたトナー像を、印刷物となすため、一般的
に、記録紙などの記録媒体に静電的に転写する。
【0003】転写後のトナー像の定着には、加圧、加熱
あるいはこれらを併用した方法によってトナーを溶融さ
せた後に固化定着させる方法、もしくは光エネルギを照
射してトナーを溶融させた後に固化定着させる方法など
があるが、加圧や加熱による弊害のない光を利用した光
定着法(フラッシュ定着法とも呼ばれる)が注目を集め
ている。すなわち、光定着法では、トナーの定着に際し
てトナーを加圧する必要がないことから、定着ローラな
どと接触(加圧)させる必要がなく、定着工程での画像
解像度(再現性)の劣化が少ないといった利点がある。
また、熱源などにより加熱する必要がないことから、電
源を投入してから熱源(定着ローラなど)が所望の温度
にまでプリヒートされるまで印字を行えないといったこ
とはなく、電源投入直後から印字を行える。さらに、高
温熱源を必要としないことから、装置内の温度上昇を適
切に回避できるといった利点があり、またシステムダウ
ンにより定着器内において記録紙詰まりが生じた場合な
どであっても、熱源からの熱によって記録紙が発火して
しまうこともない。
【0004】しかし、光定着法は、それをカラートナー
の定着に使用した場合には、カラートナーの低い光吸収
効率のため、黒トナーの定着に比べて定着性が低くな
る。そこで、赤外線吸収剤をカラートナーに添加するこ
とで定着性の向上を図ることが提案され、以下に列挙す
るように、関連の特許公報も多数、公開されている:特
開昭60-63545号公報(以下、番号のみ)、60-63546、60
-57858、60-57857、58-102248、58-102247、60-13154
4、60-133460、61-132959、WO99/13382、2000-147824、
7-191492、2000-155439、6-348056、10-39535、2000-35
689、11-38666、11-125930、11-125928、11-125929、11
-65167等。すなわち、これらの公開特許公報において
は、赤外領域の光を吸収する材料を赤外線吸収剤として
トナーに添加することで、カラー化と光定着性を両立し
ようとしている。しかし、提案されている赤外線吸収剤
のいずれもが、十分な定着性をもたらすことができない
という問題を依然として有している。
【0005】また、光定着法では、フラッシュ光の照射
によってトナーが瞬間的に加熱されるため、トナーの周
りの空気が膨張し、トナーの突沸などにより印字の微小
欠陥であるボイド(白抜け現象)が発生するという問題
がある。この問題に対し、特開平5-107805号公報では、
トナーで主成分として使用するバインダ樹脂の軟化点、
ガラス転移点、酸価を制御することで、ボイドを防止す
ることを試みている。この方法は、しかし、カラートナ
ーを使用した時のボイドの防止に有効ではない。すなわ
ち、カラートナーの場合、トナー画像を平滑化するた
め、バインダ樹脂の粘度を黒トナーに比較して低く設計
するので、ボイドの発生が助長されるからである。
【0006】さらに、常用の赤外線吸収剤であるアミニ
ウム、ジイモニウム、シアニンなどは、その分子中にN
原子またはS原子を有し、正帯電性が強いため、その有
用性が評価されている負帯電トナーにすることが難しい
という問題を有している。負の帯電制御剤の添加によっ
て、負帯電トナーを調製することも提案されている。例
えば、負の帯電制御剤としては、特開平2−201378号公
報に記載のカリックスアレン化合物、特開平4-211691号
公報に記載の亜鉛錯体、特開昭57-141452号公報に記載
のクロム錯体、特開平2-16916号公報に記載のクロム錯
体、特許2885238号に記載のクロム化合物、特開平2-486
74号公報に記載のボロン錯体などがある。しかし、赤外
線吸収剤と帯電制御剤は、トナー製造時の加熱により反
応し、製造されたトナーの赤外線吸収能力と帯電能力の
両方が失われることがあるので、両者を単純に組み合わ
せて使用することは、不可能に近いのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の実情
に鑑みなされたもので、その目的は、画像定着方式とし
て光定着方式を使用できるとともに、ボイドの形成を伴
わず、しかも負の帯電性と光定着におけるカラートナー
定着性を両立できる電子写真用カラートナーを提供する
ことにある。
【0008】本発明の目的は、また、画像定着方式とし
て光定着方式を使用できるとともに、ボイドの形成を伴
わず、しかも負の帯電性と光定着におけるカラートナー
定着性を両立できるカラー画像形成方法を提供すること
にある。本発明の目的は、さらに、光定着方式に基づく
画像定着装置を使用できるとともに、ボイドの形成を伴
わず、しかも負の帯電性と光定着におけるカラートナー
定着性を両立できるカラー画像形成装置を提供すること
にある。
【0009】本発明の上記した目的や、その他の目的
は、以下の詳細な説明から容易に理解することができる
であろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、その1つの面
において、光定着方式を採用した電子写真法において用
いられるものであって、バインダ樹脂及び着色剤を少な
くとも含む電子写真用カラートナーにおいて、少なくと
も次式(I)により表されるカリックスアレン化合物:
【0011】
【化4】
【0012】(上式において、R1,R2,R3,R4及び
5は、同一もしくは異なっていてもよく、それぞれ、
水素原子、アルキル基、−(CH2)mCOOR10基(式中、R
10は、水素原子又はアルキル基であり、mは、正の整数
である)、−N(R72(式中、R7は、酸素原子、水素
原子又はアルキル基である)、−SO3R8基(式中、R
8は、水素原子又はアルキル基である)、アリール基又
は−Si(CH33を表し、R11,R12,R13,R14及びR
15は、同一もしくは異なっていてもよく、それぞれ、水
素原子、アルキル基、−(CH2)mCOOR20基(式中、R20
