JP3179531B2 - フラッシュ定着用電子写真用現像剤組成物 - Google Patents

フラッシュ定着用電子写真用現像剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真、静電記録、
静電印刷等における静電荷像を現像する為の現像剤組成
物に関するものであり、更に詳しくは、フラッシュ定着
方式に適した現像剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては、米国特許第
2297691号、第2357809号明細書等に記載
されているごとく、光導電性絶縁層を一様に帯電させ、
ついでその層を露光せしめ、その露光された部分の電荷
を消散させる事によって電気的な潜像を形成し、更に該
潜像にトナーと呼ばれる着色された電荷を持った微粉末
を付着せしめる事によって可視化させ(現像工程)、得
られた可視像を転写紙等の転写材に転写せしめた後(転
写工程)、加熱,圧力あるいはその他適当な定着法によ
って永久定着せしめる(定着工程)工程からなる。
【0003】この様にトナーは単に現像工程のみなら
ず、転写工程、定着工程の各工程に於て要求される機能
を備えていなければならない。前記の定着工程に関し
て、現在最も一般的な方法は、熱と圧力を同時に適用す
るいわゆる熱ローラー定着方式であるが、光を利用する
定着方式であるフラッシュ定着方式が、以下の理由等に
より利用されている。 1)非接触定着である為、接触定着時に見られたような
画像の汚れ(オフセット現象)、解像度の劣化(上下ロ
ーラー通過時の画像の広がり)がない。 2)接触定着時に見られたような画像の汚れを防止する
様な設計(トナーに離形材としてのワックスの添加、定
着ローラーへの離形剤としてのシリコンオイルの塗布)
を必要としないため、トナー及び定着設備の設計に対す
る自由度が大きい。 3)記録紙の材質や厚さに関係なく定着が可能である。
【0004】しかしながら、フラッシュ定着方式は、こ
のような利点を持つ一方で、その性質上使用される現像
剤用結着剤に種々の制限が生じる。即ち、例えば熱ロー
ラー定着方式に使用されるトナーをそのまま使用する場
合、フラッシュ定着では、記録紙上に形成されたトナー
像にキセノンフラッシュランプなどの放電管を用いて閃
光を照射し、トナーが瞬間的に温度上昇して軟化溶融し
て記録紙に密着する必要があり、熱ローラー定着方式に
使用されるトナーでは分子量が大きい為に、容易に軟化
溶融する事がなく軟化溶融させるには高エネルギーが必
要であるという問題点が指摘される。
【0005】また、フラッシュ定着方式の場合、トナー
は瞬間的に高温に熱せられるので、トナー表面では分解
物の生成が多大であり、この分解生成物により作業環境
が汚染される。特に最近では、より高速で印字物を提供
する事が望まれるので、単位時間当たりに分解される分
解生成物の量が増え、作業環境への影響が特に問題とな
り、従って、分解生成物が少ないフラッシュ定着用現像
剤が望まれている。
【0006】このような要求に対して、酸成分としてテ
レフタル酸及び/又はイソフタル酸、並びにアルコール
成分としてネオペンチルグリコールをそれぞれ主成分と
してなるポリエステル樹脂を主要樹脂成分として含むフ
ラッシュ定着用現像剤が提案されている(特開昭63ー
75755号公報)。しかしながら、この発明では、ト
ナーの耐熱分解性に関しては改善が見られるものの、樹
脂の分子量がオリゴマー領域であるためにネオペンチル
グリコールの残存モノマーが存在し、定着時に於ける臭
いが生じ、作業環境への影響という面では充分と言えな
い。又、ネオペンチルグリコールを主成分としてなるポ
リエステル樹脂では、エステル基濃度が高く、従って高
温多湿環境下での水分吸着量が多く、フラッシュ定着時
の高熱により、含有水分の蒸発又は加水分解が誘発さ
れ、低分子量成分の昇華と考えられる白煙が多くなる。
【0007】これに対し更に、フラッシュ定着時に低分
子量物質の生成を極く少量に抑えたものとして、ビスフ
ェノールA/エピクロルヒドリン型エポキシ樹脂を主要
樹脂成分として含むフラッシュ定着用現像剤が提案され
ている(特開昭56ー30139号公報)。しかし当該
樹脂では、極弱いフラッシュ光でも容易にかつ迅速に溶
融し記録紙等に定着可能であるが、その分溶融粘度が低
いのでボイドの発生が見られる。ここでボイドとは、樹
脂の溶融粘度が低いために起こる定着画像の爆発定着で
あり、画像に白抜け現象が発生するという現象である。
【0008】この白抜け現象を改良する方法としては、
エポキシ化合物の分子末端に、低分子量のアミド化合物
