JP5298464B2 - 画像形成用のトナー、2成分系現像剤、トナー容器、現像装置及び画像形成方法 - Google Patents
画像形成用のトナー、2成分系現像剤、トナー容器、現像装置及び画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5298464B2 JP5298464B2 JP2007150918A JP2007150918A JP5298464B2 JP 5298464 B2 JP5298464 B2 JP 5298464B2 JP 2007150918 A JP2007150918 A JP 2007150918A JP 2007150918 A JP2007150918 A JP 2007150918A JP 5298464 B2 JP5298464 B2 JP 5298464B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- image
- parts
- polyester resin
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
前記着色剤は下記構造式(A)で表されるモノアゾ顔料を主成分とし、着色剤中の前記モノアゾ顔料以外の物質の含有量は、前記モノアゾ顔料の質量基準で、(1)ベンズアニリドが100ppm以下、(2)下記構造式(B)で表されるβ−ナフトール誘導体が2.0〜4.0%、(3)下記構造式(C)で表されるナフトエ酸誘導体が50ppm以下、(4)誘導結合プラズマ発光分光分析法による定量分析における5%メタノール溶液に可溶なナトリウム(Na)分が1000μg/g以下、(5)イオンクロマトグラフ法による定量分析における5%メタノール溶液に可溶な塩素(Cl)分が1000μg/g以下であることを特徴とするトナーである。
HPLC:日本分光製2085 plus型
カラム:CAPCELL PAK C18UG120(4.6mmID×250mm)
カラム温度:40℃
測定波長:254nm
流量:1.0ml/min
注入量:20μl
検量線の作成:各成分の標準溶液をモノアゾ顔料測定と同様に測定し検量線を作成した。
ICP−AES法により検液中のNaの定量分析を行い、イオンクロマトグラフ法により検液中のClの定量分析を行った。
ICP-AES:SIIナノテクノロジー社製SPS5100型
イオンクロマトグラフ:ダイオネクス社製DX−500型
本発明において使用されるモノアゾ顔料は、アニリン誘導体をジアゾニウム化し、これにカプラー成分としてN−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボキシアミドをジアゾカップリングさせて製造することができる。ベンズアニリド、β-ナフトール誘導体、ナフトエ酸、塩素、ナトリウムをそれぞれ所定の範囲とするには、各組成物の比率、反応条件、精製割合によりコントロールする。
以下に実施例および比較例を挙げて本発明について具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。また、以下の例おいて、部および%は、特に断りのない限り質量基準である。
35%塩酸10.2部に水80部を加えた溶液に、3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド6.1部を溶解させた後、氷30部を加え0〜3℃に冷却する。この溶液に亜硝酸ナトリウム1.8部を水7部に溶解した溶液を加え、5℃以下で30分攪拌を行った後、過剰の亜硝酸をスルファミン酸で消去し、水200部、酢酸ナトリウム2部を加えてジアゾニウム溶液を作製した。一方、N−(5−クロロ−2−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボキシアミド7.5部にロート油0.75部、水75部、水酸化ナトリウム2.8部を加えて分散した後、95℃に加熱溶解する。溶解後、水100部を加えて希釈し、これをカプラー溶液とする。作製しておいたジアゾニウム溶液にカプラー溶液を40分かけて滴下した後、1時間攪拌を続けカップリング反応を完結させる。次いで、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル0.7部を加えて90℃に加熱し、この温度で1時間放置した後、ろ過、水洗、乾燥、粉砕して13.6部のモノアゾ顔料を得た。なお、原材料比率、反応条件、水洗度合いを調整して、微量成分顔料の異なるモノアゾ顔料(マゼンタ顔料ともいう。)M−1〜M−10を合成した。表1にモノアゾ顔料(マゼンタ顔料ともいう。)M−1〜M−10の微量成分顔料を示した。なお、本発明のトナー用の着色剤としては、M−1〜M−3が適用できる。
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールA・EO2モル付加物420部、ビスフェノールA・PO2モル付加物300部、テレフタル酸200部、フマル酸50部、及び重縮合触媒としてジブチルスズオキサイド3部を加え、窒素気流下200℃で生成する水を留去しながら8時間反応させた。次いで、5〜20mmHgの減圧下で反応させ、酸価が7になった時点で取り出し、室温まで冷却後、粉砕して線状ポリエステル樹脂PES−1を得た。PES−1はTHF不溶分を含有しておらず、その酸価は7、水酸基価は18、ガラス転移点Tgは61℃、軟化点は102℃、数平均分子量は3100、重量平均分子量10500、ピークトップ分子量は4500であった。
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールA・EO2モル付加物400部、ビスフェノールA・PO2モル付加物300部、テレフタル酸270部、フマル酸85部及び重縮合触媒としてジブチルスズオキサイド2部を加え、200℃で窒素気流下に生成する水を留去しながら12時間反応させた。次いで5〜20mmHgの減圧下に反応させ、酸価が38になった時点で取り出し、室温まで冷却後粉砕して線状ポリエステル樹脂PES−2を得た。PES−2はTHF不溶分を含有しておらず、その酸価は38、水酸基価は25、Tgは58℃、軟化点は107℃、数平均分子量は6000、重量平均分子量は2200、ピークトップ分子量は9800であった。