は、水素原子又はアルキル基であり、mは、正の整数で
ある)、−N(R172(式中、R17は、酸素原子、水素
原子又はアルキル基である)、−SO3R18基(式中、R18
は、水素原子又はアルキル基である)、アリール基又は
−Si(CH33を表し、そしてx及びyは、それぞれ、0
であるかもしくは正の整数である)と、少なくとも700
〜1000nmの波長域において光吸収ピークを示す赤外線吸
収性化合物を、組み合わせて含んでなることを特徴とす
る電子写真用カラートナーにある。
【0013】また、本発明は、そのもう1つの面におい
て、画像露光による静電潜像の形成、現像による静電潜
像の可視化、可視化された画像の記録媒体への転写及び
転写された画像の定着の各工程を含む、電子写真方式に
より前記記録媒体にカラー画像を形成する方法におい
て、前記静電潜像の現像工程において、本発明のカラー
トナーを含む現像剤を使用し、かつ前記現像剤の使用に
より可視化された画像を前記記録媒体に転写した後に定
着する工程において、1.0〜6.0J/cm2の発光エ
ネルギー密度で光定着方式を使用することを特徴とする
カラー画像形成方法にある。
【0014】さらに、本発明は、そのもう1つの面にお
いて、静電潜像の形成のための画像露光装置、静電潜像
を可視化するための現像装置、可視化された画像を記録
媒体に転写するための画像転写装置及び転写された画像
を記録媒体に定着させるための画像定着装置を含む、電
子写真方式により前記記録媒体にカラー画像を形成する
装置において、前記現像装置に、本発明のカラートナー
を含む現像剤が搭載されており、かつ前記画像定着装置
に、発光エネルギー密度が1.0〜6.0J/cm2であ
る光定着機が備えられていることを特徴とするカラー画
像形成装置にある。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、基本的に、一般的な電
子写真プロセスで実施することができ、特定の電子写真
プロセスにのみ限定されるものではない。同様に、本発
明で使用する電子写真プロセスにおいて採用される現像
方法も特に限定されるものではなく、その都度好適な現
像方法を選択し、採用することができる。すなわち、本
発明では、その都度、本発明のカラートナーに求められ
る必須の条件を満足させつつ、それぞれの現像方法に最
適な現像剤を調製し、使用することができる。本発明に
おいて採用可能な現像方法は、したがって、この技術分
野において広く使用されている二成分現像方式及び一成
分現像方式の両方を包含する。
【0016】二成分現像方式は、トナー粒子と、マグネ
タイト、フェライト、鉄粉、ガラスビーズ等あるいはそ
れらの樹脂被覆物からなるキャリヤ粒子とを接触させ、
摩擦帯電を利用してキャリヤにトナーを付着させ、さら
にこのトナーを潜像部分に案内して現像を行う方法であ
る。すなわち、この方式の場合、トナーとキャリヤを組
み合わせて現像剤を構成する。なお、キャリヤ粒子の粒
径は、通常、30〜500μmであり、また、トナー粒
子のキャリヤ粒子に対する混合比は、通常、0.5〜1
0重量%である。この方式で使用する現像方法には、磁
気ブラシ現像法などがある。
【0017】二成分現像方式におけるキャリヤの使用を
省略した方法として、一成分現像方式も公知である。こ
の方式は、キャリヤを使用しないので、トナーの濃度の
制御、混合、攪拌、などの機構が不要となり、しかも装
置の小型化が可能となるなどの利点を有している。一成
分現像方式では、一般的に、トナー層を金属製の現像ロ
ーラ上に均一な薄膜として形成し、このトナー層を潜像
部分に案内して現像を行うことができる。現像ローラ上
のトナー粒子への電荷の付与は、摩擦帯電あるいは静電
誘導によって行うことができる。例えば、摩擦帯電に基
づく一成分現像方式の場合、接触を伴うBMT方式やF
EED方式では磁性トナーを使用し、しかし、同じく接
触を伴うタッチダウン方式では非磁性トナーを使用す
る。なお、電子写真プロセス及びそれにおいて採用され
る現像方法は、多くの電子写真関連の刊行物が存在して
いるので、詳細はそれらの刊行物を参照されたい。
【0018】本発明による電子写真用カラートナーは、
基本的に、電子写真法において従来より用いられている
カラートナーと同様な組成とすることができる。すなわ
ち、本発明のカラートナーは、一般的には少なくともバ
インダ樹脂及び着色剤を含むようにして構成される。な
お、上記したように電子写真プロセスでは各種の現像方
法が採用されているが、本発明のカラートナーは、それ
が使用されるべき電子写真プロセスにおいて採用されて
いる現像方法に依存して、自体磁性を有している磁性ト
ナーであってもよく、あるいは非磁性トナーであっても
よい。
【0019】本発明の電子写真用カラートナーにおい
て、基材として使用されるバインダ樹脂は、特に限定さ
れるものではないが、好ましくは、天然もしくは合成の
高分子物質よりなるバインダ樹脂である。適当なバイン
ダ樹脂として、例えば、ポリエステル樹脂、スチレン−
アクリル樹脂、スチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリエー
テルポリオール樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹
脂、エポキシ樹脂などを挙げることができる。本発明の
カラートナーでは、ポリエステル樹脂を最も有利に使用
することができる。これらのバインダ樹脂は、単独で使
用してもよく、あるいは2種類以上の樹脂を混合又は複
合して使用してもよい。また、線状ポリエステル樹脂
と、架橋成分を含むポリエステル樹脂を混合して使用し
てもよい。
【0020】ポリエステル樹脂やその他のバインダ樹脂
は、それぞれ、所望とする効果などに応じていろいろな
分子量を有することができる。本発明の実施に使用する
バインダ樹脂の分子量(重量平均分子量)は、通常、約
1,000〜30,000の範囲であり、好ましくは約
2,000〜15,000の範囲である。また、かかる
バインダ樹脂は、通常、約55〜70℃のガラス転移