を反応させた末端アミド変性エポキシ樹脂を結着樹脂に
使用する提案がなされている(特開昭62ー27096
4号公報)。この方法に於いては、ボイドに関しては改
良されているが、炭素数10以上の高級脂肪酸を使用し
ているため当該物質が残留物として存在しやすく、高熱
がかかった時に臭いの原因となり、この点で満足のいく
ものでない。又、エポキシ系化合物は、反応性の強いエ
ポキシ環を末端に持っているので、変異原性試験で陽性
のものがあるため使用には注意を要するという問題点が
指摘される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の如き事
情に基いてなされたものであって、その目的は、フラッ
シュ定着機を備える複写機、プリンターにおいて、その
定着時に分解生成物の発生が少なく、ひいては作業環境
を汚染しない、また白煙が少なく、かつボイドの発生の
無いフラッシュ定着用電子写真用現像剤組成物を提供す
る事にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するため、鋭意検討した結果、本発明を見い出し
た。即ち、本発明の要旨は、 (1)少なくともポリエステル樹脂を主成分とする結着
樹脂、着色剤を含有してなる電子写真用現像剤組成物に
おいて、該ポリエステル樹脂が酸成分中の80モル%以
上がフタル酸系ジカルボン酸からなる酸成分(ただし、
カルボン酸成分の炭素数4を超えるアルキルエステルを
除く)と、アルコール成分中の80モル%以上がビスフ
ェノールAアルキレンオキサイド付加物からなるアルコ
ール成分から得られ、該ポリエステル樹脂の酸価が1
0.0KOHmg/g以下、高化式フローテスターによ
る軟化点が95.0℃以上125.0℃以下、およびD
SCより求めるガラス転移温度が50.0℃以上80.
0℃以下であって、フラッシュ定着時に臭いが実質的に
生じないものである事を特徴とするフラッシュ定着用電
子写真用現像剤組成物、 (2)ポリエステル樹脂の数平均分子量が、3000以
上6000以下、および重量平均分子量が10000以
上500000以下である(1)のフラッシュ定着用電
子写真用現像剤組成物、並びに、 (3)ポリエステル樹脂が温度35℃および湿度85%
RHの環境下に24時間放置された時のカールフィッシ
ャー法により求める吸着水分量が、0.7%以下である
(1)又は(2)のフラッシュ定着用電子写真用現像剤
組成物に係わるものである。
【0011】本発明の電子写真用現像剤組成物は、少な
くともポリエステル樹脂を主成分とする結着樹脂、着色
剤を含有し、該ポリエステル樹脂が、酸成分中の80モ
ル%以上がフタル酸系ジカルボン酸からなるものであ
り、好ましくは、90モル%以上、さらに好ましくは、
100モル%である。フタル酸系ジカルボン酸の量が8
0モル%未満であると相対的に臭いの発生原因となるモ
ノマー使用量が多くなるため好ましくない。このフタル
酸系ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル
酸、オルソフタル酸、又はこれらの無水物、炭素数1〜
4の低級アルキルエステルを挙げる事ができ、好ましく
はテレフタル酸/イソフタル酸である。これらのうち単
独または2種以上を混合して用いてもよい。
【0012】なお、フラシュ定着時の臭いが問題になら
ない範囲で、他の酸成分を上記化合物とあわせて使用で
きる。例えば、マレイン酸、フマール酸、シトラコン
酸、イタコン酸、グルタコン酸、シクロヘキサンジカル
ボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライ
ン酸、マロン酸等が挙げられ、更にn−ブチルコハク
酸、n−ブテニルコハク酸、イソブチルコハク酸、イソ
ブテニルコハク酸、n−オクチルコハク酸、n−オクテ
ニルコハク酸、n−ドデシルコハク酸、n−ドデセニル
コハク酸、イソドデシルコハク酸、イソドデセニルコハ
ク酸等のアルキルまたはアルケニルコハク酸、またはこ
れらの酸の無水物、低級アルキルエステル、その他の二
価のカルボン酸を挙げることができる。しかし、これら
の他の酸成分は、昇華性があったり、耐熱性が弱い等の
理由から、使用量が多すぎると臭いが問題となり、フラ
シュ定着用結着樹脂用として使用するには好ましくな
い。したがって、その使用量は、酸成分中の20モル%
以下、好ましくは10モル%以下である。
【0013】ジカルボン酸以外に、三価以上のカルボン
酸成分も同様に他の酸成分として混合使用可能である。
三価以上のカルボン酸成分としては、1,2,4−ベン
ゼントリカルボン酸、1,3,5ーベンゼントリカルボ