冷却管、攪拌機及び窒素導入菅の付いた反応槽中に、ビスフェノールA・EO2モル付加物400部、ビスフェノールA・PO3モル付加物280部、テレフタル酸300部、無水フタル酸35部及び重縮合触媒としてジブチルスズオキサイド1.5部を加え、220℃で窒素気流下に生成する水を留去しながら12時間反応させた。次いで5〜20mmHgの減圧下に反応させ、酸価が2以下になった時点で180℃に冷却し、無水トリメリット酸60部を加え、常圧密閉下2時間反応後取り出し、室温まで冷却後、粉砕して非線状ポリエステル樹脂PES−3を得た。PES−3はTHF不溶分を6%含有しており、その酸価は20、水酸基価は47、Tgは64℃、軟化点132℃、数平均分子量は4400、重量平均分子量は82000、ピークトップ分子量は10800であった。
測定条件
サンプル容器:アルミニウム製サンプルパン(フタあり)
サンプル量:5mg
リファレンス:アルミニウム製サンプルパン(アルミナ10mg)
雰囲気:窒素(流量50ml/min)
温度条件
開始温度:20℃
昇温速度:10℃/min
終了温度:150℃
保持時間:なし
降温温度:10℃/min
終了温度:20℃
保持時間:なし
昇温速度:10℃/min
終了温度:150℃
。
線状ポリエステル樹脂PES−1を使用して、顔料、ポリエステル樹脂、純水を1:1:0.5の割合で、混合し、2本ロールにより混練した。混練を70℃で行い、その後、ロール温度を120℃まで上げて、水を蒸発させマスターバッチを作製した。
・マスターバッチ(MB−1)の組成
バインダー樹脂(線状ポリエステル樹脂:PES−1) 100部
マゼンタ顔料(M−1) 100部
純水 50部
。
現像剤1:
線状ポリエステル樹脂(PES−1) 70部
マスターバッチ(MB−1) 23部
LR−147(日本カーリット) 2部
低分子量ポリプロピレンワックス 5部
上記組成の材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し体積平均粒径が5.5μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製] 1.0部をサンプルミルにて混合して、本発明のトナー1を得た。本発明のトナー1と平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し本発明の現像剤1を得た。
現像剤2:
線状ポリエステル樹脂(PES−1) 70部
マスターバッチ(MB−2) 23部
LR−147(日本カーリット) 2部
低分子量ポリプロピレンワックス 5部
上記組成の材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し体積平均粒径が4.5μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製] 2.0部をサンプルミルにて混合して、本発明のトナー2を得た。本発明のトナー2と平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度6%で混合し本発明の現像剤2を得た。
現像剤3:
線状ポリエステル樹脂(PES−1) 70部
マスターバッチ(MB−3) 23部
LR−147(日本カーリット) 2部
低分子量ポリプロピレンワックス 5部
上記組成の材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し体積平均粒径が6.5μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製] 1.0部をサンプルミルにて混合して、本発明のトナー3を得た。本発明のトナー3と平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し本発明の現像剤3を得た。
現像剤4:
線状ポリエステル樹脂(PES−1) 55部
非線状ポリエステル樹脂(PES−3) 15部
マスターバッチ(MB−3) 23部
LR−147(日本カーリット) 2部
低分子量ポリプロピレンワックス 5部
上記組成の材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し体積平均粒径が6.5μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製] 1.0部をサンプルミルにて混合して、本発明のトナーを得た。本発明のトナーと平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し本発明の現像剤を得た。
現像剤5:
線状ポリエステル樹脂(PES−1) 55部
非線状ポリエステル樹脂(PES−3) 15部
マスターバッチ(MB−3) 23部
LR−147(日本カーリット) 2部
カルナウバワックス(酸価:5mgKOH/g) 5部
上記組成の材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し体積平均粒径が6.5μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製] 1.0部をサンプルミルにて混合して、本発明のトナーを得た。本発明のトナーと平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し本発明の現像剤を得た。
現像剤6:
線状ポリエステル樹脂(PES−2) 35部
非線状ポリエステル樹脂(PES−3) 35部
マスターバッチ(MB−3) 23部
E−84(オリエント化学社:サリチル酸亜鉛) 2部
カルナウバワックス(酸価:5mgKOH/g) 5部