点、約70〜190℃の軟化点を有している。
【0021】本発明のカラートナーにおいて、バインダ
樹脂中に分散せしめられるべき着色剤は、多くの公知な
染料及び顔料を包含し、任意に選択して使用することが
できる。適当な着色剤としては、以下に列挙するものに
限定されるわけではないけれども、例えば、カーボンブ
ラック、ランプブラック、鉄黒、群青、ニグロシン染
料、アニリンブルー、カルコオイルブルー、デュポンオ
イルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリ
ド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、
ハンザイエロー、ローダミン6Cレーキ、クロムイエロ
ー、キナクリドン、ベンジジンイエロー、マラカイトグ
リーン、マラカイトグリーンヘキサレート、オイルブラ
ック、アゾオイルブラック、ローズベンガル、モノアゾ
系染顔料、ジスアゾ系染顔料、トリスアゾ系染顔料など
を挙げることができる。これらの着色剤は、単独で使用
してもよく、さもなければ、所望とするトナー色を得る
ために混合して使用してもよい。
【0022】上記したような着色剤のトナー中の含有量
は、所望とする結果に応じて広く変更することができる
というものの、好ましくは、最も良好なトナー特性を得
るため、すなわち、印字の着色力、トナーの形状安定
性、トナーの飛散などを考慮した場合、通常、トナー1
00重量部に対して0.1〜20重量部の範囲であり、
好ましくは、0.5〜10重量部の範囲である。
【0023】本発明の電子写真用カラートナーは、上記
したように、バインダ樹脂及び着色剤に追加して、少な
くともカリックスアレン化合物と赤外線吸収性化合物を
併用することが必須である。カリックスアレン化合物
は、上記したように、前式(I)により表されるカリッ
クスアレン化合物である。
【0024】さらに詳しく述べると、前式(I)におい
て、置換基R1,R2,R3,R4及びR5は、同一もしく
は異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、アルキル
基、好ましくは1〜12個の炭素原子を有するアルキル
基、−(CH2)mCOOR10基(式中、R10は、水素原子又は
アルキル基、好ましくは1〜5個の炭素原子を有する低
級アルキル基であり、mは、1〜3の整数である)、−
N(R72(式中、R7は、酸素原子、水素原子又はアル
キル基、好ましくは低級アルキル基である)、−SO3R8
基(式中、R8は、水素原子又はアルキル基、好ましくは
低級アルキル基である)、アリール基、好ましくは置換
もしくは非置換のフェニル基、又は−Si(CH33を表
す。
【0025】同様に、置換基R11,R12,R13,R14
びR15は、同一もしくは異なっていてもよく、それぞ
れ、水素原子、アルキル基、−(CH2)mCOOR20基(式
中、R20は、水素原子又はアルキル基であり、mは、1
〜3の整数である)、−N(R172(式中、R17は、酸
素原子、水素原子又はアルキル基である)、−SO3R18
(式中、R18は、水素原子又はアルキル基である)、ア
リール基又は−Si(CH33を表す。すなわち、置換基R
11,R12,R13,R14及びR15は、それぞれ、置換基R
1,R2,R3,R4及びR5と同様な置換基を表すことが
できる。
【0026】また、式中のx及びyは、それぞれ、0で
あるかもしくは正の整数であり、好ましくは、xは、4
〜8の整数であり、yは、0〜4の整数である。本発明
の実施に好適な前式(I)のカリックスアレン化合物と
しては、以下のものに限定されるわけではないけれど
も、次のような一般式の化合物を挙げることができる。
【0027】
【化5】
【0028】
【化6】
【0029】
【化7】
【0030】
【化8】
【0031】
【化9】
【0032】
【化10】
【0033】
【化11】
【0034】これらのカリックスアレン化合物は、例え
ば、J.Am.Chem.Soc., 103, 3782-3792(1981)、Pure&
Appl.Chem, Vol.58, No.11, 1523-1528(1985)、Tetra
hedron Letters, Vol.26, No.28, 3343-3344(1985)、
現代化学, 182, 14-23(1986)等の文献に記載の手法に
従い容易に合成することができる。また、カリックスア
レン化合物は、通常、トナー100重量部に対して0.1〜10
重量部の範囲で配合されていることが好ましく、0.5〜2
重量部の範囲で配合されていることがさらに好ましい。
カリックスアレン化合物の配合量が10重量部より多い
と、赤外線吸収性化合物を若干分解するためと考察され
るが、定着性が低下する。反対に、カリックスアレン化
合物の配合量が0.1重量部より少ないと、帯電能力が発
現しない。
【0035】さらに、帯電制御剤としては、帯電に影響
しない範囲で、カリックスアレン化合物とともに公知の
帯電制御剤を添加できる。公知の帯電制御剤としては、
ニグロシン系染料、四級アンモニウム塩、アミノ基含有
のポリマー、含金属アゾ染料、サリチル酸の錯化合物、
フェノール化合物、アゾクロム系、アゾ亜鉛系などがあ
る。これらの追加の帯電制御剤は、通常、帯電制御剤の
全量を基準にして1重量%の範囲内で用いられる。
【0036】帯電制御剤と組み合わせて使用する赤外線
吸収剤は、光定着に使用されるフラッシュ光の波長によ
っては変動があるが、少なくとも700〜1000nmの波長域
において光吸収ピークを示す赤外線吸収性化合物であ
る。上述のような光吸収ピークを示し得る赤外線吸収性
化合物は、好ましくは、シアニン、アントラキノン、フ
タロシアニン、ナフタロシアニン、ポリメチン、ニッケ
ル錯体、アミニウム、ジイモニウム、酸化スズ、酸化イ
ッテルビウム、リン酸イッテルビウム、酸化セリウムな
どである。これらの赤外線吸収性化合物は、単独で使用
してもよく、あるいは2種以上を混合して使用してもよ
い。
【0037】本発明の実施では、上述のような赤外線吸
収性化合物のなかでも、フタロシアニン又はナフタロシ