ン酸、その他のポリカルボン酸、及びこれらの無水物、
炭素数1〜4の低級アルキルエステルを挙げる事ができ
る。これらのモノマーの内、1,2,4−ベンゼントリ
カルボン酸が臭いが発生しない点から好適に用いられ
る。アルキルエステルを用いる場合、炭素数が4を超え
ると特に臭いが問題となり好ましくない。但し、三価以
上のカルボン酸成分は、架橋剤となる為、使用量が多す
ぎると高分子量になり、溶融粘度が高くなりすぎるの
で、フラシュ定着用結着樹脂用として使用するのに好ま
しくない。したがって、その使用量は、20モル%以
下、好ましくは10モル%以下、更に好ましくは5モル
%以下である。
【0014】本発明の電子写真用現像剤組成物は、少な
くともポリエステル樹脂を主成分とする結着樹脂、着色
剤を含有し、該ポリエステル樹脂が、アルコール成分中
の80モル%以上がビスフェノールAアルキレンオキサ
イド付加物からなるものであり、好ましくは、90モル
%以上、さらに好ましくは、95モル%である。ビスフ
ェノールAアルキレンオキサイド付加物の量が80モル
%未満であると相対的に臭いの発生原因となるモノマー
使用量が多くなるため好ましくない。ここで、ビスフェ
ノールAアルキレンオキサイド付加物としては、下記一
般式
【0015】
【化1】
【0016】(式中、Rはエチレン又はプロピレン基、
x、yはそれぞれ1以上の整数であり、かつx+yの平
均値は2〜7である)で示される化合物が挙げられ、例
えば、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロ
ピレン(3.3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2.0)−2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオ
キシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(2.
0)−ポリオキシエチレン(2.0)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロ
ピレン(6)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン等を挙げることができる。これらのうち、
好ましくは、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキ
シエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2.0)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等で
ある。これらのうち単独または2種以上を混合して用い
てもよい。
【0017】なお、フラシュ定着時の臭いが問題になら
ない範囲で、他のアルコール成分が上記化合物とあわせ
て使用できる。例えばエチレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピ
レングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,
4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4
−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール等のジオール類、ビスフェノール
A、水素添加ビスフェノールA等、その他の二価のアル
コールを加えることもできる。
【0018】三価以上のアルコール成分としては、ソル
ビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,
4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリ
スリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−
ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、
グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メ
チル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン、その他の三価以上の
アルコールを挙げることがでる。しかし、これらのアル
コール成分は、耐熱性が弱い為、使用量が多すぎると臭