上記組成の材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し体積平均粒径が6.5μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製] 1.0部をサンプルミルにて混合して、本発明のトナーを得た。本発明のトナーと平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し本発明の現像剤を得た。
現像剤7:
線状ポリエステル樹脂(PES−1) 70部
マスターバッチ(MB−4) 23部
LR−147(日本カーリット) 2部
低分子量ポリプロピレンワックス 5部
上記組成の材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し体積平均粒径が6.5μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製] 1.0部をサンプルミルにて混合して、本発明のトナーを得た。本発明のトナーと平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し本発明の現像剤を得た。
現像剤8:
線状ポリエステル樹脂(PES−1) 70部
マスターバッチ(MB−5) 23部
LR−147(日本カーリット) 2部
低分子量ポリプロピレンワックス 5部
上記組成の材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し体積平均粒径が6.5μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製] 1.0部をサンプルミルにて混合して、本発明のトナーを得た。本発明のトナーと平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し本発明の現像剤を得た。
現像剤9:
線状ポリエステル樹脂(PES−1) 70部
マスターバッチ(MB−6) 23部
LR−147(日本カーリット) 2部
低分子量ポリプロピレンワックス 5部
上記組成の材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し体積平均粒径が6.5μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製] 1.0部をサンプルミルにて混合して、本発明のトナーを得た。本発明のトナーと平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し本発明の現像剤を得た。
現像剤10:
線状ポリエステル樹脂(PES−1) 70部
マスターバッチ(MB−7) 23部
LR−147(日本カーリット) 2部
低分子量ポリプロピレンワックス 5部
上記組成の材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し体積平均粒径が6.5μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製] 1.0部をサンプルミルにて混合して、本発明のトナーを得た。本発明のトナーと平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し本発明の現像剤を得た。
現像剤11:
線状ポリエステル樹脂(PES−1) 70部
マスターバッチ(MB−8) 23部
LR−147(日本カーリット) 2部
低分子量ポリプロピレンワックス 5部
上記組成の材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し体積平均粒径が6.5μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製] 1.0部をサンプルミルにて混合して、本発明のトナーを得た。本発明のトナーと平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し本発明の現像剤を得た。
現像剤12:
線状ポリエステル樹脂(PES−1) 70部
マスターバッチ(MB−9) 23部
LR−147(日本カーリット) 2部
低分子量ポリプロピレンワックス 5部
上記組成の材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し体積平均粒径が6.5μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製] 1.0部をサンプルミルにて混合して、本発明のトナーを得た。本発明のトナーと平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し本発明の現像剤を得た。
現像剤13:
線状ポリエステル樹脂(PES−1) 70部
マスターバッチ(MB−10) 23部
LR−147(日本カーリット) 2部
低分子量ポリプロピレンワックス 5部
上記組成の材料をへンシェルミキサ[三井三池化工機(株)製FM10B]を用いて予備混合した後、ニ軸混練機[(株)池貝製 PCM−30]で混練した。ついで超音速ジェット粉砕機ラボジェット[日本ニューマチック工業(株)製]を用いて微粉砕した後、気流分級機[日本ニューマチック工業(株)製 MDS−I]で分級し体積平均粒径が6.5μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子100部にコロイダルシリカ[H−2000:クラリアント(株)製] 1.0部をサンプルミルにて混合して、本発明のトナーを得た。本発明のトナーと平均粒径50μmのシリコーンコートキャリアをトナー濃度5%で混合し本発明の現像剤を得た。
・耐ホットオフセット性