アニンを、単独で、あるいは混合して、特に有利に使用
することができる。このような場合に、上述のようなそ
の他の赤外線吸収性化合物は、帯電性に悪影響を及ぼさ
ない量で使用することができる。赤外線吸収性化合物の
トナー中の含有量は、所望とする結果に応じて広く変更
することができるというものの、好ましくは、トナー1
00重量部に対して、合計して0.01〜5重量部の範
囲であるのが望ましく、特に、0.1〜1重量部の範囲
であるのがより望ましい。赤外線吸収性化合物の量が
0.01重量部より少ないと、良好な設計でもトナーが
定着し得ない。反対に5重量部より多いと、帯電制御剤
を分解してしまい、所望とする帯電レベルを得ることが
できない。
【0038】本発明の電子写真用カラートナーは、さら
に、各種の常用の添加剤を任意に含有することができ
る。例えば、本発明のカラートナーは、流動性の向上な
どを目的として、白色の無機微粉末を混合して用いるこ
とができる。かかる無機微粉末のトナーに混合される割
合は、通常、トナー100重量部に対して0.01〜5重量
部の範囲であり、好ましくは0.01〜2.0重量部の範囲で
ある。このような無機微粉末としては、例えば、シリカ
微粉末、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チ
タン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ス
トロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ
灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガ
ラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコ
ニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、炭化硅素、窒化硅素などが挙げられるが、シリカ微
粉末が特に好ましい。シリカ、チタン、樹脂微粉、アル
ミナ等の公知の材料を併用できる。クリーニング活剤と
して、ステアリン酸亜鉛に代表される高級脂肪酸の金属
塩、フッ素系高分子量体の微粒子粉末を添加してもよ
い。
【0039】また、公知のポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エステルワックス、カルナバ、フィッシャートロプ
シュワックス、パラフィンワックス、ライスワックスな
どのワックス類を併用することもできる。本発明による
電子写真用カラートナーは、上記したようなトナー成分
を出発物質として使用して、いろいろな手順に従って調
製することができる。例えば、本発明のカラートナー
は、着色剤などを分散させた樹脂塊を粉砕、分級して作
製する機械的粉砕法、着色剤を取り込みながらモノマー
を重合させ、微粒子を作製する重合法などの公知の手法
を使用して調製することができる。本発明のカラートナ
ーは、好ましくは、機械的粉砕法に従って、次のような
手順で有利に調製することができる。 (1)材料の混合 バインダ樹脂、着色剤、帯電制御剤、赤外線吸収剤など
を計量した後、粉体混合機で均一に混合する。粉体混合
機としては、例えば、ボールミルなどを使用することが
できる。着色剤、帯電制御剤などが樹脂バインダ中に均
一に分散せしめられる。 (2)溶融混練 得られた混合物を加熱溶融させ、さらに混練する。スク
リュー押出機(エクストルーダ)、ロールミル、ニーダ
などを有利に使用することができる。着色剤粒子の微細
化と均一分散などが達成される。 (3)冷却固化 混練の完了後、得られた混練物を冷却し、固化させる。 (4)粉砕 固化した混練物を先ず最初にハンマーミル、カッターミ
ルなどの粗粉砕機で粗粉砕し、さらに続けて、ジェット
ミルなどの微粉砕機で微粉砕する。 (5)分級 微粉砕の完了後、トナー流動性の低下、トナーの飛散を
引き起こす微小粒子及び画質の低下を引き起こす粗大粒
子を除去するため、得られた微粉砕粒子を分級する。分
級装置としては、例えば、遠心力を利用した風力分級機
を使用することができる。目的とする球状のトナー微粉
体が得られる。 (6)表面処理 最終工程として、トナーの流動性の向上、その他の目的
のため、得られたトナー微粉体の表面に疎水性シリカあ
るいは酸化チタン及び必要に応じてその他の外添剤を添
加し、付着させてもよい。表面処理装置としては、例え
ば、高速流動型混合機を使用することができる。
【0040】本発明によるカラー画像形成方法は、前記
したように、画像露光による静電潜像の形成、現像によ
る静電潜像の可視化、可視化された画像の記録媒体への
転写、及び転写された画像の定着の各工程を含むもので
あり、ただし、従来の方法とは異なり、静電潜像の現像
工程において、本発明のカラートナーを含む現像剤を使
用する。
【0041】また、本発明方法では、現像剤の使用によ
り可視化された画像を記録媒体に転写した後に定着する
工程において、トナー定着方式として、光定着方式を使
用する。転写されたトナー画像の光定着には、フラッシ
ュ光を有利に使用することができる。フラッシュ光は、
可視光から近赤外光までに及ぶ広い波長域の光のなかか
ら、使用するフラッシュ定着装置の仕様に応じて適切な
ものを使用することができる。特に、フラッシュ光とし
てキセノンランプを用いて、効率よくトナーを定着する
ことができる。また、キセノンのランプ強度を示すフラ
ッシュ光1回の単位面積当りの発光エネルギーは、上記
したように、発光エネルギー密度で表して、1.0〜
6.0J/cm2の範囲であるのが好ましい。発光エネル
ギー密度は、1.0J/cm2より小さすぎると定着しな
いし、反対に6.0J/cm2より大きすぎるとトナーボ
イドや用紙焦げの問題が発生する。なお、発光エネルギ
ー密度: S(J/cm2)は、以下の式で表される。
【0042】S=((1/2)×C×V2)/(u×
l)/(n×f) ランプ本数 :n(本) 点灯周波数: f(Hz) 入力電圧: V(V) コンデンサ容量: C(μF) プロセス搬送速度: u(mm/s) 印字幅: l(mm) また、フラッシュ光の発光時間は、フラッシュ光の発光
エネルギー密度などに応じて広く変更することができる
というものの、通常、500〜3,000μ/sの範囲
であることが好ましい。フラッシュ光の発光時間が短か
すぎると、フラッシュ定着率を上昇させるのに十分な程
度にトナーを溶融させることができない。また、フラッ
シュ光の発光時間が長すぎると、記録媒体上に定着した
トナーの過熱を引き起こすおそれがある。
【0043】さらに具体的に説明すると、本発明による
カラー画像形成方法は、上記のような相違点を除いて、
基本的には従来の画像形成方法と同様にして実施するこ
とができる。好ましい一例を示すと、画像露光による静
電潜像の形成は、例えば感光体ドラムなどのような光導
電性絶縁体の表面に正又は負の均一な静電荷を与えた
後、様々な手段によって光導電性絶縁体に光像を照射す
ることによってその絶縁体上の静電荷を部分的に消去し
て静電潜像を形成することによって行うことができる。
例えば、レーザ光を照射して、特定部分の表面電荷を消
去することにより、画像情報に応じた静電潜像を光導電
性絶縁体上に形成することができる。
【0044】次いで、形成された静電潜像を現像により
可視化する。これは、光導電性絶縁体上の静電荷の残っ
た潜像部分に本発明のトナーを含む現像剤の微粉体を付
着させることによって行うことができる。現像工程の完
了後、可視化された画像を記録媒体へ転写する。これ
は、得られたトナー像を、一般的に、記録紙などの記録
媒体に静電的に転写することによって行うことができ
る。
【0045】最後に、本発明に従い、上記の転写工程で
転写されたトナー像をフラッシュ定着により溶融させ、
記録媒体に定着させる。このような一連の処理工程を経
て、目的とする複製品(印刷物など)を得ることができ
る。電子写真法に基づく画像形成方法は、この技術分野
において広く知られているので、ここでの詳細な説明は
省略する。
【0046】同様に、本発明のカラー画像形成装置、典
型的には電子写真装置もこの技術分野において広く知ら
れているので、ここでの詳細な説明を省略する。参考ま
でに、本発明において有利に使用することのできる電子
写真装置の一例を図1に示す。図1に示す電子写真装置
では、本発明のカラートナーにキャリヤを混合して調製
した現像剤11が攪拌スクリュー12で攪拌され、摩擦
帯電せしめられる。摩擦帯電した現像剤11は所定の循
環経路にそって案内され、現像ローラ13に達し、さら
に感光ドラム14に搬送される。感光ドラム14は、潜
像形成方式によっていろいろであるけれども、光導電材
料である感光体、例えば、ポリシラン、フタロシアニ
ン、フタロポリメチンなどの有機感光体、又はセレン、
アモルファスシリコン等の無機感光体や、絶縁体から形
成することができる。特に、アモルファスシリコン感光
体が長寿命の面から好ましい。
【0047】現像剤11が搬送されてきた感光ドラム1
4の表面では、そのドラムの回転方向に関して後方に位
置する前帯電部15によりドラムの帯電が行われ、さら
に、露光装置(図示せず)からの光像により、静電潜像
が形成されている。ここで、前帯電部15は、コロトロ
ン、スコロトロンなどのコロナ放電機構やブラシ帯電器
などの接触帯電機構から構成することができる。また、
露光装置は、レーザー光学系、LED光学系、液晶シャ
ッタ光学系などの各種の光学系を光源に使用して構成す
ることができる。したがって、感光ドラム14に搬送さ
れてきた摩擦帯電した現像剤11がそのドラムの表面の
静電潜像に付着し、可視化されたトナー像が得られる。
【0048】感光ドラム14上のトナー像11はドラム
の回転により転写部16に搬送され、ここで記録媒体
(紙やフィルムなど)21へ転写される。転写部16
は、転写に利用する力、すなわち、静電気力、機械力、
粘着力などに依存して、いろいろな構成を採用すること
ができる。例えば、静電気力に基づいたものとしては、
コロナ転写装置、ロール転写装置、ベルト転写装置など
を挙げることができる。
【0049】記録媒体21は矢印方向に案内されてい
て、フラッシュ定着装置18の下方においてトナー像の
定着が行われる。記録媒体21上のトナー像はフラッシ
ュ定着装置18によって加熱、溶融せしめられ、さらに
記録媒体21の内部にまで浸透して固着される。定着の
完了により、定着画像22が得られる。感光ドラム14
上のトナー像11で上記した転写工程に関与しないまま
残留したトナーは、除電器(図示せず)を経た後、クリ
ーニング装置(図示の場合、ブレード)17で感光ドラ
ム14の表面から除去される。クリーニング装置は、上
記したブレードの他、磁気ブラシクリーナ、静電ブラシ
クリーナ、磁気ローラクリーナなどから構成することが
できる。
【0050】
【実施例】引き続いて、本発明をその実施例を参照して
説明する。なお、本発明は、これらの実施例によって限
定されるものでないことは、言うまでもない。調製例 (1)キャリヤの調製 直径60μmのマグネタイト粒子をキャリヤ芯材とし、そ
の表面にアクリル樹脂(商品名:BR-85、三菱レイヨン
社製)を流動床を用いてコーティングし、乾燥した。キ
ャリヤ芯材に対するコーティング量は、2重量%であっ
た。アクリル樹脂によって被覆されたマグネタイトキャ
リヤが得られた。 (2)カラートナーの調製 下記の第2表及び第3表に記載のような異なる組成のカ
ラートナーを調製した。表中、ポリエステルは、花王社
製の「FN119」(商品名)であり、その重量平均分
子量は7.5×104 、ガラス転移点は63℃、軟化点
は115℃、そして酸価は20である。また、赤外線吸
収剤は、下記の第1表にまとめて記載してある。 トナーSCY-1の調製:下記の第2表に記載のトナー成
分を記載の混合割合(重量部)で用意した。トナー成分の
全量をヘンシェルミキサーに投入し、予備混合を行った
後、エクストルーダーにより溶融混練した。次いで、得
られた混合物を冷却固化した後、ハンマーミルで粗粉砕
し、さらにジェットミルで微粉砕した。得られた微粉末
を気流分級機にて分級を行い、体積平均粒径が8.5μmの
黄色着色微粒子を得た。引き続いて、得られたトナー微
粒子に、疎水性シリカ微粒子(商品名:H3004、クラリ
アントジャパン社製)の0.5重量部をヘンシェルミキサ
ーで外添処理した。 トナーSCY-2〜トナーSCY-22の調製:材料とその混合割
合を下記の第2表及び第3表に記載のものに変更した相
違点を除いて、トナーSCY-1の調製と同様な手法に従っ
てトナーSCY-2〜トナーSCY-22を調製した。それぞれ体
積平均粒径が8.5μmである着色微粒子を得た後、外添処
理を行った。実施例1〜8及び比較例1〜18 上記のようにして調製したトナーSCY-1ならびにトナーS
CY-2〜トナーSCY-22を使用してフラッシュ定着方式で印
字試験を行った。
【0051】それぞれのトナーと上記のようにして調製
したキャリヤを5重量%:95重量%の比で混合して現像
剤を調製した。この現像剤をフラッシュ定着用に設計さ
れ、キセノン光源を定着光源に装備した高速プリンタ装
置(品番PS2160、富士通社製)の改造機に搭載した後、
記録媒体として普通紙(PPC用紙)を使用して、発光
エネルギー(光定着エネルギー)を下記の第2表及び第
3表に記載のように変えながらプロセス速度20,00
0ライン/minで線画の印字を行った。使用したキセノ
ン光源の発光スペクトルは、図2に模式的に示す通りで
あり、また、発光時間は1000μ/sであった。得ら
れた印刷物のそれぞれを、下記の項目: (1)トナーの定着率 (2)定着性の判定 (3)ボイドの発生 (4)用紙焦げ (5)かぶり、帯電性 に関して、次のような指針に従って評価を行った。 (1)トナーの定着率の測定 得られた印刷物の線画部の光学濃度(ステータスA濃
度)を最初に測定した。次いで、同じ印刷物の線画部に
粘着テープ(スコッチTMメンディングテープ、住友スリ
ーエム社製)を軽く貼り付けた後、直径100mm及び厚
さ20mmの鉄製円柱ブロックをテープ上を密着状態で転
がし、引き続いてテープを剥離した。テープ剥離後の印
刷物の線画部の光学濃度を再び測定した。テープ剥離の
前の光学濃度を100として、テープ剥離後における光
学濃度をパーセンテージで算出し、これを「トナーの定
着率」(%)とした。 (2)定着性の判定 それぞれのトナーの定着率(%)の大きさから、下記の
基準に従って定着性の良否を判定した。
【0052】 なお、トナーの定着率が80%以上であるとき、トナー
の定着性は実用レベルにある。 (3)ボイド(白抜け)発生の有無の判定 得られた印刷物のそれぞれの線画部を光学顕微鏡で拡大
して観察し、白抜けが発生しているか否かを目視により
判定した。白抜けが発生していないものを○、わずかに
発生しているが、実用上許容できるものを△、そして許
容し得ない程度に白抜けが発生しているものを×と判定
した。 (4)用紙焦げの判定 用紙ジャムによりフラッシュミスし、用紙の同一場所に
3回、フラッシュが当たった際の用紙焦げの有無を目視
により判定した。用紙焦げが発生していないものを○、
わずかに発生しているが、実用上許容できるものを△、
そして許容し得ない程度に用紙焦げが発生しているもの
を×と判定した。 (5)かぶり、帯電性の評価 初期(印刷開始直後)及び500万枚印刷後の帯電量を
印刷物の表面で測定した。次いで、それぞれの印刷物に
おけるかぶり(背景部よごれ)の発生状態を目視にて確
認した。かぶりの発生が認められないものを○、許容し
得ない程度のかぶりの発生が認められたものを×とし
た。得られた評価結果から、かぶりをなくすためには、
帯電量として初期及び500万枚印刷後で−15μC/g〜
−30μC/gであることが必要であることがわかる。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【表3】
【0056】
【表4】
【0057】
【表5】
【0058】上記第2表及び第3表に記載の評価結果から
理解されるように、赤外線吸収剤としてナフタロシアニ
ン、またはフタロシアニンを用い、帯電制御剤としてカ
リックスアレン化合物を用いることで、良好な定着性と
帯電性を同時に確保できる。また、実施例3〜5及び比
較例13〜16では、その添加量依存性を調査しているが、
カリックスアレン化合物がトナー100重量部に対して0.1
〜10重量部、フタロシアニンまたはナフタロシアニンが
0.01〜5重量部配合されている場合に、満足し得る結果
を得ることができる。さらに、実施例7、8と比較例17、
18の対比から、フラッシュ定着を用いる場合にはフラッ
シュ定着機の発光エネルギ密度が1.0〜6.0J/cm
2の範囲にあるのが有効である。
【0059】最後に、本発明のさらなる理解のため、本
発明の好ましい態様を以下に付記する。 (付記1) 光定着方式を採用した電子写真法において
用いられるものであって、バインダ樹脂及び着色剤を少
なくとも含む電子写真用カラートナーにおいて、少なく
とも次式(I)により表されるカリックスアレン化合
物:
【0060】
【化12】
【0061】(上式において、R1,R2,R3,R4及び
5は、同一もしくは異なっていてもよく、それぞれ、
水素原子、アルキル基、−(CH2)mCOOR10基(式中、R
10は、水素原子又はアルキル基であり、mは、正の整数
である)、−N(R72(式中、R7は、酸素原子、水素
原子又はアルキル基である)、−SO3R8基(式中、R
8は、水素原子又はアルキル基である)、アリール基又
は−Si(CH33を表し、R11,R12,R13,R14及びR
15は、同一もしくは異なっていてもよく、それぞれ、水
素原子、アルキル基、−(CH2)mCOOR20基(式中、R20
は、水素原子又はアルキル基であり、mは、正の整数で
ある)、−N(R172(式中、R17は、酸素原子、水素
原子又はアルキル基である)、−SO3R18基(式中、R18
は、水素原子又はアルキル基である)、アリール基又は
−Si(CH33を表し、そしてx及びyは、それぞれ、0
であるかもしくは正の整数である)と、少なくとも700
〜1000nmの波長域において光吸収ピークを示す赤外線吸
収性化合物を、組み合わせて含んでなることを特徴とす
る電子写真用カラートナー。
【0062】(付記2) 前記カリックスアレン化合物
が、次式(II)の化合物:
【0063】
【化13】
【0064】であることを特徴とする付記1に記載の電
子写真用カラートナー。 (付記3) 前記赤外線吸収性化合物が、フタロシアニ
ン、ナフタロシアニン又はその混合物であることを特徴
とする付記1又は2に記載の電子写真用カラートナー。 (付記4) トナー100重量部に対して、0.1〜1
0重量部の前記カリックスアレン化合物及び0.01〜
5重量部の前記赤外線吸収性化合物が配合されているこ
とを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載の電子
写真用カラートナー。
【0065】(付記5) 1.0〜6.0J/cm2の発
光エネルギー密度で光定着方式を使用することを特徴と
する付記1〜4のいずれか1項に記載の電子写真用カラ
ートナー。 (付記6) 画像露光による静電潜像の形成、現像によ
る静電潜像の可視化、可視化された画像の記録媒体への
転写及び転写された画像の定着の各工程を含む電子写真
方式により前記記録媒体にカラー画像を形成する方法に
おいて、前記静電潜像の現像工程において、バインダ樹
脂及び着色剤を少なくとも含むとともに、少なくとも前
式(I)により表されるカリックスアレン化合物(上式
において、R1,R2,R3,R4及びR5、R11,R12
13,R14及びR15、そしてx及びyは、それぞれ、前
記定義に同じである)と、少なくとも700〜1000nmの波
長域において光吸収ピークを示す赤外線吸収性化合物
を、を併用したカラートナーを含む現像剤を使用し、か
つ前記現像剤の使用により可視化された画像を前記記録
媒体に転写した後に定着する工程において、1.0〜
6.0J/cm2の発光エネルギー密度で光定着方式を使
用することを特徴とするカラー画像形成方法。
【0066】(付記7) 前記カリックスアレン化合物
が、前式(II)の化合物であることを特徴とする付記6
に記載のカラー画像形成方法。 (付記8) 前記赤外線吸収性化合物が、フタロシアニ
ン、ナフタロシアニン又はその混合物であることを特徴
とする付記6又は7に記載のカラー画像形成方法。
【0067】(付記9) トナー100重量部に対し
て、0.1〜10重量部の前記カリックスアレン化合物
及び0.01〜5重量部の前記赤外線吸収性化合物が配
合されていることを特徴とする付記6〜8のいずれか1
項に記載のカラー画像形成方法。 (付記10) 静電潜像の形成のための画像露光装置、
静電潜像を可視化するための現像装置、可視化された画
像を記録媒体に転写するための画像転写装置及び転写さ
れた画像を記録媒体に定着させるための画像定着装置を
含む、電子写真方式により前記記録媒体にカラー画像を
形成する装置において、前記現像装置に、バインダ樹脂
及び着色剤を少なくとも含むとともに、少なくとも前式
(I)により表されるカリックスアレン化合物(上式に
おいて、R1,R2,R3,R4及びR5、R11,R12,R
13,R14及びR15、そしてx及びyは、それぞれ、前記
定義に同じである)と、少なくとも700〜1000nmの波長
域において光吸収ピークを示す赤外線吸収性化合物を、
を併用したカラートナーを含む現像剤が搭載されてお
り、かつ前記画像定着装置に、発光エネルギー密度が
1.0〜6.0J/cm2である光定着機が備えられてい
ることを特徴とするカラー画像形成装置。
【0068】(付記11) 前記カリックスアレン化合
物が、前式(II)の化合物であることを特徴とする付記
10に記載のカラー画像形成装置。 (付記12) 前記赤外線吸収性化合物が、フタロシア
ニン、ナフタロシアニン又はその混合物であることを特
徴とする付記10又は11に記載のカラー画像形成装
置。
【0069】(付記13) トナー100重量部に対し
て、0.1〜10重量部の前記カリックスアレン化合物
及び0.01〜5重量部の前記赤外線吸収性化合物が配
合されていることを特徴とする付記10〜12のいずれ
か1項に記載のカラー画像形成装置。
【0070】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、画像定着方式として光定着方式を使用できるととも
に、ボイドの発生を伴うことがなく、しかも負の帯電性
と光定着におけるカラートナー定着性を両立できる電子
写真用カラートナーを提供することができる。
【0071】また、本発明によれば、本発明のカラート
ナーを有効に利用し、その作用効果を十二分に発揮させ
ることのできるカラー画像形成方法及びカラー画像形成
装置も提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナー定着方式としてフラッシュ定着方式を採
用した画像形成方法を実施するための好ましい電子写真
装置の一例を示した略示断面図である。
【図2】キセノンフラッシュ光の発光スペクトル図であ
る。
【符号の説明】
11…現像剤 12…攪拌スクリュー 13…現像ローラ 14…感光ドラム 18…フラッシュ定着装置 21…記録媒体 22…定着画像
フロントページの続き (72)発明者 片桐 善道 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−201378(JP,A) 特開 平3−84557(JP,A) 特開 昭60−230667(JP,A) 特開2000−214628(JP,A) 特開2000−305307(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08 - 9/097

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光定着方式を採用した電子写真法におい
    て用いられるものであって、バインダ樹脂及び着色剤を
    少なくとも含む電子写真用カラートナーにおいて、 少なくとも次式(I)により表されるカリックスアレン
    化合物: 【化1】 (上式において、 R1,R2,R3,R4及びR5は、同一もしくは異なって
    いてもよく、それぞれ、水素原子、アルキル基、−(CH
    2)mCOOR10基(式中、R10は、水素原子又はアルキル基
    であり、mは、正の整数である)、−N(R72(式
    中、R7は、酸素原子、水素原子又はアルキル基であ
    る)、−SO3R8基(式中、R8は、水素原子又はアルキル
    基である)、アリール基又は−Si(CH33を表し、 R11,R12,R13,R14及びR15は、同一もしくは異な
    っていてもよく、それぞれ、水素原子、アルキル基、−
    (CH2)mCOOR20基(式中、R20は、水素原子又はアルキ
    ル基であり、mは、正の整数である)、−N(R17
    2(式中、R17は、酸素原子、水素原子又はアルキル基で
    ある)、−SO3R18基(式中、R18は、水素原子又はアル
    キル基である)、アリール基又は−Si(CH33を表し、
    そしてx及びyは、それぞれ、0であるかもしくは正の
    整数である)を帯電制御剤として使用するとともに、該
    帯電制御剤に組み合わせて、 少なくとも700〜1000nmの波長域において光吸収ピーク
    を示す、フタロシアニン、ナフタロシアニン又はその混
    合物である赤外線吸収性化合物を んでなることを特徴とする電子写真用カラートナー。
  2. 【請求項2】 トナー100重量部に対して、0.1〜
    10重量部の前記カリックスアレン化合物及び0.01
    〜5重量部の前記赤外線吸収性化合物が配合されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子写真用カラート
    ナー。
  3. 【請求項3】 画像露光による静電潜像の形成、現像に
    よる静電潜像の可視化、可視化された画像の記録媒体へ
    の転写及び転写された画像の定着の各工程を含む電子写
    真方式により前記記録媒体にカラー画像を形成する方法
    において、 前記静電潜像の現像工程において、バインダ樹脂及び着
    色剤を少なくとも含むとともに、 少なくとも次式(I)により表されるカリックスアレン
    化合物: 【化2】 (上式において、 R1,R2,R3,R4及びR5は、同一もしくは異なって
    いてもよく、それぞれ、水素原子、アルキル基、−(CH
    2)mCOOR10基(式中、R10は、水素原子又はアルキル基
    であり、mは、正の整数である)、−N(R72(式
    中、R7は、酸素原子、水素原子又はアルキル基であ
    る)、−SO3R8基(式中、R8は、水素原子又はアルキル
    基である)、アリール基又は−Si(CH33を表し、 R11,R12,R13,R14及びR15は、同一もしくは異な
    っていてもよく、それぞれ、水素原子、アルキル基、−
    (CH2)mCOOR20基(式中、R20は、水素原子又はアルキ
    ル基であり、mは、正の整数である)、−N(R17
    2(式中、R17は、酸素原子、水素原子又はアルキル基で
    ある)、−SO3R18基(式中、R18は、水素原子又はアル
    キル基である)、アリール基又は−Si(CH33を表し、
    そしてx及びyは、それぞれ、0であるかもしくは正の
    整数である)と、 少なくとも700〜1000nmの波長域において光吸収ピーク
    を示す、フタロシアニン、ナフタロシアニン又はその混
    合物である赤外線吸収性化合物を、 を併用したカラートナーを含む現像剤を使用し、かつ前
    記現像剤の使用により可視化された画像を前記記録媒体
    に転写した後に定着する工程において、1.0〜6.0
    J/cm2の発光エネルギー密度で光定着方式を使用する
    ことを特徴とするカラー画像形成方法。
  4. 【請求項4】 静電潜像の形成のための画像露光装置、
    静電潜像を可視化するための現像装置、可視化された画
    像を記録媒体に転写するための画像転写装置及び転写さ
    れた画像を記録媒体に定着させるための画像定着装置を
    含む、電子写真方式により前記記録媒体にカラー画像を
    形成する装置において、 前記現像装置に、バインダ樹脂及び着色剤を少なくとも
    含むとともに、 少なくとも次式(I)により表されるカリックスアレン
    化合物: 【化3】 (上式において、 R1,R2,R3,R4及びR5は、同一もしくは異なって
    いてもよく、それぞれ、水素原子、アルキル基、−(CH
    2)mCOOR10基(式中、R10は、水素原子又はアルキル基
    であり、mは、正の整数である)、−N(R72(式
    中、R7は、酸素原子、水素原子又はアルキル基であ
    る)、−SO3R8基(式中、R8は、水素原子又はアルキル
    基である)、アリール基又は−Si(CH33を表し、 R11,R12,R13,R14及びR15は、同一もしくは異な
    っていてもよく、それぞれ、水素原子、アルキル基、−
    (CH2)mCOOR20基(式中、R20は、水素原子又はアルキ
    ル基であり、mは、正の整数である)、−N(R17
    2(式中、R17は、酸素原子、水素原子又はアルキル基で
    ある)、−SO3R18基(式中、R18は、水素原子又はアル
    キル基である)、アリール基又は−Si(CH33を表し、
    そしてx及びyは、それぞれ、0であるかもしくは正の
    整数である)と、 少なくとも700〜1000nmの波長域において光吸収ピーク
    を示す、フタロシアニン、ナフタロシアニン又はその混
    合物である赤外線吸収性化合物を、 を併用したカラートナーを含む現像剤が搭載されてお
    り、かつ前記画像定着装置に、発光エネルギー密度が
    1.0〜6.0J/cm2である光定着機が備えられてい
    ることを特徴とするカラー画像形成装置。
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