いが問題となり、フラシュ定着用結着樹脂用として使用
するには好ましくない。したがって、その使用量は、ア
ルコール成分中の20モル%以下、好ましくは10モル
%以下である。
【0019】本発明の現像剤組成物は、少なくともポリ
エステル樹脂を主成分とする結着樹脂、着色剤を含有
し、該ポリエステル樹脂が、酸価が10.0KOHmg
/g以下であり、高化式フローテスターによる軟化点が
95.0℃以上125.0℃以下、DSCより求めるガ
ラス転移温度が50.0℃以上80.0℃以下である。
【0020】酸価が10.0KOHmg/gを越える
と、高温多湿環境下での水分吸着量が多くなり、フラッ
シュ定着時の高熱により加水分解が誘発されるものと推
定され、低分子量成分のミストと考えられる白煙が多く
なる。酸価に関しては、より好ましくは8KOHmg/
g以下、更に好ましくは5KOHmg/g以下である。
酸価は、JIS K0070に規定される方法により測
定される。
【0021】高化式フローテスターによる軟化点に関し
ては、それが95.0℃未満では、得られるポリマーの
平均分子量が小さくなることにより、低分子量成分が多
くなり、トナーの耐ブロッキング性に支障をきたす。ま
た、125.0℃を越えると、溶融粘度が高くなるため
フラッシュ定着性に支障をきたす。この軟化点に関して
は、好ましくは100.0℃〜120.0℃である。こ
こで、高化式フローテスターによる軟化点は、以下のよ
うに定義するものである。即ち、島津製作所製のフロー
テスター(CFT−500)を用い、ダイスの細孔の径
1mm、加圧20kg/cm2 、昇温速度6℃/min の条件
下で、1cm3 の試料を溶融流出させたときの流出開始か
ら流出終了の高さの1/2に相当する温度を軟化点と定
義する。
【0022】DSC(示差走査熱量計)より求めるガラ
ス転移温度に関しては、50.0℃未満ではトナーの耐
ブロッキング性に支障をきたし、80.0℃を越えると
フラッシュ定着性に支障をきたす。ガラス転移温度に関
しては、好ましくは55.0〜70.0℃であるここ
で、DSCより求めるガラス転移温度は、ASTM(D
3418−75)に定義される方法により測定される。
【0023】高化式フローテスターによる軟化点が9
5.0℃以上125.0℃以下で、かつポリエステル樹
脂の酸価が10.0KOHmg/g以下にコントロール
する方法としては、製造仕込の段階で酸成分官能基数と
アルコール成分官能基数との比が0.65:1〜0.9
5:1であることが望まれる。
【0024】本発明の現像剤組成物は、少なくともポリ
エステル樹脂を主成分とする結着樹脂、着色剤を含有
し、該ポリエステル樹脂の数平均分子量(Mn)が30
00以上6000以下、および重量平均分子量(Mw)
が10000以上500000以下である。好ましく
は、数平均分子量が3500以上5500以下、および
重量平均分子量が10000以上250000以下であ
る。数平均分子量が3000未満、重量平均分子量が1
0000未満では、低分子量成分が多くなり、トナーの
耐ブロッキング性に支障をきたす。一方、数平均分子量
が6000を越え、重量平均分子量が500000を越
えると、高分子量成分が多くなりフラッシュ定着性に支
障をきたす。ここで、数平均分子量、重量平均分子量
は、GPCより求められ、測定条件は下記の通りであ
る。 GPC装置 : HITACHI 665Aー11 DETECTOR : SHODEX RI SE−51 COLUMU : SHODEX GPC (KF−806)+ (KF−804)+(KF−802) 溶媒 : テトラヒドロフラン(THF) 流速 : 1.0ml/min
【0025】本発明の現像剤組成物は、少なくともポリ
エステル樹脂を主成分とする結着樹脂、着色剤を含有
し、該ポリエステル樹脂が温度35℃、湿度85%RH
の環境下に24時間放置された時のカールフィッシャー
法により求める吸着水分量が0.7%以下であり、好ま
しくは0.5%以下である。吸着水分量が0.7%を越
えると水分吸着量が多く、フラッシュ定着時の高熱によ
り加水分解が誘発されるものと推定され、低分子量成分
のミストと考えられる白煙が多くなる。ここでカールフ
ィッシャー法により求める吸着水分量とは、JIS K
0068に準じた方法で測定されるものである。
【0026】本発明に使用するポリエステル樹脂は、ポ
リカルボン酸成分とポリオール成分とを不活性ガス雰囲
気中にて180〜250℃の温度で縮重合することによ
り製造できる。この際、反応を促進せしめる為、通常使
用されているエステル化触媒、例えば酸化亜鉛、酸化第
一錫、ジブチル錫オキシド、ジブチル錫ジラウレート等