リコー製カラー複写機imagio neo C600Pro(加熱無端ベルトを含む定着ローラと加圧ローラによる定着装置を装備している。)を改造し、定着ベルトには、オイルを塗布しない条件とした。定着ベルトの温度を5℃ずつ変化させ、オフセットの発生し始める温度(光沢が低下し始める温度)を測定した。転写紙はリコーフルカラーPPC用紙タイプ6000<70W>を用いた。評価結果は以下の表2に示した。
上記リコー製カラー複写機imagio neo C600Pro改造機を用いて、0.80±0.05mg/cm2の付着量でトナーが現像される様に調整を行ない、定着ベルト表面温度が160℃の時のベタ画像サンプルの光沢度を、日本電色工業株式会社製のグロスメーターを用いて、入射角度60°の条件で計測した。評価結果は以下の表2に示した。
耐ホットオフセット性の評価に用いたリコー製カラー複写機imagio neo C600Pro改造機を用い、定着ベルトの温度を5℃ずつ変化させ、コピーを行い定着画像を得る。このとき0.40±0.05mg/cm2のトナーが現像される様に調整を行なう。定着後の画像にメンデイングテープ(3M社製)を貼り、一定の圧力を掛けた後、ゆっくり引き剥がす。その前後の画像濃度をマクベス濃度計により測定し、次式にて定着率を算出する。定着ローラの温度を段階的に下げて、下記式で示す定着率が80%以下となるときの温度を定着温度とする。評価結果は表2に示した。
定着率(%)=(テープ引剥がし後の画像濃度)/(テープ付着前の画像濃度)×100
・退色性
リコー製カラー複写機imagio neo C600Pro機を用いてA4サイズの用紙全面に0.80±0.05mg/cm2の付着量でトナーを現像し160℃で定着する。(2枚作成)この画像サンプル2枚の半分を黒紙により遮光する。一枚は、キセノンテスター(XW−150)にて100時間照射する。もう一枚は、キセノンテスター(XW−150)にて照射しながら1時間水噴霧+1時間乾燥を12回繰り返す。退色性評価はΔEで表わす。
ΔE=(ΔL2+Δa2+Δb2)1/2
L、a、bはX−Rit938にて測定。
評価結果は表2に示した。なお、100時間照射はΔE1、水噴射12回繰り返しはΔE2として表す。
R2:加圧ローラ
R3:定着補助ローラ
B:定着ベルト
G:記録部材
D:トナー
1:現像装置
2:トナー収納容器
3:トナー送流手段
4:ハウジング
5、6:攪拌スクリュー
7:現像ローラ
8:感光体
9:ドクターブレード
Claims (8)
- 少なくとも着色剤、ポリエステル樹脂及び離型剤を含有する画像形成用のトナーであって、
前記着色剤は下記構造式(A)で表されるモノアゾ顔料を主成分とし、着色剤中の前記モノアゾ顔料以外の物質の含有量は、前記モノアゾ顔料の質量基準で、
(1)ベンズアニリドが100ppm以下、
(2)下記構造式(B)で表されるβ−ナフトール誘導体が2.0〜4.0%、
(3)下記構造式(C)で表されるナフトエ酸誘導体が50ppm以下、
(4)誘導結合プラズマ発光分光分析法による定量分析における5%メタノール溶液に可溶なナトリウム(Na)分が1000μg/g以下、
(5)イオンクロマトグラフ法による定量分析における5%メタノール溶液に可溶な塩素(Cl)分が1000μg/g以下
であることを特徴とするトナー。
- 前記ポリエステル樹脂は、線状ポリエステル樹脂と非線状ポリエステル樹脂とからなることを特徴とする請求項1記載のトナー。
- 前記離型剤は、カルナウバワックス、モンタンワックス及び酸化ライスワックスのうち少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー。
- サリチル酸亜鉛を含み、前記ポリエステル樹脂の酸価が10mgKOH/g以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のトナー。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載のトナーとキャリアとを含有することを特徴とする二成分系現像剤。
- 電子写真方式の画像形成装置にトナーを供給するトナー容器であって、
請求項1〜4のいずれか一項に記載のトナーを充填したことを特徴とする画像形成用のトナー容器。 - 電子写真方式の画像形成装置において、感光体表面に形成された潜像にトナーを付着させて現像する現像装置であって、
現像用トナーとして請求項1〜4のいずれか一項に記載のトナーを使用したことを特徴とする現像装置。 - 帯電した感光体表面に光照射して潜像を形成し、形成された潜像をトナーによりトナー像に現像し、現像されたトナー像を記録部材に転写し、記録部材に転写されたトナー像を記録部材上に定着する電子写真方式の画像形成方法において、
前記トナー像に現像するトナーは、請求項1〜4のいずれか一項に記載のトナーであり、
前記トナー像の定着は、有端もしくは無端のベルトを含む加熱部材と加圧部材とにより記録部材を加熱圧着することを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007150918A JP5298464B2 (ja) | 2007-06-06 | 2007-06-06 | 画像形成用のトナー、2成分系現像剤、トナー容器、現像装置及び画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007150918A JP5298464B2 (ja) | 2007-06-06 | 2007-06-06 | 画像形成用のトナー、2成分系現像剤、トナー容器、現像装置及び画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008304648A JP2008304648A (ja) | 2008-12-18 |
JP5298464B2 true JP5298464B2 (ja) | 2013-09-25 |
Family