を使用することができる。又、同様の目的の為、減圧下
にて製造する事ができる。
【0027】本発明においてポリエステル樹脂は結着樹
脂の主成分として用いられるが、例えばトナー化での粉
砕性を向上させるべく、数平均分子量が11000 以下のス
チレンもしくはスチレン−アクリル系樹脂等、他の樹脂
をフラシュ定着時の臭いが問題にならない範囲で、結着
樹脂中の通常30重量%まで、好ましくは20重量%程
度用いてもよい。本発明の現像剤組成物に用いる着色剤
としては、従来公知のカーボンブラック、鉄黒等の無機
顔料や、有彩色の染料及び有機顔料が使用できる。
【0028】本発明の現像剤組成物は、必要に応じて荷
電制御剤が添加される。負帯電性トナーとしては、従来
電子写真用に用いられることが知られている全ての負帯
電性の荷電制御剤から一種又は二種以上が用いられる。
また、正帯電性トナーとしては、従来電子写真用に用い
られる事が知られている全ての正帯電性の荷電制御剤か
ら、一種又は二種以上が用いられる。更に、正帯電性の
荷電制御剤との併用も可能である。以上の荷電制御剤は
結着樹脂に対して、通常0.1〜8.0重量%、好まし
くは0.2〜5.0重量%用いられる。
【0029】本発明の現像剤組成物には、流動性を向上
させる目的で、必要に応じて疎水性シリカが添加される
が、用いるシリカのメタノール滴定試験による疎水化度
は80以上が望ましい。また本発明の現像剤組成物を磁
性トナーとして用いるために、磁性粉を含有せしめても
よい。このような磁性粉としては、磁場の中に置かれて
磁化される物質が用いられ、鉄、コバルト、ニッケル等
の強磁性金属の粉末もしくはマグネタイト、ヘマタイ
ト、フェライト等の合金や化合物がある。この磁性粉の
含有量は現像剤組成物の重量に対して通常0.1〜50
重量%である。
【0030】さらに本発明の現像剤組成物は必要に応じ
て鉄粉、ガラスビーズ、ニッケル粉、フェライト粉等の
キャリア粒子と混合させて、電気的潜像の現像剤として
用いられる。本発明の現像剤組成物は種々の現像方法に
適用されうる。例えば、磁気ブラシ現像方法、カスケー
ド現像方法、導電性磁性トナーを用いる方法、高抵抗磁
性トナーを用いる方法、ファーブラシ現像方法、パウダ
ークラウド法、インプレッション現像法等がある。
【0031】
【実施例】以下、実施例及び比較例により、本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。
【0032】(1)結着樹脂の合成例 製造例1(結着樹脂−1) ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン5.0モル、ポリオキシ
エチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン5.0モル、テレフタル酸4.6モ
ル、イソフタル酸4.6モル、及び5.0gのジブチル
錫オキシドをガラス製の4つ口フラスコに入れ、温度
計、ステンレス製撹拌棒、流下式コンデンサー、及び窒
素導入管を取り付け、マントルヒーター中で窒素気流下
で、220℃にて3時間、240℃にて3時間、さらに
同温度で60mmHgの減圧にて2時間反応せしめて反応
を終了した。得られた樹脂は淡黄色の固体であり、酸価
が2.1KOHmg/g、高化式フローテスターによる
軟化点は、110℃、ガラス転移温度は66℃、GPC
より求めたMn,Mwは、それぞれ4200,1400
0であった。当該樹脂を結着樹脂−1とする。
【0033】製造例2〜7(結着樹脂−2〜7) 表1に示した原料組成にて製造例1と同様の操作を行
い、結着樹脂−2〜7を製造した。表1に得られた樹脂
の酸価,高化式フローテスターによる軟化点,ガラス転
移温度,及びMn,Mwを示す。
【0034】製造例8(結着樹脂−8) ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン1865gおよびポリオ
キシプロピレン(6)ソルビトール2.9gを、温度
計、ステンレス製撹拌棒、流下式コンデンサー、及び窒
素導入管を取り付けた3リットル容量のガラス製の4つ
口フラスコに入れた。フラスコをGLAS−COLマン
トルヒーターに支持した。窒素導入管を通じて、窒素ガ
スを流し、ポリオールブレンドを攪拌、反応容器中を不
活性雰囲気とした。次いでマントルヒーターを作動し、
ポリオールブレンドを50℃に加熱した。この温度でフ
マール酸628gおよびハイドロキノン1.25gを反
応容器に加えた。窒素ガスをBrooks Rotom
eter社製のSHO−RATEメーターの目盛で2.
5に調整した。反応物質を210℃で5時間加熱した。
エステル化反応により生じる水は生成と同時に除去さ
れ、210℃でさらに6.5時間保った。反応の進行
は、1時間毎に酸価を測定することによって追跡した。
反応の終点、即ち酸価が約20KOHmg/gになった
点で樹脂を室温まで冷却した。この樹脂の製造において
ヒドロキシル基とカルボキシル基の比は1対1である。
得られた樹脂について実施例1と同様の方法で評価し
た。その結果を表1に示す。当該樹脂を結着樹脂−8と
する。
【0035】製造例9(結着樹脂−9) ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン700gおよびテレフタ
ル酸97.2gを、温度計、ステンレス製撹拌棒、流下
式コンデンサー、及び窒素導入管を取り付けた1リット
ル容量のガラス製の4つ口フラスコに入れた。次いで、
フラスコをマントルヒーター中に置き、窒素導入管を通
じて、窒素ガスを流し、反応容器中を不活性雰囲気に保
ち、昇温した。0.05gのジブチル錫オキシドを加え
200℃に保ち反応させた後、無水ベンゼン1,2,4
−トリカルボン酸156gを加え、更に反応させた。環
球式軟化点での反応の進行を追跡し、軟化点が120℃
に達した時、反応を停止させ、室温まで冷却した。得ら
れた樹脂について実施例1と同様の方法で評価した。そ
の結果を表1に示す。当該樹脂は、架橋剤として無水ト
リメリット酸を酸成分中58モル%使用し、高密度に架
橋構造を導入した。オイルレスのヒートローラー定着用
現像剤組成物として開発されたものである。当該樹脂を
結着樹脂−9とする。
【0036】製造例10(結着樹脂−10) ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン490g、ポリオキシエ
チレン(2.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン195g、テレフタル酸188g、n−
ドデシル無水コハク酸26.8g及びエステル化触媒と
してオルソチタン酸ジイソプロピル0.8gを、温度
計、ステンレス製撹拌棒、流下式コンデンサー、及び窒
素導入管を取り付けた1リットル容量のガラス製の4つ
口フラスコに入れた。次いで、フラスコをマントルヒー
ター中に置き、窒素導入管を通じて、窒素ガスを流し、
反応容器中を不活性雰囲気に保ち、昇温した。攪拌しな
がら230℃に保って5時間反応させた後、酸価を測定
すると2.0KOHmg/gであった。更に200℃で
無水トリメリット酸78.8gを加え、約4時間反応せ
しめ、更に減圧下にて2時間反応し、環球式軟化点が1
15℃に達した時反応を終了させた。得られた樹脂につ
いて実施例1と同様の方法で評価した。その結果を表1
に示す。当該樹脂は、架橋剤として無水トリメリット酸
を使用し、かつ、分子側鎖に長鎖のアルキル基を導入
し、低温定着性に優れた高速のヒートローラー定着用現
像剤組成物として開発されたものである。当該樹脂を結
着樹脂−10とする。
【0037】製造例11(結着樹脂−11) ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン770g、ポリオキシエ
チレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン720g、テレフタル酸690g、1,
2,4−ベンゼントリカルボン酸トリ2−エチルヘキシ
ル120g、及びエステル化触媒としてジブチル錫オキ
シド2.4gを、温度計、ステンレス製撹拌棒、流下式
コンデンサー、及び窒素導入管を取り付けた2リットル
容量のガラス製の4つ口フラスコに入れた。次いで、フ
ラスコをマントルヒーター中に置き、窒素導入管を通じ
て、窒素ガスを流し、反応容器中を不活性雰囲気に保ち
なから、昇温させた。攪拌しながら210℃常圧に保っ
て8時間反応させた後、更に210℃減圧にて5時間反
応した。得られた樹脂について実施例1と同様の方法で
評価した。その結果を表1に示す。当該樹脂は、架橋剤
としてトリメリット酸のトリ−2−エチルヘキシルエス
テルを使用し、酸価を5KOHmg/g以下にコントロ
ールされた帯電性に優れた現像剤組成物として開発され
たものである。当該樹脂を結着樹脂−11とする。尚、
結着樹脂−5〜11は、比較例用の結着樹脂である。
【0038】
【表1】
【0039】表1中の略号は次の意味を表わす。 BPA−PO(2.2):ポリオキシプロピレン(2.
2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン BPA−EO(2.2):ポリオキシエチレン(2.
2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン BPA−EO(2.0):ポリオキシエチレン(2.
0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン ソルビトールPO(6):ソルビトールのプロピレンオ
キサイド6モル付加物 BPA−AO付加物 :ビスフェノールAのアルキレ
ンオキサイド付加物 H2 O%(KF法) :温度35℃、湿度85%RH
の環境下に24時間放置された時のカールフィッシャー
法により求める吸着水分量
【0040】(2)トナーの製造例 実施例1 下記組成の材料をヘンシェルミキサーで混合後、2軸押
し出し機にて溶融混合し、冷却後、通常の粉砕・分級工
程を経て平均粒径11μmのトナー1を調製した。 <組成> 結着樹脂−1 90部 カーボンブラック(#44:三菱化成工業社製) 7部 正帯電性荷電制御剤 (ボントロン N−01:オリエント化学社製) 3部
【0041】実施例2〜4 実施例1における結着樹脂−1を結着樹脂−2〜4に代
える以外は、全く同様の方法でトナー2〜4を調製し
た。
【0042】比較例1〜7 実施例1における結着樹脂−1を結着樹脂−5〜11に
代える以外は、全く同様の方法で比較トナー1〜7を調
製した。さらに、市販のスチレン/2−エチルヘキシル
アクリレート(84/16)よりなる樹脂を使用し、正
帯電処方の施されたトナーを比較トナー8とした。軟化
点は、135℃であった。
【0043】(3)トナー性能の評価 以上のトナー4重量部と、キャリアとしてTEFV20
0/300(鉄粉:パウダーテック(株)製)96重量
部からなる現像剤を調製し、市販のフラッシュ定着方式
を採用しているレーザプリンタを用いて画出しをおこな
った。定着機の設定条件は、静電容量160μFのコン
デンサを用い、充電電圧1700Vと1800Vに設定
し、これをフラッシュランプに印加した。 定着性評価;低面が15mm×7.5mmの砂消しゴムに5
00gの荷重を載せ、定着機を通して定着された画像の
上を2往復こすり、こする前後でマクベス社の反射濃度
計にて光学反射濃度を測定し、以下の定義により定着率
を求めた。一般的に70%以上が許容のレベルである。 定着率(%)=こすった後の画像濃度/こする前の画像
濃度×100
【0044】ボイドの有無;爆発定着によるボイドの発
生は、目視観察した。 白煙の有無;定着時にトナー像から出る白煙の発生は、
目視観察した。 臭いの評価;現像剤組成物に熱を加えた時の臭いについ
ては、以下の方法で評価した。140℃のホットプレー
ト上で、10gの現像剤組成物を1分間加熱し、10cm
離れた所で臭いをかぎ、10人中2人以下が、臭いを感
じたときは○、3〜5人のときは△、6人以上のときは
×とした。この評価で、10人中2人以下が臭いを感じ
るレベルでは、実際上のプリンターでは脱臭装置が設け
られているため問題にならない。
【0045】(4)評価結果 以上の評価結果を表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】表2から明らかなように本発明に係わるト
ナー1〜4については、樹脂の軟化点、ガラス転移温
度、分子量及び、使用モノマーが厳選されたものであ
り、フラッシュ定着時に於いて、定着率が良好であり、
ボイドと白煙の発生がなく、又臭い評価に於いても良好
であった。
【0048】しかし、以下に示すように比較トナーに於
いては、これらを同時に満足したものは得られなかっ
た。比較トナー1は、定着性、臭い評価は良好なもの
の、酸価が高い為吸着水分量が多いので白煙が発生し
た。比較トナー2は、軟化点が高すぎる為定着性に問題
があった。比較トナー3は、比較トナー1と同様に酸価
が高い為、吸着水分量が多いので白煙が発生し、又、ネ
オペンチルグリコールに起因する臭いがあった。比較ト
ナー4は、定着性は良好なものの分子量が低いのでボイ
ドが発生し、フマール酸に起因する臭いがあった。比較
トナー5は、高密度に架橋構造が導入され軟化点が高す
ぎる為、定着性に問題があった。比較トナー6は、比較
トナー1と同様に酸価が高い為、吸着水分量が多いので
白煙が発生し、又、n−ドデシル無水コハク酸に起因す
る臭いがあった。比較トナー7は、定着性、ボイド、臭
い評価は良好なものの、エステル交換反応で生成する2ー
エチルヘキサノールに起因する臭いがあった。比較トナ
ー8は、ヒートローラー定着機に使用されるものである
ため、定着不良であり、又、ビニルモノマーの臭いがき
つく評価に値しなかった。
【0049】
【発明の効果】本発明の現像剤組成物は、本質的に定着
性の優れたポリエステル樹脂を使用し、かつフラッシュ
定着時の高温状態に於いても分解しにくい成分を主成分
に使用している為、分解による臭い、白煙等の発生が少
ない。また樹脂の軟化点、ガラス転移温度、分子量がフ
ラッシュ定着に対して適当な領域にあるので、ボイドの
生成なしに定着が可能である。更に、高温多湿環境下に
おいても、吸着水分量が少ないので含有水分の蒸発及び
加水分解が誘発されず、低分子量成分の昇華と考えられ
る白煙の発生も少ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 哲也 和歌山県和歌山市打越町5−17 (56)参考文献 特開 昭63−193155(JP,A) 特開 平2−190866(JP,A) 特開 平3−122663(JP,A) 特開 昭63−148271(JP,A) 特開 昭61−284771(JP,A) 特開 平2−282759(JP,A) 特開 平3−96964(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともポリエステル樹脂を主成分と
    する結着樹脂、着色剤を含有してなる電子写真用現像剤
    組成物において、該ポリエステル樹脂が酸成分中の80
    モル%以上がフタル酸系ジカルボン酸からなる酸成分
    (ただし、カルボン酸成分の炭素数4を超えるアルキル
    エステルを除く)と、アルコール成分中の80モル%以
    上がビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物から
    なるアルコール成分から得られ、該ポリエステル樹脂の
    酸価が10.0KOHmg/g以下、高化式フローテス
    ターによる軟化点が95.0℃以上125.0℃以下、
    およびDSCより求めるガラス転移温度が50.0℃以
    上80.0℃以下であって、フラッシュ定着時に臭いが
    実質的に生じないものである事を特徴とするフラッシュ
    定着用電子写真用現像剤組成物。
  2. 【請求項2】 ポリエステル樹脂の数平均分子量が、3
    000以上6000以下、および重量平均分子量が10
    000以上500000以下である請求項1記載のフラ
    ッシュ定着用電子写真用現像剤組成物。
  3. 【請求項3】 ポリエステル樹脂が温度35℃および湿
    度85%RHの環境下に24時間放置された時のカール
    フィッシャー法により求める吸着水分量が、0.7%以
    下である請求項1又は2記載のフラッシュ定着用電子写
    真用現像剤組成物。
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