ID=40233441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007150918A Active JP5298464B2 (ja) | 2007-06-06 | 2007-06-06 | 画像形成用のトナー、2成分系現像剤、トナー容器、現像装置及び画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5298464B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013076997A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-25 | Ricoh Co Ltd | 電子写真画像形成用トナー、電子写真画像形成用トナーの製造方法、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ |
JP6481526B2 (ja) * | 2015-06-19 | 2019-03-13 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
JP2020148822A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3870050B2 (ja) * | 2000-09-01 | 2007-01-17 | キヤノン株式会社 | マゼンタトナー及び画像形成方法 |
JP4107817B2 (ja) * | 2000-09-29 | 2008-06-25 | 株式会社リコー | 画像形成用トナー、画像形成方法及び画像形成装置 |
-
2007
- 2007-06-06 JP JP2007150918A patent/JP5298464B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008304648A (ja) | 2008-12-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4458979B2 (ja) | フルカラートナー及び画像形成方法 | |
JP4416965B2 (ja) | 静電荷像現像用カラートナー及び定着方法、トナー容器、画像形成装置 | |
JP4175505B2 (ja) | 静電荷像現像用カラートナー | |
JP4755553B2 (ja) | 非磁性トナー、並びに画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP4708129B2 (ja) | 画像形成用トナー及びその製造方法と現像剤並びにこれを用いた画像形成方法と画像形成装置 | |
JP5322914B2 (ja) | トナー用ワックス、電子写真用トナー、及び現像剤 | |
US6964835B2 (en) | Toner and image forming method using the toner | |
JP2010217260A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JPH10268572A (ja) | イエロー現像剤 | |
JP6032529B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2007078906A (ja) | 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 | |
JP5298464B2 (ja) | 画像形成用のトナー、2成分系現像剤、トナー容器、現像装置及び画像形成方法 | |
JP2006259431A (ja) | トナー及び画像形成装置、プロセスカートリッジ | |
JP2002278164A (ja) | 電子写真用トナー、現像剤及び画像形成方法 | |
JP2002351133A (ja) | 静電荷像現像用トナー、画像形成方法および画像形成装置 | |
JP2005099726A (ja) | 画像形成用トナー、トナー容器、二成分現像剤、画像形成方法およびプロセスカートリッジ | |
JP2003057864A (ja) | 一成分トナー及び画像形成方法 | |
JP5252180B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 | |
JP3948856B2 (ja) | 非磁性一成分系トナー | |
JP2006072262A (ja) | 2成分現像用トナー及びプロセスカートリッジ、画像形成方法、画像形成装置 | |
JP2006030685A (ja) | オイルレスカラートナー画像形成装置及び形成方法 | |
JP2023097069A (ja) | トナー、画像形成装置、画像形成方法、及び印刷物の製造方法 | |
JP2002278160A (ja) | 電子写真用トナー、現像剤及び画像形成方法 | |
JP2004163846A (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP5365776B2 (ja) | 画像形成用トナーとその一成分現像剤または二成分現像剤、並びにトナーを用いた画像形成方法、画像形成装置およびプロセスカートリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120313 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120507 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130226 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130521 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130603 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5298464 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |